JPH0335054B2 - - Google Patents

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JPH0335054B2
JPH0335054B2 JP60166683A JP16668385A JPH0335054B2 JP H0335054 B2 JPH0335054 B2 JP H0335054B2 JP 60166683 A JP60166683 A JP 60166683A JP 16668385 A JP16668385 A JP 16668385A JP H0335054 B2 JPH0335054 B2 JP H0335054B2
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JP
Japan
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tool
socket
cartridge
magazine
transfer
Prior art date
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Application number
JP60166683A
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English (en)
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JPS6228142A (ja
Inventor
Katsuyuki Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makino Milling Machine Co Ltd
Original Assignee
Makino Milling Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Makino Milling Machine Co Ltd filed Critical Makino Milling Machine Co Ltd
Priority to JP60166683A priority Critical patent/JPS6228142A/ja
Publication of JPS6228142A publication Critical patent/JPS6228142A/ja
Publication of JPH0335054B2 publication Critical patent/JPH0335054B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/155Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling
    • B23Q3/157Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools
    • B23Q3/15713Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools a transfer device taking a single tool from a storage device and inserting it in a spindle
    • B23Q3/1572Arrangements for automatic insertion or removal of tools, e.g. combined with manual handling of rotary tools a transfer device taking a single tool from a storage device and inserting it in a spindle the storage device comprising rotating or circulating storing means
    • B23Q3/15722Rotary discs or drums

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は工作機械の工具交換装置に関する。
〔従来技術〕
