JPH06285903A - フランジ付パイプの製造方法 - Google Patents

フランジ付パイプの製造方法

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Publication number
JPH06285903A
JPH06285903A JP9883993A JP9883993A JPH06285903A JP H06285903 A JPH06285903 A JP H06285903A JP 9883993 A JP9883993 A JP 9883993A JP 9883993 A JP9883993 A JP 9883993A JP H06285903 A JPH06285903 A JP H06285903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
packing
flange
synthetic resin
mandrel
Prior art date
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Pending
Application number
JP9883993A
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English (en)
Inventor
Jun Saito
純 斉藤
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Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Mahle Filter Systems Japan Corp
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Publication date
Application filed by Mahle Filter Systems Japan Corp filed Critical Mahle Filter Systems Japan Corp
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプの先端に合成樹脂のフランジを成形す
るにあたり、成形金型内にパッキンを配置し、パッキン
の舌片部分に射出圧をかけて、成形バリが有害な個所に
形成されるのを防ぐ。 【構成】 パイプ1に係止部3とシール部4を有するパ
ッキン5を嵌め、係止部4に形成した舌片部6、7を、
合成樹脂材料17の射出圧でパイプ1の側壁および下金
型13の上向き平面10に押し付ける。合成樹脂材料1
7は固化してフランジ16となるが、この際舌片6、7
を押し付けているので、それらの隙間を廻り込んでバリ
等がパイプの内側に流入し、有害な異物となることはな
い。また成形完了時にはパッキン装着が終わっているの
で生産能率がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフランジ付パイプを製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来フランジ付パイプを製造するには、
図5に示すようにパイプ20を、インジェクション用下
金型21上に載置し、二つ割りのインジェクション用上
金型23、24を装着して、上下金型の間に形成される
環状空間に図示のように合成樹脂材料28を射出してフ
ランジ25を形成させていた。下金型21は中央に上方
へ突出したマンドレル26を有しその周囲に同心のリブ
27を有する。
【0003】パイプ20の下端部をマンドレル26とリ
ブ27の間に挿入するとき、パイプ20の下端面は下金
型21の上向き平面22に、またパイプ20の下端部内
壁はマンドレル26の側面に密着するように設定してい
る。合成樹脂材料28が固化したのち下金型21、上金
型23、24を取外してフランジ25を有するパイプが
完成する。そしてフランジ25には下金型21のリブ2
7によって環状溝が形成されるから、この環状溝に環状
のパッキン(Oリングなど、図示しない)を嵌め込む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の製
造方法では、パイプ20の長さが不足して下金型21の
上向き平面22に密着しなかったり、マンドレル26の
径がパイプ20の径に対し小さすぎて密着不良であった
り、パイプ20下端部の端面や側面の仕上げ精度が悪く
上向き平面22の表面との間に隙間が生じたりすると、
合成樹脂材料28がパイプ下端面や内壁面に図示28a
のように流入して付着し固化する。
【0005】このような固化物はパイプ20の表面から
剥離しやすいから、パイプ20内に流体を流すと剥離し
て異物となり障害を与えたり流体を汚損したりする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のフランジ付パ
イプの製造方法は次のようなものである。パイプの下端
部に、係止部とシール部とを有する環状の弾性パッキン
を嵌着して係止部に形成した二条の舌片のうち一方をパ
イプ側面に当接させる。このパイプをインジェクション
用下金型の上向き平面上に載置し、パッキンの係止部に
形成した他方の舌片を下金型の上向き平面に当接させ、
下金型の上向き平面から突出するマンドレルにパイプ下
端を挿入嵌合させ、マンドレルと同心に上向き平面に設
けた環状溝にパッキンのシール部を挿入し、さらにパッ
キンの係止部を収容する環状空間を形成するように、二
つ割りの型でなるインジェクション用上金型を、前記下
金型の上向き平面とパイプの側面とに跨らせて装着し、
前記環状空間内に合成樹脂材料を射出して前記二つの舌
片を射出圧で押圧しそれぞれパイプの外側面および下金
型の上向き平面部に密着させながら固化させてフランジ
を形成するものである。
【0007】
【作用】この発明の製造方法ではパイプの下端部の内外
周壁および下端面がパッキンの係止部の二つの舌片によ
り弾性的にパッキンの背面の環状空間から遮断されてい
て、この背面側へ合成樹脂材料を射出してフランジを形
成するものであり、しかも射出圧により舌片はそれぞれ
さらに密着して合成樹脂材料の流入洩れ込みを阻止する
