JPH06286641A - 自動車のサブフレーム構造 - Google Patents

自動車のサブフレーム構造

Info

Publication number
JPH06286641A
JPH06286641A JP9655993A JP9655993A JPH06286641A JP H06286641 A JPH06286641 A JP H06286641A JP 9655993 A JP9655993 A JP 9655993A JP 9655993 A JP9655993 A JP 9655993A JP H06286641 A JPH06286641 A JP H06286641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
joined
upper member
suspension arm
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9655993A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Koketsu
敏昭 纐纈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP9655993A priority Critical patent/JPH06286641A/ja
Publication of JPH06286641A publication Critical patent/JPH06286641A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サブフレームの剛性およびサスペンションア
ームブラケット、アッパメンバ、ロアメンバ相互の結合
剛性を高め、また、製造コストを低減する。 【構成】 略コの字形断面のサスペンションアームブラ
ケット28(以下、ブラケット28)をロアメンバ26の切欠
26b に嵌合してフランジ部34,35,36,38 により接合す
る。アッパメンバ25とロワメンバ26とをフランジ部25a
とフランジ部25b により接合する。ブラケット28の側壁
29の上端の当接部39をアッパメンバ25に当接させて接合
する。アッパメンバ25のフランジ部27をブラケット28の
側壁30に接合する。ブラケット28の側壁29,30,31によっ
てサブフレーム24の端部がボックス構造となり、サブフ
レーム24の剛性およびアッパメンバ25、ロアメンバ26、
ブラケット28相互の結合剛性が高くなる。ブラケット28
は略コの字形断面を有するので曲げ成形型によって製造
することができ製造コストを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンダボディに取付ら
れ、サスペンションアームを支持する自動車のサブフレ
ーム構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のサスペンション装置の車体への
取付構造において、サスペンションアームを閉断面構造
のサブフレームを介して車体に取付けることにより、そ
の車体への結合剛性を向上させて乗り心地および操縦安
定性を向上させるようにしたものがある。
【0003】一例として図5に示すようなサスペンショ
ン装置1の車体への取付構造について説明する。図5に
示すように、サスペンション装置1は、サスペンション
アーム2の基端部が取付軸3および取付軸4によって車
体側(図示せず)に回動可能に支持されており、サスペ
ンションアーム2の先端部にステアリングナックル5の
下端部が枢着されている。ステアリングナックル5の上
端部は、車体側に連結されたアッパアームまたはサスペ
ンションストラット等(図示せず)によって上下動およ
び水平方向に回動可能に支持されている。ステアリング
ナックル5には、車輪6が回転可能に取付られている。
なお、図5中、7はドライブシャフト、8はタイロッ
ド、9はスタビライザバーである。
【0004】サスペンションアーム2の車体側への取付
軸3は、従来、図6に示すようなサスペンションアーム
ブラケット10(以下、ブラケット10という)に軸受(図
示せず)を介して挿通されており、図7および図8に示
すように、このブラケット10を介してアッパメンバ11お
よびロアメンバ12によって構成されるサブフレーム13に
取付られている。
【0005】図6に示すように、ブラケット10は、板材
を下端部と一側部が開口されたボックス形状に絞り成形
したものであり、互いに対向する2つの側壁14,15に取
付軸3を挿通させる取付孔16,17が設けられている。ま
た、開口された下端部の周囲にフランジ部18が形成さ
れ、開口された一側部の周囲にフランジ部19が形成され
ており、上面20が開口された一側部側へ延出されてフラ
ンジ部21が形成されている。
【0006】図7および図8に示すように、サブフレー
ム13は、断面形状が略L字形に成形された板材からなる
アッパメンバ11とロアメンバ12とをそれぞれの側壁の先
端部に設けられたフランジ部11a ,12a により、内側に
中空部が形成されるように互いに接合して閉断面構造と
