JPH06292342A - スピンドルモータ - Google Patents
スピンドルモータInfo
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- JPH06292342A JPH06292342A JP9852593A JP9852593A JPH06292342A JP H06292342 A JPH06292342 A JP H06292342A JP 9852593 A JP9852593 A JP 9852593A JP 9852593 A JP9852593 A JP 9852593A JP H06292342 A JPH06292342 A JP H06292342A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブラケットまたはベースの内外を確実にシー
ルすることができ、エアリークを防止することのできる
スピンドルモータを提供する。 【構成】 ブラケット1に貫通支持されてこれに直交し
たシャフト5と、シャフト5に一対の軸受6,7を介し
て回転自在に支持されたロータハブ8と、ロータハブ8
に装着されたロータマグネット10と、ロータマグネッ
ト10に対向してシャフト5に配設されたステータ11
とを備え、シャフト5に、ステータ11からのリード線
16をブラケット1の裏面側に導出する挿通孔17形成
し、ブラケット1の裏面のシャフト5の近傍に、挿通孔
17より導出したリード線16が案内される凹溝18,
19を形成し、ブラケット1の裏面に、凹溝18,19
の内面に位置しリード線17の端部が接続される端子部
23,24と、凹溝18,19及びシャフト5の端部を
包囲する環状の包囲部26とからなるフレキシブル回路
基板22を貼着し、ブラケット1の裏面に、少なくとも
包囲部26の全面を覆ったシール部材29を貼着する。
ルすることができ、エアリークを防止することのできる
スピンドルモータを提供する。 【構成】 ブラケット1に貫通支持されてこれに直交し
たシャフト5と、シャフト5に一対の軸受6,7を介し
て回転自在に支持されたロータハブ8と、ロータハブ8
に装着されたロータマグネット10と、ロータマグネッ
ト10に対向してシャフト5に配設されたステータ11
とを備え、シャフト5に、ステータ11からのリード線
16をブラケット1の裏面側に導出する挿通孔17形成
し、ブラケット1の裏面のシャフト5の近傍に、挿通孔
17より導出したリード線16が案内される凹溝18,
19を形成し、ブラケット1の裏面に、凹溝18,19
の内面に位置しリード線17の端部が接続される端子部
23,24と、凹溝18,19及びシャフト5の端部を
包囲する環状の包囲部26とからなるフレキシブル回路
基板22を貼着し、ブラケット1の裏面に、少なくとも
包囲部26の全面を覆ったシール部材29を貼着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてディスク(磁
気ディスク、光ディスク)等を回転させるために使用さ
れるスピンドルモータに関する。
気ディスク、光ディスク)等を回転させるために使用さ
れるスピンドルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピンドルモータは、ディスク
駆動装置に装着されるブラケットにシャフトを植設し、
このシャフトの外周に一対の軸受を介してロータを回転
自在に支持すると共に、ロータの内周面にロータマグネ
ットを装着し、このロータマグネットに対向してシャフ
トの外周にステータを配設している。
駆動装置に装着されるブラケットにシャフトを植設し、
このシャフトの外周に一対の軸受を介してロータを回転
自在に支持すると共に、ロータの内周面にロータマグネ
ットを装着し、このロータマグネットに対向してシャフ
トの外周にステータを配設している。
【0003】前記シャフトには、ステータからのリード
線が挿通する挿通孔がステータの近傍からブラケットの
裏面におけるシャフトの端面にまで形成され、ステータ
からのリード線がブラケットの裏面に導出されている。
線が挿通する挿通孔がステータの近傍からブラケットの
裏面におけるシャフトの端面にまで形成され、ステータ
