JPH0628803B2 - 環状深溝旋削用工具送り台 - Google Patents

環状深溝旋削用工具送り台

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JPH0628803B2
JPH0628803B2 JP57067539A JP6753982A JPH0628803B2 JP H0628803 B2 JPH0628803 B2 JP H0628803B2 JP 57067539 A JP57067539 A JP 57067539A JP 6753982 A JP6753982 A JP 6753982A JP H0628803 B2 JPH0628803 B2 JP H0628803B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工作物の内側の部分が工作物外側領域の部分
よりも幅が広くなっている深い環状溝を旋削するための
工具送り台に関し、更に詳しくは横送り方向へ移動可能
で幅が工作物外側領域の環状溝部分よりも狭い梁状の旋
削工具担体を具備し、この旋削工具担体が工具収容部
と、すくなくとも１個の旋削工具と、工具収容部と共に
旋削工具を固定するための固定要素を備えている工具送
り台に係る。
〔従来の技術〕
このような工具送り台は西独国特許第９７７３４９号明
細書によって知られている。
このような工具送り台を工作物内部の方へ広がっている
環状溝の側面加工のために使用する場合、旋削工具を交
換するのに比較的に長い時間がかかる。この時間のロス
は加工時間全体と比較して、旋削工具を環状溝の中だけ
でしか交換できないときに特に不都合である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、工作物の内部の方へ広がっている環状
溝の側面を加工するための交換可能な旋削工具を備えた
旋削工具担体を次のように形成することである。すなわ
ち、旋削工具を通常切削位置およびオーバーヘッド切削
位置で非常に短い時間で交換できるように、形成するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題は、本発明に従い、旋削工具担体が回転可能お
よび軸方向に摺動可能な工具固定棒を備え、この工具固
定棒を回転させることにより旋削工具の回転が行われ、
工具固定棒を軸方向に摺動させることにより旋削工具の
固定が行われ、環状溝の側面加工用の旋削工具を非加工
位置に回転させたときに、旋削工具の幅が、工作物外側
領域の環状溝部分の幅よりも狭いことによって解決され
る。
本発明の合目的な実施形は特許請求の範囲第２〜１６項
から明らかである。
〔実施例〕
以下、実施例を概略的に示す図に基づいて本発明を詳し
く説明する。
工作物１は前もって加工された環状溝２を有する（第４
図参照）。この環状溝の横断面は工作物１内側の部分が
工作物外側領域３の部分よりも巾が広くなっている。環
状溝２は旋盤によって二点鎖線４で示す形に加工され
る。工作物１の回転軸線は一点鎖線５で示してある。
旋盤加工のために、工具送り台ケーシング（図示してい
ない）には、高さを調節することができかつ横送り方向
６へ摺動可能である旋削工具担体７が設けられている
（第１図参照）。この旋削工具担体７は、旋削工具９，
１０を回転および固定するための回転および移動可能な
工具固定棒８を備えている。旋削工具担体７は環状溝２
を旋削するために通常旋削位置およびオーバーヘッド旋
削位置で使用可能である。この旋削工具担体は工作物外
側領域３の環状溝２の巾１１よりも狭くなっている。
工具固定棒８はＴ字形のクランプヘッド１２を含んでい
る。このクランプヘッドには各々の旋削工具９，１０の
Ｔ字形凹部１３，１４を差し込むことができる。旋削工
具９，１０の差込み移動はクランプヘッド１２にねじ止
めされるストッパー１５，１６によって制限される。
旋削工具９，１０は同じ長さ１７を有し、この長さは環
状溝２の巾１１よりも短くなっている。第４図では、長
さ１７が一点鎖線で示した旋削工具１０の差込み装着位
置１８にも記入してある。
本実施例では、工具固定棒８が旋削工具担体７の中心１
９に垂直に支承されている。クランプヘッド１２に差し
込まれた旋削工具９，１０の回転運動は、送り装置２０
によってラック２１と、工具固定棒８に連結されたピニ
オン２２とを介して行われる。旋削工具９，１０は、送
り装置２３によって駆動されるくさび伝動装置、すなわ
ちコッタ装置２４を介して固定される。このくさび伝動
装置は、皿ばね２５によって軸方向に付勢されている。
第２図から判るように、旋削工具９は硬質金属からなる
切刃２６を備えている。旋削工具１０は短い２個のシャ
ンク工具２７，２８を備えている。この工具の切刃２
９，３０は環状溝２の両側面３１，３２を同時に加工す
る。図示の実施例（第４図参照）では、両切刃２９，３
０が旋削工具担体７の中心１９に対して対称に配置され
ている。
