JP2000141155A - 工具交換装置 - Google Patents

工具交換装置

Info

Publication number
JP2000141155A
JP2000141155A JP10323606A JP32360698A JP2000141155A JP 2000141155 A JP2000141155 A JP 2000141155A JP 10323606 A JP10323606 A JP 10323606A JP 32360698 A JP32360698 A JP 32360698A JP 2000141155 A JP2000141155 A JP 2000141155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
posture
held
gripping
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10323606A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Serizawa
裕治 芹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP10323606A priority Critical patent/JP2000141155A/ja
Publication of JP2000141155A publication Critical patent/JP2000141155A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】工作機械への長尺の工具の自動工具交換が可能
であり、長尺の工具の設置スペースを最小化することが
できる工具交換装置を提供する。 【解決手段】略水平方向に沿った姿勢で保持された工具
を装着可能な工作機械の主軸装置の工具交換を行う工具
交換装置であって、工具を略鉛直方向に沿って保持する
工具保持手段としての工具ポット23を有する工具マガ
ジン部21と、工具Tを把持可能な把持アーム部62
と、把持アーム部62を旋回させる旋回機構部151と
を有し、略鉛直方向に沿って工具ポット23によって保
持された状態の工具を把持アーム部62によって把持
し、旋回機構部151による把持アーム部62の旋回動
作のみによって、工具を略水平方向に沿った姿勢に変え
て主軸装置の装着可能な工具交換位置に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械の主軸装
置との間で工具の交換を行う工具交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等の工作機械に内蔵ま
たは付設される工具交換装置は、たとえば、複数の工具
を収容する工具マガジンと、両端部に工具を把持する把
持部が形成され工作機械の主軸と工具マガジンとの間で
工具を交換するための工具交換アームとを有する構成の
ものが知られている。上記のような工具交換装置では、
たとえば、工具マガジンの所定の待機位置に移動された
工具と工具交換アームに対して所定の工具交換位置に位
置決めされた主軸との間で工具交換アームが旋回して待
機位置にある工具および主軸に装着された工具を把持
し、工具交換アームが直動して主軸に装着された工具を
抜き取り、再び工具交換アームが旋回および直動するこ
とにより、待機位置にあった新たな工具が主軸に装着さ
れることにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の工
具交換装置によって交換できる工具は、長さがある程度
の範囲に収まったものであり、工具交換装置に収まらな
い長尺の工具の場合には使用できない。このため、従来
においては、このような長尺の工具の交換は、たとえ
ば、長尺の工具を工作機械の近傍に設けた載置台上に載
置し、工具交換をしていた。しかしながら、長尺の工具
を載置台上に横置する構成では、載置台のスペースが広
くなり、また、工具交換に時間がかかり、構造、スペー
ス時間等の点で不利であった。また、長尺工具を長時間
横置きにすると、工具の剛性によっては、自重によるた
わみにより精度不良につながる場合もあった。
【0004】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであって、工作機械への長尺の工具の自動工具交換が
可能であり、長尺の工具の設置スペースを最小化するこ
とができる工具交換装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、略水平方向に
沿った姿勢で保持された工具を装着可能な工作機械の主
軸装置との間で工具の移動を行う工具交換装置であっ
て、前記工具を略鉛直方向に沿って保持する工具保持手
段を有する工具マガジン部と、前記工具を把持可能な把
持手段を有する把持アーム部と、前記把持アーム部を所
定の姿勢で保持し、当該把持アーム部を旋回させる旋回
機構部とを有し、前記把持手段によって把持された工具
の姿勢を、前記旋回機構部による前記把持アーム部の旋
回動作のみによって前記主軸装置および前記工具保持手
段とに装着可能な姿勢に変更可能である。
【0006】前記把持アーム部は、前記把持手段を任意