からのリード線がブラケットの裏面に導出されている。
【0004】また、前記ブラケットの裏面の前記シャフ
トの近傍には、前記シャフトの挿通孔より導出したリー
ド線が案内される凹溝が形成され、シャフトの端部に凹
溝に開口する切欠が形成され、この切欠を通ってリード
線が凹溝に案内される。
トの近傍には、前記シャフトの挿通孔より導出したリー
ド線が案内される凹溝が形成され、シャフトの端部に凹
溝に開口する切欠が形成され、この切欠を通ってリード
線が凹溝に案内される。
【0005】そして、凹溝の内面にフレキシブル回路基
板の端子部が貼着され、凹溝に案内されたリード線の端
部が端子部に半田付けにて接続される。
板の端子部が貼着され、凹溝に案内されたリード線の端
部が端子部に半田付けにて接続される。
【0006】この場合、挿通孔を介してブラケットの内
外つまりモータの内外が連通されるため、ブラケットの
裏面にシール部材が貼着され、外部の塵埃等がモータ内
部に侵入しないようにしている。
外つまりモータの内外が連通されるため、ブラケットの
裏面にシール部材が貼着され、外部の塵埃等がモータ内
部に侵入しないようにしている。
【0007】一方、近年では、モータの小型化に伴い、
ディスク駆動装置のベースに一体にモータ部を組み込む
ようにしたスピンドルモータが出現している。
ディスク駆動装置のベースに一体にモータ部を組み込む
ようにしたスピンドルモータが出現している。
【0008】すなわち、ディスク駆動装置のベースにロ
ータとステータとを備えたモータ部を支持する一方、ベ
ースに透設されたコネクタ用取付孔にコネクタを挿着
し、モータ部のコイル線が接続されこのモータ部よりベ
ース面に沿って導出されたフレキシブル回路基板の端部
をコネクタに接続するようにしている。
ータとステータとを備えたモータ部を支持する一方、ベ
ースに透設されたコネクタ用取付孔にコネクタを挿着
し、モータ部のコイル線が接続されこのモータ部よりベ
ース面に沿って導出されたフレキシブル回路基板の端部
をコネクタに接続するようにしている。
【0009】この場合、コネクタには外周にフランジ部
が設けられ、また、取付孔の内周縁にはフランジ部が係
合する段付部が設けられ、段付部にフランジ部を載置し
てコネクタが取付孔に挿着される。
が設けられ、また、取付孔の内周縁にはフランジ部が係
合する段付部が設けられ、段付部にフランジ部を載置し
てコネクタが取付孔に挿着される。
【0010】そして、取付孔内のフランジ部の外周部に
接着剤が充填され、コネクタのベースへの固定と、コネ
クタ,取付孔間のシールとが同時に行われている。
接着剤が充填され、コネクタのベースへの固定と、コネ
クタ,取付孔間のシールとが同時に行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シャフトに
通したリード線をブラケットの裏面に導出する構成のス
ピンドルモータにあっては、ブラケットは通常アルミダ
イキャストにより構成され、ブラケットのディスク駆動
装置への取付面のみを切削加工してロータのハブに固定
されたディスクとディスク駆動装置の磁気ヘッドとの間
の精度を出すため、ブラケットの裏面はアルミダイキャ
ストの地肌のままとなっている。
通したリード線をブラケットの裏面に導出する構成のス
ピンドルモータにあっては、ブラケットは通常アルミダ
イキャストにより構成され、ブラケットのディスク駆動
装置への取付面のみを切削加工してロータのハブに固定
されたディスクとディスク駆動装置の磁気ヘッドとの間
の精度を出すため、ブラケットの裏面はアルミダイキャ
ストの地肌のままとなっている。
【0012】このため、このブラケットの裏面に直接シ
ール部材を貼着する従来のスピンドルモータにあって
は、ブラケットの裏面とシール部材との間にわずかな隙
間が生じ易く、エアリークを発生する危険が大である。
ール部材を貼着する従来のスピンドルモータにあって
は、ブラケットの裏面とシール部材との間にわずかな隙
間が生じ易く、エアリークを発生する危険が大である。
【0013】一方、ベース一体型のスピンドルモータに
あっては、ベースの取付孔に挿着したコネクタの外周部
に接着剤を充填してシール等を行っているが、この接着
剤としては、通常UV(紫外線)硬化型接着剤が用いら
