JP7369436B2 - 杭 - Google Patents

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Description

本発明は、地面に対して立設する杭に関する。
従来、例えば鉄道、高速道路等に沿ってケーブルを設置するに当たり、当該ケーブルを収納するトラフが敷設されている(例えば、特許文献1)。前記トラフの敷設に当たり、複数の杭が間隔を開けて地面に立設される。前記杭は、上端部にトラフ受台が固定されており、当該トラフ受台上にトラフを載置する支持枠が架け渡されている。前記トラフは、前記支持枠に沿って順次載置され、前記トラフ内にケーブルが収容される。
特許第3193797号公報
ところで、鉄道や高速道路沿いにトラフを設置する場合、平坦なところばかりではなく、傾斜面等にも設置しなければならないことがある。しかしながら、従来技術における杭は、トラフ受台が、前記杭の上端部に固定されており、角度の調節ができない。従って、前記トラフ受台が傾斜面に沿うように前記杭を打ち込む方向を調整しながら、当該杭を打ち込む必要がある。ところが、足場の傾斜や土壌の硬さ等の問題もあり、前記杭を打ち込む方向を調整することは非常に困難である。また、前記杭は、打ち込んだ後に傾かないよう比較的深く打ち込まれるため、前記杭の打ち込み後は、傾斜方向の調整ができない。このように前記杭の打ち込み後に杭の傾斜方向の修正が必要となった場合、前記杭を地面から引き抜いて再度前記杭を打ち込む必要があるため、作業が繁雑になる問題がある。
また、特許文献1に記載の発明においては、前記杭が、円柱状の支柱で形成され、先が尖っていないものが用いられている。また、特許文献1に記載に挙げられている公知技術として、先端が円錐形状に尖った支柱が用いられていることが記載されている。しかしながら、円柱状の支柱を杭として用いた場合、地面への打ち込みが困難であり、先に別の手段で予備穴を開ける必要がある。また、円柱の先端を円錐形状にして尖らせた杭を用いた場合、地面に突刺した後、杭が地中を進む際に押しのけられる土壌等が逃げる場所がなくなるため、地面への打ち込み性が悪くなる問題がある。さらに、杭自体が中実の支柱を用いるため、重量が増え、特に傾斜面での搬送負担が大きくなる問題がある。
そこで、本発明の目的は、傾斜面であっても容易に傾斜面に追従できる杭を提供することを目的とする。また、地面への打ち込み性が高く、軽量であっても強度を維持できる杭を提供することを目的とする。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、地面に対して立設される杭であって、所定の軸線方向に延びる杭本体部と、前記杭本体部の基端側において他部材を支持する支持部と、前記杭本体部の基端側に前記支持部を連結する連結部と、を有し、前記連結部が、前記杭本体部及び前記支持部を、前記杭本体部の軸線方向に対して交差する方向に延びる回動軸の軸線周り方向に相対的に角度調整可能なように連結する連結機構部を備えていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記連結部が、前記杭本体部及び前記支持部を、前記杭本体部の軸線方向に対して交差する方向に延びる回動軸の軸線周り方向に相対的に角度調整可能なように連結する連結機構部を備えているので、前記支持部の前記杭本体部に対する角度を、前記回動軸の軸線周りに調節することが可能となる。これにより、例えば傾斜した地面に杭を立設する場合、杭を鉛直方向に打ち込んでも支持部を斜面の傾斜に沿わせることが可能となる。また、支持部が斜面の傾斜に合わせて角度調節できるので、杭の打ち込み方向に依存せず、支持部に支持する他部材の設置方向の調節が可能となる。また、杭の打ち込み方向に依存しないので、杭の打ち直し頻度を低減でき、作業性が向上する。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、地面に対して立設される杭であって、所定の軸線方向に延びる杭本体部と、前記杭本体部の基端側において他部材を支持する支持部と、前記杭本体部の基端側に前記支持部を連結する連結部と、を有し、前記杭本体部が、前記軸線方向に延びる複数の面を軸線方向に延びる稜線を介して屈曲した屈曲部と、軸線周り方向に前記面が非連続となる非連続部と、を有することを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記杭本体部が、前記非連続部を有するので、前記杭本体部を軽量化することが可能である。これにより、前記杭を搬送する際の搬送作業の負担を軽減できるので、例えば傾斜面等の足場が悪い場所で作業を行う場合に作業性が向上する。また、前記杭を地面に立設する場合に前記非連続部側から土壌等が押しのけられるので、杭本体部に土壌等が目詰まりして地面への打ち込み性が低下することがない。また、前記杭本体部が、前記軸線方向に延びる複数の面を軸線方向に延びる稜線を介して屈曲した屈曲部を有するので、前記非連続部を有していても前記杭本体部の強度を維持することが可能である。