JPH0628944U - 耐電圧試験用ブッシング - Google Patents

耐電圧試験用ブッシング

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JPH0628944U
JPH0628944U JP6243392U JP6243392U JPH0628944U JP H0628944 U JPH0628944 U JP H0628944U JP 6243392 U JP6243392 U JP 6243392U JP 6243392 U JP6243392 U JP 6243392U JP H0628944 U JPH0628944 U JP H0628944U
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JP
Japan
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conductor
bushing
voltage test
inner conductor
withstanding voltage
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JP6243392U
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Inventor
好実 塩沢
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一構造の内部導体であらゆる構造の供試器
に対応可能で、かつ取扱が容易な耐電圧試験用ブッシン
グを提供する。 【構成】 耐電圧試験用ブッシングの碍管内に配置され
る内部導体として、伸縮可能な導体を使用する。 【効果】 耐電圧試験用ブッシングの内部導体を引き伸
ばすことによりその接続位置を自由に設定でき、内部導
体の構造を供試器の構造に関係なく一定のものとするこ
とができ、耐電圧試験用ブッシングの管理が簡素化され
る。また内部導体を引き延ばしフック部を供試器の内部
導体に引っ掛けるという簡単で容易な作業により耐電圧
試験用の準備が行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気機器の耐電圧試験を行う際に使用する耐電圧試験用ブッシング に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、GIS(ガス絶縁開閉装置)のような電気機器は、工場並びに据付け 現地において耐電圧試験を行う。この際、GISの内部導体に外部より耐電圧試 験用の高電圧を印加するため、耐電圧試験用ブッシングを必要とすることがある 。 この耐電圧試験用ブッシングの一例を図7および図8を用いて説明する。図7 は、耐電圧試験用ブッシングの輸送状態を示し、図8は、ブッシングを供試器で あるGISに取り付けた状態を示すものである。耐電圧試験用ブッシングは、碍 管1、上部端子2、内部導体3およびフランジ4からなっている。図7は、耐電 圧試験用ブッシングの輸送状態を示しており、フランジ4に保護カバー9を取り 付け、内部導体3を支持金具20により保持する。
【0003】 耐電圧試験を行う際には、図8に示すように保護カバー9を取り外し、供試器 であるGISの容器5のフランジ6にブッシングのフランジ4を結合してGIS 5に耐電圧試験用ブッシングを取り付ける。ブッシングの内部導体3とGISの 内部導体7は短絡導体8により接続される。このように組み立て接続された後、 上部端子2に試験用高電圧が供給され、GISの内部導体7に高電圧が印加され て耐電圧試験が行われる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような耐電圧試験用ブッシングを使用する場合、供試器毎に接続部の構 造等が異なるのが普通であるから、ブッシングは、供試器の接続部の構造に応じ て内部導体の長さ、形状を変更しなければならないこととなる。したがって、供 試器毎に異なる部品を用意しなければならず、ブッシングの部品の管理等が煩雑 であった。 また一般的に、ブッシングの内部導体3は碍管の外部に突出する構造となるた め、その保護カバー9として複雑な構造のものを必要としていた。 本考案はこれに対し、同一構造の内部導体であらゆる構造の供試器に対応可能 で、かつ取扱が容易な耐電圧試験用ブッシングを提供することを目的とするもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、耐電圧試験用ブッシングの碍管内に配置される内部導体として、伸 縮可能な導体を使用するものである。
【0006】
【作用】
内部導体を伸縮導体とすることにより、ブッシングの内部導体は輸送時には長 さを短くし、また供試器に取り付ける際は、ブッシングの内部導体を伸ばして供 試器の内部導体に接続できることとなる。このため、輸送時には簡単な構造の保 護カバーにより保護が可能となり、供試器への接続は、供試器の構造が変化して も同一構造の内部導体で対応可能であり、かつ接続作業は容易に行えることとな る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を用いて説明する。なお、各実施例において、同 一の作用を行うものについては、図面において同一符号を付して重ねての説明は 省略する。
