JPH0628730Y2 - 電線加工機用のクランプ排出装置 - Google Patents

電線加工機用のクランプ排出装置

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JPH0628730Y2
JPH0628730Y2 JP15753888U JP15753888U JPH0628730Y2 JP H0628730 Y2 JPH0628730 Y2 JP H0628730Y2 JP 15753888 U JP15753888 U JP 15753888U JP 15753888 U JP15753888 U JP 15753888U JP H0628730 Y2 JPH0628730 Y2 JP H0628730Y2
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JP
Japan
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clamper
electric wire
drive shaft
processing machine
clamp
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JP15753888U
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JPH0277816U (ja
Inventor
稔 松永
Original Assignee
東洋端子株式会社
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、電線加工機において、加工済の電線をクラン
プ機構から受け取り、所定の位置に排出する装置に関す
る。
従来技術 端子付の電線などは、電線加工過程で、所定の長さに切
断され、端部の被覆を切り除いてから、圧着端子などに
取り付けられる。このような電線加工機は、通常ロータ
リインデックス機構などを備えており、電線をクランプ
機構で把持しながらその電線を加工工程に沿って順次移
動させる。したがって、この加工工程が完了した時点
で、加工済の電線は、クランプ機構から受け取り、所定
のトレーなどに排出される。
従来の受け取り装置は、開閉可能なエアー駆動式のチャ
ックによって構成されている。エアー駆動式のチャック
は、排出位置の電線をクランプ装置から受け取り、旋回
運動によって、所定の位置のトレーなどに送り込み、そ
の位置に整列状態で供給していく。このようなチャック
機構によると、駆動のために特別なエアー源が必要であ
り、また旋回のためのスペースが広くなり、さらにエア
ーバルブなどのタイミング調整が連動機構の時間遅れと
の関連で正確に設定しにくい。
考案の目的 したがって、本考案の目的は、クランプ機構からの加工
後の電線の受け取りおよび排出を簡単な専用の装置によ
って実現することである。
考案の解決手段 上記目的のもとに、本考案は、駆動側の軸の往復回転運
動によって、一対のクランパーのうち第1クランパーに
回動運動を与え、この第1クランパーに対し追従的に動
く第2クランパーとの間で、電線を保持し、それらのク
ランパーの回動運動によって、電線を所定の位置に供給
できるようにしている。
このような装置によると、簡単な往復回転運動によって
一対のクランパーが操作でき、またこのクランパーの開
閉運動が回転運動によって同期させた状態で行われるた
め、ロータリインデックスの回転運動との同期が確実と
なる。
考案の構成 第1図ないし第3図は、本考案による電線加工機用のク
ランプ排出装置1の構成を示している。
このクランプ排出装置1は、往復回転機構2、駆動軸
4、第1クランパー5および第2クランパー6によって
構成されている。
上記往復回転機構2は、ケーシング20の内部で、ラッ
ク21および駆動軸4と一体的なピニオン22を備えて
いる。このラック21は、後述のロータリインデックス
11などと同期して、往復直線運動をピニオン22の往
復回転運動に変換し、軸受けスリーブ23により支持さ
れた駆動軸4に伝達する。
そして、上記第1クランパー5は、先端の保持位置でパ
ッド51を、また基部のボス52の側面にピン55をそ
れぞれ備えており、基部のボス52の部分で筒状のホル
ダー3の内部に対し回動自在に収納される。そして、こ
のホルダー3は、ケーシング20の軸受けスリーブ23
に挿入され、止めねじ30によって固定されている。な
お、このホルダー3は、ボールプランジャー31を備え
ており、そのボール32を第1クランパー5のボス52
の外周面に形成された窪み53および平坦面54と対応
させている。
また、第2クランパー6は、先端の保持位置で上記パッ
ド51と対向するパッド61を備えており、基部のボス
62の部分で駆動軸4に対し回動自在に支持されてお
り、ボス62の側面で、回動方向に沿って形成された円
弧状の長孔7を有している。なお、この長孔7は中心角
にして、30°程度に設定されている。そして、上記駆
動軸4の先端にカラー8が止めねじ81によって固定さ
れており、その側面に固定された駆動用のピン9および
前記ピン55は、ともに上記長孔7の内部に臨んでい
る。
このクランプ排出装置1は、電線加工機10の側面など
に取り付けられ、ロータリインデックス11の外周に取
り付けられたクランプ機構12と対向している。
考案の作用 最初に、駆動軸4は、第4図Aに示すように、反時計方
向の最大回動位置にあるため、ピン9は、長孔7の端部
71に当たっている。また、このとき、ボールプランジ
ャー31のボール32が窪み53の部分に臨んでいる。
このため、一対の第1クランパー5および第2クランパ
ー6は、第4図Aに示すように、一方のものは、ほぼ水
平であり、他方のものはこれに対し30°ほど離れた状
態で開放状態となって待機している。
この状態で、ロータリインデックス11が反時計方向に
回動するため、そのクランプ機構12は、加工済の電線
13を保持したまま、加工済の電線13を第1クランパ
ー5のパッド51の上に乗せて停止し、アンクランプの
状態となる。
このあと、往復回転機構2は、駆動軸4を時計方向に回
動させる。この回動によって、ピン9が同じ時計方向に
回動するが、回動の初期に、ピン9は、ピン55から離
れ、長孔7の内部を移動するだけであるため、第2クラ
