JPH078711A - ろ過池洗浄時間制御装置 - Google Patents

ろ過池洗浄時間制御装置

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JPH078711A
JPH078711A JP14653393A JP14653393A JPH078711A JP H078711 A JPH078711 A JP H078711A JP 14653393 A JP14653393 A JP 14653393A JP 14653393 A JP14653393 A JP 14653393A JP H078711 A JPH078711 A JP H078711A
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JP
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time
filtration
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cleaning time
value
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JP14653393A
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English (en)
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Michikimi Kanayama
山 道 王 金
Futoshi Kurokawa
川 太 黒
Shuichiro Kobayashi
林 主一郎 小
Hisaaki Goto
藤 久 明 後
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ろ過池のろ過能力を十分に回復させ、資源の
節約を行うように洗浄時間を制御するろ過池洗浄時間制
御装置を提供する。 【構成】 ろ過池の洗浄時間を制御するろ過池洗浄時間
制御装置は、検出されるろ過池の濁度である検出濁度
(Ri)が設定された基準濁度(Rref)と等しいと
きの洗浄時間である基準洗浄時間(Htref)と、検
出濁度(Ri)の基準濁度(Rref)からの偏差(e
i)とから検出濁度(Ri)に対応する洗浄時間を計算
する洗浄時間計算手段(32)と、洗浄時間計算手段
(32)により計算された計算洗浄時間(Htk)が許
容される洗浄時間の上限値(Htul)あるいは下限値
(Htll)を越える場合に、計算洗浄時間(Htk)
を上限値(Htul)あるいは下限値(Htll)に設
定して補正する洗浄時間補正手段(33)と、を備える
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過池洗浄時間制御装置
に係り、特に、上水道施設に設けられたろ過池の洗浄時
間を損失水頭計によって検出したろ過抵抗を用いて制御
する過池洗浄時間制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上水道施設は、ダム式貯水池や河川から
取水した原水を凝集、沈殿、ろ過というプロセスを経て
需要団体または一般家庭へ供給する。
【0003】このプロセスの中で、ろ過の役割を担うろ
過池は通常複数池あり、水需要に応じてろ過処理を行っ
ている。このろ過池は水質濁度等により長時間使用した
場合にろ過能力が低下し、ろ過能力を回復するために、
ろ過池の洗浄を行うことが必要となる。
【0004】従来、ろ過池の洗浄は、洗浄時間を一定に
設定して行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ろ過池の洗浄においては、洗浄開始時のろ過抵抗値やろ
過継続時間を考慮にいれることなく、全てのろ過池を一
定の洗浄時間で洗浄を行っていたので、次のような問題
点があった。
【0006】すなわち、一律に一定に設定した洗浄時間
では汚れの大きいろ過池に対しては短かすぎて洗浄が不
十分であるため、ろ過池のろ過能力が十分に回復されな
いことがあった。また、ろ過能力の回復のために必要以
上の洗浄時間をかける場合もあり、洗浄に使用される浄
水に無駄が生じたり、洗浄により排出された汚水を凝
集、沈殿プロセスへ返送するために稼働するポンプにお
いて必要以上に電力を消費してしまうことがあった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、ろ過池のろ過能力を十分に回復さ
せ、資源の節約を行うように洗浄時間を制御する過池洗
浄時間制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による過池洗浄時間制御装置は、検出される
ろ過池の濁度である検出濁度が設定された基準濁度と等
しいときの洗浄時間である基準洗浄時間と、前記検出濁
度の前記基準濁度からの偏差とから前記検出濁度に対応
