JPH06285478A - ドレン水中和器 - Google Patents

ドレン水中和器

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JPH06285478A
JPH06285478A JP5097229A JP9722993A JPH06285478A JP H06285478 A JPH06285478 A JP H06285478A JP 5097229 A JP5097229 A JP 5097229A JP 9722993 A JP9722993 A JP 9722993A JP H06285478 A JPH06285478 A JP H06285478A
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JP
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tank
drain water
water
drain
metal
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JP5097229A
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JP3267377B2 (ja
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Yoshiteru Mizuma
義輝 水馬
Katsuhiko Nishio
雄彦 西尾
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ドレン水中和器の耐久性を向上する。 【構成】 一定量の水が溜まると傾動し、溜まった水を
放出して復帰するA槽と、A槽の下方に固設され、A槽
から放出された水を受けて、底部の流出口Dから放出す
るB槽と、B槽の下方に設けられ、B槽から流下する水
を受けて、A槽と同量の水が溜まると傾動し、溜まった
水を放出して復帰するC槽よりなり、C槽内に金属中和
材Eを装着すると共に、A槽から下方へ突設されたアー
ムFの下端と、C槽から突設された係止板Gとの係合に
より、A槽が傾動するまでC槽の傾動を係止するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンデンシングボイラ
等の排熱回収型熱交換器に用いるドレン水中和器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に排熱回収型熱交換器で発生するド
レン水は強酸性であり、そのまま排水するとコンクリー
ト溝を侵食するおそれがあるため、中和器で中和処理を
施したのち、排水溝に放出している。しかしこの種の中
和器は、通常マグネシウム等のアルカリ土類金属を格子
状ブロックとした金属中和材にドレン水を通して中和す
るものであるが、中和材に酸化生成物や不純物が付着し
て性能が劣化し易く、一般に寿命が短いという欠点があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、金属中和材の
入っている槽内にドレン水を溜め、この中和槽を一定量
溜まる毎に反転して、溜まったドレン水を排水するとい
う方法が考えられる。このように一度に排水すると、中
和材の上面に付着した生成物や不純物が洗い流されるの
で、中和性能が長期に亙って持続するという利点がある
が、その反面、モータや制御機器等が必要となってコス
ト高になる上に、気温や運転条件等の変動により一定量
溜まる時間が変動するために、処理水のPH値が変動す
るという問題がある。本発明はこれらの問題点を解消
し、反転式中和槽を使用することにより、金属中和材へ
の不純物等の付着を防止し、外部動力源や制御機器等を
一切必要とせず、しかも処理後のPH値は規定範囲内に
収めることができるようなドレン水中和器を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるドレン水中
和器は、図1に示すように、一定量の水が溜まると傾動
し、溜まった水を放出して復帰する第一の槽すなわちA
槽と、A槽の下方に固設され、A槽から放出された水を
受けて、底部の流出口Dから放出する第二の槽すなわち
B槽と、B槽の下方に設けられ、B槽から流下する水を
受けて、A槽と同量の水が溜まると傾動し、溜まった水
を放出して復帰する第三の槽すなわちC槽よりなり、C
槽内に金属中和材Eを装着すると共に、A槽から下方へ
突設されたアームFの下端と、C槽から突設された係止
板Gとの係合により、A槽が傾動するまでC槽の傾動を
係止するようにしたものである。
【0005】
【作用】一定量のドレン水を中和処理するには一定の時
間がかかるので、A槽で1回分溜める間に、前回分をC
槽で処理するようにし、またドレン水の発生量が変動す
るので、それによって処理時間が不足することのないよ
うに、C槽のドレン水を一旦十分アルカリ性になるまで
処理し、B槽の流出口Dから流下する次回のドレン水の
一部を使用して、中性に戻すようにしたものである。
【0006】
【実施例】図1〜2は本発明による中和器の一実施例を
示したもので、A〜C槽、各槽に設けられたアームF、
流出口D、係止板G及び各回動軸Kは全てプラスチック
で成形されたものであり、A槽及びC槽は回動軸Kによ
ってケースLに支承され、一定量のドレン水が溜まると
傾動して、溜まったドレン水を放出したのち、復帰する
ようになっている。B槽はA槽の下方にてケースLに固
設されており、A槽から放出されたドレン水を受けて、
