JPH06284543A - 配線路 - Google Patents

配線路

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JPH06284543A
JPH06284543A JP656093A JP656093A JPH06284543A JP H06284543 A JPH06284543 A JP H06284543A JP 656093 A JP656093 A JP 656093A JP 656093 A JP656093 A JP 656093A JP H06284543 A JPH06284543 A JP H06284543A
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Hisao Kimura
久夫 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、鉄道,高速道路などに沿って配置
される各種の配線を収容・保護する配線路に関し、その
目的は、トラフ受台の形状・寸法を変えることなく幅の
異なるトラフを敷設することができる配線路を提供する
ことにある。 【構成】 地盤10上に所定間隔をおいて立設された支
持杭12上にそれぞれ設置され、中心部の左右両側にそ
れぞれ長孔14が穿設された平板状のトラフ受台16
と、トラフ受台16上の両側に配置されて複数のトラフ
受台16で支持され、長孔14に連通して取り付けられ
た締結具18により間隔調整自在に支持される断面L型
状の支持枠20と、トラフ受台16で支持されると共
に、下端両側は支持枠20で挟持され、内部には配線群
22が収容されるトラフ24と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道,高速道路などに
沿って配置される各種の配線を収容・保護する配線路に
関する。鉄道,高速道路などにおいては、これに沿って
信号ケーブル,通信ケーブルなどの配線が設置されてお
り、これらの配線はトラフと呼ばれる構造物内に収容さ
れ、外部から保護される。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道,高速道路などに沿って配置
される信号ケーブル,通信ケーブルなどの配線を収納す
る鉄筋コンクリート製のトラフは、鉄道の軌道または道
路などに隣接する地盤上に直接敷設されている。
【0003】しかし、支持地盤が軟弱であったり、雨水
などが浸入するおそれがある場合、また、斜面などに隣
接していて土砂などがトラフ上を塞ぐおそれがある場合
には、地盤より上にトラフを配置する高架式の施工方法
が採用される。
【0004】ところが、高架式の施工方法では、トラフ
を支持する支杭を現場にて鉄筋コンクリートで構築する
ため、重量が重く、工期も長期化するほか、作業効率が
悪く、施工費用も高いという難点があった。
【0005】そこで、これらの問題を解決するため、図
5,図6に示されるように地盤10上に所定間隔をおい
て立設される多数の支持杭12を予め繊維強化プラスチ
ックなどで形成し、両端に起立壁40が形成された断面
溝形状の軽量なトラフ受台42を各支持杭12上に設置
し、現場にてトラフ支持部を組み立てた後、内部に配線
群22が収容されたトラフ24を複数のトラフ受台4
2,42間に敷設してなる配線路が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案による配線路ではトラフ受台42の起立壁40,40
間の幅が一定であるので、トラフ受台42,42間に架
け渡されるトラフ24は一定幅のものに限られてしまう
という不都合があった。
【0007】本発明は上記従来の事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、トラフ受台の形状・寸法を変
えることなく幅の異なるトラフを敷設することができる
配線路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は以下のように構成されている。図1には本
発明による配線路の構成が示されている。
【0009】地盤10上に所定間隔をおいて立設された
支持杭12上には、平板状のトラフ受台16がそれぞれ
設置されており、トラフ受台16中心部の左右両側には
それぞれ長孔14が穿設されている。
【0010】トラフ受台16上の両側には、複数のトラ
フ受台16で支持される断面L字状の支持枠20が配置
されており、支持枠20は長孔14に連通して取り付け
られた締結具18により間隔調整自在に支持されてい
る。
【0011】トラフ24は、トラフ受台16で支持され
ており、下端両側は支持枠20で挟持され、内部には配
線群22が収容されている。
【0012】
【作用】本発明では、トラフ受台16上に設置されたト
ラフ24の下端両側が支持枠20で挟持されており、支
持枠20は長孔14に連通して取り付けられた締結具1
8により間隔調整自在であるので、トラフ受台16の形
状・寸法を変えることなく幅の異なるトラフを敷設する
ことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。図1,図2には実施例の全体構成が示され
ている。
【0014】地盤10上には所定間隔をおいて多数の支
持杭12が立設されており、各支持杭12上には平板状
で軽量なトラフ受台16がそれぞれ設置されている。ト
ラフ受台16上の両側には断面L字状の支持枠20が配
置されており、支持枠20は複数のトラフ受台16で支
持される。
【0015】図3,図4に示されるように、トラフ受台
16中心部の左右両側にはそれぞれ長孔14が穿設され
ており、実施例ではトラフ受台16一基当たり4つの長
孔14が形成されている。
【0016】そして、トラフ受台16上に配置される支
持枠20は、長孔14に連通して取り付けられたボルト
・ナット等の締結具18により間隔調整自在に支持され
ている。
【0017】すなわち、締結具18を緩めて支持枠2
0,20間に間隔を変えた後、締結具18を締めること
により、支持枠20配置後も図3(A)のように幅狭と
したり、また、同図(B)のように幅広としたりするこ