れる。
あっては、ベースの取付孔に挿着したコネクタの外周部
に接着剤を充填してシール等を行っているが、この接着
剤としては、通常UV(紫外線)硬化型接着剤が用いら
れる。
【0014】ところが、コネクタの外周部に充填された
接着剤は、UVが照射される以前に取付孔の段付部とフ
ランジ部との隙間に流入し易く、しかも段付部とフラン
ジ部との隙間に入った接着剤には容易にUVが照射せ
ず、未硬化のままとなり、接着剤の流出を招く問題があ
る。
接着剤は、UVが照射される以前に取付孔の段付部とフ
ランジ部との隙間に流入し易く、しかも段付部とフラン
ジ部との隙間に入った接着剤には容易にUVが照射せ
ず、未硬化のままとなり、接着剤の流出を招く問題があ
る。
【0015】さらに、接着剤が硬化した後は、この硬化
接着剤と取付孔の内面との間に隙間を生じ易く、ベース
の内外が連通され、エアリークを生じる問題がある。
接着剤と取付孔の内面との間に隙間を生じ易く、ベース
の内外が連通され、エアリークを生じる問題がある。
【0016】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、ブラケットまたはベースの内外を確実にシー
ルすることができ、エアリークを防止することのできる
スピンドルモータを提供することにある。
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、ブラケットまたはベースの内外を確実にシー
ルすることができ、エアリークを防止することのできる
スピンドルモータを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1のスピンドルモータにおいては、ブラ
ケットに貫通支持されてこれに直交したシャフトと、シ
ャフトに一対の軸受を介して回転自在に支持されたロー
タと、ロータに装着されたロータマグネットと、ロータ
マグネットに対向してシャフトに配設されたステータと
を備え、シャフトに、ステータからのリード線が挿通す
る挿通孔をステータの近傍からブラケットの裏面に渡っ
て形成し、ブラケットの裏面のシャフトの近傍に、シャ
フトの挿通孔より導出したリード線が案内される凹溝を
形成し、ブラケットの裏面に、凹溝の内面に位置しリー
ド線の端部が接続される端子部と、凹溝及びシャフトの
端部を包囲する環状の包囲部とからなるフレキシブル回
路基板を貼着し、ブラケットの裏面に、少なくとも包囲
部の全面を覆ったシール部材を貼着したものである。
に、本発明の第1のスピンドルモータにおいては、ブラ
ケットに貫通支持されてこれに直交したシャフトと、シ
ャフトに一対の軸受を介して回転自在に支持されたロー
タと、ロータに装着されたロータマグネットと、ロータ
マグネットに対向してシャフトに配設されたステータと
を備え、シャフトに、ステータからのリード線が挿通す
る挿通孔をステータの近傍からブラケットの裏面に渡っ
て形成し、ブラケットの裏面のシャフトの近傍に、シャ
フトの挿通孔より導出したリード線が案内される凹溝を
形成し、ブラケットの裏面に、凹溝の内面に位置しリー
ド線の端部が接続される端子部と、凹溝及びシャフトの
端部を包囲する環状の包囲部とからなるフレキシブル回
路基板を貼着し、ブラケットの裏面に、少なくとも包囲
部の全面を覆ったシール部材を貼着したものである。
【0018】また、前記目的を達成するために、本発明
の第2のスピンドルモータにおいては、ベースにロータ
とステータとを備えたモータ部を支持し、ベースのモー
タ部から離れた位置にコネクタ用取付孔を透設すると共
に、取付孔にコネクタを挿着し、モータ部のコイル線が
接続されモータ部よりベース面に沿って導出されたフレ
キシブル回路基板の端部をコネクタに接続し、コネクタ
の外周にフランジ部を設けると共に、取付孔の内周縁に
フランジ部が係合する段付部を設け、段付部の表面に粘
着剤層を形成し、この粘着剤層上にフランジ部を載置し
てコネクタを取付孔に挿着し、かつ、取付孔内のフラン
ジ部の外周部に接着剤を充填したものである。
の第2のスピンドルモータにおいては、ベースにロータ
とステータとを備えたモータ部を支持し、ベースのモー
タ部から離れた位置にコネクタ用取付孔を透設すると共
に、取付孔にコネクタを挿着し、モータ部のコイル線が
