JPH0629168B2 - 歯磨組成物 - Google Patents

歯磨組成物

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JPH0629168B2
JPH0629168B2 JP59044650A JP4465084A JPH0629168B2 JP H0629168 B2 JPH0629168 B2 JP H0629168B2 JP 59044650 A JP59044650 A JP 59044650A JP 4465084 A JP4465084 A JP 4465084A JP H0629168 B2 JPH0629168 B2 JP H0629168B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビタミンE及びそのエステル並びに当帰の溶媒
抽出物、ガジュツの溶媒抽出物、骨砕補の溶媒抽出物、
地楡の溶媒抽出物、よもぎの溶媒抽出物及び麻黄の溶媒
抽出物から選ばれる有効成分が安定に配合され、かつ清
掃能力が優れていると共に、歯のエナメル質を損傷する
ことないマイルドな研磨性を有する歯磨組成物に関す
る。
一般に、歯磨に使用される研磨剤は、歯の清掃基材とし
てステイン、歯垢、食べかす等の歯に付着、沈着したも
のを物理的作用により効率よく除去する能力が高く、清
掃能力が優れていると共に、歯のエナメル質を損傷する
ことがないマイルドな研磨性を有し、かつ歯垢、歯石の
沈着を防止し得るものが望まれる。
この場合、ステイン、歯垢、食べかす等の物理的除去の
効率は、研磨剤の研磨力を高くすることによって高める
ことができ、特に従来は研磨力を高めることで歯面の清
掃効果を向上させることが行なわれていたが、研磨力を
高めることと、歯面の損傷を防止することとは一般に相
反し、研磨力を高めれば高める程、歯面を削るおそれが
生じ、特にブラッシング方法が適切でない場合は楔状欠
損を引き起す可能性を高めると共に歯面を損傷させ、更
には歯面光沢を低下させるおそれがある。このため、従
来より歯面を損傷させることがないと共に、適度の研磨
力を有して清掃効果に優れた歯磨組成物が求められてい
た。
また、ビタミンE及びそのエステル並びに当帰の溶媒抽
出物、ガジュツの溶媒抽出物、骨砕補の溶媒抽出物、地
楡の溶媒抽出物、よもぎの溶媒抽出物及び麻黄の溶媒抽
出物から選ばれる有効成分を安定して配合することが望
まれた。
本発明者らは、上記要望に応えるために鋭意研究を行な
った結果、X線回析法により測定した結晶子の大きさの
平均値が300〜3500Åの範囲にある結晶子を有す
るリン酸水素カルシウム・無水和物(第2リン酸カルシ
ウム・無水和物)、なかでも静嵩密度が0.30〜0.
78g/cm3であり、動嵩密度が0.40〜0.95g
/cm3であり、タッピング密度が0.60〜1.40g
/cm3であり、ブレーン径が1.0〜5.0μであり、
平均粒子径が1.0〜30μであり、比表面積がBET
法で2.0〜30m2/gであるものが研磨剤として好適
な物性を有し、上記リン酸水素カルシウム・無水和物の
研磨剤として用いると、歯磨組成物の研磨力を高めるこ
となく清掃力を向上させることができること、更にビタ
ミンE及びそのエステル並びに当帰の溶媒抽出物、ガジ
ュツの溶媒抽出物、骨砕補の溶媒抽出物、地楡の溶媒抽
出物、よもぎの溶媒抽出物及び麻黄の溶媒抽出物から選
ばれる有効成分が安定に配合されることを知見し、本発
明をなすに至ったものである。
即ち、従来の研磨剤は研磨力と清掃力とがほぼ比例関係
にあるため、清掃力を高めるには研磨力を高める必要が
あり、従って高清掃力、低研磨力を同時に達成すること
は困難であった。これに対し、X線回析法により測定し
た結晶子の大きさの平均値が300〜3500Åの結晶
子を有するリン酸水素カルシウム・無水和物を用いた場
合には後述する実験例に示したように低研磨力であるに
もかかわらず清掃力が高く、このリン酸水素カルシウム
・無水和物を単独で用いるだけで歯のエナメル質に損傷
を与えることなく十分に歯牙を清掃し得、高清掃力、低
研磨力という特性を同時に満足させること、また、この
研磨剤がビタミンE及びその誘導体を安定化し、上記植
物抽出物による歯磨の変色を抑制し得ることを知見した
ものである。
なお従来、リン酸水素カルシウム・無水和物(第2リン
酸水素カルシウム・無水和物)が歯磨の研磨剤として使
用されることは知られている。しかし、従来使用されて
いるリン酸水素カルシウム・無水和物はX線回析法によ
り測定した結晶子の大きさの平均値が3800〜430
0Å程度でかつ比表面積が1〜2m2/g(BET法)程
度、密度が2.890g/cm3程度のものであり、これ
は後述する実験例に示したように通常の粒径範囲(10
〜30μm)のものでは研磨力が高すぎ、これを単独で
研磨剤として使用した場合には、ADA(American De
ntal Association)等で世界的に上限とされているR
DA法(Radio Active Dentin Abration法)による
