JPH06282206A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06282206A
JPH06282206A JP6825393A JP6825393A JPH06282206A JP H06282206 A JPH06282206 A JP H06282206A JP 6825393 A JP6825393 A JP 6825393A JP 6825393 A JP6825393 A JP 6825393A JP H06282206 A JPH06282206 A JP H06282206A
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JP
Japan
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photosensitive drum
blade
cleaning blade
image forming
forming apparatus
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6825393A
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English (en)
Inventor
Masanori Nakamura
正憲 中村
Akio Tsujita
明夫 辻田
Tsutomu Maekawa
勉 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は感光ドラムの表面を研磨し、クリーニ
ングするブレードを設けた画像形成装置に関する。本発
明の目的は、オゾンや窒素酸化物の付着によって生じた
感光ドラムの表面荒れの部分を研磨するクリーニングブ
レードを提供することにあり、クリーニングブレードの
寿命延長,トナーフィルミングの防止に役立つ。 【構成】本実施例においては、ファーブラシ6と帯電器
2の間に新たにクリーニングブレード14を設けた。ク
リーニングブレード14を所定の形状に加工した後、ブ
レ−ド14の刃先にアモルファスカーボン16をコーテ
ィングする。プリンター稼働中、このブレ−ド14は1
万頁に1回の割合で感光ドラム1に当接し、感光ドラム
1表面の研磨やトナーフィルミングの除去を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置に係り、感
光ドラムの表面を研磨し、クリーニングするブレードを
設けた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に複写機,プリンター,ファクシミ
リ等の各種画像形成装置においては、感光ドラムの表面
に対して帯電,露光,現像の各工程が実施され、これに
よりトナー像が感光ドラム表面に形成される。そして、
感光ドラム表面に形成されたトナー像は、転写チャージ
ャにより用紙に転写される。また、転写後の感光ドラム
には用紙に転写しきれなかったトナーが残留するため、
この残留トナーを除去する。感光ドラムの中でもOPC
ドラム(有機感光ドラム)は、その表面硬度が非常に小
さいため(ビッカース硬度:10以下)、トナーと共に
ドラム表面も容易に研磨される。
【0003】しかし、表面硬度がOPCよりも大きい三
セレン化ヒ素(ビッカース硬度:150),セレン−テ
ルル(ビッカース硬度:40〜50),セレン(ビッカ
ース硬度:30),アモルファスシリコン(ビッカース
硬度:1000〜1500)では、感光ドラムとの摺擦
によりブレードの摩耗が早くなる。このため、ブレード
の交換サイクルが短くなるという欠点があった。また、
従来は、ブレードをトナー層のみを研磨する目的で使用
していたため、ブレードの強度はそれほど大きくなくて
良かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】三セレン化ヒ素,セレ
ン−テルル等のセレン系ドラムは、ドラムの表面層にヒ
素をドープして三酸化二ヒ素(As23)なる酸化物を
設けている。この酸化物は大気中では非常に安定である
が、コロナ放電の際発生するオゾンや窒素酸化物から硝
酸塩が生成され、この硝酸塩が大気中の水分と反応する
ことにより形成される硝酸が上記のセレン系ドラム表面
に付着すると、潮解性の五酸化二ヒ素(As25)が生
成され、ドラム表面に荒れを生ずる。この荒れた部分は
φ0.1〜10μmの微細なものであり、目視では観察
されない。そして、前記荒れた部分は摩擦係数が大きく
なるため、トナーが付着し易くなり、その部分はトナー
フィルミングの核となってしまう。
【0005】本発明の目的は、感光ドラム表面の荒れた
部分を研磨するクリーニングブレードを提供することに
あり、クリーニングブレードの寿命延長、トナーフィル
ミングの防止に役立つ。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、実験例の具体的一例では、クリーニングブレードに
アモルファスカーボン薄膜をコーティングした。アモル
ファスカーボンは高硬度(ビッカース硬度:2000〜
6000),表面平滑性(表面粗さ:0.001μm以
下)に優れる、耐摩耗性に優れる、摩擦係数が小さい、
耐薬品性・耐食性に優れる、潤滑効果がある等の特徴を