したものである。ロアメンバ12の端部には、ブラケット
10が嵌合する切欠22が設けられており、また、アッパメ
ンバ11の端部には、補強用のリブ11b が形成されてい
る。そして、ロアメンバ12の切欠22にブラケット10が嵌
合されており、ロアメンバ12の底面の下側にフランジ部
18が接合され、側壁にフランジ部19が接合されている。
さらに、ロアメンバ12の底面の上側にアッパメンバ11の
フランジ部11a が接合され、アッパメンバ11の天井部の
下面にロアメンバ12のフランジ部12a およびブラケット
10のフランジ部21が接合されている。
【0007】このようにしてアッパメンバ11およびロア
メンバ12にブラケット10を取付け、ブラケット10の開口
された一側部に対向する側壁23および側壁14,15によっ
てサブフレーム13の端部にボックス構造を形成すること
によって、これらの結合剛性およびサブフレーム13の剛
性を高めるようにしている。
【0008】また、自動車のサブフレームに関する先行
技術として、実公平2-374 号公報には、剛性および構成
部材相互の結合剛性を向上させるようにしたサブフレー
ム構造が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6な
いし図8に示す従来のサブフレーム13では、次のような
問題がある。すなわち、ブラケット10は板材を絞り型を
用いてボックス形状に成形しているので製造コストがか
かる。また、同様にアッパメンバ11の端部のリブ11b を
形成するために製造コストがかかる。さらに、サスペン
ションアーム2の取付軸3が挿通される取付孔16を有す
るブラケット10の側壁14は、アッパメンバ11に直接接合
されていないので、取付軸3のサブフレーム13への結合
剛性が低く、その分ブラケット10の板厚を厚くする必要
がありサブフレーム13の重量が増加する。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、サブフレームの剛性およびサスペンションアー
ムブラケット、アッパメンバ、ロアメンバ相互の結合剛
性を高めるとともにサブフレームの製造コストを低減す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のサブフ
レーム構造は、上記の課題を解決するために、断面形状
が略L字形のアッパメンバとロアメンバとを中空部が形
成されるように接合し閉断面構造を形成するサブフレー
ムの前記ロアメンバの端部に切欠を設け、該切欠に断面
形状が略コの字形の側壁を有するサスペンションアーム
ブラケットを嵌合し、該ブラケットの側壁を前記ロアメ
ンバに接合し、前記サスペンションアームブラケットの
中央に位置する側壁の上端部を延出して前記アッパメン
バに接合し、さらに、前記アッパメンバの端部を下方に
延出して前記サスペンションアームブラケットの互いに
対向する側壁の一方に接合したことを特徴とする。
【0012】
【作用】このように構成したことにより、サスペンショ
ンアームブラケットの側壁をロアメンバに接合し、略コ
の字形断面の中央に位置する側壁の上端部を延出してア
ッパメンバに接合し、さらにアッパメンバの端部を下方
に延出してサスペンションアームブラケットの互いに対
向する側壁の一方に接合したので、サスペンションアー
ムブラケットの略コの字形断面の側壁によってサブフレ
ームの端部にボックス構造が形成され、アッパメンバ、
ロアメンバ、サスペンションアームブラケット相互の結
合剛性およびサブフレームの剛性が高まり、また、アッ
パメンバの端部を延出してサスペンションアームブラケ
ットの側壁に直接接合しているので、サスペンションア
ームブラケットの剛性が高まる。さらに、サスペンショ
ンアームブラケットの断面形状を略コの字形としている
ので曲げ成形によって容易に製造することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図1に示すように、サブフレーム24は、断
面形状が略L字形に成形された板材からなるアッパメン
バ25とロアメンバ26とをそれぞれの側壁の先端部に設け
られたフランジ部25a ,26a により、内側に中空部が形
成されるように互いに接合して閉断面構造としたもので
ある。アッパメンバ25の天井部の端部は下方に延出され
てフランジ部27が形成されている。ロアメンバ26の端部
には、後述するサスペンションアームブラケット28(以
下、ブラケット28という)が嵌合する切欠26bが設けら
れている。
【0015】図2に示すように、ブラケット28は、板材
を3つの側壁29,30,31を有する断面形状が略コの字形
に成形したものであり、互いに対向する2つの側壁30,
31には、上記従来例と同様に、取付軸3を挿通させる取
付孔32,33が設けられている。また、中央の側壁29の下
端にはフランジ部34が設けられており、互いに対抗する
側壁31,32の下端にはそれぞれフランジ部35,36が設け
られ側端にはそれぞれフランジ部37,38が設けられてい
る。中央の側壁29の上端部は上方に延出されアッパメン
