JPH06291379A - 制御電源装置 - Google Patents
制御電源装置Info
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- JPH06291379A JPH06291379A JP5078003A JP7800393A JPH06291379A JP H06291379 A JPH06291379 A JP H06291379A JP 5078003 A JP5078003 A JP 5078003A JP 7800393 A JP7800393 A JP 7800393A JP H06291379 A JPH06291379 A JP H06291379A
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N nobelium Chemical compound [No] ORQBXQOJMQIAOY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
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- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御電源装置を、自動車に搭載された圧電ア
クチュエータや電気粘性マウントの制御用として使用す
る場合には、バッテリの容量に限界があるため、電気損
失の少ない効率のよいものが必要となってくる。そこ
で、本発明は上記問題点に鑑み、電気損失のとりわけ少
ない効率のよい制御電源装置を提供する。 【構成】 制御電源装置10は、直流電源12と、直流
電源12に接続された第1スイッチング素子14と、直
流電源12に接続された第2スイッチング素子16と、
第1スイッチング素子14及び第2スイッチング素子1
6を動作させる比較器18とよりなり、比較器18に入
力する信号波es(t)と搬送波ep(t)とによっ
て、パルス幅変調を行なって、第1スイッチング素子1
4、第2スイッチング素子16とを交互にON状態にす
る。
クチュエータや電気粘性マウントの制御用として使用す
る場合には、バッテリの容量に限界があるため、電気損
失の少ない効率のよいものが必要となってくる。そこ
で、本発明は上記問題点に鑑み、電気損失のとりわけ少
ない効率のよい制御電源装置を提供する。 【構成】 制御電源装置10は、直流電源12と、直流
電源12に接続された第1スイッチング素子14と、直
流電源12に接続された第2スイッチング素子16と、
第1スイッチング素子14及び第2スイッチング素子1
6を動作させる比較器18とよりなり、比較器18に入
力する信号波es(t)と搬送波ep(t)とによっ
て、パルス幅変調を行なって、第1スイッチング素子1
4、第2スイッチング素子16とを交互にON状態にす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気容量性負荷、例え
ば圧電アクチュエータ、電気粘性マウント等を制御する
制御電源装置に関するものである。
ば圧電アクチュエータ、電気粘性マウント等を制御する
制御電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】制御電源装置を、自動車に搭載された圧
電アクチュエータや電気粘性マウントの制御用として使
用する場合には、バッテリの容量に限界があるため、電
気損失の少ない効率のよいものが必要となってくる。
電アクチュエータや電気粘性マウントの制御用として使
用する場合には、バッテリの容量に限界があるため、電
気損失の少ない効率のよいものが必要となってくる。
【0003】そして、このような制御電源装置100と
して、図8に示すように従来より下記のようなものが知
られている(特開平5−18432号)。
して、図8に示すように従来より下記のようなものが知
られている(特開平5−18432号)。
【0004】すなわち、チャージ信号を受けてONする
ことにより、高電圧電源部103からの高電圧を、電流
制限用の第1のインダクタンス114を介して圧電素子
102に供給する第1のトランジスタ101と、矩形波
のディスチャージ信号を受けてON,OFFし、そのO
N時に上記圧電素子102に印加される電圧を電流制限
及び昇圧用の第2のインダクタンス116を通して接地
する第2のトランジスタ105と、上記圧電素子102
に対する印加電圧のレベルが設定値となるように、上記
チャージ信号及びディスチャージ信号の出力レベルを制
