JPH0628319A - 論理シミュレータ - Google Patents

論理シミュレータ

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JPH0628319A
JPH0628319A JP4204390A JP20439092A JPH0628319A JP H0628319 A JPH0628319 A JP H0628319A JP 4204390 A JP4204390 A JP 4204390A JP 20439092 A JP20439092 A JP 20439092A JP H0628319 A JPH0628319 A JP H0628319A
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JP4204390A
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Inventor
Hiroomi Shimizu
弘臣 清水
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NEC Computertechno Ltd
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NEC Computertechno Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチプロセッサ上において、レベルソート
アルゴリズムによる論理シミュレーションを行う際、同
期処理及び低負荷プロセッサの同期待ちによる並列処理
効率の低下を制御する。 【構成】 自プロセッサ1において、他プロセッサ2〜
nへ接続を持つノードを、他プロセッサ出力ノード処理
手段13にて処理した後、自プロセッサへのみの接続を
持つノードを、自プロセッサ出力ノード処理手段14で
処理すると同時に、同期手段11による他プロセッサと
の同期処理を並列に実行するよう制御手段12で制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は論理シミュレータに関し、特にレ
ベルソート方式に基づいてシミュレーション対象の回路
モデルの各レベル毎に互いに同期をとりつつ論理シミュ
レーションを実行するマルチプロセッサ構成の論理シミ
ュレータに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来のこの種の論理シミュレータにつき説
明する。図4は従来の論理シミュレータの構成図であ
り、図19に示す如きシミュレーション対象の論理回路
モデルの各ライン(図19参照)毎に、順次回路レベル
(図19参照)のシミュレーションを並列に同期をとり
つつ実行する複数のラインシミュレーションプロセッサ
1〜n(図19の回路モデルでは、4つのラインの各々
に対応して4つのプロセッサ1〜4が必要とされる)
と、これ等ラインシミュレーションプロセッサ(以降、
単にプロセッサと称す)1〜n間の通信を行うための経
路を形成するプロセッサ間接続網(ネットワーク)10
とを含む。
【0003】図19の回路モデルにおいて、各ライン1
〜4は入力端子からの各信号の伝搬順序に着目して各信
号伝搬方向に付与された属性の一つであり、各ライン毎
に対応プロセッサ1〜4が設けられているのである。こ
れ等対応ラインの各ノード(レベル)のシミュレーショ
ンが順次並列的に同期をとりつつ行われる。
【0004】各レベル0〜4は各ライン毎に各ノードを
経て順次伝搬される信号伝搬順序に着目して各ノード毎
に付与された属性の一つであり、各ライン毎に最小レベ
ル0から最大レベル4へ向けて順次シミュレーションが
実行され、レベルソート方式のシミュレーションとなる
のである。
【0005】尚、図19においては、各ライン1〜4毎
のレベルを合わせるべくノード312,313,32
2,323,332,333,341が夫々追加され、
全てのライン1〜4が最大レベル4とされている。
【0006】この様なレベルソートされたモデルでは、
あるレベルnに含まれるノードの入力はレベル(n−
1)以前のレベルに含まれるノードの出力により完全に
決定される。よって、レベル毎にシミュレーションを行
うことで、各ノードの処理は1回で済み、また同一レベ
ルに含まれるノード間には依存関係が存在しないために
並列に処理することが可能である。
【0007】この様なレベルソートアルゴリズムをマル
チプロセッサ上で実行する場合、モデルをライン毎に各
プロセッサに分割して処理するようにしているので、各
プロセッサ間(ライン間)に接続関係(入出力関係)が
存在しなければ、各プロセッサは独立であるので、プロ
セッサ間の同期処理は必要ではない。
【0008】しかしながら、実際には図19に示される
様にプロセッサ間(ライン間)には互いに接続が存在す
ることは避けられず、よってレベル毎にプロセッサ間の
同期が必要となってくる。
【0009】そこで、各プロセッサ1〜nには、図4に
示す如く、他プロセッサとの同期をとるための同期手段
11と、1レベル分のノードの処理を行うためのノード
処理手段20と、これ等同期手段11及びノード処理手
段20の制御を行う制御手段12とを設けている。
【0010】制御手段12はノード処理手段20に処理
開始を指示し、ノード処理が終了すると、同期手段11
に同期処理開始指示を行い、同期処理が終了すると、そ
のレベルの終了を判断するようになっている。この制御
手段12の制御処理フローが図14に示されている。
【0011】この様な手順により処理を行うことで、プ
ロセッサ間にまたがったノード間の接続が存在する場合
にも、あるプロセッサがレベルnの処理を開始する時点
においては、全てのプロセッサがレベル(n−1)の処
理を終了していることを保証し、レベルnのノードの入
力が全て確定してからレベルnの処理を行うようにして
いるのである。
【0012】従来の論理シミュレータでは、ノードの評
価をなすノード処理手段20と同期処理をなす同期手段
11との両処理は直列的に行われており、図18にその
様子を模式的に示している。従って、全体の処理時間は
両処理の時間の和となり、並列処理効率が低下してい
る。
【0013】また、シミュレーション対象モデルを複数
ラインに分割して対応するラインシミュレーションプロ
セッサにより、各ライン並列に処理する場合、各レベル
における全てのプロセッサのノード評価時間を同一にす
ることは一般的に困難である。そのために、最も評価処
理時間の長いプロセッサに合致させる様に他のプロセッ
サは同期待ちを行っている。このプロセッサの同期待ち
の間は評価処理は停止状態にあり、並列処理効率が低下
することになる。
【0014】
【発明の目的】本発明の目的は、ラインシミュレーショ
ン相互間の同期待ちによる並列処理効率の低下をできる
だけ少なくしたレベルソート方式の論理シミュレータを
提供することである。
【0015】
【発明の構成】本発明による論理シミュレータは、複数
の入力端子から各ノードを経て順次伝搬される信号伝搬
順序に着目して各ノード毎に付与された属性の一つであ
るレベルと、前記入力端子から各信号の伝搬方向に着目
して各信号伝搬方向に付与された属性の一つであるライ
ンとが予め定義されたシミュレーション対象の回路モデ
ルに関し、前記ラインの各々に対応して設けられ対応ラ
インのシミュレーションをなすべく並列的に設けられた
複数のラインシミュレーションプロセッサにより、順次
前記レベル毎に各ライン所属のノード評価を行うレベル
ソート方式の論理シミュレータであって、前記ラインシ
ミュレーションプロセッサの各々は、他プロセッサとの
同期処理を行う同期手段と、前記回路モデル中の他ライ
ンへの出力を有するノードを処理する手段と、前記回路
モデル中の自ラインへの出力のみを有するノードを処理
する手段と、前記他ラインへの出力を有するノードの処
理終了後に前記同期手段の同期処理と前記自ラインへの
出力のみを有するノードの処理とを並列に処理制御する
制御手段とを含むことを特徴とする。
【0016】本発明による他の論理シミュレータは、複
数の入力端子から各ノードを経て順次伝搬される信号伝
搬順序に着目して各ノード毎に付与された属性の一つで
あるレベルと、前記入力端子からの各信号の伝搬方向に
着目して各信号伝搬方向に付与された属性の一つである
ラインとが予め定義されたシミュレーション対象の回路
モデルに関し、前記ラインの各々に対応して設けられ対
応ラインのシミュレーションをなすべく並列的に設けら
れた複数のラインシミュレーションプロセッサにより、
順次前記レベル毎に各ライン所属のノード評価を行うレ
ベルソート方式の論理シミュレータであって、前記ライ
ンシミュレーションプロセッサの各々は、他プロセッサ