する洗浄時間を計算する洗浄時間計算手段と、前記洗浄
時間計算手段により計算された計算洗浄時間が許容され
る洗浄時間の上限値あるいは下限値を越える場合に、前
記計算洗浄時間を前記上限値あるいは下限値に置換して
補正する洗浄時間補正手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0009】また、前記洗浄時間は、表洗時間、逆洗時
間、あるいは前記表洗時間と前記逆洗時間との重なる時
間範囲である表逆洗遅延時間であることが好適である。
【0010】また、前記検出濁度は、ろ過池に設置され
た損失水頭計により検出されたろ過抵抗値によって求め
られることが好適である。
【0011】また、前記検出濁度は、ろ過池を洗浄せず
にろ過を継続する時間であるろ過継続時間によって求め
られることが好適である。
【0012】また、前記検出濁度は、ろ過池に設置され
た損失水頭計により検出されたろ過抵抗回復値によって
求められることが好適である。
【0013】
【作用】洗浄時間計算手段によって、ろ過池の検出濁度
を基準濁度と等しいときの洗浄時間である基準洗浄時間
と、検出濁度の基準濁度からの偏差とから検出濁度に対
応する洗浄時間を計算し、洗浄時間補正手段によって、
計算洗浄時間が許容される洗浄時間の上限値あるいは下
限値を越える場合に、計算で求めた計算洗浄時間を上限
値あるいは下限値に置換して補正するので、ろ過能力の
回復のために必要以上の洗浄時間をかけることがなくな
り、洗浄に使用される浄水に無駄が生じたり洗浄により
排出された汚水を凝集、沈殿プロセスへ返送するために
稼働するポンプにおいて必要以上に電力を消費してしま
うことを防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図1、図2は本発明によるろ過洗浄
装置の一実施例を示す図である。図1に示すように浄水
場では、沈殿池より流入した水をろ過池11でろ過し、
ろ過された浄水を浄水池12に蓄える。浄水池12で蓄
えた浄水は浄水池12から送水ポンプ21を通して、需
要団体や一般家庭へ供給される。
【0015】ろ過を長時間継続するとろ過池11のろ過
能力が低下し、ろ過能力を回復させるためには洗浄が必
要となる。
【0016】洗浄開始時には浄水池12及び汚水池13
の監視を行い、浄水池の水位が設定値以下か汚水池の水
位が設定値以上である場合には、インターロックをかけ
洗浄を行わないようにしてある。
【0017】ろ過池11の洗浄には、浄水池12に蓄え
られた浄水を用い、表洗ポンプ22及び逆洗ポンプ23
によってろ過池11の表面と逆面から洗浄を行うように
なっている。表洗時間、逆洗時間、および表洗時間と逆
洗時間との重複した時間範囲である表逆洗遅延時間のそ
れぞれの時間の長さについて、各損失水頭計25から取
り込んだろ過抵抗値を基に、適正に制御する必要があ
る。
【0018】ろ過池の洗浄により排出された汚水は汚水
池13に蓄えられ、返送ポンプ24により、再び凝集・
沈殿プロセスへ返送される。各ろ過池11には、損失水
頭計25が設置されており、ろ過能力の低下の度合いが
分かるようになっている。
【0019】各損失水頭計25により検出された値であ
るろ過抵抗値は、プロセスインターフェイス3を介して
プロセスコントローラ6に取り込まれる。
【0020】プロセスコントローラ6では、各損失水頭
計25から取り込んだろ過抵抗値を基に、表洗・逆洗・
表逆洗遅延時間補正手段1で、各ろ過池の洗浄時の表洗
時間、逆洗時間・表逆洗遅延時間を算出する。
【0021】表洗・逆洗・表逆洗遅延時間補正手段1の
内部は、図1に示すようにろ過抵抗実績蓄積手段31、
洗浄時間計算手段32、表洗・逆洗・表逆洗遅延遅延時
間補正値計算手段33により構成されている。
【0022】ろ過抵抗実績蓄積手段31には、各損失水
頭計25より検出されたろ過抵抗値が、プロセスインタ
ーフェイス3を介して入力され蓄積される。
【0023】次に、洗浄時間計算手段32では、ろ過抵
抗実績蓄積手段31に蓄積されたろ過抵抗値と、オペレ
ータより入力された表洗時間設定値、逆洗時間設定値、
表逆洗遅延時間設定値を基にして、後述する計算により
洗浄時間を算出する。表洗・逆洗・表逆洗遅延時間補正
値計算手段33では、洗浄時間計算手段32より算出し
た表洗時間、逆洗時間、表逆洗遅延時間をオペレータの
設定した上限地値または下限値を越える場合には、上限
地値または下限値に置換して補正する。
【0024】表洗・逆洗・表逆洗遅延時間補正手段1で
算出された各洗浄時間は、ろ過池洗浄シーケンス2及び
プロセスインターフェイス3に順次おくられる。プロセ
スコントローラ6には、ろ過抵抗設定値及び、表洗時間
設定値、逆洗時間設定値、表逆洗遅延時間設定値、表洗
時間上下限値、逆洗時間上下限値、表逆洗遅延時間上下
限値を入力するマンマシンインターフェイス4が接続さ
れ、さらにマンマシンインターフェイス4にはCRT5
が接続されておりろ過池の洗浄の様子や計算された洗浄
