JPH0629148A - コンデンサ素子の製造方法 - Google Patents

コンデンサ素子の製造方法

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JPH0629148A
JPH0629148A JP20753192A JP20753192A JPH0629148A JP H0629148 A JPH0629148 A JP H0629148A JP 20753192 A JP20753192 A JP 20753192A JP 20753192 A JP20753192 A JP 20753192A JP H0629148 A JPH0629148 A JP H0629148A
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JP
Japan
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electrode
capacitor element
mother substrate
manufacturing
capacitor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP20753192A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0629148A publication Critical patent/JPH0629148A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マザー基板のエッチング工程でエッチング不
良が発生することを防止して、電極の面積精度を向上さ
せるとともに、メタルマスク法により容易に電極を形成
することを可能にする。 【構成】 複数のコンデンサ素子1が切り出されるマザ
ー基板10の少なくとも一方の主面に関して、一つのコ
ンデンサ素子1用の電極3が隣接するコンデンサ素子1
用の電極3と連続するような電極パターン3pを形成す
るとともに、該マザー基板10を所定の位置でカットす
ることにより、複数のコンデンサ素子1を切り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はコンデンサ素子に関
し、詳しくは、例えば、容量付加型の発振子などに用い
られるコンデンサ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5に示すようなコルピッツ型
発振回路においては、インバータ31の入出力端子間
に、発振子32及び抵抗体33が並列に接続されてお
り、インバータ31の入出力端子とアースとの間にそれ
ぞれ容量C1,C2が接続されている。そして、上記のよ
うな発振回路においては、従来、発振子32と容量
1,C2とを一体的に構成した容量付加型の発振子が用
いられている。
【0003】こうした容量付加型の発振子に用いられる
従来のコンデンサ素子としては、図6及び図7にその平
面図及び断面図を示すようなコンデンサ素子21が知ら
れている。このコンデンサ素子21においては、誘電体
基板22の一方の主面の両端側に、発振子(図示せず)
の入出力端子と接続する一対の方形の入出力電極23
a,23bが形成されており、他方の主面には上記の入
出力電極23a,23bと対向する対向電極(アース電
極を兼ねる)24が全面に形成されている。従来のコン
デンサ素子は、このような構成をとることにより、入出
力電極23a,23bと対向電極24との間に所定の容
量を形成している。
【0004】そして、上記のようなコンデンサ素子21
を製造するにあたっては、まず、図8に示すように、一
方の主面の全面に電極23が形成された誘電体基板22
の電極23上にレジスト27を塗布して電極パターン
(電極)23p(図9)に対応したレジストパターン2
7pを形成する。それから、誘電体基板22をエッチン
グ液(図示せず)に所定時間浸漬した後、誘電体基板2
2を上方(図9の矢印Bの方向)に引き上げて水洗する
ことにより、誘電体基板22の一方の主面に、図9に示
すような所定の電極パターン23p(切り出し後に入出
力電極23a,23bとなる)を形成する。それから、
誘電体基板22の他方の面の全面に電極(図示せず)を
形成することによりマザー基板30(図9)を作成す
る。
【0005】なお、マザー基板を作成するにあたって
は、誘電体基板22の表裏両主面の全面に電極を形成
し、一方の主面の電極上の所定の位置と他方の主面の電
極の全面にレジストを塗布した後、エッチングを施すこ
とにより、図9に示すようなマザー基板30を作成する
ことも可能である。
【0006】それから、上記のようにして作成したマザ
ー基板30を、図9の矢印Aの位置でカットすることに
より各コンデンサ素子21(図6,7)を切り出す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法においては、図9に示すような電極パターン23
pを形成するために、図8に示すようなレジストパター
ン27pを形成した誘電体基板(マザー基板30)22