との同期処理を行う同期手段と、前記回路モデル中の自
ラインからの入力のみを有するノードを処理する手段
と、前記回路モデル中の他ラインからの入力を有するノ
ードを処理する手段と、前記自ラインからの入力のみを
有するノードの処理と前記同期手段の同期処理とを並列
に処理制御し、両処理の終了後に前記他ラインからの入
力を有するノードの処理を処理制御する制御手段とを含
むことを特徴とする。
【0017】本発明による更に他の論理シミュレータ
は、複数の入力端子から各ノードを経て順次伝搬される
信号伝搬順序に着目して各ノード毎に付与された属性の
一つであるレベルと、前記入力端子から各信号の伝搬方
向に着目して各信号伝搬方向に付与された属性の一つで
あるラインとが予め定義されたシミュレーション対象の
回路モデルに関し、前記ラインの各々に対応して設けら
れ対応ラインのシミュレーションをなすべく並列的に設
けられた複数のラインシミュレーションプロセッサによ
り、順次前記レベル毎に各ライン所属のノード評価を行
うレベルソート方式の論理シミュレータであって、前記
ラインシミュレーションプロセッサの各々は、他プロセ
ッサとの同期処理を行う同期手段と、前記回路モデル中
の自ラインからの入力のみを有するノードを処理する手
段と、前記回路モデル中の他ラインからの入力と他ライ
ンへの出力とを有するノードを処理する手段と、前記回
路モデル中の他ラインからの入力と自ラインのみへの出
力と有するノードを処理する手段と、前記他ラインから
の入力と自ラインのみへの出力とを有するノードの処
理、自ラインからの入力のみを有するノードの処理及び
前記同期処理を並列に処理制御し、これ等処理の終了後
に他ラインからの入力と他ラインへの出力とを有するノ
ードの処理を処理制御する制御手段とを含むことを特徴
とする。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、図4と同等部分は同一符号により示している。本実
施例による論理シミュレータはマルチプロセッサ構成で
あり、複数のプロセッサ1〜nと、各プロセッサ間を結
ぶプロセッサ間接続網10とから構成される。
【0020】各プロセッサ1〜nは、他プロセッサとの
同期を行う同期手段11と、モデル中の他プロセッサ
(他ライン)への出力を持つノードを処理する他プロセ
ッサ出力ノード処理手段13と、モデル中の自プロセッ
サへの出力のみを持つノードを処理する自プロセッサ出
力ノード処理手段14と、これ等同期手段11、他プロ
セッサ出力ノード処理手段13及び自プロセッサ出力ノ
ード処理手段14とを制御し、他プロセッサへの出力を
持つノードの処理終了後に同期処理と自プロセッサへの
出力のみを持つノードの処理とを並列に処理させる制御
手段12とを有する。
【0021】図5に他プロセッサ出力ノード処理手段1
3のフローチャートを、図6に自プロセッサ出力ノード
処理手段14のフローチャートを夫々示す。
【0022】公知のノード評価手段ではノードの評価を
最終ノードを検出するまで繰返し実行していたのに対
し、他プロセッサ出力ノード処理手段13は、ノードの
出力の情報を参照し、出力中に他プロセッサへの出力が
1本以上あった場合に他プロセッサ出力ノードと判断
し、公知の手段と同様にノード評価を行う。また、自プ
ロセッサ出力ノード処理手段14はノードの出力の情報
を参照し、出力中に他プロセッサへの出力がなかった場
合に自プロセッサ出力ノードと判断し、公知の手段と同
様にノード評価を行う。
【0023】図11に1レベル分のシミュレーションを
行う場合の制御手段12のフローチャートを示す。制御
手段12は他プロセッサ出力ノード処理手段13に処理
の開始を指示し、他プロセッサ出力ノード処理手段13
の処理終了を監視する。他プロセッサ出力ノード処理手
段13の処理が終了したならば、同期手段11に対して
同期処理の開始を指示し、かつ自プロセッサ出力ノード
処理手段14に処理開始を指示する。自プロセッサ出力
ノード手段14と同期手段11の双方の終了を監視し、
ともに終了したならば1レベル分のシミュレーションの
終了と判断する。
【0024】図15に本発明の動作を模式的に示す。プ
ロセッサ1のレベルnにおける動作に着目すると、自プ
ロセッサ出力ノード処理と同期処理とが並列に実行され
従来技術によるノード処理と同期処理との直列実行(図
18)に比較して処理時間を短縮することが可能とな
る。