時間等が画面に出力される。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
各ろ過池11に設置された損失水頭計25によって検出
されたろ過抵抗値は、プロセスインターフェイス3を介
して表洗・逆洗・表逆洗遅延時間補正手段1のろ過抵抗
実績蓄積手段31へ送られる。
【0026】ろ過抵抗実績蓄積手段31へ送られた検出
されたろ過抵抗値と、マンマシンインターフェイス4よ
り入力されたろ過抵抗設定値とに基づき、洗浄時間計算
手段32によって、表洗時間、逆洗時間、および表逆洗
遅延時間洗浄時間を計算する。この計算は、(1)式よ
り算出されたろ過抵抗偏差eiをもとに、(2)、
(3)、(4)式を用いて行われる。
【0027】 ei=Ri−Rref (1) (i=1、…,n) ei :ろ過抵抗偏差 Ri :ろ過抵抗現在値 Rref :ろ過抵抗設定値 n :ろ過池数 Htk=Htref+Kht・ei (2) Htk :表洗時間計算値 Htref :表洗時間設定値 Kht :表洗時間補正係数 Gtk=Gtref+Kgt・ei (3) Gtk :逆洗時間計算値 Gtref :逆洗時間設定値 Kgt :逆洗時間補正係数 Dtk=Dtref+Kdt・ei (4) Dtk :表逆洗遅延時間計算値 Dtref :表逆洗遅延時間設定値 Dgt :表逆洗遅延時間補正係数 次に洗浄時間計算手段32によって計算された各洗浄時
間に基づき、表洗・逆洗・表逆洗遅延時間補正値計算手
段33によって、(5)式を用いて表洗時間補正値の算
出を行う。また、同様にして(6)式を用いて逆洗時間
補正値を、(7)式を用いて表逆洗遅延時間補正値の算
出を行う。
【0028】 Htk≧Htul→Ht=Htul if 〔 (5) Htk≦Htll→Ht=Htll else Ht=Htk Ht :表洗時間補正値 Htk :表洗時間計算値 Htul :表洗時間上限値 Htll :表洗時間下限値 Gtk≧Gtul→Gt=Gtul if 〔 (6) Gtk≦Gtll→Gt=Gtll else Gt=Gtk Gt :逆洗時間補正値 Gtk :逆洗時間計算値 Gtul :逆洗時間上限値 Gtll :逆洗時間下限値 Dtk≧Dtul→Dt=Dtul if 〔 (7) Dtk≦Dtll→Dt=Dtll else Dt=Dtk Dt :表逆洗遅延時間補正値 Dtk :表逆洗遅延時間計算値 Dtul :表逆洗遅延時間上限値 Dtll :表逆洗遅延時間下限値 なお、上述した洗浄時間の計算において、洗浄時のろ過
抵抗値とろ過抵抗設定値の偏差を用いた場合を示した
が、以下に示すように洗浄時間の計算として、ろ過継続
時間を用いることもできる。
【0029】この場合、洗浄時間計算手段32におい
て、(1)式を(9)式のように変形して図2に示し
た、ろ過継続時間現在値Tiと、(8)式により計算さ
れるろ過継続時間設定値Trefiの偏差により算出を
行う。
【0030】Trefiとは、濁度を参考にして算出し
たろ過継続時間設定値のことで、各ろ過池がろ過抵抗設
定値までに達するまでにかかる平均的な時間を指してい
る。
【0031】 Trefi=Tki+Tho * Dak (8) (i=1,…,n) Trefi :ろ過継続時間設定値 Tki :ろ過継続時間基準値 Tho :ろ過継続時間補正係数 Dak :濁度 ei−Ti−Trefi (9) (i=1,…,n) ei :ろ過継続時間偏差 Ti :ろ過継続時間現在値 Trefi :ろ過継続時間設定値 n :ろ過池数 また、上述した洗浄時間の補正において、洗浄時の実際
のろ過抵抗値とろ過抵抗設定値のと偏差を用いたが、こ
の補正において、ろ過抵抗の回復の度合いを用いること
もできる。この場合、図2に示すように、オペレータの
設定した洗浄前のろ過抵抗値(ろ過抵抗設定値Rre
f)と、標準の洗浄時間で洗浄した際の洗浄後のろ過抵
抗値の平均(ろ過抵抗回復目標値Rbas)より回復の
関係を定式化し、ろ過抵抗回復値を(10)式により算
出する。
【0032】 Rd−Rref−Rdas (10) Rd :ろ過抵抗回復値 Rref :ろ過抵抗設定値 Rdas :ろ過抵抗回復目標値 次に洗浄前のろ過抵抗値(ろ過抵抗現在値Ri)からオ
ペレータの指定するろ過抵抗値(ろ過抵抗目標値Ro)
まで回復させるための洗浄時間を求める際に使用するろ
過抵抗回復度偏差を、(2)、(3)および(4)式を
(11)、(12)および(13)式のように変形した
式により算出する。
【0033】 Htk=(Ri−Ro)/Rd * Htref (11) (i=1,…,n) Htk :表洗時間計算値 Htref :表洗時間設定値 Ri :ろ過抵抗現在値 Ro :ろ過抵抗目標値 Rd :ろ過抵抗回復値 n :ろ過池数 Gtk=(Ri−Ro)/Rd * Gtref (12) (i=1,…,n) Gtk :逆洗時間計算値 Gtref :逆洗時間設定値 Ri :ろ過抵抗現在値 Ro :ろ過抵抗目標値 Rd :ろ過抵抗回復値 n :ろ過池数 Dtk=(Ri−Ro)/Rd * Dtref (13) (i=1,…,n) Dtk :表逆洗遅延時間計算値 Dtref :表逆洗遅延時間設定値 Ri :ろ過抵抗現在値 Ro :ろ過抵抗目標値 Rd :ろ過抵抗回復値 n :ろ過池数 以上述べたように、本実施例の構成によれば、次のよう
