JPH06283629A - 半導体装置及びその製造方法及びその製造用金型 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法及びその製造用金型Info
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- JPH06283629A JPH06283629A JP7976893A JP7976893A JPH06283629A JP H06283629 A JPH06283629 A JP H06283629A JP 7976893 A JP7976893 A JP 7976893A JP 7976893 A JP7976893 A JP 7976893A JP H06283629 A JPH06283629 A JP H06283629A
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、半導体素子を樹脂封止する構成の
半導体装置に関し、パッケージ割れの発生を防止するこ
とを目的とする。 【構成】 パッケージ29のサポートバー22とステー
ジ23との接続部分近傍に、少なくともサポートバー2
2の一部又はステージ23の一部まで達する一又は複数
の開口部30,42,52a,52Aa,52b,52
Ba,62,72,74,82a〜82c,83,9
2,93を設ける。
半導体装置に関し、パッケージ割れの発生を防止するこ
とを目的とする。 【構成】 パッケージ29のサポートバー22とステー
ジ23との接続部分近傍に、少なくともサポートバー2
2の一部又はステージ23の一部まで達する一又は複数
の開口部30,42,52a,52Aa,52b,52
Ba,62,72,74,82a〜82c,83,9
2,93を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子を樹脂封止
する構造の半導体装置、半導体装置の製造方法及び半導
体装置の製造用金型に関する。
する構造の半導体装置、半導体装置の製造方法及び半導
体装置の製造用金型に関する。
【0002】近年の半導体装置は小型化、薄型化が図ら
れており、これに伴い樹脂性パッケージの肉厚は薄くな
る傾向にある。これに伴い、パッケージの機能的強度は
低下し、実装時において熱印加時に発生する水蒸気によ
りパッケージに割れが発生するおそれがある。そこで、
熱ストレスに強く、熱印加時においてもパッケージ割れ
が発生しない半導体装置が望まれている。
れており、これに伴い樹脂性パッケージの肉厚は薄くな
る傾向にある。これに伴い、パッケージの機能的強度は
低下し、実装時において熱印加時に発生する水蒸気によ
りパッケージに割れが発生するおそれがある。そこで、
熱ストレスに強く、熱印加時においてもパッケージ割れ
が発生しない半導体装置が望まれている。
【0003】
【従来の技術】一般に半導体装置として、半導体素子を
リードフレームのステージ上にダイ付けし、半導体素子
のパッドとリードとをワイヤボンディングした後、樹脂
モールドすることによりパッケージを形成した構造のも
のが知られている。
リードフレームのステージ上にダイ付けし、半導体素子
のパッドとリードとをワイヤボンディングした後、樹脂
モールドすることによりパッケージを形成した構造のも
のが知られている。
【0004】この樹脂封止型の半導体装置では、室温に
放置しているとパッケージ自体が水分を吸収する。この
水分は半導体装置の基板実装時に行われる加熱処理によ
り水蒸気となる。この水蒸気圧は非常に大きな圧力であ
り、この水蒸気圧が直接ダイス付け層に加わると、ダイ
ス付け層に剥離が発生し、その部分を起因とするパッケ
ージ割れが発生してしまう。
放置しているとパッケージ自体が水分を吸収する。この
水分は半導体装置の基板実装時に行われる加熱処理によ
り水蒸気となる。この水蒸気圧は非常に大きな圧力であ
り、この水蒸気圧が直接ダイス付け層に加わると、ダイ
ス付け層に剥離が発生し、その部分を起因とするパッケ
ージ割れが発生してしまう。
【0005】従来、このダイス付け層の剥離およびその
部分を起因とするパッケージ割れを防止する手段として
は、リードフレームのサポートバー部に銀メッキ等をす
ることによって、この部分に剥離を生じさせて、ダイス
付け層の水蒸気の逃げ道をつくっていた。
部分を起因とするパッケージ割れを防止する手段として
は、リードフレームのサポートバー部に銀メッキ等をす
ることによって、この部分に剥離を生じさせて、ダイス
付け層の水蒸気の逃げ道をつくっていた。
【0006】また、他のパッケージ割れを防止する手段
として、特開昭60−208847号及び特開昭64−
53437号に提案されている如き手段が知られてい
る。
として、特開昭60−208847号及び特開昭64−
53437号に提案されている如き手段が知られてい
る。
【0007】特開昭60−208847号は、樹脂封止
型の半導体装置の裏面のモールド樹脂の中心部に穴を開
け、加熱に際してこの穴より水蒸気を逃がすものであ
る。
型の半導体装置の裏面のモールド樹脂の中心部に穴を開
け、加熱に際してこの穴より水蒸気を逃がすものであ
る。
【0008】ここで、図24に、このような穴を形成し
た半導体装置の構成図を示す。図24(A)において、
半導体装置11は、リードフレームのステージ12上に
半導体素子13がダイス付け層14を介してダイス付け
され、ワイヤ15によりリードとボンディングされる。
そして、封止樹脂16によりモールドするに際し、裏面
のモールド樹脂部の中央に穴17が形成される。この穴
17はステージ12の裏面の略中央まで連通する。この
ような半導体装置11を実装する場合、熱により生じた
パッケージ内の水蒸気が穴17を介して逃がされる。
た半導体装置の構成図を示す。図24(A)において、
半導体装置11は、リードフレームのステージ12上に
半導体素子13がダイス付け層14を介してダイス付け
され、ワイヤ15によりリードとボンディングされる。
そして、封止樹脂16によりモールドするに際し、裏面
のモールド樹脂部の中央に穴17が形成される。この穴
17はステージ12の裏面の略中央まで連通する。この
ような半導体装置11を実装する場合、熱により生じた
パッケージ内の水蒸気が穴17を介して逃がされる。
【0009】また、特開昭64−53437号は、SO
P(Small Outline Package)型の半導体装置の裏面のモ
ールド樹脂部にステージの裏面へ連通する穴が2箇所に
形成された構成の半導体装置を提案している。この様な
半導体装置を実装する場合、加熱時に発生する水蒸気が
2個の穴より逃がされる。
P(Small Outline Package)型の半導体装置の裏面のモ
ールド樹脂部にステージの裏面へ連通する穴が2箇所に
形成された構成の半導体装置を提案している。この様な
半導体装置を実装する場合、加熱時に発生する水蒸気が
2個の穴より逃がされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サポートバー
部に銀メッキ等を施して水蒸気を逃がす方法では、サポ
ートバー部が長く細い場合には水蒸気を充分逃がすこと
ができず、水蒸気圧によってダイス付け層の剥離及びそ
の部分を起因とするパッケージ割れが発生するという問
題があった。
部に銀メッキ等を施して水蒸気を逃がす方法では、サポ
ートバー部が長く細い場合には水蒸気を充分逃がすこと
ができず、水蒸気圧によってダイス付け層の剥離及びそ
の部分を起因とするパッケージ割れが発生するという問
題があった。
【0011】また、特開昭60−208847号の場合
は、図24(B)に示すように、ステージ12の角部分
にクラック18a,18bを生じてパッケージ割れが発
生してしまった。例えば、QFP(Quad Flat Package)
型の160ピンで裏面に直径3mmの穴17を形成した
半導体装置11を、温度85℃、湿度85%で72時間
放置し、実装時にパッケージ表面温度245℃の紫外線
リフロー炉中で加熱処理した場合、殆どのものについて
図24(B)に示すようなクラック18a,18bを生
じてしまった。
は、図24(B)に示すように、ステージ12の角部分
にクラック18a,18bを生じてパッケージ割れが発
生してしまった。例えば、QFP(Quad Flat Package)
型の160ピンで裏面に直径3mmの穴17を形成した
半導体装置11を、温度85℃、湿度85%で72時間
放置し、実装時にパッケージ表面温度245℃の紫外線
リフロー炉中で加熱処理した場合、殆どのものについて
図24(B)に示すようなクラック18a,18bを生
じてしまった。
【0012】従来は、水蒸気圧によって生じるダイス付
け層の剥離の進行のメカニズムが良くわかっていなかっ
た。又、同様に、ステージの下面と樹脂との剥離の進行
のメカニズムも良くわかっていなかった。このため、上
記各従来例では、水蒸気を逃す穴の位置については特別
な配慮はなされていなかった。しかし、後述するよう
に、穴の位置はどこでも良いわけではなく、穴の位置に
よっては水蒸気を充分逃すことができず、半導体装置の
加熱処理時にパッケージにクラックが生じることは避け
られなかった。
け層の剥離の進行のメカニズムが良くわかっていなかっ
た。又、同様に、ステージの下面と樹脂との剥離の進行
のメカニズムも良くわかっていなかった。このため、上
記各従来例では、水蒸気を逃す穴の位置については特別
な配慮はなされていなかった。しかし、後述するよう
に、穴の位置はどこでも良いわけではなく、穴の位置に
よっては水蒸気を充分逃すことができず、半導体装置の
加熱処理時にパッケージにクラックが生じることは避け
られなかった。
【0013】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、パッケージ割れの発生を防止する半導体装置、
その製造方法及びその製造用金型を提供することを目的
とする。
もので、パッケージ割れの発生を防止する半導体装置、
その製造方法及びその製造用金型を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は、サポートバ
ーにより支持され、上面及び下面を有するステージと、
前記ステージの上面に搭載された半導体素子と、前記サ
ポートバーと前記ステージと前記半導体素子とを樹脂封
止するパッケージとからなり、前記パッケージは、前記
サポートバーとステージとの接続部分近傍に、少なくと
も前記サポートバーの一部又は前記ステージの一部まで
達する一又は複数の開口部を有する請求項1項記載の半
導体装置により解決される。
ーにより支持され、上面及び下面を有するステージと、
前記ステージの上面に搭載された半導体素子と、前記サ
ポートバーと前記ステージと前記半導体素子とを樹脂封
止するパッケージとからなり、前記パッケージは、前記
サポートバーとステージとの接続部分近傍に、少なくと
も前記サポートバーの一部又は前記ステージの一部まで
達する一又は複数の開口部を有する請求項1項記載の半
導体装置により解決される。
【0015】又、請求項15の発明によれば、サポート
バーにより支持されたステージの上面に半導体素子が搭
載されて樹脂モールドされる半導体装置の製造方法にお
いて、前記ステージの下面全体が表出する凹部が形成さ
れるように樹脂モールドするステップと、前記凹部より
もその周囲が小さい樹脂個片を前記凹部に挿入固定する
ことで前記ステージの周囲に沿って前記ステージの下面
側に連通する溝を形成するステップとを有するように構
成する。
バーにより支持されたステージの上面に半導体素子が搭
載されて樹脂モールドされる半導体装置の製造方法にお
いて、前記ステージの下面全体が表出する凹部が形成さ
れるように樹脂モールドするステップと、前記凹部より
もその周囲が小さい樹脂個片を前記凹部に挿入固定する
ことで前記ステージの周囲に沿って前記ステージの下面
側に連通する溝を形成するステップとを有するように構
成する。
【0016】又、請求項16の発明によれば、キャビテ
ィを形成する凹部を有し、且つ、前記凹部の角部付近に
整列した複数の貫通孔を有する金型本体と、前記貫通孔
のうち任意の貫通孔内に抜去可能に挿入され前記凹部内
に突出する開口部形成用ピンと、残りの貫通孔に抜去可
能に挿入されてこれらの貫通孔を塞ぐ埋めピンとを有す
る金型を使用する半導体装置の製造方法であって、前記
複数の貫通孔のうちリードフレームのステージの大きさ
に対応する任意の貫通孔に開口部形成用ピンを挿入され
た金型を用意するステップと、この用意された金型を用
いてステージ上に搭載されている半導体素子を樹脂モー
ルドするステップとを有するように構成する。
ィを形成する凹部を有し、且つ、前記凹部の角部付近に
整列した複数の貫通孔を有する金型本体と、前記貫通孔
のうち任意の貫通孔内に抜去可能に挿入され前記凹部内
に突出する開口部形成用ピンと、残りの貫通孔に抜去可
能に挿入されてこれらの貫通孔を塞ぐ埋めピンとを有す
る金型を使用する半導体装置の製造方法であって、前記
複数の貫通孔のうちリードフレームのステージの大きさ
に対応する任意の貫通孔に開口部形成用ピンを挿入され
た金型を用意するステップと、この用意された金型を用
いてステージ上に搭載されている半導体素子を樹脂モー
ルドするステップとを有するように構成する。
【0017】更に、請求項17の発明によれば、キャビ
ティを形成する凹部を有し、且つ、前記凹部の角部付近
に整列した複数の貫通孔を有する金型本体と、前記貫通
孔のうち任意の貫通孔内に抜去可能に挿入され前記凹部
(106)内に突出した開口部形成用ピンと、残りの貫
通孔に抜去可能に挿入されてこれらの貫通孔を塞ぐ埋め
ピンとからなり、前記複数の貫通孔のうちリードフレー
ムのステージの大きさに対応する位置の貫通孔に上記開
口部形成用ピンが挿入されるように半導体装置成形用金
型を構成する。
ティを形成する凹部を有し、且つ、前記凹部の角部付近
に整列した複数の貫通孔を有する金型本体と、前記貫通
孔のうち任意の貫通孔内に抜去可能に挿入され前記凹部
(106)内に突出した開口部形成用ピンと、残りの貫
通孔に抜去可能に挿入されてこれらの貫通孔を塞ぐ埋め
ピンとからなり、前記複数の貫通孔のうちリードフレー
ムのステージの大きさに対応する位置の貫通孔に上記開
口部形成用ピンが挿入されるように半導体装置成形用金
型を構成する。
【0018】
【作用】上述のように、請求項1項の発明によれば、開
口部はサポートバーとステージとの接続部分近傍に設け
られている。従って、半導体装置の基板実装時の加熱に
より熱ストレスが上記接続部分近傍に集中しても、パッ
ケージ内の水蒸気がこの接続部分近傍のダイス付け層に
集中することはなく開口部を介して排出される。これに
より、半導体装置の基板実装時に発生する水蒸気の圧力
がダイス付け層に印加されても、ダイス付け層に剥離が
生じることはなく、これを起因とするパッケージ割れの
発生を防止することが可能となる。
口部はサポートバーとステージとの接続部分近傍に設け
られている。従って、半導体装置の基板実装時の加熱に
より熱ストレスが上記接続部分近傍に集中しても、パッ
ケージ内の水蒸気がこの接続部分近傍のダイス付け層に
集中することはなく開口部を介して排出される。これに
より、半導体装置の基板実装時に発生する水蒸気の圧力
がダイス付け層に印加されても、ダイス付け層に剥離が
生じることはなく、これを起因とするパッケージ割れの
発生を防止することが可能となる。
【0019】又、請求項15項の発明によれば、上記開
口部を簡単な工程で形成することができ、樹脂個片を放
熱部材として形成することも可能である。
口部を簡単な工程で形成することができ、樹脂個片を放
熱部材として形成することも可能である。
【0020】更に、請求項16項及び17項の発明によ
れば、一つの金型で複数種類のリードフレームに対応す
ることができ、リードフレーム毎に専用の金型を用意す
る場合に比べて金型に要する費用を大幅に低減すること
が可能となり、この結果半導体装置の製造コストを低減
することができる。
れば、一つの金型で複数種類のリードフレームに対応す
ることができ、リードフレーム毎に専用の金型を用意す
る場合に比べて金型に要する費用を大幅に低減すること
が可能となり、この結果半導体装置の製造コストを低減
することができる。
【0021】
【実施例】図1に、本発明になる半導体装置の第1の実
施例を示す。
施例を示す。
【0022】図1(A)は半導体装置の断面図、図1
(B)は平面図、図1(C)は内部平面概略図である。
(B)は平面図、図1(C)は内部平面概略図である。
【0023】図1(A)〜(C)において、半導体装置
21は、フレーム(図示せず)に4本のサポートバー2
2によりステージ23が支持されており、このステージ
23の周囲には、例えば160本のリード24が配置さ
れる。ステージ23上には、半導体素子25が銀ペース
ト等でダイス付けされ、半導体素子25のパッドとリー
ド24との間でワイヤ26によりボンディングが行われ
る。半導体素子25とステージ23との間にはダイス付
け層27が介在する。
21は、フレーム(図示せず)に4本のサポートバー2
2によりステージ23が支持されており、このステージ
23の周囲には、例えば160本のリード24が配置さ
れる。ステージ23上には、半導体素子25が銀ペース
ト等でダイス付けされ、半導体素子25のパッドとリー
ド24との間でワイヤ26によりボンディングが行われ
る。半導体素子25とステージ23との間にはダイス付
け層27が介在する。
【0024】そして、ステージ23、半導体素子25、
ワイヤ等はモールド樹脂28によりモールドされ、例え
ば28mm□のパッケージ29が形成される。このと
き、パッケージ29の樹脂部分に、ステージ23の半導
体素子25の搭載側方向であって、サポートバー22と
の付け根部分であるステージ23の角部分を連通する4
個の第1の開口部30が形成される。
ワイヤ等はモールド樹脂28によりモールドされ、例え
ば28mm□のパッケージ29が形成される。このと
き、パッケージ29の樹脂部分に、ステージ23の半導
体素子25の搭載側方向であって、サポートバー22と
の付け根部分であるステージ23の角部分を連通する4
個の第1の開口部30が形成される。
【0025】なお、パッケージ29の側部より表出する
リード24の部分はL字状に折曲される。すなわち、上
述の半導体装置21は、QFP表面実装型のものであ
る。
リード24の部分はL字状に折曲される。すなわち、上
述の半導体装置21は、QFP表面実装型のものであ
る。
【0026】このような半導体装置21は、実装基板に
リフロー炉で実装される際、例えば245℃で加熱され
る。このとき、パッケージ29内に侵入している水分が
水蒸気となり、この水蒸気が第1の開口部30より排出
される。
リフロー炉で実装される際、例えば245℃で加熱され
る。このとき、パッケージ29内に侵入している水分が
水蒸気となり、この水蒸気が第1の開口部30より排出
される。
【0027】従来は、前述の如く、水蒸気圧によって生
じるダイス付け層の剥離の進行のメカニズム及びステー
ジ下面と樹脂との剥離の進行のメカニズムは良くわかっ
ていなかった。このため、従来例では、水蒸気を逃す穴
の位置については特別な配慮はなされていなかった。そ
こで、本発明者らは、実験により水蒸気圧によって生じ
るステージ下面と樹脂との剥離の進行のメカニズムを調
べた。図2は、その実験結果を示す平面図である。実験
は、図24に示した従来例とほぼ同じであるが、穴17
のない半導体装置11について行った。図2中、説明の
便宜上、図24と同一部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。半導体装置11を245℃以上で10秒
間加熱処理することにより、半導体装置11の基板実装
時の実装条件を模擬した。
じるダイス付け層の剥離の進行のメカニズム及びステー
ジ下面と樹脂との剥離の進行のメカニズムは良くわかっ
ていなかった。このため、従来例では、水蒸気を逃す穴
の位置については特別な配慮はなされていなかった。そ
こで、本発明者らは、実験により水蒸気圧によって生じ
るステージ下面と樹脂との剥離の進行のメカニズムを調
べた。図2は、その実験結果を示す平面図である。実験
は、図24に示した従来例とほぼ同じであるが、穴17
のない半導体装置11について行った。図2中、説明の
便宜上、図24と同一部分には同一符号を付し、その説
明は省略する。半導体装置11を245℃以上で10秒
間加熱処理することにより、半導体装置11の基板実装
時の実装条件を模擬した。
【0028】この結果、温度85℃、湿度85%の条件
下に12時間放置されていた半導体装置11を上記条件
下で加熱処理すると、図2(A)にハッチングで示す如
く、サポートバーとステージ12の角部との接続部分で
ステージ12の下面と樹脂との剥離が生じることが確認
された。また、上記温度及び湿度下で24時間放置され
ていた半導体装置11を上記条件下で加熱処理すると、
図2(B)にハッチングで示す如く、図2(A)に示す
部分に加えてステージ12の周辺部分でもステージ12
の下面と樹脂との剥離が生じることが確認された。更
に、上記温度及び湿度下で48時間放置されていた半導
体装置11を上記条件下で加熱処理すると、図2(C)
にハッチングで示す如く、図2(B)に示す部分に加え
てステージ12の中心部分でも、すなわち、ステージ1
2のほぼ全域で、ステージ12の下面と樹脂との剥離が
生じることが確認された。
下に12時間放置されていた半導体装置11を上記条件
下で加熱処理すると、図2(A)にハッチングで示す如
く、サポートバーとステージ12の角部との接続部分で
ステージ12の下面と樹脂との剥離が生じることが確認
された。また、上記温度及び湿度下で24時間放置され
ていた半導体装置11を上記条件下で加熱処理すると、
図2(B)にハッチングで示す如く、図2(A)に示す
部分に加えてステージ12の周辺部分でもステージ12
の下面と樹脂との剥離が生じることが確認された。更
に、上記温度及び湿度下で48時間放置されていた半導
体装置11を上記条件下で加熱処理すると、図2(C)
にハッチングで示す如く、図2(B)に示す部分に加え
てステージ12の中心部分でも、すなわち、ステージ1
2のほぼ全域で、ステージ12の下面と樹脂との剥離が
生じることが確認された。
【0029】上記実験結果から、パッケージに設ける穴
の位置はどこでも良いわけではなく、穴の位置によって
は水蒸気を充分逃すことはできないことがわかった。つ
まり、穴の位置によっては半導体装置の加熱処理時にパ
ッケージにクラックが生じることは避けられないことが
確認された。例えば図24(B)に示す従来例の場合、
ステージ12の裏面中央部分に形成される穴17では、
特にQFP等の大型のパッケージになると、図2(A)
に示す如きクラック発生の応力が集中するステージ12
の角部分より発生した水蒸気の導出経路が長くなるため
にパッケージにクラックが発生し易くなることがわかっ
た。これらの実験結果から、ダイス付け層14の剥離も
ステージ12の下面と樹脂との剥離と同様に発生すると
考えられる。
の位置はどこでも良いわけではなく、穴の位置によって
は水蒸気を充分逃すことはできないことがわかった。つ
まり、穴の位置によっては半導体装置の加熱処理時にパ
ッケージにクラックが生じることは避けられないことが
確認された。例えば図24(B)に示す従来例の場合、
ステージ12の裏面中央部分に形成される穴17では、
特にQFP等の大型のパッケージになると、図2(A)
に示す如きクラック発生の応力が集中するステージ12
の角部分より発生した水蒸気の導出経路が長くなるため
にパッケージにクラックが発生し易くなることがわかっ
た。これらの実験結果から、ダイス付け層14の剥離も
ステージ12の下面と樹脂との剥離と同様に発生すると
考えられる。
【0030】図2から明らかなように、熱ストレスによ
るパッケージ29への応力はステージ23の角部分及び
サポートバーのステージ23との接続部分で最大とな
る。しかし、本実施例ではステージ23の角部分で4個
の第1の開口部30を設けて水蒸気を効率良く排出して
いるので、ダイス付け層27の剥離を確実に防止するこ
とができる。すなわち、第1の開口部30をステージ2
3の角部分で、しかもダイス付け層27と同一面上に連
通させることで、ダイス付け層27の剥離に起因するパ
ッケージ割れの発生を防止することができる。又、ステ
ージ29の下面の角部分に連通する開口部をパッケージ
29に形成することにより、ステージ23の下面とパッ
ケージ29との剥離を同様に防止することができること
がわかる。
るパッケージ29への応力はステージ23の角部分及び
サポートバーのステージ23との接続部分で最大とな
る。しかし、本実施例ではステージ23の角部分で4個
の第1の開口部30を設けて水蒸気を効率良く排出して
いるので、ダイス付け層27の剥離を確実に防止するこ
とができる。すなわち、第1の開口部30をステージ2
3の角部分で、しかもダイス付け層27と同一面上に連
通させることで、ダイス付け層27の剥離に起因するパ
ッケージ割れの発生を防止することができる。又、ステ
ージ29の下面の角部分に連通する開口部をパッケージ
29に形成することにより、ステージ23の下面とパッ
ケージ29との剥離を同様に防止することができること
がわかる。
【0031】なお、図2の実験結果より、水蒸気排出用
の開口部は、好ましくはステージの角部分近傍又はサポ
ートバーのステージとの接続部分近傍に設けると最も効
果的であることがわかる。
の開口部は、好ましくはステージの角部分近傍又はサポ
ートバーのステージとの接続部分近傍に設けると最も効
果的であることがわかる。
【0032】図3は、本発明になる半導体装置の製造方
法の第1実施例を説明するための図である。図3(A)
は金型の概略構成図、図3(B)は上金型の概略構成図
である。本製造方法の実施例おいては、図1に示す半導
体装置21を製造する。
法の第1実施例を説明するための図である。図3(A)
は金型の概略構成図、図3(B)は上金型の概略構成図
である。本製造方法の実施例おいては、図1に示す半導
体装置21を製造する。
【0033】図3(A),(B)において、金型31は
上金型31aと下金型31bとにより構成され、樹脂モ
ールドを行うためのキャビティ32を形成する。上金型
31aのキャビティ32を形成する凹部33内には4個
の突起部34が設けられる。なお、金型31におけるゲ
ートやインジェクタピン等の図示は省略する。
上金型31aと下金型31bとにより構成され、樹脂モ
ールドを行うためのキャビティ32を形成する。上金型
31aのキャビティ32を形成する凹部33内には4個
の突起部34が設けられる。なお、金型31におけるゲ
ートやインジェクタピン等の図示は省略する。
【0034】下金型31bに、ステージ23に半導体素
子25がダイス付けされてワイヤボンディングされたリ
ードフレームをセットし、上金型31aによりクランプ
する。この状態で、上金型31aの突起部34の先端
は、ステージ23の角部分に当接する。そして、モール
ド樹脂28を注入することで、突起部34により図1に
おける第1の開口部30を形成する。なお、突起部34
は、インデックスピンの形状を変更したりすることによ
り、その高さをステージ23の角部分に当接するか、接
しない程度にしたものとすることもできる。
子25がダイス付けされてワイヤボンディングされたリ
ードフレームをセットし、上金型31aによりクランプ
する。この状態で、上金型31aの突起部34の先端
は、ステージ23の角部分に当接する。そして、モール
ド樹脂28を注入することで、突起部34により図1に
おける第1の開口部30を形成する。なお、突起部34
は、インデックスピンの形状を変更したりすることによ
り、その高さをステージ23の角部分に当接するか、接
しない程度にしたものとすることもできる。
【0035】次に、図4に、本発明になる半導体装置の
第2実施例の断面構成図を示す。図4及び後述する図5
及び図6において、図2と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。図4の半導体装置41は、図
1の半導体装置21における第1の開口部30の他に、
パッケージ29の裏面方向にステージ23の裏面の角部
分に連通する4個の第2の開口部42を有する。これに
より、半導体装置41の基板への実装時にステージ23
の半導体素子25の搭載面及び裏面の両方から、ダイス
付け層27に集中した水蒸気を排出させることができる
ものである。
第2実施例の断面構成図を示す。図4及び後述する図5
及び図6において、図2と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。図4の半導体装置41は、図
1の半導体装置21における第1の開口部30の他に、
パッケージ29の裏面方向にステージ23の裏面の角部
分に連通する4個の第2の開口部42を有する。これに
より、半導体装置41の基板への実装時にステージ23
の半導体素子25の搭載面及び裏面の両方から、ダイス
付け層27に集中した水蒸気を排出させることができる
ものである。
【0036】次に、図5に、本発明になる半導体装置の
第3実施例の構成図を示す。図5(A)は図5(B)の
A−A断面図、図5(B)は平面図、図5(C)は内部
平面概略図である。図5(A)〜(C)において、半導
体装置51Aは、ステージ23に半導体素子25を搭載
してモールド樹脂28によりパッケージ29を形成する
際、サポートバー22の、半導体素子25の搭載側に連
通する4個の第3の開口部52aを形成したものであ
る。
第3実施例の構成図を示す。図5(A)は図5(B)の
A−A断面図、図5(B)は平面図、図5(C)は内部
平面概略図である。図5(A)〜(C)において、半導
体装置51Aは、ステージ23に半導体素子25を搭載
してモールド樹脂28によりパッケージ29を形成する
際、サポートバー22の、半導体素子25の搭載側に連
通する4個の第3の開口部52aを形成したものであ
る。
【0037】従って、半導体装置51Aの実装時に、ダ
イス付け層27に集中した水蒸気がサポートバー22を
通り、第3の開口部52aより排出される。これによ
り、ダイス付け層27の剥離を防止することができ、剥
離に起因するパッケージ割れの発生を防止することがで
きる。
イス付け層27に集中した水蒸気がサポートバー22を
通り、第3の開口部52aより排出される。これによ
り、ダイス付け層27の剥離を防止することができ、剥
離に起因するパッケージ割れの発生を防止することがで
きる。
【0038】また、図6に、本発明になる半導体装置の
第4実施例の構成図を示す。図6(A)は図6(B)の
B−B断面図、図6(B)は裏面図、図6(C)は内部
裏面概略図である。 図6(A)〜(C)において、半
導体装置51Bは、図5(A)〜(C)に示す半導体装
置51Aの第3の開口部52aの代りに、サポートバー
22の、半導体素子25の搭載反対側に連通する4個の
第3の開口部52bを形成したものである。
第4実施例の構成図を示す。図6(A)は図6(B)の
B−B断面図、図6(B)は裏面図、図6(C)は内部
裏面概略図である。 図6(A)〜(C)において、半
導体装置51Bは、図5(A)〜(C)に示す半導体装
置51Aの第3の開口部52aの代りに、サポートバー
22の、半導体素子25の搭載反対側に連通する4個の
第3の開口部52bを形成したものである。
【0039】従って、図5と同様に、半導体装置51B
の実装時に、ダイス付け層27に集中した水蒸気がサポ
ートバー22を通り、第3の開口部52aより排出され
る。これにより、ダイス付け層27の剥離を防止するこ
とができ、剥離に起因するパッケージ割れの発生を防止
することができるものである。
の実装時に、ダイス付け層27に集中した水蒸気がサポ
ートバー22を通り、第3の開口部52aより排出され
る。これにより、ダイス付け層27の剥離を防止するこ
とができ、剥離に起因するパッケージ割れの発生を防止
することができるものである。
【0040】図7は、本発明になる半導体装置の第5実
施例の断面図を示す。同図中、図5及び図6と同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。
施例の断面図を示す。同図中、図5及び図6と同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0041】本半導体装置の実施例では、半導体装置5
1Cに第3の開口部52a,52bが共に設けられてい
る。このため、図5または図6の場合に比べて第3の開
口部52a,52bを介してより効率的に水蒸気を排出
することができる。
1Cに第3の開口部52a,52bが共に設けられてい
る。このため、図5または図6の場合に比べて第3の開
口部52a,52bを介してより効率的に水蒸気を排出
することができる。
【0042】次に、図8に、本発明になる半導体装置の
第6実施例の構成図を示す。図8(A)は断面図、図8
(B)は平面図、図8(C)はリードフレームの部分概
略図である。図8(A)〜(C)において、半導体装置
61は、ステージ23に半導体素子25を搭載してモー
ルド樹脂28によりパッケージ29を形成する際、サポ
ートバー22の、半導体素子25の搭載側に連通する4
本の溝62をサポートバー22に沿って形成したもので
ある。すなわち、図5における第3の開口部52aの代
りに溝62を形成したものである。
第6実施例の構成図を示す。図8(A)は断面図、図8
(B)は平面図、図8(C)はリードフレームの部分概
略図である。図8(A)〜(C)において、半導体装置
61は、ステージ23に半導体素子25を搭載してモー
ルド樹脂28によりパッケージ29を形成する際、サポ
ートバー22の、半導体素子25の搭載側に連通する4
本の溝62をサポートバー22に沿って形成したもので
ある。すなわち、図5における第3の開口部52aの代
りに溝62を形成したものである。
【0043】従って、図5と同様に、半導体装置61の
実装時に、ダイス付け層27に集中した水蒸気がサポー
トバー22を通り溝62より排出される。これにより、
ダイス付け層27の剥離を防止することができ、剥離に
起因するパッケージ割れの発生を防止することができる
ものである。
実装時に、ダイス付け層27に集中した水蒸気がサポー
トバー22を通り溝62より排出される。これにより、
ダイス付け層27の剥離を防止することができ、剥離に
起因するパッケージ割れの発生を防止することができる
ものである。
【0044】なお、図8では溝62をステージ23の半
導体素子25の搭載側に形成した場合を示しているが、
その反対側であるパッケージ29の裏面に形成してもよ
く、また、両側に、つまりパッケージ29の表面及び裏
面に形成してもよい。
導体素子25の搭載側に形成した場合を示しているが、
その反対側であるパッケージ29の裏面に形成してもよ
く、また、両側に、つまりパッケージ29の表面及び裏
面に形成してもよい。
【0045】次に、図9に、本発明になる半導体装置の
第7〜9実施例の構成図を示す。図9(A)〜(C)
は、リードフレームのサポートバー及びステージを示し
た概略図である。
第7〜9実施例の構成図を示す。図9(A)〜(C)
は、リードフレームのサポートバー及びステージを示し
た概略図である。
【0046】図9(A)に示す半導体装置の第7実施例
では、ステージ23の角部分におけるサポートバー22
の連結される部分に幅広部71を一体的に形成し、幅広
部71に対応する大きさの断面形状の開口図72を形成
している。この開口部72は図1における第1の開口部
30に相当する。
では、ステージ23の角部分におけるサポートバー22
の連結される部分に幅広部71を一体的に形成し、幅広
部71に対応する大きさの断面形状の開口図72を形成
している。この開口部72は図1における第1の開口部
30に相当する。
【0047】図1におけるステージ23上に半導体素子
25を搭載した場合、ステージ23の端部と半導体素子
25の端部との距離は数百μm程度であり、図1の第1
の開口部30は数百μmの幅で略だ円形状に形成される
が、図9(A)に示す開口部72は断面面積をその2〜
3倍程度の大きさにすることができる。すなわち、開口
部72の断面を大きくすることにより、半導体装置の実
装の際により効率的に水蒸気を排出することができる。
このことは、後述する図9(B),(C)においても同
様である。なお、開口部72を、ステージ23の面の角
部分に設けると、図4における第2の開口部42に相当
させることができる。
25を搭載した場合、ステージ23の端部と半導体素子
25の端部との距離は数百μm程度であり、図1の第1
の開口部30は数百μmの幅で略だ円形状に形成される
が、図9(A)に示す開口部72は断面面積をその2〜
3倍程度の大きさにすることができる。すなわち、開口
部72の断面を大きくすることにより、半導体装置の実
装の際により効率的に水蒸気を排出することができる。
このことは、後述する図9(B),(C)においても同
様である。なお、開口部72を、ステージ23の面の角
部分に設けると、図4における第2の開口部42に相当
させることができる。
【0048】また、図9(B)に示す半導体装置の第8
実施例では、例えば幅0.2mmのサポートバー22の
一部に例えば幅0.4mmの幅広部73を一体的に形成
し、この幅広部73に対応させて開口部74を形成して
いる。この幅広部73を図9(B)のようにステージ2
3の半導体素子25の搭載側に形成すれば、図5の第3
開口部52aに相当し、反対側に形成すれば図6の第3
の開口部52bに相当する。
実施例では、例えば幅0.2mmのサポートバー22の
一部に例えば幅0.4mmの幅広部73を一体的に形成
し、この幅広部73に対応させて開口部74を形成して
いる。この幅広部73を図9(B)のようにステージ2
3の半導体素子25の搭載側に形成すれば、図5の第3
開口部52aに相当し、反対側に形成すれば図6の第3
の開口部52bに相当する。
【0049】さらに、図9(C)に示す半導体装置の第
9実施例では、サポートバー75を前述のサポートバー
22より全体的に幅広な例えば幅0.4mmに形成して
おり、この幅に対応させて図9(B)と同様の開口部7
4を形成している。
9実施例では、サポートバー75を前述のサポートバー
22より全体的に幅広な例えば幅0.4mmに形成して
おり、この幅に対応させて図9(B)と同様の開口部7
4を形成している。
【0050】図9(B),(C)に示す半導体装置の実
施例は、特に半導体装置のピン数が少ない場合に有効で
ある。
施例は、特に半導体装置のピン数が少ない場合に有効で
ある。
【0051】なお、図1及び図4に示すステージ23の
角部分に形成する第1及び第2の開口部30,42と、
図5〜図9に示すサポートバー22,75に形成する第
3の開口部52a,52b、開口部72,74又は溝6
2とを適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。
角部分に形成する第1及び第2の開口部30,42と、
図5〜図9に示すサポートバー22,75に形成する第
3の開口部52a,52b、開口部72,74又は溝6
2とを適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。
【0052】また、上述の第1及び第2の開口部30,
42、第3の開口部52a,52b並びに開口部72,
74の断面形状をだ円形状として示しているが、円形状
などの他の形状でもよく、また、ステージ又はサポート
バーに向かうに従いその長手方向上細くなるテーパ形状
に形成してもよい。このテーパ形状は、第6の実施例に
おける溝62においても同様である。
42、第3の開口部52a,52b並びに開口部72,
74の断面形状をだ円形状として示しているが、円形状
などの他の形状でもよく、また、ステージ又はサポート
バーに向かうに従いその長手方向上細くなるテーパ形状
に形成してもよい。このテーパ形状は、第6の実施例に
おける溝62においても同様である。
【0053】次に、図10に本発明になる半導体装置の
第10実施例の構成図を示し、図11に図10の開口部
の断面図を示す。
第10実施例の構成図を示し、図11に図10の開口部
の断面図を示す。
【0054】図10(A)に半導体装置の第10実施例
の平面図を示し、図10(B)に従来の半導体装置の平
面図を比較用として示す。図10(A)において、半導
体装置81は、その平面上、パッケージ29の四隅に、
図示しないパッケージ29内のステージの四隅又はサポ
ートバー上に連通する開口部82a〜82c,83が形
成されている。この開口部82a〜82cは、図11
(A)に示すように、逆円錐状のテーパ形状を有し、パ
ッケージ表面では段差部分により2段構成を有する。ま
た、開口部83は、図11(B)に示すように、逆円錐
状のテーパ形状を有し、開口部82a〜82cと異なり
段差部分を有さない。
の平面図を示し、図10(B)に従来の半導体装置の平
面図を比較用として示す。図10(A)において、半導
体装置81は、その平面上、パッケージ29の四隅に、
図示しないパッケージ29内のステージの四隅又はサポ
ートバー上に連通する開口部82a〜82c,83が形
成されている。この開口部82a〜82cは、図11
(A)に示すように、逆円錐状のテーパ形状を有し、パ
ッケージ表面では段差部分により2段構成を有する。ま
た、開口部83は、図11(B)に示すように、逆円錐
状のテーパ形状を有し、開口部82a〜82cと異なり
段差部分を有さない。
【0055】ところで、図10(B)に示すように、従
来の半導体装置11のパッケージ16の表面は、リード
の第1のピンを示すためのインデックスマーク19が形
成されるのが一般的であり、モールド時に金型より分離
した際生じるイジェクタマーク20a,20bとを区分
するめにその大きさを異ならせている。
来の半導体装置11のパッケージ16の表面は、リード
の第1のピンを示すためのインデックスマーク19が形
成されるのが一般的であり、モールド時に金型より分離
した際生じるイジェクタマーク20a,20bとを区分
するめにその大きさを異ならせている。
【0056】これに対して、本実施例では、図10
(A)のように平面円形状に開口部をパッケージ29の
四隅形成した場合、開口部83をインデックスマークと
共用させることができ、その平面形状で他の開口部82
a〜82cと区別を行うことができる。なお、開口部8
2a〜82cと開口部83とは、パッケージを上から見
た際に形状が異なって見えれば良く、開口部83自体の
断面形状が開口部82a〜82cの断面形状と異なって
いても良い。
(A)のように平面円形状に開口部をパッケージ29の
四隅形成した場合、開口部83をインデックスマークと
共用させることができ、その平面形状で他の開口部82
a〜82cと区別を行うことができる。なお、開口部8
2a〜82cと開口部83とは、パッケージを上から見
た際に形状が異なって見えれば良く、開口部83自体の
断面形状が開口部82a〜82cの断面形状と異なって
いても良い。
【0057】次に、図12に、本発明になる半導体装置
の第11実施例の構成図を示す。図12(A)は断面
図、図12(B)は裏面図である。
の第11実施例の構成図を示す。図12(A)は断面
図、図12(B)は裏面図である。
【0058】図12(A),(B)において、半導体装
置91Aは、ステージ23に半導体素子25を搭載して
モールド樹脂28によりパッケージ29を形成する際、
ステージ23の全周囲部分に半導体素子25の搭載され
る側とは反対側に連通する長方形の溝92が形成されて
いる。この溝92は、モールド樹脂28aと樹脂個片2
8bとを組み合わせることで形成される。従って、半導
体装置91Aの実装時に、ダイス付け層27に集中した
水蒸気をその周囲全体から溝92により効率よく排出す
ることができる。
置91Aは、ステージ23に半導体素子25を搭載して
モールド樹脂28によりパッケージ29を形成する際、
ステージ23の全周囲部分に半導体素子25の搭載され
る側とは反対側に連通する長方形の溝92が形成されて
いる。この溝92は、モールド樹脂28aと樹脂個片2
8bとを組み合わせることで形成される。従って、半導
体装置91Aの実装時に、ダイス付け層27に集中した
水蒸気をその周囲全体から溝92により効率よく排出す
ることができる。
【0059】なお、モールド樹脂28aと樹脂個片28
bとは同一の樹脂にて形成する必要はなく、例えば樹脂
個片28bはモールド樹脂28aより放熱性の良い樹脂
で構成しても良い。この場合、樹脂個片28bは放熱部
材として機能する。
bとは同一の樹脂にて形成する必要はなく、例えば樹脂
個片28bはモールド樹脂28aより放熱性の良い樹脂
で構成しても良い。この場合、樹脂個片28bは放熱部
材として機能する。
【0060】次に、図13と共に本発明になる半導体装
置の製造方法の第2実施例を説明する。本製造方法の第
2実施例では、図12の半導体装置91Aを製造する。
置の製造方法の第2実施例を説明する。本製造方法の第
2実施例では、図12の半導体装置91Aを製造する。
【0061】図2の方法と同様に上金型及び下金型を用
いて、ステージ23に搭載された半導体素子25をモー
ルド樹脂28で覆ってパッケージ29を形成するが、第
1段階ではステージ23の裏面全体が表出するように凹
部94をモールド樹脂28aに形成する。そしてこの凹
部94より僅かに小さい樹脂個片28bを別に形成して
おく。この樹脂個片28bを、第2段階で図13中矢印
で示すようにモールド樹脂28aの凹部94に挿入して
ステージ23の裏面と接着させ固定することでパッケー
ジ29を完成される。このときにモールド樹脂28aと
樹脂個片28bとの間に溝62が形成される。
いて、ステージ23に搭載された半導体素子25をモー
ルド樹脂28で覆ってパッケージ29を形成するが、第
1段階ではステージ23の裏面全体が表出するように凹
部94をモールド樹脂28aに形成する。そしてこの凹
部94より僅かに小さい樹脂個片28bを別に形成して
おく。この樹脂個片28bを、第2段階で図13中矢印
で示すようにモールド樹脂28aの凹部94に挿入して
ステージ23の裏面と接着させ固定することでパッケー
ジ29を完成される。このときにモールド樹脂28aと
樹脂個片28bとの間に溝62が形成される。
【0062】このような製造方法であれば、水蒸気を排
出する溝を形成するための金型の突起部は不用になり、
特に幅の小さい溝を形成する場合に有利となる。
出する溝を形成するための金型の突起部は不用になり、
特に幅の小さい溝を形成する場合に有利となる。
【0063】なお、本実施例では樹脂個片28bを用い
たが、ステージ23と同様の金属等を用いることで半導
体装置の実装時にパッケージ下に働く応力を減少するこ
ともできる。
たが、ステージ23と同様の金属等を用いることで半導
体装置の実装時にパッケージ下に働く応力を減少するこ
ともできる。
【0064】次に、図14に本発明になる半導体装置の
第12実施例の構成図を示す。同図中、図12と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
第12実施例の構成図を示す。同図中、図12と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0065】図14の半導体装置91Bは、樹脂個片2
8bに複数の貫通穴93を設けたもので、図12の場合
よりさらに効率よく水蒸気を排出できるようにしたもの
である。
8bに複数の貫通穴93を設けたもので、図12の場合
よりさらに効率よく水蒸気を排出できるようにしたもの
である。
【0066】次に、図15に本発明になる半導体装置の
第13実施例の構成図を示す。同図中、図12と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
第13実施例の構成図を示す。同図中、図12と同一部
分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0067】図15の半導体装置91Cは、樹脂個片2
8bに接触するステージ23の裏面に複数の窪み95を
有し、樹脂個片28bとステージ23との密着力が向上
されている。次に、本発明になる半導体装置の成形用金
型の第1実施例について説明する。図16に示すよう
に、成形用金型100は、本実施例の要部をなす上金型
101と、下金型31bとよりなり、突き合わされてキ
ャビティ32を形成している。
8bに接触するステージ23の裏面に複数の窪み95を
有し、樹脂個片28bとステージ23との密着力が向上
されている。次に、本発明になる半導体装置の成形用金
型の第1実施例について説明する。図16に示すよう
に、成形用金型100は、本実施例の要部をなす上金型
101と、下金型31bとよりなり、突き合わされてキ
ャビティ32を形成している。
【0068】上金型101は、図17に併せて示すよう
に、上金型本体102と、開口部形成用ピン103と、
閉めピン104と、押え板105等よりなる。上金型本
体102は、キャビティ32を形成する矩形状の凹部1
06と、この凹部106と連通する複数の同じ径d1 の
貫通孔107とを有する。孔107は、凹部106の各
コーナ部108-1〜108-4に、リードフレーム120
をクランプしたときに、サポートバー22Aに対向する
凹部106の対角線109上に整列して所定のピッチp
で、例えば3個ずつ形成してある。凹部106のコーナ
に近い側より、孔107を符号107-1,107-2,1
07-3で示す。
に、上金型本体102と、開口部形成用ピン103と、
閉めピン104と、押え板105等よりなる。上金型本
体102は、キャビティ32を形成する矩形状の凹部1
06と、この凹部106と連通する複数の同じ径d1 の
貫通孔107とを有する。孔107は、凹部106の各
コーナ部108-1〜108-4に、リードフレーム120
をクランプしたときに、サポートバー22Aに対向する
凹部106の対角線109上に整列して所定のピッチp
で、例えば3個ずつ形成してある。凹部106のコーナ
に近い側より、孔107を符号107-1,107-2,1
07-3で示す。
【0069】ピン103,104は同じ径d2 を有す
る。径d1 ,d2 は共に適宜定めてあり、ピン103,
104は任意の孔107-1,107-2,107-3に対し
て挿入抜去可能である。ピン103,104は、共にピ
ン本体より太径の頭部103a,104aを有する。ピ
ン103は先端にテーパ部103bを有し、孔107に
挿入したときに、テーパ部103bが凹部106内に突
出する長さl1 を有する。ピン104は、長さl1 より
短い長さl2 を有し、孔107内に挿入したときに、先
端面104bが凹部106に臨み、凹部106の底面1
06aより0.1mm程度突出する。
る。径d1 ,d2 は共に適宜定めてあり、ピン103,
104は任意の孔107-1,107-2,107-3に対し
て挿入抜去可能である。ピン103,104は、共にピ
ン本体より太径の頭部103a,104aを有する。ピ
ン103は先端にテーパ部103bを有し、孔107に
挿入したときに、テーパ部103bが凹部106内に突
出する長さl1 を有する。ピン104は、長さl1 より
短い長さl2 を有し、孔107内に挿入したときに、先
端面104bが凹部106に臨み、凹部106の底面1
06aより0.1mm程度突出する。
【0070】次に、上記構成の成形用金型を使用した本
発明になる半導体装置の製造方法の第3実施例について
説明する。
発明になる半導体装置の製造方法の第3実施例について
説明する。
【0071】まず、図18に示す大きいサイズのステー
ジ23Aを有するリードフレーム120を使用する場合
について説明する。
ジ23Aを有するリードフレーム120を使用する場合
について説明する。
【0072】この場合には、上金型101を、図16及
び図17に示すようにセットアップする。即ち、ピン1
03を最もコーナー寄りの孔107-1に挿入し、ピン1
04を残りの孔107-2,107-3に挿入し、押え板1
05をボルト110により上金型本体102にねじ止め
し、頭部103a,104aを押えて、ピン103,1
04を上金型本体102に固定する。これにより、ピン
103のテーパ部103aが孔107-1より凹部106
内に突出し、ピン104の先端面104bが凹部106
の底面106aに臨んで孔107-2,107-3を塞いだ
状態となる。
び図17に示すようにセットアップする。即ち、ピン1
03を最もコーナー寄りの孔107-1に挿入し、ピン1
04を残りの孔107-2,107-3に挿入し、押え板1
05をボルト110により上金型本体102にねじ止め
し、頭部103a,104aを押えて、ピン103,1
04を上金型本体102に固定する。これにより、ピン
103のテーパ部103aが孔107-1より凹部106
内に突出し、ピン104の先端面104bが凹部106
の底面106aに臨んで孔107-2,107-3を塞いだ
状態となる。
【0073】次いで、ステージ23A上にこれに応じた
大きいサイズの半導体素子25Aがダイス付けされてワ
イヤボンディングされたリードフレーム120を、下金
型31b上にセットし、上記のようにセットアップした
上金型101Aをクランプする。これにより、ピン10
3のテーパ部103aが、サポートバー22のうち、ス
テージ23Aに近い部位に当接した状態となる。
大きいサイズの半導体素子25Aがダイス付けされてワ
イヤボンディングされたリードフレーム120を、下金
型31b上にセットし、上記のようにセットアップした
上金型101Aをクランプする。これにより、ピン10
3のテーパ部103aが、サポートバー22のうち、ス
テージ23Aに近い部位に当接した状態となる。
【0074】この状態で、モールド樹脂28を注入し
て、パッケージ29Aを樹脂成形する。
て、パッケージ29Aを樹脂成形する。
【0075】これにより、図19に示す半導体装置13
0が製造される。パッケージ29Aは、サポートバー2
2のうち、半導体素子25が搭載されたステージ23A
の同じ側の面であって、且つステージ23Aに近い位置
に、第3の開口部52Aaを有する。131はピン10
4によって形成された極く浅い凹部である。パッケージ
29Aの表面に凸部が形成されるのは避けるべきなの
で、ピン104を意図的にキャビディ32内に若干突出
させて固定しており、この結果上記の凹部131が形成
される。
0が製造される。パッケージ29Aは、サポートバー2
2のうち、半導体素子25が搭載されたステージ23A
の同じ側の面であって、且つステージ23Aに近い位置
に、第3の開口部52Aaを有する。131はピン10
4によって形成された極く浅い凹部である。パッケージ
29Aの表面に凸部が形成されるのは避けるべきなの
で、ピン104を意図的にキャビディ32内に若干突出
させて固定しており、この結果上記の凹部131が形成
される。
【0076】次に、図20に示す小さいサイズのステー
ジ23Bを有するリードフレーム140を使用する場合
について説明する。
ジ23Bを有するリードフレーム140を使用する場合
について説明する。
【0077】この場合には、上金型101を、図21及
び図22に示すように、セットアップし直す。即ち、ボ
ルト110をゆるめて押え板105を取り外し、ピン1
03とピン104を入れ換える。具体的には、ピン10
3と一部のピン104を孔107-1,107-2より引き
抜き、ピン103を孔107-2に挿入し、ピン104を
孔107-1に挿入し、押え板105をボルト110によ
り上金型本体102にねじ止めし、頭部103a,10
4aを押えて、ピン103,104を上金型本体102
に固定する。これにより、ピン103のテーパ部103
aが孔107-2より凹部106内に突出し、ピン104
の先端面104bが孔107-1,107-3を塞いだ状態
となる。以上により上金型101の再セットアップが完
了する。
び図22に示すように、セットアップし直す。即ち、ボ
ルト110をゆるめて押え板105を取り外し、ピン1
03とピン104を入れ換える。具体的には、ピン10
3と一部のピン104を孔107-1,107-2より引き
抜き、ピン103を孔107-2に挿入し、ピン104を
孔107-1に挿入し、押え板105をボルト110によ
り上金型本体102にねじ止めし、頭部103a,10
4aを押えて、ピン103,104を上金型本体102
に固定する。これにより、ピン103のテーパ部103
aが孔107-2より凹部106内に突出し、ピン104
の先端面104bが孔107-1,107-3を塞いだ状態
となる。以上により上金型101の再セットアップが完
了する。
【0078】次いで、ステージ23B上にこれに応じた
小さいサイズの半導体素子25Bがダイス付けされてワ
イヤボンディングされたリードフレーム140を、下金
型31b上にセットし、上記のようにセットアップした
上金型101Bをクランプする。これにより、ピン10
3のテーパ部103aが、サポートバー22のうち、ス
テージ23Bに近い部位に当接した状態となる。
小さいサイズの半導体素子25Bがダイス付けされてワ
イヤボンディングされたリードフレーム140を、下金
型31b上にセットし、上記のようにセットアップした
上金型101Bをクランプする。これにより、ピン10
3のテーパ部103aが、サポートバー22のうち、ス
テージ23Bに近い部位に当接した状態となる。
【0079】この状態で、モールド樹脂28を注入し
て、パッケージを樹脂成形する。
て、パッケージを樹脂成形する。
【0080】これにより、図23に示す半導体装置14
0が製造される。パッケージ29Bは、サーポトバー2
2のうち、半導体素子25Bが搭載されたステージ23
Bの面と同じ側の面であって、且つステージ23Bに近
い位置に、第3の開口部52Baを有する。
0が製造される。パッケージ29Bは、サーポトバー2
2のうち、半導体素子25Bが搭載されたステージ23
Bの面と同じ側の面であって、且つステージ23Bに近
い位置に、第3の開口部52Baを有する。
【0081】更に小さいステージを有するリードフレー
ムを使用する場合には、上金型101については、ピン
102を孔107-3に挿入して再セットアップする。
ムを使用する場合には、上金型101については、ピン
102を孔107-3に挿入して再セットアップする。
【0082】上記より分かるように、パッケージのサイ
ズが同じであれば、一つの上金型101を種類の異なる
複数のリードフレームに共通に使用することが出来、リ
ードフレーム毎に専用の金型を使用する場合に比べて、
金型の設備費を大幅に下げることが出来る。
ズが同じであれば、一つの上金型101を種類の異なる
複数のリードフレームに共通に使用することが出来、リ
ードフレーム毎に専用の金型を使用する場合に比べて、
金型の設備費を大幅に下げることが出来る。
【0083】また、ピン103を、複数の貫通孔のうち
ステージのコーナ部に対向する貫通孔に挿入して、テー
パ部103aがステージのコーナ部に当接するようにす
ることも出来る。
ステージのコーナ部に対向する貫通孔に挿入して、テー
パ部103aがステージのコーナ部に当接するようにす
ることも出来る。
【0084】なお、本発明者らは、水蒸気排出用の開口
部をパッケージに設けることによるパッケージ内への不
純物の侵入について実験により調べた。例えば、図1に
示す半導体装置21を高温多湿の環境に放置後、基板に
実装し、更に高温多湿の条件下で圧力を加えて1000
時間放置した。この様な処理を施された半導体装置21
の回路動作を試験したところ、不良率は0%であった。
これにより、水蒸気排出用の開口部をパッケージに設け
ることによるパッケージ内への不純物の侵入はなく、半
導体装置21の信頼性が低下することはないことが確認
された。
部をパッケージに設けることによるパッケージ内への不
純物の侵入について実験により調べた。例えば、図1に
示す半導体装置21を高温多湿の環境に放置後、基板に
実装し、更に高温多湿の条件下で圧力を加えて1000
時間放置した。この様な処理を施された半導体装置21
の回路動作を試験したところ、不良率は0%であった。
これにより、水蒸気排出用の開口部をパッケージに設け
ることによるパッケージ内への不純物の侵入はなく、半
導体装置21の信頼性が低下することはないことが確認
された。
【0085】
【発明の効果】上述のように、請求項1項の発明によれ
ば、開口部はサポートバーとステージとの接続部分近傍
に設けられている。従って、半導体装置の基板実装時の
加熱により熱ストレスが上記接続部分近傍に集中して
も、パッケージ内の水蒸気がこの接続部分近傍のダイス
付け層に集中することはなく開口部を介して排出され
る。これにより、半導体装置の基板実装時に発生する水
蒸気の圧力がダイス付け層に印加されても、ダイス付け
層に剥離が生じることはなく、これを起因とするパッケ
ージ割れの発生を防止することが可能となる。更に、安
価な樹脂でパッケージを形成しても、従来とほぼ同様の
パッケージの品質を確保することができる。
ば、開口部はサポートバーとステージとの接続部分近傍
に設けられている。従って、半導体装置の基板実装時の
加熱により熱ストレスが上記接続部分近傍に集中して
も、パッケージ内の水蒸気がこの接続部分近傍のダイス
付け層に集中することはなく開口部を介して排出され
る。これにより、半導体装置の基板実装時に発生する水
蒸気の圧力がダイス付け層に印加されても、ダイス付け
層に剥離が生じることはなく、これを起因とするパッケ
ージ割れの発生を防止することが可能となる。更に、安
価な樹脂でパッケージを形成しても、従来とほぼ同様の
パッケージの品質を確保することができる。
【0086】又、請求項15項の発明によれば、上記開
口部を簡単な工程で形成することができ、樹脂個片を放
熱部材として形成することも可能である。
口部を簡単な工程で形成することができ、樹脂個片を放
熱部材として形成することも可能である。
【0087】更に、請求項16項及び17項の発明によ
れば、一つの金型で複数種類のリードフレームに対応す
ることができ、リードフレーム毎に専用の金型を用意す
る場合に比べて金型に要する費用を大幅に低減すること
が可能となり、この結果半導体装置の製造コストを低減
することができる。
れば、一つの金型で複数種類のリードフレームに対応す
ることができ、リードフレーム毎に専用の金型を用意す
る場合に比べて金型に要する費用を大幅に低減すること
が可能となり、この結果半導体装置の製造コストを低減
することができる。
【図1】本発明になる半導体装置の第1実施例の構成図
である。
である。
【図2】ステージの下面と樹脂との剥離の進行を説明す
るための図である。
るための図である。
【図3】本発明になる半導体装置の製造方法の第1実施
例を説明するための図である。
例を説明するための図である。
【図4】本発明になる半導体装置の第2実施例の断面図
である。
である。
【図5】本発明になる半導体装置の第3実施例の構成図
である。
である。
【図6】本発明になる半導体装置の第4実施例の構成図
である。
である。
【図7】本発明になる半導体装置の第5実施例の構成図
である。
である。
【図8】本発明になる半導体装置の第6実施例の構成図
である。
である。
【図9】本発明になる半導体装置の第7〜9実施例の構
成図である。
成図である。
【図10】本発明になる半導体装置の第10実施例の構
成図である。
成図である。
【図11】図10に示す半導体装置の第10実施例の要
部の断面図である。
部の断面図である。
【図12】本発明になる半導体装置の第11実施例の構
成図である。
成図である。
【図13】本発明になる半導体装置の製造方法の第2実
施例を説明するための図である。
施例を説明するための図である。
【図14】本発明になる半導体装置の第12実施例の構
成図である。
成図である。
【図15】本発明になる半導体装置の第13実施例の構
成図である。
成図である。
【図16】本発明になる半導体装置の製造用金型の第1
実施例を説明するための図である。
実施例を説明するための図である。
【図17】図16中、上金型を示す斜視図である。
【図18】大きいサイズのステージを有するリードフレ
ームの一部を示す図である。
ームの一部を示す図である。
【図19】図16の金型によって樹脂成形された半導体
装置を示す図である。
装置を示す図である。
【図20】小さいサイズのステージを有するリードフレ
ームの一部を示す図である。
ームの一部を示す図である。
【図21】図20のリードフレームに対応するセットア
ップを説明するための図である。
ップを説明するための図である。
【図22】図21に示すようにセットアップされた上金
型を使用して行う樹脂成形を説明する図である。
型を使用して行う樹脂成形を説明する図である。
【図23】図22の金型によって樹脂成形された半導体
装置を示す図である。
装置を示す図である。
【図24】従来の穴を形成した半導体装置の一例を示す
構成図である。
構成図である。
21,41,51A ,51B ,61,81,91A ,9
1B ,91C 半導体装置 22,75 サポートバー 23,23A,23B ステージ 24 リード 25,25A,25B 半導体素子 27 ダイス付け層 28 モールド樹脂 29A,29B パッケージ 30 第1の開口部 42 第2の開口部 52a,52b,52Aa,52Ab 第3の開口部 62 溝 71,73 幅広部 72,74 開口部 92 長方形の溝 100 金型 101,101A,101B 上金型 102 上金型本体 103 開口部形成用ピン 103a 頭部 103b テーパ部 104 埋めピン 104a 頭 104b 先端面 105 押え板 106 凹部 107 貫通穴 107-1,107-2,107-3,108-1〜108-6
コーナ部 109 対角線 110 ボルト 120,140 リードフレーム 130 半導体装置 131 凹部
1B ,91C 半導体装置 22,75 サポートバー 23,23A,23B ステージ 24 リード 25,25A,25B 半導体素子 27 ダイス付け層 28 モールド樹脂 29A,29B パッケージ 30 第1の開口部 42 第2の開口部 52a,52b,52Aa,52Ab 第3の開口部 62 溝 71,73 幅広部 72,74 開口部 92 長方形の溝 100 金型 101,101A,101B 上金型 102 上金型本体 103 開口部形成用ピン 103a 頭部 103b テーパ部 104 埋めピン 104a 頭 104b 先端面 105 押え板 106 凹部 107 貫通穴 107-1,107-2,107-3,108-1〜108-6
コーナ部 109 対角線 110 ボルト 120,140 リードフレーム 130 半導体装置 131 凹部
フロントページの続き (72)発明者 川原 登志実 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 辻 和人 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 米田 義之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 吉本 正則 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 竹中 正司 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 北追 弘幸 鹿児島県薩摩郡入来町副田5950番地 株式 会社九州富士通エレクトロニクス内
Claims (17)
- 【請求項1】 サポートバー(22)により支持され、
上面及び下面を有するステージ(23)と、 該ステージ(23)の上面に搭載された半導体素子(2
5)と、 該サポートバー(22)と該ステージ(23)と該半導
体素子(25)とを樹脂封止するパッケージ(29)と
からなり、 該パッケージ(29)は、該サポートバー(22)とス
テージ(23)との接続部分近傍に、少なくとも該サポ
ートバー(22)の一部又は該ステージ(23)の一部
まで達する一又は複数の開口部(30,42,52a,
52Aa,52b,52Ba,62,72,74,82
a〜82c,83,92,93)を有する半導体装置。 - 【請求項2】 前記パッケージ(29)は、前記ステー
ジ(23)の上面の上側に位置する第1の面と前記ステ
ージ(23)の下面の下側に位置する第2の面を有し、
前記開口部(30,52a,52Aa,52Ba,6
2,72,74,82a〜82c,83)は該パッケー
ジ(29)の第1の面より該ステージ(23)の上面へ