【0025】また、図15及び図18の例では、レベル
nではプロセッサ1の処理量が大きく、レベル(n+
1)ではプロセッサ2の処理量が大きい。図18の従来
技術では、各レベルにおける処理量の小さいプロセッサ
が同期待ちを行い、全体の処理時間は処理量の大きいプ
ロセッサの動作時間によって決定されるが、本実施例で
は、自プロセッサ出力ノード処理中に同期処理が行わ
れ、レベルnのプロセッサ2のように同期待ちが行われ
ても、全体の処理時間には影響を与えない。
【0026】図2は本発明の他の実施例の構成図であ
り、図1と同等部分は同一符号により示している。各プ
ロセッサ1〜nは、他プロセッサとの同期を行う同期手
段11と、モデル中の他のプロセッサからの入力を持つ
ノードを処理する他プロセッサ入力ノード処理手段15
と、モデル中の自プロセッサからの入力のみを持つノー
ドを処理する自プロセッサ入力ノード処理手段16と、
前記同期手段11、他プロセッサ入力ノード処理手段1
5及び自プロセッサ入力ノード処理手段16とを制御
し、他プロセッサからの入力を持つノードの処理終了後
に同期処理と次レベルの自プロセッサからの入力のみを
持つノードの処理とを並列に処理させる制御手段12と
を有する。
【0027】図7に他プロセッサ入力ノード処理手段1
5のフローチャートを、図8に自プロセッサ入力ノード
処理手段16のフローチャートを夫々示す。
【0028】公知のノード評価手段ではノードの評価を
最終ノードを検出するまで繰返し実行していたのに対
し、他プロセッサ入力ノード処理手段15はノードの入
力の情報を参照し、入力中に他プロセッサからの入力が
存在した場合、他プロセッサ入力ノードと判断し、公知
の手段と同様にノード評価を行う。また、自プロセッサ
入力ノード処理手段16はノードの入力の情報を参照
し、入力中に他プロセッサへからの入力が存在しなかっ
た場合に自プロセッサ出力ノードと判断し、公知の手段
と同様にノード評価を行う。
【0029】図12に1レベル分のシミュレーションを
行う場合の制御手段12のフローチャートを示す。制御
手段12は前レベルですでに開始されている自プロセッ
サ入力ノード処理の終了を監視し、自プロセッサ入力ノ
ード処理手段16の動作が終了したならば、他プロセッ
サ入力ノード処理手段15に処理の開始を指示する。他
プロセッサ入力ノード処理手段15の処理終了を監視
し、他プロセッサ入力ノード処理手段15の処理が終了
したならば、自プロセッサ入力ノード処理手段16に次
レベルの自プロセッサ入力ノードの処理の開始を指示
し、かつ同期手段11に対して同期処理の開始を指示す
る。同期手段11の処理終了を監視し、終了したならば
1レベル分のシミュレーションの終了と判断する。
【0030】図16に本実施例の動作を模式的に示す。
プロセッサ1の動作に着目すると、レベル(n+1)の
自プロセッサ入力ノード処理とレベルnの同期処理とが
並列に実行され、従来技術によるノード処理と同期処理
との直列実行(図18)に比較して処理時間を短縮する
ことが可能である。
【0031】また、図16及び図18の例では、レベル
nではプロセッサ1の処理量が大きく、レベル(n+
1)ではプロセッサ2の処理量が大きい。図18の従来
技術では各レベルにおける処理量の小さいプロセッサが
同期待ちを行い、全体の処理時間は処理量の大きいプロ
セッサの動作時間によって決定されるが、本実施例で
は、次レベルの自プロセッサ入力ノード処理中に同期処
理が行われ、プロセッサ2のレベルnのように同期待ち
が行われても、全体の処理時間には影響を与えていな
い。
【0032】図3は本発明の更に他の実施例の構成図で
あり、図1,2と同等部分は同一符号により示してい
る。各プロセッサ1〜nは、他プロセッサとの同期を行
う同期手段11と、モデル中の自プロセッサからの入力
のみを持つノードを処理する自プロセッサ入力ノード処
理手段16と、モデル中の他のプロセッサからの入力と
他プロセッサへの出力を持つノードを処理する他プロセ
ッサ入力他プロセッサ出力ノード処理手段17と、モデ
ル中の他プロセッサからの入力と自プロセッサへの出力
のみを持つノードを処理する他プロセッサ入力自プロセ
ッサ出力ノード処理手段18と、同期手段11、自プロ
セッサ入力ノード処理手段16、他プロセッサ入力他プ
ロセッサ出力ノード処理手段17及び他プロセッサ入力
自プロセッサ出力ノード処理手段18とを制御し、他プ
