JP3451656B2 - 果菜類収穫機 - Google Patents

果菜類収穫機

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JP3451656B2 JP11807293A JP11807293A JP3451656B2 JP 3451656 B2 JP3451656 B2 JP 3451656B2 JP 11807293 A JP11807293 A JP 11807293A JP 11807293 A JP11807293 A JP 11807293A JP 3451656 B2 JP3451656 B2 JP 3451656B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影された画像信号を
処理してきゅうり等の果菜類を検出し収穫する果菜類収
穫機に関する
【0002】
【従来の技術】従来、この種の果菜類収穫機は、例え
ば、特開平5−54124号公報に示されるように、対
象物を撮影するカメラを備えた視覚機構と、収穫する果
菜類(例えば、きゅうり)に向って移動してその果菜類
の果柄部を切断し収穫するハンド 装置と、前記視覚機構
で撮影した画像信号を入力し、入力された画像信号を2
値化して撮影された対象物の中から収穫すべき果菜類の
果体を検出する処理をし、検出した果菜類の果体を収穫
するよう前記ハンド装置を作動させる信号を出力する制
御装置を設けたものであった。また、当該公報に示され
る果菜類収穫機は、カメラで撮影した画像を2値化する
ときのしきい値は、カメラが撮影した画像信号の全画素
の信号レベルの平均を求め、その平均値からしきい値を
求めるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の技術は、カメラが撮影した画像信号の全画素
の信号レベルの平均値からしきい値を求めるものなの
で、日中で日射が強いときにオーバー気味に撮影された
画像の場合は、前記の平均値が高いレベル側に偏ってし
まい、又、夕方になってダウン気味に撮影された画像の
場合は、前記の平均値が低いレベル側に偏ってしまっ
て、そのような平均値に基づいて求めたしきい値を用い
ると、2値化した画像にあって収穫対象物の輪郭がはっ
きりと現れず、収穫対象物を適確に検出できない問題が
ある。そこで、本発明は、日射の強さが変化しても、撮
影した画像から収穫対象物を適確に検出できるようにす
ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、対象物を撮影するカメラ
2を備えた視覚機構8と、収穫する果菜類5に向って移
動してその果菜類5の果柄部を切断し収穫するハンド装
置16と、前記視覚機構8で撮影した画像信号を入力
し、入力された画像信号を2値化して撮影された対象物
の中から収穫すべき果菜類5の果体を検出する処理を
し、検出した果菜類5の果体を収穫するよう前記ハンド
装置16を作動させる信号を出力する制御装置21を設
けた果菜類収穫機において、前記視覚機構8に、前記カ
メラ2の撮影時における照度を検出する照度センサ3を
前記カメラ2とは別に設け、前記制御装置21に、前記
カメラ2で撮影された画像信号を2値化するときのしき
い値を、前記照度センサ3で検 出した照度と、照度が大
きいほどしきい値が大きくなるよう比例的に設定したし
きい値テーブルとに基づいて決定する手段を設けたこと
を特徴とする果菜類収穫機としたものである。また、請
求項2に記載の発明は、前記制御装置21に設けたしき
い値を決定する手段は、前記照度センサ3で複数回検出
した照度から演算した平均照度と、照度が大きいほどし
きい値が大きくなるよう比例的に設定したしきい値テー
ブルとに基づいて、前記カメラ2で撮影された画像信号
を2値化するときのしきい値を決定する構成としたこと
を特徴とする請求項1に記載の果菜類収穫機としたもの
である。
【0005】
【発明の作用及び効果】請求項1記載の発明は、上記構
成としたものなので、カメラ2の撮影時に、カメラ2と
は別に設けた照度センサ3が照度を検出し、その検出し
た照度と、照度が大きいときほどしきい値が大きくなる
ように比例的に設定したしきい値テーブルとにより、カ
メラ2が撮影した画像を2値化するときのしきい値を決
定して、そのしきい値に基づいて画像を2値化するの
で、日射の強さが変化しても適確なしきい値が設定さ
れ、撮影した画像から収穫対象物を適確に検出できる。