を、エッチング液に浸漬してエッチングを行うが、レジ
スト27が電極23上に縦横に塗布されていることか
ら、レジストパターン27pが形成されていないすべて
の部分にエッチング液が回り込みにくく、図9に示すよ
うに、レジスト27により覆われていない部分にも電極
23xが残留するというエッチング不良が発生すること
があり、各コンデンサ素子21を切り出したときに入出
力電極23a,23bの面積が大きくばらつき、目標と
する大きさの静電容量を得ることができない、すなわ
ち、静電容量の集中度が低下するという問題点がある。
【0008】また、メタルマスク法により電極を形成す
る場合、上記のようなエッチング不良を発生させないよ
うにした場合にも、コンデンサ素子の入出力電極の面積
が小さく、電極面積の精度(面積精度)を高くすること
が困難で、形成される静電容量の微調整も容易ではない
という問題点がある。
【0009】この発明は、上記問題点を解決するもので
あり、マザー基板のエッチング工程におけるエッチング
不良の発生を防止して、電極の面積精度を向上させるこ
とが可能であり、メタルマスク法により容易かつ確実に
電極を形成することが可能なコンデンサ素子の製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のコンデンサ素子の製造方法は、両主面に
所定形状の電極パターンが形成されたマザー基板をカッ
トして複数のコンデンサ素子を切り出すようにしたコン
デンサ素子の製造方法において、マザー基板の少なくと
も一方の主面に関して、一つのコンデンサ素子用の電極
が隣接する他のコンデンサ素子用の電極と連続するよう
な電極パターンを形成するとともに、該マザー基板を所
定の位置でカットすることにより、複数のコンデンサ素
子を切り出すことを特徴とする。
【0011】
【作用】一つのコンデンサ素子用の電極が隣接するコン
デンサ素子用の電極と連続(接続)するように電極パタ
ーンを形成するようにしているため、電極パターンに対
応するレジストパターンを形成してエッチングを施した
場合、電極パターン(及びレジストパターン)が単純で
あるため、エッチング液の回り込みが不十分になること
がなく、エッチング不良の発生を防止して所定の電極パ
ターンを確実に形成することが可能になり、電極の面積
精度のばらつきを抑制することができるようになる。
【0012】また、電極パターンが単純になるため、メ
タルマスク法で電極を形成した場合の電極の面積精度が
向上する。したがって、メタルマスク法で電極を形成す
ることにより、電極の面積精度を低下させることなく製
造工程を合理化することが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1及び図2は、この発明の一実施例にかかるコ
ンデンサ素子の製造方法により作成されたマザー基板の
両主面を示す図であり、図3はマザー基板を作成する過
程で電極上にレジストパターンを形成した状態を示す
図、図4は上記マザー基板から切り出したコンデンサ素
子を示す図である。
【0014】この実施例においては、まず、図3に示す
ように、一方の主面の全面に電極3が形成された誘電体
基板2の電極3上にレジスト7を塗布して所定のレジス
トパターン7pを形成する。そして、これをエッチング
液に所定時間浸漬した後、誘電体基板2をエッチング液
中から上方(図1の矢印Bの方向)に引き上げて水洗す
ることにより、誘電体基板2の一方の主面に、図1に示
すような所定の電極パターン3p(切り出されるコンデ
ンサ素子1(図4)の入出力電極3a,3bとなる)を
形成する。それから、誘電体基板2の他方の面の全面に
電極4(切り出されるコンデンサ素子1(図4)の対向
電極4aとなる)(図2)を形成することにより、マザ
ー基板10を作成する。
【0015】なお、誘電体基板2の表裏の両主面の全面
に電極3,4を形成した後、一方の主面側の電極3の所
定の位置と、他方の主面側の電極4の全面にレジストを
塗布した後、エッチングを施すことによっても、図1,
2に示すようなマザー基板10を作成することができ
る。
【0016】それから、上記のようにして作成したマザ
ー基板10を、図1の矢印Aの位置でカットすることに
より、図4に示すように、誘電体基板2の一方の面に入
出力電極3a,3bが形成され、他方の面全体に対向電
極(アース電極を兼ねる)4aが形成された個々のコン
デンサ素子1を切り出す。
【0017】上記実施例のコンデンサ素子の製造方法に
よれば、マザー基板10の電極パターン3p(及びレジ
ストパターン7p)の形状が単純であるため、エッチン
グ工程において、エッチング液の回り込みが不十分にな
ることがなく、エッチング不良の発生を防止して、所定
の電極パターン3pを確実に形成することが可能にな
り、入出力電極3a,3bの面積精度のばらつきを抑制
することができるようになる。
【0018】また、この発明のコンデンサ素子の製造方
法によれば、マザー基板10の電極パターン3pの形状
が単純になるため、メタルマスク法で電極を形成した場
合の電極の面積精度が向上する。したがって、メタルマ
スク法で電極を形成することにより、電極の面積精度を
