JPH06286453A - 車両におけるサスペンションのスタビライザ支持構造 - Google Patents

車両におけるサスペンションのスタビライザ支持構造

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JPH06286453A
JPH06286453A JP7710193A JP7710193A JPH06286453A JP H06286453 A JPH06286453 A JP H06286453A JP 7710193 A JP7710193 A JP 7710193A JP 7710193 A JP7710193 A JP 7710193A JP H06286453 A JPH06286453 A JP H06286453A
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JP
Japan
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stabilizer
frame
cross member
suspension
sub
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JP7710193A
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Inventor
Kiyoshi Nakajima
清志 中島
Yasunari Oku
康徳 奥
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタビライザを他部材と干渉しないように合
理的に配置するとともに、スタビライザのトーション部
の長さを充分に確保する。 【構成】 左右一対のサイドメンバ1と前後一対のクロ
スメンバ2,3とによって内部に燃料タンク23を支持
する枠状のサブフレームSFを構成し、その左右両側に
サスペンションRSを支持する。両サスペンションRS
を接続するスタビライザ19を、サブフレームSFをメ
インフレームMFの取り付ける左右のゴムブッシュマウ
ント4の外側を迂回させて前部クロスメンバ2の前面に
沿って配設し、前記ゴムブッシュマウント4の近傍に設
けた支持部材20を介して前部クロスメンバ2に支持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右のサイドメンバと
両サイドメンバの前端間を接続するクロスメンバとを有
するサブフレームを、前記両サイドメンバとクロスメン
バとの結合部近傍に設けた左右のマウントを介してメイ
ンフレームに固定し、サブフレームに支持した左右のリ
ヤサスペンションをスタビライザで接続してなる車両に
関する。
【0002】
【従来の技術】メインフレームに取り付けたサブフレー
ムに左右のサスペンションを支持し、両サスペンション
をスタビライザで接続したものが、特開平2−1646
08号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、サブフレームをメインフレームに取り付ける左
右のマウントの内側を通ってスタビライザが配設されて
いるため、スタビライザのトーション部の長さ、即ち車
体左右方向に延びて捩じり荷重を受ける部分の長さを充
分に確保することができない問題がある。しかも、サブ
フレームの内側に燃料タンク等を搭載した場合に、その
搭載物とスタビライザとが干渉してレイアウトに支障を
来す問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、スタビライザのトーション部の長さを充分に確保す
ることが可能であり、しかもサブフレームの内側に搭載
した搭載物との干渉を避けることが可能な車両における
サスペンションのスタビライザ支持構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、左右のサイドメンバ
と両サイドメンバの前端間を接続するクロスメンバとを
有するサブフレームを、前記両サイドメンバとクロスメ
ンバとの結合部近傍に設けた左右のマウントを介してメ
インフレームに固定し、サブフレームに支持した左右の
リヤサスペンションをスタビライザで接続してなる車両
において、スタビライザをクロスメンバの前面に沿って
配設するとともに、該スタビライザの両端を左右のマウ
ントの外側を迂回させてリヤサスペンションに接続した
ことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、左右のサイドメンバとクロスメンバ
との結合部近傍を左右のサスペンションブラケットで架
