JPH06284508A - 車両用リターダ - Google Patents
車両用リターダInfo
- Publication number
- JPH06284508A JPH06284508A JP6954393A JP6954393A JPH06284508A JP H06284508 A JPH06284508 A JP H06284508A JP 6954393 A JP6954393 A JP 6954393A JP 6954393 A JP6954393 A JP 6954393A JP H06284508 A JPH06284508 A JP H06284508A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- vehicle speed
- retarder
- pattern
- conduction rate
- Prior art date
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- Pending
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行路状態に応じた制御を簡単な回路構成で
安価に実現することができ、しかもブレーキ操作時の運
転手の負担を軽減することができる車両用リターダを提
供することを目的とする。 【構成】界磁電流制御用のチョッパ素子１６を有し、当
該チョッパ素子の制御部には、車速−導通率パターンが
予め設定され、上記制御部は、車両制動時、上記車速−
導通率パターンから、車速検知ユニットの検出値に応じ
た導通率を読み出し、当該導通率で上記チョッパ素子を
制御することを特徴とする。
安価に実現することができ、しかもブレーキ操作時の運
転手の負担を軽減することができる車両用リターダを提
供することを目的とする。 【構成】界磁電流制御用のチョッパ素子１６を有し、当
該チョッパ素子の制御部には、車速−導通率パターンが
予め設定され、上記制御部は、車両制動時、上記車速−
導通率パターンから、車速検知ユニットの検出値に応じ
た導通率を読み出し、当該導通率で上記チョッパ素子を
制御することを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン軸に連結され
る発電機からなる車両用リターダに関する。
る発電機からなる車両用リターダに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の車両用リターダとしては、特開
昭６２−２８９８号公報に開示されたものがある。
昭６２−２８９８号公報に開示されたものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】発電機からなる車両用
リターダは発電機界磁電流を制御して制動力を調整する
ことになるが、フィードバック制御方式（クローズドル
ープ）では、走行路状態に応じた操作を自動的に行なお
うとすると、その制御回路が複雑になり、制御回路の簡
素化を図ると、運転手の負担が大きくなり、これは、工
場内で荷物の移載・運搬を行なう車両の場合、特に問題
となっている。
リターダは発電機界磁電流を制御して制動力を調整する
ことになるが、フィードバック制御方式（クローズドル
ープ）では、走行路状態に応じた操作を自動的に行なお
うとすると、その制御回路が複雑になり、制御回路の簡
素化を図ると、運転手の負担が大きくなり、これは、工
場内で荷物の移載・運搬を行なう車両の場合、特に問題
となっている。
【０００４】本発明はこの問題を解消するためになされ
たもので、走行路状態に応じた制御を簡単な回路構成で
安価に実現することができ、しかもブレーキ操作時の運
転手の負担を軽減することができる車両用リターダを提
供することを目的とする。
たもので、走行路状態に応じた制御を簡単な回路構成で
安価に実現することができ、しかもブレーキ操作時の運
転手の負担を軽減することができる車両用リターダを提
供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項１では、界磁電流制御用のチョッパ素
子を有し、当該チョッパ素子の制御部には、車速−導通
率パターンが予め設定され、上記制御部は、制動時、上
記車速−導通率パターンから、車速検知ユニットの検出
値に応じた導通率を読み出し、当該導通率で上記チョッ
パ素子を制御する構成とした。