ロセッサからの入力と自プロセッサのみへの出力を持つ
ノードの処理及び自プロセッサからの入力のみを持つノ
ードの処理と同期処理とを並列に処理させ、両処理の終
了後に他プロセッサからの入力と他プロセッサへの出力
を持つノードの処理をさせる制御手段12とを有する。
【0033】図8に自プロセッサ入力ノード処理手段1
6のフローチャートを、図9に他プロセッサ入力他プロ
セッサ出力ノード処理手段17のフローチャートを、図
10に他プロセッサ入力自プロセッサ出力ノード処理手
段18のフローチャートを夫々示す。
【0034】公知のノード評価手段ではノードの評価を
最終ノードを検出するまで繰返し実行していたのに対
し、自プロセッサ入力ノード処理手段16はノードの入
力の情報を参照し、入力中に他プロセッサからの入力が
なかった場合に自プロセッサ入力ノードと判断し、公知
の手段と同様にノード評価を行う。
【0035】また、他プロセッサ入力他プロセッサ出力
ノード処理手段17はノードの入力の情報を参照し、入
力中に他プロセッサからの入力が存在し、かつノードの
出力の情報を参照し、出力中に他プロセッサへの出力が
存在した場合に他プロセッサ入力他プロセッサ出力ノー
ドと判断し、公知の手段と同様にノード評価を行う。
【0036】また、他プロセッサ入力自プロセッサ出力
ノード処理手段18はノードの入力の情報を参照し、入
力中に他プロセッサからの入力が存在し、かつノードの
出力の情報を参照し、出力中に他プロセッサへの出力が
存在しなかった場合に他プロセッサ入力自プロセッサ出
力ノードと判断し、公知の手段と同様にノード評価を行
う。
【0037】図13に1レベル分のシミュレーションを
行う場合の制御手段12のフローチャートを示す。制御
手段12は前レベルで既に開始されている自プロセッサ
入力ノード処理の終了を監視し、自プロセッサ入力ノー
ド処理手段16の動作が終了したならば、他プロセッサ
入力他プロセッサ出力ノード処理手段17に処理の開始
を指示する。他プロセッサ入力他プロセッサ出力ノード
処理手段17の処理終了を監視し、他プロセッサ入力他
プロセッサ出力ノード処理手段17の処理が終了したな
らば、同期手段11に対して同期処理の開始を指示し、
かつ他プロセッサ入力自プロセッサ出力ノード処理手段
18に処理の開始を指示する。
【0038】他プロセッサ入力自プロセッサ出力ノード
処理手段18の終了を監視し、他プロセッサ入力自プロ
セッサ出力ノード処理手段18の処理が終了したなら
ば、自プロセッサ入力ノード処理手段16に次レベルの
自プロセッサ入力ノードの処理の開始を指示する。同期
手段11の終了を監視し、終了したならば1レベル分の
シミュレーションの終了と判断する。
【0039】図17に本発明の動作を模式的に示す。プ
ロセッサ2の動作に着目すると、レベルnの他プロセッ
サ入力自プロセッサ出力ノード処理及びレベル(n+
1)の自プロセッサ入力ノード処理とレベルnの同期処
理とが並列に実行され、従来技術によるノード処理と同
期処理との直列実行(図18)に比較して処理時間を短
縮することが可能となる。
【0040】また、図17及び図18の例では、レベル
nではプロセッサ1の処理量が大きく、レベル(n+
1)ではプロセッサ2の処理量が大きい。図18の従来
技術では各レベルにおける処理量の小さいプロセッサが
同期待ちを行い、全体の処理時間は処理量の大きいプロ
セッサの動作時間によって決定されるが、本実施例で
は、現レベルの他プロセッサ入力自プロセッサ出力ノー
ド処理及び次レベルの自プロセッサ入力ノード処理中に
同期処理が行われて、プロセッサ2のレベルnのように
同期待ちが行われても、全体の処理時間には影響を与え
ていない。
【0041】また、他プロセッサ入力他プロセッサ出力
ノードの処理終了後、他プロセッサ入力自プロセッサ出
力ノードの処理を待たずに同期処理を開始できるため、
同期待ちの時間を減少させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、他
プロセッサへの出力を持つノードの処理終了後に同期処
理と自プロセッサへの出力のみを持つノードの処理とを
並列に行うことにより、同期処理に必要な時間を見かけ
上減少させる効果がある。
【0043】また、各プロセッサのノード処理時間が異
なる場合でも、プロセッサが同期待ちによる、ノード処
理手段の停止時間を低減することが可能であり、並列処
理効率を向上させる効果がある。
【0044】更に、他プロセッサからの入力を持つノー
ドの処理終了後に同期処理と次レベルの自プロセッサか
らの入力のみを持つノードの処理とを並列に行うことに
より、同期処理に必要な時間を見かけ上減少させる効果
がある。
【0045】また、各プロセッサのノード処理時間が異
なる場合でも、プロセッサが同期待ちによる、ノード処
理手段の停止時間を低減することが可能であり、並列処
理効率を向上させる効果がある。
【0046】更にまた、他プロセッサからの入力を持
ち、かつ他プロセッサへの出力を持つノードの処理終了
後に同期処理と、他プロセッサからの入力と自プロセッ
サへの出力とを持つノードの処理及び次レベルの自プロ
セッサからの入力のみを持つノードの処理とを並列に行
うことにより、同期処理に必要な時間を見かけ上減少さ
せる効果がある。
【0047】また、各プロセッサのノード処理時間が異
なる場合でも、プロセッサが同期待ちによるノード処理
手段の停止時間を低減することが可能であり、並列処理
効率を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例の構成図である。
【図3】本発明の更に他の実施例の構成図である。
【図4】従来の論理シミュレータの構成図である。
【図5】図1の他プロセッサ出力ノード処理手段13の
動作を示すフローチャートである。
【図6】図1の自プロセッサ出力ノード処理手段14の
動作を示すフローチャートである。
【図7】図2の他プロセッサ入力ノード処理手段15の
動作を示すフローチャートである。
【図8】図2の自プロセッサ入力ノード処理手段16の
動作を示すフローチャートである。
【図9】図3の他プロセッサ入力他プロセッサ出力ノー
ド処理手段17の動作を示すフローチャートである。
【図10】図3の他プロセッサ入力自プロセッサ出力ノ
ード処理手段18の動作を示すフローチャートである。
【図11】図1の制御手段12の動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】図2の制御手段12の動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】図3の制御手段12の動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】図4に示した従来の制御手段12の動作を示
すフローチャートである。
【図15】図1の装置の動作を模式的に示したタイムチ
ャートである。
【図16】図2の装置の動作を模式的に示したタイムチ
ャートである。
【図17】図3の装置の動作を模式的に示したタイムチ
ャートである。
【図18】従来の論理シミュレータの動作を模式的に示
したタイムチャートである。
【図19】論理シミュレーション対象回路のモデル図で
ある。
【符号の説明】
1〜n ラインシミュレーションプロセッサ 10 プロセッサ間接続網 11 同期手段 12 制御手段 13 他プロセッサ出力ノード処理手段 14 自プロセッサ出力ノード処理手段 15 他プロセッサ入力ノード処理手段 16 自プロセッサ入力ノード処理手段 17 他プロセッサ入力他プロセッサ出力ノード処理手
段 18 他プロセッサ入力自プロセッサ出力ノード処理手

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力端子から各ノードを経て順次
    伝搬される信号伝搬順序に着目して各ノード毎に付与さ
    れた属性の一つであるレベルと、前記入力端子から各信
    号の伝搬方向に着目して各信号伝搬方向に付与された属
    性の一つであるラインとが予め定義されたシミュレーシ
    ョン対象の回路モデルに関し、前記ラインの各々に対応
    して設けられ対応ラインのシミュレーションをなすべく
    並列的に設けられた複数のラインシミュレーションプロ
    セッサにより、順次前記レベル毎に各ライン所属のノー
    ド評価を行うレベルソート方式の論理シミュレータであ
    って、前記ラインシミュレーションプロセッサの各々
    は、他プロセッサとの同期処理を行う同期手段と、前記
    回路モデル中の他ラインへの出力を有するノードを処理
    する手段と、前記回路モデル中の自ラインへの出力のみ
    を有するノードを処理する手段と、前記他ラインへの出
    力を有するノードの処理終了後に前記同期手段の同期処