の位置に直動させる移動手段をさらに有し、前記略鉛直
方向または略水平方向の姿勢に変換された前記工具を、
前記工具保持手段または前記主軸装置の所定の工具交換
位置に移動可能である。
【0007】前記旋回機構部は、水平面に対して略45
度傾斜した旋回軸を有し、前記把持アーム部は前記旋回
軸に保持されており、前記旋回軸を120度の角度で回
転させることにより、前記工具を鉛直方向に沿った姿勢
から略水平方向に沿った姿勢に移動する。
【0008】本発明では、工具は工具マガジン部によっ
て略鉛直方向に沿って保持されるため、長尺の工具の設
置スペースが最小化される。また、本発明では、略鉛直
方向に沿って工具保持手段によって保持された工具は、
把持アーム部に把持され、旋回機構部の旋回動作のみに
よって略水平方向に沿った姿勢にされて主軸装置に装着
可能な工具交換位置に移動される。工具は旋回機構部の
旋回動作のみで移動されるため、工具の移動軌跡は最短
経路を通り、長尺の工具の工具交換動作が迅速となり、
また、工具交換動作が簡略化される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の工具交換
装置が適用された工作機械システムの一例を示す配置図
である。図1において、工作機械システムは、工具が装
着される主軸201を回転自在に保持する主軸ヘッド2
02を有するマシニングセンタ200と、主軸ヘッド2
02に対向して設けられ主軸201とで長尺の工具を回
転自在に保持する工具サポート部203と、マシニング
センタ200の側方に設けられ、通常の工具をマシニン
グセンタ200との間で自動交換する工具交換装置20
5と、マシニングセンタ200を挟んで工具交換装置2
05の反対側に設けられた長尺工具用の工具交換装置1
0とを有する。
【0010】マシニングセンタ200の主軸ヘッド20
2は、図1の矢印A1およびA2の方向に移動可能とな
っている。長尺の工具は、一端がマシニングセンタ20
0の主軸201にチャッキングされ、他端が工具サポー
ト部203の保持部203aに回転自在に保持される。
主軸201の駆動によって回転する長尺の工具は、主軸
201と工具サポート部203との間に配置固定された
ワークの切削加工を行う。
【0011】図2は、本実施形態に係る長尺工具用の工
具交換装置10の上面図であり、図3は図2の工具交換
装置の側面図である。図2および図3に示すように、工
具交換装置10は、工具Tを収納する工具マガジン部2
1と、工具マガジン部21とマシニングセンタ200と
の間で工具Tを移動させる工具移動機構部61とを有す
る。
【0012】まず、工具マガジン部21の構成について
説明する。図4は工具マガジン部の上面図であり、図5
は工具マガジン部21の断面図である。工具マガジン部
21は、ベース部材35上に固定された駆動モータ34
と、駆動モータ34上に設けられたロータ部材22と、
ロータ部材22の外周に設けられた複数の工具ポット2
3とを有する。
【0013】ロータ部材22は、駆動モータ34と連結
されており、駆動モータ34によって任意の回転位置に
位置決めされる。ロータ部材22の外周には、鉛直方向
に沿って直動案内レール38が等間隔に複数設けられて
いる。
【0014】工具ポット23は、ロータ部材22の外周
に設けられた直動案内レール38に連結部材42を介し
て移動自在に連結されている。工具ポット23は、工具
Tの端部を挿入保持するための保持穴23aが鉛直方向
に沿って形成されており、この保持穴23aに工具Tの
一端が挿入されることにより工具Tは工具ポット23に
よって保持される。
【0015】工具ポット23には、カバー部材40が固
定されており、このカバー部材40によって直動案内レ
ール38が覆われている。ロータ部材22の直動案内レ
ール38の下端側には、ストッパ部材43が設けられて
おり、このストッパ部材43によって工具ポット23の
直動案内レール38からの脱落が防止されている。
【0016】複数の工具ポット23の外周の所定の位置
には、油圧シリンダ30がベース部材35に対して固定
されている。油圧シリンダ30は、高圧の作動油によっ
て伸縮するピストンロッド31を有しており、このピス
トンロッド31の先端に係合部材32が固定されてい
る。係合部材32は、工具ポット23の外側部に一体に
形成された被係合部材27に係合可能になっている。被
係合部材27は、断面がT字状に形成された嵌合部27
aが形成されており、この嵌合部27aに係合部材32
の先端に形成されたT字状の係合部32aが嵌合する。
【0017】駆動モータ34は、回転部34aが所定の
回転軸を中心に回転し、回転部34aにロータ部材22
が図示しない締結手段によって固定されている。上記構
成の工具マガジン部21では、駆動モータ34によって
ロータ部材22を回転させ、所望の工具ポット23を油
圧シリンダ30の配設位置に移動する。この状態で、油
圧シリンダ30の配設位置に移動した工具ポット23の
外周の被係合部材27の嵌合部27aに係合部材32の
係合部32aが嵌合する。
【0018】図5に示す矢印B1方向に油圧シリンダ3
0を駆動すると、工具ポット23は上昇し、工具ポット
23に保持されて工具Tは所定の工具交換位置PT に移
動する。この工具交換位置PT に移動した工具Tを上記
した工具移動機構部61によってマシニングセンタ20