から、パイプ内壁や端面に樹脂バリのような異物が付着
することはない。また成形完了時には既にパッキンが装
着されている。
【0008】
【実施例】図1、図2によって実施例を説明する。パイ
プ1は硬質の合成樹脂でなり下端部に下方外向きに広が
るテーパ部2を形成している。パッキン5は係止部3と
ほぼ円形断面のシール部4とを備えており、係止部3は
ほぼ逆三角形状にシール部4の上方にあり、舌片6、7
を備えている。パッキン5にパイプ1の下端部を挿入し
て、テーパ部2と一方の舌方6とを弾性的に当接させ
る。パッキン5はゴム又は合成樹脂でなり、後述のフラ
ンジの射出成形時の温度に耐える材質のものを選ぶ。
【0009】インジェクション用下金型13は上向き平
面10上にマンドレル11が突起し、その周囲に同心に
環状溝12が設けてある。前記パイプ1を下金型13上
に載置し、マンドレル11をパイプ1の下端部内壁に嵌
合するとともにパッキン5のシール部4を環状溝12内
に挿入し、係止部3の他方の舌片7を弾性的に上向き平
面10に当接させる。
【0010】次いで二つ割りのインジェクション用上金
型14、15を装着する。上金型14、15は装着され
ると下金型13とパイプ1の外側面とに跨って密着し内
部にパッキン5を取り込んだ環状空間を形成する。上金
型には射出成形用の射出孔18が設けられ合成樹脂材料
17を前記環状空間内に射出し充填する。このときパッ
キン5の係止部3には図3のように三角形状断面の底面
8に射出圧が作用し舌片6、7をそれぞれパイプ1のテ
ーパ部2および下金形13の上向き平面10に押し付
け、この状態で固化する。従ってパイプ1内側への合成
樹脂材料17の流入はない。細部の状況を図3に示す。
テーパ部2によりパッキン5の脱落は防止される。
【0011】合成樹脂材料17は環状空間内で固化して
フランジ16となる。そして上下金型13、14、15
を取外すとフランジ付パイプがパッキン5を装着した状
態で完成する。合成樹脂材料17は固化した場合パイプ
1と材質的に接合しやすいものを選ぶことが好ましいが
その組合せは任意である。
【0012】図4に他の形状のフランジ付パイプを示
す。パイプ30は均一な厚さを有しており図1図2の例
すような下端部のテーパ部がない。またパッキン31は
舌片32、33を有する係止部34とシール部35とで
成る。図1のものと同様にフランジ36を成形するため
の射出圧によって舌片32はパイプ30の側面へ密着
し、舌片33は下金型38の上向き平面に押し付けられ
て合成樹脂材料の流出洩れ出しを防ぐ。パッキン31の
係止部34は段差部37を有しフランジ36と係合する
ので、パッキン31の脱落は防止される。フランジ36
を射出成形により形成する方法は図1、図2のものと同
様である。
【0013】
【発明の効果】この発明はパッキングの係止部の二つの
舌片に、合成樹脂材料を射出する際の射出圧力を作用さ
せてフランジ部分とパイプ部分の間の隙間を閉塞するよ
うにしたので、パイプの端面や内面に樹脂バリのような
異物が付着することがなく、パイプ内に流体を流すとき
異物混入等の不具合を生じさせない。またパッキンが成
形時に同時に組付けられるので生産能率が向上し、パッ
キン脱落のおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の成形工程後の状態を示す図。
【図2】実施例の成形工程前の状態を示す図。
【図3】図1の要部を示す図。
【図4】他の実施例の成形工程後の状態を示す図。
【図5】従来の成形工程後の状態を示す図。
【符号の説明】
1 パイプ 3 係止部 4 シール部 5 パッキン 6、7 舌片 11 マンドレル 12 環状溝 13 下金型 14、15 上金型 16 フランジ 17 合成樹脂材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの下端部に、ほぼ三角形断面をな
    し2条の舌片を有する係止部とほぼ円形断面をなすシー
    ル部とを有する環状の弾性パッキンを嵌着して、一方の
    舌片をパイプ外側面に弾性的に当接させ、次いでマンド
    レルを上向き平面に突出させその周囲に同心の環状溝を
    形成させたインジェクション用下金型を設けて前記パイ
    プを載置し、パイプ下端部内壁にマンドレルを嵌合し、
    環状溝に前記パッキンのシール部を挿入するとともに他
    方の舌片を下金型の上向き平面に弾性的に当接させ、下
    金型の上向き平面とパイプの側面とに跨り内部に環状空
    間を形成する二つ割りの上金型を、前記パッキンが環状
    空間内に収容される状態で装着し、環状空間内に合成樹
    脂材料を射出して環状空間内に充填するとともに、射出
    圧で前記舌片を押圧しながら固化させてフランジを形成
    させる、フランジ付パイプの製造方法。
JP9883993A 1993-03-31 1993-03-31 フランジ付パイプの製造方法 Pending JPH06285903A (ja)

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JP9883993A JPH06285903A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 フランジ付パイプの製造方法

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JPH06285903A true JPH06285903A (ja) 1994-10-11

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ID=14230438

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JP (1) JPH06285903A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101283613B1 (ko) * 2013-01-15 2013-07-08 현대주철산업 주식회사 관걸림턱 제조방법

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