JPH0628337Y2 - 自動車用サンシエ−ド装置 - Google Patents

自動車用サンシエ−ド装置

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JPH0628337Y2
JPH0628337Y2 JP1987021563U JP2156387U JPH0628337Y2 JP H0628337 Y2 JPH0628337 Y2 JP H0628337Y2 JP 1987021563 U JP1987021563 U JP 1987021563U JP 2156387 U JP2156387 U JP 2156387U JP H0628337 Y2 JPH0628337 Y2 JP H0628337Y2
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JP
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shade
shade body
guide rail
guide rails
guide
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秀人 村山
拓司 大内
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Ashimori Industry Co Ltd
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Ashimori Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車に設けられているサンルーフを被覆す
る自動車用サンシェード装置に係り、特に、そのシェー
ド本体に取付けられている骨材ならびにこの骨材に支持
されている被ガイト部材の改良に関する。
〔従来技術とその問題点〕
サンルーフを備えている自動車においては、必要に応じ
てルーフウインドから車室内に導入される光を遮断する
ためのサンシェード装置が設けられていることがある。
このサンシェード装置は、ばねにより巻取り方向に回転
習性を与えられている巻取りドラムに巻回されているシ
ート状のシェード本体を有し、ルーフウインドの両側に
配設されている1対のガイドレールにシェード本体の両
側に突設した被ガイド部材を嵌合し、シェード本体を巻
取りドラムから引き出してルーフウインドをその内側に
おいて被覆するようになっている。
このような自動車用サンシェード装置の従来のものの一
例として実開昭61−110424号公報に記載のもの
があり、このものは、前記被ガイド部材を、シェード本
体の前端に取り付けられたガイドバーの両側に突設した
ガイドシューにより構成し、このガイドシューをガイド
レールに摺接してシェード本体を移動するようにしてい
た。
しかしながら、前述した従来の自動車用サンシェード装
置においては、シェード本体の前端に1本のガイドバー
が取付けられているに過ぎないので、ガイドレールの先
端部が車体の形状に応じて弯曲していると、ガイドバー
がガイドレールの弯曲部に位置すると、シェード本体が
このガイドバーの位置からシェード本体の巻取り部まで
平面状になってしまい、両ガイドレールの内側から外れ
てしまうことになるため、両ガイドレールとシェード本
体の両側との間隙から光が漏れるという問題点がある。
〔考案の目的〕
本考案は、このような従来のものにおける問題点を克服
し、ガイドレールが弯曲していても光が漏れない自動車
用サンシェード装置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、直線状に延びその先端部が弯曲した1対のガ
イドレールを平行に設け、巻取軸に巻回された柔軟なシ
ート状のシェード本体の両側に前記各ガイドレールに嵌
合する被ガイド部材を突設して配設し、前記ガイドレー
ルに沿って被ガイド部材を走行してシェード本体を移動
するようにした自動車用サンシェード装置において、前
記シェード本体を前記ガイドレールに沿って全長にわた
って引出した状態での前記シェード本体の前記ガイドレ
ールの直線部と弯曲部との境界部と、この境界部から所
定間隔を隔てた弯曲部とに対応する位置に、前記シェー
ド本体のほぼ幅方向に延在する複数の骨材を配設し、こ
れら各骨材の両端に前記ガイドレールに嵌合する被ガイ
ド部材を支持させるとともに、シェード本体の先端側の
骨材に、操作摘みを兼ねたフックを車体に対して係合で
きるように付勢して設けたことを特徴としている。
このような本願考案の構成によれば、操作摘みとフック
を一体に形成して設けているので、容易にフックの係合
および解除をすることができるとともに、シェード本体
の全長を引出した場合でも、シェード本体の係合および
解除をするためにシェード本体とルーフウインドウ等と
の間に手を入れるための空隙を設ける必要がなく、そこ
から外部光が侵入するのを防止できるし、また、シェー
ド本体を先端が弯曲されたガイドに沿わせた場合に、骨
材が直線部と弯曲部との境界部および弯曲部に位置する
ようになされているので、前記境界部に位置する骨材が
後方のシェード本体を保持することになり、シェード本
体をガイドの直線部および弯曲部に対して適性に沿わせ
ることがで、前記弯曲部におけるシェード本体とガイド
レールとの間に空隙が生じてしまうことを確実に防止す
ることができる。さらに、シェード本体が傾斜状態にな
ろうとしても両骨材の被ガイド部材が相互に干渉し合っ
てシェード本体が傾斜するのを防止するとともに、シェ
ード本体の走行を円滑に行なうことができるようにした
ものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。
第1図ないし第4図は本考案に係る自動車用サンシェー
ド装置の全体を示すものであり、シェード本体1の巻取
り部2は、角柱の頂部の1隅を削落して開放したケーシ
ング3を有しており、このケーシング3には、ケーシン
グ3を車体に取付けるための複数本のブラケット4,4
…が突設されている。前記ケーシング3の両端には軸受
5,5が嵌着されており、これらの軸受5,5には、第
5図に示す巻取り軸6が回動自在に支持されている。こ
の巻取り軸6にはシェード本体1の端部が固定されてお
り、また巻取り軸6は図示しないコイルばねによりシェ
ード本体1を巻取る方向に回転習性を与えられている。
なお、シェード本体1の表面全域から先端縁にかけては
植毛加工が施こされている。
前記ケーシング3の下部には斜め上方に突出するブラケ
ット7が突設されており、このブラケット7の両端部に
は断面コ字状のレール保持具8A,8Bがその凹部が相
互に対向するように取付けられている。各レール保持具
8A,8Bには、それぞれ先端部を下方に弯曲されたガ
イドレール9A,9Bがシェード本体1の幅より多少小
さい間隔をもって突設されている。これらのガイドレー
ル9A,9Bは、車室の内壁に沿うものであり、しかも
車室の内壁の寸法は車室の前後において異なっているた
め本実施例においては、ガイドレール9Bがガイドレー
ル9Aより多少長くされている。両ガイドレール9A,
9Bの断面形状は相互に鏡面対称とされており、各ガイ
ドレール9A,9Bの断面形状を代表として第6図に示
すガイドレール9Bの断面において説明すると、ガイド
レール9Bは、上壁11と、この上壁11より内側に突
出する下壁12と、側壁13とにより断面ほぼコ字状に
形成された収納部10を有しており、この収納部10の
外端には、ガイドレール9Bの側壁13と平行なガイド
壁14が立設されている。そして、このガイド壁14の
上下方向のほぼ中間部にはスリット15がガイドレール
9Bの一端から他端にわたって形成されている。さら
に、各ガイドレール9A,9Bの先端部には、ほぼ三角
形状のストッパ16A,16Bが取付けられている。こ
れらのストッパ16A,16Bは相互に鏡面対称とされ
ており、これらのストッパ16A,16Bを代表として
第7図に示すストッパ16Bにより説明すると、このス
トッパ16Bは頂壁17とこの頂壁17の外周に連設さ
れた周壁18とにより全体として深皿状をなすように形
成されており、このストッパ16Bの頂壁17の内面に
は、周壁18の端縁よりはるかに長く突出する2本のス
リーブ19,19が突設されている。また、前記周壁1
8には、前記ガイドレール9Bの端部の長手方向に対し
端部に至るにつれて外側に傾斜する直線状のガイド面2
0が形成されている。そして、前記ガイドレール9Bの
側壁13の外側からガイドレール9Bを介して各スリー
ブ19にねじ止めすることにより各スリーブ19はガイ
ドレール9Bのスリット15を介してガイドレール9B
の内側に達し、したがって、前記ストッパ16Bはガイ
ドレール9Bの内端から内側に突出した位置を取ること
になる。さらに、前記ストッパ16Bの頂壁17および
周壁18の外面には植毛加工が施されている。
一方、前記シェード本体1は、布地の表面に遮熱材とし
てのアルミニウム皮膜を形成して構成されており、この
シェード本体1の先端部には、シェード本体1の幅方向
の中央部が自重により弛んで外部からの光の侵入を許容
することがないようにするため、第8図に示すように、
樹脂含侵フエルトのような剛性のある3枚の芯材21
a,21b,21cがシェード本体1の引出し方向に間
隔を隔ててシェード本体1の幅方向の全域にわたって埋
設されている。また、このシェード本体1の先端縁は、
長さの異なる両ガイドレール9A,9Bにおいてシェー
ド本体1の先端縁の両端部が同時にストッパ16A,1
6Bに到達できるようにするため長さの長いガイドレー
ル9B側がガイドレール9A側より多少前方に突出する
よう両ガイドレール9A,9Bの長手方向に対し直交す
る方向に対し傾斜している。なお、先端の芯体21a,
21bが埋設されている部位のシェード本体1の幅は他
の部位より狭く、両ガイドレール9A,9Bの上壁1
1,11間の間隔にほぼ等しくされている。
前記芯体21a,21b間には、両端がシェード本体1
の両端から突出する骨材22aが配設されており、ま
た、前記芯体21b,21c間には、同じく両端がシェ
ード本体1の両端から突出する骨材22bが配設されて
いる。そして、シェード本体1の先端側に位置する骨材
22aは、シェード本体1の先端縁と平行となるように
両ガイドレール9A,9Bの長手方向に対し直交する方
向に対し傾斜しており、また他の骨材22bは、両ガイ
ドレール9A,9Bの長手方向に対し直交する方向に位
置している。さらに、これらの骨材22a,22bの両
端における間隔は、対応するガイドレール9Aまたは9
Bの先端部に形成されている各弯曲部23A,23Bの
端部間の直線距離にほぼ等しくされている。さらに、各
弯曲部23A,23Bの両端には、それぞれ前記ガイド
レール9A,9Bに支持されているローラ24が回転自
在に突設されている。このローラ24は、前述した第6
図に詳示するように、ガイドレール9Bの上壁11およ
び下壁12間の間隔より小さくかつスリット15の幅よ
り大きな外径とされ前記収納部10内に遊嵌状態で収納
可能な大径部25を有しており、この大径部25の内側
には、スリット15の幅より小さな外径とされスリット
15内に遊嵌される小径部26が段部27を介して形成
されている。したがって、各ローラ24の小径部26が
ガイド壁14のスリット15の上縁もしくは下縁上を転
動して各ローラ24は安定的に走行するし、またシェー
ド本体1の横方向へのずれは段部27がガイド壁14に
接合することにより拘束される。さらにまた、前記各ロ
ーラ24の外周面には植毛加工が施こされており、アル
ミニウムのような材質により形成されているガイドレー
ル9A,9Bとの衝突音が発生しない。
先端の芯体21aおよびこの芯体21aに隣接する芯体
21bの幅方向中央部には、全体として長方形をなす開
口(図示せず)が形成されており、この開口に嵌合する
フックケース28がシェード本体1の表面において凸状
をなし、かつシェード本体1の裏面において凹状をなす
ように取付けられている。このフックケース28は、具
体的には、第9図に示すように、シェード本体1の表面
に取付けられている有底深皿状の第1フックケース29
と、シェード本体1の裏面に第1フックケース29に嵌
合するように取付けられている枠状の第2フックケース
30とにより形成されており、シェード本体1の裏面側
においてフックケース28内には前記骨材22aがほぼ
横断方向に延在するように露出している。このフックケ
ース28内に臨む骨材22aにはフック31が揺動自在
に支持されている。このフック31の軸方向長さは、フ
ックケース28内に臨む骨材22aの長さとほぼ等しく
されており、したがって、フック31は骨材22aの軸
方向には移動し得ない。このフック31は、前記骨材2
2aに嵌合する軸受部32から直線状に放射方向に延在
する平板状の操作摘み33を有しており、この操作摘み
33は指で挟持しやすいように軸受部32から離間する
につれて両側に拡開する等脚台形状に形成されている。
一方、前記軸受部32から前記操作摘み33と約120
度の角度を隔てて放射方向に延在するフック部34が形
成されており、このフック部34の先端部は円弧状に外
側に弯曲している。なお、前記骨材22aおよびフック
31間にはフック31を第9図において時計方向に付勢
する図示しないコイルばねが介装されており、常時フッ
ク31は第9図示のような位置を取るようになってい
る。そして、シェード本体1を巻取り部2から引出すた
めに操作摘み33を第9図においてコイルばねに抗して
反時計方向に回動してシェード本体1を引張ると、フッ
ク31のフック部34は前記フックケース28内に完全
に退避するようになっている。
前記フック31のフック部34は、シェード本体1のほ
ぼ完全引出状態において第10図に示すホルダ35の保
持アーム36に係合し得るようになっている。このホル
ダ35は、両ガイドレール9A,9Bの先端間の中央位
置に臨む車室内の内装カバー37に固着される基板38
を有しており、この基板38上には上方が多少ルーフウ
インド39寄りに傾斜しているコ字状の保持アーム36
が突設され、この保持アーム36の水平アーム40に前
記フック部34が係合されるようになっている。なお、
このルーフウインド39は、一例として車体の頂部の隅
部に弯曲状に形成されている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明する。
サンルーフのルーフウインド39を開放している状態に
おいては、シェード本体1は巻取り部2の巻取り軸6に
図示しないコイルばねによりほぼその全量を巻取られて
おり、シェード本体1の先端部の両側において各骨材2
2a,22bの両端に突設されたローラ24,24…が
ガイドレール9A,9Bに嵌合している。このような状
態からシェード本体1を引出してルーフウインド39か
ら車室内に導入される光を遮断するためには、シェード
本体1のフック31の操作摘み33を指に取って両ガイ
ドレール9A,9Bの先端部へ巻取り部2のコイルばね
に抗して引張る。すると、両骨材22a,22bの各ロ
ーラ24の小径部26が各ガイドレール9A,9Bのガ
イド壁14のスリット15の一方の縁を転動するように
して両ガイドレール9A,9B各ローラ24が案内され
てシェード本体1は次第に引出されていく。その際、フ
ック31の操作摘み33に作用する指の力がシェード本
体1の左右に均等に働かないとシェード本体1の先端部
が両ガイドレール9A,9Bの幅方向に対し傾斜状態に
なってしまい、シェード本体1が移動しにくくなるが、
シェード本体1の先端部がこのように傾斜状態になろう
とすると、一方の骨材22aまたは22bの一方のロー
ラ24と他方の骨材22bまたは22aの他側に位置す
るローラ24のそれぞれの段部27がガイドレール9
A,9Bのガイド壁14に当接してシェード本体1が大
きく傾斜するのを防止することができる。したがって、
シェード本体1の走行を安定的に行なうことができる。
前述したようにしてシェード本体1を引出して、このシ
ェード本体1の先端部がガイドレール9A,9Bの弯曲
部23A,23Bの先端側に到達すると、シェード本体
1の骨材22aは弯曲部23A,23Bのほぼ端部に位
置し、骨材22bはガイドレール9A,9Bの直線部と
弯曲部23A,23Bとの境界部分に位置することにな
るので、シェード本体1の先端部は弯曲部23A,23
Bの両端間においては平面状に位置してガイドレール9
A,9Bの弯曲部23A,23B間からは多少外れるも
のの、前記弯曲部23A,23Bに位置する骨材22a
が弯曲部23A,23Bのシェード本体1を保持するこ
とになり、しかも、骨材22bより後方のシェード本体
1は両ガイドレール9A,9Bの直線部分の内側に平面
状に位置することになり、シェード本体1をガイドレー
ル9A,9Bの直線部および弯曲部23A,23Bに対
して適正に沿わせることができ、両ガイドレール9A,
9Bとシェード本体1とに隙間が形成されて外部光が車
室内に漏れ入るおそれはない。その後シェード本体1を
さらに引出すと、シェード本体1の先端部が各ストッパ
16A,16Bのガイド面20,20に乗り上げるよう
にしてガイドレール9A,9Bの先端部に対し斜め外方
に突出し、シェード本体1の先端はルーフウインド39
に接合する。その際、シェード本体1の先端には植毛加
工が施こされているので、ルーフウインド39に接合し
ても衝突音は発生しない。そして、この状態において
は、ストッパ16A,16Bのスリーブ19にシェード
本体1に先端側の骨材22aのローラ24,24が当接
してシェード本体1は停止される。なお、シェード本体
1の先端縁は、両ガイドレール9A,9Bの長さの差に
応じて傾斜状に形成されているので、シェード本体1の
先端はストッパ16A,16Bのガイド面20,20に
同時に接合することができる。そこで、フック31の操
作摘み33から手を離すと、ばねの作用によりフック3
1が回動してフック31のフック部34がホルダ35の
水平アーム40に係合し、シェード本体1によりルーフ
ウインド39からの光が車室内へ侵入するのを完全に遮
断することができる。
一方、シェード本体1により被覆されているルーフウイ
ンド39を開放するには、フック31の操作摘み33を
指に取り、ばねに抗してフック31を回動せしめ、その
フック部34のホルダ35の水平アーム40に対する係
合を解除する。すると、巻取り部2内に設けられている
コイルばね(図示せず)の作用によりシェード本体1が
巻取り部2方向に引張られ、シェード本体1の両骨材2
2a,22bの両端に突設されている各ローラ24の小
径部26が両ガイドレール9A,9Bのガイド壁14の
スリット15の一方の縁に沿って転動するようにしてシ
ェード本体1のほぼ全長が巻取り部2の巻取り軸6に巻
取られる。
このように本実施例によれば、特殊形状の複数個のロー
ラ24が特殊形状のガイドレール9A,9Bに沿って転
動するようにして案内されるので、シェード本体1の走
行を安定的に行なうことができ、シェード本体1が途中
で停止してしまうおそれがない。また、ストッパ16
A,16Bや各ローラ24の外周には植毛加工が施こさ
れているので、ローラ24の大径部25がガイドレール
9A,9Bの各ガイド壁14に衝突したり、シェード本
体1の先端部がストッパ16A,16Bのガイド面20
に衝突したりしても、騒音が発生するおそれがない。さ
らに、シェード本体1の先端部には、2本の骨材22
a,22bが間隔を隔てて配設されており、各骨材22
a,22bの両端にローラ24,24が支持されている
ので、シェード本体1の先端部が斜めになる事態が避け
られ、シェード本体1の走行をより安定的になせるばか
りでなく、ガイドレール9A,9Bの先端部に弯曲部2
3A,23Bが形成されていても、シェード本体1の全
体がガイドレール9A,9Bの内側から外れるようにし
て平面状になってしまい外部光の侵入を許容するおそれ
がない。また、両骨材22a,22bは、ガイドレール
9A,9Bの長さの差に対応するように、骨材22aを
傾斜してシェード本体1の先端縁も傾斜しており、また
シェード本体1の先端部は、各ストッパ16A,16B
のガイド面20,20に乗り上げてルーフウインド39
に当接して停止するので、シェード本体1によるルーフ
ウインド39の被覆時にシェード本体1の先端側から光
が侵入するおそれはない。さらにまた、シェード本体1
をルーフウインド39の被覆状態においてホルダ35の
水平アーム40に係合して停止せしめるフック31は操
作摘み33を兼ねており、しかもシェード本体1の幅方
向の中央部にひとつだけ形成されているので取扱いが簡
単で、しかもホルダ35の水平アーム40に対する係脱
を目視しやすい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、直線状に延びその先端
部が弯曲した1対のガイドレールを平行に設け、巻取軸
に巻回された柔軟なシート状のシェード本体の両側に前
記各ガイドレールに嵌合する被ガイド部材を突設して配
設し、前記ガイドレールに沿って被ガイド部材を走行し
てシェード本体を移動するようにした自動車用サンシェ
ード装置において、前記シェード本体を前記ガイドレー
ルに沿って全長にわたって引出した状態での前記シェー
ド本体の前記ガイドレールの直線部と弯曲部との境界部
と、この境界部から所定間隔を隔てた弯曲部とに対応す
る位置に、前記シェード本体のほぼ幅方向に延在する複
数の骨材を配設し、これら各骨材の両端に前記ガイドレ
ールに嵌合する被ガイド部材を支持させるとともに、前
記シェード本体の先端側の骨材に、操作摘みを兼ねたフ
