JPH06284810A - 果菜収穫機の果菜類中心線検出方式 - Google Patents

果菜収穫機の果菜類中心線検出方式

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JPH06284810A
JPH06284810A JP7546493A JP7546493A JPH06284810A JP H06284810 A JPH06284810 A JP H06284810A JP 7546493 A JP7546493 A JP 7546493A JP 7546493 A JP7546493 A JP 7546493A JP H06284810 A JPH06284810 A JP H06284810A
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Seiichi Arima
誠一 有馬
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2値化画像から検出するきゅうりを正確に検出
しようとするものである。 【構成】きゅうりの2値化画像上の中心線(イ)の検索
は、中央部画素の周囲を8分割して、それぞれに所定点
数を付し、各画素群の一端部から他端部へ中央部画素を
移動させて、各画素の点数を検出して平均値を演算し
て、この平均値によって中心線(イ)の方向性を検出す
る。 【効果】2値化画像の中心線(イ)の方向性を検出する
ことにより、正確にきゅうりを検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、果菜収穫機の果菜類
中心線検出方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、果菜類がきゅうりであり、この
きゅうりの検出は、栽培された植条に沿って自走しなが
ら、きゅうりの形状はカメラで撮影されて、この撮影さ
れた画像を2値化して2値化画像が作成され、この2値
化画像の輪郭の縦と横との比が算出され、この算出した
比によってきゅうりであるか、又は葉であるかが判別さ
れて、きゅうりを検出する方式であり、きゅうりの2値
化画像の中心線を検出して、この中心線の方向によっ
て、きゅうりであるか、又は葉であるかが判別される方
式は行われていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】果菜収穫機で、例えば
果菜類がきゅうりであり、このきゅうりを検出して収穫
するときは、栽培された植条に沿って自走しながら、き
ゅうりの形状はカメラで撮影され、この検出された画像
信号を2値化して2値化画像が作成され、この2値化画
像の輪郭の縦と横との比が算出され、この算出した比に
よってきゅうりであるか、又は葉であるかが判別され
て、きゅうりが収穫される。
【0004】このきゅうり収穫作業のときに、カメラで
きゅうりを撮影のときに、きゅうりと葉とが重さなった
状態で撮影されると、2値化画像はきゅうりと葉とが一
体になった画像となり、このためきゅうりがきゅうりで
ないと誤検出されるが、これを解消しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、果菜類を含
む所定範囲をカメラ2で撮影し、これによって得られる
検出画像信号を2値化し該2値化画像上の各画素群の中
心線(イ)を検出して該中心線(イ)が方向性を有する
ものについては果菜類であると判定し、方向性のないも
のについては葉等であると判定する果菜収穫機におい
て、該中心線(イ)の検索は中央部画素の周囲を8分割
してそれぞれに所定点数を付して該各画素群の一端部か
ら他端部へ該中央部画素を移動させて各画素の点数を検
出して平均値を演算し、該平均値によって該中心線
(イ)の方向性を検出する方向検出制御手段20を設け
たことを特徴とする果菜収穫機の果菜類中心線検出方式
の構成とする。
【0006】
【発明の作用】果菜収穫機で、きゅうりを検出して収穫
するときは、栽培した植条に沿って自走させながら、き
ゅうりの形状はカメラ2で撮影され、この検出した画像
信号を2値化して2値化画像が作成され、この2値化画
像上の中心線(イ)の検索は、この2値化画像の各画素
群の横方向の中央部画素位置が検出され、この中央部画
素の周囲を8分割して分割したそれぞれの区郭に所定点
数を付し、各画素群の上端部から下端部へと、中央部画
素を移動させて、通過する各画素の点数が検出され、こ
の点数の平均値が演算され、この算出した平均値が、中