御するコントロール部107とを備え、上記ディスチャ
ージ信号の出力時に、コンデンサ120に対して第2の
インダクタンス116に誘起される電圧をダイオード1
21を介して充電するものである。
ことにより、高電圧電源部103からの高電圧を、電流
制限用の第1のインダクタンス114を介して圧電素子
102に供給する第1のトランジスタ101と、矩形波
のディスチャージ信号を受けてON,OFFし、そのO
N時に上記圧電素子102に印加される電圧を電流制限
及び昇圧用の第2のインダクタンス116を通して接地
する第2のトランジスタ105と、上記圧電素子102
に対する印加電圧のレベルが設定値となるように、上記
チャージ信号及びディスチャージ信号の出力レベルを制
御するコントロール部107とを備え、上記ディスチャ
ージ信号の出力時に、コンデンサ120に対して第2の
インダクタンス116に誘起される電圧をダイオード1
21を介して充電するものである。
【0005】上記制御電源装置100は、チョークコイ
ル116の誘起電圧を利用して、高電圧電源部103へ
電荷を戻す構造となっている。したがって、電気損失の
効率は多少改善されている。
ル116の誘起電圧を利用して、高電圧電源部103へ
電荷を戻す構造となっている。したがって、電気損失の
効率は多少改善されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記制御電源
装置100は、チョークコイル116に誘起電圧を印加
する場合、すなわち、磁気エネルギーを蓄えるには、ス
イッチング型トランジスタ105をON状態として、圧
電素子102からの電荷をアースに流す必要がある。そ
のため、このアースに流れる分だけ電気的に損失が発生
している。
装置100は、チョークコイル116に誘起電圧を印加
する場合、すなわち、磁気エネルギーを蓄えるには、ス
イッチング型トランジスタ105をON状態として、圧
電素子102からの電荷をアースに流す必要がある。そ
のため、このアースに流れる分だけ電気的に損失が発生
している。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、電気
損失のとりわけ少ない効率のよい制御電源装置を提供す
るものである。
損失のとりわけ少ない効率のよい制御電源装置を提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の制御
電源装置は、電気容量性負荷が要求する所定の同一極性
変動電圧を供給する制御電源装置において、直流電源の
電圧またはそれを電圧変換したものを、前記電気容量性
負荷が要求する所定の電圧と同極性で且つその最大絶対
値以上の電圧である高電圧値となし、この電圧を第1ス
イッチング素子によって、フィルターを介して前記電気
容量性負荷に断続的に接続して電荷を供給し、前記電気
容量性負荷が要求する電圧と同極性で且つその最小絶対
値以下の電圧である低電圧値を持つ点と、前記フィルタ
ーを介した前記電気容量性負荷とを第2スイッチング素
子で断続的に接続して電荷を前記直流電源側に返還し、
前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子
とを同時に導通状態にはならないようにしたものであ
る。
電源装置は、電気容量性負荷が要求する所定の同一極性
変動電圧を供給する制御電源装置において、直流電源の
電圧またはそれを電圧変換したものを、前記電気容量性
負荷が要求する所定の電圧と同極性で且つその最大絶対
値以上の電圧である高電圧値となし、この電圧を第1ス
イッチング素子によって、フィルターを介して前記電気
容量性負荷に断続的に接続して電荷を供給し、前記電気
容量性負荷が要求する電圧と同極性で且つその最小絶対
値以下の電圧である低電圧値を持つ点と、前記フィルタ
ーを介した前記電気容量性負荷とを第2スイッチング素
子で断続的に接続して電荷を前記直流電源側に返還し、
前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子
とを同時に導通状態にはならないようにしたものであ
る。
【0009】請求項2の制御電源装置は、請求項1のも
のにおいて、前記直流電源の電圧を昇圧変換して高電圧
値とした場合の低電圧値の点を、直流電源のプラス側と
したものである。
のにおいて、前記直流電源の電圧を昇圧変換して高電圧
値とした場合の低電圧値の点を、直流電源のプラス側と
したものである。
【0010】請求項3の制御電源装置は、請求項1のも