また、カメラが撮影した画像信号の全画素の信号レベル
の平均値からしきい値を求める前記従来技術よりもCP
Uの処理負荷も低減できるものとなっている。
【0006】請求項2記載の発明は、更に上記構成とし
たものなので、照度センサ3が複数回照度を検出し、そ
れらの照度から演算した平均照度と、照度が大きいほど
しきい値が大きくなるよう比例的に設定したしきい値テ
ーブルとに基づいて、カメラ2で撮影された画像信号を
2値化するときのしきい値を決定して、そのしきい値に
基づいて画像を2値化するので、照度センサが照度を検
出するときに、風などで揺れた葉が照度センサを一時的
に覆うような状態になったり、対象物からの反射光を強
く受けたりして、撮影時に一時的に照度が大きく変化す
る場合などがあっても、それによる影響が軽減される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、果菜収穫機1を示す図であり、例え
ばきゅうりの形状をカメラ2で撮影した画像を取り込む
ときに、照度センサ3で複数回照度が検出され、平均照
度が演算されて、この平均照度と、CPU23に設定し
記憶させておいたしきい値テーブルより、平均照度
応じたしきい値を決定するものである
【0008】果菜類収穫機1は、電動式の走行部4上
果菜類であるきゅうり5収穫用のマニピュレータ
6、収穫するきゅうりの形状を撮影する多板式CCDカ
メラ2、きゅうりの位置を検出する位置センサ7及び波
長の異なる光で撮影した画像を取り込むときの照度を検
出する照度センサ3等よりなる視覚機構8を設けた構成
としている。
【0009】前記果菜収穫機1を使用する栽培圃場
は、斜めに設けた支持体9にきゅうり5の樹体10を支
持させて生育させる。前記マニピュレータ6は、対面す
る樹体10の傾斜とほぼ平行となるように傾斜させた傾
斜枠11と、該傾斜枠11のガイドレール12に沿って
昇降自在に装着した基台13と、該基台13の上に水平
状に回動自在に設けた本体14と、該マニピュレータ6
に設けた関節型を形成するアーム15と、該アーム15
先端部に設けたきゅうり5を挟持して切断するハンド装
置16とからなる構成である。
【0010】前記傾斜枠11は、ヒンジ17を用いて走
行部4に装着させ、背面側を支持リンク18で支えてい
る。該支持リンク18の下端部は、支持板19の長孔2
0の任意位置へ装着され、この装着位置を調節して該傾
斜枠11の傾斜角度を任意に調節することのできる構成
としている。マニピュレータ6の各部を作動させること
により、ハンド装置16を収穫対象とするきゅうり5を
挟持して、このきゅうり5の果柄部を切断する構成とし
ている。
【0011】前記視覚機構8は、図2の如く、多板式C
CDカメラ2、この多板式CCDカメラ2の視野内を水
平及び垂直に走査して、対象物のきゅうり5までの距離
を測定する位置センサ7及び該多板式CCDカメラ2
で、例えば波長850nmと550nmのときの光で撮
影した画像を取り込むときの照度を検出する照度センサ
3等よりなる構成である。
【0012】御装置21は、図2の如く、視覚機構8
に設けた多板式CCDカメラ2位置センサ7及び照度
センサ3が検出する各種検出が、入力回路22を経て
CPU23へ入力され、このCPU23で分析処理され
て、各種指令が出力回路23を経て指令され、マニピュ
レータ6等を作動する構成としている。前記視覚機構8
の多板式CCDカメラ2は、この多板式CCDカメラ2
で波長の異なる複数の光で撮影した画像をCPU23へ
入力するが、これら各々の波長のときの照度が照度セン
サ3で検出されその変換電圧が、例えば2個所以上の個
所を各々2回以上検出されて、該CPU23へ入力され
る。CPU23は、これら各々の波長のとき検出した
照度の平均照度を求め、これら平均照度の比を演算し、
この演算された照度の比の値によって、検出画像がきゅ
うり5の果体もしくは葉であるか、又はそれ以外の背景
画像であるかが粗選判定される構成としている。該照度
センサ3での検出は、1個所を2回以上の検出で平均照
度を演算する方式でもよい。尚各波長のとき複数回
検出した照度から平均照度を演算してこの平均照度に基
づいて、しきい値テーブルより、この平均照度に応じ
しきい値の決定方式については後述する。
【0013】次に、以上のように構成する本発明実施
において、きゅうり5を撮影した画像を2値化すると
きのしきい値を決定する制御及びきゅうり5の果体