な効果を有する。洗浄時間の補正手段として、洗浄時の
ろ過抵抗値とろ過抵抗設定値を用いることにより、その
時のろ過能力の低下度合いに適合した洗浄時間で洗浄を
行うことができ、ろ過能力の低下度合いの小さいときに
は洗浄時間を短く設定することにより洗浄時に使用され
る浄水を節約することができる。また、ろ過能力の低下
度合いの大きいときには洗浄時間を長く設定することに
より、ろ過能力を十分に回復することができる。
【0034】また、洗浄時間の補正手段として洗浄開始
時のろ過抵抗値とろ過抵抗設定値の偏差を用いる代わり
にろ過継続時間を用い、濁度を参考として各ろ過池ごと
にろ過継続時間設定値を決め、その設定値と実際のろ過
継続時間との偏差によって洗浄時間の補正を行うことに
より、ろ過継続時間がろ過継続時間設定値より長いろ過
池の洗浄時間は長く設定され、ろ過継続時間がろ過継続
時間設定値より短いろ過池の洗浄時間は短く設定される
ため、ろ過能力を適切に回復することができる。
【0035】また、洗浄時間の補正手段として洗浄時の
ろ過抵抗値とろ過抵抗設定値の偏差を用いる代わりに、
ろ過抵抗の回復の度合いを用い、洗浄時間の長さとその
場合の洗浄前のろ過抵抗値と洗浄後のろ過抵抗値の回復
度の関係を定式化し、洗浄前のろ過抵抗値からオペレー
タの指定するろ過抵抗値まで回復させるための洗浄時間
を求めることにより、洗浄時のろ過抵抗値からオペレー
タの望むろ過抵抗値まで回復させるために必要とされる
洗浄時間としてもっとも適当とされる洗浄時間で洗浄を
行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、洗浄時間計算手段によって、ろ過池の検出濁度を
基準濁度と等しいときの洗浄時間である基準洗浄時間
と、検出濁度の基準濁度からの偏差とから検出濁度に対
応する洗浄時間を計算し、洗浄時間補正手段によって、
計算洗浄時間が許容される洗浄時間の上限値あるいは下
限値を越える場合に、計算で求めた計算洗浄時間を上限
値あるいは下限値に置換して補正するので、ろ過能力の
回復のために必要以上の洗浄時間をかけることがなくな
り、洗浄に使用される浄水に無駄が生じたり洗浄により
排出された汚水を凝集、沈殿プロセスへ返送するために
稼働するポンプにおいて必要以上に電力を消費してしま
うことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるろ過池洗浄時間制御装置の一実施
例を示す概略系統図。
【図2】ろ過抵抗の上がり方と、ろ過継続時間の関係を
示す図。
【符号の説明】
1 表洗・逆洗・表逆洗遅延時間補正手段 2 ろ過池洗浄シーケンス 3 プロセスインターフェイス 4 マンマシンインターフェイス 5 CRT 6 プロセスコントローラ 11 ろ過池 12 浄水池 13 汚水池 21 送水ポンプ 22 表洗ポンプ 23 逆洗ポンプ 24 返送ポンプ 25 損失水頭計 26 浄水池水位計 27 汚水池水位計 31 ろ過抵抗実績手段 32 ろ過抵抗偏差計算手段 33 表洗・逆洗・表逆洗遅延時間補正値計算手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ろ過池洗浄時間制御装
置に係り、特に、上水道施設に設けられたろ過池の洗浄
時間を損失水頭計によって検出したろ過抵抗を用いて制
御する過池洗浄時間制御装置に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、ろ過池のろ過能力を十分に回復さ
せ、資源の節約を行うように洗浄時間を制御するろ過池
洗浄時間制御装置を提供することである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるろ過池洗浄時間制御装置は、検出され
たろ過池の汚れ度合いと基準値との偏差を求め、この偏
差からろ過池の汚れ度合いに対応する洗浄時間を計算す
る洗浄時間計算手段と、前記洗浄時間計算手段により計
算された計算洗浄時間が許容される洗浄時間の上限値あ
るいは下限値を越える場合に、前記計算洗浄時間を前記
上限値以内あるいは下限値以内に置換して補正する洗浄
時間補正手段と、を備えることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、ろ過池の汚れ度合いは、ろ過池に設
置された損失水頭計により検出されたろ過抵抗値によっ
て求められることが好適である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、ろ過池の汚れ度合いは、ろ過池を洗
浄せずにろ過を継続する時間であるろ過継続時間によっ
