JPH062917Y2 - 密封容器 - Google Patents
密封容器Info
- Publication number
- JPH062917Y2 JPH062917Y2 JP1986065129U JP6512986U JPH062917Y2 JP H062917 Y2 JPH062917 Y2 JP H062917Y2 JP 1986065129 U JP1986065129 U JP 1986065129U JP 6512986 U JP6512986 U JP 6512986U JP H062917 Y2 JPH062917 Y2 JP H062917Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- fastener
- wedge
- container
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家庭用の惣菜入れ容器等の内容物の液洩れ防
止機能を有する密封容器に関するものである。
止機能を有する密封容器に関するものである。
従来の密封容器は、容器本体とシール用のパッキンを内
側周辺部に設けた蓋とより構成され更に本体には密封用
の締め具を有していて、容器本体に蓋をした後に締め具
にて締め付けて密封する構造のものである。このような
密封容器で締め具をヒンジ部を設けて本体又は蓋と一体
に合成樹脂にて形成したものが知られている。
側周辺部に設けた蓋とより構成され更に本体には密封用
の締め具を有していて、容器本体に蓋をした後に締め具
にて締め付けて密封する構造のものである。このような
密封容器で締め具をヒンジ部を設けて本体又は蓋と一体
に合成樹脂にて形成したものが知られている。
このような締め具を一体にした密封容器は、締め具によ
る締め付け密封を行なう際に、締め付ける力がヒンジ部
に直接加わるために比較的脆弱であるヒンジ部が破損し
て締め付けが不可能になったり、ヒンジ部の疲労により
強い締め付けが出来ずに液洩れを生ずることがある。
る締め付け密封を行なう際に、締め付ける力がヒンジ部
に直接加わるために比較的脆弱であるヒンジ部が破損し
て締め付けが不可能になったり、ヒンジ部の疲労により
強い締め付けが出来ずに液洩れを生ずることがある。
本考案が解決しようとする問題点は、ヒンジ部を設けて
回動可能に蓋と一体に形成した締め具を有する容器ある
いは構造上および材質上脆弱なヒンジ部を有する容器
で、この締め具で密封した時に比較的肉薄のヒンジ部に
力が加わることなくしかも十分に密封することが出来る
密封容器を得ることにある。
回動可能に蓋と一体に形成した締め具を有する容器ある
いは構造上および材質上脆弱なヒンジ部を有する容器
で、この締め具で密封した時に比較的肉薄のヒンジ部に
力が加わることなくしかも十分に密封することが出来る
密封容器を得ることにある。
本考案の密封容器は、上端縁部に僅かに外方へ突出する
凸部を有する容器本体と、側面に開口を有する蓋と、楔
部を有していて蓋に回動可能に取り付けられた締め具と
にて構成されており、蓋に形成した開口を容器本体に蓋
をした時に容器本体の上端縁部に形成された凸部の下辺
と蓋の側面に形成された開口の下辺部分との間に締め具
に設けられた楔部を圧入し得るようにしたものである。
凸部を有する容器本体と、側面に開口を有する蓋と、楔
部を有していて蓋に回動可能に取り付けられた締め具と
にて構成されており、蓋に形成した開口を容器本体に蓋
をした時に容器本体の上端縁部に形成された凸部の下辺
と蓋の側面に形成された開口の下辺部分との間に締め具
に設けられた楔部を圧入し得るようにしたものである。
本考案の密封容器は、以上のような構成であるので、容
器本体に蓋をした上で蓋の側面に形成された開口より締
め具の楔部を挿入して容器本体の上端縁部の凸部と開口
の下辺部分との間に楔部を圧入し、これによって容器本
体と蓋とに互いに近づく方向に作用せしめて容器を密封
するようにしている。
器本体に蓋をした上で蓋の側面に形成された開口より締
め具の楔部を挿入して容器本体の上端縁部の凸部と開口
の下辺部分との間に楔部を圧入し、これによって容器本
体と蓋とに互いに近づく方向に作用せしめて容器を密封
するようにしている。
次に図面にもとづいて本考案の密封容器の実施例を示
す。第1図乃至第3図は本考案の第1の実施例を示す図
で、この図において1はその上端縁部7に外方に僅かに
突出する凸部を有する容器本体、2は蓋、3は蓋2に対
しセルフヒンジ等のヒンジ部3aを設けることにより回
動可能に一体に取付けた締め具である。この締め具3
は、板状体4とこの板状体4より突出している楔部5と
よりなっている。又蓋2には締め具3を回動した時に挿
入される開口(孔6)が形成されている。
す。第1図乃至第3図は本考案の第1の実施例を示す図
で、この図において1はその上端縁部7に外方に僅かに
突出する凸部を有する容器本体、2は蓋、3は蓋2に対
しセルフヒンジ等のヒンジ部3aを設けることにより回