接続されモータ部よりベース面に沿って導出されたフレ
キシブル回路基板の端部をコネクタに接続し、コネクタ
の外周にフランジ部を設けると共に、取付孔の内周縁に
フランジ部が係合する段付部を設け、段付部の表面に粘
着剤層を形成し、この粘着剤層上にフランジ部を載置し
てコネクタを取付孔に挿着し、かつ、取付孔内のフラン
ジ部の外周部に接着剤を充填したものである。
【0019】
【作用】前述したスピンドルモータにあっては、第1の
スピンドルモータの場合、シャフトよりブラケットの裏
面側に導出したリード線の端部を凹溝に貼着したフレキ
シブル回路基板の端子部に接続し、ブラケットの裏面に
シール部材を貼着してこのシール部材により包囲部の全
面を覆うようにしたため、シール部材のブラケット裏面
に対する接着面が平滑となり、密着性良く接着され、エ
アリークが確実に防止される。
スピンドルモータの場合、シャフトよりブラケットの裏
面側に導出したリード線の端部を凹溝に貼着したフレキ
シブル回路基板の端子部に接続し、ブラケットの裏面に
シール部材を貼着してこのシール部材により包囲部の全
面を覆うようにしたため、シール部材のブラケット裏面
に対する接着面が平滑となり、密着性良く接着され、エ
アリークが確実に防止される。
【0020】また、第2のスピンドルモータの場合、コ
ネクタの外周のフランジ部をベースにおける取付孔の段
付部に粘着剤層を介して載置してコネクタを取付孔に挿
着したため、段付部が粘着剤層に密着性良く接着される
と共に、コネクタも粘着剤層に密着性良く接着され、ベ
ースの内外が確実にシールされる上、取付孔内のフラン
ジ部の外周部に充填された接着剤が段付部とフランジ部
との隙間に流入することはなく、この接着剤がUV硬化
型接着剤の場合にはUV照射により確実に硬化し、接着
剤の流出の危険がない。
ネクタの外周のフランジ部をベースにおける取付孔の段
付部に粘着剤層を介して載置してコネクタを取付孔に挿
着したため、段付部が粘着剤層に密着性良く接着される
と共に、コネクタも粘着剤層に密着性良く接着され、ベ
ースの内外が確実にシールされる上、取付孔内のフラン
ジ部の外周部に充填された接着剤が段付部とフランジ部
との隙間に流入することはなく、この接着剤がUV硬化
型接着剤の場合にはUV照射により確実に硬化し、接着
剤の流出の危険がない。
【0021】
【実施例】実施例につき、図面を用いて説明する。ま
ず、請求項1に対応する実施例1を図1ないし図3を用
いて説明する。
ず、請求項1に対応する実施例1を図1ないし図3を用
いて説明する。
【0022】図1はスピンドルモータの裏面図であり、
また、図2はスピンドルモータの断面構成を示したもの
である。
また、図2はスピンドルモータの断面構成を示したもの
である。
【0023】ディスク駆動装置に装着されるブラケット
1はアルミダイキャストにより円形皿状に形成され、外
周のフランジ部2の下面が切削加工されて基準面とな
る。
1はアルミダイキャストにより円形皿状に形成され、外
周のフランジ部2の下面が切削加工されて基準面とな
る。
【0024】ブラケット1の環状凹部3の中央には支持
孔4が設けられ、これにシャフト5の下端部が内嵌され
てシャフト5がブラケット1に直交状に植設される。
孔4が設けられ、これにシャフト5の下端部が内嵌され
てシャフト5がブラケット1に直交状に植設される。
【0025】このシャフト5の外周には上下一対の軸受
6,7を介してロータハブ8が回転自在に支持され、ロ
ータハブ8の内周面にヨーク9を介して円環状のロータ
マグネット10が装着され、このロータマグネット10
に対向してシャフト5の中央外周にステータ11が固定
されている。ロータハブ8の下部内周と下側軸受7との
間には円環状のブッシュ12が介在されている。
6,7を介してロータハブ8が回転自在に支持され、ロ
ータハブ8の内周面にヨーク9を介して円環状のロータ
マグネット10が装着され、このロータマグネット10
に対向してシャフト5の中央外周にステータ11が固定
されている。ロータハブ8の下部内周と下側軸受7との
間には円環状のブッシュ12が介在されている。
【0026】シャフト5の上端部とロータハブ8の上部
との間には、磁性流体シール装置13が介在され、この
