JPH06281851A - 接合レンズの心出し装置 - Google Patents

接合レンズの心出し装置

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JPH06281851A
JPH06281851A JP9202393A JP9202393A JPH06281851A JP H06281851 A JPH06281851 A JP H06281851A JP 9202393 A JP9202393 A JP 9202393A JP 9202393 A JP9202393 A JP 9202393A JP H06281851 A JPH06281851 A JP H06281851A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接合レンズの外径寸法のバラツキに関係なく
高精度の心出しが生産性よく行うことが可能な接合レン
ズの心出し装置。 【構成】 一対の接合レンズ1と2を円筒形状のレンズ
受け部5の内径周面の中間位置に形成した段部4上に載
置するようにし、その接合レンズ1と2のうち、下側の
接合レンズ2の外径周面を等間隔に3方向より内径方向
に進出して挟持するように構成したアクチュエーター9
と外周保持部材8からなる挟持手段を配設構成した第1
心出し部材と、上記レンズ受け部5の外径にレンズ受け
部5と同軸に、かつ直角度を高精度に一致形成された円
筒形状の第2心出し部材10を嵌合装着して、その内径
上面の孔周縁辺部に突出形成した心出し調整部12にて
接合レンズ1の上面と当接させ押圧して心出しするよう
構成した接合レンズの心出し装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズとレンズを接合
する際に互いのレンズの光軸を一致させて接合する接合
レンズの心出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような接合レンズの心出し装置
は、知られている。例えば、実開昭61−75930号
公報がある。この公報に記載されている技術を図面に基
づいて説明する。図5は、上記公報に記載されている第
1図で、レンズの接合組立用心出し装置の実施例1を示
す正面よりの断面図である。図6は、上記公報に記載さ
れている第2図で、レンズの接合組立用心出し装置の実
施例2を示す正面よりの断面図である。図7は、上記公
報に記載されている第3図で、レンズの接合組立用心出
し装置の実施例3を示す正面よりの断面図である。
【0003】上記公報による従来のレンズの接合組立用
心出し装置の3例のうちより1例(図5)についての
み、その構成と作用を図面に基づいて説明する。図5の
中央位置に示す軸線方向に配設した一対のレンズ2と3
は、既に前工程においてレンズ2とレンズ3との間に接
着剤15を塗布構成された接合レンズである。この一対
の接合レンズ2と3のうち一方のレンズ、即ち下方側に
配設されたレンズ2の外径部が挿入するように、その内
径面6を精度よく嵌合構成し、更に下面の球面を受ける
と共に同軸度および直角度の精度をよく形成したレンズ
受け部7を形成した円筒形状の第1心出し部材4が設け
られている。この第1の心出し部材4の外周面の嵌合部
8と嵌合構成するように、その内径を対応寸法に形成さ
れた嵌合部11を設け、その内周面上方円周縁部に同軸
度および直角度よく、形成された心出し調整部13を配
設構成した円筒形状の第2の心出し部材5が挿入嵌着さ
れている。また、第1心出し部材4の上端部の開口部1
2の上方位置には、ランプ14が配設され、第1心出し
部材4の上端部嵌合面6に載置された一対の接合レンズ
2と3に光束を照射するように構成されている。
【0004】上記構成よりなる公報の従来例による作用
を説明する。接合レンズ2,3間に接着剤15が塗布さ
れ、接着剤15内の泡出しがされた接合レンズ2と3を
第1心出し部材4の嵌合面6内に挿入載置し、続いて第
2心出し部材5を第1心出し部材4上より、その外周嵌
合部8に対して第2心出し部材5の内径嵌合部11が嵌
合するように挿入する。この嵌合にて接合レンズ2と3
は、高精度の同軸および直角が維持構成された第1心出
し部材4のレンズ受け部7と第2心出し部材5の心出し
調整部13とにより接合レンズ2と3を上下より挟み込
むようにすることにより接合レンズ2と3の心出しが行
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した構成