動可能に一体に取付けた締め具である。この締め具3
は、板状体4とこの板状体4より突出している楔部5と
よりなっている。又蓋2には締め具3を回動した時に挿
入される開口(孔6)が形成されている。
このような密封容器は、容器本体1に蓋2をかぶせて第
2図に示すような状態とし、締め具3を矢印方向へ回動
することにより、締め具3の楔部5を孔6へ挿入して押
し込めば第3図に示す状態となる。この第3図に示す状
態では締め具3の楔部5の一方の面(第3図で下側の
面)が蓋2の孔6の下側を押すと共に楔部5の他の面
(第3図で上側の面)の先端部が本体1の上端縁部7に
形成された凸部を上方に押すことによって密封される。
即ち第2図に示すように楔部5の肉厚t1が間隔t2に等
しいか僅かに大にしておけば合成樹脂の弾性を利用して
圧入され、圧入後は楔の作用によって容器は密封され
る。
2図に示すような状態とし、締め具3を矢印方向へ回動
することにより、締め具3の楔部5を孔6へ挿入して押
し込めば第3図に示す状態となる。この第3図に示す状
態では締め具3の楔部5の一方の面(第3図で下側の
面)が蓋2の孔6の下側を押すと共に楔部5の他の面
(第3図で上側の面)の先端部が本体1の上端縁部7に
形成された凸部を上方に押すことによって密封される。
即ち第2図に示すように楔部5の肉厚t1が間隔t2に等
しいか僅かに大にしておけば合成樹脂の弾性を利用して
圧入され、圧入後は楔の作用によって容器は密封され
る。
尚締め具3で閉めた時にその板状体4の先端8が第3図
のように蓋2より若干上に出るようにすれば締め具3を
外すのに便利である。
のように蓋2より若干上に出るようにすれば締め具3を
外すのに便利である。
この実施例では楔部5でのみ密封作用が行なわれるので
脆弱なヒンジ部3aには全く力が掛からない。
脆弱なヒンジ部3aには全く力が掛からない。
第4図,第5図,第6図は、他の第2の実施例である。
この実施例はヒンジ部3aを蓋2の縁部の上方に設けた
もので、締め具3を第5図の状態から下げることによっ
て締め具の板状体4に設けてある楔部5を孔6へ挿入し
て第6図に示すようにして第1の実施例と同様に密封す
る。又蓋を開ける時は下方に位置している締め具の先8
を上げればよい。
この実施例はヒンジ部3aを蓋2の縁部の上方に設けた
もので、締め具3を第5図の状態から下げることによっ
て締め具の板状体4に設けてある楔部5を孔6へ挿入し
て第6図に示すようにして第1の実施例と同様に密封す
る。又蓋を開ける時は下方に位置している締め具の先8
を上げればよい。
第7図は、本考案の第3の実施例を示す図である。この
実施例は楔部を挿入する複数の孔の代わりに蓋の鍔部の
下側を一部切欠き9を形成し、その両端に楔部が掛かる
突出部10を形成したものである。これによって第2の実
施例のように締め具を矢印方向へ回動させそれに設けら
れた楔部が切欠き9の個所に来た時に突出部10と容器本
体の上側端部を押して容器を密封する。
実施例は楔部を挿入する複数の孔の代わりに蓋の鍔部の
下側を一部切欠き9を形成し、その両端に楔部が掛かる
突出部10を形成したものである。これによって第2の実
施例のように締め具を矢印方向へ回動させそれに設けら
れた楔部が切欠き9の個所に来た時に突出部10と容器本
体の上側端部を押して容器を密封する。
この第3の実施例のように楔部の挿入される開口は、他
の実施例のような孔でなくとも、楔部の下面が掛かる突
出部10等を有するものでこれによって容器本体1と蓋と
を互いに密着され得るものであればよい。そのため本考
案では、この第3の実施例の切欠き9とこの部分に形成
された突出部10とよりなる形状のもの等も含め、他の実
施例の孔と同一の作用効果を奏するものを単に開口と呼
ぶ。
の実施例のような孔でなくとも、楔部の下面が掛かる突
出部10等を有するものでこれによって容器本体1と蓋と
を互いに密着され得るものであればよい。そのため本考
案では、この第3の実施例の切欠き9とこの部分に形成
された突出部10とよりなる形状のもの等も含め、他の実
施例の孔と同一の作用効果を奏するものを単に開口と呼
ぶ。
第8図,第9図,第10図は本考案の第4の実施例を示す
図である。この実施例4は締め具の楔部の異なる実施例
である。つまり締め具3の板状体4に設けられた楔部11
が二つの楔片11a,11bにて構成されている。
図である。この実施例4は締め具の楔部の異なる実施例
である。つまり締め具3の板状体4に設けられた楔部11
が二つの楔片11a,11bにて構成されている。
この実施例においても他の実施例と同様に第9図に示す
状態から締め具3を回動することによって第10図のよう
に蓋を密封する。ここで孔6に挿入される一方の楔片11
aは容器本体を押し他の楔片11bが蓋を押して密封す
る。
状態から締め具3を回動することによって第10図のよう
に蓋を密封する。ここで孔6に挿入される一方の楔片11
aは容器本体を押し他の楔片11bが蓋を押して密封す
