JPH06286484A - 車両における燃料タンク支持構造 - Google Patents

車両における燃料タンク支持構造

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JPH06286484A
JPH06286484A JP5077100A JP7710093A JPH06286484A JP H06286484 A JPH06286484 A JP H06286484A JP 5077100 A JP5077100 A JP 5077100A JP 7710093 A JP7710093 A JP 7710093A JP H06286484 A JPH06286484 A JP H06286484A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料タンクに対するブリーザパイプの取付位
置を高くして燃料タンクの実質的な容量を増加させる。 【構成】 メインフレームMFの下面に取り付けられる
サブフレームSFに支持した燃料タンク23はフィラー
パイプ24及びブリーザパイプ25を備え、ボディBに
固定されたフィラーパイプ24の上端近傍にブリーザパ
イプ25の上端が接続される。燃料タンク23の側面の
高い位置から横方向に延びるフィラーパイプ24及びブ
リーザパイプ25は、サブフレームSFの上面とメイン
フレームMFの下面に形成した凹部40との間を通過し
て上方に立ち上がる。メインフレームMFの凹部40に
対向する位置において、サブフレームSFの上面に固定
した弾性部材38にフィラーパイプ24及びブリーザパ
イプ25が支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクを支持した
サブフレームをメインフレームの下部に取付けてなる車
両における燃料タンク支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両の燃料タンクにはフィラーパ
イプ及びブリーザパイプが設けられており、車体開口部
に固定されたフィラーパイプの上端近傍にブリーザパイ
プの上端が接続される。燃料タンクの内部におけるブリ
ーザパイプの開口端の高さは該燃料タンクの液面の上限
を決定するため、燃料タンクの内部容積を有効利用して
実質的な容量を増加させるには、燃料タンクに対するブ
リーザパイプの取付位置の高さ(即ちブリーザパイプの
開口端の高さ)を高くすることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サブフレー
ムに予めサスペンションや燃料タンクを組付けてサブフ
レーム組立体を構成し、これを一括して車両のメインフ
レームに搭載する場合、燃料タンクから上方に延出する
ブリーザパイプがサブフレームやメインフレームと干渉
するため、燃料タンクに対するブリーザパイプの取付け
位置が制約されて燃料タンクの実質的な容量を増加させ
ることが困難になる。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、燃料タンクに対するブリーザパイプの取付位
置の自由度を増加させ、燃料タンクの実質的な容量を増
加させることが可能な車両における燃料タンク支持構造
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、燃料タンクを支持し
たサブフレームをメインフレームの下部に取付けてなる
車両において、下端を燃料タンクに接続したブリーザパ
イプをサブフレームとメインフレームとの間を通過させ
て上方に延出させるとともに、前記ブリーザパイプに対
向するメインフレームの下面に凹部を形成したことを特
徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、下端を燃料タンクに接続したフィラ
ーパイプ及びブリーザパイプを、弾性部材を介してサブ
フレームに支持したことを特徴とする。
【0007】また請求項3に記載された発明は、請求項
2の構成に加えて、フィラーパイプ及びブリーザパイプ
の車体への固定部と前記弾性部材との間で、フィラーパ
イプ及びブリーザパイプにそれぞれ可撓部を設けたこと
を特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0009】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はリヤサスペンション用サブフレーム組立体の
