JPH0629168Y2 - チルトキヤブ車両用折畳式安全棒 - Google Patents
チルトキヤブ車両用折畳式安全棒Info
- Publication number
- JPH0629168Y2 JPH0629168Y2 JP5057289U JP5057289U JPH0629168Y2 JP H0629168 Y2 JPH0629168 Y2 JP H0629168Y2 JP 5057289 U JP5057289 U JP 5057289U JP 5057289 U JP5057289 U JP 5057289U JP H0629168 Y2 JPH0629168 Y2 JP H0629168Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- cab
- safety rod
- free end
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、チルトキャブ車両において、点検・整備に際
してキャブをフレームに対して傾斜状態に保持するため
に使用される安全棒（支持棒）に係り、特に、収納スペ
ースを小さくするために中間部にて折畳可能とされたチ
ルトキャブ車両用折畳安全棒に関する。
してキャブをフレームに対して傾斜状態に保持するため
に使用される安全棒（支持棒）に係り、特に、収納スペ
ースを小さくするために中間部にて折畳可能とされたチ
ルトキャブ車両用折畳安全棒に関する。
この種の安全棒としては、従来、第７図にて示したよう
なものがある。第７図に示した従来の安全棒において
は、フレームに回動可能に組付けられる下方部材１の自
由端部１ａに連結ピン２を介してキャブに回動可能に組
付けられる上方部材３の自由端部３ａが図示反時計方向
へ回動可能（折畳可能）に連結されており、図示のよう
な使用時（伸長時）には、上方部材３に回動可能に組付
けられてスプリング４により図示時計方向に付勢された
ロック部材５により上方部材３の下方部材１に対する図
示反時計方向への回動が規制されるようになっている。
なものがある。第７図に示した従来の安全棒において
は、フレームに回動可能に組付けられる下方部材１の自
由端部１ａに連結ピン２を介してキャブに回動可能に組
付けられる上方部材３の自由端部３ａが図示反時計方向
へ回動可能（折畳可能）に連結されており、図示のよう
な使用時（伸長時）には、上方部材３に回動可能に組付
けられてスプリング４により図示時計方向に付勢された
ロック部材５により上方部材３の下方部材１に対する図
示反時計方向への回動が規制されるようになっている。
上記した従来の安全棒においては、その強度（主に圧縮
・座屈強度）が連結ピン２とロック部材５の強度に大き
く影響され、当該安全棒の全体の強度を十分に確保する
ためには、連結ピン２，ロック部材５等を大型化する必
要がある。なお、連結ピン２，ロック部材５等のみを大
型化することは機構上難しいため、下方部材１と上方部
材３も大型化する必要がある。
・座屈強度）が連結ピン２とロック部材５の強度に大き
く影響され、当該安全棒の全体の強度を十分に確保する
ためには、連結ピン２，ロック部材５等を大型化する必
要がある。なお、連結ピン２，ロック部材５等のみを大
型化することは機構上難しいため、下方部材１と上方部
材３も大型化する必要がある。
本考案は、上記した問題に対処すべくなされたものであ
り、その目的は小型で強度の高いチルトキャブ車両用折
畳式安全棒を提供することにある。
り、その目的は小型で強度の高いチルトキャブ車両用折
畳式安全棒を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本考案による安全棒に
おいては、フレーム又はキャブに回動可能に組付けられ
る第１軸の自由端部に軸線に平行な長孔を有するガイド
を一体的に設けるとともに、キャブ又はフレームに回動
可能に組付けられる第２軸の自由端部に前記第１軸の自
由端部を前記ガイドと共に被嵌可能なホルダを一体的に
設け、また同ホルダに前記ガイドの長孔内を長手方向に
摺動可能なピンを一体的に組付けて、前記第１軸と第２
軸を略一直線状に伸長したとき前記第１軸と第２軸の両
自由端が軸線に略直交する係合面にて当接するようにし
た。
おいては、フレーム又はキャブに回動可能に組付けられ
る第１軸の自由端部に軸線に平行な長孔を有するガイド
を一体的に設けるとともに、キャブ又はフレームに回動
可能に組付けられる第２軸の自由端部に前記第１軸の自
由端部を前記ガイドと共に被嵌可能なホルダを一体的に
設け、また同ホルダに前記ガイドの長孔内を長手方向に
摺動可能なピンを一体的に組付けて、前記第１軸と第２
軸を略一直線状に伸長したとき前記第１軸と第２軸の両
自由端が軸線に略直交する係合面にて当接するようにし
た。
上記のように構成した本考案による安全棒においては、
使用に際して第１軸と第２軸を略一直線状に伸長したと