のにおいて、直流電源の電圧またはそれを電圧変換した
ものを高電圧値とした場合の低電圧値の点を、変圧器や
チョッパー式等の昇圧器の一次側とし、前記昇圧器の二
次側を前記直流電源に接続したものである。
のにおいて、直流電源の電圧またはそれを電圧変換した
ものを高電圧値とした場合の低電圧値の点を、変圧器や
チョッパー式等の昇圧器の一次側とし、前記昇圧器の二
次側を前記直流電源に接続したものである。
【0011】請求項4の制御電源装置は、請求項1〜3
のものにおいて、前記電気容量性負荷が要求する電圧を
指示する信号波と、三角波または鋸歯状波等の搬送波を
比較器で比較し、その比較した結果の出力信号を前記第
1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子の断続
動作用信号として使う。
のものにおいて、前記電気容量性負荷が要求する電圧を
指示する信号波と、三角波または鋸歯状波等の搬送波を
比較器で比較し、その比較した結果の出力信号を前記第
1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子の断続
動作用信号として使う。
【0012】請求項5の制御電源装置は、請求項1〜3
のものにおいて、前記電気容量性負荷が要求する電圧を
指示する信号波と、前記電気容量性負荷の電圧に関連す
る信号を比較器で比較し、その比較した結果の出力信号
を前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素
子の断続動作用信号として使う。
のものにおいて、前記電気容量性負荷が要求する電圧を
指示する信号波と、前記電気容量性負荷の電圧に関連す
る信号を比較器で比較し、その比較した結果の出力信号
を前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素
子の断続動作用信号として使う。
【0013】
【作 用】請求項1の制御電源装置においては、第1ス
イッチング素子がON状態で第2スイッチング素子がO
FF状態でにある場合には、フィルタを介して、直流電
源の昇圧された電圧が、電気容量性負荷にかかる。
イッチング素子がON状態で第2スイッチング素子がO
FF状態でにある場合には、フィルタを介して、直流電
源の昇圧された電圧が、電気容量性負荷にかかる。
【0014】また、第1スイッチング素子がOFF状態
で、第2スイッチング素子がON状態にある場合には、
電気容量性負荷の電荷が、フィルタ及び第2スイッチン
グ素子を介して直流電源に返還される。
で、第2スイッチング素子がON状態にある場合には、
電気容量性負荷の電荷が、フィルタ及び第2スイッチン
グ素子を介して直流電源に返還される。
【0015】そして、請求項2の制御電源装置は、前記
直流電源の電圧を昇圧変換して高電圧値とした場合の低
電圧値の点を、直流電源のプラス側としている。
直流電源の電圧を昇圧変換して高電圧値とした場合の低
電圧値の点を、直流電源のプラス側としている。
【0016】また、請求項3の制御電源装置は、直流電
源の電圧またはそれを電圧変換したものを高電圧値とし
た場合の低電圧値の点を、変圧器やチョッパー式等の昇
圧器の一次側とし、前記昇圧器の二次側を前記直流電源
に接続している。
源の電圧またはそれを電圧変換したものを高電圧値とし
た場合の低電圧値の点を、変圧器やチョッパー式等の昇
圧器の一次側とし、前記昇圧器の二次側を前記直流電源
に接続している。
【0017】請求項4の制御電源装置にあっては、第1
スイッチング素子及び第2スイッチング素子の断続動作
を、信号波と搬送波を比較し、この比較結果から、その
動作を行なう。
スイッチング素子及び第2スイッチング素子の断続動作
を、信号波と搬送波を比較し、この比較結果から、その
動作を行なう。
【0018】請求項5の制御電源装置にあっては、第1
スイッチング素子及び第2スイッチング素子の断続動作
を、信号波と電気容量性負荷の電圧に関連する信号を比
較した結果から行なう。
スイッチング素子及び第2スイッチング素子の断続動作
を、信号波と電気容量性負荷の電圧に関連する信号を比
較した結果から行なう。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0020】図1は、本発明の制御電源装置10のブロ
ック図である。
ック図である。
【0021】符号12は、直流電源である。
【0022】符号14は、直流電源12に接続された第
1スイッチング素子である。
1スイッチング素子である。
【0023】符号16は、直流電源12に接続された第