持っており、最近、工具や刃物、その他の機械部品の寿
命延長に役立っている。このアモルファスカーボンをコ
ーティングしたブレードにより、ドラム表面の荒れた部
分を容易に研磨でき、またブレードの寿命を縮めること
もない。
【0007】また、クリーニングブレードに付着したト
ナーを飛散させないように、ブレードにトナーの帯電極
性と逆極性のバイアス電圧を印加した。バイアス電圧を
300V以上にすると、感光ドラムに与える電気的ダメ
ージが大きくなるので好ましくない。
【0008】さらに、感光ドラム表面の荒れた部分を研
磨するのに必要な押付圧力は、走査電子顕微鏡観察と実
機評価を行った結果、400〜5000g/cm2が良
好であることが判った。押付圧力を5000g/cm2
以上にすると、感光ドラムの電子写真特性に悪影響を与
える。
【0009】またさらに、感光ドラム表面の荒れた部分
を研磨するのに必要なブレードの感光ドラムに対する傾
斜角度は、走査電子顕微鏡観察と実機評価を行った結
果、40〜80°が良好であることが判った。ブレード
の傾斜角度が40°以下になると、ドラム表面に垂直な
方向の圧力が小さくなってしまい、研磨効果が発揮でき
ない。
【0010】
【作用】そして、高硬度のアモルファスカーボンをコー
ティングしたブレードを圧接することにより、感光ドラ
ム表面のトナーだけでなく、オゾンや窒素酸化物が原因
となって生ずる表面荒れを研磨除去することができ、そ
の結果感光ドラム表面の摩擦係数が小さくなるため、ト
ナーの付着性が小さくなり、フィルミングの発生を抑止
することができる。また、クリーニングブレードの摩耗
速度が小さくなり、ブレード自体の寿命延長を実現する
ことができる。
【0011】なお、実験例によれば、上記アモルファス
カーボンに代えて、クリーニングブレードの感光ドラム
と接触する部分に、アモルファスシリコンまたはチタン
ナイトライドをコーティングした場合も同様の効果を奏
することができた。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明に係る画像形成装置の概略図の一例で
ある。図中、1は像担持体である感光ドラムであり、感
光ドラム1の周りには帯電器2,現像機3、およびファ
ーブラシ6からなるクリーニング装置等の画像形成に必
要なプロセス機器が配設されている。また、上記現像機
3の図中左側で感光ドラム1の片方には転写器4が配設
され、転写器4の下側には給紙用リトラクタ7が、上側
には排紙用リトラクタ8が配設されている。また、感光
ドラム1の図中右下側にはガスレーザ,ポリゴンミラ
ー,レンズ等からなるスキャナユニット9が配設されて
いる。
【0013】帯電器2により一様に帯電された感光ドラ
ム1にスキャナユニット9から画像光Bが露光される
と、感光ドラム1には静電潜像が形成される。そして、
この静電潜像は感光ドラム1の回転にともない、現像機
3の方に向けられ現像機3によりトナー5が供給され、
トナー像として現像化される。感光ドラム1上のトナー
像は転写器4により用紙10上に転写される。用紙10
は給紙用リトラクタ7により転写器4および感光ドラム
1の方へ搬送される。転写の終了した用紙10は排紙用
リトラクタ8により定着装置13の方へ送られ、定着装
置13によりトナー像は永久像として定着される。さら
に、転写の終了した感光ドラム1は残留トナーをファー
ブラシ6によりクリーニングされ、次の画像形成に備え
られる。
【0014】ここで、上記帯電器2においては、コロナ
ワイヤに約+6kVの高電圧を印加し、コロナワイヤの
周りにコロナ放電を発生させ、感光ドラム1の表面に約
700Vの電位を均一に帯電させる。このコロナ放電の
際、多量のオゾン,NOxが発生する。また、転写器4
においても同様にコロナ放電を利用しているため、転写
器4の周辺においても大量のオゾンが発生する。これら
発生したオゾンは感光ドラム1に沿って拡散し、感光ド
ラム1の周囲が現像機3や用紙10やクリーニング装置
6等により囲まれていることから、上記オゾンは高濃度
のまま感光ドラム1の表面に付着し易くなっている。
【0015】したがって、感光ドラム1に付着した上記
オゾンにより感光ドラム1の表面が汚染され、感光ドラ
ム1の電子写真特性の低下や寿命を縮める等の問題が生
じる。特に、感光ドラム1に水素化アモルファスシリコ
ン感光体を使用した場合には、表面酸化により感光体の
表面抵抗率が低下し、画像流れ等の印字不良を引き起こ
す。また、三セレン化ヒ素感光体においては、表面層の
ヒ素が酸化されることにより、帯電能低下や感光体の表
面荒れ等が生じ、印字品質の低下やトナーフィルミング
現象を生じ易くなる。
【0016】本実施例においては、ファーブラシ6と帯
電器2の間に新たにクリーニングブレード14を設け
た。クリーニングブレード14を所定の形状に加工した
後、ブレ−ド14の刃先にアモルファスカーボン16を
コーティングした。アモルファスカーボン16は炭化水
素系ガスや水素ガスを用いたプラズマCVD法で容易に
作製でき、基板温度も300℃以下で作製できるため、
ブレード14の形状が変化することはない。また、膜厚
は2〜3μmなので成膜時間はあまり長くならないし、
1回の成膜個数を多くすることでコスト的にも問題はな
い。プリンター稼働中、ブレ−ド14は1万頁に1回の
割合で感光ドラム1に当接し、感光ドラム1表面の研磨