研磨性の数値250を越え、もしもブラッシングの方法
が不適当な場合には、長期間の使用では楔状欠損をまね
くおそれもあった。このため、従来は他の研磨剤と併用
していたものである。これに対し、本発明に係るリン酸
水素カルシウム・無水和物(第2リン酸カルシウム・無
水和物)はX線回析法により測定した結晶子の大きさの
平均値が300〜3500Åであり、従来のものに比べ
て結晶に鋭角なかどが少なく丸みがあり、研磨力が著し
く低いため、単独で研磨剤として使用し得るもので、し
かも同程度の研磨力を有する他の研磨剤と比べてより優
れた清掃力(汚染除去力)を有し、歯の美白上からも極
めて好ましい効果を発揮するものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る歯磨組成物は、後述する実験例で示したX
線回析法により測定した結晶子の大きさの平均値(以
下、平均結晶子の大きさという)が300〜3500Å
である結晶子を有するリン酸水素カルシウム・無水和物
(第2リン酸水素カルシウム・無水和物)を含有するも
ので、これにより上述したように歯牙に対する適度な研
磨力と高い清掃力を有するものである。
ここで、本発明において使用するリン酸水素カルシウム
・無水和物は平均結晶子の大きさが300〜3500Å
のものであるが、特に300〜3000Åのものが清掃
力等の点で好適に用いられる。これに対し、平均結晶子
の大きさが300Åより小さいものは清掃力が低すぎ、
また3500Åより大きいものは研磨力が高すぎ、本発
明の目的には使用し得ない。
なお、本発明において用いるリン酸水素カルシウム・無
水和物としては、実験例で示す測定法による静嵩密度が
0.30〜0.78g/cm3であり、動嵩密度が0.4
0〜0.95g/cm3であり、タッピング密度が0.6
0〜1.40g/cm3であり、ブレーン径が1.0〜
5.0μであり、平均粒子径が1.0〜30μであり、
比表面積がBET法で2.0〜30m2/gであるものが
好ましい。特に、平均粒子径が5〜20μのものはざら
つき感などの使用感の点で好ましく使用し得る。
また、本発明に用いるリン酸水素カルシウム・無水和物
としては、一次粒子の大きさの平均値が0.1〜5μm
である板状結晶体が固着集合したもの(なお、ここでい
う一次粒子の大きさの平均値は電子顕微鏡写真から測定
計算した値である。またこの種のリン酸水素カルシウム
・無水和物としては板状乃至鱗片状の結晶体が松笠状に
密に重なり合うような状態で凝集した形態であるものが
好ましく、この場合結晶構造を明瞭に示していない微細
粒子が固着していても差支えない。)、或いは球状のリ
ン酸水素カルシウム・無水和物(この種のリン酸水素カ
ルシウム・無水和物としては平均丸み度[Wadell,J,
Geol.,40,1932,443−451頁参照]が
0.45〜0.95、特に0.5〜0.9のものが好ま
しい。)が用いられ、特に前者のものはジュース効果の
点で優れており、後者の球状のものはざらつき感などの
使用感、光沢付与効果の点で優れている。
なお、前記リン酸水素カルシウム・無水和物の配合量は
組成物全体の1〜60%(重量%、以下同じ)、特に5
〜50%とすることが好ましい。
本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物は、通常の方
法、例えば米国特許第2287699号 (1942)、同第3012852号 (1961)、同第3066056号 (1962)、同第3169096号 (1965)、特公昭39−3272,3273 等に記載されたリン酸と石灰乳との中和反応において結
晶の生長をコントロールするかまたは結晶特性及び個々
の結晶面の比成長速度に効果を与えるための媒晶剤を添
加することなどにより製造することができる。この場
合、媒晶剤としては、例えばリン酸縮合物及びその塩が
好適に使用し得、またその添加はリン酸と石灰乳との中
和反応の間に行なうことが好ましい。また、媒晶剤の添
加量は生成されるリン酸水素カルシウム・無水和物の
0.1〜30重量%、特に0.5〜20重量%、なかで
も1〜10重量%とすることが好ましく、その添加量が
多くなるほど結晶の生長が阻害され、結晶子が小さくな
り、見かけ密度、真密度も減少する傾向を示す。これに
対し、添加量が0.1重量%より少ないと平均結晶子の
大きさが3500Åより大きくなって研磨力が高くなり
すぎる場合が生じ、添加量が30重量%より多いと平均
結晶子の大きさが300Åより小さくなって低研磨・高
清掃性を示さない場合が生じる。本発明のリン酸水素カ
ルシウム・無水和物は、その製造工程において上記媒晶
剤の添加量、添加時期、添加速度、リン酸濃度、反応温
度、反応時間、攪拌速度、石灰乳の添加方法、石灰の由
来等を適宜コントロールすることにより、種々のグレー
ドのものを得ることができる。例えば、電解質を混合し
たカルシウム化合物とリン酸化合物を50〜90℃の温
度で反応させると共にリン酸縮合物を添加することによ
り、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物を好適に
