JPH06291548A - 発振回路と、この発振回路を用いたbsチューナ - Google Patents

発振回路と、この発振回路を用いたbsチューナ

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JPH06291548A
JPH06291548A JP5073184A JP7318493A JPH06291548A JP H06291548 A JPH06291548 A JP H06291548A JP 5073184 A JP5073184 A JP 5073184A JP 7318493 A JP7318493 A JP 7318493A JP H06291548 A JPH06291548 A JP H06291548A
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Takayuki Hayashi
孝之 林
Atsuhito Terao
篤人 寺尾
Akira Fujishima
明 藤島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星放送等の受信に使用する発振回路に関す
るものであり、発振回路のバランスを良くするととも
に、調整精度を良くすることを目的とする。 【構成】 第1のコイル24と第2のコイル26とは、
巻軸を同一方向にして実装するとともに、第1のコイル
24と第2のコイル26の直径は略同一とし、それぞれ
のコイル24,26の間隔はこのコイルの直径より小さ
くした構成にしたのでこの両コイル24,26の傾きを
変えることにより、その相互インダクタンスが変わるこ
とになる。この相互インダクタンスにより発振周波数が
調整できるため、精度良く調整ができる。また、調整後
は第1のコイル24と第2のコイル26のインダクタン
ス値が差動増幅器21の入力22,25に対して同一に
なるため、入力インピーダンスはバランスが取れ、歪み
を打ち消し合う。これにより、発振回路としてのリニア
リテイ、発振パワー、不要輻射等が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星放送等の受信に使用
する発振回路と、この発振回路を用いたBSチューナに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の発振回路について説明す
る。従来の発振回路は、図4に示すようにICで構成さ
れた差動増幅器1と、この差動増幅器1の第1の入力端
子2とアース3との間に設けられた第1のコイル4と、
前記差動増幅器1の第2の入力端子5とアース3との間
に設けられた第2のコイル6と、前記第1の入力端子2
と前記第2の入力端子5との間に直列に接続された2個
のコンデンサ7と8とで構成されていた。また、この2
個のコンデンサ7と8の接続点9と電圧制御端子10と
の間には抵抗11が設けられていた。そして、この発振
回路の発振周波数の調整には第1のコイル4あるいは第
2のコイル6のコイルの間隔を広げたり、狭めたりして
インダクタンスを可変する事により行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、第1のコイル4と第2のコイル6
とをそれぞれ調整するので、お互いのインダクタンス値
が異なり、差動増幅器1の入力インピーダンスがバラン
スを失い、発振回路としてのリニアリテイ、不要輻射、
発振パワー等が劣化して性能が十分発揮できなかった。
【0004】また、コイルの自己インダクタンスにより
発振周波数の調整をするのでインダクタンスの変化量が
大きく、精度良く調整できないという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、差動増幅器の入力インピーダンスのバランスを良
くし、発振周波数の調整精度を良くする事を目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の発振回路は、第1のコイルと第2のコイルと
は、巻軸を同一方向に装着するとともに、前記第1のコ
イルと前記第2のコイルの直径は略同一とし、それぞれ
のコイルの間隔はこれらのコイルの直径より小さくした
構成としたものである。
【0007】
【作用】この構成により、第1のコイルと第2のコイル
の巻軸が同一方向に実装されているので、この両コイル
の傾きを変えることにより、その相互インダクタンスが
変わることになる。
【0008】従って、第1のコイルと第2のコイルのイ
ンダクタンス値を変えることなく、変化量の少ない相互
インダクタンスにより調整できるので精度良く調整する
ことができる。
【0009】また、調整後は第1のコイルと第2のコイ
ルのインダクタンス値が差動増幅器の入力に対して同一
になるので、差動増幅器の入力インピーダンスはバラン
スが取れ、歪みを打ち消し合うため、発振回路の性能が
向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、21は、ICで構成
された差動増幅器であり、この差動増幅器21の第1の