工作機械において、複数の工具を工具マガジン
に収納し、この工具マガジンが有した複数の工具
を工作機械の工具主軸に自動的に移し替えるよう
にした自動工具交換装置は公知であり、例えば特
公昭50−39864号に開示されている。この公知の
自動工具交換装置においては、各種の工具を回転
マガジンに使用順序に従つて直接的に収納し、工
具主軸に対して中間ステーシヨンまで工具を移送
する工具移送装置と、この中間ステーシヨンまで
移送された工具を工具主軸に装着された工具と工
具交換する転送アームとを用いて使用順序に応じ
て工具を順次に工具主軸に移し替える構成が採ら
れている。このような公知の自動工具交換装置に
対して工具マガジンに対する工具の収納密度を向
上させ、また使用順序に拘束されることなく自動
工具交換を遂行する工具交換装置も既に提供され
ており、その1例が特公昭59−35738号に開示さ
れている。即ち、ここでは複数個の工具ソケツト
を有したカートリツジを更に複数個、円板形の回
転工具マガジンに収納する構成が採られ、工具マ
ガジンから所定のカートリツジ割出し位置でカー
トリツジを半径方向に移動させて所望の工具が保
持された工具ソケツトを工具交換位置に割出し、
その工具ソケツト内から所望の工具を工具転送装
置で抜き出し、更に工具主軸位置まで転送して工
具主軸に装着された使用済工具と交換するように
なつている。
〔解決すべき問題点〕
上述した後者の工具交換位置によれば、工具マ
ガジンに収納される工具の収納密度は確かに向上
し、多種の工具を工具交換に供し得る有利はある
が、工具マガジン側から工具主軸へ、またその逆
向きの工具転送の機構、つまり工具転送装置の構
成が幾分複雑になるという難点がある。これはカ
ートリツジから工具を直接抜き出して工具主軸ま
で運び、工具交換を行うようにしているからであ
ることに着目し、本発明は工具を抜き差し自在に
収納する定形のケースである工具ソケツトをカー
トリツジから着脱自在にし、かつ、工具ソケツト
と工具主軸との間で工具を抜き差し式に入れ替え
る構成を想到し、工具転送の機構を簡単化した工
作機械の工具交換装置を提供せんとするものであ
る。
〔解決手段〕
上述した発明目的を達成すべく、本発明は複数
個の工具ソケツトを有するカートリツジを複数個
配設した工具マガジンを用いた工作機械の工具交
換装置において、複数個の工具ソケツトを着脱自
在に装着したカートリツジを複数個、円板面内に
放射状に配設された複数の工具収納位置に夫々摺
動自在に保持すると共に工具受渡し用割出し位置
において所望の工具ソケツトを有したカートリツ
ジを上記円板面の収納位置から抜き出し摺動させ
得る円板形の回転工具マガジンと、上記回転工具
マガジンから工具受渡し用割出し位置において抜
き出されたカートリツジと工作機械の工具主軸に
近い工具交換位置との間で工具ソケツトを転送す
る転送アームと、上前記転送アームに設けられ、
上記工具受渡し用割出し位置に位置決めされたと
き前記工具ソケツトの把持を解除し、前記工具受
渡し用割出し位置から転送動作を開始すると上記
工具ソケツトを把持するソケツトグリツパと、上
記転送アームと上記ソケツトグリツパによつて上
記工具交換位置に把持転送された工具ソケツト中
の工具と上記工具主軸に装着されている工具とを
交換する工具交換アームとを具備して構成された
工作機械の工具交換装置を供し、高密度に工具マ
ガジンに収納された多種の工具を少数の駆動源で
作動する工具ソケツト転送アームおよび該転送ア
ームに設けたソケツトグリツパと工具交換アーム
とで工具主軸へ移し替え得るようにしたものであ
る。以下、本発明を添付図面に示す実施例に基い
て詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る工具交換装置を具備した
工作機械の外観正面図、第2図は同工作機械にお
いて第1図の矢視−方向から見た上面図、第
3図は回転工具マガジンの構成を示す拡大正面
図、第4図は同マガジンの第3図における−
線による断面図、第5図は工具ソケツト転送装置
の構成を示す平面図、第6図は同工具ソケツト転
送装置のソケツトグリツパーの詳細構成を示す部
分的に断面した拡大平面図である。
先ず本発明に係る工具交換位置が具備されて自
動工具交換を行うことのできる工作機械の構成に
ついて、第1図、第2図を参照すると、同工作機
械はベツド1上でX軸方向に摺動するテーブル3
と、Z軸方向に摺動するコラム5と、このコラム