と作用を有する従来の接合レンズの心出し装置によれ
ば、一対の接合レンズ2と3のうち下方側に配設した接
合レンズ2は、下面をレンズ受け部7により押さえられ
てはいるが、嵌合面6によるレンズ外周部を規制するこ
とにより、接合レンズ2の左右方向が決められている。
この状態においては、一般のレンズ加工能力と、作業能
率とによりレンズ外径寸法のバラツキは、最大2/10
0mmは考えられ、また作業者の第2心出し部材5への
レンズの抜きさしの能率を考えると、最小1/100m
m程度のガタ(隙間)は欲しい。
【0006】従って、上記公報による構成では、最大3
/100mm程度の隙間が接合レンズ2の外周と第1心
出し部材4の内径嵌合部6との間に生ずることとなる。
この隙間は、接合レンズ2と3の心だし精度に大きなバ
ラツキとして発生し、問題となっていた。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、接合レンズの外径のバラツキに関係なく装着で
き、また作業の簡易化など、高精度な接合レンズの心出
しを行える装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の接合
レンズの心出し装置の概念を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の接合レンズの心出し装置の概念を示
し、その要部正面よりの断面図である。図に示す符号1
と2は一対のレンズ間に接着剤3を塗布し、その接合間
の接着剤3内の泡出しの終わった接合レンズである。こ
の接合レンズ1と2は、円筒形状のレンズ受け部5の内
径内に、接合レンズ2の下面の球面を載置するよう内径
方向に突出形成した段部(受け部)4を設け、その段部
4上に挿入載置されている。上記レンズ受け部5の外径
は、レンズ受け部5の段部(受け部)4の中心に形成し
た孔6に対し、同軸および直角を精度よく維持した外周
嵌合部7が形成されている。
【0009】また、レンズ受け部5の外周壁面7の上記
した接合レンズ2を挿入載置するよう形成した段部4の
上面位置に、等間隔に数カ所に、径方向へ貫通する孔を
穿設し、図に示すように、レンズ受け部5の中心方向
(水平方向)に移動自在に嵌合構成された外周保持部材
8が、その基端をそれぞれアクチュエーター9と連設構
成されて、挿入載置された接合レンズ2の外径周面と当
接して球心方向に同期移動するよう第2心出し部材が構
成されている。
【0010】上記した第2心出し部材を構成したレンズ
受け部5の外周壁面7には、その外周壁面7と嵌合構成
する円筒形状の第1心出し部材10が上下方向に摺動自
在に配設されている。即ち、円筒形状で、その内径壁面
(内周嵌合部)11を上記レンズ受け部5の外周壁面
(外周嵌合部)7と嵌合装着するよう構成し、円筒部中
心の上端部に形成した孔の下面縁辺周面より下方向に接
合レンズ1の外径寸法と対応した径に突出形成され、か
つ同軸、直角を維持形成した心出し調整部12を設けた
第2心出し部材10が嵌合装着されている。
【0011】上記した構成による本発明の概念の作用を
説明する。まず、レンズ受け部5内の段部4の孔6中央
に、予め接合レンズ1と2の間に接着剤3を塗布し、そ
の接着剤3内に生じた泡を除去した一対の接合レンズの
下方側の接合レンズ2の下面球面を図に示すように挿入
載置し、接合レンズ2の外径周面に向けてアクチュエー
ター9を作動して各外周保持部材8の先端面をレンズ受
け部5の中心に向けて移動する。即ち、球心方向に同期
して移動して接合レンズ2の外径寸法に関係なく当接し
て同軸にて保持する。
【0012】上記第1心出し部材10に保持された接合
レンズ1と2の上方より、第2心出し部材20のレンズ
受け部5の外周嵌合部7と第1心出し部材10の内径嵌
合部11を挿入嵌着する。次に、上記第2心出し部材2
0の外周嵌合部7と嵌合した第1心出し部材10は下降
し、その下面中心に設けた心出し調整部12の先端部
は、接合レンズ1の上面に当接して押圧し、接合レンズ
1と2の心出しが行われる。
【0013】
【実施例1】本発明の接合レンズの心出し装置の具体例
を図面に基づいて説明する。図2は、本発明の接合レン
ズの心出し装置の実施例1に係わる正面よりの断面図で
ある。なお、図中において、上記本発明の接合レンズの
心出し装置の概念説明に用いた図1と同一部材、同一形
状、同一構成については、同一符号を付し、その説明は
省略する。図の中央に示すカップ形状の部材は、上面の
直角および内面を精度よく形成されたレンズ受け部13
