JPH0628852Y2 - カラー画像読取り装置 - Google Patents

カラー画像読取り装置

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JPH0628852Y2
JPH0628852Y2 JP887589U JP887589U JPH0628852Y2 JP H0628852 Y2 JPH0628852 Y2 JP H0628852Y2 JP 887589 U JP887589 U JP 887589U JP 887589 U JP887589 U JP 887589U JP H0628852 Y2 JPH0628852 Y2 JP H0628852Y2
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color image
color
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light
line
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哲 守屋
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被写体面上のカラー画像を感度よく読取れる
カラー画像読取り装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、カラー画像を電気信号に変換して読取る装置は、
斜方向から被写体面に光を当て、その反射光をカラーフ
ィルタで色分解して、撮像管やCCDのような固体撮像
紙に導くようにしたものが多い。しかるに、この方式の
ものはカラーフィルタでの光損失が大きく、これが画像
読取りの感度を下げ、読取り出力のS/Nを低下させて
いる。また、微細で高精度なカラーフィルタを実現しよ
うとすると、価格が高価になってしまうという欠点があ
る。
そこで、カラー画像を感度良く読取る装置として、カラ
ーフィルタを用いずに、分光プリズムを用いて色分離を
行なうカラー画像読取り装置が、例えば特開昭59−6126
7号公報等に紹介されている。このカラー画像読取り装
置は、電荷蓄積機能を有するドット上の光電変換領域を
3列(以上)のラインイメージセンサ(第4図及び第1
図の6)で形成したイメージセンサを備え、被写体面か
らの反射光(同図のa)をプリズム(第1図の3)によ
り分光し、これにより得られた3原色の光をイメージセ
ンサの各列の光電変換領域に導き、これに伴う電荷変化
量を順次検出して、被写体面上のカラー画像を読取るよ
う構成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる従来のカラー画像読取り装置は、第5図に示すよ
うに選択的な分光感度分布を有し、スペクトルが合致す
る光は感じるが、2本のラインイメージセンサ6間に位
置する波長の光には感ずることができず、また、一般の
被写体光のように、スペクトルの広がりを持った光で構
成された画像の色情報を正しく読取ることができないと
いう欠点があった。画像の色情報を正しく読取るために
は、分光感度分布は上記第5図のように選択的なものは
不適当であり、カラーTVカメラの分光感度分布(第6
図参照)のように、R(赤),G(青),B(緑)の分
光感度分布に広がりを持ち、しかも互いに適度な量で重
なり合っている必要がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のカラー画像読取り装置においては、被写体面か
らラインイメージセンサまでの光路中(例えば結像レン
ズとラインイメージセンサとの間)に円柱レンズを少な
くとも挿入し、その母線方向が色光の分散方向と一致す
るように配置することにより、上記課題を解決した。
〔実施例〕
第1図以降を参照し乍ら、本考案のカラー画像読取り装
置の一実施例について説明する。第1図は本考案のカラ
ー画像読取り装置9の原理図(概略構成)である。この
図に示すように、結像レンズ4とラインイメージセンサ
6との間に円柱レンズ5を挿入し、その母線方向がR〜
Bの分散方向(矢印α)と一致するように配置してい
る。なお、2はリレー(コリメータ)レンズ、3は分光
プリズム、Mは後述するマスクであるが、このマスクM
はリレーレンズ2と分光プリズム3の間に配設する方が
望ましい。
周知の如く、円柱レンズ5はその母線の方向には屈折力
を持たず、母線と直角な方向にのみ屈折を行なう性質を
有する。かかる円柱レンズ5を第2図に示すような結像
光束中に挿入すると、円柱レンズ5が無いときには第3
図(A)のように点に結像(7番目の位置)していたもの
が、同図(B)に示すように光路中の何処においても点に
は結像しなくなる。その代り、結像面(7番目の位置)
上では円柱レンズ5の母線と直角な方向に線状に結像す
る(円柱レンズ5の厚さを0として)。これを焦点に対
して「焦線」と呼んでいる。また、円柱レンズ5の屈折
力に対応した分だけ離れた位置(3番目の位置)には、
母線と平行なもう1本の焦線ができる。この2つの焦線
のいずれか一方の位置にラインイメージセンサ6をその
主走査方向が焦線と直角となるように配置する。どちら
の焦線を選んでも構わないが、第4図の例は第3図(B)
図示の3番目の位置にできる焦線lfの位置にラインイ
メージセンサ6を配置したものである。
このように配置することにより、画像の鮮鋭度は、円柱
レンズ5が無いときの鮮鋭度を保ったままで、第1図示
の分光プリズム3による分散方向(矢印α)には焦点外
れの状態となる。そして、円柱レンズ5が挿入されてい
ないときには、各々のラインイメージセンサ6には、そ
の位置に応じた波長の光が全て入っていたものが、円柱
レンズ5の挿入後にはラインイメージセンサ6の主走査
方向(第4図の矢印β)に対して直角方向に広がり、そ
の波長の一部しか入らなくなる。しかし、これと同時に
円柱レンズ5がないときにはラインイメージセンサ6に
入って来なかった波長の光も入射するようになり、分光
感度分布が第6図示のように広がりを持つようになる。
この点について更に詳細に説明するに、例えば第7図の