5の前面をY軸方向に摺動する主軸頭7とを具備
し、各軸の送りは、X軸駆動モータ9、Y軸駆動
モータ11、Z軸駆動モータ13によつてそれぞ
れ駆動される。主軸頭7には工具主軸15が回転
自在に軸承され、その先端には工具17が着脱自
在に軸承されることによつて、テーブル3上に固
定される被加工ワークWに対し、X、Y、Z軸方
向の相対的移動に従つて所望の形状加工が施され
る。
また、工作機械は、ベツド1の側面後方に設置
された基台21に回転割出し自在に支持され、多
数の工具を収納した円板形工具マガジン23を備
え、この円板形工具マガジン23内には複数のカ
ートリツジ25が工具マガジン23の回転中心に
対して放射状配置によつてかつ夫々ラジアル方向
に摺動可能に収納されている。そして多数の工具
はそれぞれのカートリツジ25内に着脱自在に保
持された工具ソケツト27に装着された状態で円
板形工具マガジン23内に収納されている。上記
円板形工具マガジン23に収納されたそれぞれの
カートリツジ25はマガジン割出し動作によつて
工具受渡し用割出し位置29と工具差替え用割出
し位置31との2つの割出し位置に割り出し可能
であり、前者の工具受渡し用割出し位置29では
第1カートリツジ案内装置33内への摺動して抜
け出ることにより、後述の工具ソケツト転送装置
43との間に工具ソケツト27の受け渡しに備え
る。また、後者の工具差替え用割出し位置31で
はカートリツジ25は円板形工具マガジン23か
ら第2カートリツジ案内装置35内へ摺動移送さ
れることによつて作業者が必要な工具の差し替え
を自在に行い得るようになつている。この場合
に、円板形マガジン23の割出し動作や工具受渡
し用割出し位置29及び工具差替え用割出し位置
31におけるカートリツジ25の摺動移送の制御
機構に就いては後述する。そして工具受渡し用割
出し位置29に割出されたカートリツジ25が第
1カートリツジ案内装置33内へ所望の工具受け
渡しのために摺動されるときには、1つのカート
リツジ25内における該所望の工具を保持した工
具ソケツト27が所望の工具ソケツトとして第1
カートリツジ案内装置33の所定の工具ソケツト
受渡し位置37に位置決めされ、この工具ソケツ
ト受渡し位置37から次に工具ソケツト転送位置
43によつて主軸頭7に接近して設けられている
工具交換位置39へ転送される。この場合に所望
の工具とは次に使用される工具であり、工具ソケ
ツト27はこの次に使用される工具を保持して工
具交換位置39に位置決めされ、そこで工具主軸
15に装着されている使用済み工具17と工具ソ
ケツト27に保持されている工具との間で工具交
換アーム41によつて遂行される。工具交換アー
ム41はこの場合に、工具交換位置39に位置決
めされた工具ソケツト27と工具主軸15とに装
着されているそれぞれの工具を軸線方向に抜き出
す機能と、抜き出した両工具を入れ替える機能
と、入れ替え後の工具を抜き出し時と反対に工具
ソケツト27と工具主軸15とに再装入する機能
とを具備すればよく、従つて例えば既述の特公昭
50−39864号に示された転送アームと同じ構成と
すればよい。
工具交換後には、使用済み工具17を保持した
工具ソケツト27が再び工具ソケツト転送装置4
3によつて工具ソケツト受渡し位置37へ戻さ
れ、そこで、カートリツジ25の収納空所内に再
収納される。工具ソケツト27を再収納したカー
トリツジ25は円板形工具マガジン23内に工具
受渡し用割出し位置29を経由して戻され、その
後、次に必要な工具を収納したカートリツジ25
の割出しが行なわれる。勿論、主軸頭7における
工具主軸15に装着された工具は被加工ワークW
の機械加工に用いられる。
次に第3図、第4図において、円板形工具マガ
ジン23は、円板形のマガジン基体23aに3個
の工具ソケツト27を着脱自在に受納するカート
リツジ25を8個放射状の配置で格納することに
よつて構成されている。円板形のマガジン基体2
3aは、中央に円筒内壁61および内歯車63が
形成され、また、その厚み方向の二面65,67
は平坦面に形成されている。そして基台21に回
転自在に取付けられた4個のローラ69が前記円
筒内壁61に転動接触してこれを支持し、また基
台21に回転自在に取付けられた1対のローラ7
1を前記マガジン基体23aの二面65,67を
挾み込むように4箇所に設けることによつて該円
板形マガジン基体23aを基台21に対して回転