全体斜視図、図2はサブフレーム組立体の全体平面図、
図3は図2の3−3線矢視図、図4は図2の要部拡大
図、図5は図4の5−5線矢視図、図6は図2の6−6
線拡大矢視図、図7は図6の7−7線矢視図である。
【0010】図1〜図5に示すように、前輪駆動車両の
左右の後輪W,Wを懸架するリヤサスペンションRS,
RSを支持するサブフレームSFは、左右一対のサイド
メンバ1,1と、両サイドメンバ1,1の前端間及び後
端間を接続する前部クロスメンバ2及び後部クロスメン
バ3とを備える。
【0011】サイドメンバ1,1は断面ボックス状に形
成された部材であって、平面視で後半部が車体前後方向
に延在するとともに前半部が車体外側に向けて僅かに屈
曲しており(図2参照)、また側面視で前端が後端より
も僅かに低くなるように湾曲している(図3参照)。
【0012】両サイドメンバ1,1の前端及び後端は、
4個のゴムブッシュマウント4…の外筒5…にそれぞれ
結合されており、前側の2個のゴムブッシュマウント
4,4の外筒5,5に、車体左右方向に延びる前記前部
クロスメンバ2の左右両端が結合される。前部クロスメ
ンバ2は前面が開放した断面コ字状の部材であって、そ
の中央部を除く左右両端近傍において、前面の開放部が
補強部材21 ,21 で閉塞される。各サイドメンバ1,
1の前端近傍と前部クロスメンバ2の左右両端近傍と
が、下面が開放した断面コ字状のトレーリングアーム用
ブラケット6,6によって結合される。
【0013】両サイドメンバ1,1の後端に結合された
後側の2個のゴムブッシュマウント4,4の外筒5,5
に、車体左右方向に延びる前記後部クロスメンバ3の左
右両端が結合される。後部クロスメンバ3は鉛直部3及
び水平部3を有する断面L字状の部材であって(図3参
照)、その鉛直部3の上端において前記外筒5,5に結
合される。
【0014】後側の2個のゴムブッシュマウント4,4
の外筒5,5には、車体左右方向外面が開放したコント
ロールアーム用ブラケット7,7の上端が結合される。
コントロールアーム用ブラケット7,7は概略上下方向
に延在しており、その後側の鉛直部が後部クロスメンバ
3の鉛直部に結合されるとともに、下端の水平部が後部
クロスメンバ3の水平部に結合される(図3参照)。
【0015】前記各ゴムブッシュマウント4…は外筒5
…の内側に環状のゴムブッシュ(図示せず)を介して弾
性的に結合された内筒34…を備えており、これら内筒
34…を貫通するボルト35…が車両の左右両側に延在
する一対のメインフレームMF,MFにそれぞれ螺着さ
れる。
【0016】両サイドメンバ1,1の中央後寄りの下面
には、下向きに延びるロアアーム用ブラケット8,8の
上端が結合される。ロアアーム用ブラケット8,8は車
体左右方向外面が開放した断面コ字状の部材であって、
その下端の水平部が前記後部クロスメンバ3の水平部に
結合される。
【0017】更に、両サイドメンバ1,1の中央上面に
はアッパーアーム用ブラケット9,9が設けられるとと
もに、後側の2個のゴムブッシュマウント4,4の後面
にはリーディングアーム用ブラケット10,10が設け
られる。
【0018】而して、トレーリングアーム用ブラケット
6,6、コントロールアーム用ブラケット7,7、ロア
アーム用ブラケット8,8、アッパーアーム用ブラケッ
ト9,9及びリーディングアーム用ブラケット10,1
0に、それぞれリヤサスペンションRS,RSのトレー
リングアーム11,11、コントロールアーム12,1
2、ロアアーム13,13、アッパーアーム14,14
及びリーディングアーム15,15が連結される。前記
各サスペンションアームの先端には車軸16,16を支
持するナックル17,17が連結され、そのナックル1
7,17と車体とはダンパー18,18を介して連結さ
れる。
【0019】前部クロスメンバ2の前面には、スタビラ
イザ19のトーション部191 の左右両端が、一対のス
タビライザ支持部材20,20を介して弾性支持され
る。前記トーション部191 の左右両端から車体後方に
延びる一対のアーム部192 ,192 先端と、ナックル
17,17のアッパーアーム取付部の近傍とが、上下方
向に延びるスタビライザリンク21,21を介して連結
される。
【0020】サブフレームSFの前部は後部に比べて左
右方向に幅広になっており、その最も幅広の部分に設け
た前側の2個のゴムブッシュマウント4,4の外側を迂
回するようにスタビライザ19を配設したので、そのト
ーション部191 の長さを最大限に確保して捩じりに対