0に運ぶ。あるいは、マシニングセンタ200から工具
移動機構部61によって工具交換位置PT に運んできた
工具Tに対して空の工具ポット23を工具交換位置PT
に移動することにより、工具ポット23に工具Tを保持
する。
【0019】次に、上記の工具移動機構部61の構成に
ついて説明する。図2および図3に示すように、工具移
動機構部61は、工具Tを把持する把持アーム部62
と、把持アーム部62を旋回させる旋回機構部151と
を有する。ここで、図6は工具移動機構部61の把持ア
ーム部62の上面図であり、図7は図6の側面図であ
り、図8は工具移動機構部61の把持アーム部62の断
面図であり、図9は工具移動機構部61の旋回機構部1
51の側面図である。
【0020】把持アーム部62は、旋回機構部151の
旋回軸J1を中心に回動する回動部材64に連結部材6
3によって連結されている。把持アーム部62は、ロッ
ド部材68と、ロッド部材68が内挿されるシリンダ部
材66と、工具Tを把持するための把持爪70と、シリ
ンダ部材66を矢印D1およびD2方向に駆動する駆動
機構部121とを有する。
【0021】シリンダ部材66は、円筒状の部材からな
り、把持爪70側の先端部が連結板92によって閉塞さ
れ、後端部が閉塞部材93によって閉塞されている。シ
リンダ部材66の外周は、軸方向の2か所で蓋部材82
とブッシュ84および蓋部材86とブッシュ88を介し
て保持部材80によって保持されており、ブッシュ8
4、88がシリンダ部材66の外周面と摺動することに
より、シリンダ部材66は矢印D1およびD2方向に移
動自在となっている。シリンダ部材66の外周の段付き
部は、蓋部材86とブッシュ88と当接可能となってお
り、蓋部材86とブッシュ88とによってシリンダ部材
66の矢印D2方向の移動が規制される。
【0022】シリンダ部材66内には、先端側にはシリ
ンダ室S1が形成され、後端部側には、皿バネ90を収
容するための皿バネ収容空間S2が形成されている。シ
リンダ室S1内には、シリンダ部材66内に挿入された
ロッド部材68に形成されたピストン部69が嵌合され
る。
【0023】また、シリンダ部材66には、軸方向に沿
って作動油の流路66aおよび66bが形成されてお
り、これら流路66aおよび66bはシリンダ室S1に
連通している。流路66aには、シリンダ部材66の外
部から図示しない供給口から高圧の作動油が供給され
る。
【0024】ロッド部材68は、シリンダ部材66内に
移動自在に設けられている。ロッド部材68に形成され
たピストン部69は、シリンダ部材66内のシリンダ室
S1に嵌合している。ピストン部69の両側の軸部は、
シリンダ室S1に嵌合固着された軸受部材96および9
7にブッシュ部材96aおよび97aを介して移動自在
に保持されている。ピストン部69は、軸受部材96と
軸受部材97との間で移動可能となっている。
【0025】ロッド部材68の皿バネ収容空間S2内に
位置する軸部には、カラー部材74、皿バネ90および
カラー部材75が挿入され、カラー部材75はロッド部
材68の段付き部と締結部材76とによってロッド部材
68の軸端部に固定されている。皿バネ90は、カラー
部材74とカラー部材75との間で伸張する方向に弾性
力を作用させており、ロッド部材68は矢印D2方向に
付勢されている。
【0026】ロッド部材68の先端には、各把持爪70
の係合部70aが係合する係合溝部68aが形成されて
いる。把持爪70は、シリンダ部材66の先端に固定さ
れた支持部材100に転結軸71を介して回動自在に連
結されている。把持爪70の係合部70aがロッド部材
68の係合溝部68aに係合することで、各把持爪70
は皿バネ90の付勢力によって閉じ、両方の把持爪70
の把持部70bで工具Tを挟んだ状態で工具Tをクラン
プする。また、上記したシリンダ室S1に流路66aを
通じて高圧の作動油を供給すると、ピストン部69には
皿バネ90の付勢力に抗する力が作用し、ロッド部材6
8は矢印D1方向に移動し、両方の把持爪70は開き、
把持部70bで挟んだ工具Tをアンクランプする。
【0027】ロッド部材68の後端には、2つの近接部
材134および135が所定の間隔で設けられている。
また、近接部材134および135の近傍には、2つの
近接スイッチ130および131が閉塞部材93に対し
て設けられている。この構成により、近接スイッチ13
0および131によって、近接部材134および135
の位置を検出し、ロッド部材68の移動位置を検出する
ことができ、把持爪70のクランプ状態およびアンクラ
ンプ状態を検出することができる。
【0028】駆動機構部121は、油圧シリンダ122
と、油圧シリンダ122に伸縮自在に内蔵されたピスト
ンロッド123と、一端がピストンロッド123に連結
され他端が上記の連結板92に連結された連結ロッド1
24とを有する。
【0029】連結ロッド124は、保持部材80の外周
に形成された保持部80aによって軸受部材101を介
して移動自在に保持されている。また、ピストンロッド
123は、保持部材80の外周に形成された保持部80
bによって移動自在に保持されている。油圧シリンダ1
22は、保持部材80に固定されており、供給排出口1
22aおよび122bから作動油を適宜供給、排出する
ことにより、ピストンロッド123が伸縮し、連結板9
2によって連結ロッド124に連結されたシリンダ部材