そのまま底部の流出口Dから放出するようになってい
る。またC槽内には複数のマグネシウム板を格子状に連
結して構成された金属中和材Eが装着されており、また
A槽から下方へ突設されたアームFの下端と、C槽から
突設された係止板Gとが係合することにより、A槽が傾
動するまでは、C槽の傾動が係止されるようになってい
る。更にC槽から放出された処理水は、排水受け槽Iで
受けられ、排水管Jより排水される。
【0007】以下の動作において、括弧内の数値は説明
を簡単にするための一例である。いま図1において、C
槽には前回分(160cc)のドレン水が入っており、
その荷重によるC槽の傾動が係止板GとアームFとの係
合によって阻止されているものとし、B槽は空の状態と
する。この状態で、ドレン管HからA槽にドレン水が
(例えば15分かけて)流下し、これが一定量(200
cc)に達すると、まずA槽が傾動して、A槽に溜って
いたドレン水を約1秒でB槽に流し込むが、それと同時
にB槽の流出口DからC槽へドレン水が流下し始め、流
出口Dの口径で定まる一定時間(5秒とする)で全量の
流下が完了する。C槽はA槽よりやや遅れて傾動し、約
1秒で保有していた処理水を放出する。図2はこの時の
状態を示している。C槽が復帰するとき、既にA槽が復
帰しているので、係止板GがアームFに当たることにな
るが、梃子の原理により殆ど抵抗なく通過する。C槽は
復帰して約4秒後に、B槽から流下したドレン水(16
0cc)の荷重により再び傾動しようとするが、図1よ
り若干左に傾いた状態でアームFに係止され、その状態
でC槽内のドレン水の中和処理が行われる。
【0008】上記の例では、A槽に200cc溜まるの
に15分を要したが、運転条件が変動するために、次回
の所要時間はわからない。特にPH=5程度になるまで
は時間がかかるので、少しでも処理時間が不足すると、
強酸性のまま排水してしまうことになる。そこで凝縮水
が最も多く発生する運転条件での所要時間、すなわち最
短時間(10分とする)でも十分にアルカリ性(例えば
PH=8)となるように、各槽の容量、中和材の表面
積、流出口の口径等を定めておき、C槽が傾動している
間にB槽から流下する強酸性のドレン水(この場合は4
0cc)により、これを酸性の方向(例えば PH=5.
5)へ再中和してやるのである。このようにすれば、所
要時間が長い方はPH値が飽和するために、いくら長く
ても許容値(例えば PH=8.5)まで戻すように設計
することは可能である。実際には凝縮水の発生が最も少
ない運転条件においても所要時間は約30分であり、従
って10〜30分の所要時間の場合に再中和でPH=
5.5〜8.5となるようにしている。また勿論各槽の容
積と中和材の表面積を十分大きくして、完全にアルカリ
性に飽和させてから再中和して中性(PH=7)にする
ことも可能であるが、不経済であるから、許容範囲(P
H=5〜9)内で適当に設定すればよい。
【0009】
【発明の効果】本発明によるドレン水中和器は、ドレン
水を一定量溜めて処理するものであるから、連続的にド
レン水を通しながら処理するものに比し金属中和材の所
要量が少なく、また中和槽を反転して一度に排水するこ
とにより、中和材に付着する不純物や生成物を洗い流す
ことができるので、中和性能を長期間持続させることが
でき、更にドレン水の発生量が変動しても、排水のPH
値が必ず規定範囲内に入るように中和処理することがで
き、しかも外部動力源や制御機器類等を一切必要としな
いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ドレン水中和器の一実施例のケース内の
側面図。
【図2】同上の動作を示すケース内の側面図。
【符号の説明】
A 第一の槽又はA槽 B 第二の槽又はB槽 C 第三の槽又はC槽 D 流出口 E 金属中和材 F アーム G 係止板 H ドレン管 I 排水受け槽 J 排水管 K 回動軸 L ケース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定量の水が溜まると傾動し、溜まった
    水を放出して復帰する第一の槽と、第一の槽の下方に固
    設され、第一の槽から放出された水を受けて、底部の流
    出口から放出する第二の槽と、第二の槽の下方に設けら
    れ、第二の槽から流下する水を受けて、第一の槽と同量
    の水が溜まると傾動し、溜まった水を放出して復帰する
    第三の槽よりなり、第三の槽内に金属中和材を装着する
    と共に、第一の槽から下方へ突設されたアームの下端
    と、第三の槽から突設された係止板との係合により、第
    一の槽が傾動するまで第三の槽の傾動を係止するように
    したことを特徴とするドレン水中和器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008070092A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Rinnai Corp 燃焼装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008070092A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Rinnai Corp 燃焼装置
JP4700583B2 (ja) * 2006-09-15 2011-06-15 リンナイ株式会社 燃焼装置

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