する充分な抵抗力を与えることができる。しかも、トー
ション部191 を前部クロスメンバ2の前面に沿って装
着したことにより、該トーション部191 を配設するた
めのスペースを最小限に抑えることができ、前部クロス
メンバ2の後部に位置する燃料タンク23の容量に影響
を及ぼすことがない。またスタビライザを19支持する
一対のスタビライザ支持部材20,20が、サブフレー
ムSFをメインフレームMFに支持するゴムブッシュマ
ウント4,4の近傍に設けられているため、前記スタビ
ライザ支持部材20,20の取付部付近の剛性を高めて
スタビライザ19の支持を強固なものとすることができ
る。
【0021】サブフレームSFの両サイドメンバ1,
1、前部クロスメンバ2及び後部クロスメンバ3によっ
て画成される空間には、左右両端を両サイドメンバ1,
1の下面に固定した上下2本のバンド22,22によっ
て燃料タンク23が支持される。更に、燃料タンク23
の四隅は、三角形の接続部材36…を介して左右のサイ
ドメンバ1,1に設けた燃料タンク支持ブラケット37
…に固定される。燃料タンク23を枠状のサブフレーム
SFの内部に支持したことにより、燃料タンク23の容
積を最大限に確保することができるばかりか、車両の衝
突時にサブフレームSFによって燃料タンク23を保護
することができる。
【0022】図6及び図7を併せて参照すると明らかな
ように、燃料タンク23の後部左側面から車体外側に向
けて延出するフィラーパイプ24及びブリーザパイプ2
5は、サブフレームSFの左側のサイドメンバ1の上面
と左側のメインフレームMFの下面との間を通過して上
方に立ち上がる。ブリーザパイプ25の上端はフィラー
パイプ24の上端近傍に接続されており、フィラーパイ
プ24の上端に設けたフランジ241 がボディBに固定
される。
【0023】フィラーパイプ24及びブリーザパイプ2
5の燃料タンク23に対する取付位置を可及的に高くす
べく、フィラーパイプ24及びブリーザパイプ25に対
向するメインフレームMFの下面に凹部40が形成され
る。燃料タンク23の内部におけるブリーザパイプ25
の前記開口端の高さが該燃料タンク23の液面の上限と
なるため、ブリーザパイプ25の開口端の高さによって
燃料タンク23の実質的な容量が規制される。従って、
メインフレームMFの下面に凹部40を形成したことに
よりブリーザパイプ25の取付位置の高さ(つまり、燃
料タンク23内でのブリーザパイプ25の開口端の高
さ)を高くし、燃料タンク23の内部容積を有効利用す
ることができる。尚、凹部40によってメインフレーム
MFの高さが減少して強度が低下するのを防止すべく、
前記凹部40に対応するメインフレームMFの幅がその
前後よりも幅広に形成されており(図7参照)、これに
よりメインフレームMFの強度が長手方向に均一化され
る。
【0024】メインフレームMF,MFにゴムブッシュ
マウント4…を介して支持したサブフレームSFは、リ
ヤサスペンションRS,RSから入力される荷重等によ
ってメインフレームMF,MFに対して相対的に移動す
るが、メインフレームMF,MFと一体のボディBに固
定されているフィラーパイプ24及びブリーザパイプ2
5の先端は移動しない、そこで、燃料タンク23とフィ
ラーパイプ24及びブリーザパイプ25の先端との相対
移動を吸収すべく、フィラーパイプ24に2個の蛇腹部
242 ,242 が形成されるとともに、ブリーザパイプ
25に1個の蛇腹部251 が形成される。前記蛇腹部2
2 ,242 ;251 は、燃料タンク23を支持したサ
ブフレームSFをメインフレームMF,MFに搭載する
とき、誤差によるフィラーパイプ24及びブリーザパイ
プ25先端とボディBとの位置ずれを吸収する機能を併
せ持っている。
【0025】左側のメインフレームMFの下面に対向す
る左側のサイドメンバ1の上面に、フィラーパイプ24
及びブリーザパイプ25を支持するゴム製の弾性部材3
8が4本のボルト39…で取り付けられる。弾性部材3
8には、フィラーパイプ24が貫通するフィラーパイプ
支持孔381 と、ブリーザパイプ25が貫通するブリー
ザパイプ支持孔382 と、前後方向に延びる肉抜き孔3
3 とが形成される。弾性部材38の頂面384 とメイ
ンフレームMFの凹部40との間には、所定の隙間αが
形成される。
【0026】而して、前記弾性部材38によって燃料タ
ンク23から延びるフィラーパイプ24及びブリーザパ
イプ25がサブフレームSFに安定した状態で支持され
るため、サブフレームSFを燃料タンク23と共にメイ