ックを車体に対して係合できるように付勢して設けるよ
うにしたので、シェード本体の走行を安定的になすこと
ができるし、また、操作摘みとフックを一体に形成して
設けているので、車体に対して容易にフックの係合およ
び解除をすることができるとともに、シェード本体の全
長を引出した場合でも、シェード本体の係合および解除
をするためにシェード本体とルーフウインドウ等との間
に手を入れるための空隙を設ける必要がなく、そこから
光が侵入するのを防止できるし、しかも、シェード本体
のほぼ幅方向に延在する複数の基材を配設したことによ
り、ガイドレールが弯曲していても外部光の侵入を完全
に遮断できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用サンシェード装置の実施
例を示す平面図、第2図、第3図および第4図はそれぞ
れ第1図の正面図、左側面図、右側面図、第5図および
第6図はそれぞれ第1図のV−V線、VI−VI線による拡
大断面図、第7図Aは第1図のストッパの拡大縦断面
図、第7図Bは第7図AのVII−VII線による断面図、第
8図および第9図はそれぞれ第1図のVIII−VIII線、IX
−IX線による拡大断面図、第10図はホルダ近傍の車体
の構成を示す縦断面図である。 1…シェード本体、2…巻取り部、6…巻取り軸、9
A,9B…ガイドレール、16A,16B…ストッパ、
20…ガイド面、21a,21b,21c…芯体、22
a,22b…骨材、24…ローラ、25…大径部、26
…小径部、27…段部、28…フックケース、31…フ
ック、33…操作摘み、34…フック部、35…ホル
ダ、39…ルーフウインド、40…水平アーム。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直線状に延びその先端部が弯曲した1対の
    ガイドレールを平行に設け、巻取軸に巻回された柔軟な
    シート状のシェード本体の両側に前記各ガイドレールに
    嵌合する被ガイド部材を突設して配設し、前記ガイドレ
    ールに沿って被ガイド部材を走行してシェード本体を移
    動するようにした自動車用サンシェード装置において、
    前記シェード本体を前記ガイドレールに沿って全長にわ
    たって引出した状態での前記シェード本体の前記ガイド
    レールの直線部と弯曲部との境界部と、この境界部から
    所定間隔を隔てた弯曲部とに対応する位置に、前記シェ
    ード本体のほぼ幅方向に延在する複数の骨材を配設し、
    これら各骨材の両端に前記ガイドレールに嵌合する被ガ
    イド部材を支持させるとともに、前記シェード本体の先
    端側の骨材に、操作摘みを兼ねたフックを車体に対して
    係合できるように付勢して設けたことを特徴とする自動
    車用サンシェード装置。
  2. 【請求項2】前記両ガイドレールは車体の形状に応じて
    その長さを相互に異にしており、前記シェード本体の先
    端側の前記骨材は、両ガイドレールの長さの差に応じて
    寸法の長いガイドレール側がシェード本体の幅方向に対
    し前方に突出するように傾斜状態に配置されている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の自動車用サンシェード
    装置。
JP1987021563U 1987-02-17 1987-02-17 自動車用サンシエ−ド装置 Expired - Lifetime JPH0628337Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987021563U JPH0628337Y2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17 自動車用サンシエ−ド装置

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JP1987021563U JPH0628337Y2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17 自動車用サンシエ−ド装置

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