て求められることが好適である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、ろ過池の汚れ度合いは、ろ過池に設
置された損失水頭計により検出されたろ過抵抗回復値に
よって求められることが好適である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【作用】洗浄時間計算手段によって、ろ過池の汚れ度合
いを基準値と等しいときの洗浄時間である基準洗浄時間
と、ろ過池の汚れ度合いの基準値からの偏差とからろ過
池の汚れ度合いに対応する洗浄時間を計算し、洗浄時間
補正手段によって、計算洗浄時間が許容される洗浄時間
の上限値あるいは下限値を越える場合に、計算で求めた
計算洗浄時間を上限値以内あるいは下限値以内に置換し
て補正するので、ろ過能力の回復のために必要以上の洗
浄時間をかけることがなくなり、洗浄に使用される浄水
に無駄が生じたり洗浄により排出された汚水を凝集、沈
殿プロセスへ返送するために稼働するポンプにおいて必
要以上に電力を消費してしまうことを防止することがで
きる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、洗浄時間計算手段によって、検出されたろ過池の
汚れ度合いと基準値との偏差を求め、この偏差からろ過
池の汚れ度合いに対応する洗浄時間を計算し、洗浄時間
補正手段によって、計算洗浄時間が許容される洗浄時間
の上限値あるいは下限値を越える場合に、計算で求めた
計算洗浄時間を上限値以内あるいは下限値以内に置換し
て補正するので、ろ過能力の回復のために必要以上の洗
浄時間をかけることがなくなり、洗浄に使用される浄水
に無駄が生じたり洗浄により排出された汚水を凝集、沈
殿プロセスへ返送するために稼働するポンプにおいて必
要以上に電力を消費してしまうことを防止することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後 藤 久 明 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出されるろ過池の濁度である検出濁度が
    設定された基準濁度と等しいときの洗浄時間である基準
    洗浄時間と、前記検出濁度の前記基準濁度からの偏差と
    から前記検出濁度に対応する洗浄時間を計算する洗浄時
    間計算手段と、 前記洗浄時間計算手段により計算された計算洗浄時間が
    許容される洗浄時間の上限値あるいは下限値を越える場
    合に、前記計算洗浄時間を前記上限値あるいは下限値に
    置換して補正する洗浄時間補正手段と、を備えることを
    特徴とするろ過池の洗浄時間を制御する過池洗浄時間制
    御装置。
  2. 【請求項2】前記洗浄時間は、表洗時間、逆洗時間、あ
    るいは前記表洗時間と前記逆洗時間との重なる時間範囲
    である表逆洗遅延時間であることを特徴とする請求項1
    に記載のろ過池洗浄時間補正装置。
  3. 【請求項3】前記検出濁度は、ろ過池に設置された損失
    水頭計により検出されたろ過抵抗値によって求められる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のろ過
    池洗浄時間補正装置。
  4. 【請求項4】前記検出濁度は、ろ過池を洗浄せずにろ過
    を継続する時間であるろ過継続時間によって求められる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のろ過
    池洗浄時間補正装置。
  5. 【請求項5】前記検出濁度は、ろ過池に設置された損失
    水頭計により検出されたろ過抵抗回復値によって求めら
    れることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    ろ過池洗浄時間補正装置。
JP14653393A 1993-06-17 1993-06-17 ろ過池洗浄時間制御装置 Withdrawn JPH078711A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4944640A (en) * 1989-01-10 1990-07-31 Aisan kogyo Corporation Vertical feed type burnishing drill
JP2008055290A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toshiba Corp 水処理プラントの運転支援システム
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WO2015125363A1 (ja) * 2014-02-21 2015-08-27 ソニー株式会社 電子機器、および画像の提供方法

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