2スイッチング素子である。
2スイッチング素子である。
【0024】符号18は、第1スイッチング素子14及
び第2スイッチング素子16を動作させる比較器であっ
て、比較器18に入力する信号波es(t)と搬送波e
p(t)とによって、パルス幅変調を行なって、第1ス
イッチング素子14、第2スイッチング素子16とを同
時に導通状態にはならないように、交互にON状態にす
る。
び第2スイッチング素子16を動作させる比較器であっ
て、比較器18に入力する信号波es(t)と搬送波e
p(t)とによって、パルス幅変調を行なって、第1ス
イッチング素子14、第2スイッチング素子16とを同
時に導通状態にはならないように、交互にON状態にす
る。
【0025】符号20は、圧電アクチュエータや電気粘
性マウント等の電気容量性負荷である。電気容量性負荷
20は、同一極性で変動する電圧によって動作する。
性マウント等の電気容量性負荷である。電気容量性負荷
20は、同一極性で変動する電圧によって動作する。
【0026】符号22は、電気容量性負荷20と第1ス
イッチング素子14と第2スイッチング素子16との間
に設けられたフィルタである。
イッチング素子14と第2スイッチング素子16との間
に設けられたフィルタである。
【0027】図2は、図1のブロック図の制御電源装置
10を具体的に実現した第1の実施例である。
10を具体的に実現した第1の実施例である。
【0028】符号24は、直流電源12に相当する自動
車に搭載された12Vのバッテリである。ここで、直流
電源12のプラス側の電圧値は、低電圧値Ebとなって
いる。なお、低電圧値Ebとは、電気容量性負荷20が
要求する電圧と同極性で、かつ、その最小絶対値以下の
電圧を持つ点をいう。
車に搭載された12Vのバッテリである。ここで、直流
電源12のプラス側の電圧値は、低電圧値Ebとなって
いる。なお、低電圧値Ebとは、電気容量性負荷20が
要求する電圧と同極性で、かつ、その最小絶対値以下の
電圧を持つ点をいう。
【0029】符号26は、直流電源24の電圧を昇圧す
るためのDC−DC変換型のコンバータである。このコ
ンバータ26によって、直流電源24からの12Vの電
圧を、電気容量性負荷20が要求する所定の電圧と同極
性で、かつ、その最大絶対値以上の電圧(以下、高電圧
値という)Ehに昇圧する。
るためのDC−DC変換型のコンバータである。このコ
ンバータ26によって、直流電源24からの12Vの電
圧を、電気容量性負荷20が要求する所定の電圧と同極
性で、かつ、その最大絶対値以上の電圧(以下、高電圧
値という)Ehに昇圧する。
【0030】符号28は、第1スイッチング素子14に
相当するスイッチング型トランジスタであって、コレク
タ端子がコンバータ26のプラス側に接続されている。
また、トランジスタ28のコレクタ端子とエミッタ端子
との間には、ダイオード30が接続されている。
相当するスイッチング型トランジスタであって、コレク
タ端子がコンバータ26のプラス側に接続されている。
また、トランジスタ28のコレクタ端子とエミッタ端子
との間には、ダイオード30が接続されている。
【0031】符号32は、第2スイッチング素子16に
相当するスイッチング型トランジスタであって、エミッ
タ端子が、直流電源24のプラス側に接続されている。
また、トランジスタ32のエミッタ端子とコレクタ端子
の間には、ダイオード34が接続されている。
相当するスイッチング型トランジスタであって、エミッ
タ端子が、直流電源24のプラス側に接続されている。
また、トランジスタ32のエミッタ端子とコレクタ端子
の間には、ダイオード34が接続されている。
【0032】符号36は、パルス幅変調を行なう比較器
であって、2つの入力端子と、2つの出力端子を有して
いる。2つの出力端子のうち、第1出力端子は、トラン
ジスタ28のベース端子に接続され、第2出力端子は、
トランジスタ32のベース端子に接続されている。ま
た、2つの入力端子のうち、第1の入力端子には、エン
ジンマウントを制御するための信号である信号波e
s(t)が入力する。また、第2入力端子には、搬送波
ep(t)が入力する。
であって、2つの入力端子と、2つの出力端子を有して
いる。2つの出力端子のうち、第1出力端子は、トラン
ジスタ28のベース端子に接続され、第2出力端子は、
トランジスタ32のベース端子に接続されている。ま
た、2つの入力端子のうち、第1の入力端子には、エン
ジンマウントを制御するための信号である信号波e
s(t)が入力する。また、第2入力端子には、搬送波