【0008】 〔実施例1〕 本考案をGISの耐電圧試験に適用した第1の実施例を、図1および図2を用 いて説明する。図1は、ブッシングの輸送状態を示し、図2は、供試器であるG ISに取り付けた状態を示すものである。 耐電圧試験用ブッシングは、碍管1、上部端子2、該上部端子2により支持さ れた内部導体3およびフランジ4からなっている。本例においては、前記内部導 体3は、燐青銅等のバネ材によりコイル状に形成された伸縮導体により構成され る。そして、内部導体3の先端には、フック状に曲げられたフック部10が形成 される。また、この内部導体3は、引っ張り力が加えられない縮んだ状態では、 その長さは碍管1の長さより短くされている。
【0009】 この耐電圧試験用ブッシングの輸送時には、図1に示すように碍管1を保護カ バー9で塞ぎ、内部導体3を若干引き延ばしその先端のフック部10を保護カバ ー9に設けたボス11に引っ掛けて、内部導体3の上下端を上部端子2と保護カ バー9とで支持固定する。図から明らかなように、輸送時の内部導体3は、碍管 1から突出することがないので、保護カバー9としては単なる平板状のものが使 用でき、複雑な形状のものを必要としない。
【0010】 また、この耐電圧試験用ブッシングを供試器に取り付けるには、保護カバー9 を取り外した後、図2に示すように、ブッシングのフランジ4をGISの容器5 のフランジ6と結合して取り付け、ブッシングの内部導体3を伸ばして、その先 端のフック部10をGISの1つの内部導体7に引っ掛ける。さらに、GISの 内部導体の他の2相の導体には、先端にフック部13を形成したコイル状の導体 からなる短絡導体12を用いて同様に導体間を短絡する。なお、この短絡導体1 2は、ブッシングの内部導体3と一体に形成しても、または別に用意しておいて もよいものである。 このように、ブッシングの内部導体3を引き伸ばすことによりその接続位置を 自由に設定できるのであるから、内部導体3の構造は、供試器の内部導体の構造 または配置場所等に関係なく一定のものとすることができる。
【0011】 耐電圧試験は、図2に示す状態で、上部端子2から耐電圧試験用高電圧がGI Sの内部導体7に印加されて行われる。この際に、ブッシングの内部導体3に流 れる電流は、微小であるから、内部導体をコイル状のものとしてその導体断面積 が小さいものとなっても差し支えないものである。また、内部導体3の表面は平 滑なものではなくなるが、コイルのピッチ等を適当にすることにより、別個にシ ールドを設けなくとも、碍管1内部の電界分布を一様に保つことができる。 さらに接続手段として単にフックで引っ掛けるだけの手段を採用しても、耐電 圧試験時に流れる電流は微小であるから、フック部のバネ力のみで十分な接触圧 力が得られるものである。
【0012】 〔実施例2〕 上記実施例1においては、ブッシングの内部導体3に対して、コイルのピッチ 等を適当にすることにより、シールドを設けない例を説明したが、本考案におい ては、ブッシングの内部導体3に対するシールドを設けることも可能である。こ のシールドを設ける場合を実施例2として、図3を用いて説明する。 コイル状の内部導体3の外周を覆って、シールドを行うシールド筒13は、筒 状の金属体により形成され、上部端子2に取り付けられる。
【0013】 本例においても、輸送時は図1の実施例1のものと同様に保護カバー9がされ 、内部導体3の先端のフック部10は保護カバー9のボス11に支持固定される 。本例のシールド筒13は、輸送時に内部導体3が横方向に振れる変形を防止す る効果もある。また、接続作業時には、内部導体3は下方へ引き出され、実施例 1と同様に作業が行われるが、シールド筒13はこの内部導体3の引き出しに対 してなんらの障害にならない。
【0014】 〔実施例3〕 上記実施例1および実施例2のものは、内部導体3の全体を伸縮導体に形成し ているが、必ずしも内部導体3は全体を伸縮導体にする必要はなく、内部導体3 の一部のみを伸縮導体にすることもできる。この例を実施例3として図4を用い て説明する。 図において、内部導体3は、棒状部分14とコイル状部分15とから構成され る。そして棒状部分14はその上端を上部端子2に取り付け、下端にはコイル状 部分15が取り付けられる。また、棒状部分14の先端は筒状部21が形成され て、コイル状部分15はその筒状部21の内部に収納される。この筒状部21は 、内部導体3に対するシールドと横方向への振れ防止の両方の機能を行う。 また本例では、コイルの長さを短くできるので、内部導体の横方向への振れお よび、コイル自体の重量によるコイルの変形を少なくすることができる。
【0015】 〔実施例4〕 以上においては、シールド筒がコイル状の内部導体3の変形を防止することを 説明したが、この変形の防止を他の手段で行う例を実施例4として、図5を用い て説明する。 図において内部導体3は、全体をコイル状に形成して上端を上部端子2に固定 している。このコイルの内部に内部導体3と略同一長さのガイド棒16が挿入さ れ、上部端子2に固定される。このガイド棒16により、内部導体3は横方向へ の振れが防止されることとなる。