上面がシールキャップ14により覆われており、また、
ブラケット1の環状凹部3の内面とロータハブ8の下部
内周面及びブッシュ12の下面との間には、ラビリンス
シールを構成するラビリンスギャップ15が形成されて
いる。
との間には、磁性流体シール装置13が介在され、この
上面がシールキャップ14により覆われており、また、
ブラケット1の環状凹部3の内面とロータハブ8の下部
内周面及びブッシュ12の下面との間には、ラビリンス
シールを構成するラビリンスギャップ15が形成されて
いる。
【0027】前記シャフト5には、ステータ11からの
リード線16が挿通する挿通孔17がステータ11の位
置からブラケット1の裏面におけるシャフト5の端面に
まで形成され、ステータ11からのリード線16がブラ
ケット1の裏面に導出されている。
リード線16が挿通する挿通孔17がステータ11の位
置からブラケット1の裏面におけるシャフト5の端面に
まで形成され、ステータ11からのリード線16がブラ
ケット1の裏面に導出されている。
【0028】また、ブラケット1の裏面のシャフト5の
近傍両側には、シャフト5の挿通孔17より導出したリ
ード線16が案内される凹溝18,19が形成され、さ
らに、シャフト5の端部に凹溝18,19に開口する切
欠20,21が形成され、この切欠20,21を通って
リード線16が凹溝18,19に案内されている。
近傍両側には、シャフト5の挿通孔17より導出したリ
ード線16が案内される凹溝18,19が形成され、さ
らに、シャフト5の端部に凹溝18,19に開口する切
欠20,21が形成され、この切欠20,21を通って
リード線16が凹溝18,19に案内されている。
【0029】一方、フレキシブル回路基板22は、図3
に示すように、2つのたんしぶ23,24と、この端子
部23,24を基部25と共に包囲する包囲部26と、
端子部23,24に接続された銅箔パターンを有する引
出部27と、引出部27の端部のコネクタ接続部28と
からなる。
に示すように、2つのたんしぶ23,24と、この端子
部23,24を基部25と共に包囲する包囲部26と、
端子部23,24に接続された銅箔パターンを有する引
出部27と、引出部27の端部のコネクタ接続部28と
からなる。
【0030】そして、凹溝18,19の内面にフレキシ
ブル回路基板22の端子部23,24が貼着されると共
に、基部25及び包囲部26がブラケット1の裏面にお
ける支持孔4及び凹溝18,19を包囲する位置に貼着
され、フレキシブル回路基板22が取り付けられる。
ブル回路基板22の端子部23,24が貼着されると共
に、基部25及び包囲部26がブラケット1の裏面にお
ける支持孔4及び凹溝18,19を包囲する位置に貼着
され、フレキシブル回路基板22が取り付けられる。
【0031】シャフト5の切欠20,21より導出され
て凹溝18,19に案内されたリード線16の端部は、
フレキシブル回路基板22の端子部23,24に半田付
けにて接続されている。
て凹溝18,19に案内されたリード線16の端部は、
フレキシブル回路基板22の端子部23,24に半田付
けにて接続されている。
【0032】さらに、ブラケット1の裏面には、その全
面に円形のシール部材29が貼着され、外部の塵埃等が
モータ内部に侵入しないようにしている。
面に円形のシール部材29が貼着され、外部の塵埃等が
モータ内部に侵入しないようにしている。
【0033】このような構成のスピンドルモータにあっ
ては、モータ内外を連通するシャフト5の挿通孔17及
びこの挿通孔17に切欠20,21を介して連通した凹
溝18,19を包囲する包囲部26をブラケット1の裏
面に貼着した上で、ブラケット1の裏面全面にシール部
材29を貼着するため、シール部材29は少なくともフ
レキシブル回路基板22の基部25及び包囲部26に対
し、密着性良く接着され、ブラケット1の裏面とシール
部材29との間の密着性が悪い状態であってもブラケッ
ト1の内外は確実にシールされることになる。
ては、モータ内外を連通するシャフト5の挿通孔17及
びこの挿通孔17に切欠20,21を介して連通した凹
溝18,19を包囲する包囲部26をブラケット1の裏
面に貼着した上で、ブラケット1の裏面全面にシール部
材29を貼着するため、シール部材29は少なくともフ