旋削工具担体７と旋削工具９，１０は爪クラッチの形式
の継手を形成している。両爪半部は９０度ずらして設け
られたそれぞれ４個の爪３３，３４，３５，３６；３
７，３８，３９，４０を備えている。これらの爪の横断
面は台形の形をしている。旋削工具担体７と旋削工具
９，１０は、セレーションを備えた継手を形成していて
もよい。
爪３３〜４０は旋削工具９，１０を固定する前に洗浄媒
体で洗浄される。洗浄媒体としては特に圧縮空気が使用
される。この圧縮空気は孔４１と環状の凹部４２を経て
工具固定棒８の孔４３，４４，４５，４６，４７に達す
る。
切削兼冷却媒体は旋削工具９，１０に通じるそれぞれ１
個の孔４８，４９，５０と環状接続部材５１，５２，５
３を経て各切刃２６，２９，３０に供給される。旋削工
具担体７は内部に切削兼冷却媒体のための２個の供給通
路５４，５５を備えている。
〔発明の効果〕
本発明による工具送り台は、工具固定棒の回転によって
切削工具を回転させることができ、かつ工具固定棒の摺
動によって旋削工具を固定することができるので、工作
物の内部の方へ拡がっている環状溝内で旋削工具を回転
させて環状溝から取出し、環状溝の外側で旋削工具を交
換した後、再び環状溝に入れて固定することができる。
これにより、旋削工具を周知の方法で自動的に交換する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は工具固定棒と旋削工具を備えた旋削工具担体を
示す図、第２図は第１図のII−II線に沿った断面図、第
３図は第１図のIII−III線に沿った断面図、第４図は旋
削工具を備えた旋削工具担体の前方部分と工作物の一部
断面および平面図である。 図中符号 ２……環状溝、３……工作物外側領域、７……旋削工具
担体、８……工具固定棒、９，１０……旋削工具、１１
……環状溝の巾、１２……クランプヘッド、１５，１６
……ストッパー、１７……切削工具の長さ、１９……旋
削工具担体の中心、２０……送り装置、２１……ラッ
ク、２２……ピニオン、２３……送り装置、２４……く
さび伝動装置、２６，２９，３０……切刃、２７，２８
……シャンク工具、３１，３２……側面、３３，３４，
３５，３６，３７，３８，３９，４０……爪、４１……
孔、４２……凹部、４３，４４，４５，４６，４７……
孔、４８、４９、５０……孔、５１，５２，５３……接
続部材、５４，５５……供給通路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】工作物（１）の内側の部分が工作物外側領
    域（３）の部分よりも幅が広くなっている深い環状溝
    （２）を旋削するための工具送り台であって、 横送り方向（６）へ移動可能で幅が工作物外側領域の環
    状溝部分よりも狭い梁状の旋削工具担体（７）を具備
    し、 この旋削工具担体が工具収容部と、すくなくとも１個の
    旋削工具（９，１０）と、工具収容部と共に旋削工具を
    固定するための固定要素（８）を備えている工具送り台
    において、 旋削工具担体（７）が回転可能および軸方向に摺動可能
    な工具固定棒（８）を備え、この工具固定棒を回転させ
    ることにより旋削工具（９，１０）の回転が行われ、工
    具固定棒を軸方向に摺動させることにより旋削工具
    （９，１０）の固定が行われ、 環状溝（２）の側面加工用の旋削工具（９，１０）を非
    加工位置に回転させたときに、旋削工具の幅（１７）
    が、工作物外側領域（３）の環状溝部分の幅（１１）よ
    りも狭いことを特徴とする工具送り台。
  2. 【請求項２】工具固定棒（８）がＴ字形のクランプヘッ
    ド（１２）を備え、旋削工具（９，１０）がこのクラン
    プヘッドに差込み装着可能であることを特徴とする、特
    許請求の範囲第１項記載の工具送り台。
  3. 【請求項３】旋削工具（９，１０）がその移動を制限す
    るためのストッパー（１５，１６）を備えていることを
    特徴とする、特許請求の範囲第１項または第２項記載の
    工具送り台。
  4. 【請求項４】工具固定棒（８）が旋削工具担体（７）の
    中央に支承されていることを特徴とする、特許請求の範
    囲第１項から第３項までのいずれか一つに記載の工具送
    り台。
  5. 【請求項５】工具固定棒（８）を回転させるために、送
    り装置（２０）が設けられ、この送り装置がラック（２
    １）を介して工具固定棒（８）に連結されたピニオン
    （２２）を駆動することを特徴とする、特許請求の範囲
    第１項から第４項までのいずれか一つに記載の工具送り
    台。
  6. 【請求項６】工具固定棒（８）をクランプするために、
    くさび伝動装置（２４）と作用結合している送り装置
    （２３）が設けられていることを特徴とする、特許請求
    の範囲第１項から第５項までのいずれか一つに記載の工
    具送り台。