橋し、スタビライザを前記サスペンションブラケットの
近傍においてクロスメンバに弾性支持したことを特徴と
する。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0008】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はリヤサスペンション用サブフレーム組立体の
全体斜視図、図2はサブフレーム組立体の全体平面図、
図3は図2の3−3線矢視図、図4は図2の要部拡大
図、図5は図4の5−5線矢視図、図6は図2の6−6
線拡大矢視図、図7は図6の7−7線矢視図である。
【0009】図1〜図5に示すように、前輪駆動車両の
左右の後輪W,Wを懸架するリヤサスペンションRS,
RSを支持するサブフレームSFは、左右一対のサイド
メンバ1,1と、両サイドメンバ1,1の前端間及び後
端間を接続する前部クロスメンバ2及び後部クロスメン
バ3とを備える。
【0010】サイドメンバ1,1は断面ボックス状に形
成された部材であって、平面視で後半部が車体前後方向
に延在するとともに前半部が車体外側に向けて僅かに屈
曲しており(図2参照)、また側面視で前端が後端より
も僅かに低くなるように湾曲している(図3参照)。
【0011】両サイドメンバ1,1の前端及び後端は、
4個のゴムブッシュマウント4…の外筒5…にそれぞれ
結合されており、前側の2個のゴムブッシュマウント
4,4の外筒5,5に、車体左右方向に延びる前記前部
クロスメンバ2の左右両端が結合される。前部クロスメ
ンバ2は前面が開放した断面コ字状の部材であって、そ
の中央部を除く左右両端近傍において、前面の開放部が
補強部材21 ,21 で閉塞される。各サイドメンバ1,
1の前端近傍と前部クロスメンバ2の左右両端近傍と
が、下面が開放した断面コ字状のトレーリングアーム用
ブラケット6,6によって結合される。
【0012】両サイドメンバ1,1の後端に結合された
後側の2個のゴムブッシュマウント4,4の外筒5,5
に、車体左右方向に延びる前記後部クロスメンバ3の左
右両端が結合される。後部クロスメンバ3は鉛直部3及
び水平部3を有する断面L字状の部材であって(図3参
照)、その鉛直部3の上端において前記外筒5,5に結
合される。
【0013】後側の2個のゴムブッシュマウント4,4
の外筒5,5には、車体左右方向外面が開放したコント
ロールアーム用ブラケット7,7の上端が結合される。
コントロールアーム用ブラケット7,7は概略上下方向
に延在しており、その後側の鉛直部が後部クロスメンバ
3の鉛直部に結合されるとともに、下端の水平部が後部
クロスメンバ3の水平部に結合される(図3参照)。
【0014】前記各ゴムブッシュマウント4…は外筒5
…の内側に環状のゴムブッシュ(図示せず)を介して弾
性的に結合された内筒34…を備えており、これら内筒
34…を貫通するボルト35…が車両の左右両側に延在
する一対のメインフレームMF,MFにそれぞれ螺着さ
れる。
【0015】両サイドメンバ1,1の中央後寄りの下面
には、下向きに延びるロアアーム用ブラケット8,8の
上端が結合される。ロアアーム用ブラケット8,8は車
体左右方向外面が開放した断面コ字状の部材であって、
その下端の水平部が前記後部クロスメンバ3の水平部に
結合される。
【0016】更に、両サイドメンバ1,1の中央上面に
はアッパーアーム用ブラケット9,9が設けられるとと
もに、後側の2個のゴムブッシュマウント4,4の後面
にはリーディングアーム用ブラケット10,10が設け
られる。
【0017】而して、トレーリングアーム用ブラケット
6,6、コントロールアーム用ブラケット7,7、ロア
アーム用ブラケット8,8、アッパーアーム用ブラケッ
ト9,9及びリーディングアーム用ブラケット10,1
0に、それぞれリヤサスペンションRS,RSのトレー
リングアーム11,11、コントロールアーム12,1
2、ロアアーム13,13、アッパーアーム14,14
及びリーディングアーム15,15が連結される。前記
各サスペンションアームの先端には車軸16,16を支
持するナックル17,17が連結され、そのナックル1
7,17と車体とはダンパー18,18を介して連結さ
れる。
【0018】前部クロスメンバ2の前面には、スタビラ
イザ19のトーション部191 の左右両端が、一対のス
タビライザ支持部材20,20を介して弾性支持され
る。前記トーション部191 の左右両端から車体後方に
延びる一対のアーム部192 ,192 先端と、ナックル
17,17のアッパーアーム取付部の近傍とが、上下方
向に延びるスタビライザリンク21,21を介して連結
される。
【0019】サブフレームSFの前部は後部に比べて左
右方向に幅広になっており、その最も幅広の部分に設け