するため、請求項１では、界磁電流制御用のチョッパ素
子を有し、当該チョッパ素子の制御部には、車速−導通
率パターンが予め設定され、上記制御部は、制動時、上
記車速−導通率パターンから、車速検知ユニットの検出
値に応じた導通率を読み出し、当該導通率で上記チョッ
パ素子を制御する構成とした。
【０００６】請求項２では、制御部は、走行路種別通知
部を有するとともに走行路種別に応じた車速−導通率パ
ターンが予め設定され、制動時、上記走行路種別通知部
からの走行路種別信号に応じた車速−導通率パターンを
選択する構成とした。
部を有するとともに走行路種別に応じた車速−導通率パ
ターンが予め設定され、制動時、上記走行路種別通知部
からの走行路種別信号に応じた車速−導通率パターンを
選択する構成とした。
【０００７】請求項３では、車速−導通率パターンは、
車速の所定速度範囲においては界磁電流を一定とし、当
該所定速度範囲を超える車速では界磁電流を低減させる
パターンであることを特徴とする。
車速の所定速度範囲においては界磁電流を一定とし、当
該所定速度範囲を超える車速では界磁電流を低減させる
パターンであることを特徴とする。
【０００８】請求項４では、制御部は、制動動作が所定
時間継続すると、現在導通率を低減することを特徴とす
る。
時間継続すると、現在導通率を低減することを特徴とす
る。
【０００９】請求項５では、 制御部は、発電機の温度
が設定値に達すると、現在導通率を低減することを特徴
とする。
が設定値に達すると、現在導通率を低減することを特徴
とする。
【００１０】請求項６では、エンジン軸の一部が発電機
のロータ軸であるることを特徴とする。
のロータ軸であるることを特徴とする。
【００１１】
【作用】本発明では、界磁電流を、予め設定したパター
ンへ制御するので、種々の所望制動パターンを容易に得
ることができ、運転手の負担を低減することができる。
ンへ制御するので、種々の所望制動パターンを容易に得
ることができ、運転手の負担を低減することができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の１実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【００１３】図１において、１は車両のエンジン、１Ａ
はエンジン１のシャフト、２はデフ、３は車輪である。
４はブレーキペダル、５は接点、６は発電制動用の３相
交流発電機、７は発電制動用の抵抗器、８はバッテリで
ある。なお、３相交流発電機６は、シャフト１Ａをロー
タ軸として利用している。
はエンジン１のシャフト、２はデフ、３は車輪である。
４はブレーキペダル、５は接点、６は発電制動用の３相
交流発電機、７は発電制動用の抵抗器、８はバッテリで
ある。なお、３相交流発電機６は、シャフト１Ａをロー
タ軸として利用している。
【００１４】図２において、１１は交流発電機１の回転
子、１２は界磁コイル、１３は交流発電機６の固定子、
１４は開閉器、１５は整流ユニット、１６は界磁制御用
のチョッパ素子、１７はスイッチング素子１７の制御回
路、１８は指令部（ＣＰＵ）、１９は車速度検出ユニッ
トである。整流ユニット１５は３相交流発電機６の発生
電圧を直流電圧に変換する。車速度検出ユニット１９は
３相交流発電機６の発生電圧をトランス２１を通し入力
して当該発生電圧の周波数に基づき車速を検出する。指
令部（ＣＰＵ）１８の図示しないメモリには、図３に示
す車速−導通率パターンを書き込んである。図３は標準
パターン（一般平坦路用パターン）である。
子、１２は界磁コイル、１３は交流発電機６の固定子、
１４は開閉器、１５は整流ユニット、１６は界磁制御用
のチョッパ素子、１７はスイッチング素子１７の制御回
路、１８は指令部（ＣＰＵ）、１９は車速度検出ユニッ
トである。整流ユニット１５は３相交流発電機６の発生
電圧を直流電圧に変換する。車速度検出ユニット１９は
３相交流発電機６の発生電圧をトランス２１を通し入力
して当該発生電圧の周波数に基づき車速を検出する。指
令部（ＣＰＵ）１８の図示しないメモリには、図３に示
す車速−導通率パターンを書き込んである。図３は標準
パターン（一般平坦路用パターン）である。
【００１５】２０は走行状態通知部であって、本実施例
では、例えば、平坦道路用スイッチ２０Ａ、降坂道路ス
イッチ２０Ｂからなる。２２は３相交流発電機６の温度
を計測する温度センサであり、指令部（ＣＰＵ）１８は
当該温度センサ２２の検出値を設定値と比較する。