また、前記支持部を有するので、前記杭本体部の基端側において、例えばトラフのような部材を支持することが可能である。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、地面に対して立設される杭であって、所定の軸線方向に延びる杭本体部と、前記杭本体部の基端側において他部材を支持する支持部と、前記杭本体部の基端側に前記支持部を連結する連結部と、を有し、前記連結部が、前記杭本体部及び前記支持部を、前記杭本体部の軸線方向に対して交差する方向に延びる回動軸の軸線周り方向に相対的に角度調整可能なように連結する連結機構部を有し、前記杭本体部が、前記軸線方向に延びる複数の面を軸線方向に延びる稜線を介して屈曲した屈曲部と、軸線周り方向に前記面が非連続となる非連続部とを有することを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記連結部が、前記杭本体部及び前記支持部を、前記杭本体部の軸線方向に対して交差する方向に延びる回動軸の軸線周り方向に相対的に角度調整可能なように連結する連結機構部を備えているので、前記支持部の前記杭本体部に対する角度を、前記回動軸の軸線周りに調節することが可能となる。これにより、例えば傾斜した地面に杭を立設する場合、杭を鉛直方向に打ち込んでも支持部を斜面の傾斜に沿わせることが可能となる。また、支持部が斜面の傾斜に合わせて角度調節できるので、杭の打ち込み方向に依存せず、支持部に支持する他部材の設置方向の調節が可能となる。また、杭の打ち込み方向に依存しないので、杭の打ち直し頻度を低減でき、作業性が向上する。
また、前記杭本体部が、前記非連続部を有するので、前記杭本体部を軽量化することが可能である。これにより、前記杭を搬送する際の搬送作業の負担を軽減できるので、例えば傾斜面等の足場が悪い場所で作業を行う場合に、作業性が向上する。また、前記杭を地面に立設する場合に前記非連続部側から土壌等が押しのけられるので、杭本体部に土壌等が目詰まりして地面への打ち込み性が低下することがない。また、前記杭本体部が、前記軸線方向に延びる複数の面を軸線方向に延びる稜線を介して屈曲した屈曲部を有するので、前記非連続部を有していても前記杭本体部の強度を維持することが可能である。また、前記支持部を有するので、前記杭本体部の基端側において、例えばトラフのような部材を支持することが可能である。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、前記連結機構部は、前記回動軸に沿う方向に挿通される支持軸を有し、前記回動軸により、前記杭本体部又は前記支持部を回動自在に連結すると共に、前記支持軸を前記杭本体部又は前記支持部に亘って挿通した状態において、前記杭本体部と前記支持部とを所定の角度で位置決め可能であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記連結機構部が、前記回動軸の周りに回動が許容されると共に前記支持軸を前記本体部又は前記支持部に亘って挿通した状態で、前記杭本体部と前記支持部とを所定の角度で位置決め可能となる。これにより、前記杭本体部と前記支持部とを所定の角度に維持できるので、意図せずに前記角度が変わることを防止できる。従って、支持部にケーブルを収納したトラフを設置した場合、経時的に支持部の傾斜方向が変わって、トラフにずれが発生することにより、トラフ内のケーブルが損傷することを防止できる。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、前記連結機構部は、前記杭本体部側において前記支持軸を挿通可能な本体側挿通孔と、前記支持部側において前記支持軸を挿通可能な支持側挿通孔と、前記支持軸に対して締結される締結具とを有し、前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の一方が、前記支持軸を前記回動軸の軸線周り方向に回動不能に挿通可能とする孔であり、前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の他方が、前記回動軸の軸心位置から径方向に離れた位置において前記回動軸の軸線周り方向に円弧状に延びるように形成された孔であり、前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔に亘って挿通された前記支持軸に前記締結具を締結することにより、前記杭本体部と前記支持部とが所定の角度をなすように位置決め可能であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記支持部を回動軸の軸線周り方向に前記杭本体部に対して相対的に回動させた後、前記支持軸を前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の一方に締結具を用いて固定できるので、支持部を所定の角度で位置決めすることが可能となる。これにより、意図せずに支持部の杭本体部に対する角度が変わることを防止することが可能である。従って、支持部にケーブルを収納したトラフを設置した場合、経時的に支持部の傾斜方向が変わって、トラフにずれが発生することにより、トラフ内のケーブルが損傷することを防止できる。