で、その外径を円形のブロック状のエアーチャック14
の中央部に穿設された孔内に挿入嵌着されている。上記
レンズ受け部13内のカップ状の底面中央には、エアー
チャック14の下面中央に穿設された孔15と連通する
孔16が穿設されて、図示されていない真空発生手段と
継手17を介して吸引されるよう構成されている。
【0014】上記エアーチャック14の中央位置に設け
た孔内に挿入嵌着したレンズ受け部13上端部の外径
と、上記エアーチャック14の上端部の内径との間には
空間部が設けられている。また、エアーチャック14の
上端部上面には、3方向よりレンズ受け部13の中央に
設けた内径部の中心と同軸に放射方向から水平に同心状
で、かつ同期して移動するチャック爪18が等間隔に配
設されている。上記チャック爪18は、図示されていな
いが、外部に設けられた圧縮エア手段によりエアーチャ
ック14の下端部の外周壁面に設けられた継手19を介
して水平作動するよう構成されている。
【0015】また、エアーチャック14の上端面には、
エアーチャック14の中央部の孔に嵌着構成されたレン
ズ受け部13の中央内径部の中心と同軸に、かつ精度よ
く形成された円筒形状の第1心出し部材20が直立に配
設されている。上記第1心出し部材20の外径周壁面、
即ち、外周嵌合部21は後述する第2心出し部材10の
内周嵌合部11と嵌合するため精度よく形成されてい
る。上記第2心出し部材10の内周嵌合部11と同軸
で、かつ直角を精度よく形成された心出し調整部12を
内径上面中央先端に突出形成されている。即ち、円筒形
状で、その内径壁面(内周嵌合部)11を第1心出し部
材20の外周壁面(外周嵌合部)21と嵌合装着するよ
う構成し、円筒部中心の上端部に形成した孔の下面縁辺
周面より下方向に接合レンズ1の外径寸法よりやや小径
に突出形成され、かつ同軸、直角を維持形成した心出し
調整部12を設けた第2心出し部材10が嵌合装着され
て、矢印にて示す方向に摺動するよう構成されている。
また、第2心出し部材10の中心に形成された光束を通
過するための孔、即ち接合レンズ1と2の心出しをする
心出し調整部12の中央の孔の上方位置には、接合レン
ズ1と2との間に塗布された瀬3を硬化するための紫外
線を照射するUV光源22が配設されている。
【0016】次に、上記構成よりなる本実施例の作用を
説明する。まず、予め接合レンズ間に、紫外線照射型接
着剤3を塗布し、その接着剤3内に生じる泡出しの終わ
った一対の接合レンズ1と2を開放作動されたチャック
爪18内のレンズ受け部13上に載置する。次に、図示
されていない真空発生手段を駆動させ、継手17と孔1
5および16を介してレンズ受け部13の内径側より接
合レンズ2の下面を吸引作動して接合レンズ2を保持す
る。続いて、図示されていないが、外部に設けられた圧
縮エアー手段を駆動し、継手19を介して各チャック爪
18を内径方向に同期作動させ接合レンズ2の外径周面
をクランプし、接合レンズ2の光軸芯と、レンズ受け部
13の軸心とを合致させる。
【0017】次に、上記した接合レンズ2の光軸とレン
ズ受け部13との軸心とが合致した状態において、レン
ズ受け部13の軸心と同軸となっている第1心出し部材
20の上方より、その外周嵌合部21に第2心出し部材
10の内周嵌合部11を嵌合装着すべく挿入し、互の嵌
合部21と11の嵌合摺動にて第2心出し部材10を下
降させ、第2心出し部材10内に突出して設けた心出し
調整部12が接合レンズ1の上面の球面上へ当接させ
る。この当接することにより、接合レンズ1は、心出し
調整部12とレンズ受け部13の上端面との間に挟み込
まれた状態となり、接合レンズ1は、接合レンズ2の光
軸方向に馴らされ合致する。即ち、高精度な同軸と、直
角とが出ている心出し調整部12とレンズ受け部13と
により上下方向より挟み込まれて押し当てられた接合レ
ンズ1と2の光軸は合致することになる。
【0018】上記作用により光軸が合致した接合レンズ
1と2は、第2心出し部材10の上方位置に配設された
UV光源22がONし、その照射される紫外線を第2心
出し部材10の中心孔より接合レンズ1上より接着剤3
上に照射されて硬化されて接合レンズ1と2は接着固定
される。
【0019】上記した本実施例において、接合レンズ2
の外径周面を等間隔に3方向よりチャック爪18にて水
平クランプしたが、本実施例はこれに限定されるもので
はなく、4本爪または5本爪でもよく、要は接合レンズ
の外径の大小および形状に伴って、その数を設ければよ
いのである。