た前側の2個のゴムブッシュマウント4,4の外側を迂
回するようにスタビライザ19を配設したので、そのト
ーション部191 の長さを最大限に確保して捩じりに対
する充分な抵抗力を与えることができる。しかも、トー
ション部191 を前部クロスメンバ2の前面に沿って装
着したことにより、該トーション部191 を配設するた
めのスペースを最小限に抑えることができ、前部クロス
メンバ2の後部に位置する燃料タンク23の容量に影響
を及ぼすことがない。またスタビライザを19支持する
一対のスタビライザ支持部材20,20が、サブフレー
ムSFをメインフレームMFに支持するゴムブッシュマ
ウント4,4の近傍に設けられているため、前記スタビ
ライザ支持部材20,20の取付部付近の剛性を高めて
スタビライザ19の支持を強固なものとすることができ
る。
【0020】サブフレームSFの両サイドメンバ1,
1、前部クロスメンバ2及び後部クロスメンバ3によっ
て画成される空間には、左右両端を両サイドメンバ1,
1の下面に固定した上下2本のバンド22,22によっ
て燃料タンク23が支持される。更に、燃料タンク23
の四隅は、三角形の接続部材36…を介して左右のサイ
ドメンバ1,1に設けた燃料タンク支持ブラケット37
…に固定される。燃料タンク23を枠状のサブフレーム
SFの内部に支持したことにより、燃料タンク23の容
積を最大限に確保することができるばかりか、車両の衝
突時にサブフレームSFによって燃料タンク23を保護
することができる。
【0021】図6及び図7を併せて参照すると明らかな
ように、燃料タンク23の後部左側面から車体外側に向
けて延出するフィラーパイプ24及びブリーザパイプ2
5は、サブフレームSFの左側のサイドメンバ1の上面
と左側のメインフレームMFの下面との間を通過して上
方に立ち上がる。ブリーザパイプ25の上端はフィラー
パイプ24の上端近傍に接続されており、フィラーパイ
プ24の上端に設けたフランジ241 がボディBに固定
される。
【0022】フィラーパイプ24及びブリーザパイプ2
5の燃料タンク23に対する取付位置を可及的に高くす
べく、フィラーパイプ24及びブリーザパイプ25に対
向するメインフレームMFの下面に凹部40が形成され
る。燃料タンク23の内部におけるブリーザパイプ25
の前記開口端の高さが該燃料タンク23の液面の上限と
なるため、ブリーザパイプ25の開口端の高さによって
燃料タンク23の実質的な容量が規制される。従って、
メインフレームMFの下面に凹部40を形成したことに
よりブリーザパイプ25の取付位置の高さ(つまり、燃
料タンク23内でのブリーザパイプ25の開口端の高
さ)を高くし、燃料タンク23の内部容積を有効利用す
ることができる。尚、凹部40によってメインフレーム
MFの高さが減少して強度が低下するのを防止すべく、
前記凹部40に対応するメインフレームMFの幅がその
前後よりも幅広に形成されており(図7参照)、これに
よりメインフレームMFの強度が長手方向に均一化され
る。
【0023】メインフレームMF,MFにゴムブッシュ
マウント4…を介して支持したサブフレームSFは、リ
ヤサスペンションRS,RSから入力される荷重等によ
ってメインフレームMF,MFに対して相対的に移動す
るが、メインフレームMF,MFと一体のボディBに固
定されているフィラーパイプ24及びブリーザパイプ2
5の先端は移動しない、そこで、燃料タンク23とフィ
ラーパイプ24及びブリーザパイプ25の先端との相対
移動を吸収すべく、フィラーパイプ24に2個の蛇腹部
242 ,242 が形成されるとともに、ブリーザパイプ
25に1個の蛇腹部251 が形成される。前記蛇腹部2
2 ,242 ;251 は、燃料タンク23を支持したサ
ブフレームSFをメインフレームMF,MFに搭載する
とき、誤差によるフィラーパイプ24及びブリーザパイ
プ25先端とボディBとの位置ずれを吸収する機能を併
せ持っている。
【0024】左側のメインフレームMFの下面に対向す
る左側のサイドメンバ1の上面に、フィラーパイプ24
及びブリーザパイプ25を支持するゴム製の弾性部材3
8が4本のボルト39…で取り付けられる。弾性部材3
8には、フィラーパイプ24が貫通するフィラーパイプ
支持孔381 と、ブリーザパイプ25が貫通するブリー
ザパイプ支持孔382 と、前後方向に延びる肉抜き孔3
3 とが形成される。弾性部材38の頂面384 とメイ
ンフレームMFの凹部40との間には、所定の隙間αが
形成される。
【0025】而して、前記弾性部材38によって燃料タ
ンク23から延びるフィラーパイプ24及びブリーザパ
イプ25がサブフレームSFに安定した状態で支持され
るため、サブフレームSFを燃料タンク23と共にメイ