ンパー6は、回動しない。しかし、このあと、ピン9が
長孔7の端部72に当たると、第2クランパー6は、第
4図Bに示すように、時計方向に回り始め、やがて自重
で駆動軸4よりも先行して回動して、アンクランプ状態
の電線13を第1クランパー5とともに挟み込み、一時
停止する。この間に、クランプ機構12は、開放して、
電線13を開放する。このあと、ピン9が再び端部に当
たると、第2クランパー6は、第1クランパー5ととも
に電線13を挟み込んだまま、約90°程度回動するこ
とによって、第4図Cのように、電線13をクランプ機
構12から受け取り、排出位置まで移動させる。この間
にも、クランプ機構12が開放したままにあるから、電
線13は、クランプ機構12の先端に当たることなく、
排出される。
第1クランパー5および第2クランパー6が共回りして
90°ほど回転すると、ボールプランジャー31が第1
クランパー5の平坦面54に当たるため、第1クランパ
ー5は、その時点でボールプランジャ31から時計方向
への回動に対し抵抗力を受けて停止する。しかし、その
後も駆動軸4が時計方向に回動するため、第2クランパ
ー6は、第4図Dに示すように、第1クランパー5から
離れることによって、電線13を開放する。この時点
で、電線13は、自然落下し、トレーなどの上に整列状
態で収納される。
電線13の排出が完了した後、往復回転機構2は、駆動
軸4と反時計方向に回動させ、ピン9を長孔の端部71
に当て、さらにピン55にも当接させることによって、
第1クランパー5および第2クランパー6を共に復帰方
向に回動させる。復帰方向の回動の途中で、第1クラン
パー5は、窪み53の部分でボールプランジャー31と
はまり合うことで、元の待機位置で停止する。一方、第
2クランパー6は、長孔7とピン9との関係によって、
駆動軸4の反時計方向の回動に対し途中まで追従し、次
の動作の待機位置で停止する。
このようにして、クランプ排出装置1は、クランプ機構
12から加工済の電線13を受け取り、受け取り位置か
ら約90°回転し、電線13を開放することで、所定の
位置に排出していく。
考案の他の実施例 上記実施例は、一例として、カラー8の部分にピン9を
固定し、第2クランパー6の側に長孔7を形成している
が、この長孔7とピン9との位置関係は、上記実施例と
逆の関係で形成してもよい。また、長孔7は、一種の溝
カムであるから、ピン9に対し所定の中心角であたる突
起などによって構成することもできる。さらに、復帰の
ために、第2クランパー6は、ねじりばねなどで付勢さ
れていてもよい。また図示しないが、必要に応じ、駆動
軸4の先端に払い出し板を取り付け、これの回転で電線
13を強制的に跳り落としてもよい。
なお、この往復回転機構2の原動力すなわちラック21
の往復運動は、例えば電線加工機10のロータリインデ
ックス11の回転をカム機構などによって往復直線運動
に変換することによって得られる。また、往復回転機構
2は、ラック・ピニオン機構に限らず、その他の機構例
えばロータリアクチュエータによって構成することもで
きる。
考案の効果 本考案では、次の効果が得られる。
駆動軸の往復回転運動によって、一対の第1クランパー
および第2クランパーの開閉および開放動作を制御する
構造となっているため、この動作の機械的なタイミング
が電線加工機の動作と対応させて正確に設定できる。
第1クランパーおよび第2クランパーが電線を受け取っ
てから一時停止し、加工機側のクランプ機構が開いてか
ら、電線を移動するので、電線の端部が加工機側のクラ
ンプ機構に当たらず、電線等の変形や傷みのおそれがな
い。
駆動軸に対し第1クランパーおよび第2クランパーが同
軸上に支持され、かつその駆動軸の回りに回動する構造
となっているため、装置全体が簡単であり、電線加工機
の所定の位置に簡単に組み付けが可能となる。
第1クランパーおよび第2クランパーの駆動源が駆動軸
の往復回転運動であり、電気的な配線やエアーなどの配
管が不要となるため、構造が簡単であり、また組み付け
も容易となる。したがって、既存の加工機に対しても簡
単に取り付けられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電線加工機用のクランプ排出装置の一
部側面図、第2図は同装置の一部平面図、第3図は同装
置の分解斜面図、第4図は同装置の動作説明図である。 1……電線加工機用のクランプ排出装置、2……往復回
転機構、3……ホルダー、4……駆動軸、5……第1ク
ランパー、6……第2クランパー、7……長孔、8……
カラー、9……ピン、10……電線加工機、11……ロ
ータリインデックス、12……クランプ機構、13……
電線。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電線の排出位置に取り付けられたホルダー
    と、このホルダー内で往復回転する駆動軸と、上記ホル
    ダー内で上記駆動軸に対して回動自在に支持された第1
    クランパーと、上記駆動軸に対して回動自在に支持され
    上記第1クランパーと対向する第2クランパーと、上記
    駆動軸に固定されたカラーと、上記の第2クランパーお
    よびカラーのうち一方のものに回動方向に沿って形成さ
    れた円弧状の長孔と、上記の第2クランパーおよびカラ
    ーのうち他方のものに固定され上記長孔の内部に臨むピ
    ンとからなることを特徴とする電線加工機用のクランプ
    排出装置。
  2. 【請求項2】上記ホルダーに上記第1クランパーの回動
    範囲を規制するボールプランジャーを取り付けてなるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    線加工機用のクランプ排出装置。
JP15753888U 1988-12-02 1988-12-02 電線加工機用のクランプ排出装置 Expired - Lifetime JPH0628730Y2 (ja)

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JPH0277816U JPH0277816U (ja) 1990-06-14
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