可能に支持している。マガジン基体23aは放射
状に8箇所の切欠き状のカートリツジ収納部73
を有しており、そのそれぞれにカートリツジ25
が格納されている。このカートリツジ25はマガ
ジン基体23aの上記カートリツジ収納部73に
案内溝で係合することによつて摺動可能に収納さ
れており、後述のように工具交換や工具差替えに
当つて必要とときに円板形工具マガジン23に対
して半径方向に摺動して抜け出る構造になつてい
る。各カートリツジ25は横側面に開口40を縦
に列設した軽量な枠体形状を有し、これら3つの
開口40を着脱口として3つの工具ソケツト27
を工具と共に着脱自在に受納する構造になつてい
る。3個の工具ソケツト27を受納するカートリ
ツジ25がマガジン基体23aには8個格納され
るので該円板形マガジン基体23aには工具ソケ
ツト27と一緒に合計24本の工具が収納される。
同様にカートリツジ25を工具マガジン基体23
aに増設して例えば20個設ければ、60本の工具を
工具ソケツト27と共に収納可能な円板形回転工
具マガジンを形成することができる。基台21に
取付けられたマガジン割出しモータ75は、その
回転軸に歯車77が固定され、この歯車77とマ
ガジン基体23aの中央部に設けられた内歯車6
3とが噛合され、マガジン基体23aを所望の回
転角度位置に割出しを行なうことができるように
形成されている。また、基台21の上方には第1
のカートリツジ案内装置33が設けられており、
マガジン基体23aに収納されたカートリツジ2
5が第1の割出し位置29、つまり該第1のカー
トリツジ案内装置33の下端と整合した工具受渡
し用割出し位置に割出されたとき、そのカートリ
ツジ25を受入れることができる構造になつてい
る。ここで、マガジン基体23a内の1つのカー
トリツジ25が上記第1割出し位置29に割出さ
れたとき、そのカートリツジ25を第1カートリ
ツジ案内装置33へ移動させる機構を説明する。
各カートリツジ25は、マガジン基体23aのカ
ートリツジ収納部73内に収納された状態におい
てその内端に鉤部79が円板形マガジン基体23
aの回転中心に対して円心円上に位置するように
設けられており、この鉤部79と係合する凹部8
1を有した割出し杆83がマガジン基体23aと
基台21との間に上下動可能に設けられている。
この割出し杆83の下部にはナツト85が取付け
てあり、送りねじ87と螺合している。送りねじ
87は基台21に固定されたカートリツジ割出し
モータ91に連結され、カートリツジ割出しモー
タ91の回転によつて割出し杆83を上下移動す
るようになつている。そして、このようにして第
1割出し位置(工具受渡し用割出し位置)29に
割出されたカートリツジ25はマガジン基体23
aのカートリツジ収納部73から第1カートリツ
ジ案内装置33の内部へ向けて所望の工具ソケツ
ト27を既述の工具ソケツト受渡し位置37へ位
置決めすべく案内移動される。
第1カートリツジ案内装置33の工具ソケツト
受渡し位置37(第1図)に割出された工具ソケ
ツト27を主軸頭7の工具主軸15に近い工具交
換位置39(第2図)へ転送する工具ソケツト転
送装置43については後述する。なお、上述した
マガジン割出しモータ75によるマガジン基体2
3の割出しや、カートリツジ割出しモータ91に
よる所望の工具ソケツト27の工具ソケツト受渡
し位置37への割出しは、周知のドグと近接スイ
ツチ又はリードスイツチとによる検出手段を用い
て上記両モータ75,91を制御すればよい。
次に第2カートリツジ案内装置35へ所望のカ
ートリツジ25を抜き差しするカートリツジ差し
替え駆動装置の構造を説明する。マガジン基体2
3aを前述のようにマガジン割出しモータ75に
よる方法で割出し、所望のカートリツジ25を工
具差替え用割出し位置即ち第2割出し位置31へ
位置決めすると、マガジン基体23aと基台21
との間に設けられたシリンダ装置135のピスト
ン137の先端に形成した凹部、つまり既述の割
出し杆83に形成した凹部81と同様のものにカ
ートリツジ25の具備する鉤部79が係合し、そ
の後シリンダ装置135の動作によつてピストン
137が押し出され、カートリツジ25は第2カ
ートリツジ案内装置35へ移動される。こうして
第2カートリツジ案内装置35内に移動、収納さ
れたカートリツジ25に対してはそのカートリツ
ジ25に格納されている3つの工具ソケツト27