ンフレームMF,MFに取り付ける際の作業性が向上す
る。またサブフレームSFがリヤサスペンションRS,
RSからの荷重によって上下方向に移動しても、弾性部
材38の頂面384 がメインフレームMFの下面に当接
してフィラーパイプ24及びブリーザパイプ25が直接
メインフレームMFと干渉することが防止され、サブフ
レームSFの上下方向移動量が大きい場合であっても、
弾性部材38の肉抜き孔383 が上下方向に圧縮されて
荷重を吸収し、フィラーパイプ24及びブリーザパイプ
25の破損を防止することができる。
【0026】図1〜図3から明らかなように、サブフレ
ームSFには、エンジンから延びる排気管の後端に着脱
自在に結合される前部膨張室26、前部排気管27、主
膨張室28、後部排気管29及び後部膨張室30から構
成される排気系31が支持される。前部膨張室26及び
前部排気管27は車体中心線に沿うように配設されてお
り、また前部排気管27の後方に連なる主膨張室28
は、座席41の座部41 1 の下方において前部クロスメ
ンバ2の前面に沿うように左右方向に配設され、左右一
対の弾性部材32,32を介して前部クロスメンバ2に
吊り下げ支持される。主膨張室28の右端から後方に延
びる後部排気管29は、右側のサイドメンバ1の右側面
を通過して後方に延び、その後端に接続された後部膨張
室30が弾性部材33を介して右側のリーディングアー
ム用ブラケット10に吊り下げ支持される。
【0027】上述のように、後部排気管29を右側のサ
イドメンバ1の右側面に配設したことにより、サブフレ
ームSFの内側に支持した燃料タンク23と後部排気管
29との干渉を避けて燃料タンク23の容量を充分に確
保することができるばかりか、サブフレームSFに後部
排気管29を通過させるための切欠き等を形成する必要
がなくなって該サブフレームSFの強度を確保すること
ができる。また右側のリヤサスペンションRSの前後に
おいてサブフレームSFに排気系31を支持したことに
より、該リヤサスペンションRSと排気系31との相対
位置を精密に保ち、両者の干渉を防止することができ
る。
【0028】図4及び図5から明らかなように、後部排
気管29は右側のリヤサスペンションRSの上部サスペ
ンションアーム(アッパーアーム14及びリーディング
アーム15と、下部サスペンションアーム(トレーリン
グアーム11、コントロールアーム12及びロアアーム
13)との間に形成された間隙を通過して後方に延出す
る。後部排気管29の上記レイアウトにより、後部排気
管29との干渉を避けるためにサスペンションアームを
湾曲させる必要がなくなり、サスペンションアームの剛
性を保持することができる。
【0029】また、サブフレームSFの後部右側に弾性
部材33で排気系31の後部を支持するとともに、後部
左側に弾性部材38でフィラーパイプ34及びブリーザ
パイプ35を支持したことにより、サブフレーム組立体
の左右方向の重量バランスを保つことができ、更にサブ
フレームSFの前部中央に一対の弾性部材32,32で
排気系31の前部を支持したことにより、サブフレーム
組立体の前後方向の重量バランスを保つことができる。
その結果、サブフレーム組立体の重心位置をその中央部
に一致させて重量バランスを良くし、サブフレーム組立
体をメインフレームMF,MFに装着する際の作業性を
向上させるとともに、4個のゴムブッシュマウント4…
に加わる荷重を均一化することができる。
【0030】しかも、座席41の座部411 がサブフレ
ームSFの前部クロスメンバ2の前方に配置されている
ため、座席41によってサブフレームSFの内部に支持
した燃料タンク23の容量が影響を受けることがない。
しかも、前部クロスメンバ2の前面に沿って左右方向に
延びる主膨張室28が座席41の座部411 下方のデッ
ドスペースを利用して配置されているため、座席41を
サブフレームSFに近接する位置まで後退させて車室を
広く保ちながら、主膨張室28の容積を充分に確保する
ことができる。
【0031】而して、左右のリヤサスペンションRS,
RS、燃料タンク23及び排気系31を一体に組み付け
たサブフレーム組立体が、前後左右の4個のゴムブッシ
ュマウント4…を介して左右一対のメインフレームM
F,MFに取り付けられる。このとき、前記サブフレー
ム組立体をユニットとして予め小組みしておき、それを
一括してメインフレームMF,MFに取り付けることに
より組付工数を大幅に減少させることができる。
【0032】4個のゴムブッシュマウント4…によって
メインフレームMF,MFに取り付けられたサブフレー
ムSFには、車両の走行中に後輪W,Wが路面から受け
る荷重がリヤサスペンションRS,RSを介して入力さ