入力端子22とアース23aとの間に設けられた第1の
コイル24と、前記差動増幅器21の第2の入力端子2
5とアース23bとの間に設けられた第2のコイル26
と、前記第1の入力端子22と前記第2の入力端子25
との間に直列に接続された2つのコンデンサ27と28
とで構成されている。
【0011】また、この2つのコンデンサ27と28の
接続点29と、電圧制御端子30との間に抵抗31が設
けられている。なお、前記2つのコンデンサは共に可変
容量ダイオードを用いお互いのカソード同士が接続され
ている。
【0012】また、前記第1のコイル24と第2のコイ
ル26とは巻軸を同一方向に装着している。この第1の
コイル24と前記第2のコイル26の直径は共に略2mm
であり、それぞれのコイル24,26の間隔は、これら
両コイル24,26の直径より小さくしており、本実施
例では略1.5mmとしている。
【0013】ここで、入力端子22および25の配線パ
ターンは対称としてこれによるインピーダンスを同じに
した方がよい。
【0014】また、コイル24と26は同軸に巻いても
良いし、互いに異なる方向に巻いてもよい。
【0015】図2は、発振回路の詳細なブロック図であ
る。差動増幅器21の内部はトランジスタ32と33が
設けられており、そのエミッタは共通になって、定電流
源34を通ってアース端子36に接続されている。トラ
ンジスタ32のベースはコンデンサ37を通って第1の
入力端子22に接続され、また、第1の入力端子22か
らのコンデンサ38を介してトランジスタ33のコレク
タに接続されている。また、電圧制御端子30には増幅
器41の出力が接続されている。本実施例では、コンデ
ンサ27,28共に可変容量ダイオードを用いたが、一
方のコンデンサ27あるいは28は27pF程度の固定
コンデンサを用いても良い。また、抵抗31は39Ωの
抵抗を用いている。
【0016】以上の構成により、トランジスタ32とト
ランジスタ33で差動増幅器を組み、コンデンサ37と
38と39と40によって正帰還がかけられて、約40
0MHzを発振している。
【0017】図3は、本発明の発振回路を用いたBSチ
ューナのブロック図である。図3において、51は入力
端子であり、この入力端子51の出力が接続されたRF
増幅器52と、このRF増幅器52の出力の一方の入力
に接続されるとともに、他方の入力には第1発振回路5
3の出力が接続された混合回路54と、この混合回路5
4の出力が接続されたIF増幅器55と、このIF増幅
器55の出力が一方の入力に接続された位相比較回路5
6と、この位相比較回路56の出力が接続されたローパ
スフィルタ57と、このローパスフィルタ57の出力が
接続された出力端子58と、前記ローパスフィルタ57
の出力と前記位相比較回路56の他方の入力との間に増
幅器41を介して設けられた第2の発振回路59を有し
ている。そして、この第2の発振回路59として図1,
図2に示す発振回路を用いている。
【0018】以上のように構成されたBSチューナにつ
いて、以下にその動作を説明する。衛星放送からの放送
波はBSアンテナに入力され、このBSアンテナからの
出力はダウンコンバータを介しBSチューナの入力端子
51に入力される。この信号はRF増幅器52で増幅さ
れた後、混合器54で周波数変換されIF信号として出
力される。このIF信号はIF増幅器55で増幅された
後、位相比較器56とローパスフィルタ57と増幅器4
1と発振器59で構成されるFM復調器で復調されて、
出力端子58に出力される。
【0019】以上のように、本実施例によれば、第1の
コイル24と第2のコイル26とは巻軸が同一方向とし
て実装するとともに、第1のコイル24と第2のコイル
26の直径は略同一とし、それぞれのコイル間隔はこれ
らのコイルの直径より小さくした構成としたので、第1
のコイル24をL1、第2のコイルをL2として、この
二つのコイルの結合によって生じる相互インダクタンス
をMとすると、合成インダクタンスLは、 L=(L1+M)+(L2+M) (1式) となる。
【0020】ここで、インダクタンスの調整はL1また
はL2を傾けて行うので、相互インダクタンスのみが変
化することになる。L1=L2としているので、 L1+ΔM=L2+ΔM (2式) となり、同時に同じ量だけインダクタンスを可変するこ
とができる。
【0021】従って、第1のコイル24と第2のコイル
26は差動増幅器21の入力端子22,25に接続され
ているので、差動増幅器21の入力インピーダンスは同
一になる。
【0022】よって、差動増幅器21の入力のバランス
が良くなるので、歪みは正と負で互いに打ち消し合い、
発振回路のリニアリテイが向上すると共に、発振の変換
効率も良くなるため発振パワーが向上する。さらに、入
力のバランスが良いため、不要輻射も少なくなり、他の
回路に与える影響が少ない。
【0023】また、L1,L2と、L1とL2によって
生じる相互インダクタンスMの間に、 L1,L2≫M (3式) となるように、L1とL2の巻径と、コイル間隔を設定
する。
【0024】このとき、MがM+ΔMと変化すると合成