得ることができる。
本発明歯磨組成物の他の成分としては、その種類等に応
じた適宜な成分が用いられる。
この場合、本発明においては、上述したリン酸水素カル
シウム・無水和物に加えて更に他の研磨剤、例えばリン
酸水素カルシウム・2水和物(第2リン酸水素カルシウ
ム・2水和物)及び従来の平均結晶子の大きさが380
0〜4300Å程度のリン酸水素カルシウム・無水和
物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メ
タリン酸ナトリウム、非晶質シリカ、結晶質シリカ、沈
降性シリカ、アルミノシリケート、酸化アルミニウム、
水酸化アルミニウム、微結晶セルロース、レジン、第3
リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、第3リン酸カ
ルシウム、2酸化チタン等の基材の1種又は2種以上を
混合して用いることができるが、本発明において他の研
磨剤を併用する場合、リン酸水素カルシウム・2水和
物、水酸化アルミニウム、沈降性シリカ、アルミノシリ
ケート、炭酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム
及びピロリン酸カルシウムの1種以上を使用することが
好ましい。ここで、本発明リン酸水素カルシウム・無水
和物と他の研磨剤との混合比(重量比)は5:95〜1
00:0とすることが好ましく、この範囲内であれば本
発明リン酸水素カルシウム・無水和物の効果が充分に発
揮される。また、本発明においては第3リン酸マグネシ
ウムを配合することが好ましく、これにより組成物のpH
低下や固化を防止することができ、組成物の安定性を高
めることができる。なお、研磨剤配合量は通常組成物全
体の1〜99%、特に10〜95%とすることが好適で
ある。
また、練歯磨の場合には、粘結材としてカラゲナン、カ
ルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒ
ドロキシエチルセルロースナトリウムなどのセルロース
誘導体、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アル
ギネート、アルギン酸プロピレングリコールエステル、
キサンタンガム、トラガカントガム、カラヤガム、アラ
ビヤガムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリア
クリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリ
ビニルピロリドンなどの合成粘結剤、ゲル化性シリカ、
ゲル化性アルミニウムシリカ、ビーガム、ラポナイトな
どの無機粘結剤等の1種又は2種以上が配合され得る
(配合量通常0.5〜5%)。
更に、粘稠剤としてソルビット、グリセリン、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、キシリット、マルチット、ラクチット等の
1種又は2種以上を配合し得る(配合量通常10〜70
%)。
また、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチン硫酸ナトリ
ウム等のアルキル基の炭素数が8〜18である高級アル
キル硫酸エステルの水溶性塩、水素化ヤシ油脂肪酸モノ
グリセリドモノ硫酸ナトリウム等の水溶性の高級脂肪酸
モノグリセリドモノ硫酸塩、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム等のアルキルアリールスルホン酸塩、高級
アルキルスルホン酸塩、1,2−ジヒドロキシプロパン
スルホン酸塩の高級脂肪酸エステル、N−ラウロイル、
N−ミリストイル又はN−パルミトイルザルコシンのナ
トリウム、カリウム又はエタノールアミン塩等の低級脂
肪族アミノカルボン酸化合物の実質的に飽和の高級脂肪
族アシルアミドなどのアニオン活性剤、脂肪酸ジエタノ
ールアミド、ショ糖モノ及びジラウレート等の脂肪酸基
の炭素数が12〜18であるショ糖脂肪酸エステル、ラ
クトース脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステ
ル、マルチトール脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグ
リセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン(1
0,20,40,60,80,100モル)硬化ヒマシ
油、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの重合
物及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンモノラ
ウリルエステル等のポリエチレンオキサイドと脂肪酸、
脂肪アルコール、多価アルコール及びポリプロピレンオ
キサイドとの縮合生成物などのノニオン活性剤、ベタイ