央部画素の下側中央部の区郭に割り付けした点数の所定
値範囲内であると検出すると、上下方向に方向性をもつ
と判定され、この判定によってきゅうりであると検出さ
れ、又所定値範囲外であると検出すると、横方向である
と判定され、この判定によって葉であると検出されて、
きゅうりのみが収穫される。
【0007】
【発明の効果】きゅうりは、未成熟のときは上方を向い
ているが、収穫適期になると垂直下向きになることによ
り、上下方向に方向性を持つものは、きゅうり、主茎及
び支持体(主柱)となるが、主茎及び支持体は多板式C
CDカメラ2で撮影して2値化のときにカット処理され
ることにより、上下方向に方向性を持つものは、きゅう
りのみとなり、方向性を検出することにより、正確にき
ゅうりを検出することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、果菜収穫機1を示す図であり、例えば
きゅうりの形状をカメラ2で撮影して、この撮影した画
像を2値化し、この2値化画像上の中心線(イ)を検出
する検出方式について説明する。
【0009】前記果菜収穫機1は、電動式の走行部3上
には、果菜類のきゅうり7収穫用のマニピュレ−タ4、
収穫するきゅうりの形状を撮像する多板式CCDカメラ
2、きゅうりの位置を検出する位置センサ5よりなる視
覚機構6を設けた構成としている。前記果菜収穫機1を
使用する栽培圃場は、斜めに設けた支持体9にきゅうり
7の樹体8を支持させて生育させる。
【0010】前記マニピュレ−タ4は、対面する樹体8
の傾斜とほぼ平行となるように傾斜させた傾斜枠10
と、該傾斜枠10のガイドレ−ル11に沿って昇降自在
に装着した基台12と、該基台12の上に水平状に回動
自在に設けた本体13と、該マニピュレ−タ4に設けた
関節型を形成するア−ム14と、該ア−ム14の先端部
に設けたきゅうり7を挟持して切断するハンド装置15
とからなる構成である。
【0011】前記傾斜枠10は、ヒンジ16を用いて走
行部3に装着させ、背面側を支持リンク17で支えてい
る。該支持リンク17の下端部は、支持板19′の長孔
18の任意位置へ装着され、この装着位置を調節して該
傾斜枠10の傾斜角度を任意に調節することのできる構
成としている。マニピュレ−タ4の各部を作動させるこ
とにより、ハンド部15を収穫対象とするきゅうり7を
挟持して、このきゅうり7の果柄部を切断する構成とし
ている。
【0012】前記視覚機構6は、図2の如く、多板式C
CDカメラ2、この多板式CCDカメラ2の視野内を水
平及び垂直に走査して、対象物のきゅうり7までの距離
を測定する位置センサ5及び、該多板式CCDカメラ2
で、所定の波長の光で撮影した画像を取り込むときの照
度を検出する照度センサ19等よりなる構成である。方
向検出制御手段20は、図1及び図2の如く、視覚機構
6内へ設け、多板式CCDカメラ2、位置センサ5及び
照度センサ19が検出する各種検出が、入力回路21を
経てCPU22へ入力され、このCPU22で分析処理
されて、各種指令が出力回路23を経て指令され、マニ
ピュレ−タ4等を作動する構成としている。
【0013】方向検出制御手段20は、多板式CCDカ
メラ2で撮影して、これによって得られる検出画像信号
が、CPU23へ入力されて2値化され、2値化画像が
作成され、この2値化画像上の中心線(イ)が検出さ
れ、この中心線(イ)が上下方向の方向性のあるもの
は、きゅうり7であると判定され、又方向性のないもの
は、きゅうり以外の葉であると判定する構成である。
【0014】前記中心線(イ)の検索は、図4〜図8の
如く、2値化画像の各画素群の横方向の中央部画素位置
が検出され、この中央部画素の周囲を8分割して、この
分割したそれぞれの区郭に、図4の如く所定の点数を付
して、図5の如く検索方法で、各画素群の上端部から下
端部へと、中央部画素を移動させて、通過する各画素の
点数が図6の如く検出され、図7の如く画素群の各画素
の横方向の中央画素位置により、図8の如く中心線
(イ)が検出される。又、点数の平均値が演算され、こ
の演算した平均値が、図5の中央部画素の下側中央部の
7点近傍であると検出すると、上下方向に方向性をもつ
と判定されて、きゅうり7であると検出される。
【0015】又平均点数が3点以下であると検出する
と、横方向であると判定され、きゅうり7以外で葉であ
ると検出される構成としている。図9の如く検出した2
値化画像は、図10の如く中心線(イ)が検出され、こ
れら検出された中心線(イ)の内から、(A),
(C),(E),(H)は方向性によってカット処理さ