ep(t)が入力する。
【0033】符号38は、フィルタであって、トランジ
スタ34のコレクタ端子及びトランジスタ32のエミッ
タ端子が、その第1端子38aに接続されている。フィ
ルタ38としては、チョークコイル単独のものや、2つ
のチョークコイルを直列に接続し、2つのチョークコイ
ルの間にコンデンサの一端を接続し、この他端を接地し
たものが考えられる。
スタ34のコレクタ端子及びトランジスタ32のエミッ
タ端子が、その第1端子38aに接続されている。フィ
ルタ38としては、チョークコイル単独のものや、2つ
のチョークコイルを直列に接続し、2つのチョークコイ
ルの間にコンデンサの一端を接続し、この他端を接地し
たものが考えられる。
【0034】符号40は、電気容量性負荷20に相当す
る圧電アクチュエータであって、プラス側がフィルタ3
8の第2端子38bに接続され、マイナス側は接地され
ている。
る圧電アクチュエータであって、プラス側がフィルタ3
8の第2端子38bに接続され、マイナス側は接地され
ている。
【0035】上記構成の制御電源装置10の動作状態
を、図3のタイムチャートに基づいて説明する。
を、図3のタイムチャートに基づいて説明する。
【0036】比較器36に信号波es(t)と搬送波e
p(t)を入力し、比較器36は、ep(t)>e
s(t)の場合には、トランジスタ28をON状態、ト
ランジスタ32をOFF状態に制御し、逆に、e
p(t)<es(t)の場合には、トランジスタ28を
OFF状態、トランジスタ32をON状態に制御する。
p(t)を入力し、比較器36は、ep(t)>e
s(t)の場合には、トランジスタ28をON状態、ト
ランジスタ32をOFF状態に制御し、逆に、e
p(t)<es(t)の場合には、トランジスタ28を
OFF状態、トランジスタ32をON状態に制御する。
【0037】トランジスタ28がON状態にある場合に
は、高電圧値Ehがパルス幅変調されて、フィルタ38
の第1端子38aには、高電圧値Ehの電圧E1(t)
がかかる。この電圧E1(t)は、フィルタ38を通り
なだらかになり駆動電圧Ep(t)となって圧電アクチ
ュエータ40のプラス側にかかる。
は、高電圧値Ehがパルス幅変調されて、フィルタ38
の第1端子38aには、高電圧値Ehの電圧E1(t)
がかかる。この電圧E1(t)は、フィルタ38を通り
なだらかになり駆動電圧Ep(t)となって圧電アクチ
ュエータ40のプラス側にかかる。
【0038】逆に、トランジスタ32がON状態にある
場合には、フィルタ38の第1端子38aには、低電圧
値Ebの電圧E1(t)がかかる。したがって、圧電ア
クチュエータ40の電荷は、フィルタ38、トランジス
タ32を経て、直流電源24のプラス側に返還される。
場合には、フィルタ38の第1端子38aには、低電圧
値Ebの電圧E1(t)がかかる。したがって、圧電ア
クチュエータ40の電荷は、フィルタ38、トランジス
タ32を経て、直流電源24のプラス側に返還される。
【0039】上記構成の制御電源回路10であると、ス
イッチング素子であるトランジスタ28,32によっ
て、これら制御素子における電気的損失を少なくし、か
つ、負荷電荷を元の直流電源に返還することができ、そ
の効率がよくなる。したがって、自動車に搭載されたバ
ッテリである直流電源24に過大な負担がなく、効率的
である。
イッチング素子であるトランジスタ28,32によっ
て、これら制御素子における電気的損失を少なくし、か
つ、負荷電荷を元の直流電源に返還することができ、そ
の効率がよくなる。したがって、自動車に搭載されたバ
ッテリである直流電源24に過大な負担がなく、効率的
である。
【0040】図4は、本発明の第2の実施例の制御電源
回路10であって、第1の実施例と異なる点は、比較器
36に入力する搬送波ep(t)の代りに、圧電アクチ
ュエータ40に接続された分圧回路41によって分圧さ
れた駆動電圧nEp(t)が第2入力端子に入力され
る。但し、nは、分圧回路41の分圧比であって、分圧
回路41としては、2つの抵抗を直列に接続し、その2
つの抵抗の間から分圧したものが考えられる。
回路10であって、第1の実施例と異なる点は、比較器
36に入力する搬送波ep(t)の代りに、圧電アクチ
ュエータ40に接続された分圧回路41によって分圧さ
れた駆動電圧nEp(t)が第2入力端子に入力され
る。但し、nは、分圧回路41の分圧比であって、分圧
回路41としては、2つの抵抗を直列に接続し、その2
つの抵抗の間から分圧したものが考えられる。
【0041】図5は、この制御電源装置10の動作状態