ン型、アミノ酸型などの両性活性剤といった1種または
2種以上の界面活性剤(配合量通常0〜10%、好まし
くは0.5〜5%)を配合し得るが、本発明においては
界面活性剤としてショ糖脂肪酸エステル、特に脂肪酸基
の炭素数が12又は14であり、平均エステル化度が
1.2〜1.8であるものを用いることが好ましく、こ
れによって発泡性に極めて優れた歯磨組成物を得ること
ができる。なお、ショ糖脂肪酸エステルの配合量は全体
の0.5〜10%とすることが好ましい。
またこの場合、ショ糖脂肪酸エステルにN−ライロイル
ザルコシンナトリウム等のアシル化アミノ酸及び/又は
その塩を併用することが好ましく、これによって更にマ
イルドで量感のある安定な発泡性を与えることができ
る。ここでアシル化アミノ酸及び/又はその塩の配合量
は0.1〜0.5%とすることが好適である。
本発明歯磨組成物には、更にサッカリンナトリウム、ス
テビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グ
リチルリチン、ペリラルチン、タウマチン、アスパラチ
ルフェニルアラニンメチルエステル、p−メトキシンナ
ミックアルデヒド、ショ糖、乳糖、果糖、サイクラミン
酸ナトリウムなどの甘味剤(0〜1%、好ましっくは
0.01〜0.5%)、ウインターグリーン油、スペア
ミント油、ペパーミント油、サッサフラス油、丁字油、
ユーカリ油、l−メントール、カルボン、オイゲノー
ル、アネトールなどの香料成分、ゼラチン、ペプトン、
アルギニン塩酸塩、アルブミン、カゼインなどの増白
剤、防腐剤、シリコーン、色素、その他の成分を配合し
得、例えば練歯磨の場合には上記した所望の成分を適量
の水と練合することにより製造し得る。なお、本発明に
おいては、香料成分としてl−メントール及び/又はア
ネトールを配合することが好ましく、これにより呈味性
に優れた歯磨組成物を得ることができる。ここでl−メ
ントールの配合量は0.05〜1%、アネトールの配合
量は0.005〜0.5%とすることが好ましい。
更に本発明においては、アラントイン類、イプシロンア
ミノカプロン酸、トラネキサム酸、デキストラナーゼ、
アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、
溶菌酵素、リテックエンザイム等の酵素、モノフルオロ
リン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムなどの
アルカリ金属モノフルオロホスフェート、フッ化ナトリ
ウム、フッ化アンモニウム、フッ化第1錫等のフッ化
物、クロルヘキシジン塩類、ジヒドロコレステロール、
グリチルレチン塩類、グリチルレチン酸、グリセロホス
フェート、クロロフィル、カロペプタイド、水溶性無機
リン酸化合物、ビタミンA,B、歯石防止剤、抗菌剤、
歯垢阻止剤等の有効成分を1種又は2種以上配合し得
る。
本発明歯磨組成物には、ビタミンE及びそのエステル
(例えばニコチン酸エステル、酢酸エステルなど)、更
に当帰、ガジュツ、骨砕補、地楡、よもぎ、麻黄といっ
た植物の抽出物が安定に配合されるため、これらの有効
成分を配合する。この場合、ビタミンE及びそのエステ
ルとしては、ビタミンEニコチン酸エステルが有効に使
用される。また、ビタミンE及びそのエステルの配合量
は0.01〜0.5%とすることができる。更に、前記
植物の抽出物の配合量は0.01〜1%とすることがで
きるが、麻黄の場合にはその上限を0.5%とすること
が好ましい。
ここで、前記植物の抽出物は、前記植物の1種を抽出し
たものを単独で使用してもよく、これら単独抽出物を混
合して用いてもよく、或いは前記植物の2種以上の混合
物を抽出したものを単独で用いてもよく、これら混合抽
出物を混合して用いてもよい。また、前記植物の溶媒抽
出物としては水抽出物、有機溶媒抽出物等が好適に使用
し得る。
なお、前記抽出物を得るために用いられる原料として
は、その乾燥生薬、乾燥刻み、乾燥粉末等の乾燥物;こ
れらを水蒸気蒸溜処理により採油したもの及びその残
渣;或いは前記植物を水、、エチルエーテル、エチレン
クロライド、ジオキサン、アセトン、エタノールやメタ
ノール等の低級アルコール、酢酸エチル、プロピレング
リコール、グリセリン等の極性溶媒で抽出することによ
り得られたオレオレジン及びその抽出残渣;前記植物を
n−ヘキサン、石油エーテル、リグロイン、シクロヘキ
サン、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロメタン、1,
2−ジクロルエタン、トルエン、ベンゼン等の非極性溶
媒で抽出することによって得られたオレオレジン及びそ
の抽出残渣から選ばれるものが使用される。これらの原
料から前記植物の抽出物を得る場合は、これらの原料の
1種又は2種以上を極性溶媒及び/又は非極性溶媒(な
お、これらの溶媒としては上で例示したものが使用し得
る)で抽出処理し、その抽出物(抽出液又はこれから溶
媒を除去したもの)を採取する。なお、前記植物の溶媒
抽出物を得る場合の溶媒としては、低級アルコール等と