き、第１軸と第２軸の両自由端が軸線に略直交する係合
面にて当接するため、キャブを支える荷重が両軸の上記
係合面とホルダを介して支承され、ガイド，ピン等に直
接作用することはない。したがって、ガイド，ピン等の
強度を高めることなく、単に第１軸と第２軸とホルダの
強度を高めることにより当該安全棒の強度を十分に高め
ることができ、小型化を図りながら強度アップを図るこ
とができる。
使用に際して第１軸と第２軸を略一直線状に伸長したと
き、第１軸と第２軸の両自由端が軸線に略直交する係合
面にて当接するため、キャブを支える荷重が両軸の上記
係合面とホルダを介して支承され、ガイド，ピン等に直
接作用することはない。したがって、ガイド，ピン等の
強度を高めることなく、単に第１軸と第２軸とホルダの
強度を高めることにより当該安全棒の強度を十分に高め
ることができ、小型化を図りながら強度アップを図るこ
とができる。
以下に、本考案の一実施例を図面に基いて説明する。
第１図は本考案によるチルトキャブ車両用折畳式安全棒
の使用状態を概略的に示していて、安全棒１０はその一
端（下端）にてフレーム２１に回動可能に組付けられ、
またその他端（上端）にてフレーム２１に傾動可能に組
付けられたキャブ２２のフロア下面に回動可能（係合可
能であってもよい）に組付けられている。
の使用状態を概略的に示していて、安全棒１０はその一
端（下端）にてフレーム２１に回動可能に組付けられ、
またその他端（上端）にてフレーム２１に傾動可能に組
付けられたキャブ２２のフロア下面に回動可能（係合可
能であってもよい）に組付けられている。
しかして、本実施例においては、第２図及び第３図にて
詳細に示したように、安全棒１０が、フレーム２１に基
端にて回動可能に組付けられる下方軸１１（第１図参
照）と、この下方軸１１の自由端部１１ａに一体的に設
けられて軸線Ｌに平行な長孔１２ａを有するガイド１２
と、キャブ２２のフロア下面に回動可能に組付けられる
上方軸１３（第１図参照）と、この上方軸１３の自由端
部１３ａに一体的に固着されて下方軸１１の自由端部１
１ａ及びガイド１２上に上方へ離脱可能に嵌合された
（換言すれば、被嵌可能とされた）ホルダ１４と、この
ホルダ１４に組付けられてガイド１２の長孔１２ａ内を
長手方向に摺動可能なピン１５によって構成されてい
て、図示のように下方軸１１と上方軸１３が略一直線状
に伸長されているときには下方軸１１と上方軸１３の両
自由端１１ａ，１３ａが軸線Ｌに略直交する係合面（各
端面）にて当接している。なお、この状態においては、
ホルダ１４が上方軸１３の下方軸１１に対する折れ曲り
を防止している。
詳細に示したように、安全棒１０が、フレーム２１に基
端にて回動可能に組付けられる下方軸１１（第１図参
照）と、この下方軸１１の自由端部１１ａに一体的に設
けられて軸線Ｌに平行な長孔１２ａを有するガイド１２
と、キャブ２２のフロア下面に回動可能に組付けられる
上方軸１３（第１図参照）と、この上方軸１３の自由端
部１３ａに一体的に固着されて下方軸１１の自由端部１
１ａ及びガイド１２上に上方へ離脱可能に嵌合された
（換言すれば、被嵌可能とされた）ホルダ１４と、この
ホルダ１４に組付けられてガイド１２の長孔１２ａ内を
長手方向に摺動可能なピン１５によって構成されてい
て、図示のように下方軸１１と上方軸１３が略一直線状
に伸長されているときには下方軸１１と上方軸１３の両
自由端１１ａ，１３ａが軸線Ｌに略直交する係合面（各
端面）にて当接している。なお、この状態においては、
ホルダ１４が上方軸１３の下方軸１１に対する折れ曲り
を防止している。
このため、かかる状態においては、キャブ２２を支える
荷重が上方軸１３から上記係合面及びホルダ１４を介し
て下方軸１１へと伝わり、ガイド１２，ピン１５等に直
接作用することはない。したがって、ガイド１２，ピン
１５等の強度を高める（大型化する）ことなく、単に下
方軸１１と上方軸１３とホルダ１４の強度を高めること
により当該安全棒１０の強度を十分に高めることがで
き、小型化を図りながら強度アップを図ることができ
る。
荷重が上方軸１３から上記係合面及びホルダ１４を介し
て下方軸１１へと伝わり、ガイド１２，ピン１５等に直
接作用することはない。したがって、ガイド１２，ピン
１５等の強度を高める（大型化する）ことなく、単に下
方軸１１と上方軸１３とホルダ１４の強度を高めること
により当該安全棒１０の強度を十分に高めることがで
き、小型化を図りながら強度アップを図ることができ
る。
また、本実施例の安全棒１０においては、第４図にて示
したように上方軸１３を下方軸１１に対して上方へ移動
した後、ピン１５を軸として上方軸１３を下方軸１１に
対して回動することにより、第５図及び第６図にて示し
たように折り畳むことができ、また上記作業とは逆の作
業をすることにより、折り畳まれた安全棒１０を第２図
の使用状態とすることができ、その作業性は極めて良
い。