とができる。
【0018】なお、図の実施例において支持枠20は二
基のトラフ受台16により2点支持とされているが、3
点支持あるいは4点支持としてもかまわない。このよう
に、支持枠20が配置されたトラフ受台16,16間に
はトラフ24が敷設されている。
【0019】トラフ24はトラフ本体26と蓋板28と
で構成されており、トラフ受台16上に設置されたトラ
フ本体26の下端両側は支持枠20で挟持されている。
トラフ本体26内部には信号ケーブル,通信ケーブルな
どの配線群22が収容されており、トラフ本体26上の
開口部は蓋板28で塞がれる。
【0020】図1,図2に示されるように、トラフ24
(トラフ本体26)の長手方向端面には突出片30とこ
れに嵌まり合う切欠部32とが形成されており、端面ど
うしを突き合わせるだけで、二基のトラフ24の位置決
めおよび接合を簡単に行えるようになっている。
【0021】また、トラフ受台16上の両側には断面L
型状の支持枠20が架設されており、トラフ24の荷重
は支持枠20でも支持されるので、図1,図2に示され
るようにトラフ受台16,16間に二基のトラフ24を
架設することができる。
【0022】以上の構成において、支持杭12は繊維強
化プラスチック,鉄筋コンクリート,鉄棒などで形成さ
れている。また、トラフ受台16およびトラフ24は鉄
筋コンクリートで構築されており、支持枠20はアング
ル材等で形成されている。
【0023】次に上記構成の配線路の敷設方法につき説
明する。まず、計画線の支持地盤10上に所定間隔をお
いて多数の支持杭12をハンマー等で打ち込んで立設す
る。
【0024】そして、トラフ受台16中央の取付孔(図
示せず)を各支持杭12の上端部に嵌め込んで固定す
る。また、上端部にトラフ受台16を取り付けてから支
持杭12を地盤10上に立設してもかまわない。
【0025】その後、トラフ受台16上の両側に支持枠
20を配置し、敷設されるトラフ24の幅に合わせて支
持枠20,20間の間隔を調整した後、締結具18で支
持枠20をトラフ受台16に固定する。
【0026】そして、支持枠20が配置されたトラフ受
台16,16間にクレーン等でトラフ本体26を敷設
し、隣合う端面どうしを接合した後、目地処理を行う。
トラフ本体26の敷設作業終了後、トラフ本体26内に
配線群22を収容し、上の開口部に蓋板28をかぶせて
閉塞する。
【0027】以上説明したように本実施例によれば、ト
ラフ24の下端両側を挟持する支持枠20が長孔14に
連通して取り付けられた締結具18でトラフ受台16に
固定されており、支持枠20,20間の間隔を調整自在
であるので、トラフ受台16の形状・寸法を変えること
なく幅の異なるトラフ24を敷設することができる。
【0028】したがって、例えばトラフ24の寸法が変
更になった場合でも、トラフ受台16を取り替えること
なく敷設作業を行うことができ、設計変更等にも柔軟に
対応できる。
【0029】また、トラフ受台16上の両側には断面L
型状の支持枠20が架設されており、トラフ24の荷重
は支持枠20でも支持されるので、トラフ受台16,1
6間に複数のトラフを架設することもできる。このた
め、支持杭12,12間のスパンを従来のものより長く
とることができる。
【0030】また、トラフ受台16は軽量であり、その
取り付けは地盤10上に立設した支持杭12の上端部に
嵌め込むだけでよく、また、支持枠20は締結具18で
簡単にトラフ受台16に固定できる。このため、現場に
おいて容易かつ短時間に設置することができ、作業性が
良好であり、安全性も高い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ラフの下端両側を挟持する支持枠が長孔に連通して取り
付けられた締結具でトラフ受台に固定されており、支持
枠間の間隔を調整自在であるので、トラフ受台の形状・
寸法を変えることなく幅の異なるトラフを敷設すること
ができる。
【0032】したがって、例えばトラフの寸法が変更に
なった場合でも、トラフ受台を取り替えることなく敷設
作業を行うことができ、設計変更等にも柔軟に対応でき
る。
【0033】また、トラフ受台上の両側には断面L型状
の支持枠が架設されており、トラフの荷重は支持枠でも
支持されるので、トラフ受台間に複数のトラフを架設す
ることもできる。このため、支持杭間のスパンを従来の
ものより長くとることができる。
【0034】また、トラフ受台は軽量であり、その取り
付けも容易であるほか、支持枠も簡単にトラフ受台に固
定できる。このため、現場において容易かつ短時間に設
置することができ、作業性が良好であり、安全性も高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す斜視図である。
【図2】実施例の全体構成を示す側面図である。
【図3】支持枠間の間隔を変更した状態を示す平面図で
ある。
【図4】実施例の詳細な構成を示す正面図である。
【図5】従来例の構成を示す斜視図である。
【図6】従来例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 地盤 12 支持杭 14 長孔 16 トラフ受台 18 締結具 20 支持枠 22 配線群 24 トラフ 26 トラフ本体 28 蓋板 30 突出片 32 切欠部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤(10)上に所定間隔をおいて立設
    された支持杭(12)上にそれぞれ設置され、中心部の
    左右両側にそれぞれ長孔(14)が穿設された平板状の
    トラフ受台(16)と、 トラフ受台(16)上の両側に配置されて複数のトラフ
    受台(16)で支持され、長孔(14)に連通して取り
    付けられた締結具(18)により間隔調整自在に支持さ
    れる断面L型状の支持枠(20)と、 トラフ受台(16)で支持されると共に、下端両側は支
    持枠(20)で挟持され、内部には配線群(22)が収
    容されるトラフ(24)と、 を有する、ことを特徴とする配線路。
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