水との混合溶媒も好適に用いられる。この場合、この抽
出物をそのまま使用することができるが、この抽出物を
水蒸気蒸溜処理することによって得られる水蒸気蒸溜残
渣、この抽出物もしくは前記水蒸気蒸溜残渣を活性炭、
珪藻土、酸性白土等の吸着剤で処理したもの、更に前記
抽出物を吸着剤で処理した後、水蒸気蒸溜処理して得ら
れる残渣なども溶媒抽出物画分として好適に使用するこ
とができる。抽出方法としては公知の方法が採用でき、
溶媒中に植物の乾燥粉末を温浸する等の方法が採用し得
る。例えば、植物の乾燥物にこれと同重量以上、好まし
くは5〜10倍重量の溶媒を加え、室温下乃至は煮沸下
において0.5〜24時間、好ましくは3〜10時間抽
出処理を行ない、抽出処理後に濾過、遠心分離、デカン
テーション等の通常の方法で好ましくは加温下において
抽出液と抽出残渣とに分けて抽出液を採取する等の方法
が採用される。この場合、必要により抽出残渣に同様の
抽出処理を再度施して抽出液を得、これを先に抽出液と
合せて用いることができる。なお、このようにして得ら
れた抽出液は減圧濃縮、フリーズドライ、スプレードラ
イ等の方法により溶媒を留去して用いることが好まし
い。
次に、本発明のリン酸水素カルシウム・無水和物の製造
の一例を示す。
[製造例1] 4.0gの塩化マグネシウムを溶解させた水溶液3を
80℃に加熱し、攪拌下に380gの生石灰を投入し、
30分間攪拌を続行することによって生石灰を消化さ
せ、石灰乳を調製する。これを100メッシュの篩を用
いて粗粒物を除去し、酸化カルシウム換算で124g/
濃度の石灰乳を得る。
次に、85%のリン酸水溶液1を75℃に加熱し、攪
拌下600m/時の速度で前記石灰乳を添加し、反応
液のpH値が2.2に達した時点に石灰乳の添加と併行し
てP25換算で80%のピロリン酸を0.3g/分の速
度で添加を開始し、pH値が2.8になった時にピロリン
酸の添加を止める。但し石灰乳の添加は反応液のpH値が
5.0になるまで続行する。その後反応液を濾過し濾塊
を水で洗浄した後60℃で24時間乾燥する。なお、ピ
ロリン酸又はピロリン酸ナトリウム等のリン酸縮合物又
はその塩の添加量を変えることにより、更に、リン酸縮
合物或いはその塩の添加時期及び添加速度を変えること
により、種々の結晶子の大きさ、静嵩密度、動嵩密度、
タッピング密度、プレーン径、平均粒子径、、比表面積
を有するリン酸水素カルシウム・無水和物を得ることが
できる。
[製造例2] 3.7gの塩化マグネシウムを溶解させた水溶液3を
80℃に加熱し、攪拌下390gの生石灰を投入し、3
0分間攪拌を続行することによって生石灰を消化させ、
石灰乳を調製する。この石灰乳を100メッシュの篩で
ふるって粗粒物を除去し、酸化カルシウム換算で128
g/の石灰乳を得る。
次に、75%のリン酸水溶液1を78℃に加熱し、攪
拌下毎時570mの速度で前記石灰乳を添加する。反
応液のpHが0.8に達した時点で石灰乳の添加と併行し
てピロリン酸の添加を開始し、pHが1.2になった時に
ピロリン酸の添加を止める。石灰乳の添加は引き続き行
い、反応液のpHが5になる時点まで続ける。(石灰乳の
全添加量は5.3、ピロリン酸の添加量は13.5g
であり、酸化カルシウム100重量部に相当する。)そ
の後反応液を濾過し、炉塊を水で洗浄したのち60℃で
24時間乾燥することによって本発明のリン酸水素カル
シウム・無水和物を得る。
[製造例3] 3.4gの塩化マグネシウムを溶解させた水溶液3を
80℃に加熱し、攪拌下393gの生石灰を投入し、3
0分間攪拌を続行することによって生石灰を消化させ、
石灰乳を調製する。この石灰乳を100メッシュの篩で
ふるって粗粒物を除去し、酸化カルシウム換算で129
g/の石灰乳を得る。
次に、70%のリン酸水溶液1を80℃に加熱し、攪
拌下540m/hrの速度で前記石灰乳の添加を行な
い、反応液のpHが0.4になった時点でピロリン酸の添
加を開始し、pHが1.0になった時点でピロリン酸の添
加を止める。石灰乳の添加は引き続き行い、反応液のpH
が5.0になった時点で石灰乳の添加を止める。
その結果、石灰乳の全添加量は5.2で、ピロリン酸
の添加量は13.0gであり、酸化カルシウム100重
量部に対するピロリン酸の添加量は1.94重量部に相
当する。これを常法に従い乾燥し、本発明のリン酸水素
カルシウム・無水和物を得る。
なお、ピロリン酸の添加時期、速度を調整することによ
り種々の清掃力を有するリン酸水素カルシウム・無水和
物を得ることができる。
次に実験例を示し、本発明リン酸水素カルシウム・無水
和物の効果を具体的に説明する。
[実験例1] 第1,2表に示す種々の平均結晶子の大きさ及び平均粒
子径を有するリン酸水素カルシウムの研磨力と清掃力を
下記方法により調べ、これらの関係を検討した。この場
合、リン酸水素カルシウム・無水和物としては比表面積
(BET法)2.5〜20m2/g、密度2.650〜
2.885g/cm3のものを用いた。結果を第3表に示
す。
なお、平均結晶子の大きさの測定は、粉体のX線回析法