低下させることなく製造工程を合理化することが可能に
なる。
【0019】さらに、上記実施例のコンデンサ素子の製
造方法によれば、カット幅、すなわち、切り出される個
々のコンデンサ素子1の幅W(図1,図4)を調節する
ことにより、形成される静電容量の大きさを微調整する
ことができる。
【0020】なお、この発明は、上記実施例に限定され
るものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の応
用,変形を加えることが可能である。
【0021】
【発明の効果】上述のように、この発明のコンデンサ素
子の製造方法は、一つのコンデンサ素子用の電極が隣接
するコンデンサ素子用の電極と連続するような電極パタ
ーンを有するマザー基板を所定の位置でカットすること
により、複数のコンデンサ素子を切り出すようにしてい
るので、マザー基板の電極パターンを単純化して、エッ
チング工程におけるエッチング液の回り込みをよくする
ことが可能になり、エッチング不良の発生を防止して、
所定の電極パターンを確実に形成することが可能にな
る。
【0022】また、この発明のコンデンサ素子の製造方
法によれば、マザー基板の電極パターンが単純化され、
メタルマスク法で電極を形成した場合の電極の面積精度
が向上するため、メタルマスク法で電極を形成すること
により、電極の面積精度を低下させることなく製造工程
を合理化することができる。
【0023】さらに、この発明のコンデンサ素子の製造
方法によれば、コンデンサ素子のカット幅を調節するこ
とにより、形成される静電容量の大きさを容易に微調整
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるコンデンサ素子の
製造方法の一工程で作成されたマザー基板の一方の主面
の電極パターンを示す平面図である。
【図2】この発明の一実施例にかかるコンデンサ素子の
製造方法の一工程で作成されたマザー基板の他方の主面
を示す平面図である。
【図3】この発明の一実施例にかかるコンデンサ素子の
製造方法の一工程で誘電体基板の電極上にレジストパタ
ーンを形成した状態を示す平面図である。
【図4】この発明の一実施例にかかるコンデンサ素子の
製造方法により製造したコンデンサ素子を示す斜視図で
ある。
【図5】コンデンサ素子が用いられる発振回路を示す図
である。
【図6】従来のコンデンサ素子を示す平面図である。
【図7】従来のコンデンサ素子を示す断面図である。
【図8】従来のコンデンサ素子の製造方法の一工程で誘
電体基板の電極上にレジストパターンを形成した状態を
示す平面図である。
【図9】従来のコンデンサ素子の製造方法の一工程で作
成されたマザー基板の一方の主面の電極パターンを示す
平面図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 誘電体基板 3a,3b 入出力電極 4a 対向電極 3,4 電極 3p 電極パターン 10 マザー基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両主面に所定形状の電極パターンが形成
    されたマザー基板をカットして複数のコンデンサ素子を
    切り出すようにしたコンデンサ素子の製造方法におい
    て、マザー基板の少なくとも一方の主面に関して、一つ
    のコンデンサ素子用の電極が隣接する他のコンデンサ素
    子用の電極と連続するような電極パターンを形成すると
    ともに、該マザー基板を所定の位置でカットすることに
    より、複数のコンデンサ素子を切り出すことを特徴とす
    るコンデンサ素子の製造方法。
JP20753192A 1992-07-09 1992-07-09 コンデンサ素子の製造方法 Withdrawn JPH0629148A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6015008A (en) * 1997-07-14 2000-01-18 Mitsubishi Electric Home Appliance Co., Ltd. Heat radiating plate
US8518544B2 (en) 2010-02-03 2013-08-27 Asahi Glass Company, Limited Glass plate and process for producing glass plate

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6015008A (en) * 1997-07-14 2000-01-18 Mitsubishi Electric Home Appliance Co., Ltd. Heat radiating plate
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Legal Events

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Effective date: 19991005