したように上方軸１３を下方軸１１に対して上方へ移動
した後、ピン１５を軸として上方軸１３を下方軸１１に
対して回動することにより、第５図及び第６図にて示し
たように折り畳むことができ、また上記作業とは逆の作
業をすることにより、折り畳まれた安全棒１０を第２図
の使用状態とすることができ、その作業性は極めて良
い。
上記実施例においては、下方軸１１にガイド１２を設け
上方軸１３にホルダ１４とピン１５を設けて本考案を実
施したが、本考案は上方軸にガイドを設け下方軸にホル
ダとピンを設けて（換言すれば、上記下方軸１１をキャ
ブ２２のフロア下面に回動可能又は係合可能に組付け、
また上方軸１３をフレーム２１に回動可能に組付けて）
実施することも可能である。
上方軸１３にホルダ１４とピン１５を設けて本考案を実
施したが、本考案は上方軸にガイドを設け下方軸にホル
ダとピンを設けて（換言すれば、上記下方軸１１をキャ
ブ２２のフロア下面に回動可能又は係合可能に組付け、
また上方軸１３をフレーム２１に回動可能に組付けて）
実施することも可能である。
第１図は本考案による安全棒の使用状態を概略的に示す
斜視図、第２図は第１図に示した安全棒の部分拡大図、
第３図は第２図のIII−III線に沿う断面図、第４図及び
第５図は作動説明図、第６図は第５図のVI−VI線に沿う
断面図、第７図は従来技術を示す図である。 符号の説明 １０……安全棒、１１……下方軸、１１ａ……自由端
部、１２……ガイド、１２ａ……長孔、１３……上方
軸、１３ａ……自由端部、１４……ホルダ、１５……ピ
ン。
斜視図、第２図は第１図に示した安全棒の部分拡大図、
第３図は第２図のIII−III線に沿う断面図、第４図及び
第５図は作動説明図、第６図は第５図のVI−VI線に沿う
断面図、第７図は従来技術を示す図である。 符号の説明 １０……安全棒、１１……下方軸、１１ａ……自由端
部、１２……ガイド、１２ａ……長孔、１３……上方
軸、１３ａ……自由端部、１４……ホルダ、１５……ピ
ン。
Claims (1)
- 【請求項１】フレームに対して傾動可能に組付けられた
キャブに一端を回動可能又は係合可能に組付けられ、ま
た前記フレームに他端を回動可能に組付けられ、かつ中
間部にて折畳可能とされたチルトキャブ車両用折畳式安
全棒において、前記フレーム又はキャブに回動可能に組
付けられる第１軸の自由端部に軸線に平行な長孔を有す
るガイドを一体的に設けるとともに、前記キャブ又はフ
レームに回動可能に組付けられる第２軸の自由端部に前
記第１軸の自由端部を前記ガイドと共に被嵌可能なホル
ダを一体的に設け、また同ホルダに前記ガイドの長孔内
を長手方向に摺動可能なピンを一体的に組付けて、前記
第１軸と第２軸を略一直線状に伸長したとき前記第１軸
と第２軸の両自由端が軸線に略直交する係合面にて当接
するようにしたことを特徴とするチルトキャブ車両用折
畳式安全棒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5057289U JPH0629168Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | チルトキヤブ車両用折畳式安全棒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5057289U JPH0629168Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | チルトキヤブ車両用折畳式安全棒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02142384U JPH02142384U (ja) | 1990-12-03 |
| JPH0629168Y2 true JPH0629168Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31569231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5057289U Expired - Fee Related JPH0629168Y2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | チルトキヤブ車両用折畳式安全棒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0629168Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP5057289U patent/JPH0629168Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02142384U (ja) | 1990-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |