JPH06284180A

JPH06284180A - 留守番電話装置

Info

Publication number: JPH06284180A
Application number: JP9042093A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiko Onozuka; 勝彦小野塚; Masakazu Oyamada; 昌和小山田
Original assignee: Tamura Electric Works Ltd
Current assignee: Tamura Electric Works Ltd
Priority date: 1993-03-26
Filing date: 1993-03-26
Publication date: 1994-10-07

Abstract

(57)【要約】【目的】定刻留守セット機能を有する留守番電話装置
において録音媒体が満杯時の無効な用件メッセージの伝
達を阻止する。【構成】定刻留守モード中に設定時刻になった時に、
録音された用件メッセージにより既に録音媒体が満杯に
なっている場合は、留守番モードへの移行を阻止する。
この結果、相手は発呼先が留守番モードではないことに
気づき、したがって無効な用件メッセージの伝達が阻止
される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、留守モード時に相手の
用件メッセージをテープ等に録音する留守番電話装置に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の留守番電話装置は、外出
する際に留守モードにセットすると、この留守モード中
に着信があれば、自動的に着信に応答すると共に応答メ
ッセージを送出し、これの送出後に相手の音声信号をテ
ープに録音するものとなっている。また、このような留
守番電話装置には、定刻留守セットと呼称される機能を
有しているものもあり、このような装置は予め留守にす
る時刻を設定すると、毎日この時間帯には留守モードと
なり、留守録動作を行うものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な留守番電話装置においては、一旦定刻留守セットが設
定されると、毎日この設定時間帯には自動的に留守番モ
ードに設定されるため、この間に用件メッセージがテー
プに順次記録され、この結果テープが用件メッセージで
満杯になっている場合及びテープの異常時には、応答メ
ッセージの送出により相手から用件メッセージが伝達さ
れてもこれが録音できず、したがって相手の用件メッセ
ージは無効となり、かつ扱い者はこれに気づかないとい
った問題があった。

【０００４】したがって本発明は、定刻留守セット機能
を有する留守番電話装置のテープが満杯時に無効な用件
メッセージの伝達を阻止することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、録音された用件メッセージにより録
音媒体（テープ）が満杯になっているか否かを検出する
検出手段と、この検出手段の検出出力に応じ留守番モー
ドへの移行を阻止する手段とを設けたものである。

【０００６】

【作用】定刻留守モード中に設定時刻になった時に、録
音された用件メッセージにより既に録音媒体が満杯にな
っている場合は、留守番モードへの移行が阻止される。
この結果、相手は発呼先が留守番モードではないことに
気づき、したがって無効な用件メッセージの伝達が阻止
される。

【０００７】

【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図３は本発明に係る留守番電話装置の一実施例を示
すブロック図である。同図において、１1 ，１2 はダイ
オードブリッジ、２1 ，２2 は回線Ｌ１，Ｌ２のループ
閉成及びダイヤル信号を出力するトランジスタ、３1 〜
３8 はコンデンサ、４1 ，４2 はフックスイッチ、５は
ダイヤル回路、６は通話回路、７は送話器、８は受話器
である。また、９はアンプ、１０は保留音発生回路、１
１はマイク、１２は用件メッセージ等を録音するテー
プ、１３はテープ１２に対しメッセージの録音再生を制
御する音声録再回路、１４は時計回路、１５は回線Ｌか
らのＤＴＭＦ信号を受信するＤＴＭＦレシーバである。
また、１６は表示回路、１７はダイヤルキー、１８は機
能キー、１９は着信信号を検出する１６ＨZ 検出回路、
２０はフォトカプラ、２１は以上の各部を制御するＣＰ
Ｕである。

