JP3277530B2 - 果実収穫ロボツトの視覚装置 - Google Patents

果実収穫ロボツトの視覚装置

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JP3277530B2 JP35515491A JP35515491A JP3277530B2 JP 3277530 B2 JP3277530 B2 JP 3277530B2 JP 35515491 A JP35515491 A JP 35515491A JP 35515491 A JP35515491 A JP 35515491A JP 3277530 B2 JP3277530 B2 JP 3277530B2
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博 長井
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、果実収穫ロボットに設
けられる収穫物探索用の視覚装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】栽培作物の植付条に沿って自走しつつ、
成熟した果実を自動的に収穫するようにした果実収穫ロ
ボットが開発されている。この種の果実収穫ロボットに
設けられる収穫物探索用の視覚装置は、モノクロのイメ
ージセンサカメラに撮像された画像を輝度が一定以上の
部分と輝度が一定未満の部分に2値化し、画像中から果
実等の輪郭を抽出するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆光時
等に日光がカメラの画面に入ると、画面全体の輝度レベ
ルが高くなり、果実等と背景との境界が不明瞭になった
り、日光を誤って果実であると判定することがあった。
本発明は、このような誤検出を防止し、果実を正確に検
出できるようにすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のような構成とした。すなわち、本発明
にかかる果実収穫ロボットの視覚装置は、対象物を撮像
するカメラを備え、該カメラに撮像された画像を輝度が
一定以上の部分と輝度が一定未満の部分に2値化するこ
とにより対象物の輪郭を抽出するようにした果実収穫ロ
ボットの視覚装置において、対象物までの距離を測定す
る距離センサと、該距離センサの測定結果から得られる
距離画像に基づいて対象物が所定の距離内にあるか否か
を判定するCPUとを設けるとともに、前記距離センサ
の測定結果に基づいて、対象物までの距離が大きいとき
は当該距離センサの走査ステップを細かくし、対象物ま
での距離が小さいときは当該距離センサの走査ステップ
を粗くするように構成したことを特徴としている。
【0005】
【作用】果実収穫ロボットは栽培植物の植付条に沿って
移動するので、果実収穫ロボットの視覚装置から栽培植
物に生っている果実までの距離はほぼ一定の範囲内にあ
る。したがって、距離センサの測定結果から得られる距
離画像に基づいて対象物が所定の距離内にあるか否かを
判定し、所定距離内にあるときはカメラに入力された対
象物が果実であるとし、所定距離外にあるときはカメラ
に入力された対象物が日光または他の異物によるもので
あるとみなす。
【0006】
【実施例】図3はきゅうり用果実収穫ロボットの使用状
態をあらわしている。この果実収穫ロボット1は、移動
手段として電動式の走行部2を備え、該走行部の上に果
実収穫用のマニピュレータ3、収穫物探索用の視覚装置
5等を設置してなる。この果実収穫ロボット1が使用さ
れる栽培場では、斜めに設けた支持体7にきゅうりの樹
体8を支持させている。
【0007】マニピュレータ3は、対面する樹体8の傾
斜とほぼ平行になるよう傾斜させた傾斜枠10と、該傾
斜枠のガイドレール11に沿って昇降自在に取り付けた
基台12と、該基台の上に水平面内で回動自在に設けた
本体部13と、該本体部に設けた関節型アーム14と、
該関節型アームの先端に設けた摘果用ハンド部15とか
らなる。傾斜枠10は、ヒンジ16にて走行部2に枢支
され、背面側を支持リンク17で支えられている。支持
リンク17の下端部は長穴18の適所に止着するように
なっており、その止着位置を変えることにより傾斜枠1
0の傾斜角度を任意に調節することができる。マニピュ
レータ3の各部を適当に作動させることにより、ハンド
部15を対象果実に接近させる。摘果用ハンド部15
は、果実を把握してその果柄を切断するように構成され
ている。
【0008】視覚装置5は、図1のブロック図に示す如
く、赤外線モノクロカメラ20と、該カメラの視野内を
水平および垂直に走査して対象物までの距離を測定する
距離センサ(PSD)21と、これらからの入力信号を
分析処理するCPU22と、データを記憶するメモリ2
3とを備えてなる。カメラ20およびPSD21からな
る視覚部5aはマニピュレータ本体部13の上部に設け
られている。
【0009】果実の位置検出装置であるPSD21は、
図2に示す構造となっている。投光器30から発せられ
た光を反射鏡31で反射させて対象物32に照射し、そ
の反射光を反射鏡33で反射させて受光器34に受光さ
せる。反射鏡31,33の距離は一定であるから、三角
測量の原理に基づいて対象物32までの距離を算出す
る。反射鏡31,33の角度をステッピングモータM
1 ,M2 に変えることにより水平走査を行い、ステッピ