また、前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の他方が、前記回動軸の軸心位置から径方向に離れた位置において前記回動軸の軸線周り方向に円弧状に延びるように形成された孔であるので、前記支持部が、円弧状に延びるように形成された孔の範囲内で、前記回動軸の軸線周り方向への回動が許容される。これにより、前記支持部の前記杭本体部に対する角度調節が所定の範囲内で行うことが容易となる。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、前記連結機構部が、前記杭本体部側において前記支持軸を挿通可能な本体側挿通孔と、前記支持部側において前記支持軸を挿通可能な支持側挿通孔とを有し、前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の一方が、前記支持軸を前記回動軸の軸線周り方向に回動不能に挿通可能とする孔であり、前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の他方が、前記回動軸の軸心位置から径方向に離れた位置において、前記回動軸の軸線周り方向の所定の角度位置に設けられた複数の孔であり、前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔に亘って前記支持軸を挿通することにより、前記杭本体部と前記支持部とが所定の角度をなすように位置決め可能であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記支持部を回動軸の軸線周り方向に前記杭本体部に対して相対的に回動させた後、前記支持軸を前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の一方に締結具を用いて固定できるので、支持部を所定の角度で位置決めすることが可能となる。これにより、意図せずに支持部の杭本体部に対する角度が変わることを防止することが可能である。従って、支持部にケーブルを収納したトラフを設置した場合、経時的に支持部の傾斜方向が変わって、トラフにずれが発生することにより、トラフ内のケーブルが損傷することを防止できる。
また、前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の一方が、前記回動軸の軸心位置から径方向に離れた位置において、前記回動軸の軸線周り方向の所定の角度位置に設けられた複数の孔であるので、傾斜方向が決まっている場合に即座に所定の角度に前記支持部が位置決めされる。これにより、前記支持部の前記杭本体部に対する角度調節を簡素に行うことが可能となる。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、前記杭本体部が、非連続部に対し、前記杭本体部の軸線方向と交差する方向に対向する位置にある稜線が他の部分よりも前記杭本体部の先端側に向けて延びるように形成された鋭端部を有することを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記鋭端部が、前記非連続部に対し、前記杭本体部の前記軸線方向と交差する方向に対向する位置にある稜線に対して形成されているので、前記杭本体部の強度を維持しつつ、地面への前記杭の打ち込み性を向上させることが可能となる。また、前記鋭端部の後方側に前記非連続部が形成されているので、前記鋭端部により押しのけられた土壌等が、前記非連続部方向に押しのけられるので、前記杭の打ち込み性が向上する。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、前記杭本体部が、断面視において五角形状に形成されており、非連続部に対し、前記杭本体部の前記軸線方向と交差する方向に対向する位置に複数の稜線のうちの一が到来するように形成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記杭本体部が断面視において五角形状に形成されており、非連続部に対し、前記杭本体部の軸線方向と交差する方向に対向する位置に複数の稜線のうちの一が到来するように形成されているので、地面への打ち込み性を保ちながら、前記杭本体部の強度を維持することが可能である。すなわち、前記杭本体部が、前記非連続部を介して、前記杭本体部の軸線方向と交差する軸線に対して左右対称に形成されているので、前記杭本体部に受ける力を均等に受け止めることができ、強度を維持することが可能となる。また、前記非連続部を備えているので、前記杭を地面に立設する場合に前記非連続部側から土壌等が押しのけられ、杭本体部に土壌等が目詰まりすることがない。これにより、杭を地面へ打ち込む際に打ち込み性が低下することがない。