【０００８】この留守番電話装置は、機能キー１８中の
留守キーが操作されると、留守番モードに設定されると
共に、着信が回線Ｌ１，Ｌ２へ到来すると、これがダイ
オードブリッジ１2 ，１６ＨZ 検出回路１９及びフォト
カプラ２０を介してＣＰＵ２１に伝達される。ＣＰＵ２
１は、留守番モード中に着信を検出した場合、ダイヤル
回路５を介してトランジスタ２2 ，２1 をオンすること
により、回線Ｌのループを閉成してこの着信に自動応答
すると共に、音声録再回路１３を制御してテープ１２の
所定の領域に記録された応答メッセージを再生し、アン
プ９及び通話回路６等からなる経路を介し、回線Ｌへ送
出する。そしてこの応答メッセージの送出に基づいて相
手の用件メッセージを上記と同様の経路で受信し、テー
プ１２の所定の領域へ録音する。

【０００９】また、この留守番電話装置には定刻留守セ
ットと呼ばれる機能が設けられており、機能キー１８及
びダイヤルキーの各操作により留守番モードの時間帯が
設定され、この場合、ＣＰＵ２１は時計回路１４から時
刻情報を読み出して留守番モードの時間帯になったか否
かを判断すると共に、設定時刻になると、自動的に上記
留守番モードを設定する。そして、上記したように留守
番モード中の着信に対しては、これに自動応答し、相手
の用件メッセージをテープ１２に順次録音すると共に、
この間にテープ１２が用件メッセージで満杯になった場
合及びテープ１２に異常が検出された場合には留守番モ
ードに移行せず、かつこの旨を報知するものとなってい
る。

【００１０】図１は、このような留守番電話装置内のＣ
ＰＵ２１の動作を示すフローチャートであり、テープ処
理動作を示している。即ち、ステップＳＴ１において
は、テープ１２の再生操作等の検出によりテープ１２の
内容を再生するか否かを判断し、これが「Ｙ」となる場
合は、ステップＳＴ２で再生処理を行う。また、テープ
１２の再生が「Ｎ」となる場合は、次にステップＳＴ３
でテープ１２の早送り操作等を検出してテープ１２を早
送りするか否かを判断し、これが「Ｙ」となる場合は、
ステップＳＴ４で早送り処理を行う。また、テープ１２
の早送りが「Ｎ」となる場合は、次に回線Ｌからの用件
メッセージをテープ１２へ録音する「録音？」をステッ
プＳＴ５で判断し、これが「Ｙ」となる場合はステップ
ＳＴ６で録音処理を行う。

【００１１】テープ１２のこのような再生，早送り及び
録音の各処理のうち何れかの処理が行われると、ステッ
プＳＴ７ではテープ１２の終端位置の検出判断、即ちテ
ープ１２が用件メッセージの録音等により満杯になって
いることを示す「テープエンド？」の検出判断を行う
（検出手段）と共に、ステップＳＴ８ではテープ１２の
停止操作の検出判断を行う。そして「テープエンド？」
の検出が「Ｙ」と判定された場合にはステップＳＴ９
で、内蔵するメモリにテープエンドフラグをセットする
と共に、ステップＳＴ１０へ移行してテープ１２の動作
を停止する。また、停止操作が検出されステップＳＴ８
の判定が「Ｙ」となる場合は、ステップＳＴ１０へ移行
して直ちにテープ１２の動作を停止する。

【００１２】また、テープ１２に対する再生，早送り及
び録音の何れでもなくステップＳＴ５で「Ｎ」と判定さ
れる場合は、テープ１２の卷き戻しを行うということ
で、ステップＳＴ１１で卷き戻し処理を行い、この場合
はステップＳＴ１２でテープエンドフラグをクリアす
る。そして、この卷き戻し処理により、ステップＳＴ１
３及びＳＴ１４でそれぞれテープ１２の先端位置である
「テープヘッド？」及びテープ１２の「停止操作」の各
検出判断を行い、何れかが検出されると、ステップＳＴ
１０へ移行して直ちにテープ１２の動作を停止する。

【００１３】次に図２は、上記留守番電話装置において
留守番モードに設定する場合のＣＰＵ２１の動作を示す
フローチャートである。即ち、機能キー１８中の留守モ
ード設定キーが操作されると、ステップＳＴ２０の判定
が「Ｙ」となり、この場合はステップＳＴ２１で留守番
モードに設定する留守セット処理を行い、続いてステッ
プＳＴ２２でその他の留守番処理を行い終了する。