の何れのものについても工具の差し替えをするこ
とができる。第2カートリツジ案内装置35に移
動されたカートリツジ25をマガジン基体23a
に返還する場合は、マガジン基体23aにおける
空所となつているカートリツジ収納部73を第2
割出し位置31へ位置決めして、シリンダ装置1
35の動作によつて引き戻すのである。このよう
にしてシリンダ装置135は、カートリツジ25
をマガジン基体23aと第2カートリツジ案内装
置35との間で抜き差しする作用を行うのであ
る。この第2カートリツジ案内装置35へカート
リツジ25を移動するのは、上述のように工具マ
ガジン23内の工具と他の工具とを差替えたいと
きに、回転性の工具マガジン23から離れた位置
に一旦カートリツジ25を引き出すことによつて
安全にかつ容易に差替え得るようにするためであ
る。
次に、工具ソケツト転送装置43の基本的構成
は、基台21に設けられた回転中心45を支点と
して往復揺動するスイングアーム47と、このス
イングアーム47の往復揺動を駆動する1つの流
体圧シリンダ装置49と、スイングアーム47の
先端に設けられたソケツトグリツパー51と、こ
のソケツトグリツパー51の作動手段とからな
り、また、ソケツトグリツパー51は工具ソケツ
ト27の転送に当つて基台21の上面に設けられ
た軌道又はガイドレール53に沿つて第2図に往
復矢印で示すようにに往復揺動する。
ここで第5図及び第6図において、工具ソケツ
ト転送装置43のスイングアーム47は既述のよ
うに回転中心45を中心として往復揺動する腕部
材であるが、この回転中心45は第1カートリツ
ジ案内装置33に設けられている工具ソケツト受
渡し位置37と主軸頭7に近接配接された工具交
換位置39とを同一円周上の2点位置とした回転
半径の中心に設けられており、スイングアーム4
7の略中間点に流体圧シリンダ装置49の伸縮杆
55の先端55aが枢着されている。スイングア
ーム47の先端に設けられたソケツトグリツパー
51は第6図に拡大図示されているように複数個
のボルトねじ141によつてスイングアーム47
に結合されている。流体圧シリンダ装置49は上
記の伸縮杆55を有すると共にシリンダ本体57
を有し、このシリンダ本体57内に伸縮杆55と
一体のピストンが内蔵され、流体圧管59a,5
9bを介して圧油等の圧力流体が供給、排出され
ることによつてピストンを作動し、伸縮杆55を
伸長、収縮作動させる。そして、この伸縮杆55
が伸長すると、スイングアーム47は第5図に示
すようにソケツトグリツパー51を伴つて工具交
換位置39へ移動し、収縮すると、スイングアー
ム47はソケツトグリツパー51を伴つて第6図
に示すような工具ソケツト受け渡し位置37へ移
動するのである。なお、工具ソケツト受け渡し位
置37と工具交換位置39にはそれぞれ可調節ス
トツパ143,145が設けられてスイングアー
ム47の正確な位置決めが可能に形成されてお
り、また両可調節ストツパ143,145の何れ
か一方に隣接して近接スイツチ又はリミツトスイ
ツチ等の検出器147を設けておくことによつて
スイングアーム47が両位置37,39の何れの
位置に在るかがわかるようになつている。勿論、
必要に応じて検出器147を両位置37,39に
設けるようにしてもよい。上述した流体圧シリン
ダ装置49は、スイングアーム47を揺動させる
ときに伸縮杆55の伸縮作用を円滑にするために
シリンダ本体57が支点149において枢動可能
に設けられている。
次にスイングアーム47の先端にねじボルト1
41で固定されているソケツトグリツパー51
は、基板151と、この基板151にねじ結合等
によつて固定された固定爪153と、固定爪15
3の後部に植設されたピン155に係合した横長
穴157及びばね受けフランジ159を有し、ス
イングアーム47の軸線方向に対して直交する横
方向に移動可能に設けられている横杆161と、
この横杆161の上記ばね受けフランジ159と
固定爪153の側面との間に圧縮配置され、上記
横杆161を横長穴157と反対の端部に向けて
付勢しているばね163と、横杆161の上記横
長穴157が設けられた端部と反対側の端部に一
端が枢着されると共に基板151に対してピポツ
ト165を介して枢動可能に取付けられたリンク
167と、このリンク167の他端に枢着される
と共に固定爪153と対向配置された可動爪16
9とを具備しており、固定爪153の係合端15