【0020】上記構成と作用による本実施例によれば、
接合レンズの心出し手段をチャック爪にて構成したの
で、接合レンズをクランプする場合のストロークのスペ
ースがとれるので、レンズ径の大小に関係なく対応でき
る。また、レンズ受け部に接合レンズを保持するための
真空発生手段と、チャック爪を作動するための圧縮エア
ー手段という簡単な構成で行えるなど、生産面、原価面
において大きな利点がある。
【0021】
【実施例2】次に、本発明の接合レンズの心出し装置の
実施例2を図面に基づいて説明する。図3は、本発明の
接合レンズの心出し装置の実施例2に係わる正面よりの
断面図である。図4は、図3に示すレンズ受け部の上面
図である。なお、図中において上記した実施例1に用い
た図2および本発明の概念の説明に用いた図1と同一部
材、同一形状、同一構成については、同一符号を付し、
その説明は省略する。
【0022】本実施例と上記した実施例1との相違点
は、接合レンズ2を載置して保持する保持手段とその保
持方法が異なっている。以下その構成を詳述する。接着
剤3により接合された接合レンズ1と2のうち下側に配
設された接合レンズ2の下面の球面を上端面に載置し、
その内径および外径周面の直角と同時に精度よく形成し
た上下方向に長く形成された円筒形状のレンズ、受け部
23を中心位置に配設している。このレンズ受け部23
の下端部の軸心には送気孔24が穿設され、その基端部
の側方に継手25を介して、図示されていないが外部に
設けられた真空発生手段と連設されている。即ち、上端
面に載置する接合レンズ1と2を吸引保持するよう構成
されている。
【0023】レンズ受け部23の上端部外径周面には、
段部を形成し、所望の間隙を構成して、その上端部側を
太く下方向に向けて細径にしたテーパ部27を形成し、
更にその先端面に放射状方向で、かつ長手方向(下端部
方向)に向けて等間隔に3方向のすり割り30を形成し
た円筒形状のコレットチャック式のテーパ部材26が、
その基端部内径内にレンズ受け部23の基端部外径を精
度よく嵌合装着して径方向に弾性変形自在に構成されて
いる。また、テーパ部材26の先端部内径には、上記レ
ンズ受け部23の上端面に載置した接合レンズ2の外径
周面を挟持するため、接合レンズ2の外径が挿入可能な
寸法の孔径に形成されている。また、テーパ部材26の
基端部(下端部)には、外方向に突出した鍔形状の嵌合
部28が形成されて、後述するドローバー部材29の先
端部の内周壁面に形成された溝31内と連設するように
構成されている。また、テーパ部材26の接合レンズ2
を挟持する内径およびテーパ部27は、同軸に精度よく
形成されている。
【0024】上記構成のテーパ部材26の外径周面に
は、そのテーパ部27と嵌合するように、テーパ部27
の形状とは逆方向に、即ち下端部を太径に上端部を細径
に形成したテーパ部32を内径に形成し、かつテーパ部
材26のテーパ部27と同軸に精度を維持形成された外
周面を設けた円筒形状で、その下端部の外周面に鍔状の
突出部を設けて図示されていない固定部材と固着構成し
た第1心出し部材33が嵌合装着している。即ち、テー
パ部材26の下方向への作動に伴い第1心出し部材33
のテーパ部32のテーパ面に沿って、テーパ部材26の
テーパ部27は下降し接合レンズ2の外径周面を挟持保
持するよう構成されている。
【0025】上記したテーパ部材26の基端部には、そ
の基端部に形成した突出部28を内周壁面に形成した溝
と嵌合構成したカップ形状のドローバー部材29が配設
されている。このドローバー部材29の内径中央には、
レンズ受け部23の基端部を収納構成されている。ま
た、ドローバー部材29の下方位置には、図示されてい
ない圧縮空圧手段と接続した配管34を介してアクチュ
エーター35が配設されている。このアクチュエーター
35により、テーパ部材26を上下動自在に制御するよ
うに構成されている。
【0026】なお、第1心出し部材33の外周面には、
第2心出し部材10が挿入嵌合し、心出し調整部12に
て接合レンズ1の上面と当接し、押圧にて心出しするよ
う構成されている。心出しされた接合レンズ1,2は、
第2心出し部材10の上方に配設されたUV光源22の
照射により接着剤3を硬化させて接合レンズ1,2を接
着して一体化している。
【0027】上記構成よりなる本実施例の作用を説明す
る。まず、上記した実施例1と同様に、予め前工程にて
接合された接合レンズ1,2をレンズ受け部23の上面
に載置する。この場合、アクチュエーター35は、上端
位置に移動しており、ドローバー部材29と連設してい
るテーパ部材26は、上昇移動している。即ち、テーパ
部材26のすり割り30は開状態となっている。レンズ
受け部23に接合レンズ1,2が載置されたのち、真空
発生手段(図示されず)を駆動して継手25、送気孔2
4を介して接合レンズ2の下面を吸引保持する。
【0028】レンズ受け部23の上端面に接合レンズ
1,2が、吸引保持されたのち、圧縮空圧手段(図示さ
れず)を駆動して、アクチュエーター35を作動させて
下降することにより、ドローバー部材29およびテーパ
部材26は下降する。この下降により、テーパ部材26
の外周面のテーパ部27と、嵌合構成している固定部材
(図示されず)に固定装着されている第1心出し部材3
3の内周壁面のテーパ部32の面に沿って下降する。こ
の下降により、テーパ部材26の上面はすり割りにより
下方向に引き込まれて、その内径は中心方向に同心状に
弾性変形し、接合レンズ2の外径周面を、第1心出し部
材33の外周部に大して同軸心上に保持されている。
【0029】上記テーパ部材26により保持された接合
レンズ1,2は、その上方より第2心出し部材10をテ
ーパ部材26の外周壁面に嵌合し、心出し調整部12を
接合レンズ1の上面と当接して押圧にて心出しが行われ
る。心出しの終わったのち、上方位置のUV光源22を
照射して接合レンズ1と2間の接着剤3を照射硬化接合
して接合レンズが得られる。
【0030】
【発明の効果】上記構成による本発明の接合レンズの心
出し装置によれば、レンズ受け部の上端面に載置した一
対の接合レンズの一方の接合レンズの外径周面を上記接
合レンズの光軸と合致するレンズ保持手段を設けた第1
心出し部材と、この第1心出し部材と同軸構成した第2
心出し部材を嵌合構成して他方の接合レンズの光軸面を
当接し、押圧にて心出し調整するように構成した第2心
出し部材とを設けたので、接合レンズの外径寸法のバラ
ツキに関係なく高精度の心出しが可能となった。また、
接合レンズの外径周面とこの周面を保持する保持手段と
の間を大きく(広く)構成しているので、接合レンズを
レンズ受け部上に挿入載置することが容易可能となるな
ど、品質面、原価面、生産面に寄与する効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合レンズの心出し装置の概念を示
し、その要部の正面よりの断面図である。
【図2】本発明の接合レンズの心出し装置の実施例1に
係わる正面よりの断面図である。
【図3】本発明の接合レンズの心出し装置の実施例2に
係わる正面よりの断面図である。
【図4】図3にて示すA−A面よりの断面図である。
【図5】従来のレンズの接合組立用心出し装置の実施例
1を示す断面図である。
【図6】従来のレンズの接合組立用心出し装置の実施例
2を示す断面図である。
【図7】従来のレンズの接合組立用心出装置の実施例3
を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2 接合レンズ 3 接着剤 4 段部 5,13,19,23 レンズ受け部 6,15,16 孔 7,21 外周嵌合部 8 外周保持部材 9,35 アクチュエーター 10 第2心出し部材 11 内径壁面(内周嵌合面) 12 心出し調整部 14 エアーチャック 17,19,25 継手 18 チャック爪 20,33 第1心出し部材 22 UV光源 24 送気孔 26 テーパ部材 27,32 テーパ部 28 嵌合部 29 ドローバー部材 30 すり割り 31 溝 34 配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ間に接着剤を塗布した一対の接合
    レンズを載置し、その一方の接合レンズの外径周面を挟
    持するよう設けた保持手段を有する円筒状の第1心出し
    部材と、この第1心出し部材の上方より嵌合し、同軸と
    直角度とを一致するように構成した円筒状の第2心出し
    部材と、この第2心出し部材の内径上面に他方の接合レ
    ンズの光軸面を押圧して心出しする調整手段とを具備し
    たことを特徴とする接合レンズの心出し装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120981A1 (ja) * 2011-03-07 2012-09-13 コニカミノルタオプト株式会社 レンズ鏡胴の製造方法

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