る。
この実施例は楔部を二つに分けたことにより各楔片が多
少薄くなりこれによって弾力性を増すことになる。した
がって楔片の押し込みが楽になると共に締め付けは強く
なる。
少薄くなりこれによって弾力性を増すことになる。した
がって楔片の押し込みが楽になると共に締め付けは強く
なる。
第11図は本考案の密封容器の容器本体の他の例を示す図
である。この容器本体は、その側壁、外面上部に突出部
12を設けたものである。この本体の場合、密封のための
楔部がこの突出部12の下側にきて容器本体に蓋を密封す
る。
である。この容器本体は、その側壁、外面上部に突出部
12を設けたものである。この本体の場合、密封のための
楔部がこの突出部12の下側にきて容器本体に蓋を密封す
る。
尚いずれの実施例も合成樹脂にて一体成形することが出
来る。しかも割型等の複雑な金型を用いることなしに成
形が可能である。
来る。しかも割型等の複雑な金型を用いることなしに成
形が可能である。
本考案は以上述べたような構造であるので蓋の密封は楔
部を挿入することによりその両面にて容器本体と蓋とに
夫々逆方向(蓋が本体に密着する方向)の力を加えて密
封するものであって、ヒンジ部は単に蓋に対し回動可能
に取付けるだけの役割でこれに力が加わることは全くな
く、ヒンジ部の破損等が極めて少ない。
部を挿入することによりその両面にて容器本体と蓋とに
夫々逆方向(蓋が本体に密着する方向)の力を加えて密
封するものであって、ヒンジ部は単に蓋に対し回動可能
に取付けるだけの役割でこれに力が加わることは全くな
く、ヒンジ部の破損等が極めて少ない。
第1図、第2図,第3図は本考案の第1の実施例を示す
図、第4図,第5図,第6図は、本考案の第2の実施例
を示す図、第7図は本考案の第4の実施例の蓋を示す
図、第8図,第9図,第10は本考案の第5の実施例を示
す図、第11図は容器本体の他の例を示す図である。 1…容器本体、2…蓋、3…締め具、3a…ヒンジ部、
5…楔部、6…孔。
図、第4図,第5図,第6図は、本考案の第2の実施例
を示す図、第7図は本考案の第4の実施例の蓋を示す
図、第8図,第9図,第10は本考案の第5の実施例を示
す図、第11図は容器本体の他の例を示す図である。 1…容器本体、2…蓋、3…締め具、3a…ヒンジ部、
5…楔部、6…孔。
Claims (1)
- 【請求項1】上縁部に僅かに外方へ突出する凸部を有す
る容器本体と、側面に開口を有する蓋と楔部を有してい
て前記蓋に回動可能に取り付けられた締め具とを備え、
前記容器本体に蓋をして前記締め具の楔部を前記開口を
通して前記凸部の下辺と開口下辺との間に圧入し得るよ
うに該凸部下辺に対する該開口の下辺の位置を定めたも
ので、前記開口より前記楔部を前記凸部と前記開口の間
に圧入して蓋を本体に密封させるようにした密封容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986065129U JPH062917Y2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 密封容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986065129U JPH062917Y2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 密封容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62177652U JPS62177652U (ja) | 1987-11-11 |
JPH062917Y2 true JPH062917Y2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=30901918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986065129U Expired - Lifetime JPH062917Y2 (ja) | 1986-05-01 | 1986-05-01 | 密封容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062917Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60118650U (ja) * | 1984-01-19 | 1985-08-10 | 東和化成株式会社 | 密閉容器 |
-
1986
- 1986-05-01 JP JP1986065129U patent/JPH062917Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62177652U (ja) | 1987-11-11 |
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