向かって延在する請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記パッケージ(29)は、前記ステー
ジ(23)の上面の上側に位置する第1の面と前記ステ
ージ(23)の下面の下側に位置する第2の面を有し、
前記開口部(42,52b,92,93)は該パッケー
ジ(29)の第2の面より該ステージ(23)の下面へ
向かって延在する請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記パッケージ(29)は、前記ステー
ジ(23)の上面の上側に位置する第1の面と前記ステ
ージ(23)の下面の下側に位置する第2の面を有し、
前記開口部(30,42,52a,52Aa,52b,
52Ba,62,72,74,82a〜82c,83,
92,93)は該パッケージ(29)の第1の面より該
ステージ(23)の上面へ向かって延在する開口部(3
0,52a,52Aa,52Ba,62,72,74,
82a〜82c,83)と該パッケージ(29)の第2
の面より該ステージ(23)の下面へ向かって延在する
開口部(42,52b,92,93)とを含む請求項1
記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記開口部(62)は、前記サポートバ
ー(22)に沿って溝状に設けられている請求項1〜4
のうちいずれか一項記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記ステージ(23)はその角部分に幅
広部(71)を有し、前記開口部(72)は該幅広部
(71)に対応した大きさ及び断面形状を有する請求項
1〜4のうちいずれか一項記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記サポートバー(22)はその所定部
分に幅広部(73)を有し、前記開口部(74)は該幅
広部(73)に対応した大きさ及び断面形状を有する請
求項1〜4のうちいずれか一項記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記サポートバー(22)は、前記開口
部(74)の大きさ及び断面形状に対応した幅を有する
請求項1〜4のうちいずれか一項記載の半導体装置。 - 【請求項9】 前記開口部(82a〜82c,83)の
うち少なくとも一つの開口部(83)は他の開口部(8
2a〜82c)とは前記パッケージ(29)の表面にお
いて異なる形状を有する請求項1〜8のうちいずれか一
項記載の半導体装置。 - 【請求項10】 前記一つの開口部(83)は、前記パ
ッケージ(29)のインデックスマーク(83)と共用
する請求項9記載の半導体装置。 - 【請求項11】 前記開口部(92)は、前記ステージ
(23)の周辺に沿って溝状に設けられている請求項1
記載の半導体装置。 - 【請求項12】 前記パッケージ(29)は、前記半導
体素子(25)の上面及び下面を覆うモールド樹脂(2
8a)と前記ステージ(23)の下面に接する個片部材
(28b)とからなり、前記開口部(92)は、該モー
ルド樹脂(28a)と該個片部材(28b)との間に形
成される隙間からなる請求項11記載の半導体装置。 - 【請求項13】 前記個片部材(28b)は、前記モー
ルド樹脂(28a)より放熱性の良い樹脂で形成されて
おり、放熱部材として機能する請求項12記載の半導体
装置。 - 【請求項14】 前記個片部材(28b)が接する前記
ステージ(23)の下面には、複数の窪み(95)が形
成されている請求項12又は13記載の半導体装置。 - 【請求項15】 サポートバー(22)により支持され
たステージ(23)の上面に半導体素子(25)が搭載
されて樹脂モールドされる半導体装置の製造方法におい
て、 該ステージ(23)の下面全体が表出する凹部(94)
が形成されるように樹脂モールドするステップと、 該凹部(94)よりもその周囲が小さい樹脂個片(28
b)を該凹部(94)に挿入固定することで該ステージ
(23)の周囲に沿って該ステージ(23)の下面側に
連通する溝(92)を形成するステップとを有する半導
体装置の製造方法。 - 【請求項16】 キャビティ(32)を形成する凹部
(106)を有し、且つ、該凹部(106)の角部付近
に整列した複数の貫通孔(107-1,107-2,107
-3)を有する金型本体(102)と、 該貫通孔(107-1,107-2,107-3)のうち任意
の貫通孔内に抜去可能に挿入され該凹部(106)内に
突出する開口部形成用ピン(103)と、 残りの貫通孔に抜去可能に挿入されてこれらの貫通孔を
塞ぐ埋めピン(104)とを有する金型を使用する半導
体装置の製造方法であって、 該複数の貫通孔(107-1,107-2,107-3)のう
ちリードフレームのステージの大きさに対応する位置の
貫通孔に開口部形成用ピン(103)を挿入された金型
を用意するステップと、 この用意された金型を用いてステージ上に搭載されてい
る半導体素子を樹脂モールドすることにより半導体装置
の樹脂パッケージの該開口部形成用ピン(103)に対
応する位置に開口部を形成するステップとを有する半導
体装置の製造方法。 - 【請求項17】 キャビティ(32)を形成する凹部
(106)を有し、且つ、該凹部(106)の角部付近
に整列した複数の貫通孔(107-1,107-2,107
-3)を有する金型本体(102)と、 該貫通孔(107-1,107-2,107-3)のうち任意
の貫通孔内に抜去可能に挿入され該凹部(106)内に
突出した開口部形成用ピン(103)と、 残りの貫通孔に抜去可能に挿入されてこれらの貫通孔を
塞ぐ埋めピン(104)とからなり、 該複数の貫通孔(107-1,107-2,107-3)のう
ちリードフレームのステージの大きさに対応する位置の
貫通孔に上記開口部形成用ピン(103)が挿入される
半導体装置成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7976893A JPH06283629A (ja) | 1992-04-14 | 1993-04-06 | 半導体装置及びその製造方法及びその製造用金型 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9451092 | 1992-04-14 | ||
JP29139092 | 1992-10-29 | ||
JP4-94510 | 1993-01-27 | ||
JP4-291390 | 1993-01-27 | ||
JP1192693 | 1993-01-27 | ||
JP7976893A JPH06283629A (ja) | 1992-04-14 | 1993-04-06 | 半導体装置及びその製造方法及びその製造用金型 |
JP5-11926 | 1993-04-22 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06283629A true JPH06283629A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=27455704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7976893A Withdrawn JPH06283629A (ja) | 1992-04-14 | 1993-04-06 | 半導体装置及びその製造方法及びその製造用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06283629A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008252133A (ja) * | 2008-07-10 | 2008-10-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置 |
US7928550B2 (en) * | 2007-11-08 | 2011-04-19 | Texas Instruments Incorporated | Flexible interposer for stacking semiconductor chips and connecting same to substrate |
JP2015195234A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 株式会社加藤電器製作所 | 電子デバイス及び電子デバイスの製造方法 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP7976893A patent/JPH06283629A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7928550B2 (en) * | 2007-11-08 | 2011-04-19 | Texas Instruments Incorporated | Flexible interposer for stacking semiconductor chips and connecting same to substrate |
JP2008252133A (ja) * | 2008-07-10 | 2008-10-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置 |
JP2015195234A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 株式会社加藤電器製作所 | 電子デバイス及び電子デバイスの製造方法 |
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