ングモータM3 でケース36全体を回動させることによ
り垂直走査を行う。
【0010】果実の探索は図4のフローチャートに示す
順に行う。まず、カメラ20の画像を入力し、その画面
の範囲内をPSD21で水平および垂直に走査して対象
物までの距離を測定する。次に、カメラ画像を輝度に基
づいて2値化し、対象物の輪郭を抽出する。例えば、カ
メラ画像が図5であるとし、そのa−a線上の画素の輝
度分布が図6のようであるとした場合、輝度が2値化レ
ベル以上の画素(図6において斜線で示す部分)を
「1」、2値化レベル以下の画素を「0」として処理
し、図7に示す処理画面を得る。そして、輪郭で囲まれ
た部分の距離の平均値を算出し、その平均距離値を予め
設定されている所定値と比較する。視覚部5aから果実
までの最大距離はほぼ畝間距離(約60cm)に等しいか
ら、所定値はこの畝間距離に余裕幅として数十cmを加え
た数値としておく。平均距離値が所定値以下の場合は対
象物が果実であると判定し、平均距離値が所定値を超え
る場合は対象物が日光もしくは他の光源等の異物による
ものであると判定する。
【0011】上記PSD21の走査は、前述の如く、反
射鏡31,33およびケース36を首振り状に回動させ
て行うので、視覚部5aから対象物までの距離によって
走査精度が異なる。すなわち、距離が近いほど精度が高
くなる。そこで、距離画像の分解能を損なわない程度
に、視覚部5aから対象物までの距離が近い場合は走査
検出点数を粗くし、処理速度を向上させるようにした。
図8はその制御のフローチャートである。この実施例で
は、走査検出点数を大、中、小の3段階に変化させるよ
うにしている。
【0012】実際には、1画面上に果実と葉が共存する
場合があり、果実の一部が葉に隠れていると正確な検出
結果が得られないことがある。そこで、果実と葉が重な
っているか否かを判定するために、図9のフローチャー
トに示す制御を行う。すなわち、果実および葉とカメラ
20との相対距離のヒストグラムを作成し、そのヒスト
グラム上での距離のばらつきの度合いによって果実と葉
の重なりを判定するのである。例えば、カメラ画像が図
10のようであったとすると、その距離ヒストグラムは
図11のようになる。きゅうりの標準寸法はタテ220
mm、ヨコ22mm程度であり、きゅうりから30cm離れた
位置でカメラ20で撮像するのが最適である。このヒス
トグラムの分布状態から距離のばらつきAが規定値以上
であれば果実と葉が重なっていると判定し、規定値以下
であれば果実のみと判定する。このような処理を行なう
ことにより、より効果的な摘果作業を行なうことができ
る。
【0013】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる果
実収穫ロボットの視覚装置は、距離センサの測定結果か
ら得られる距離画像に基づいて対象物が所定距離内にあ
るか否かを判定することにより、カメラに入力された対
象物が果実であるか、日光または他の光源等によるもの
であるかを正確に判定でき、誤操作を防止できるように
なった。しかも、前記距離センサの測定結果に基づい
て、対象物までの距離が大きいときは当該距離センサの
走査ステップを細かくし、対象物までの距離が小さいと
きは当該距離センサの走査ステップを粗くするように構
成したので、処理速度を向上させることが可能となり、
作業能率を改善することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】視覚装置のブロックである。
【図2】距離センサの構成を示す図である。
【図3】果実収穫ロボットの使用状態を示す図である。
【図4】第1の視覚装置制御のフローチャートである。
【図5】カメラ入力画像の図である。
【図6】輝度分布を示す図である。
【図7】処理画像の図である。
【図8】第2の視覚装置制御のフローチャートである。
【図9】第3の視覚装置制御の説明を補足するための
ローチャートである。
【図10】カメラ入力画像の図である。
【図11】視覚部と対象物の相対距離のヒストグラムで
ある。
【符号の説明】
1 果実収穫ロボット 3 マニピュレータ 5 視覚装置 15 摘果用ハンド部 20 カメラ 21 距離センサ(PSD) 22 CPU

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を撮像するカメラを備え、該カメ
    ラに撮像された画像を輝度が一定以上の部分と輝度が一
    定未満の部分に2値化することにより対象物の輪郭を抽
    出するようにした果実収穫ロボットの視覚装置におい
    て、対象物までの距離を測定する距離センサと、該距離
    センサの測定結果から得られる距離画像に基づいて対象
    物が所定の距離内にあるか否かを判定するCPUとを設
    るとともに、前記距離センサの測定結果に基づいて、
    対象物までの距離が大きいときは当該距離センサの走査
    ステップを細かくし、対象物までの距離が小さいときは
    当該距離センサの走査ステップを粗くするように構成し
    たことを特徴とする果実収穫ロボットの視覚装置。
  2. 【請求項2】 上記CPUによる判定の基準となる所定
    の距離が、圃場の畝間距離に余裕幅を加えた距離として
    設定される請求項1に記載の果実収穫ロボットの視覚装
    置。
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