ンフレームMF,MFに取り付ける際の作業性が向上す
る。またサブフレームSFがリヤサスペンションRS,
RSからの荷重によって上下方向に移動しても、弾性部
材38の頂面384 がメインフレームMFの下面に当接
してフィラーパイプ24及びブリーザパイプ25が直接
メインフレームMFと干渉することが防止され、サブフ
レームSFの上下方向移動量が大きい場合であっても、
弾性部材38の肉抜き孔383 が上下方向に圧縮されて
荷重を吸収し、フィラーパイプ24及びブリーザパイプ
25の破損を防止することができる。
【0027】図1〜図3から明らかなように、サブフレ
ームSFには、エンジンから延びる排気管の後端に着脱
自在に結合される前部膨張室26、前部排気管27、主
膨張室28、後部排気管29及び後部膨張室30から構
成される排気系31が支持される。前部膨張室26及び
前部排気管27は車体中心線に沿うように配設されてお
り、また前部排気管27の後方に連なる主膨張室28
は、座席41の座部41 1 の下方において前部クロスメ
ンバ2の前面に沿うように左右方向に配設され、左右一
対の弾性部材32,32を介して前部クロスメンバ2に
吊り下げ支持される。主膨張室28の右端から後方に延
びる後部排気管29は、右側のサイドメンバ1の右側面
を通過して後方に延び、その後端に接続された後部膨張
室30が弾性部材33を介して右側のリーディングアー
ム用ブラケット10に吊り下げ支持される。
【0028】上述のように、後部排気管29を右側のサ
イドメンバ1の右側面に配設したことにより、サブフレ
ームSFの内側に支持した燃料タンク23と後部排気管
29との干渉を避けて燃料タンク23の容量を充分に確
保することができるばかりか、サブフレームSFに後部
排気管29を通過させるための切欠き等を形成する必要
がなくなって該サブフレームSFの強度を確保すること
ができる。また右側のリヤサスペンションRSの前後に
おいてサブフレームSFに排気系31を支持したことに
より、該リヤサスペンションRSと排気系31との相対
位置を精密に保ち、両者の干渉を防止することができ
る。
【0029】図4及び図5から明らかなように、後部排
気管29は右側のリヤサスペンションRSの上部サスペ
ンションアーム(アッパーアーム14及びリーディング
アーム15と、下部サスペンションアーム(トレーリン
グアーム11、コントロールアーム12及びロアアーム
13)との間に形成された間隙を通過して後方に延出す
る。後部排気管29の上記レイアウトにより、後部排気
管29との干渉を避けるためにサスペンションアームを
湾曲させる必要がなくなり、サスペンションアームの剛
性を保持することができる。
【0030】また、サブフレームSFの後部右側に弾性
部材33で排気系31の後部を支持するとともに、後部
左側に弾性部材38でフィラーパイプ34及びブリーザ
パイプ35を支持したことにより、サブフレーム組立体
の左右方向の重量バランスを保つことができ、更にサブ
フレームSFの前部中央に一対の弾性部材32,32で
排気系31の前部を支持したことにより、サブフレーム
組立体の前後方向の重量バランスを保つことができる。
その結果、サブフレーム組立体の重心位置をその中央部
に一致させて重量バランスを良くし、サブフレーム組立
体をメインフレームMF,MFに装着する際の作業性を
向上させるとともに、4個のゴムブッシュマウント4…
に加わる荷重を均一化することができる。
【0031】しかも、座席41の座部411 がサブフレ
ームSFの前部クロスメンバ2の前方に配置されている
ため、座席41によってサブフレームSFの内部に支持
した燃料タンク23の容量が影響を受けることがない。
しかも、前部クロスメンバ2の前面に沿って左右方向に
延びる主膨張室28が座席41の座部411 下方のデッ
ドスペースを利用して配置されているため、座席41を
サブフレームSFに近接する位置まで後退させて車室を
広く保ちながら、主膨張室28の容積を充分に確保する
ことができる。
【0032】而して、左右のリヤサスペンションRS,
RS、燃料タンク23及び排気系31を一体に組み付け
たサブフレーム組立体が、前後左右の4個のゴムブッシ
ュマウント4…を介して左右一対のメインフレームM
F,MFに取り付けられる。このとき、前記サブフレー
ム組立体をユニットとして予め小組みしておき、それを
一括してメインフレームMF,MFに取り付けることに
より組付工数を大幅に減少させることができる。
【0033】4個のゴムブッシュマウント4…によって