レキシブル回路基板22の基部25及び包囲部26に対
し、密着性良く接着され、ブラケット1の裏面とシール
部材29との間の密着性が悪い状態であってもブラケッ
ト1の内外は確実にシールされることになる。
【0034】しかも、前記包囲部26をフレキシブル回
路基板22に一体に設けるため、別途包囲のための部材
が不要となり、構成も従来に比べ複雑になることはな
い。
路基板22に一体に設けるため、別途包囲のための部材
が不要となり、構成も従来に比べ複雑になることはな
い。
【0035】つぎに、請求項2に対応する実施例2を図
4ないし図6を用いて説明する。図5及び図6は、ベー
ス一体型スピンドルモータの全体構成を示したものであ
り、ディスク駆動装置のベース30におけるほぼ中央に
ロータハブ31とステータとを備えたモータ部32が支
持されている。
4ないし図6を用いて説明する。図5及び図6は、ベー
ス一体型スピンドルモータの全体構成を示したものであ
り、ディスク駆動装置のベース30におけるほぼ中央に
ロータハブ31とステータとを備えたモータ部32が支
持されている。
【0036】このベース30の端部には、コネクタ用取
付孔33が透設され、これにコネクタ34が挿着されて
いる。コネクタ34には、図4に示すように、外周にフ
ランジ部35が設けられ、また、取付孔33の上部は大
径に形成され、この大径部の下側がフランジ部35の係
合する段付部36となっている。
付孔33が透設され、これにコネクタ34が挿着されて
いる。コネクタ34には、図4に示すように、外周にフ
ランジ部35が設けられ、また、取付孔33の上部は大
径に形成され、この大径部の下側がフランジ部35の係
合する段付部36となっている。
【0037】前記取付孔33における段付部36の上面
には、アクリル系粘着剤による粘着剤層37が形成さ
れ、この粘着剤層37上にフランジ部35を載置してコ
ネクタ34が取付孔33に挿着され、さらに、取付孔3
3の大径部内側におけるフランジ部35の外周部に接着
剤38が充填され、コネクタ34のベース30への固定
と、コネクタ34,取付孔33間のシールとが同時に行
われている。
には、アクリル系粘着剤による粘着剤層37が形成さ
れ、この粘着剤層37上にフランジ部35を載置してコ
ネクタ34が取付孔33に挿着され、さらに、取付孔3
3の大径部内側におけるフランジ部35の外周部に接着
剤38が充填され、コネクタ34のベース30への固定
と、コネクタ34,取付孔33間のシールとが同時に行
われている。
【0038】なお、このコネクタ34には、ベース30
上に組み込まれる磁気ヘッドの信号線等が接続される以
外に、モータ部32のコイル線がモータ部32よりベー
ス面に沿って導出されたフレキシブル回路基板39を介
して接続される。
上に組み込まれる磁気ヘッドの信号線等が接続される以
外に、モータ部32のコイル線がモータ部32よりベー
ス面に沿って導出されたフレキシブル回路基板39を介
して接続される。
【0039】すなわち、図6に示すように、ベース30
の裏面におけるモータ部32のシャフト40の近傍に、
フレキシブル回路基板39の端子部41が配置され、ベ
ース30を貫通して導出されたコイル線がこの端子部4
1に半田付けされ、ベース面に貼着されたフレキシブル
回路基板39の引出部42の端部であるコネクタ端子部
43がコネクタ34に接続されている。
の裏面におけるモータ部32のシャフト40の近傍に、
フレキシブル回路基板39の端子部41が配置され、ベ
ース30を貫通して導出されたコイル線がこの端子部4
1に半田付けされ、ベース面に貼着されたフレキシブル
回路基板39の引出部42の端部であるコネクタ端子部
43がコネクタ34に接続されている。
【0040】このような構成のスピンドルモータにあっ
ては、コネクタ34のフランジ部35をベース30にお
ける取付孔33の段付部36上面に粘着剤層37を介し
て載置して、コネクタ34を取付孔33に挿着したた
め、段付部36が粘着剤層37に密着性良く接着される
と共に、フランジ部35も粘着剤層37に密着性良く接
着され、段付部36とフランジ部35との間に隙間を生
じることはなく、フランジ部35の外周部に充填された
接着剤38が流出することはなく、エアリークを生じる
心配もない。