【0016】 〔実施例5〕 以上の各実施例においては、伸縮導体としてコイル状のものを使用したものに ついて説明してきたが、伸縮導体はコイル状のものに限定されるものではない。 その1例を実施例5として図6を用いて説明する。 図において、内部導体3は、それぞれ径の異なる筒状導体17,18,19が 同軸的に配置され、各筒状導体の先端は内側に折り曲げられて、適当なフリクシ ョンをもって、内側の筒状導体の外周に接触する。そして、最も内側の筒状19 の先端にフック部10と短絡導体12が取り付けられる。 この構成において、輸送時には径の小さい導体を大きい導体に収納して縮めた 状態とし、接続時には図示のように、径の小さい導体が大きい導体から引き出し て伸ばした状態にされ、フック部10と短絡導体12により、GIS内の導体と 接続される。
【0017】 以上、本考案の実施例を説明してきたが、本考案の実施例は、以上のものに限 定されるのではなく、例えば伸縮導体の先端は、フック部とする代わりに、クリ ップとして供試器の内部導体を挟み込む構造としてもよい。また、供試器の内部 導体に伸縮導体のフック部を引っ掛けるための孔を設けてもよいものである。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、耐電圧試験用ブッシングの内部導体を引き伸ばすことによりその接 続位置を自由に設定できるのであるから、内部導体の構造を供試器の構造に関係 なく一定のものとすることができ、供試器ごとにそれに対応した部品を用意する 必要がなくなり、耐電圧試験用ブッシングの管理が簡素化される。また内部導体 との接続が簡単で容易な作業となる。さらに、ブッシングの内部導体は輸送時に はその長さを碍管の長さより短くすることができるため、輸送時に用意する保護 カバーは、簡単な構造のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の耐電圧試験用ブッシングの実施例1の
輸送状態の断面図。
【図2】本考案の耐電圧試験用ブッシングの実施例1の
据付け状態の断面図。
【図3】本考案の耐電圧試験用ブッシングの実施例2の
断面図。
【図4】本考案の耐電圧試験用ブッシングの実施例3の
断面図。
【図5】本考案の耐電圧試験用ブッシングの実施例4の
断面図。
【図6】本考案の耐電圧試験用ブッシングの実施例5の
断面図。
【図7】従来の耐電圧試験用ブッシングの輸送状態の断
面図。
【図8】従来の耐電圧試験用ブッシングの据付け状態の
断面図。
【符号の説明】
1…碍管 2…上部端子 3…内部導体 4…フランジ 5…容器 6…フランジ 7…内部導体 8…短絡導体 9…保護カバー 10…フック部 11…ボス 12…短絡導体 13…シールド 14…棒状部分 15…コイル状部分 16…ガイド棒 17,18,19…筒状導体 20…支持金具 21…筒状部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 碍管内に内部導体を配置した耐電圧試験
    用ブッシングにおいて、内部導体として伸縮可能な導体
    を使用したことを特徴とする耐電圧試験用ブッシング。
  2. 【請求項2】 伸縮可能な導体として、コイル状の導体
    を使用したことを特徴とする請求項1記載の耐電圧試験
    用ブッシング。
  3. 【請求項3】 コイル状導体の内側または外側に、コイ
    ル状導体の横ぶれを防止するガイドを設けたことを特徴
    とする請求項2記載の耐電圧試験用ブッシング。
  4. 【請求項4】 内部導体として、径の異なる円筒状の導
    体を同心状に重ねて配置した導体を使用することを特徴
    とする請求項1記載の耐電圧試験用ブッシング。
  5. 【請求項5】 内部導体の一部を伸縮可能な導体とし、
    残りの部分を固定の導体としたことを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の耐電圧試験用ブッシン
    グ。
  6. 【請求項6】 伸縮導体の先端に相手導体に着脱自在に
    取り付けられる接続部を設けたことを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の耐電圧試験用ブッシン
    グ。
  7. 【請求項7】 相手導体間を短絡接続する導体として、
    伸縮導体を用いたことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の耐電圧試験用ブッシング。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010192354A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Japan Ae Power Systems Corp 電気機器用ブッシング

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