では、例えば、平坦道路用スイッチ２０Ａ、降坂道路ス
イッチ２０Ｂからなる。２２は３相交流発電機６の温度
を計測する温度センサであり、指令部（ＣＰＵ）１８は
当該温度センサ２２の検出値を設定値と比較する。
【００１６】車両が一般平坦路を走行している時に、ブ
レーキペダル４が踏み込まれると、指令部１９は車速度
検出ユニット１９から、現在の車速ｖを取り込み、車速
−導通率パターンから車速ｖに対応する導通率αを読み
出して、制御回路１７に対し、例えば、導通率α＝８０
％を指令する。制御回路１７は導通率α＝８０％になる
ようにチョッパ素子１７のＯＮ時間を制御し、界磁コイ
ル１２は、図４に示すようなパターンの界磁電流が流
れ、制動が開始される。車速−導通率パターンは、車速
の所定速度範囲（この例では、２５Ｋｍ／ｈ〜５５Ｋｍ
／ｈ）においては界磁電流Ｉｆを一定とし、当該所定速
度範囲を超える車速では界磁電流を低減させるパターン
でとなっており、所定速度範囲では、制動トルクは一定
となる。
レーキペダル４が踏み込まれると、指令部１９は車速度
検出ユニット１９から、現在の車速ｖを取り込み、車速
−導通率パターンから車速ｖに対応する導通率αを読み
出して、制御回路１７に対し、例えば、導通率α＝８０
％を指令する。制御回路１７は導通率α＝８０％になる
ようにチョッパ素子１７のＯＮ時間を制御し、界磁コイ
ル１２は、図４に示すようなパターンの界磁電流が流
れ、制動が開始される。車速−導通率パターンは、車速
の所定速度範囲（この例では、２５Ｋｍ／ｈ〜５５Ｋｍ
／ｈ）においては界磁電流Ｉｆを一定とし、当該所定速
度範囲を超える車速では界磁電流を低減させるパターン
でとなっており、所定速度範囲では、制動トルクは一定
となる。
【００１７】車両が降坂道路の場合、降坂道路スイッチ
２０Ｂが投入されると、指令部（ＣＰＵ）１８は、上記
車速−導通率パターンに、ｘ1 ／１００を乗じた車速−
導通率パターンを演算して導通率αを指令し、界磁電流
を低減する。
２０Ｂが投入されると、指令部（ＣＰＵ）１８は、上記
車速−導通率パターンに、ｘ1 ／１００を乗じた車速−
導通率パターンを演算して導通率αを指令し、界磁電流
を低減する。
【００１８】また、指令部（ＣＰＵ）は、制動開始から
の時間を計測し、この時間が、所定時間を超えると、異
常過熱を防止するために、現在指令している導通率αを
所定の比率で低減する。
の時間を計測し、この時間が、所定時間を超えると、異
常過熱を防止するために、現在指令している導通率αを
所定の比率で低減する。
【００１９】また、指令部（ＣＰＵ）１８は温度センサ
２２の検出値が設定値を超えると、過熱状態にあると、
判定して、上記車速−導通率パターンに、ｘ2 ／１００
を乗じた車速−導通率パターンを演算して導通率αを指
令し、界磁電流を低減する。上記実施例では、降坂道路
時、図３の標準パターンから演算により導通率αを求め
ているが、降坂道路用の車速−導通率パターンを別途容
易し、降坂道路スイッチ２０Ｂが投入された場合、この
降坂道路用車速−導通率パターンを選択する構成として
もよい。
２２の検出値が設定値を超えると、過熱状態にあると、
判定して、上記車速−導通率パターンに、ｘ2 ／１００
を乗じた車速−導通率パターンを演算して導通率αを指
令し、界磁電流を低減する。上記実施例では、降坂道路
時、図３の標準パターンから演算により導通率αを求め
ているが、降坂道路用の車速−導通率パターンを別途容
易し、降坂道路スイッチ２０Ｂが投入された場合、この
降坂道路用車速−導通率パターンを選択する構成として
もよい。
【００２０】上記実施例では、走行状態通知部２０を運
転手操作のスイッチ構成で示しているが、指令部（ＣＰ
Ｕ）１８に、初期車速に基づき、平坦路であるか、降坂
路であるかを判定させるようにしてもよい。
転手操作のスイッチ構成で示しているが、指令部（ＣＰ
Ｕ）１８に、初期車速に基づき、平坦路であるか、降坂
路であるかを判定させるようにしてもよい。
【００２１】
【発明の効果】本発明は以上説明した通り、界磁電流
を、予め設定したパターンへ制御するので、簡単で安価
な回路構成により、種々の所望の制動パターンを容易に
得ることができ、運転手の負担を低減することができる
等の効果を発揮する。
を、予め設定したパターンへ制御するので、簡単で安価
な回路構成により、種々の所望の制動パターンを容易に
得ることができ、運転手の負担を低減することができる
等の効果を発揮する。
【図１】本発明の実施例の配置図である。
