JPH0628356U - 油圧式多板クラッチ - Google Patents

油圧式多板クラッチ

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Publication number
JPH0628356U
JPH0628356U JP7047592U JP7047592U JPH0628356U JP H0628356 U JPH0628356 U JP H0628356U JP 7047592 U JP7047592 U JP 7047592U JP 7047592 U JP7047592 U JP 7047592U JP H0628356 U JPH0628356 U JP H0628356U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
pressure
piston
clutch
spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP7047592U
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English (en)
Inventor
康秀 山崎
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Filing date
Publication date
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧によりピストンを作動させて多板摩擦板
を介して回転動力を伝達するようにした油圧式多板クラ
ッチの構成簡略化と機能向上を図る。 【構成】 油圧によりピストンを作動させて多板摩
擦板を介して回転動力を伝達するようにし、ショック取
りスプリングとリターンスプリングとを設けた油圧式多
板クラッチであって、上記ショック取りスプリングとリ
ターンスプリングとを一体構造として皿バネとし、この
皿バネを、ピストンのプレッシャー部とプレッシャープ
レートとの間に介装した。 上記プレッシャープレー
トの径を、ピストンのプレッシャー部の径より大きくし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧によりピストンを作動させて多板摩擦板を介して回転動力を伝 達するようにし、ショック取りスプリングとリターンスプリングとを設けた油圧 式多板クラッチの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧によりピストンを作動させて多板摩擦板を介して回転動力を伝達す るようにし、多板摩擦板の摩擦を解除するリターンスプリングを設けた油圧式多 板クラッチが、例えば特開昭55−44105号公報、実開昭56−12433 1号公報等により周知である。また、図2に示すように、油圧式多板クラッチA の多板摩擦板Bを押圧するピストンCとリターンスプリング保持部材Dとの間に リターンスプリングEを設け、また、多板摩擦板Bの後端部にショック取りスプ リングFを介装したものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記先行技術のように、リターンスプリングEを設けるにはリターンスプリン グ保持部材Dが必要であり、また、リターンスプリングEと、ショック取りスプ リングFとを設けていると、構造が複雑となり、クラッチが大形化する、という 問題点があった。 本考案は、上記の問題点を解決することを目的になされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、 (1) 油圧によりピストンを作動させて多板摩擦板を介して回転動力を伝達するよ うにし、ショック取りスプリングとリターンスプリングとを設けた油圧式多板ク ラッチにおいて、 上記ショック取りスプリングとリターンスプリングとを一体構造として皿バネ とし、この皿バネを、ピストンのプレッシャー部とプレッシャープレートとの間 に介装したこと、 (2) 上記プレッシャープレートの径を、ピストンのプレッシャー部の径より大き くしたこと、 をそれぞれ特徴とする。
【0005】
【作用】
上記の構成によって本考案の油圧式多板クラッチは、 ショック取りスプリングとリターンスプリングとを一体構造として皿バネと し、この皿バネを、ピストンのプレッシャー部とプレッシャープレートとの間に 介装しているので、構成が簡略化されて、油圧式多板クラッチがコンパクトにな る。また、クラッチの切れがよくなり、クラッチ接続時のショックも少なくなる 。 プレッシャープレートの径を、ピストンのプレッシャー部の径より大きくし ているので、プレッシャープレート及びピストンのプレッシャー部の作動がスム ーズとなり、クラッチの切り,接続特性とも良好となる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付の図面を参照して具体的に説明する。 図1は本考案が適用される油圧式多板クラッチ1を示し、この油圧式多板クラ ッチ1は、クラッチハウジング2内に、出力側のスプラインボス3、油圧により 作動するピストン4、皿バネ5、止め輪6、クラッチ部7を押圧するプレッシャ ープレート8等を設けている。上記皿バネ5は、ピストン4のプレッシャー部と プレッシャープレート8との間に、止め輪6を介して介装されている。また、皿 バネ5は、上記従来例におけるショック取りスプリングFとリターンスプリング Eとを一体構造として、両機能を兼備させたものである。
【0007】 上記クラッチ部7は、それぞれ複数のクラッチディスク9、セパレータプレー ト10、つれ回り防止用ゴムチップ11等で構成された従来周知のものと同様の もので、後端部がバックプレート12、止め輪13により支持されている。また 、本考案においては、上記プレッシャープレート8の径D1を、ピストン4のプ レッシャー部の径D2より大きくしている。
【0008】 次に、このように構成された一実施例による油圧式多板クラッチ1について、 その作用を説明する。まず、クラッチを接続するとき、油路を介して図1の矢印 方向に圧油が作用してピストン4が押動すると、最初は、皿バネ5がバネ変形し て止め輪6を介してプレッシャープレート8を押し付けるため、クラッチディス ク9を押圧する押圧力は徐々に大きくなることになり、セパレータプレート10 との摩擦力はゆっくりと増大し、クラッチはゆっくりと接続される。ピストン4 の押圧力がさらに大きくなると、皿バネ5はバネ変形した状態のままバネ圧には 関係なくプレッシャープレート8を押し付け、クラッチは完全な接続状態となっ て、入力側から出力側のスプラインボス3側に動力伝達される。
【0009】 クラッチを切るときは、ピストン4への圧油の供給が断たれることで、ピスト ン4は皿バネ5の弾発力により押し戻され、クラッチディスク9の押圧力は解除 され、セパレータプレート10との摩擦がなくなってクラッチが切れる。このと きの動作は、皿バネ5の弾発力により迅速に行われる。
【0010】 このように、本考案では、従来のショック取りスプリングFとリターンスプリ ングEとを一体構造として皿バネ5とし、この皿バネ5を、ピストン4のプレッ シャー部とプレッシャープレート8との間に介装することにより、構成が簡略化 され、油圧式多板クラッチ1がコンパクトになっている。また、クラッチ部7の 切れがよくなり、クラッチ接続時のショックも少なっている。
【0011】 また、プレッシャープレート8の径D1を、ピストン4のプレッシャー部の径 D2より大きくしたから、プレッシャープレート8及びピストン4のプレッシャ ー部の作動がスムーズとなり、クラッチ部7の切り,接続特性とも良くなってい る。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の油圧式多板クラッチによれば、以下の効果を奏す ることが出来る。 ショック取りスプリングとリターンスプリングとを一体構造として皿バネと し、この皿バネを、ピストンのプレッシャー部とプレッシャープレートとの間に 介装したので、構成が簡略化されて省スペースとなり、油圧式多板クラッチをコ ンパクトに構成することが出来る。また、皿バネは強力な戻し特性が得られてク ラッチの切れがよく、クラッチ接続時のショックも少なくなる。
【0013】 プレッシャープレートの径を、ピストンのプレッシャー部の径より大きくし たので、プレッシャープレート及びピストンのプレッシャー部の作動がスムーズ に行われ、その間に介装されている皿バネの特性も良好となって、クラッチの切 り、接続特性とも良好にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による油圧式多板クラッチの一実施例の
断面図である。
【図2】従来の油圧式多板クラッチの断面図である。
【符号の説明】
1 油圧式多板クラッチ 2 クラッチハウジング 3 スプラインボス 4 油圧ピストン 5 皿バネ 6 止め輪 7 クラッチ部 8 プレッシャープレート 9 クラッチディスク 10 セパレータプレート 11 つれ回り防止用ゴムチップ 12 バックプレート 13 止め輪 D1 プレッシャープレートの径 D2 ピストンのプレッシャー部の径

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧によりピストンを作動させて多板摩
    擦板を介して回転動力を伝達するようにし、ショック取
    りスプリングとリターンスプリングとを設けた油圧式多
    板クラッチにおいて、 上記ショック取りスプリングとリターンスプリングとを
    一体構造として皿バネとし、この皿バネを、ピストンの
    プレッシャー部とプレッシャープレートとの間に介装し
    たことを特徴とする油圧式多板クラッチ。
  2. 【請求項2】 上記プレッシャープレートの径を、ピス
    トンのプレッシャー部の径より大きくしたことを特徴と
    する請求項1記載の油圧式多板クラッチ。
JP7047592U 1992-09-14 1992-09-14 油圧式多板クラッチ Pending JPH0628356U (ja)

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JP7047592U JPH0628356U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 油圧式多板クラッチ

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JP7047592U JPH0628356U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 油圧式多板クラッチ

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JPH0628356U true JPH0628356U (ja) 1994-04-15

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JP7047592U Pending JPH0628356U (ja) 1992-09-14 1992-09-14 油圧式多板クラッチ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100357561B1 (ko) * 1999-12-28 2002-10-19 현대자동차주식회사 차량용 자동변속기의 파워 트레인

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117661B1 (ja) * 1970-12-28 1976-06-03

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117661B1 (ja) * 1970-12-28 1976-06-03

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100357561B1 (ko) * 1999-12-28 2002-10-19 현대자동차주식회사 차량용 자동변속기의 파워 트레인

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