JPH06285383A - 粉砕機 - Google Patents

粉砕機

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Publication number
JPH06285383A
JPH06285383A JP9868893A JP9868893A JPH06285383A JP H06285383 A JPH06285383 A JP H06285383A JP 9868893 A JP9868893 A JP 9868893A JP 9868893 A JP9868893 A JP 9868893A JP H06285383 A JPH06285383 A JP H06285383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crusher
holding tank
particle size
tank
size distribution
Prior art date
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Pending
Application number
JP9868893A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Fujimura
美一 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 湿式循環方式の粉砕機で被粉砕物を粉砕する
際に、粉砕が不均一で、粉砕後のスラリーに粗粉が残留
するので、このような欠点のない粉砕機を供すること。 【構成】 粉砕機と組合わされて用いられる被粉砕物の
予備混合及び混合分散を目的としたホールディングタン
ク4の撹拌の不感領域部分に被粉砕物が滞留しないよう
にバブリングする機能を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式循環方式の粉砕機
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉砕操作は、粉体の性質を利用目的に応
じた性質に制御するための基本操作であり、最近のファ
インセラミックスを代表とする新素材の開発には欠かせ
ない技術である。こうした産業上の必要性から、より高
性能な粉砕機が求められている。現在、工業用に用いら
れている湿式循環方式の粉砕機では、原料の予備混合、
及び混合分散を目的としたホールディングタンクを粉砕
機と組合せて用いるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のタンク
内の撹拌羽根で混合を行うタイプのホールディングタン
クにおいては、撹拌効果の及ばない領域(デッドゾー
ン)が生じてしまい被粉砕物の一部がデッドゾーンに滞
留してしまい、粉砕機に送入されずに粉砕終了時まで粉
砕が不完全なまま残留してしまう。このため、粉砕が不
均一になり、粉砕終了時の泥漿(スラリー)にも粗粉が
残留してしまい良好な粒度分布が得られないといった欠
点があった。
【0004】本発明は、これらの欠点を除去して、良好
な粉砕上り粉末の粒度分布の得られる湿式循環方式の粉
砕機を得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術の問
題点を解決するために、原料の予備混合及び混合分散を
行うホールディングタンクに空気、窒素あるいは不活性
ガス等をバブリングする機能を付加したことを特徴とす
る。ホールディングタンク内をバブリングすることによ
り、デッドゾーンがなくなり、ホールディングタンクで
十分な混合・分散を行うことが可能となった。
【0006】
【作用】原料の予備混合及び混合分散を行うホールディ
ングタンクに空気、窒素、あるいは不活性ガス等により
バブリングする機能を付加してホールディングタンク内
をバブリングすることにより、タンク内に撹拌の不感領
域(デッドゾーン)を生じさせないで、被粉砕物の十分
な混合・分散を行ってから粉砕機に送られるので、粉砕
上りのスラリーに粗粉が混入することがなくなり、粉砕
上り粒子の粒度分布の良好な粉砕が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明によってなされた湿式循環方式
の粉砕であって、粉砕機として連続方式の媒体撹拌式の
粉砕機を用いた場合について、図を用いて説明するが、
本発明は媒体撹拌式のものに限定されるものではなく、
ホールディングタンクを用いる湿式循環方式の粉砕機全
般に応用できる。
【0008】図1は、本発明によってなされた媒体撹拌
式の粉砕機についてホールディングタンク4を中心に示
したもので、粉砕を行う媒体撹拌式粉砕機1を通過した
スラリーは循環パイプを通ってホールディングタンク4
に送り込まれる(図中矢印B)。ホールディングタンク
4では撹拌羽根5で撹拌を行う。この時タンク内部のデ
ッドゾーンとなり易いテーパー部を図中Aからバブリン
グすることでデッドゾーンをなくすことができ、均一な
混合・分散を行うことができる。結果として、粉砕終了
時まで粗粉が残留するといった問題点を解消することが
でき、良好な粒度分布が得られた。
【0009】なお、被粉砕物としてMn−Zn系フェラ
イト予焼上り粉末を空気を用いてバブリングしながら2
時間粉砕した場合の被粉砕物の粒径をマイクロトラック
法によって測定し、従来方法と比較して表1に示す。粉
砕前の被粉砕物の平均BET粒径は0.69μmであ
る。又、粒度分布として図示したのが図2である。
【0010】なお、表1中の記号D10,D50,D90は各
々累積頻度が10%,50%,90%に至るところの粒
径を表し、D50は平均粒径を示している。
【0011】
【表1】
【0012】
【発明の効果】以上、本発明によれば、粉砕終了時のス
ラリーに粗粉が残留することなく、従って、従来より良
好な粒度分布が得られる湿式循環方式の粉砕機を提供す
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による湿式循環方式粉砕機のホールディ
ングタンクを中心にして示した模式的な断面図。
【図2】本発明による湿式循環方式粉砕機を使用して粉
砕した場合の粒度分布を示す図。
【符号の説明】
1 循環式媒体撹拌式粉砕機 2 アジテーターシャフト 3 アジテーターアーム 4 ホールディングタンク 5 撹拌羽根 6 循環ポンプ 7 仕切り A 空気等の送風方向を示す矢印 B 泥漿の循環する方向を示す矢印 a 本発明による湿式循環方式粉砕機を使用した場合
の粉砕粒子の粒径の分布を示す曲線 b 従来法による湿式循環方式粉砕機を使用した場合
の粉砕粒子の粒径の分布を示す曲線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿式循環方式の粉砕機において、原料の
    予備混合及び混合分散を行うホールディングタンクに空
    気、窒素あるいは不活性ガス等によるバブリング機能を
    持たせたことを特徴とする粉砕機。
JP9868893A 1993-03-31 1993-03-31 粉砕機 Pending JPH06285383A (ja)

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JP9868893A JPH06285383A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 粉砕機

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JP9868893A JPH06285383A (ja) 1993-03-31 1993-03-31 粉砕機

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JPH06285383A true JPH06285383A (ja) 1994-10-11

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ID=14226451

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102334746A (zh) * 2011-07-25 2012-02-01 无锡轻大食品装备有限公司 食品物料湿法粉碎制浆装置及方法
JP2012525249A (ja) * 2009-04-29 2012-10-22 サンドヴィク インテレクチュアル プロパティー アーゲー サーメットまたは超硬合金の粉末混合物をミル粉砕する方法
CN102989567A (zh) * 2011-09-14 2013-03-27 比亚迪股份有限公司 一种色漆研磨方法及研磨设备

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