3a,153bと可動爪169の係合端169a
とによつて工具ソケツト27を把持するようにな
つている。さて、このソケツトグリツパー51の
可能爪169はそれがスイングアーム47の揺動
によつてソケツト受渡し位置37に達していると
き、横杆161の端部161aが第1カートリツ
ジ案内装置33に突状体形状に取付けられている
ストツパボルト171と当接し、このストツパボ
ルト171の突出量は予めナツト173で調節さ
れているから、横杆161はばね163を圧縮し
てピン155の案内で横動する(第6図では矢印
右方向)。この結果、リンク167がピボツト1
65を中心にして枢動するから該リンク167に
枢着された可動爪169が工具ソケツト27から
解離する方向に開動する。ソケツトグリツパー5
1は工具ソケツト受渡し位置37から離れると、
上記ストツパボルト171と横杆161との当接
状態が解除されるから、結果的に可動爪169は
固定爪153に向けて閉動する。つまり、工具ソ
ケツト27を把持する状態となるものである。
ここで第1カートリツジ案内装置33には第
1、第3図に示すように工具ソケツト受渡し位置
37に開口32が形成されている。故に工具交換
が行なわれるときは、回転工具マガジン23にお
ける割出されたカートリツジ25が第1カートリ
ツジ案内装置33内へ摺動移送される前に工具ソ
ケツト転送装置43のスイングアーム47を揺動
させて、ソケツトグリツパー51を該第1カート
リツジ案内装置33の開口32を通つて工具ソケ
ツト受渡し位置37に到達させておけば、ソケツ
トグリツパー51の可動爪169は固定爪153
に対して開動した状態で待機し、第1カートリツ
ジ案内装置33内にガイドレール33a,33b
(第3図)に沿つて摺動上昇して来るカートリツ
ジ25に収納された所望の工具ソケツト27を把
持すべく準備されるのである。そして所望の工具
ソケツト27が工具ソケツト受渡し位置37に位
置決めされたとき、スイングアーム47の揺動に
よつてソケツトグリツパー51を上記開口32を
通つて工具交換位置39(第1、第5図)に向け
転送動作させれば、上述の如く該ソケツトグリツ
パー51の横杆161がストツパボルト171か
ら離れるに従つて可動爪169が閉動し、所望の
工具ソケツト27をしつかりと把持するのであ
る。第6図は上述した、ソケツトグリツパー51
の可動爪169が開動状態と閉動把持状態(鎖線
表示)との2状態にある様子を示しているもので
ある。また、ソケツトグリツパー51による工具
ソケツト27の把持は、ストツパボルト171か
ら離れた後は継続的に維持され、第5図に示すよ
うに工具交換位置39に到達しても常に工具ソケ
ツト27は工具ソケツト転送装置43のソケツト
グリツパー51に把持されているものである。
一方、工具交換位置39では既述した工具交換
アーム41(第1図)の作用により工具交換が行
なわれ、使用済工具17が工具ソケツト27に戻
された後に、スイングアーム47の揺動によつて
該使用済工具17を保持した工具ソケツト27が
再び工具ソケツト受渡し位置37に戻されるが、
このときは工具ソケツト受渡し位置37にカート
リツジ25の空所が待機しているから、ソケツト
グリツパー51は第1カートリツジ案内装置33
の開口32を通つてカートリツジ25内に使用済
工具を保持した工具ソケツト27を該カートリツ
ジ空所に戻し、このとき再び横杆161の端部1
61aがストツパボルト171に当接して可動爪
169を開動させるのである。こうして、工具ソ
ケツト転送装置43の1サイクルの工具ソケツト
転送作用が終了するのである。
なお、第5図及び第6図に示す如く、第1カー
トリツジ案内装置33には、その工具ソケツト受
渡し位置37において開口32と向き合つてソケ
ツト検出器175が設けられており、このソケツ
ト検出器175は例えば公知の近接スイツチで形
成されるから、第1カートリツジ案内装置33を
摺動上昇して来るカートリツジ25内に収納され
ている工具ソケツト27に予め設けられているド
グ177を検出して、カートリツジ25内の工具
ソケツトの有無を示す検出信号を送出するように
なつている。故にこの検出信号を用いて工具ソケ
ツト転送装置43の流体圧シリンダ装置49の作
動タイミングを制御したり、或いは、工具交換完
了後にカートリツジ25を工具マガジン23に戻
すための作動タイミングを制御することができる
のである。同様のソケツト検出器175は工具交