を示したタイムチャートであって、比較器36は、es
(t)>nEp(t)の場合には、トランジスタ28を
ON状態にし、トランジスタ32をOFF状態にする。
また、es(t)<nEp(t)の場合には、トランジ
スタ28をOFF状態にし、トランジスタ32をON状
態にする。これにより、第1の実施例を同じように動作
して、効率のよい制御を行なうことが可能である。
を示したタイムチャートであって、比較器36は、es
(t)>nEp(t)の場合には、トランジスタ28を
ON状態にし、トランジスタ32をOFF状態にする。
また、es(t)<nEp(t)の場合には、トランジ
スタ28をOFF状態にし、トランジスタ32をON状
態にする。これにより、第1の実施例を同じように動作
して、効率のよい制御を行なうことが可能である。
【0042】図6は、第3の実施例の制御電源装置10
であって、第1の実施例と異なる点は、トランジスタ3
2から返還された電荷がトランス42を通して、全波整
流回路44を通し、直流電源24のプラス側に返還され
る。すなわち、圧電アクチュエータ40からの電圧は、
同一極性において変化しているため、トランス42を経
て、全波整流回路44で整流されて直流電源24に返還
される。したがって、その返還効率がさらによくなる。
であって、第1の実施例と異なる点は、トランジスタ3
2から返還された電荷がトランス42を通して、全波整
流回路44を通し、直流電源24のプラス側に返還され
る。すなわち、圧電アクチュエータ40からの電圧は、
同一極性において変化しているため、トランス42を経
て、全波整流回路44で整流されて直流電源24に返還
される。したがって、その返還効率がさらによくなる。
【0043】図7は、第4の実施例の整流電源装置10
であって、第1の実施例と異なる点は、トランジスタ3
2からの電荷が、DC−DC変換型のコンバータ46を
通して直流電源24に返還される。したがって、その返
還効率がよくなる。コンバータ46としては、トランス
より構成されるものや、チョッパー式昇圧器等が考えら
れる。
であって、第1の実施例と異なる点は、トランジスタ3
2からの電荷が、DC−DC変換型のコンバータ46を
通して直流電源24に返還される。したがって、その返
還効率がよくなる。コンバータ46としては、トランス
より構成されるものや、チョッパー式昇圧器等が考えら
れる。
【0044】上記構成の制御電源装置10であると、ト
ランジスタ28がON状態の時は、圧電アクチュエータ
40に電圧がかかり、トランジスタ32がON状態の時
には、圧電アクチュエータ40から直流電源24に電荷
が返還されるため、その効率が非常によい。そのため、
自動車等に搭載されるバッテリと圧電アクチュエータを
制御する制御電源装置として好適である。
ランジスタ28がON状態の時は、圧電アクチュエータ
40に電圧がかかり、トランジスタ32がON状態の時
には、圧電アクチュエータ40から直流電源24に電荷
が返還されるため、その効率が非常によい。そのため、
自動車等に搭載されるバッテリと圧電アクチュエータを
制御する制御電源装置として好適である。
【0045】
【発明の効果】以上により、本発明の制御電源装置であ
ると、第2スイッチング素子がON状態の時には、電気
容量性負荷からの電荷を直流電源側に返還するため、そ
の効率が非常によく、自動車に搭載された電気容量性負
荷の制御を行なう制御電源装置として好適である。
ると、第2スイッチング素子がON状態の時には、電気
容量性負荷からの電荷を直流電源側に返還するため、そ
の効率が非常によく、自動車に搭載された電気容量性負
荷の制御を行なう制御電源装置として好適である。
【図1】本発明の制御電源装置のブロック図である。
【図2】第1の実施例の制御電源装置の回路図である。
【図3】図2におけるタイムチャートである。
【図4】第2の実施例の制御電源装置の回路である。
【図5】図4におけるタイムチャートである。
【図6】第3の実施例の制御電源装置の回路である。
【図7】第4の実施例の制御電源装置の回路である。
【図8】従来の制御電源装置の回路である。
10 制御電源装置 12 直流電源 14 第1スイッチング素子 16 第2スイッチング素子 18 比較器 20 電気容量性負荷 22 フィルタ
Claims (5)
- 【請求項1】電気容量性負荷が要求する所定の同一極性
変動電圧を供給する制御電源装置において、 直流電源の電圧またはそれを電圧変換したものを、前記
電気容量性負荷が要求する所定の電圧と同極性で且つそ
の最大絶対値以上の電圧である高電圧値となし、この電