を行ない、ピークのブロードニングから粉体の結晶性を
結晶子の大きさを指標として定量的に表わした。ここ
で、X線源はCu−Kα線を用いて測定し、X線回析のデ
ータをScherrerの式D=Kλ/βcosθを用いて重なり
の主なピークについて解析し、平均結晶子の大きさを求
めた。この場合、主なピークとしては2θ=53.1
°,49.3°,47.3°,36.1°,32.9
°,32.6°,31.1°,30.25°,28.6
5°,13.15°について平均をとった。なお、Dは
結晶子の大きさ[Å]、λは測定X線波長[Å]、βは
純粋に結晶子の大きさに基づく回析線の広がり[rad]
(α−Al23粉体を1100℃で24時間焼成したもの
を基準として用いた)、Kは形状因子(定数=0.9と
した)、θは回析線のブラッグ角とした。また、βは実
験的に求めた半価幅から同じ条件下における結晶性の非
常に良い物質によって与えられる半価幅を差し引いた値
である。
研磨力測定法 J.dent,Res,Vol.55,NO.4,563〜573
by Hefferenに記載されている方法によりRDA(Ra
dioactive Dentin Abrasion)値を測定した。
清掃力測定法 煙草ヤニを通常の方法にて収集し、これを溶液状として
タイル上に均一に塗布し、加温乾燥したのち、これを研
磨容器にセットし、粉体(表に示す各リン酸水素カルシ
ウム)5gを0.3%カルボキシメチルセルロースナト
リウムを含む60%グリセリン水溶液15gに懸濁して
なるサスペンションを用い、荷重200gにおいて20
00回ブラッシングし、研磨後タイルの煙草ヤニの除去
率を肉眼にて評価した。
なお、ブラッシングのブラシとしては、毛束数44個、
毛の太さ8ミル(約0.2mm)、毛の長さ12mmのナイ
ロン(62)材質で、材質の硬さが家庭品品質表示法で
Mのものを使用した。
評価基準 評点1:煙草ヤニ除去率 0〜10% 2: 〃 11〜20% 3: 〃 21〜30% 4: 〃 31〜40% 5: 〃 41〜50% 6: 〃 51〜60% 7: 〃 61〜70% 8: 〃 71〜80% 9: 〃 81〜90% 10: 〃 91〜100% [実験例2] 第4表に示すリン酸水素カルシウム・無水和物の研磨力
と清掃力を実験例1と同様の方法により調べ、両者の関
係を検討した。結果を第4表に併記する。
以上の結果より、本発明のリン酸水素カルシウム・無水
和物が低研磨性であるにもかかわらず、高い清掃能力を
有しているものであることが知見される。
以下、実施例と比較例により本発明を具体的に説明する
が、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
なお、下記の実施例において香料組成は下に示す通りで
ある。
香料A l−メントール 30% ペパーミント油 40 アネトール 10 アニス油 10 シンナミックアルデヒド 5 エチルフェーメート 2エチルブチレート 3 100% 香料B l−メントール 40% カルボン 30 アニス油 10 フェンネル油 5 メチルサリシレート 10 アミルフォーメート 2エチルブチレート 3 100% 香料C l−メントール 30% ペパーミント油 10 カルボン 20 アネトール 15 カシア油 5 ウインターグリーン油 10 メチルサリシレート 2 アシルフォーメート 3エチルブチレート 5 100% 香料D l−メントール 20% ペパーミント油 30 アネトール 20 ウインターグリーン油 15 シンナミックアルデヒド 10エチルブチレート 5 100% 香料E ペパーミント油 50 カルボン 10 アニス油 15 カシア油 10 メチルサリシレート 12 エチルフォーメート 2エチルブチレート 1 100% [実施例1] グリセリン 10.0% ソルビトール 25.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5 ビーガム 0.2 カルボキシビニルポリマー 0.2 サッカリンナトリウム 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 N−ラウロイルザルコシネート 0.3 ショ糖ラウリンジエステル 0.5 (平均エステル化度1.8,ラウリン酸含量65%) モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 クロルヘキシジン塩酸塩 0.01 ビタミンE酢酸塩 0.1 香料A 1.0 第3リン酸マグネシウム 1.0 二酸化チタン 1.0 リン酸水素カルシウム・無水和物 40.0水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 1370Å 静嵩密度 0.49g/cm3 動嵩密度 0.64〃 タッピング密度 0.94〃 ブレーン径 2.20μ 平均粒子径 15.7〃 比表面積 8.4m2/g この歯磨は良好なフッ素安定性及びビタミンE安定性を
示した。