ては、コネクタ34のフランジ部35をベース30にお
ける取付孔33の段付部36上面に粘着剤層37を介し
て載置して、コネクタ34を取付孔33に挿着したた
め、段付部36が粘着剤層37に密着性良く接着される
と共に、フランジ部35も粘着剤層37に密着性良く接
着され、段付部36とフランジ部35との間に隙間を生
じることはなく、フランジ部35の外周部に充填された
接着剤38が流出することはなく、エアリークを生じる
心配もない。
【0041】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることはあきらかである。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更す
ることができることはあきらかである。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果を奏する。請求項1記載
のスピンドルモータにあっては、シャフトよりブラケッ
トの裏面側に導出したリード線の端部を凹溝に貼着した
フレキシブル回路基板の端子部に接続し、ブラケットの
裏面にシール部材を貼着してこのシール部材により包囲
部の全面を覆うようにしたため、シール部材のブラケッ
ト裏面に対する接着面が平滑となり、密着性良く接着さ
れ、エアリークが確実に防止される。
ているため、次に記載する効果を奏する。請求項1記載
のスピンドルモータにあっては、シャフトよりブラケッ
トの裏面側に導出したリード線の端部を凹溝に貼着した
フレキシブル回路基板の端子部に接続し、ブラケットの
裏面にシール部材を貼着してこのシール部材により包囲
部の全面を覆うようにしたため、シール部材のブラケッ
ト裏面に対する接着面が平滑となり、密着性良く接着さ
れ、エアリークが確実に防止される。
【0043】請求項2記載のスピンドルモータにあって
は、コネクタの外周のフランジ部をベースにおける取付
孔の段付部に粘着剤層を介して載置してコネクタを取付
孔に挿着したため、段付部が粘着剤層に密着性良く接着
されると共に、コネクタも粘着剤層に密着性良く接着さ
れ、ベースの内外が確実にシールされ、エアリークの心
配がなくなる上、取付孔内のフランジ部の外周部に充填
された接着剤が段付部とフランジ部との隙間に流入する
ことはなく、この接着剤がUV硬化型接着剤の場合には
UV照射により確実に硬化し、接着剤の流出の危険がな
い。
は、コネクタの外周のフランジ部をベースにおける取付
孔の段付部に粘着剤層を介して載置してコネクタを取付
孔に挿着したため、段付部が粘着剤層に密着性良く接着
されると共に、コネクタも粘着剤層に密着性良く接着さ
れ、ベースの内外が確実にシールされ、エアリークの心
配がなくなる上、取付孔内のフランジ部の外周部に充填
された接着剤が段付部とフランジ部との隙間に流入する
ことはなく、この接着剤がUV硬化型接着剤の場合には
UV照射により確実に硬化し、接着剤の流出の危険がな
い。
【図1】本発明によるスピンドルモータの第1の実施例
を示す下面図である。
を示す下面図である。
【図2】第1の実施例のスピンドルモータの半断面図で
ある。
ある。
【図3】第1の実施例のフレキシブル回路基板を示す下
面図である。
面図である。
【図4】本発明によるスピンドルモータの第2の実施例
を示すコネクタ装着部の断面図である。
を示すコネクタ装着部の断面図である。
【図5】第2の実施例のベースの平面図である。
【図6】第2の実施例のベースの下面図である。
1 ブラケット 5 シャフト 6,7 軸受 8 ロータハブ 10 ロータマグネット 11 ステータ 16 リード線 17 挿通孔 18,19 凹溝 22 フレキシブル回路基板 23,24 端子部 29 シール部材 30 ベース 31 ロータハブ 34 コネクタ 35 フランジ部 37 粘着剤層 38 接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 ブラケットに貫通支持され該ブラケット
に対し直交したシャフトと、前記シャフトに一対の軸受
を介して回転自在に支持されたロータと、前記ロータに
装着されたロータマグネットと、該ロータマグネットに
対向して前記シャフトに配設されたステータとを備えた