れるが、サブフレームSFは左右のサイドメンバ1,
1、前部クロスメンバ2及び後部クロスメンバ3によっ
て枠状に形成されており、且つ前側の2つの隅部がトレ
ーリングアーム用ブラケット6,6により補強されると
ともに後側の2つの隅部がコントロールアーム用ブラケ
ット7,7により補強されているため、そのサブフレー
ムSFの隅部近傍の剛性が極めて高いものとなる。従っ
て、リヤサスペンションRSからの荷重がサブフレーム
SFに入力した場合に、前記隅部の結合角度が変化して
サブフレームSFの平面形状が歪むような変形を効果的
に防止することができる。しかも、車両の衝突時には、
剛性の高いサブフレームSFによって燃料タンク23を
効果的に保護することができる。
【0033】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、サブフレームのクロスメンバの前面に沿っ
て配設したスタビライザの両端を、前記サブフレームを
メインフレームに取り付ける左右のマウントの外側を迂
回させてリヤサスペンションに接続したことにより、ス
タビライザのトーション部の長さを最大限に確保して捩
じり荷重に効果的に対抗させることができる。しかも、
最小限のスペースにスタビライザを合理的に配置しなが
ら、サブフレームの内側に搭載した搭載物とスタビライ
ザとの干渉を回避することができる。
【0035】また請求項2に記載された発明によれば、
サブフレームに設けたマウントの近傍をサスペンション
ブラケットで架橋し、このサスペンションブラケットの
近傍でスタビライザをクロスメンバに弾性支持したこと
により、サブフレームにおける剛性の高い部分でスタビ
ライザを強固に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リヤサスペンション用サブフレーム組立体の全
体斜視図
【図2】サブフレーム組立体の全体平面図
【図3】図2の3−3線矢視図
【図4】図2の要部拡大図
【図5】図4の5−5線矢視図
【図6】図2の6−6線拡大矢視図
【図7】図6の7−7線矢視図
【符号の説明】
MF メインフレーム RS リヤサスペンション SF サブフレーム 1 サイドメンバ 2 クロスメンバ 4 ゴムブッシュマウント(マウント) 6 トレーリングアーム用ブラケット(サスペ
ンションブラケット) 19 スタビライザ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のサイドメンバ(1)と両サイドメ
    ンバ(1)の前端間を接続するクロスメンバ(2)とを
    有するサブフレーム(SF)を、前記両サイドメンバ
    (1)とクロスメンバ(2)との結合部近傍に設けた左
    右のマウント(4)を介してメインフレーム(MF)に
    固定し、サブフレーム(SF)に支持した左右のリヤサ
    スペンション(RS)をスタビライザ(19)で接続し
    てなる車両において、 スタビライザ(19)をクロスメンバ(2)の前面に沿
    って配設するとともに、該スタビライザ(19)の両端
    を左右のマウント(4)の外側を迂回させてリヤサスペ
    ンション(RS)に接続したことを特徴とする、車両に
    おけるサスペンションのスタビライザ支持構造。
  2. 【請求項2】 左右のサイドメンバ(1)とクロスメン
    バ(2)との結合部近傍を左右のサスペンションブラケ
    ット(6)で架橋し、スタビライザ(19)を前記サス
    ペンションブラケット(6)の近傍においてクロスメン
    バ(2)に弾性支持したことを特徴とする、請求項1記
    載の車両におけるサスペンションのスタビライザ支持構
    造。
JP7710193A 1993-04-02 1993-04-02 車両におけるサスペンションのスタビライザ支持構造 Pending JPH06286453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19730529A1 (de) * 1996-07-16 1998-01-22 Nissan Motor Vorderradstabilisator für vierradgetriebene Fahrzeuge

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19730529A1 (de) * 1996-07-16 1998-01-22 Nissan Motor Vorderradstabilisator für vierradgetriebene Fahrzeuge

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