[実施例2] グリセリン 15.0% ソルビトール 15.0 プロピレングリコール 1.0 ポリエチレングリコール400 5.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 カラギーナン 0.3 キサンタンガム 0.2 サッカリンナトリウム 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ショ糖パルミチンモノエステル 1.0 (平均エステル化度1.3,パルミチン酸含量95%) デキストラナーゼ 1.0 ビタミンEニコチン酸エステル 0.2 香料A 1.0 水酸化アルミニウム 5.0 リン酸水素カルシウム・無水和物 30.0水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 2520Å 静嵩密度 0.65g/cm3 動嵩密度 0.86〃 タッピング密度 1.29〃 ブレーン径 3.05μ 平均粒子径 13.6〃 比表面積 2.3m2/g この歯磨は発泡性が良好であると共に、良好なデキスト
ラナーゼ安定性及びビタミンE安定性を示した。
[実施例3] グリセリン 25.0% プロピレングリコール 2.0 キサンタンガム 1.0 サッカリンナトリウム 0.2 グリチルリチン酸カリウム塩 0.01 N−ラウロイルザルコシネート 0.3 ラウロイルジエタノールアミド 0.5 ショ糖パルミチンモノエステル 0.5 (平均エステル化度1.3,パルミチン酸含量95%) ショ糖ラウリンジエステル 0.5 (平均エステル化度1.8,ラウリン酸含量65%) モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 トラネキサム酸 0.1 クロルヘキシジン塩酸塩 0.01 ビタミンE酢酸塩 0.1 ビタミンEニコチン酸エステル 0.1 香料A 1.0 無水ケイ酸 2.5 リン酸水素カルシウム・無水和物 40.0水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 2090Å 静嵩密度 0.77g/cm3 動嵩密度 0.93〃 タッピング密度 1.30〃 ブレーン径 3.95μ 平均粒子径 18.2〃 比表面積 3.0m2/g この歯磨は起泡力が良好であり、かつマイルドな量感の
ある安定した発泡性を示した。また、フッ素安定性及び
ビタミンE安定性も良好であった。
[実施例4] ソルビトール 35.0% プロピレングリコール 2.0 キサンタンガム 1.0 サッカリンナトリウム 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ガジュツ抽出物 0.01 香料A 1.0 第3リン酸マグネシウム 1.0 リン酸水素カルシウム・2水和物 10.0 リン酸水素カルシウム・無水和物 35.0水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 1640Å 静嵩密度 0.70g/cm3 動嵩密度 0.87〃 タッピング密度 1.20〃 ブレーン径 3.60μ 平均粒子径 12.9〃 比表面積 4.1m2/g この歯磨はガジュツ抽出物が配合されていても変色がな
く、良好な安定性を示した。
[実施例5] グリセリン 10.0% ソルビトール 10.0 プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 カラギーナン 0.5 サッカリンナトリウム 0.1 ステビオサイド 0.01 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ラウロイルジエタノールアミド 0.5 デキストラナーゼ 0.5 ムタナーゼ 0.5 ガジュツ抽出物 0.01 香料A 1.0 無水ケイ酸 2.0 リン酸水素カルシウム・無水和物 45.0水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 2830Å 静嵩密度 0.73g/cm3 動嵩密度 0.89〃 タッピング密度 1.18〃 ブレーン径 3.30μ 平均粒子径 13.7〃 比表面積 3.9m2/g この歯磨はガジュツ抽出物が配合されていても変色がな
く、また酵素安定性も良好であった。
[実施例6] ソルビトール 20.0% プロピレングリコール 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 ステビオサイド 0.1 グリチルリチン 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 香料E 0.8 当帰抽出物 0.1 第3リン酸マグネシウム 1.0 リン酸水素カルシウム・2水和物 25.0 リン酸水素カルシウム・無水和物 25.0 防腐剤 微量水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 2080Å 静嵩密度 0.52g/cm3 動嵩密度 0.65〃 タッピング密度 1.07〃 ブレーン径 2.60μ 平均粒子径 8.5〃 比表面積 