スピンドルモータにおいて、 前記シャフトには、前記ステータからのリード線が挿通
する挿通孔が前記ステータの近傍から前記ブラケットの
裏面に渡って形成され、 前記ブラケットの裏面の前記シャフトの近傍に、前記シ
ャフトの挿通孔より導出したリード線が案内される凹溝
が形成され、 前記ブラケットの裏面に、前記凹溝の内面に位置し前記
リード線の端部が接続される端子部と、前記凹溝及び前
記シャフトの端部を包囲する環状の包囲部とからなるフ
レキシブル回路基板が貼着され、 前記ブラケットの裏面に、少なくとも前記包囲部の全面
を覆ったシール部材が貼着されている、 ことを特徴とするスピンドルモータ。 - 【請求項2】 ベースにロータとステータとを備えたモ
ータ部を支持し、前記ベースの前記モータ部から離れた
位置にコネクタ用取付孔を透設すると共に、該取付孔に
コネクタを挿着し、前記モータ部のコイル線が接続され
該モータ部より前記ベース面に沿って導出されたフレキ
シブル回路基板の端部を前記コネクタに接続してなるス
ピンドルモータにおいて、 前記コネクタには外周にフランジ部が設けられると共
に、前記取付孔の内周縁に前記フランジ部が係合する段
付部が設けられ、 前記段付部の表面に粘着剤層が形成され、該粘着剤層上
に前記フランジ部を載置して前記コネクタを前記取付孔
に挿着し、 かつ、前記取付孔内の前記フランジ部の外周部に接着剤
を充填した、 ことを特徴とするスピンドルモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9852593A JPH06292342A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | スピンドルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9852593A JPH06292342A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | スピンドルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06292342A true JPH06292342A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=14222090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9852593A Pending JPH06292342A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | スピンドルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06292342A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034482A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Minebea Motor Manufacturing Corp | 小型モータ |
JP2014128123A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Nidec Copal Corp | 小型モータ |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9852593A patent/JPH06292342A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012034482A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Minebea Motor Manufacturing Corp | 小型モータ |
JP2014128123A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Nidec Copal Corp | 小型モータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011023 |