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、前記杭本体部が、稜線の一端側に形成された鋭端部と、当該鋭端部が形成された前記稜線に沿って設けられた棒状部材と、を有し、前記棒状部材は、前記稜線に沿って固定される基部と、先端が尖って形成された尖端部と、を有し、前記尖端部が、前記鋭端部の先端位置と同一又は突出して設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記杭本体部の稜線の一端側に鋭端部を形成することにより、当該鋭端部の強度が下がった場合であっても、尖端部を有する棒状部材が、前記稜線に沿って設けられているので、前記鋭端部が補強される。これにより、地面への前記杭の打ち込みの際に前記鋭端部の変形を防止でき、地面への前記杭の打ち込み性を維持することが可能となる。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、前記他部材が、トラフであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、例えば鉄道や道路脇等に通信用等のケーブルを設置する場合にトラフ内にケーブルを収納することが可能であるのでケーブルを保護することが可能となる。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の杭は、地面に対して立設される杭であって、所定の軸線方向に延びる杭本体部を有し、前記杭本体部が、軸線方向に延びる複数の面を軸線方向に延びる稜線を介して屈曲した屈曲部と、軸線周り方向に前記面が非連続となる非連続部と、前記稜線の一端側に形成された鋭端部と、を有し、前記杭本体部は、前記鋭端部が形成された前記稜線に沿って設けられた棒状部材を有し、前記棒状部材は、前記稜線に固定される基部と、先端が尖って形成された尖端部と、を有し、前記尖端部が、前記鋭端部の先端位置と同一又は突出して設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、前記杭本体部が、前記非連続部を有するので、前記杭本体部を軽量化することが可能である。これにより、前記杭を搬送する際の搬送作業の負担を軽減できるので、例えば傾斜面等の足場が悪い場所で作業を行う場合に作業性が向上する。また、前記杭を地面に立設する場合に前記非連続部側から土壌等が押しのけられるので、杭本体部に土壌等が目詰まりして地面への打ち込み性が低下することがない。また、前記杭本体部が、前記軸線方向に延びる複数の面を軸線方向に延びる稜線を介して屈曲した屈曲部を有するので、前記非連続部を有していても前記杭本体部の強度を維持することが可能である。
また、前記杭本体部の稜線の一端側に鋭端部を形成することにより、鋭端部の強度が下がった場合であっても、尖端部を有する棒状部材が、前記稜線に沿って設けられているので、前記鋭端部が補強される。これにより、地面への前記杭の打ち込みの際に前記鋭端部の変形を防止でき、地面への前記杭の打ち込み性を維持することが可能である。
本発明によれば、設置する場所の傾斜に依存せず、設置が容易な杭を提供することができる。
は、本発明の杭の外観を表す斜視図である。 は、本発明の杭の一部切欠き正面図である。 は、本発明の杭の右側面図である。 は、本発明の杭の背面図である。 は、図2のA-A方向断面矢視図である。 は、本発明の杭における支持部を拡大した拡大斜視図である。 は、本発明の杭における杭本体部の斜視図である。 (a)から(d)は、本発明の杭の実施形態の例を表す説明図である。 (a)及び(b)は、本発明の杭の支持部における角度の可変動作を表す説明図である。 は、本発明の杭を用いてトラフを設置する場合の説明図である。
本発明の杭について、図1から図7を参照して以下に詳細を説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる杭10の外観を表す斜視図である。図2は、本発明の杭10の一部を切り欠いた正面図であり、図3は、杭10の右側面図であり、図4は、杭10の背面図である。また、図5は、図2のA-A方向の断面矢視図であり、図6は、杭10の基端側の拡大斜視図であり、図7は、杭10の杭本体部11の斜視図である。
図1から図4のように、杭10は、所定の軸線方向(図示、上下方向)に延びるように形成された杭本体部11と、杭本体部11の上端となる基端側に支持される支持部30と、杭本体部11と支持部30とを連結する連結部40等を備えている。
杭本体部11は、板状の部材を前記軸線方向に沿って屈曲させて形成した屈曲部13と、前記軸線方向に延設された複数の形成面14(単に面とも称する)と、前記軸線周り方向に形成面14が非連続となる非連続部15と、先端側に形成された鋭端部16等を備えている。
屈曲部13は、例えば板状の鋼材からなる板状部材を、前記軸線方向に延びる稜線12に沿って屈曲させることにより形成される。本実施形態においては、杭本体部11は、前記板状部材が3回屈曲されて形成された3箇所の屈曲部13を有している。
形成面14は、屈曲部13の稜線12周りに形成された前記板状部材の面である。本実施形態においては、図5及び図7のように、4つの形成面14が、杭本体部11を断面視した際に五角形状となるように位置している。