65は油圧シリンダ122のピストンロッド123のス
トロークで矢印D1およびD2方向に移動する。
【0030】上記構成の把持アーム部62は、中心軸J
2が、図7に示したように水平方向に沿うように配設さ
れている。また、旋回機構部151の旋回軸J1は、図
6および図7に示したように、垂直平面および水平面の
いずれにおいても、中心軸J2に対して45度の角度で
傾斜している。図9に示すように、旋回機構部151
は、ベース部152上に立設された架台153に設けら
れた回転軸155を回動自在に保持する保持部156
と、架台153に設けられた油圧モータ154とを有す
る。保持部156は、回転軸155が鉛直方向に対して
45度の角度で傾斜するように架台153に固定されて
いる。回転軸155には、回動部材64が固定される。
【0031】油圧モータ154は、回転軸155と連結
しており、高圧の作動油を適宜供給することにより所望
の方向に回動部材64を回動させる。これにより、旋回
機構部151は、把持アーム部62を任意の位置に旋回
させることができる。旋回機構部151を駆動して、図
3に示したように、旋回機構部151の回転軸155を
CCWの向きに120度回転させると、把持アーム部6
2によって把持された工具Tは、鉛直方向の姿勢から水
平方向の姿勢に変換される。
【0032】次に、上記構成の工具交換装置による工具
交換動作の一例について説明する。まず、工具マガジン
部21に収納された工具Tをマシニングセンタに取り付
ける工具取付動作の一例について説明する。工具マガジ
ン部21の各工具ポット23には複数の工具Tが挿入さ
れており、この中から所望の工具Tを選択し、その工具
ポット23を所定の位置に回転位置決めする。
【0033】次いで、把持アーム部62の把持爪70を
開いて把持爪70をアンクランプ状態にする。この動作
と重複して、選択された工具ポット23を工具交換位置
PT まで上昇させる。
【0034】次いで、油圧シリンダ122を駆動して、
把持アーム部62の把持爪70を工具交換位置PT にあ
る工具Tに向けて前進させ、把持爪70が所定の位置に
到達したら把持爪70に工具Tをクランプさせる。把持
爪70によって工具Tがクランプされた状態で、工具ポ
ット23を所定の位置まで下降させる。次いで、油圧シ
リンダ122を逆方向に駆動して、工具Tを把持した状
態の把持爪70を後退させる。
【0035】次いで、旋回機構部151の回転軸155
をCCWの向きに120度回転させて把持アーム部62
を旋回させ、把持爪70に把持された工具Tを水平方向
の姿勢に変換する。この状態から、図2に示すように、
把持アーム部62の把持爪70を矢印Fの向きに前進さ
せ、工具Tをマシニングセンタ200の主軸ヘッド20
2の前方位置に移動する。次いで、主軸ヘッド202の
主軸201の向きに沿って水平姿勢に保持された工具T
に対して、マシニングセンタ200の主軸ヘッド202
を移動させ、主軸201に工具Tのテーパシャンクを装
着し、主軸201に工具Tをクランプさせる。
【0036】次いで、把持アーム部62の把持爪70を
開いて、工具Tをアンクランプし、把持アーム部62の
把持爪70を後退させ、把持アーム部62をCW方向に
旋回させて、把持アーム部62を所定の原点位置に移動
する。一方、工具Tが装着された主軸201は、主軸ヘ
ッド202を移動させることにより、工具Tの他方の端
部が上記した工具サポート部203の保持部203aに
装着される。以上により、マシニングセンタ200への
工具Tの取り付け動作が完了する。
【0037】次に、マシニングセンタ200に装着され
た工具Tの工具マガジン部21への返却動作の一例につ
いて説明する。まず、マシニングセンタ200における
工具サポート部203の保持部203aに装着された工
具Tをマシニングセンタ200の主軸ヘッド202の移
動により所定の工具交換位置に移動する。
【0038】上記の状態から、原点位置にあった把持ア
ーム部62をCCW方向へ旋回する。この動作と重複し
て、把持アーム部62の把持爪70を開いてアンクラン
プ状態とする。
【0039】次いで、所定の位置に旋回した把持アーム
部62から把持爪70を前進させ、マシニングセンタ2
00に装着された工具Tを把持爪70によって把持す
る。この状態で、マシニングセンタ200の主軸201
による工具Tのクランプ状態を解除し、主軸ヘッド20
2を後退させて工具Tを主軸201から抜き出す。
【0040】次いで、把持アーム部62に把持爪70を
後退させる。この状態から、把持アーム部62をCW方
向に旋回させるとともに、工具マガジン部21の空きの
工具ポット23を所定の位置に回転位置決めする。
【0041】空きの工具ポット23に対して、把持アー
ム部62から工具Tを鉛直方向の姿勢で把持した状態に
ある把持爪70を前進させ、この工具ポット23の上方
に工具Tを位置させる。次いで、工具ポット23を工具
交換位置PT まで上昇させる。これにより、工具Tの端
部は、工具ポット23の保持穴23aに挿入される。
【0042】把持爪70を開いて、工具Tをアンクラン
プした後、把持アーム部62に把持爪70を後退させる
とともに、工具交換位置PT にあった工具ポット23を
所定の位置まで下降させる。以上の動作によって、マシ
ニングセンタ200に装着されていた工具Tが工具マガ