やトナーフィルミングの除去を行う。また、ファーブラ
シ6でもトナー5の除去は行えるので、ブレード14の
感光ドラム1への当接回数をそれほど増やす必要はな
い。
【0017】クリーニングブレード14には、トナー5
の保持電荷と逆極性のバイアス電圧を印加して、ブレー
ド14に付着したトナー5が飛散しないようにすること
も可能である。ブレード14に付着したトナー5にはヒ
素の酸化物も含まれているため、安全性を考慮し、捕集
バッグ15を設けた。このバッグ15内はブロワーで負
圧に保たれており、粉塵の飛散を防いでいる。
【0018】そして、図2に示すクリーニングブレード
14の刃先角度18を60゜、感光ドラムに対する傾斜
角度17を30゜、ブレードの押し付け圧力を1000
g/cm2とし、実機で印字試験を行った結果、クリー
ニングブレード無では10万頁印字でトナーフィルミン
グが発生したが、印字試験例のクリーニングブレード有
では100万頁印字してもトナーフィルミングは発生し
なかった。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像形成装置に
おいては、クリーニングブレードの刃先に高硬度のアモ
ルファスカーボンまたはアモルファスシリコンまたはチ
タンナイトライドをコーティングし、このブレードと感
光ドラムを摺擦させるようにしており、感光ドラムを帯
電させる際に発生した窒素酸化物やオゾン等の化学活性
種が感光ドラムの表面に付着し、硝酸塩ならびに硝酸に
よる表面荒れが生じても、クリーニングブレードによっ
て荒れた部分を研磨でき、トナーフィルミングの発生を
抑止できる。また、クリーニングブレードの長寿命化も
同時に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例を示す概
略図である。
【図2】図1に符号14で示すクリーニングブレードの
拡大図である。
【符号の説明】
1…感光ドラム、2…帯電器、3…現像機、4…転写
器、5…トナー、6…ファーブラシ、7…給紙用リトラ
クタ、8…排紙用リトラクタ、9…スキャナユニット、
10…用紙、13…定着装置、14…クリーニングブレ
ード、15…捕集バッグ、16…アモルファスカーボ
ン、17…ブレード傾斜角度。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光ドラムの周辺に帯電器,転写器,クリ
    ーニング装置を配置した画像形成装置において、 上記クリーニング装置としてクリーニングブレードを使
    用し、さらにこのクリーニングブレードが感光ドラム表
    面を研磨する機能を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、クリーニングブレード
    は、感光ドラム表面のφ0.1〜10μmの微細な表面
    荒れを研磨し、かつ残留トナーを除去する構成の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、クリーニングブレード
    の感光ドラムと接触する部分に、アモルファスカーボン
    またはアモルファスシリコンまたはチタンナイトライド
    をコーティングした画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、クリーニングブレード
    に、トナーの帯電極性と逆極性の100〜300Vのバ
    イアス電圧を印加する構成の画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、クリーニングブレード
    の感光ドラムへの押付圧力が400〜5000g/cm
    2である画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、クリーニングブレード
    の感光ドラムに対する傾斜角度が40〜80°である画
    像形成装置。
JP6825393A 1993-03-26 1993-03-26 画像形成装置 Withdrawn JPH06282206A (ja)

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JP6825393A JPH06282206A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 画像形成装置

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JPH06282206A true JPH06282206A (ja) 1994-10-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276068A (ja) * 2005-03-25 2006-10-12 Fuji Xerox Co Ltd 帯電部材、クリーニング部材、及び画像形成装置
JP2008051867A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング方法、クリーニング装置及び画像形成装置

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Effective date: 20000530