か否か判定する制御は、図3のフローチャートを参照
しつつ説明する。御装置21で行われるしきい値の決
は、下記の如く行われる構成としている。
【0014】きゅうり5の収穫作業が開始され(ステッ
プ101)、多板式CCDカメラ2で撮影する波長の光
は、例えば850nmにフィルタがセットされ(ステッ
プ102)、波長850nmで撮影された画像がCPU
23へ入力され(ステップ103)、このときの照度
して、照度センサ3電圧が、例えば2個所以上の個所
を各々2回以上検出してこれらの電圧(a)が、CPU
23へ入力される(ステップ104)。又1個所を2
回以上検出する構成とするもよい。
【0015】更に、多板式CCDカメラ2で撮影する波
長の光は、例えば550nmにフィルタがセットされ
(ステップ105)、波長550nmで撮影された画像
がCPU23へ入力され(ステップ106)、このとき
の照度として、照度センサ3電圧が、例えば2個所以
上を各々2回以上検出してこれらの電圧(b)が、CP
U23へ入力される(ステップ107)。又1個所を
2回以上検出する構成とするもよい。
【0016】撮影された画像きゅうり5の果体もしく
は葉であると粗選判定された場合において、CPU23
は照度センサ3で検出された各波長のときの電圧の平均
電圧(c)を次式で算出する。即ち、平均電圧(c)=
[電圧(a)+電圧(b)]/2(ステップ108)で求
め、この平均電圧(c)が平均照度に置換される。この
平均照度(x)に基づいて、図4の如くCPU23へ設
定して記憶させているしきい値テーブルから、この平均
照度(x)のしきい値(y)が決定され(ステップ10
9)、この決定したしきい値(y)を基にして入力画像
が2値化されて、2値化画像が作成される(ステップ1
10)。この2値化画像の縦横の比によって、きゅう
り5の果体であるか、又は葉であるかが検出され、更に
きゅうり5の果体であると検出されると、この2値化画
像の長さが検出され、この長さによってきゅうり5は、
収穫適期あるか、又は未成熟であるかが検出され、収穫
適期のきゅうり5は果柄部より切断されて収穫され、収
穫作業が終了する構成としている(ステップ111)。
【0017】以下、上記実施例の作用について説明す
る。果菜収穫機2で、例えば果菜類がきゅうり5であ
り、このきゅうり5を検出して収穫するときは、栽培さ
れたに沿って、この果菜収穫機1を自走させなが
視覚機構8の多板式CCDカメラ2で、例えば波長
850nmと550nmの光で撮影される。
【0018】この撮影された各画像をCPU23へ入力
するときに、照度センサ3で各々の波長のときの照度
が、2個所以上の個所を各々2回以上検出して、これら
照度センサ3の検出電圧(a),(b)、該CPU2
3へ入力されて、この電圧(a),(b)が各々の波長
のときの各照度に置換され、又これらの各照度から平均
照度が演算され、各々の波長のときの各照度から照度比
が演算されて、きゅうり5の果体であるか、又は葉であ
るかが粗選判別される。
【0019】更に演算した平均照度に基づいて、CPU
23に設定し記憶させておいたしきい値テーブルから、
この平均照度に対応するしきい値を決定し、この決定
たしきい値を基にして画像が2値化されて、2値化画像
が作成され、この2値化画像の縦横の比によって、き
ゅうり5の果体であるか、又は葉であるか検出され、更
にきゅうり5の果体であると検出されると、この2値化
画像の長さが検出され、この長さによってきゅうり5
は、収穫適期であるか、又は未成熟であるかが検出さ
れ、収穫適期のきゅうり5であると検出されると、ハン
ド装置16がこのきゅうり5位置へ移動制御され、この
ハンド装置16でこのきゅうり5の果柄部が切断されて
収穫される。
【0020】他の実施例の果菜収穫機25及びこの果
収穫機25の視覚機構26とコントローラ27を内
装したコントローラ機構27′とは図5〜図8に示す。
前記視覚機構26は、図5及び図6の如く、前部にはカ
メラ用レンズ28を設け、このカメラ用レンズ28後側
には分光器29を設け、この分光器29横側にはストロ
ボ30を設け、後側には2台の多板式CCDカメラ
(A)31a及び(B)31bを設けた構成であり、こ
の視覚機構26は本体14上側に装着した構成としてい
る。
【0021】前記分光器29は、カメラ用レンズ28か
らの画像用の光の一部をダイロックミラー(A)32
a、例えば波長850nmの光のみを通す干渉フィルタ
(A)33a、NDフィルタ(A)34aを通過して多