圧を第1スイッチング素子によって、フィルターを介し
て前記電気容量性負荷に断続的に接続して電荷を供給
し、 前記電気容量性負荷が要求する電圧と同極性で且つその
最小絶対値以下の電圧である低電圧値を持つ点と、前記
フィルターを介した前記電気容量性負荷とを第2スイッ
チング素子で断続的に接続して電荷を前記直流電源側に
返還し、 前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子
とを同時に導通状態にはならないように制御したことを
特徴とする制御電源装置。 - 【請求項2】前記直流電源の電圧を昇圧変換して高電圧
値とした場合の低電圧値の点を、直流電源のプラス側と
したことを特徴とする請求項1記載の制御電源装置。 - 【請求項3】直流電源の電圧またはそれを電圧変換した
ものを高電圧値とした場合の低電圧値の点を、変圧器や
チョッパー式などの昇圧器の一次側とし、前記昇圧器の
二次側を前記直流電源に接続したことを特徴とする請求
項1記載の制御電源装置。 - 【請求項4】前記電気容量性負荷が要求する電圧を指示
する信号波と、三角波または鋸歯状波等の搬送波を比較
器で比較し、その比較した結果の出力信号を前記第1ス
イッチング素子と前記第2スイッチング素子の断続動作
用信号として使うことを特徴とする請求項1〜3記載の
制御電源装置。 - 【請求項5】前記電気容量性負荷が要求する電圧を指示
する信号波と、前記電気容量性負荷の電圧に関連する信
号を比較器で比較し、その比較した結果の出力信号を前
記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子の
断続動作用信号として使うことを特徴とする請求項1〜
3記載の制御電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078003A JPH06291379A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 制御電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078003A JPH06291379A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 制御電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06291379A true JPH06291379A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13649625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5078003A Withdrawn JPH06291379A (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 制御電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06291379A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7235946B2 (en) | 2005-01-12 | 2007-06-26 | Mando Corporation | Actuator current control method |
US7312972B2 (en) | 2004-05-21 | 2007-12-25 | Keihin Corporation | Actuator driving apparatus |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP5078003A patent/JPH06291379A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7312972B2 (en) | 2004-05-21 | 2007-12-25 | Keihin Corporation | Actuator driving apparatus |
US7235946B2 (en) | 2005-01-12 | 2007-06-26 | Mando Corporation | Actuator current control method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |