JPH0629019A - リチウム含有二酸化マンガン及びその製造方法並びにその用途 - Google Patents

リチウム含有二酸化マンガン及びその製造方法並びにその用途

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JPH0629019A
JPH0629019A JP2411712A JP41171290A JPH0629019A JP H0629019 A JPH0629019 A JP H0629019A JP 2411712 A JP2411712 A JP 2411712A JP 41171290 A JP41171290 A JP 41171290A JP H0629019 A JPH0629019 A JP H0629019A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】粒径5μm以下の粒子から成り、LiMnO
を含有する二酸化マンガン。この二酸化マンガンは、
BET比表面積が150m/gから500m/gの
γ型二酸化マンガンを酸処理し、リチウム材料と混合し
た後、焼成することにより得られる。 【効果】本発明で得られるリチウム含有二酸化マンガン
を非水リチウム二次電池の正極に使用すると、サイクル
特性の良い非水リチウム二次電池が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】LiMnO含有二酸化マンガ
ンは、リチウム二次電池正極材料の一つとして注目され
ている。
【0002】本発明は新規なLiMnO含有二酸化
マンガンに関するものであり、さらに詳しくは粒径5μ
m以下の粒子から成るLiMnO含有二酸化マンガ
ンとその製造方法並びにその用途に関するものである。
【0003】
【従来の技術】リチウム非水二次電池の正極材料として
は、これまでにチタンやモリブデンの硫化物や酸化物、
並びにバナジウムやリンの酸化物等が提案されている
が、これらは保存性が悪く高価なため、未だ実用化され
るまでには至っていない。
【0004】一方、リチウム非水一次電池の正極材料と
しては主に二酸化マンガンが用いられ、既に実用化さ
れ、高性能電池として幅広い分野で用いられている。二
酸化マンガンは、資源的にも豊富で安価であり、さらに
化学的に安定である為に、電池としての保存性に優れて
いる。従って、二酸化マンガンをリチウム二次電池の正
極材料に適用することが考えられるが、電気化学的酸化
還元にともなうリチウムイオンの挿入脱離に対して、二
酸化マンガンの結晶構造が崩壊し、可逆的なリチウムイ
オンの挿入脱離が困難であったため、これまで二次電池
への適用は成されていない。
【0005】しかし、二酸化マンガンはリチウム二次電
池用正極材料として有望であることから、電気化学的酸
化還元に伴うリチウムイオンの挿入脱離に対する可逆性
の向上を図る幾つかの方法が提案されている。
【0006】例えば特開昭63−114064号公報で
は、化学二酸化マンガンと水酸化リチウムの混合物を空
気中で375℃で20時間焼成し、リチウムを含有した
二酸化マンガンを合成して、二次電池正極に用いること
を提案している。この提案は、放電初期(二酸化マンガ
ン中へのリチウムの微量挿入時)に認められる二酸化マ
ンガン結晶格子の大きな変化(膨張)を、リチウムを二
酸化マンガン中に含有させておくことで予め結晶構造膨
張した状態で安定化させ、サイクル特性の改善を狙った
ものである。この方法で得られるリチウム含有二酸化マ
ンガンはLiMnOとγ−β型結晶構造中に微量の
リチウムが挿入された二酸化マンガンの混合物である。
このLiMnOは電気化学的に不活性であり、電池
正極として作用するのは、微量のリチウムが挿入された
γ−β型二酸化マンガンである。しかし、本発明者らの
検討によれば、前記提案では十分な正極性能を得るに至
っていない。これは、合成に用いる二酸化マンガンの表
面積が不十分であるために、リチウム塩との混合が十分
に行なえず、焼成時に粒子表面層のみにLiMnO
が生成し、電気化学的に不活性なLiMnOで表面
を覆われた二酸化マンガンと成るためである。従って電
池正極に用いた場合、利用率が低い正極となる問題点が
ある。また、反応を完全に進行させ、均一な組成にする
ために長時間焼成を行なった場合、粒子の凝集が進み、
表面積の低い正極材料となり、電池正極としての利用率
が低下する問題点がある。
【0007】これらの問題点を解決するために、特開平
1−274359号公報では、出発マンガン酸化物にB
ET比表面積が60m/g以上の化学合成二酸化マン
ガンを用いて反応を速やかに進行させ、均一な組成にす
ることを提案しているが、化学合成二酸化マンガンのB
ET比表面積の上限は120m/g程度であり、本発
明者らの検討によれば、この程度の値では前記問題点を
解決することは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これまでに提案されて
いるリチウム含有二酸化マンガンでは、電気化学活性が
不十分であり、正極に用いた場合、サイクル特性に優れ
た非水リチウム二次電池を構成することは困難であっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行なった結果、二酸化マン
ガンとリチウム材料との混合物を焼成することによりL
MnOを含有した二酸化マンガンを製造する方法
において、前記マンガン酸化物にBET比表面積が15
0m/gから500m/gのγ型結晶構造を有する
二酸化マンガンを酸処理して用いることで、粒子成長が
抑制され、粒径5μm以下の粒子から成り、高い表面積
を持つ、電気化学的に高活性なLiMnO含有二酸
化マンガンを合成できることを見出した。さらに、これ
を正極に用い、負極にリチウム又はリチウム合金、電解
質に非水電解質を用いると、サイクル特性が優れた非水
リチウム二次電池が構成可能であることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0010】
【作用】以下本発明を具体的に説明する。
【0011】本発明者らの検討によれば、二酸化マンガ
ンとリチウム材料の混合物を焼成するLiMnO
含有した二酸化マンガンの製造方法において、二酸化マ
ンガンにBET比表面積が150m/gから500m
/gのγ型結晶構造を有する二酸化マンガンを酸処理
した後に用いることで、組成が均一で粒子成長が顕著に
抑制されることを見出した。詳細については明らかでは
ないが、この効果は以下のように考えられる。本発明で
用いるγ型結晶構造を有する二酸化マンガンは、BET
比表面積が150m/gから500m/gであり、
リチウム材料との反応性が極めて高く、均一組成のLi
MnOを含有した二酸化マンガンが生成しやすい。
また結晶形はγ型であり、γ型の結晶構造を有する二酸
化マンガンは、(1×2)のチャンネル構造を持ち、リ
チウムの結晶内部への拡散が容易であることから、リチ
ウム材料と反応させた場合、反応は容易に進行し、二酸
化マンガン粒子表面には過剰のリチウムが残ることなく
反応が進む。従って、表面が電気化学的に不活性なLi
MnOで覆われた二酸化マンガンが形成されない。
さらに、リチウムには粒子成長を促す効果があるが、本
発明では二酸化マンガンの表面リチウム濃度が過剰にな
らないために、粒子成長が顕著に抑制され、粒径が5μ
m以下の高表面積な、LiMnOを含有した二酸化
マンガンが得られる。このLiMnOを含有した二
酸化マンガンを、リチウム二次電池の正極材料に使用す
ると、サイクル特性等の優れた電気化学的活性が得られ
る。
【0012】この効果は、γ型二酸化マンガンのBET
比表面積が150m/gから500m/gの間で顕
著である。これは、次の理由に基ずくと考えられる。B
ET比表面積が150m/g未満では、二酸化マンガ
ンとリチウム材料との均一な混合が十分に行なえず、従
って、二酸化マンガン表面がLiMnOで覆われ
る。さらに表面のリチウム濃度が過剰となることから、
凝集が生じ易くなり粒成長が起こる。また、500m
/gを越えた場合では、二酸化マンガンの熱相転移のほ
うが、リチウム材料との焼成反応よりも起こり易くな
り、リチウムが拡散しやすいγ型結晶構造が歪められ、
組成が不均一となるために、表面が電気化学的に活性な
二酸化マンガンを含まないLiMnOで覆われる。
又、凝集が起こり易くなり、粒成長を生じる為に、さら
に電気化学的活性が低下する。従って、BET比表面積
が150m/gから500m/gが最適な条件とな
り、このγ型二酸化マンガンを使用すれば、凝集が抑制
され、組成が均一で、しかも粒径が5μm以下の高表面
積なLiMnOを含有した二酸化マンガンを得るこ
とができる。
【0013】また本発明では、BET比表面積が150
/gから500m/gのγ型結晶構造を有する二
酸化マンガンを酸処理して用いることが必要である。詳
細については不明だが、酸処理することでリチウム材料
との反応性が著しく高くなり、さらに二次電池正極に用
いた場合、高いサイクル放電容量を得ることができる。
処理方法は特に制限されないが、例えば硫酸や硝酸等の
水溶液中で加熱しながら撹拌する方法等が例示される。
【0014】本発明で用いるBET比表面積が150m
/gから500m/gのγ型結晶構造を有する二酸
化マンガンは、例えば、特公昭41−1696号公報に
示されているように、通常の電解二酸化マンガンの製造
条件よりも高い硫酸濃度及び高い電流密度で電解反応を
行なうことにより製造される。通常の電解条件では、電
解二酸化マンガンは(1)式に示した酸化反応により陽
極上に析出する。
【0015】 Mn2++2HO→MnO+4H+2e (1) このため、電解終了後、陽極から剥離し粉砕して粒子状
の二酸化マンガンとするが、この方法で得られる二酸化
マンガンのBET比表面積は100m/g以下であ
る。一方、本発明で用いるγ型結晶構造を有する二酸化
マンガンは、通常の電解二酸化マンガンの製造条件より
も電解液中の硫酸濃度を高くすることで、Mn3+イオ
ンの電解液中での安定性を増加させ、(2)式に示すよ
うにMn3+イオンのみを陽極生成物とし、電解液中で
(3)式で示される加水分解反応を行なわせることで製
造される。
【0016】Mn2+→Mn3++e(2) 2Mn3++2HO→MnO+Mn2++4H (3) 上記方法で、BET比表面積が150m/gから50
0m/gのγ型結晶構造を有する二酸化マンガンが製
造される本発明のLiMnOを含有した二酸化マン
ガンの製造において用いられるリチウム材料は、特に制
限されるものではなく、リチウム金属及び/またはリチ
ウム化合物であれば如何なるものを用いてもよい。例え
ば、リチウム金属、酸化リチウム、水酸化リチウム、硝
酸リチウム、シュウ酸リチウム、炭酸リチウム、ヨウ化
リチウム、アルキルリチウム等が例示される。
【0017】リチウム材料と二酸化マンガンの混合方法
は、特に制限されるものではなく、固相及び/または液
相で混合を行なえばよい。例えば、二酸化マンガン及び
リチウム材料の粉末を、乾式及び/または湿式で混合す
る方法や、リチウム材料を溶解及び/または懸濁させた
溶液中で二酸化マンガン粉末を撹拌することで混合する
方法等が例示される。本発明において、焼成は250℃
から500℃の温度範囲で行なうことが必要である。こ
の範囲以下の温度では、反応が十分に進行せず、この範
囲以上の温度では、二酸化マンガンの熱相転移が生じる
ためである。また、焼成時の雰囲気は特に制限されない
が、好ましくは酸素含有雰囲気がよい。本発明の非水リ
チウム二次電池の負極としては、リチウム金属、リチウ
ム合金を用いることができる。リチウム合金としては、
例えばリチウム/スズ合金、リチウム/アルミ合金、リ
チウム/鉛合金等が挙げられる。
【0018】また、本発明の非水リチウム二次電池の電
解質は特に制限されないが、例えば、カ−ボネ−ト類、
スルホラン類、ラクトン類、エ−テル類等の有機溶媒中
にリチウム塩を溶解したものや、リチウムイオン導電性
の固体電解質を用いることができる。本発明で得られた
LiMnOを含有した二酸化マンガンを正極に用い
て、上記の負極及び電解質を使用し、図1に示す二次電
池を構成した。図中において、 1:正極用リ−ド線、2:正極集電用メッシュ、3:正
極、4:セパレ−タ−5:負極、6:負極集電用メッシ
ュ、7:負極用リ−ド線、8:容器を示す。
【0019】
【実施例】以下実施例を述べるが、本発明はこれに制限
されるものではない。
【0020】実施例1 (LiMnOを含有した二酸化マンガンの作成)実
施例1として、LiMnOを含有した二酸化マンガ
ンをつぎのようにして作成した。
【0021】硫酸マンガンを25g/l、硫酸を150
g/lの濃度で含む水溶液中で、陽極にPt板を用い
て、50A/dmの電流密度で電解することによっ
て、粒子状の電解二酸化マンガンを得た。この電解二酸
化マンガンは分析の結果、BET比表面積190m
g、粒径1μm以下、γ型の結晶構造を持つ二酸化マン
ガンであった。得られた二酸化マンガンを、5mol/
dm濃度の硝酸水溶液中で撹拌し、90℃で1時間酸
処理を行なった。次にこの処理後の二酸化マンガン4
3.5gと酸化リチウム3.75gを乳鉢で混合した
後、400℃で20時間焼成した。得られた化合物のX
線回折及び化学組成分析から、この化合物はLiMn
を含有した二酸化マンガンであると同定できた。ま
た、SEM観察から粒径は5μm以下であることが分っ
た。 (電池の構成)得られたLiMnOを含有した二酸
化マンガン、導電材のカ−ボン粉末及び結着剤のポリテ
トラフルオルエチレン粉末を重量比で、88:9:3の
割合で混合した。この混合物75mgを5ton/cm
の圧力で8mmφのペレットに成型した。これを図1
の3の正極として用いて、図1の5の負極にはリチウム
箔(厚さ0.2mm)から切り抜いたリチウム片を用い
て、電解液にはプロピレンカ−ボネ−トと1,2ジメト
キシエタンを体積比で1:1の割合で混合した混合液
に、過塩素酸リチウムを1mol/dmの濃度で溶解
した電解液を、図1の4のセパレ−タに含浸させて、断
面積0.5cmの図1の電池を構成した。 (電池性能評価)上記方法で作成した電池を用いて、5
mAの一定電流で、電池電圧が2Vから4Vの範囲で充
放電を繰返した。その結果を図2に示す。結果から、5
0サイクル目の放電容量は、1サイクル目の放電容量に
対して約70%の容量を保持していた。
【0022】比較例1 比較例1として、二酸化マンガンに市販の化学合成二酸
化マンガン(国際標準試料IC−12、BET比表面積
120m/g)を用いたこと以外は、実施例1と同様
にLiMnOを含有した二酸化マンガンを作成し
た。X線回折及び化学組成分析の結果からは、得られた
化合物はLiMnOを含有した二酸化マンガンであ
ることが分ったが、SEM観察の結果から、粒径は10
μm以上であることが分った。次にこれを図1の3の正
極に用いた以外は、実施例1と同様な電池を構成した。
図2に示した電池性能評価の結果から、50サイクル目
の放電容量は、1サイクル目の放電容量の20%の容量
しか保持していなかった。 比較例2 実施例1と同じ条件で作成したγ型二酸化マンガンを酸
処理せずに、以下、実施例1と同じ条件で電池を構成し
て、電池性能評価を実施した所、初期放電容量が実施例
1の約20%程度しか得られなかった。
【0023】
【発明の効果】以上述べてきたとおり、本発明の方法に
より、粒子径が5μm以下で、高表面積なLiMnO
を含有した二酸化マンガンが作成でき、これを正極に
用いることで、サイクル特性に優れた非水リチウム二次
電池が構成可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1及び比較例1で作成した電池
の実施態様を示す断面概略図である。
【符号の説明】
1:正極リ−ド線 2:正極集電用メッシュ 3:正極 4:セパレ−タ 5:負極 6:負極集電用メッシュ 7:負極用リ−ド線 8:容器
【図2】図2は、実施例1及び比較例1で作成した電池
の各サイクル毎の放電容量の初期放電容量に対する維持
率を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】Li2MnO3含有二酸化マンガン
は、リチウム二次電池正極材料の一つとして注目されて
いる。
【0002】本発明は新規なLi2MnO3含有二酸化マ
ンガンに関するものであり、さらに詳しくは粒径5μm
以下の粒子から成るLi2MnO3含有二酸化マンガンと
その製造方法並びにその用途に関するものである。
【0003】
【従来の技術】リチウム非水二次電池の正極材料として
は、これまでにチタンやモリブデンの硫化物や酸化物、
並びにバナジウムやリンの酸化物等が提案されている
が、これらは保存性が悪く高価なため、未だ実用化され
るまでには至っていない。
【0004】一方、リチウム非水一次電池の正極材料と
しては主に二酸化マンガンが用いられ、既に実用化さ
れ、高性能電池として幅広い分野で用いられている。二
酸化マンガンは、資源的にも豊富で安価であり、さらに
化学的に安定である為に、電池としての保存性に優れて
いる。従って、二酸化マンガンをリチウム二次電池の正
極材料に適用することが考えられるが、電気化学的酸化
還元にともなうリチウムイオンの挿入脱離に対して、二
酸化マンガンの結晶構造が崩壊し、可逆的なリチウムイ
オンの挿入脱離が困難であったため、これまで二次電池
への適用は成されていない。
【0005】しかし、二酸化マンガンはリチウム二次電
池用正極材料として有望であることから、電気化学的酸
化還元に伴うリチウムイオンの挿入脱離に対する可逆性
の向上を図る幾つかの方法が提案されている。
【0006】例えば特開昭63−114064号公報で
は、化学二酸化マンガンと水酸化リチウムの混合物を空
気中で375℃で20時間焼成し、リチウムを含有した
二酸化マンガンを合成して、二次電池正極に用いること
を提案している。この提案は、放電初期(二酸化マンガ
ン中へのリチウムの微量挿入時)に認められる二酸化マ
ンガン結晶格子の大きな変化(膨張)を、リチウムを二
酸化マンガン中に含有させておくことで予め結晶構造膨
張した状態で安定化させ、サイクル特性の改善を狙った
ものである。この方法で得られるリチウム含有二酸化マ
ンガンはLi2MnO3とγ−β型結晶構造中に微量のリ
チウムが挿入された二酸化マンガンの混合物である。こ
のLi2MnO3は電気化学的に不活性であり、電池正極
として作用するのは、微量のリチウムが挿入されたγ−
β型二酸化マンガンである。しかし、本発明者らの検討
によれば、前記提案では十分な正極性能を得るに至って
いない。これは、合成に用いる二酸化マンガンの表面積
が不十分であるために、リチウム塩との混合が十分に行
なえず、焼成時に粒子表面層のみにLi2MnO3が生成
し、電気化学的に不活性なLi2MnO3で表面を覆われ
た二酸化マンガンと成るためである。従って電池正極に
用いた場合、利用率が低い正極となる問題点がある。ま
た、反応を完全に進行させ、均一な組成にするために長
時間焼成を行なった場合、粒子の凝集が進み、表面積の
低い正極材料となり、電池正極としての利用率が低下す
る問題点がある。
【0007】これらの問題点を解決するために、特開平
1−274359号公報では、出発マンガン酸化物にB
ET比表面積が60m2/g以上の化学合成二酸化マン
ガンを用いて反応を速やかに進行させ、均一な組成にす
ることを提案しているが、化学合成二酸化マンガンのB
ET比表面積の上限は120m2/g程度であり、本発
明者らの検討によれば、この程度の値では前記問題点を
解決することは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これまでに提案されて
いるリチウム含有二酸化マンガンでは、電気化学活性が
不十分であり、正極に用いた場合、サイクル特性に優れ
た非水リチウム二次電池を構成することは困難であっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を行なった結果、二酸化マン
ガンとリチウム材料との混合物を焼成することによりL
2MnO3を含有した二酸化マンガンを製造する方法に
おいて、前記マンガン酸化物にBET比表面積が150
2/gから500m2/gのγ型結晶構造を有する二酸
化マンガンを酸処理して用いることで、粒子成長が抑制
され、粒径5μm以下の粒子から成り、高い表面積を持
つ、電気化学的に高活性なLi2MnO3含有二酸化マン
ガンを合成できることを見出した。さらに、これを正極
に用い、負極にリチウム又はリチウム合金、電解質に非
水電解質を用いると、サイクル特性が優れた非水リチウ
ム二次電池が構成可能であることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0010】
【作用】以下本発明を具体的に説明する。
【0011】本発明者らの検討によれば、二酸化マンガ
ンとリチウム材料の混合物を焼成するLi2MnO3を含
有した二酸化マンガンの製造方法において、二酸化マン
ガンにBET比表面積が150m2/gから500m2
gのγ型結晶構造を有する二酸化マンガンを酸処理した
後に用いることで、組成が均一で粒子成長が顕著に抑制
されることを見出した。詳細については明らかではない
が、この効果は以下のように考えられる。本発明で用い
るγ型結晶構造を有する二酸化マンガンは、BET比表
面積が150m2/gから500m2/gであり、リチウ
ム材料との反応性が極めて高く、均一組成のLi2Mn
3を含有した二酸化マンガンが生成しやすい。また結
晶形はγ型であり、γ型の結晶構造を有する二酸化マン
ガンは、(1×2)のチャンネル構造を持ち、リチウム
の結晶内部への拡散が容易であることから、リチウム材
料と反応させた場合、反応は容易に進行し、二酸化マン
ガン粒子表面には過剰のリチウムが残ることなく反応が
進む。従って、表面が電気化学的に不活性なLi2Mn
3で覆われた二酸化マンガンが形成されない。さら
に、リチウムには粒子成長を促す効果があるが、本発明
では二酸化マンガンの表面リチウム濃度が過剰にならな
いために、粒子成長が顕著に抑制され、粒径が5μm以
下の高表面積な、Li2MnO3を含有した二酸化マンガ
ンが得られる。このLi2MnO3を含有した二酸化マン
ガンを、リチウム二次電池の正極材料に使用すると、サ
イクル特性等の優れた電気化学的活性が得られる。
【0012】この効果は、γ型二酸化マンガンのBET
比表面積が150m2/gから500m2/gの間で顕著
である。これは、次の理由に基ずくと考えられる。BE
T比表面積が150m2/g未満では、二酸化マンガン
とリチウム材料との均一な混合が十分に行なえず、従っ
て、二酸化マンガン表面がLi2MnO3で覆われる。さ
らに表面のリチウム濃度が過剰となることから、凝集が
生じ易くなり粒成長が起こる。また、500m2/gを
越えた場合では、二酸化マンガンの熱相転移のほうが、
リチウム材料との焼成反応よりも起こり易くなり、リチ
ウムが拡散しやすいγ型結晶構造が歪められ、組成が不
均一となるために、表面が電気化学的に活性な二酸化マ
ンガンを含まないLi2MnO3で覆われる。又、凝集が
起こり易くなり、粒成長を生じる為に、さらに電気化学
的活性が低下する。従って、BET比表面積が150m
2/gから500m2/gが最適な条件となり、このγ型
二酸化マンガンを使用すれば、凝集が抑制され、組成が
均一で、しかも粒径が5μm以下の高表面積なLi2
nO3を含有した二酸化マンガンを得ることができる。
【0013】また本発明では、BET比表面積が150
2/gから500m2/gのγ型結晶構造を有する二酸
化マンガンを酸処理して用いることが必要である。詳細
については不明だが、酸処理することでリチウム材料と
の反応性が著しく高くなり、さらに二次電池正極に用い
た場合、高いサイクル放電容量を得ることができる。処
理方法は特に制限されないが、例えば硫酸や硝酸等の水
溶液中で加熱しながら撹拌する方法等が例示される。
【0014】本発明で用いるBET比表面積が150m
2/gから500m2/gのγ型結晶構造を有する二酸化
マンガンは、例えば、特公昭41−1696号公報に示
されているように、通常の電解二酸化マンガンの製造条
件よりも高い硫酸濃度及び高い電流密度で電解反応を行
なうことにより製造される。通常の電解条件では、電解
二酸化マンガンは(1)式に示した酸化反応により陽極
上に析出する。
【0015】 Mn2++2H2O→MnO2+4H++2e (1) このため、電解終了後、陽極から剥離し粉砕して粒子状
の二酸化マンガンとするが、この方法で得られる二酸化
マンガンのBET比表面積は100m2/g以下であ
る。一方、本発明で用いるγ型結晶構造を有する二酸化
マンガンは、通常の電解二酸化マンガンの製造条件より
も電解液中の硫酸濃度を高くすることで、Mn3+イオン
の電解液中での安定性を増加させ、(2)式に示すよう
にMn3+イオンのみを陽極生成物とし、電解液中で
(3)式で示される加水分解反応を行なわせることで製
造される。
【0016】 Mn2+→Mn3++e(2) 2Mn3++2H2O→MnO2+Mn2++4H+ (3) 上記方法で、BET比表面積が150m2/gから50
0m2/gのγ型結晶構造を有する二酸化マンガンが製
造される本発明のLi2MnO3を含有した二酸化マンガ
ンの製造において用いられるリチウム材料は、特に制限
されるものではなく、リチウム金属及び/またはリチウ
ム化合物であれば如何なるものを用いてもよい。例え
ば、リチウム金属、酸化リチウム、水酸化リチウム、硝
酸リチウム、シュウ酸リチウム、炭酸リチウム、ヨウ化
リチウム、アルキルリチウム等が例示される。
【0017】リチウム材料と二酸化マンガンの混合方法
は、特に制限されるものではなく、固相及び/または液
相で混合を行なえばよい。例えば、二酸化マンガン及び
リチウム材料の粉末を、乾式及び/または湿式で混合す
る方法や、リチウム材料を溶解及び/または懸濁させた
溶液中で二酸化マンガン粉末を撹拌することで混合する
方法等が例示される。本発明において、焼成は250℃
から500℃の温度範囲で行なうことが必要である。こ
の範囲以下の温度では、反応が十分に進行せず、この範
囲以上の温度では、二酸化マンガンの熱相転移が生じる
ためである。また、焼成時の雰囲気は特に制限されない
が、好ましくは酸素含有雰囲気がよい。本発明の非水リ
チウム二次電池の負極としては、リチウム金属、リチウ
ム合金を用いることができる。リチウム合金としては、
例えばリチウム/スズ合金、リチウム/アルミ合金、リ
チウム/鉛合金等が挙げられる。
【0018】また、本発明の非水リチウム二次電池の電
解質は特に制限されないが、例えば、カ−ボネ−ト類、
スルホラン類、ラクトン類、エ−テル類等の有機溶媒中
にリチウム塩を溶解したものや、リチウムイオン導電性
の固体電解質を用いることができる。本発明で得られた
Li2MnO3を含有した二酸化マンガンを正極に用い
て、上記の負極及び電解質を使用し、図1に示す二次電
池を構成した。図中において、1:正極用リ−ド線、
2:正極集電用メッシュ、3:正極、4:セパレ−タ−
5:負極、6:負極集電用メッシュ、7:負極用リ−ド
線、8:容器を示す。
【0019】
【実施例】以下実施例を述べるが、本発明はこれに制限
されるものではない。
【0020】実施例1 (Li2MnO3を含有した二酸化マンガンの作成)実施
例1として、Li2MnO3を含有した二酸化マンガンを
つぎのようにして作成した。
【0021】硫酸マンガンを25g/l、硫酸を150
g/lの濃度で含む水溶液中で、陽極にPt板を用い
て、50A/dm2の電流密度で電解することによっ
て、粒子状の電解二酸化マンガンを得た。この電解二酸
化マンガンは分析の結果、BET比表面積190m2
g、粒径1μm以下、γ型の結晶構造を持つ二酸化マン
ガンであった。得られた二酸化マンガンを、5mol/
dm3濃度の硝酸水溶液中で撹拌し、90℃で1時間酸
処理を行なった。次にこの処理後の二酸化マンガン4
3.5gと酸化リチウム3.75gを乳鉢で混合した
後、400℃で20時間焼成した。得られた化合物のX
線回折及び化学組成分析から、この化合物はLi2Mn
3を含有した二酸化マンガンであると同定できた。ま
た、SEM観察から粒径は5μm以下であることが分っ
た。 (電池の構成)得られたLi2MnO3を含有した二酸化
マンガン、導電材のカ−ボン粉末及び結着剤のポリテト
ラフルオルエチレン粉末を重量比で、88:9:3の割
合で混合した。この混合物75mgを5ton/cm2
の圧力で8mmφのペレットに成型した。これを図1の
3の正極として用いて、図1の5の負極にはリチウム箔
(厚さ0.2mm)から切り抜いたリチウム片を用い
て、電解液にはプロピレンカ−ボネ−トと1,2ジメト
キシエタンを体積比で1:1の割合で混合した混合液
に、過塩素酸リチウムを1mol/dm3の濃度で溶解
した電解液を、図1の4のセパレ−タに含浸させて、断
面積0.5cm2の図1の電池を構成した。(電池性能
評価) 上記方法で作成した電池を用いて、5mAの一定電流
で、電池電圧が2Vから4Vの範囲で充放電を繰返し
た。その結果を図2に示す。結果から、50サイクル目
の放電容量は、1サイクル目の放電容量に対して約70
%の容量を保持していた。
【0022】比較例1 比較例1として、二酸化マンガンに市販の化学合成二酸
化マンガン(国際標準試料IC−12、BET比表面積
120m2/g)を用いたこと以外は、実施例1と同様
にLi2MnO3を含有した二酸化マンガンを作成した。
X線回折及び化学組成分析の結果からは、得られた化合
物はLi2MnO3を含有した二酸化マンガンであること
が分ったが、SEM観察の結果から、粒径は10μm以
上であることが分った。次にこれを図1の3の正極に用
いた以外は、実施例1と同様な電池を構成した。図2に
示した電池性能評価の結果から、50サイクル目の放電
容量は、1サイクル目の放電容量の20%の容量しか保
持していなかった。 比較例2 実施例1と同じ条件で作成したγ型二酸化マンガンを酸
処理せずに、以下、実施例1と同じ条件で電池を構成し
て、電池性能評価を実施した所、初期放電容量が実施例
1の約20%程度しか得られなかった。
【0023】
【発明の効果】以上述べてきたとおり、本発明の方法に
より、粒子径が5μm以下で、高表面積なLi2MnO3
を含有した二酸化マンガンが作成でき、これを正極に用
いることで、サイクル特性に優れた非水リチウム二次電
池が構成可能となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒径5μm以下の粒子から成るLiMn
    含有二酸化マンガン
  2. 【請求項2】マンガン酸化物とリチウム材料との混合物
    を焼成することによりLiMnOを含有した二酸化
    マンガンを製造する方法において、前記マンガン酸化物
    として、BET比表面積が150m/gから500m
    /gのγ型結晶構造を有する二酸化マンガンを、酸処
    理して用いることを特徴とする、特許請求の範囲第一項
    記載のLiMnO含有二酸化マンガンの製造方法。
  3. 【請求項3】負極にリチウム又はリチウム合金を用い、
    電解質に非水電解質を用いる非水リチウム二次電池にお
    いて、正極に特許請求の範囲第一項記載のLiMnO
    含有二酸化マンガンを用いることを特徴とする非水リ
    チウム二次電池。
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