非連続部15は、前記軸線周り方向であって、形成面14が形成されていない非連続な部分である。すなわち、非連続部15は、形成面14が形成されていない開放端である。図5のように、本実施形態においては、杭本体部11は、非連続部15に対し、当該杭本体部11の前記軸線方向と交差する方向(図示、上下方向)に対向する位置に複数の稜線12bのうちの一つの稜線12aが到来するように形成されている。また、形成面14のうち非連続部15と隣り合う2つの形成面14a、14aは、互いに平行となるように位置している。
図1から図4のように鋭端部16は、非連続部15に対し、杭本体部11の軸線方向と交差する方向に対向する位置にある稜線12aが、他の稜線12bよりも杭本体部11の先端側(図示、下端側)に向けて延びるように形成されている。すなわち、鋭端部16は、稜線12aの先端に鋭く尖って形成され、地面60に杭本体部11を打ち込む際の進入端となる。なお、鋭端部16の形状は、地面に打ち込むことが可能な各種の形状に形成することが可能である。
鋭端部16は、本実施形態においては、棒状部材20を備えている。図3、図4及び図7のように棒状部材20は、金属等で形成された円柱状の基部21と、当該基部21の先端側に尖って形成された尖端部22とを有している。棒状部材20は、鋭端部16が形成された稜線12aに沿って杭本体部11の形成面14の内側に基部21が溶接等の適宜の手段で固定されている。なお、棒状部材20の基部21と鋭端部16との固定は、溶接に限定されず、脱落しないものであれば各種の手段を採用することが可能である。
尖端部22は、鋭端部16の先端位置と同一又は鋭端部16よりも突出して設けられる。本実施形態では、尖端部22は、鋭端部16と先端が揃うように設けられている。なお、尖端部22を鋭端部16の先端位置より突出して設ける場合は、鋭端部16の先端位置と略同一か僅かに突出する程度が好ましく、鋭端部16の先端位置から1cm程度までの突出に留めることが好ましい。これにより、尖端部22は、杭本体部11を地面60に打ち込む際に鋭端部16を保護しながら、当該尖端部22も地面60に進入していく。すなわち、地面60が堅い場合であっても鋭端部16が破損したり、変形したりするのを防止できる。また、鋭端部16が地面60に進入しやすいように、鋭端部16を、より鋭端に薄く形成することが可能となる。
図1から図4のように支持部30は、杭本体部11の基端側(図示、上端側)に連結部40を介して連結される。支持部30は、支持面が平坦に形成され、前記支持面に他部材を支持することが可能である。本実施形態では、支持部30は、前記支持面の前端側と後端側が下方に90度折り曲げられた形状に形成されている。また、前記支持面は、左右方向に適宜の支持枠を固定する2つの固定孔31が開孔されている。
連結部40は、支持部30の前記支持面の下面側に設けられた2枚の連結板41、41と、連結板41と杭本体部11を軸支する回動軸42と、回動軸42の軸線周り方向に相対的に角度調整可能なように連結する連結機構部50等を備えている。
2枚の連結板41、41は、非連続部15と隣り合う互いに平行に形成された形成面14a、14aがそれぞれ対向するように設けられている。また、連結板41は、中心付近に回動軸42が軸支される軸孔51が穿設されている。また、図6及び図7のように、杭本体部11の基端側は、連結板41の軸孔51と対向する位置に回動軸挿通孔52が穿設されている。回動軸42は、例えば2本のボルトで形成されており、それぞれのボルトが回動軸挿通孔52及び軸孔51に亘って挿通される。回動軸42の他端側は、ナット43が螺合されることにより連結板41と杭本体部11とが固定される。すなわち、回動軸42が、杭本体部11の軸線方向に対して交差する方向に延設され、連結板41と杭本体部11とを軸支している。これにより、支持部30及び杭本体部11は、回動軸42の軸線周り方向に相対的に回動することが可能である。
図6のように連結機構部50は、回動軸42に沿う方向に挿通される支持軸53と、杭本体部11の基端側の2つの形成面14a、14aのそれぞれに穿設された本体側挿通孔54と、支持部30の軸孔51と径方向に離れた位置に穿設された支持側挿通孔55と、支持軸53に対して締結される締結具56等を備えている。
支持側挿通孔55は、第一の実施形態においては、図8(a)のように軸孔51(回動軸42の軸心位置に相当)の径方向に離れた位置において、回動軸42の軸線周り方向に円弧状に延びるように形成されている。
支持軸53は、本実施形態においては、回動軸42と同様に例えば2本のボルトで形成されており、それぞれのボルトが本体側挿通孔54及び支持側挿通孔55に亘って挿通される。これにより、支持部30が、回動軸42の軸線周り方向に回動し、支持軸53が、支持側挿通孔55の円弧に沿って案内される。支持部30の回動は、支持側挿通孔55の開孔範囲内において許容される。支持軸53の他端側は、締結具56としてのナットが螺合されることにより、連結板41と杭本体部11とを締結して固定することが可能である。また、回動軸42及び支持軸53を抜去することにより、支持部30と杭本体部11とは脱着が可能である。以上が、本発明の第一の実施形態における詳細である。