ジン21の所望の工具ポット23に返却される。
【0043】以上のように、本実施形態によれば、長尺
の工具Tを工具マガジン部21に鉛直方向に設置するこ
とができるので、上記した工作機械システムの省スペー
ス化が可能となる。また、工具マガジン部21とマシニ
ングセンタ200との間での工具Tの交換の際に、工具
Tの姿勢を工具移動機構部61の旋回機構部151によ
る把持アーム部62の旋回動作のみによって鉛直方向姿
勢と水平方向姿勢との間で変換できる。このため、工具
交換動作が簡略化され、工具交換動作がスムーズとな
り、また、工具Tの移動経路も最短経路をとることにな
り、工具交換に要する時間を短縮することが可能とな
る。なお、上記の工作機械システムでは、通常の長さの
工具の交換は工具交換装置205によって行い、長尺の
工具は工具交換装置10で行う場合について説明した
が、本発明はこれに限定されるわけではなく、たとえ
ば、工具交換装置10は長尺の工具でなく通常の長さの
工具にも適用可能であり、工具交換装置205は設置せ
ず、工具交換装置10のみの構成も可能である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、省スペースでの長尺の
工具の自動交換が可能になるとともに、長尺の工具の交
換時間を短縮化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工具交換装置が適用された工作機械シ
ステムの一例を示す配置図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る工具交換装置の構成
を示す平面図である。
【図3】図2に示す工具交換装置の側面図である。
【図4】工具マガジン部の構成を示す平面図である。
【図5】工具マガジン部の構成を示す断面図である。
【図6】工具交換アームの構成を示す上面図である。
【図7】工具交換アームの構成を示す側面図である。
【図8】工具交換アームの構成を示す断面図である。
【図9】工具交換アームの旋回機構部の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】 10…工具交換装置 21…工具マガジン部 23…工具ポット 61…工具移動機構部 62…把持アーム部 151…旋回機構部 T…工具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略水平方向に沿った姿勢で保持された工具
    を装着可能な工作機械の主軸装置との間で工具の移動を
    行う工具交換装置であって、 前記工具を略鉛直方向に沿って保持する工具保持手段を
    有する工具マガジン部と、 前記工具を把持可能な把持手段を有する把持アーム部
    と、 前記把持アーム部を所定の姿勢で保持し、当該把持アー
    ム部を旋回させる旋回機構部とを有し、 前記把持手段によって把持された工具の姿勢を、前記旋
    回機構部による前記把持アーム部の旋回動作のみによっ
    て前記主軸装置および前記工具保持手段とに装着可能な
    姿勢に変更可能な工具交換装置。
  2. 【請求項2】前記把持アーム部は、前記把持手段を任意
    の位置に直動させる移動手段をさらに有し、 前記略鉛直方向または略水平方向の姿勢に変換された前
    記工具を、前記工具保持手段または前記主軸装置の所定
    の工具交換位置に移動可能である請求項1に記載の工具
    交換装置。
  3. 【請求項3】前記旋回機構部は、水平面に対して略45
    度傾斜した旋回軸を有し、 前記把持アーム部は前記旋回軸に保持されており、 前記旋回軸を120度の角度で回転させることにより、
    前記工具を鉛直方向に沿った姿勢から略水平方向に沿っ
    た姿勢に変更する請求項1または2に記載の工具交換装
    置。
JP10323606A 1998-11-13 1998-11-13 工具交換装置 Pending JP2000141155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10323606A JP2000141155A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 工具交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10323606A JP2000141155A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 工具交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000141155A true JP2000141155A (ja) 2000-05-23

Family

ID=18156602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10323606A Pending JP2000141155A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 工具交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000141155A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1179387A1 (de) * 2000-08-08 2002-02-13 GROB-Werke Dr. h.c. mult. Dipl.-Ing. Burkhart Grob e.K. Werkzeugmaschine mit Greifer und/oder Werkzeugmagazinsystem