バ25の天井部に当接する当接部39が形成されている。
【0016】そして、ロアメンバ26の切欠26b にブラケ
ット28が嵌合されており、ロアメンバ26の底面の下側に
フランジ部34,35,36が接合され側壁にフランジ部38が
接合されている(図3参照)。また、ロアメンバ26の底
面の上側にアッパメンバ25のフランジ部25a が接合さ
れ、アッパメンバ25の天井部の下面にロアメンバ26のフ
ランジ部26a が接合されており、アッパメンバ25の天井
部の下面にはブラケット28の当接部39が当接して接合さ
れている(図4参照)。さらに、アッパメンバ25のフラ
ンジ部27がブラケット28の側壁30に接合されている。こ
のようにして、アッパメンバ25、ロアメンバ26、ブラケ
ット28が相互に結合されている。
【0017】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0018】ブラケット28をフランジ部34,35,36,38
によってロアメンバ26に結合させ、当接部39およびアッ
パメンバ25のフランジ部27によってアッパメンバ25に結
合させ、側壁29,30,31によってサブフレーム24の端部
をボックス構造とすることにより、アッパメンバ25、ロ
アメンバ26、ブラケット28相互の結合剛性およびサブフ
レーム24の剛性が高くなる。
【0019】サスペンションアーム2の取付軸3が挿通
される取付孔32が設けられたブラケット28の側壁30は、
ブラケット28のフランジ部35によって直接ロアメンバ26
に接合され、また、アッパメンバ25のフランジ部27によ
って直接アッパメンバ25に接合されているので、取付軸
3のサブフレーム24への結合剛性が高くなる。よって、
従来のものに比してブラケット28の板厚を薄くすること
ができ軽量化を図ることができる。
【0020】ブラケット28は断面形状を略コの字形とし
ているので、曲げ成形型によって容易に製造することが
でき製造コストを低減することができる。また、アッパ
メンバ25の端部に補強用のリブを設けていないので、従
来のものに比してプレス型を簡素化することができ製造
コストを低減することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の自動車のサブフレーム構造によ
れば、以上詳述したように構成したことにより、サスペ
ンションアームブラケットの略コの字形断面の側壁によ
ってサブフレームの端部にボックス構造が形成され、ア
ッパメンバ、ロアメンバ、サスペンションアームブラケ
ット相互の結合剛性およびサブフレームの剛性が高ま
り、また、アッパメンバの端部を延出してサスペンショ
ンアームブラケットの側壁に直接接合しているので、サ
スペンションアームブラケットの剛性が高まる。さら
に、サスペンションアームブラケットの断面形状を略コ
の字形としているので曲げ成形によって容易に製造する
ことができる。その結果、サブフレームの剛性およびサ
スペンションアームブラケット、アッパメンバ、ロアメ
ンバ相互の結合剛性を高めるとともにサブフレームの製
造コストを低減することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のサブフレームの要部の分解
斜視図である。
【図2】図1のサブフレームのサスペンションアームブ
ラケットの斜視図である。
【図3】図1のサブフレームのロアメンバにサスペンシ
ョンアームブラケットを取付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図4】図1のサブフレームのサスペンションアームブ
ラケットの取付部を破断して示す端面図である。
【図5】自動車のサスペンション装置の平面図である。
【図6】従来のサブフレームのサスペンションアームブ
ラケットの斜視図である。
【図7】従来のサブフレームの分解斜視図である。
【図8】図7のサブフレームのサスペンションアームブ
ラケットの取付部を破断して示す端面図である。
【符号の説明】
24 サブフレーム 25 アッパメンバ 26 ロアメンバ 26b 切欠 27 フランジ部 28 サスペンションアームブラケット 29 側壁 30 側壁 31 側壁 39 当接部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が略L字形のアッパメンバとロ
    アメンバとを中空部が形成されるように接合し閉断面構
    造を形成するサブフレームの前記ロアメンバの端部に切
    欠を設け、該切欠に断面形状が略コの字形の側壁を有す
    るサスペンションアームブラケットを嵌合し、該ブラケ
    ットの側壁を前記ロアメンバに接合し、前記サスペンシ
    ョンアームブラケットの中央に位置する側壁の上端部を
    延出して前記アッパメンバに接合し、さらに、前記アッ
    パメンバの端部を下方に延出して前記サスペンションア
    ームブラケットの互いに対向する側壁の一方に接合した
    ことを特徴とする自動車のサブフレーム構造。