次に図9(a)及び(b)を参照して、第一の実施形態における支持部30の角度の可変動作の詳細を説明する。
図9(a)は、支持部30を左側(反時計回り方向)に傾斜させる状態を表している。まず、図示しないナット43及び締結具56の締結を解除し、支持部30が杭本体部11に対して回動可能な状態にされる。支持部30が回動軸42の軸線周り方向の反時計回り(図示、矢印方向)に回転される。所定の角度方向に支持部30が傾動すると、回動軸42及びナット43並びに支持軸53及び締結具56をそれぞれ螺合させて締結する。これにより、支持部30の杭本体部11に対する角度調整が行われて、支持部30と杭本体部11が所定の角度で位置決めされる。
図9(b)は、支持部30を右側(時計回り方向)に傾斜させる状態を表している。動作については、図9(a)と、傾斜方向が左右対称である以外は、同じであるので詳細な説明は省略する。
次に本発明の杭10を鉄道や道路脇等に敷設するトラフ61に用いる場合について図10を参照して、詳細を説明する。
トラフ61は、例えば、コンクリートでコの字状に形成されたトラフ本体62上に蓋体63を被せて形成されている。トラフ61は、内部に通信用等のケーブルが収納され、蓋体63が被せられる。
本実施形態においては、地面60が斜面状に形成されている。まず、杭10の支持部30を取り外した状態で、地面60に鋭端部16が打ち込まれる。このとき、杭本体部11は、図示のように鉛直方向に打ち込まれる。なお、杭本体部11の打ち込み方向は、ある程度傾斜していても良いし、斜面と垂直方向であっても良い。杭本体部11が所定量だけ地面60に打ち込まれると、支持部30が杭本体部11の基端側に連結される。このとき、連結機構部50により、支持部30が、地面60の傾斜方向に沿って角度調整され、所定の角度位置に位置決めされる。続いて、同様に別の杭10がトラフ61の敷設方向に沿って地面60に立設される。別の杭10の基端側についても、上述と同様に支持部30が杭本体部11上に連結され、地面60の傾斜方向に沿って角度調整及び位置決めが行われる。
各支持部30の上には、トラフ61を支持するための支持枠64が架け渡される。トラフ本体62は、支持枠64上に支持され、当該トラフ本体62の内部に必要なケーブル等(図示しない)が収納される。ケーブルの収納されたトラフ本体62は、蓋体63が被せられる。これにより、地面60の傾斜方向に沿って、支持枠64を設置することが可能であり、トラフ61を適確に地面60の傾斜方向に合わせて設置することが可能である。
以上が、本発明の実施形態の詳細であるが、上述の実施形態は、一実施形態を示したものに過ぎず、本発明は上述したものに限られない。具体的には、杭10は、図8(b)から(d)に示した第二の実施形態から第四の実施形態のようなものであっても良い。以下、各図を参照して、詳細を説明する。なお、各実施形態において上記第一の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し、詳細の説明については省略する。
図8(b)は、第二の実施形態であり、第一の実施形態に対して支持側挿通孔55の円弧形状の孔を円弧方向に長く形成したものである。これにより、支持部30の角度調整範囲が大きくなるものである。
図8(c)は、第三の実施形態であり、支持側挿通孔55が、回動軸42の軸心位置から径方向に離れた位置において、回動軸42の軸線周り方向の所定の角度位置に複数の孔として形成されたものである。支持軸53が、本体側挿通孔54及び支持側挿通孔55に亘って挿通されることにより、回動軸42の軸線周り方向の回動が規制され、支持部30が所定の角度方向に調整される。上述のように、予め所定角度方向に支持側挿通孔55が形成されていることにより、支持部30を即座に所定角度に位置決めすることが可能である。
図8(d)は、第四の実施形態であり、支持側挿通孔55を第三の実施形態のように、所定の角度位置に複数形成すると共に、第一及び第二の実施形態のように円弧状の支持側挿通孔55を設けたものである。上述のように支持側挿通孔55を複数設けることにより、様々な態様の傾斜に対応が可能となる。すなわち、本実施形態においては、所定の角度方向への位置決めと、支持側挿通孔55の円弧方向への角度の微調整が可能である。なお、本発明は、上述の第一から第四の実施形態に限定されるものではなく、各種の形状の支持側挿通孔55を形成することが可能である。また、複数の支持側挿通孔55の形状の組み合わせや配置の組合せも各種の形態を採用することが可能である。
本発明は、上記第一の実施形態から第四の実施形態において例示したものに限定されず、例えばこれらの実施形態において例示した杭10をなす各部の構成等を変更したものとすることも可能である。例えば、上述の実施形態においては、回動軸42にボルトを用いたが、前記ボルトに代えて例えば、杭本体部11と支持部30とを軸受等を介して軸支することにより、回動が可能となるものであっても良い。なお、この場合、杭本体部11と支持部30とが脱着可能とすることが好ましい。また、上述の実施形態においては回動軸42及び支持軸53として、それぞれ2本のボルトで構成したが、1本のボルトで杭本体部11と支持部30とを回動可能に軸支することも可能である。また、支持部30に支持される他部材は、トラフ61以外にも各種のものを支持することが可能である。また、上述の実施形態においては、杭本体部11に対して支持部30が回動するように構成したが、支持部30に対して杭本体部11が回動するものでも良い。すなわち、杭本体部11と支持部30とは、相対的に回動するように構成すれば良い。