KR100406291B1 (ko) * 2001-04-12 2003-11-17 유범상 회전공구 로봇 자동화 시스템의 자동비트교환 기구
KR101796321B1 (ko) * 2010-12-23 2017-11-09 두산공작기계 주식회사 공작기계의 자동 공구 교환장치
JP6429968B1 (ja) * 2017-09-29 2018-11-28 株式会社牧野フライス製作所 工具交換装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1179387A1 (de) * 2000-08-08 2002-02-13 GROB-Werke Dr. h.c. mult. Dipl.-Ing. Burkhart Grob e.K. Werkzeugmaschine mit Greifer und/oder Werkzeugmagazinsystem
US6783484B2 (en) 2000-08-08 2004-08-31 Grob-Werke Dr. H.C. Mult. Dipl. -Ing. Burkhart Grob E.K. Machine tool with gripper and/ or tool magazine system
US7175579B2 (en) 2000-08-08 2007-02-13 Grob-Werke Dr. H.C. Mult. Dipl.-Ing. Burkhart Grob E.K. Machine tool with gripper and/or tool magazine system
KR100406291B1 (ko) * 2001-04-12 2003-11-17 유범상 회전공구 로봇 자동화 시스템의 자동비트교환 기구
KR101796321B1 (ko) * 2010-12-23 2017-11-09 두산공작기계 주식회사 공작기계의 자동 공구 교환장치
JP6429968B1 (ja) * 2017-09-29 2018-11-28 株式会社牧野フライス製作所 工具交換装置
JP2019063917A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 株式会社牧野フライス製作所 工具交換装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4557035A (en) Machine tool with tool magazine
SU1727524A3 (ru) Устройство дл автоматической смены инструмента в универсальных вертикально-расточных станках с ПУ
EP1847353B1 (en) Automatic tool changer, tool changing method therefor, and machine tool using the tool changer
JP3877560B2 (ja) 自動工具交換装置
JPH05285766A (ja) 工作機械の自動工具交換装置
US5081762A (en) Tool exchange device for a machine tool
JP2000141155A (ja) 工具交換装置
KR20190068019A (ko) 멀티 가공형 머시닝 센터
JP2006110716A (ja) 多面加工機およびワーク位置決め装置
US5820536A (en) Automatic tool exchanging apparatus for machine tool
BR102012031301A2 (pt) Máquina-ferramenta
JPH0259244A (ja) 工作機械
JP4081743B2 (ja) 工作機械のワーク把持工具
KR101058480B1 (ko) 공구 그리퍼 및 상기 공구 그리퍼를 구비한 공구 교환 장치
JPS60259348A (ja) 工作機械のワ−ク交換装置
JP4443380B2 (ja) 工具マガジン装置およびこれを備えた立形マシニングセンタ
JPH0335054B2 (ja)
JPH0957564A (ja) ラインボーリングマシンの自動工具交換装置
JPH0536182B2 (ja)
JPH1094939A (ja) Nc工作機械におけるワークの掴み替え方法及びワーク把持工具
KR820001364B1 (ko) 공작기계의 공구 자동교환장치
JPH0732238A (ja) 工具交換装置
JP2023009413A (ja) 工作機械
JPS6228141A (ja) 工具ソケツト転送装置
JP2000126971A (ja) 旋盤の自動工具交換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105