れ、残された中心線の下端とその線の下方にある中心線
の上端とが線でむすばれる。例えば中心線(B)の下端
部と中心線(D)の上端部とが線でむすばれ、上記の要
領でこれらむすばれた中心線の方向性が算出され、算出
された値が上下側の中心線(中心線(B)と中心線
(D)の値)と同等であれば同一のきゅうり7であると
検出される構成である。
【0016】中心線(D)と中心線(F)、又中心線
(D)と中心線(G)とをむすぶと、むすばれた中心線
の方向性は下方にならないことにより、中心線(D)と
(F)及び中心線(D)と(G)とは、同一のきゅうり
7でないと検出される構成である。上記によって葉等に
よって2値化画像の一部が切断された状態であっても、
一体のきゅうり7であるか否かの検出ができる構成とし
ている。
【0017】図7の如く検出した2値化画像上の中心線
(イ)が検出され、この中心線の検索のときに、図4の
5点と9点との点数を示す画素の個数X5とX9とが検
出され、これら検出した画素個数がX5<X9であると
検出されると、このきゅうり7は右曲がりと検出され、
又X5>X9であると検出されると、このきゅうり7は
左曲がりと検出する構成としている。上記によってきゅ
うりの曲がり状態が検出できる構成としている。
【0018】次に、以上のように構成する本発明実施例
のきゅうり7の2値化画像上からの中心線(イ)を検出
方式の制御は、図3のフロ−チャ−トを参照に説明す
る。方向検出制御手段20による中心線(イ)検索制御
は、下記の如く行われる構成としている。きゅうり7の
収穫作業が開始され(ステップ101)開始点の検索走
査されて、各画素群の横方向の中央部画素位置が検出さ
れ(ステップ102)、図5の如く反時計回りで検索さ
れ(ステップ103)、f=1か検出され(ステップ1
04)、NOと検出されるとステップ103へ戻り、Y
ESと検出されるとf0位置が追跡済みとマ−クされ
(ステップ105)、求める点(fi)を追跡済みか検
出され(ステップ106)、NOと検出されると求める
点(fi)に点数付けされ(ステップ107)、求める
点(fi)に着目点のマ−クされてステップ103へ戻
る構成である(ステップ108)。YESと検出される
と検出した点数の平均値が演算され(ステップ10
9)、平均値が5以上であるか検出され(ステップ11
0)、NOと検出されると消去され(ステップ11
1)、他に中心線(イ)があるか検出され(ステップ1
12)、YESと検出されるとステップ102へ戻る。
NOと検出されると終了であると検出する構成としてい
る(ステップ113)。
【0019】ステップ110でYESと検出されると近
傍の中心線(A)と結合され(ステップ114)、中心
線(A)長さと所定値(xドット)とが比較され、長さ
≧所定値(xドット)か検出され(ステップ115)、
YESと検出されるときゅうり7であると検出され(ス
テップ116)、他に中心線(イ)があるが検出され
(ステップ117)、YESと検出されるとステップ1
02へ戻り、NOと検出されると終了であると検出する
構成としている(ステップ118)。
【0020】ステップ115でNOと検出されると下方
に中心線(イ)があるか検出され(ステップ119)、
NOと検出されるときゅうり7でないと検出され(ステ
ップ120)、ステップ117へ進む構成である。ステ
ップ119でYESと検出されると上側の中心線(A)
の方向性が算出され(ステップ121)、下側の中心線
(A)の方向性が算出され(ステップ122)、方向性
が一致したか検出され(ステップ123)、NOと検出
されるとステップ119へ戻る構成であり、YESと検
出されると上下の中心線(A),(A)が結合されてス
テップ115へ戻る構成としている(ステップ12
4)。
【0021】以下、上記実施例の作用について説明す
る。果菜収穫機1で、例えば果菜類がきゅうり7であ
り、このきゅうり7を検出して収穫するときは、栽培さ
れた植条に沿って、この果菜収穫機1を自走させなが
ら、きゅうり7の形状は、視覚機構6の多板式CCDカ
メラ2で、所定の波長の光で撮影される。
【0022】この撮影した画像をCPU22へ入力され
て2値化して2値化画像が作成され、この2値化画像上
の中心線(イ)を検出するが、この中心線(イ)の検索
は、この2値化画像の各画素群の横方向の中央部画素位
置が検出され、この中央部画素の周囲を8分割して、こ
の分割したそれぞれの区郭に点数を、例えば上段は全て
1と付し、中段の左右両側は3を付し、下段は右側から
9,7,5と付し、各画素群の上端部から下端部へと順
次中央部画素を移動されて、通過する各画素の点が検出