【図２】上記実施例の回路図である。
【図３】上記実施例で用いられる車速−導通率パターン
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図４】上記実施例における界磁電流パターンを示す図
である。
である。
１ エンジン ６ 発電機 ７ 抵抗器 ８ バッテリ １２ 界磁コイル １６ 界磁制御用のチョッパ素子 １７ 制御回路 １８ 車速検知ユニット １９ 指令部 ２０ 走行路状態通知部 ２０Ａ、２０Ｂ スイッチ ２２ 温度センサ
Claims (6)
- 【請求項１】 エンジン軸に連結される発電機からなる
車両用リターダにおいて、 界磁電流制御用のチョッパ素子を有し、当該チョッパ素
子の制御部には、車速−導通率パターンが予め設定さ
れ、上記制御部は、車両制動時、上記車速−導通率パタ
ーンから、車速検知ユニットの検出値に応じた導通率を
読み出し、当該導通率で上記チョッパ素子を制御するこ
とを特徴とする車両用リターダ。 - 【請求項２】 制御部は、走行路種別通知部を有すると
ともに走行路種別に応じた車速−導通率パターンが予め
設定され、制動時、上記走行路種別通知部からの走行路
種別信号に応じた車速−導通率パターンを選択し、車速
検知ユニットの検出値に応じた導通率を読み出し、当該
導通率で上記チョッパ素子を制御することを特徴とする
車両用リターダ。 - 【請求項３】 車速−導通率パターンは、車速の所定速
度範囲においては界磁電流を一定とし、当該所定速度範
囲を超える車速では界磁電流を低減させるパターンであ
ることを特徴とする請求項１または２記載の車両用リタ
ーダ。 - 【請求項４】 制御部は、制動動作が所定時間継続する
と、現在導通率を低減することを特徴とする請求項１ま
たは２記載の車両用リターダ。 - 【請求項５】 制御部は、発電機の温度が設定値に達す
ると、現在導通率を低減することを特徴とする請求項１
または２記載の車両用リターダ。 - 【請求項６】 エンジン軸の一部が発電機のロータ軸で
あるることを特徴とする請求項１または２記載の車両用
リターダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6954393A JPH06284508A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 車両用リターダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6954393A JPH06284508A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 車両用リターダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06284508A true JPH06284508A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13405745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6954393A Pending JPH06284508A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 車両用リターダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06284508A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012106661A (ja) * | 2010-11-18 | 2012-06-07 | Hino Motors Ltd | リターダの制御装置、車両およびリターダ制御方法、並びにプログラム |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP6954393A patent/JPH06284508A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012106661A (ja) * | 2010-11-18 | 2012-06-07 | Hino Motors Ltd | リターダの制御装置、車両およびリターダ制御方法、並びにプログラム |
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