1.5m2/g [実施例7] グリセリン 15.0% ソルビトール 10.0 カルボポール 0.5 ポリビニルピロリドン 0.1 グリチルリチン 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 0.7 N−ラウロイルザルコシネート 0.3 トラネキサム酸 0.1 香料E 0.8 地楡抽出物 0.05 麻黄抽出物 0.05 骨砕補抽出物 0.05 第3リン酸マグネシウム 1.0 リン酸水素カルシウム・2水和物 10.0 リン酸水素カルシウム・無水和物 40.0 防腐剤 微量水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 2350Å 静嵩密度 0.40g/cm3 動嵩密度 0.50〃 タッピング密度 0.82〃 ブレーン径 1.4μ 平均粒子径 4.1〃 比表面積 5.1m2/g [実施例8] グリセリン 20.0% ソルビトール 10.0 キサンタンガム 1.0 サッカリンナトリウム 0.1 グリチルリチン 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 ラウリシジン 0.1 デキストラナーゼ 1.0 香料E 0.8 よもぎ抽出物 0.1 第3リン酸マグネシウム 1.0 リン酸水素カルシウム・2水和物 40.0 リン酸水素カルシウム・無水和物 10.0 防腐剤 微量水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 3110Å 静嵩密度 0.78g/cm3 動嵩密度 0.92〃 タッピング密度 1.38〃 ブレーン径 4.0μ 平均粒子径 10.3〃 比表面積 2.5m2/g [実施例8] グリセリン 25.0% キサンタンガム 1.0 サッカリンナトリウム 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 N−ラウロイルザルコシネート 0.5 ショ糖モノパルミテート 0.5 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 香料E 0.8 当帰抽出物 0.1 地楡抽出物 0.1 リン酸水素カルシウム・無水和物 50.0 防腐剤 微量水 残 計 100.0% リン酸水素カルシウム・無水和物の性質: 平均結晶子 450Å 静嵩密度 0.32g/cm3 動嵩密度 0.42〃 タッピング密度 0.64〃 ブレーン径 1.00μ 平均粒子径 18.2〃 比表面積 28.8m2/g 実施例6〜9の歯磨はいずれも植物抽出物を配合しても
変色が生ぜず、良好な配合安定性を示した。
また、実施例1〜9の歯磨はいずれも良好な呈味性を有
するものであり、かつ低研磨高清掃を示した。
次に、実施例2,3の歯磨ビタミンEの経時安定性を具
体的に評価した結果を下記に示す。
評価方法 実施例2,3の歯磨をラミネートチューブに充填し、5
0℃,1か月保存後のビタミンEの残存率を調べた。
〈残存率測定法〉 歯磨20gをメタノール100mに粉砕し、これを1
0000rpmで10分間遠心分離した後、上済み液10
gを採取し、液体クロマトグラフィーにより上澄み液中
のビタミンEの定量を行い、残存率を計算した。
〈結果〉 実施例2 98% 実施例3 99% 比較歯磨 90% なお、比較歯磨は平均結晶子が4150ÅのDPC−A
を用いた以外は実施例3と同処方のものである。
また、実施例5〜9の歯磨をラミネートチューブに充填
し、50℃で1か月保存した後の歯磨の変色程度を下記
基準により官能評価した結果を下記に示す。
◎ 変色なし ○ わずかに変色 △ やや変色 × 黄変 〈結果〉 実施例5 ○ 〃 6 ○ 〃 7 ○ 〃 8 ○ 〃 9 ○ 比較歯磨 △〜× なお、比較歯磨は平均結晶子が4150ÅのDCP−A
を用いた以外はそれぞれ各実施例と同処方のものであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線回析法により測定した結晶子の大きさ
    の平均値が300〜3500Åである結晶子を有するリ
    ン酸水素カルシウム・無水和物を含有し、かつビタミン
    E及びそのエステル並びに当帰の溶媒抽出物、ガジュツ
    の溶媒抽出物、骨砕補の溶媒抽出物、地楡の溶媒抽出
    物、よもぎの溶媒抽出物及び麻黄の溶媒抽出物から選ば
    れる有効成分を配合したことを特徴とする歯磨組成物。
  2. 【請求項2】リン酸水素カルシウム・無水和物の静嵩密
    度が0.30〜0.78g/cm3であり、動嵩密度が
    0.40〜0.95g/cm3であり、タッピング密度が
    0.60〜1.40g/cm3であり、ブレーン径が1.
    0〜5.0μであり、平均粒子径が1.0〜30μであ
    り、比表面積がBET法で2.0〜30m2/gである特
    許請求の範囲第1項記載の歯磨組成物。
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