換位置39においても適宜に配置し、工具ソケツ
ト27の有無を検出して工具交換アーム41(第
1図)による工具交換動作の制御を行うことがで
きる。
さて、工具ソケツト転送装置43は上述のよう
な基本的な構成と作用とを有しているが、スイン
グアーム47の往復揺動によつて工具ソケツト2
7を転送する際にその円弧状の長い往復動作の間
に亘つて工具ソケツト27を安定にソケツトグリ
ツパー51が把持できるように該ソケツトグリツ
パー51にはその底面に転動ローラ179が転動
可能に適宜に取付けられ、この転動ローラ179
が工作機械の基台21の上面に設けた円弧形の定
軌道53上を走行することにより、ソケツトグリ
ツパー51の安定した転送動作を確保し、延いて
は工具ソケツト27を安定してスムーズに転送し
いるのである。
〔発明の効果〕
以上の説明の如く、本発明によれば、高密度の
工具収納能力を有したカートリツジ収納形の回転
工具マガジンと、単一の流体シリンダ装置で、所
望工具を有した工具ソケツトの受渡しとカートリ
ツジからの抜き出し及び工具交換位置への該工具
ソケツトの転送を一気に遂行するに当たり、上記
シリンダ装置の作動でスイング動作する転送アー
ムと、その転送アームの先端部位に設けられ、工
具ソケツト受け渡し時には開状態を維持し、受け
渡し位置から離れると開状態を維持することによ
り工具ソケツトの把持解除と把持とを確実に行う
ソケツトグリツパとを有した工具ソケツト転送装
置を用いるから、多種の工具を工作機械の工具主
軸に自動工具交換で装着させる工具交換装置の構
造が簡単化され、しかも円滑な動作が保証される
という効果が得られるのである。このように駆動
源を削減してしかも構造、作用の簡単化がなされ
ることにより、工具交換装置の製造コストの低減
にも寄与することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による工具交換装置を具備した
工作機械の外観正面図、第2図は同工作機械の第
1図矢視−線による上面図、第3図は回転工
具マガジンの実施例の構成を示した正面図、第4
図は第3図の−線で切断した断面図、第5図
は工具ソケツト転送装置の平面図、第6図は第5
図の工具ソケツト転送装置が工具ソケツト受渡し
位置にある状態を示した一部断面を含む部分拡大
平面図。 7…主軸頭、15…工具主軸、17…工具、2
1…基台、23…円板形工具マガジン、25…カ
ートリツジ、27…工具ソケツト、29…工具受
け渡し用割出し位置、37…工具ソケツト受渡し
位置、39…工具交換位置、41…工具交換アー
ム、43…工具ソケツト転送装置、51…ソケツ
トグリツパー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の工具ソケツトを有するカートリツジ
    を複数個配設した工具マガジンを用いた工作機械
    の工具交換装置において、 複数個の工具ソケツト27を着脱自在に装着し
    たカートリツジ25を複数個、円板面内に放射状
    に配設された複数の工具収納位置73に夫々摺動
    自在に保持すると共に工具受渡し用割出し位置2
    9において所望の工具ソケツト27を有したカー
    トリツジ25を前記円板面の収納位置73から抜
    き出し摺動させ得る円板形の回転工具マガジン2
    3と、 前記回転工具マガジン23から工具受渡し用割
    出し位置29において抜き出されたカートリツジ
    25と工作機械の工具主軸15に近い工具交換位
    置39との間で工具ソケツト27を転送する転送
    アーム47と、 前記転送アーム47に設けられ、前記工具受渡
    し用割出し位置29に位置決めされたとき前記工
    具ソケツト27の把持を解除し、前記工具受渡し
    用割出し位置29から転送動作を開始すると前記
    工具ソケツト27を把持するソケツトグリツパ5
    1と、 前記転送アーム47と前記ソケツトグリツパ5
    1によつて前記工具交換位置39に把持転送され
    た工具ソケツト27中の工具17と前記工具主軸
    15に装着されている工具17とを交換する工具
    交換アーム41とを、 具備して構成されたことを特徴とする工作機械の
    工具交換装置。
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