上述の実施形態においては、軸線方向に延びる4つの形成面14を軸線方向に延びる稜線12を介して屈曲した屈曲部13を有しているが、前記形成面14の数は、4つに限られず、2つの形成面以上の構成であれば良い。また、上述の実施形態においては、杭本体部11が断面視において五角形状を呈しているが、杭本体部11の形状は、これに限定されるものではなく、各種の形状を採用できる。例えば、杭本体部11は、断面視において三角形状、四角形状、六角形状等、各種の形状のものが採用できる。また、上述の実施形態においては、軸線周り方向に形成面14が非連続となる非連続部15を有しているが、非連続部15は、稜線12の全域に亘って設ける必要はなく、例えば、杭本体部11の先端側の一部のみに形成されるものであっても良い。すなわち、杭本体部11の基端側のみ連続した領域(面とも称する)が形成されているものでも良い。
上述の実施形態においては、支持軸53にボルトを用いたが、同様にボルトに代えて杭本体部11又は支持部30に亘って挿通可能なものであれば、各種の部材を採用することが可能である。また、支持軸53は、杭本体部11又は支持部30に亘って挿通した状態において、杭本体部11と支持部30とを所定の角度で位置決め可能であれば、各種の部材や機構を用いることが可能である。例えば、支持軸53に棒部材を用い、当該棒部材を杭本体部11又は支持部30に亘って挿通し、当該棒部材の一端が、杭本体部11又は支持部30に嵌合や挟持等の手段によって位置決めされるものでも良い。また支持軸53の形状は、杭本体部11と支持部30とに挿通し、杭本体部11と支持部30とを位置決めできるものであれば各種の形状を採用できる。
上述の実施形態においては、締結具56としてナットを用いたが、支持軸53が杭本体部11と支持部30とを所定の角度に位置決めできるものであれば、各種のものを採用することが可能である。例えば、ナットに代えて支持軸53が、嵌合や挟持等の手段によって位置決めされるものであっても良い。また、上述の実施形態においては、支持側挿通孔55が、支持軸53を回動軸42の軸線周り方向に回動不能に挿通可能とする孔として形成されているが、本体側挿通孔54が、支持軸53を回動軸42の軸線周り方向に回動不能に挿通可能とする孔として形成されていても良い。この場合は、本体側挿通孔54の形成部を支持枠等で広げて形成しておき、当該本体側挿通孔54を、回動軸42の軸心位置から径方向に離れた位置において回動軸42の軸線周り方向に円弧状に延びるように形成された孔として形成すれば良い。また、本体側挿通孔54及び支持側挿通孔55の一方に円弧状に延びるように形成された孔の円弧方向の長さは、支持部30の角度調整許容範囲に応じて適宜変更が可能である。
上述の実施形態においては、本体側挿通孔54及び支持側挿通孔55の一方が、回動軸42の軸心位置から径方向に離れた位置において、回動軸42の軸線周り方向の所定の角度位置に複数の孔が設けられているが、孔の個数は、限定されず、角度調整に必要な範囲で適宜設けることが可能である。なお、回動軸42の軸線周り方向の所定の角度位置に設けられる複数の孔の形状は、限定されるものではなく、角度調整後に杭本体部11と支持部30とを位置決めできるものであれば各種の形状のものを採用できる。例えば、回動軸42の軸線周り方向の所定の角度位置に複数の孔は、上述のように円弧形状の孔と丸孔等との組合せであっても良い。これにより、地面の傾斜が一定な場所と、傾斜が一定でない場所との組合せのような場所であっても、適用できる汎用性の高い杭を提供することが可能である。
上述の実施形態においては、杭本体部11が鋭端部16を有しており、杭本体部11が前面から見て三角形状に尖って形成されているが、鋭端部16の形状はこれに限定されず、地面に対して突き刺しが可能な形状であれば各種の形状を採用できる。例えば、鋭端部16の先端が凸となるような円弧状のものであっても良い。
上述の実施形態においては、杭本体部11が五角形状に形成され、杭本体部11の側面が互いに平行に対向するように形成されているが、杭本体部11と支持部30とが回動可能であれば杭本体部11の側面は、互いに対向する形成面14と平行に対向するものでなくても良い。
上述の実施形態においては、棒状部材20が円柱状に形成され、先端が円錐形状に尖って形成されているが、当該形状に限定されるものではなく、例えば棒状部材20は、三角柱、四角柱、五角柱、六角柱等であっても良い。また、尖端部22の形状は、円錐形状だけではなく、ある程度鋭端に形成されているものであれば各種の形状を採用できる。例えば、尖端部22は、棒状部材20を斜めに切断したようなものや、基部21よりも小さな径の平面状に形成されていても良い。
上述の実施形態においては、杭本体部11の基端側に支持部30が設けられた構造の杭について説明したが、棒状部材20は、支持部30を備えない杭に対しても採用できる。この場合は、杭を基礎杭として用いることが可能である。