ような数本のスペクトルで構成された被写体面からの反
射光を本考案装置9が読取ったとき、ラインイメージセ
ンサ6の任意の面上では波長方向に焦点外れとなり、第
8図に示すような強度分布になる。即ち、3列のライン
イメージセンサ6は、同図のハッチングを施した部分の
光に感度を持つことになり、その結果、総合的分光感度
分布は第8図示のようになるわけである。
このような分光感度分布の重なり具合いは、円柱レンズ
5による点像の焦線lfの長さlにより定まる。この長
さl(第3図(B)参照)は、赤に感じるラインイメージ
センサ6と緑に感じるラインイメージセンサ6との
間隔をd(第1図(B)参照)とすると、0.8d<l<1.1d
の範囲のとき、分光感度分布の重なり具合いは適度にな
る。l<0.8dの場合には黄色やシアンの色が暗くなって
しまい、l>1.1dなら色の彩度が低くなる。
焦線lfの上でその広がり方向での強度分布は、リレー
レンズ2の(マスクMによる)開口が円で、且つその後
ろの光学系でケラレがないときには、グラフに描くと第
9図のように楕円形となり、これにより得られる分光感
度分布は、ラインイメージセンサ6単独の分光感度分布
により若干形は変わるが、グラフに描くとほぼ楕円形と
なる。これは、第6図に示したような理想的な分光感度
分布からは外れている。焦線lf上での光の強度分布
は、リレーレンズ2の開口の焦線lfと直角方向での1
次積分の形で表わされるので、絞り(又はマスク)を設
けて、開口の形をグラフに描いた分光感度分布の形のよ
うにすればよい。もし、開口が第10図のようなマスク
により菱形になっている場合、分光感度分布は第1
1図のように三角形になり、第12図のようなマスクM
の形状で、且つ焦線lfの長さlが1のときには、第
13図のように理想的な曲線に近い分光感度分布が得ら
れる。これにより、中間波長の光や、広帯域スペクトル
光を有する被写体面のカラー画像を、鮮鋭かつ良好に読
取ることができるようになる。
なお、絞りの設置個所は、リレーレンズ2がテレセント
リックとなる位置が最も良く、そこから外れると、ライ
ンイメージセンサ6の中央部と周辺部とで光量の不均一
を生じる。また、分光プリズム3より後ろのラインイメ
ージセンサ6寄りにマスクMを設けると、赤,青部の分
光感度分布が縁部に比べて狭くなるので、分光プリズム
3より前に設置する方が良いが、光源の分光感度分布や
ラインイメージセンサの分光感度分布が波長に対して不
均一になるときには、後ろの方に設置したほうが良い場
合もある。
〔効果〕
本考案のカラー画像読取り装置は上記のように構成した
ので、比較的簡単な構成の追加により、被写体面のカラ
ー画像を感度良く、且つカラー情報を良好に読取れるよ
うになり、光路中にリレーレンズの開口の形を可変でき
るマスクを更に配置した場合には、理想的な曲線に近い
分光感度分布を得ることができるので、中間波長の光や
広帯域スペクトル光を有する被写体面のカラー画像を、
更に鮮鋭かつ良好に読取ることができるようになるとい
う、実用的特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカラー画像読取り装置の原理図、第2
図及び第3図(B)は円柱レンズを結像光束中に挿入した
場合の光束の形状を示す原理図、第3図(A)は円柱レン
ズが無いときの結像光束中の各点における光束の断面
図、第4図は円柱レンズとラインイメージセンサの配置
関係の1例を示す斜視図、第5図は従来のカラー画像読
取り装置のセンサの代表的な分光感度分布図、第6図は
カラーTVカメラの分光感度分布図、第7図は被写体面
からの反射光の1例のスペクトル分布図、第8図は第7
図示の反射光を本考案装置で読取ったときのラインイメ
ージセンサ面上の総合的分光感度分布図、第9図,第1
1図,及び第13図はリレーレンズの開口の各種形状に
対する焦線上広がり方向での強度分布を示すスペクトル
分布図、第10図及び第12図はリレーレンズの開口の
代表的形状を示す原理図である。 2…リレーレンズ、3…分光プリズム、4…結像レン
ズ、5…円柱レンズ、6…ラインイメージセンサ、9…
カラー画像読取り装置、M,M,M…マスク。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体面からの反射光をプリズムにて分光
    し、少なくとも3列に並べたラインイメージセンサに導
    いてカラー画像を読取る装置において、上記被写体面か
    らラインイメージセンサまでの光路中に、色情報の読取
    り精度を向上させるための円柱レンズを配置して構成し
    たことを特徴とするカラー画像読取り装置。
  2. 【請求項2】上記光路中に、リレーレンズの開口の形を
    可変できるマスクを更に配置して構成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のカラー画像読
    取り装置。
JP887589U 1989-01-27 1989-01-27 カラー画像読取り装置 Expired - Lifetime JPH0628852Y2 (ja)

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JP887589U JPH0628852Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27 カラー画像読取り装置

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JP887589U JPH0628852Y2 (ja) 1989-01-27 1989-01-27 カラー画像読取り装置

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JPH02100375U JPH02100375U (ja) 1990-08-09
JPH0628852Y2 true JPH0628852Y2 (ja) 1994-08-03

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