板式CCDカメラ(A)31aで撮影する構成であり、
又該カメラ用レンズ28から画像用の光が該ダイロック
ミラー(A)32aで反射した光の一部をダイロックミ
ラー(B)32b、例えば波長550nmの光のみを通
す干渉フィルタ(B)33b、NDフィルタB)34b
を通過して多板式CCDカメラ(B)31bで撮影する
構成としている。
【0022】前記コントローラ機構27′は、図6及び
図8の如く、箱形状でこの箱体内にはコントローラ27
を内装して設け、このコントローラ機構27′は走行部
4に装着した構成であり、このコントローラケース2
7′内の該コントローラ27と多板式CCDカメラ
(A)31a,(B)31b、ストロボ30とはコード
35a,35b,35cで連接して通信可能に構成して
いる。
【0023】前記コントローラ27は、OCR35から
の信号を受けて、多板式CCDカメラ(A)31a,
(B)31bを作動させる信号を発生する駆動パルス発
生回路36、この駆動パルス発生回路36からドライバ
(A)37a,(B)37bを設け、このドライバ
(A)37aからレシーバ(A)38aを経て該多板式
CCDカメラ(A)31aを作動させ、又該ドライバ
(B)37bからレシーバ(B)38bを経て該多板式
CCDカメラ(B)31bを作動させる構成である。
【0024】前記コントローラ27は、多板式CCDカ
メラ(A)31a,(B)31bからの信号を受けて、
ビデオ信号に変換する信号処理回路39、この信号処理
回路39からのビデオ信号(アナログ)をデジタルに変
換するA/D変換回路40、このA/D変換回路40か
らデジタル信号を入力する画像メモリ41、画像処理チ
ップ等で構成されて、高速画像処理を行う画像処理回路
42、CPU43、ビデオ信号を基にストロボ30の発
光タイミング及びA/D変換の開始タイミングを取るタ
イミング回路44、該ストロボ30を駆動するストロボ
駆動回路45等よりなる構成としている。
【0025】前記信号処理回路39は、上記以外にCP
U43からゲインコントロール信号に基づき、各々のビ
デオ信号のゲイン(増巾率)を変える構成である。ゲイ
ンコントロール(A)46a,(B)46bは、多板式
CCDカメラ(A)31a,(B)31bの信号を増巾
するためのコントロール電圧で、CPU43で制御する
構成である。
【0026】ストロボ発生時間コントロール電圧47
は、ストロボ30の発光時間を設定するコントロール電
圧で、CPU43で制御する構成としている。果菜
穫機25は、視覚機構26及びコントローラ機構27′
以外は、図1の果菜収穫機1と同じ構成としている。
次に、以上のように構成する本発明の他の実施例の果菜
収穫機25で、異なる波長の光の輝度レベルを各々検
出する多板式CCDカメラ(A)31a,(B)31b
のゲインをコントローラ27で各々自動調節して各々の
画像濃度が適正範囲内になるよう制御は、図9のフロー
チャートを参照に説明する。
【0027】きゅうり5の収穫作業が開始され(ステッ
プ201)、波長850nmのときの画像が入力され
(ステップ202)、波長550nmのときの画像が入
力され(ステップ203)、波長850nmのときの画
像の平均濃度(VG1)が算出され(ステップ20
4)、この平均濃度(VG1)と波長850nmのとき
の適正な濃度範囲(VS1)とが比較され(ステップ2
05)、比較結果が(VG1)<(VS1)であると検
出されるとゲインコントロール(A)46aを1ステッ
プ増巾率を上げるように制御され(ステップ206)、
ステップ202へ戻る構成である。又比較結果が(VG
1)>(VS1)であると検出されるとゲインコントロ
ール(A)46aを1ステップ増巾率を下げるように制
御され(ステップ207)、ステップ202へ戻る構成
である。
【0028】比較結果が(VG1)=(VS1)である
と検出されると波長550nmのときの画像の平均濃度
(VG2)が算出され(ステップ208)、この平均濃
度(VS2)と波長550nmのときの適正な濃度範囲
(VS2)とが比較され(ステップ209)、比較結果
が(VG2)<(VS2)であると検出されるとゲイン
コントロール(B)46bを1ステップ増巾率を上げる
ように制御され(ステップ210)、ステップ202へ
戻る構成である。又比較結果が(VG2)>(VS1)
であると検出されるとゲインコントロール(B)46b
を1ステップ増巾率を下げるように制御され(ステップ
211)、ステップ202へ戻る構成である。
【0029】比較結果が(VG2)=(VS2)である
と検出されると比率演算処理され(ステップ212)、
画像が2値化されて2値化画像が作成され(ステップ2
13)、この2値化画像からきゅうり5の輪部が抽出さ
れ(ステップ214)、収穫適期のきゅうり5であるか
検出されると、果柄部が切断されて、きゅうり5の収穫
作業が終了する構成としている(ステップ215)。
【0030】上記により、実際に得られる画像を基にし
てゲインを調節することにより、正確にきゅうり5の輪
部を検出することができる。又ストロボ30の発光時間
を自動調節して画像の明るさが適正範囲内になるよう制
御は、図10のフローチャートを参照に説明する。きゅ
うり5の収穫作業が開始され(ステップ301)、スト
ロボ30の発光時間(ts)が初期値(ts0)と設定
され(ステップ302)、画像が入力され(ステップ3
03)、波長850nmのときの画像の平均濃度(V
G)が算出され(ステップ304)、この平均濃度(V
G)と波長850nmのときの適正な濃度範囲(VS)
とが比較され(ステップ305)、比較結果(VG)<
(VS)であると検出されると該ストロボ30の発光時
間(ts)を1ステップ長く発光制御され(ステップ3
06)、ステップ303へ戻る構成である。又比較結果
(VG)>(VS)であると検出されると該ストロボ3
0の発光時間(ts)を1ステップ短かく発光制御され
(ステップ307)、ステップ303へ戻る構成であ
る。
【0031】比較結果(VG)=(VS)であると検出
されると比率演算処理され(ステップ308)、画像が
2値化されて2値化画像が作成され(ステップ30
9)、この2値化画像からきゅうり5の輪郭が抽出され
(ステップ310)、収穫適期のきゅうり5であると検
出されると、果柄部が切断されて、きゅうり5の収穫作
業が終了する構成としている(ステップ311)。
【0032】上記により、実際の画像信号を基にして発
光量(時間)を調節することにより、カメラ用レンズ2
8及び作業環境面等に関係なく、正確にきゅうり5の輪
郭を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】果菜類栽培圃場における果菜収穫機正面図
【図2】ブロック図
【図3】フローチャート
【図4】しきい値テーブルの一例を示す
【図5】他の実施例果菜収穫機の全体正面図
【図6】他の実施例視覚機構及びコントロールケース
斜視図
【図7】他の実施例分光器正面図
【図8】他の実施例ブロック図
【図9】他の実施例フローチャート
【図10】他の実施例フローチャート
【符号の説明】1 果菜類収穫機 2 カメラ 3 照度センサ5 果菜類 8 視覚機構 16 ハンド装置 21 御装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物を撮影するカメラ2を備えた視覚機
    構8と、収穫する果菜類5に向って移動してその果菜類
    5の果柄部を切断し収穫するハンド装置16と、前記視
    覚機構8で撮影した画像信号を入力し、入力された画像
    信号を2値化して撮影された対象物の中から収穫すべき
    果菜類5の果体を検出する処理をし、検出した果菜類5
    の果体を収穫するよう前記ハンド装置16を作動させる
    信号を出力する制御装置21を設けた果菜収穫機にお
    いて、前記視覚機構8に、前記カメラ2の撮影時におけ
    る照度を検出する照度センサ3を前記カメラ2とは別に
    設け、前記制御装置21に、前記カメラ2で撮影された
    画像信号を2値化するときのしきい値を、前記照度セン
    サ3で検出した照度と、照度が大きいほどしきい値が大
    きくなるよ比例的に設定したしきい値テーブルとに基
    づいて決定する手段を設けたことを特徴とする果菜
    穫機。
  2. 【請求項2】前記制御装置21に設けたしきい値を決定
    する手段は、前記照度センサ3で複数回検出した照度か
    ら演算した平均照度と、照度が大きいほどしきい値が大
    きくなるよう比例的に設定したしきい値テーブルとに基
    づいて、前記カメラ2で撮影された画像信号を2値化す
    るときのしきい値を決定する構成としたことを特徴とす
    る請求項1に記載の果菜収穫機。
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