メインフレームMF,MFに取り付けられたサブフレー
ムSFには、車両の走行中に後輪W,Wが路面から受け
る荷重がリヤサスペンションRS,RSを介して入力さ
れるが、サブフレームSFは左右のサイドメンバ1,
1、前部クロスメンバ2及び後部クロスメンバ3によっ
て枠状に形成されており、且つ前側の2つの隅部がトレ
ーリングアーム用ブラケット6,6により補強されると
ともに後側の2つの隅部がコントロールアーム用ブラケ
ット7,7により補強されているため、そのサブフレー
ムSFの隅部近傍の剛性が極めて高いものとなる。従っ
て、リヤサスペンションRSからの荷重がサブフレーム
SFに入力した場合に、前記隅部の結合角度が変化して
サブフレームSFの平面形状が歪むような変形を効果的
に防止することができる。しかも、車両の衝突時には、
剛性の高いサブフレームSFによって燃料タンク23を
効果的に保護することができる。
【0034】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、下端を燃料タンクに接続したブリーザパイ
プをサブフレームとメインフレームとの間を通過させて
上方に延出させ、このブリーザパイプに対向するメイン
フレームの下面に凹部を形成したことにより、ブリーザ
パイプをメインフレームと干渉することなく上方に延出
させることができるだけでなく、凹部によってブリーザ
パイプの位置を上昇させて燃料タンクに対する接続部の
高さを高くし、これにより燃料タンクの内部容積を有効
利用して実質的な容量を増加させることができる。
【0036】また請求項2に記載された発明によれば、
燃料タンクから延びるフィラーパイプ及びブリーザパイ
プを弾性部材を介してサブフレームに支持したことによ
り、フィラーパイプ及びブリーザパイプをサブフレーム
に安定した状態で支持し、燃料タンクをサブフレームと
共に一括してメインフレームに取り付ける作業を容易に
行うことができる。しかも、弾性部材によってサブフレ
ームからフィラーパイプ及びブリーザパイプへの振動の
伝達を効果的に抑制することができる。
【0037】また請求項3に記載された発明によれば、
車体への固定部と弾性部材との間でフィラーパイプ及び
ブリーザパイプにそれぞれ可撓部を設けたことにより、
メインフレームに対するサブフレームの相対移動に基づ
く燃料タンクと車体との位置ずれや、組立時の誤差に基
づく燃料タンクと車体との位置ずれを容易に吸収するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リヤサスペンション用サブフレーム組立体の全
体斜視図
【図2】サブフレーム組立体の全体平面図
【図3】図2の3−3線矢視図
【図4】図2の要部拡大図
【図5】図4の5−5線矢視図
【図6】図2の6−6線拡大矢視図
【図7】図6の7−7線矢視図
【符号の説明】
B ボディ(車体) MF メインフレーム SF サブフレーム 23 燃料タンク 24 フィラーパイプ 242 蛇腹部(可撓部) 25 ブリーザパイプ 251 蛇腹部(可撓部) 38 弾性部材 40 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク(23)を支持したサブフレ
    ーム(SF)をメインフレーム(MF)の下部に取付け
    てなる車両において、 下端を燃料タンク(23)に接続したブリーザパイプ
    (25)をサブフレーム(SF)とメインフレーム(M
    F)との間を通過させて上方に延出させるとともに、前
    記ブリーザパイプ(25)に対向するメインフレーム
    (MF)の下面に凹部(40)を形成したことを特徴と
    する、車両における燃料タンク支持構造。
  2. 【請求項2】 下端を燃料タンク(23)に接続したフ
    ィラーパイプ(24)及びブリーザパイプ(25)を、
    弾性部材(38)を介してサブフレーム(SF)に支持
    したことを特徴とする、請求項1記載の車両における燃
    料タンク支持構造。
  3. 【請求項3】 フィラーパイプ(24)及びブリーザパ
    イプ(25)の車体(B)への固定部と前記弾性部材
    (38)との間で、フィラーパイプ(24)及びブリー
    ザパイプ(25)にそれぞれ可撓部(242 ,251
    を設けたことを特徴とする、請求項2記載の車両におけ
    る燃料タンク支持構造。
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