され、この点数の平均値が演算され、この演算した平均
値が7点近傍であると検出されると、中心線(イ)は上
下方向に方向性をもつと判定され、この判定によってき
ゅうり7であると検出される。又平均値が7点近傍以外
の3点及び1点等であると検出されると、中心線(A)
は横方向に方向性をもつと判定され、この判定によって
葉と検出されて、きゅうり7のみが収穫される。
【0023】他の実施例の果菜収穫機24及びこの果菜
収穫機24の視覚機構25とコントロ−ラ26を内装し
たコントロ−ラ機構27とは図11〜図13に示す。前
記視覚機構25は、図11及び図12の如く、前部には
カメラ用レンズ28を設け、このカメラ用レンズ28後
側には分光器29を設け、この分光器29横側にはスト
ロボ30を設け、上側には、例えば波長850nmの時
の照度と波長550nmの時の照度とを検出する照度セ
ンサ(A)(31a),(B)(31b)を設け、後側
には2台の多板式CCDカメラ(A)(32a),
(B)(32b)とを設けた構成であり、この視覚機構
25は本体13上側に装着した構成としている。
【0024】前記多板式CCDカメラ(A)(32
a),(B)(32b)は、波長850nm及び550
nmのときの干渉フィルタ(A)(46a),(B)
(46b)を設け、外乱光に含まれる波長850nmと
550nmの成分の濃度値を、それぞれの干渉フィルタ
(A)(46a),(B)(46b)を取付けたフォト
ダイオ−ドによって換算し、2値化画像作成のためのし
きい値の算出を容易にした構成であり、波長850nm
及び550nmでの入力画像で、それぞれの濃度値の比
によって、果実を識別するときに、太陽光の成分は、天
候によって異なるためにしきい値を上下させながら合せ
込む必要があったが、その太陽光の成分を随時把握して
おくことにより、どの環境下でも定量的に果実の反射成
分を知ることができ、しきい値を容易に算出できる構成
としている。
【0025】前記コントロ−ラ機構27は、図12及び
図13の如く、箱形状でこの箱体内にはコントロ−ラ2
6を内装して設け、このコントロ−ラ機構27は走行部
3に装着した構成であり、このコントロ−ラ機構27内
の該コントロ−ラ26と多板式CCDカメラ(A)(3
2a),(B)(32b)、ストロボ30及び照度セン
サ(A)(31a),(B)(31b)とはコ−ド(3
3a),(33b),(33c)で連接して通信可能に
構成している。
【0026】前記コントロ−ラ26は、OCR34から
の信号を受け、多板式CCDカメラ(A)(32a),
(B)(32b)を作動させる信号を発生する駆動パル
ス発生回路35、この駆動パルス回路35からドライバ
(A)(36a),(B)(36b)を設け、このドラ
イバ(A)(36a)からレシ−バ(A)(37a)を
経て該多板式CCDカメラ(A)(32a)を作動さ
せ、又該ドライバ(B)(36b)からレシ−バ(B)
(37b)を経て該多板式CCDカメラ(B)(32
b)を作動させる構成である。
【0027】前記コントロ−ラ26は、多板式CCDカ
メラ(A)(32a),(B)(32b)からの信号を
受けて、ビデオ信号に変換する信号処理回路38、この
信号処理回路38からのビデオ信号(アナログ)をデジ
タルに変更するA/D変換回路39、このA/D変換回
路39からのデジタル信号を入力する画像メモリ40、
画像処理チップ等で構成されて、高速画像処理を行う画
像処理回路41、UPU42、ビデオ信号を基にストロ
ボ30の発光タイミング及びA/D変換の開始タイミン
グを取るタイミング回路43、該ストロボ30を駆動す
るストロボ回路44、照度センサ(A)(31a),
(B)(31b)の検出値をA/D変換するA/D変換
回路45等よりなる構成としている。
【0028】前記干渉フィルタ(A)(46a),
(B)(46b)を使用して得た画像のそれぞれの濃度
値の比により、きゅうり7を識別するときは、演算画像
ではきゅうり7内で鏡面反射部分があって空白になって
しまうが、これを波長850nmの画像デ−タの内濃度
が高い画素によって補うときは、きゅうり7と思われる
部分のみを図14〜図16の如く補う構成である。
【0029】輪郭抽出後下方向に方向性を持つもののみ
を残し、同じラベリング内の輪郭の内一対の平行線が存
在するときは、その内側及び上下数拾画素とし、平行線
がないときは、内側に数拾画素、上下に数拾画素をエリ
ア設定する。(左右方向への数拾画素はきゅうり7の
径、上下方向はきゅうり7の長さに相当する画素数)、
設定したエリア内のみ干渉フィルタ(A)(46a)で
波長850nmで入力した画像デ−タの内、濃度の高い
方から演算画像を重ねる構成である。
【0030】次に、以上のように構成する本発明の他の
実施例の果実収穫機24で、演算画像の制御は、図17
のフロ−チャ−トを参照に説明する。きゅうり7の収穫
作業が開始され(ステップ201)、波長850nmと
550nmのときの画像が入力され(ステップ20
2)、各照度センサ(A)(31a),(B)(31
b)により、各波長850nmと550nmの時の光量
検出され(ステップ203)、入力画像が演算されて演
算画像が検出され(ステップ204)、しきい値が算出
され(ステップ205)、演算画像が2値化され(ステ
ップ206)、2値化画像から輪郭線が抽出され(ステ
ップ207)、輪郭線が検索され(ステップ208)、
輪郭線は下方に方向性があるか検出され(ステップ20
9)、YESと検出されると重ね合せてエリアが設定さ
れ(ステップ210)、波長850nmの画像が2値化
され(ステップ211)、演算画像へ重ね合せられ(ス
テップ212)、全て検索したか検出され(ステップ2
13)、NOと検出されるとステップ108へ戻り、Y
ESと検出すると終了する構成である(ステップ21
4)。
【0031】又ステップ209でNOと検出するとステ
ップ213へ進む構成としている。上記により、きゅう
り7の識別時間が短縮でき、輪郭がいつも同等レベルで
把握できる。(きゅうり認識画素数/実きゅうり認識画
素数=一定)更にきゅうり7認識のためには不要部分が
少なくなくなり、このために認識アルゴリズムが簡素化
できる。又ラベリングによって得られた画像群が少なく
なり、画像処理時間が短縮できるし、きゅうり7の輪郭
が他の画像群とひっつくことがなくなり、きゅうり7の
認識率が高くなった。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示す。
【図1】果菜類栽培圃場における果菜収穫機の全体正面
図。
【図2】ブロック図。
【図3】フロ−チャ−ト。
【図4】点数配分図。
【図5】中心線の検索方法図。
【図6】中心線の検出方式と点数との関係図。
【図7】きゅうりの画素図と中心線との関係図。
【図8】きゅうりの画素図と中心線との関係図。
【図9】画像図と中心線との関係図。
【図10】画像図と中心線との関係図。
【図11】他の実施例の果菜類栽培圃場における果菜収
穫機の全体正面図。
【図12】他の実施例の視覚機構及びコントロ−ル機構
の拡大斜視図。
【図13】他の実施例のブロック図。
【図14】他の実施例の入力画像図。
【図15】他の実施例の入力画像図。
【図16】他の実施例の演算画像図。
【図17】他の実施例のフロ−チャ−ト図。
【符号の説明】
2 カメラ 20 方向検出制御手段 イ 中心線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 果菜類を含む所定範囲をカメラ2で撮影
    し、これによって得られる検出画像信号を2値化し該2
    値化画像上の各画素群の中心線(イ)を検出して該中心
    線(イ)が方向性を有するものについては果菜類である
    と判定し、方向性のないものについては葉等であると判
    定する果菜収穫機において、該中心線(イ)の検索は中
    央部画素の周囲を8分割してそれぞれに所定点数を付し
    て該各画素群の一端部から他端部へ該中央部画素を移動
    させて各画素の点数を検出して平均値を演算し、該平均
    値によって該中心線(イ)の方向性を検出する方向検出
    制御手段20を設けたことを特徴とする果菜収穫機の果
    菜類中心線検出方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012110256A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 National Agriculture & Food Research Organization 果柄切断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012110256A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 National Agriculture & Food Research Organization 果柄切断装置

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