JP9655993A 1993-03-31 1993-03-31 自動車のサブフレーム構造 Pending JPH06286641A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9655993A JPH06286641A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 自動車のサブフレーム構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9655993A JPH06286641A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 自動車のサブフレーム構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06286641A true JPH06286641A (ja) 1994-10-11

Family

ID=14168410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9655993A Pending JPH06286641A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 自動車のサブフレーム構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06286641A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5573274A (en) * 1993-12-24 1996-11-12 Suzuki Motor Corporation Automobile sub-frame structure
DE19637241A1 (de) * 1996-09-13 1998-03-19 Bayerische Motoren Werke Ag Träger für ein Kraftfahrzeug
WO2011148893A1 (ja) * 2010-05-25 2011-12-01 本田技研工業株式会社 サスペンションアーム取付構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5573274A (en) * 1993-12-24 1996-11-12 Suzuki Motor Corporation Automobile sub-frame structure
DE19637241A1 (de) * 1996-09-13 1998-03-19 Bayerische Motoren Werke Ag Träger für ein Kraftfahrzeug
WO2011148893A1 (ja) * 2010-05-25 2011-12-01 本田技研工業株式会社 サスペンションアーム取付構造
US8540261B2 (en) 2010-05-25 2013-09-24 Honda Motor Co., Ltd. Suspension arm attachment structure
DE112011101776B4 (de) * 2010-05-25 2015-12-03 Honda Motor Co., Ltd. Aufhängungslenker-Halterungsstruktur

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100484785C (zh) 扭梁式悬架
JP3689273B2 (ja) 車体のサスペンション装置取付部の構造
JPH06286641A (ja) 自動車のサブフレーム構造
JPH09169204A (ja) サスペンションアーム
JPH07246812A (ja) 車両用懸架装置のアッパーアーム
WO2011052684A1 (ja) サスペンションメンバ
JP3653794B2 (ja) フロントフェンダの取付構造
JPH06239121A (ja) リアサスペンション
JP2003063224A (ja) 自動車用サスペンションアーム
JP2750261B2 (ja) 前輪懸架装置支持部の車体構造
JP3077412B2 (ja) 自動車のサスペンション
WO2013018585A1 (ja) サスペンションの構造
JPH035122Y2 (ja)
JP6928892B2 (ja) トレリングアーム
JP2023164049A (ja) サスペンションアームの支持構造
JPS6141604Y2 (ja)
JPH07223418A (ja) トーションビーム式リヤサスペンション
JPS63170176A (ja) 四輪バギ−車の車体フレ−ム
JPS6122074Y2 (ja)
JPH0450082A (ja) 車体のフロントフロア構造
JPS63154390U (ja)
JP2000016041A (ja) サスペンションアームの取付構造
KR100240399B1 (ko) 차량의 트렁크리드용 힌지구조
JPH02299989A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2001287527A (ja) ブラケット