  7. 【請求項７】環状溝（２）の両側面（３１，３２）を同
    時に加工するために、旋削工具（１０）が２個の切刃
    （２９，３０）によって形成されていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第１項から第６項までのいずれか一
    つに記載の工具送り台。
  8. 【請求項８】両切刃（２９，３０）が旋削工具担体
    （７）の中心（１９）に対して対称に設けられているこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第７項記載の工具送り
    台。
  9. 【請求項９】旋削工具（１０）が短い２個のシャンク
    （２７，２８）を備えていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第７項記載の工具送り台。
  10. 【請求項１０】旋削工具担体（７）と旋削工具（９，１
    ０）が爪クラッチの形式の継手を形成していることを特
    徴とする、特許請求の範囲第１項から第９項までのいず
    れか一つに記載の工具送り台。
  11. 【請求項１１】旋削工具担体（７）と旋削工具（９，１
    ０）が相互の連結のために、９０度だけずれていて台形
    の横断面を有するそれぞれ４個の爪（３３，３４，３
    ５，３６；３７，３８，３９，４０）を備えていること
    を特徴とする、特許請求の範囲第１０項記載の工具送り
    台。
  12. 【請求項１２】旋削工具担体（７）と旋削工具（９，１
    ０）がセレーションを有する継手を形成していることを
    特徴とする、特許請求の範囲第１項から第９項までのい
    ずれか一つに記載の工具送り台。
  13. 【請求項１３】工具固定棒（８）が洗浄媒体のための孔
    （４３，４４，４５，４６，４７）を備えていることを
    特徴とする、特許請求の範囲第１項から第１２項までの
    いずれか一つに記載の工具送り台。
  14. 【請求項１４】旋削工具担体（７）が洗浄媒体供給のた
    めの孔（４１）と環状の凹部（４２）を備えていること
    を特徴とする、特許請求の範囲第１項から第１３項まで
    のいずれか一つに記載の工具送り台。
  15. 【請求項１５】旋削工具（９，１０）が各々の切刃（２
    ６，２９，３０）のために、切削兼冷却媒体の供給部と
    しての孔（４８，４９，５０）と管状の接続部材（５
    １，５２，５３）を備えていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第１項から第１４項までのいずれか一つに記
    載の工具送り台。
  16. 【請求項１６】旋削工具担体（７）の内部に、切削兼冷
    却媒体用の２個の供給通路（５４，５５）が形成されて
    いることを特徴とする、特許請求の範囲第１項から第１
    ５項までのいずれか一つに記載の工具送り台。
JP57067539A 1981-04-25 1982-04-23 環状深溝旋削用工具送り台 Expired - Lifetime JPH0628803B2 (ja)

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DE19818112300U DE8112300U1 (de) 1981-04-25 1981-04-25 Support fuer das drehen von tiefen ringnuten
DE8112300.0 1981-04-25

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Publication Number Publication Date
JPS57184603A JPS57184603A (en) 1982-11-13
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ID=6727096

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57067539A Expired - Lifetime JPH0628803B2 (ja) 1981-04-25 1982-04-23 環状深溝旋削用工具送り台

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US (1) US4453435A (ja)
EP (1) EP0063674B1 (ja)
JP (1) JPH0628803B2 (ja)
BR (1) BR8201925A (ja)
CS (1) CS259507B2 (ja)
DE (2) DE8112300U1 (ja)
PL (1) PL138208B1 (ja)
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