【００１４】また、既に上記した定刻留守モードが設定
され、ステップＳＴ２３の「定刻留守セット中？」が
「Ｙ」と判定されると、ステップＳＴ２４へ移行し時計
回路１４から時刻情報を読み出し、この現在時刻が設定
された時刻になったか否かを判断する。そして現在時刻
が設定時刻になり、ステップＳＴ２４の判定が「Ｙ」と
なると、ステップＳＴ２５へ移行してテープエンドフラ
グが設定されているか否かを判定し、テープエンドフラ
グが設定されていなければ、ステップ２１でこの装置を
留守番モードに設定する。また、テープエンドフラグが
既に設定されていればテープ１２は用件メッセージで一
杯であり、新たな用件メッセージは録音不可能として留
守番モードを設定せず（留守番モードへの移行を阻止す
る手段）にステップＳＴ２２へ移行してその他の留守番
処理を行う。

【００１５】また、この装置に定刻留守モードがセット
されていない場合及び定刻留守モードがセットされてい
ても設定時刻になっていない場合には、ステップＳＴ２
３，ＳＴ２４の各判定が何れも「Ｎ」となり、これらの
場合は、ステップＳＴ２６へ移行し、機能キー１８中の
留守番モード解除キーの操作の検出判断を行う。そし
て、留守番モード解除キーの操作が検出されると、ステ
ップＳＴ２７で留守番モードを解除する留守解除処理を
行い、ステップＳＴ２２へ移行してその他の留守番処理
を行う。

【００１６】このように、テープ１２の再生，早送り及
び録音の何れかの処理によりテープ１２の終端位置を示
すテープエンドを検出した場合にはテープエンドフラグ
を設定すると共に、このテープエンドフラグの設定中に
は、定刻留守モード中に設定時刻になっても留守番モー
ドに移行させないようにしたものである。この結果、相
手は発呼先が留守番モードではないことに気づき、した
がって無効な用件メッセージの伝達を阻止できる。ま
た、このような場合には、表示回路１６へこの旨を表示
すると共にスピーカＳＰ１からトーン等を出力して扱い
者に報知する。したがって、扱い者はテープ１２が用件
メッセージで満杯になっていることに気づき、これの内
容を再生後、消去することにより、定刻留守モードの機
能を復旧することができる。

【００１７】なお、本実施例では、用件メッセージの録
音によりテープ１２が満杯になっている場合に留守番モ
ードへの移行を阻止するように構成したが、テープ１２
の異常を検出する手段を設けてテープ１２の異常が検出
された場合も同様に留守番モードへの移行を阻止するこ
とができる。また、本実施例では、テープ１２に用件メ
ッセージを録音する場合について説明したが、録音ＩＣ
等を用いても同様な効果を奏する。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定刻留守モード中に設定時刻になった場合に、録音され
た用件メッセージにより既に録音媒体が満杯になってい
るときには、留守番モードへの移行を阻止するようにし
たので、相手は発呼先が留守番モードではないことに気
づき、したがって無効な用件メッセージの伝達を阻止で
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る留守番電話装置のテープ処理時の
動作を示すフローチャートである。

【図２】上記装置における留守番モードの設定動作を示
すフローチャートである。

【図３】上記装置のブロック図である。

【符号の説明】

１２テープ（録音媒体）１３音声録再回路１４時計回路１６表示回路１７ダイヤルキー１８機能キー２１ＣＰＵＬ１，Ｌ２回線

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】指定された時刻になると留守番モードへ
移行する定刻留守設定機能を備えると共に、前記留守番
モード中に相手からの用件メッセージを録音する録音媒
体を備えた留守番電話装置において、録音された前記用件メッセージにより前記録音媒体が満
杯になっているか否かを検出する検出手段と、この検出
手段の検出出力に応じ前記留守番モードへの移行を阻止
する手段とを備えたことを特徴とする留守番電話装置。