    理と前記自ラインへの出力のみを有するノードの処理と
    を並列に処理制御する制御手段とを含むことを特徴とす
    る論理シミュレータ。
  2. 【請求項2】 複数の入力端子から各ノードを経て順次
    伝搬される信号伝搬順序に着目して各ノード毎に付与さ
    れた属性の一つであるレベルと、前記入力端子からの各
    信号の伝搬方向に着目して各信号伝搬方向に付与された
    属性の一つであるラインとが予め定義されたシミュレー
    ション対象の回路モデルに関し、前記ラインの各々に対
    応して設けられ対応ラインのシミュレーションをなすべ
    く並列的に設けられた複数のラインシミュレーションプ
    ロセッサにより、順次前記レベル毎に各ライン所属のノ
    ード評価を行うレベルソート方式の論理シミュレータで
    あって、前記ラインシミュレーションプロセッサの各々
    は、他プロセッサとの同期処理を行う同期手段と、前記
    回路モデル中の自ラインからの入力のみを有するノード
    を処理する手段と、前記回路モデル中の他ラインからの
    入力を有するノードを処理する手段と、前記自ラインか
    らの入力のみを有するノードの処理と前記同期手段の同
    期処理とを並列に処理制御し、両処理の終了後に前記他
    ラインからの入力を有するノードの処理を処理制御する
    制御手段とを含むことを特徴とする論理シミュレータ。
  3. 【請求項3】 複数の入力端子から各ノードを経て順次
    伝搬される信号伝搬順序に着目して各ノード毎に付与さ
    れた属性の一つであるレベルと、前記入力端子から各信
    号の伝搬方向に着目して各信号伝搬方向に付与された属
    性の一つであるラインとが予め定義されたシミュレーシ
    ョン対象の回路モデルに関し、前記ラインの各々に対応
    して設けられ対応ラインのシミュレーションをなすべく
    並列的に設けられた複数のラインシミュレーションプロ
    セッサにより、順次前記レベル毎に各ライン所属のノー
    ド評価を行うレベルソート方式の論理シミュレータであ
    って、前記ラインシミュレーションプロセッサの各々
    は、他プロセッサとの同期処理を行う同期手段と、前記
    回路モデル中の自ラインからの入力のみを有するノード
    を処理する手段と、前記回路モデル中の他ラインからの
    入力と他ラインへの出力とを有するノードを処理する手
    段と、前記回路モデル中の他ラインからの入力と自ライ
    ンのみへの出力とを有するノードを処理する手段と、前
    記他ラインからの入力と自ラインのみへの出力とを有す
    るノードの処理、自ラインからの入力のみを有するノー
    ドの処理及び前記同期処理を並列に処理制御し、これ等
    処理の終了後に他ラインからの入力と他ラインへの出力
    とを有するノードの処理を処理制御する制御手段とを含
    むことを特徴とする論理シミュレータ。
JP4204390A 1992-07-08 1992-07-08 論理シミュレータ Pending JPH0628319A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11212818A (ja) * 1998-01-23 1999-08-06 Mitsubishi Electric Corp 分散シミュレーションシステム
JP2012133518A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Fuji Electric Co Ltd パワーエレクトロニクス機器シミュレータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11212818A (ja) * 1998-01-23 1999-08-06 Mitsubishi Electric Corp 分散シミュレーションシステム
JP2012133518A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Fuji Electric Co Ltd パワーエレクトロニクス機器シミュレータ

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