上述の実施形態においては、支持部30に支持される他部材がトラフ61であるが、これに限定されるものではなく、各種の部材を支持することに使用が可能である。例えば、支持部30が、直接ケーブルを支持するものであっても良い。また、他部材は、直接的に支持部30に固定するものであっても、間接的に支持部30に固定するものであっても良い。
本発明の杭は、鉄道や道路脇にケーブルを敷設する際のトラフの設置に利用できる。また、各種の部材を杭に沿って支持する分野に好適に利用することが可能である。
10 杭
11 杭本体部
12 稜線
12a 稜線
12b 稜線
13 屈曲部
14 形成面(面)
14a 形成面(面)
15 非連続部
16 鋭端部
20 棒状部材
21 基部
22 尖端部
30 支持部
31 固定孔
40 連結部
42 回動軸
50 連結機構部
51 軸孔
52 回動軸挿通孔
53 支持軸
54 本体側挿通孔
55 支持側挿通孔
56 締結具
60 地面
61 トラフ

Claims (7)

  1. 地面に対して立設される杭であって、
    所定の軸線方向に延びる杭本体部と、
    前記杭本体部の基端側において他部材を支持する支持部と、
    前記杭本体部の基端側に前記支持部を連結する連結部と、を有し、
    前記連結部が、前記杭本体部及び前記支持部を、前記杭本体部の軸線方向に対して交差する方向に延びる回動軸の軸線周り方向に相対的に角度調整可能なように連結する連結機構部を備えており、
    前記連結機構部は、
    前記回動軸に沿う方向に挿通される少なくとも1つの支持軸を有し、
    前記支持軸は、前記回動軸よりも下方側に配置されており、
    前記回動軸により、前記杭本体部又は前記支持部を回動自在に連結すると共に、少なくとも1つの前記支持軸のうちの一を、前記杭本体部及び前記支持部に亘って挿通した状態において、前記杭本体部と前記支持部とが、前記回動軸よりも下方側において所定の角度で位置決め可能であり、
    前記杭本体部が、前記軸線方向に延びる複数の面を前記軸線方向に延びる稜線を介して屈曲した屈曲部と、軸線周り方向に前記面が非連続となる非連続部とを有することを特徴とする杭。
  2. 前記杭本体部は、非連続部に対し、前記杭本体部の前記軸線方向と交差する方向に対向する位置にある稜線が他の部分よりも前記杭本体部の先端側に向けて延びるように形成された鋭端部を有することを特徴とする請求項1に記載の杭。
  3. 前記杭本体部は、断面視において五角形状に形成されており、非連続部に対し、前記杭本体部の前記軸線方向と交差する方向に対向する位置に複数の稜線のうちの一が到来するように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の杭。
  4. 前記杭本体部は、稜線の一端側に形成された鋭端部と、当該鋭端部が形成された前記稜線に沿って設けられた棒状部材と、を有し、
    前記棒状部材は、前記稜線に沿って固定される基部と、先端が尖って形成された尖端部と、を有し、
    前記尖端部が、前記鋭端部の先端位置と同一又は突出して設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の杭。
  5. 前記連結機構部は、
    前記杭本体部に形成された本体側挿通孔と、
    前記支持部に形成された支持部側挿通孔と、
    前記支持軸に対して締結される締結具と
    を有し、
    少なくとも1つの前記支持軸のうちの一は、前記本体側挿通孔及び前記支持部側挿通孔に亘って挿通されるものであり、
    前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の一方が、前記一の支持軸を前記回動軸の軸線周り方向に回動不能に挿通可能とする孔であり、
    前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔の他方が、前記回動軸の軸心位置から径方向に離れた位置において前記回動軸の軸線周り方向に円弧状に延びるように形成された孔であり、
    前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔に亘って挿通された前記一の支持軸に前記締結具を締結することにより、前記杭本体部と前記支持部とが所定の角度をなすように位置決め可能であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の杭。
  6. 前記本体側挿通孔及び前記支持側挿通孔に亘って前記支持軸を挿通することにより、前記杭本体部と前記支持部とが所定の角度をなすように位置決め可能であることを特徴とする請求項5に記載の杭。
  7. 前記他部材は、トラフであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の杭。
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