インダクタンスは、 L+ΔL=L1+L2+2(M+ΔM) (4式) と変化するが、上記(3式)よりMの変化分であるΔM
も微小となって、ΔLは微小な変化となり、合成インダ
クタンスLを滑らかに変化させることができるので、調
整精度が良くなる。
【0025】また、コイルの傾きを変えることで調整で
きるため、調整が容易にできる。なお、発振回路のコン
デンサ27と28の少なくとも一つには、可変容量ダイ
オードを用いているので、この可変容量ダイオードに加
える電圧を変えることにより発振周波数を変えることが
でき、電圧制御型発振器が構成できる。この発振器はF
M復調器として使用できる。この発振器において、差動
増幅器21の入力のバランスがとれているのでスプリア
スが少なく、他の回路に悪影響を及ぼすことはない。
【0026】更に、この発振器を用いたBSチューナに
おいては、発振器の入力が平衡でバランスが取れている
ので、リニアリテイが良く、不要輻射も少なく、また、
発振器の変換効率が良いので発振パワーも向上し、ビー
トのない美しい画像が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明の発振回路によれ
ば、前記第1のコイルと、前記第2のコイルとは、巻軸
を同一方向として実装するとともに、前記第1のコイル
と前記第2のコイルの直径は略同一とし、それぞれのコ
イルの間隔はこれらのコイルの直径より小さくした構成
としたので、この両コイルの傾きを変えることにより、
その相互インダクタンスが変わることになる。
【0028】この相互インダクタンスにより発振周波数
を調整するため、第1のコイルと第2のコイルの自己イ
ンダクタンスは同一になり、差動増幅器の第1及び第2
の入力端子の入力インピーダンスはバランスが取れ、歪
みを打ち消し合い、リニアリテイが向上するとともに発
振パワーが向上する。
【0029】また、入力のバランスがとれているので発
振器の不要輻射も少なくなるという効果がある。
【0030】また、相互インダクタンスにより調整でき
るためインダクタンスの変化量が小さく、精度良く調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による発振回路の要部平面図
【図2】同発振回路の回路図
【図3】図1に示した発振回路を用いたBSチューナの
ブロック図
【図4】従来の発振回路の要部平面図
【符号の説明】
21 差動増幅器 22 第1の入力端子 23a アース 23b アース 24 第1のコイル 25 第2の入力端子 26 第2のコイル 27 可変容量ダイオード 28 可変容量ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動増幅器と、この差動増幅器の第1の
    入力端子とアース間に設けられた第1のコイルと、前記
    差動増幅器の第2の入力端子とアース間に設けられた第
    2のコイルと、前記第1の入力端子と前記第2の入力端
    子との間に接続されたコンデンサとを備え、前記第1の
    コイルと、前記第2のコイルとは巻軸を同一方向にして
    実装するとともに、前記第1のコイルと、前記第2のコ
    イルの直径は略同一とし、それぞれのコイルの間隔はこ
    れらのコイルの直径より小さくした発振回路。
  2. 【請求項2】 コンデンサは、2個のコンデンサを直列
    接続し、この2個のコンデンサの接続点と増幅器の出力
    端子との間に抵抗を設けるとともに、前記2個のコンデ
    ンサのうち少なくとも1個のコンデンサは可変容量ダイ
    オードとした請求項1記載の発振回路。
  3. 【請求項3】 入力端子と、この入力端子に一方の入力
    信号が供給されるとともに他方の入力には第1の発振回
    路の出力信号が供給される混合回路と、この混合回路の
    出力信号が一方の入力に供給される位相比較回路と、こ
    の位相比較回路の出力信号が供給されるローパスフィル
    タと、このローパスフィルタの出力信号が供給される出
    力端子とを備え、前記ローパスフィルタの出力と前記位
    相比較回路の他方の入力との間に請求項2に記載の発振
    回路を設けたBSチューナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005228857A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波発振装置
JP2012090098A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Lapis Semiconductor Co Ltd 発振回路

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JP2005228857A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高周波発振装置
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