JPH0552484B2 - - Google Patents
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- JPH0552484B2 JPH0552484B2 JP58051323A JP5132383A JPH0552484B2 JP H0552484 B2 JPH0552484 B2 JP H0552484B2 JP 58051323 A JP58051323 A JP 58051323A JP 5132383 A JP5132383 A JP 5132383A JP H0552484 B2 JPH0552484 B2 JP H0552484B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/262—Optical details of coupling light into, or out of, or between fibre ends, e.g. special fibre end shapes or associated optical elements
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/62—Optical apparatus specially adapted for adjusting optical elements during the assembly of optical systems
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Optics & Photonics (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、複数の光学用レンズを、それらの光
軸が高精度に合致して、接着し一体とするための
レンズ接合方法とその装置に関するものである。
軸が高精度に合致して、接着し一体とするための
レンズ接合方法とその装置に関するものである。
従来技術
カメラや電子写真複写機等に使用される撮影用
あるいは投影用レンズは、一般に複数の単体レン
ズや接合された合成レンズが集合して成る光学系
であつて、それらの各レンズは鏡筒と呼ばれる円
筒状の部材に、外形によつて嵌合し装着されてい
る。
あるいは投影用レンズは、一般に複数の単体レン
ズや接合された合成レンズが集合して成る光学系
であつて、それらの各レンズは鏡筒と呼ばれる円
筒状の部材に、外形によつて嵌合し装着されてい
る。
またこれ等の単体あるいは合成レンズが、鏡筒
内において、それぞれ所定の間隔を保つととも
に、それぞれの光学的中心すなわち光軸芯が極め
て精密に一致するよう配置されることにより、前
記光学系はその性能を発揮出来るものである。
内において、それぞれ所定の間隔を保つととも
に、それぞれの光学的中心すなわち光軸芯が極め
て精密に一致するよう配置されることにより、前
記光学系はその性能を発揮出来るものである。
従つて前記単体レンズが、それぞれが個々に、
光軸と外形の中心が一致するよう専用の装置によ
つて加工されて鏡筒に装着され、それによつて前
記光学系の光軸が一致するよう考慮されねばなら
ない。
光軸と外形の中心が一致するよう専用の装置によ
つて加工されて鏡筒に装着され、それによつて前
記光学系の光軸が一致するよう考慮されねばなら
ない。
しかしながら合成レンズにおいては、鏡筒に装
着する以前において、複数の単体レンズが光軸芯
を一致した状態に接着剤により接合、一体化され
なければならないので、そのため高精度の芯出し
装置を必要とする。
着する以前において、複数の単体レンズが光軸芯
を一致した状態に接着剤により接合、一体化され
なければならないので、そのため高精度の芯出し
装置を必要とする。
従来この装置として第1図および第2図a,b
に示す如き装置が利用されている。
に示す如き装置が利用されている。
第1図はいわゆる芯出し顕微鏡であつて、接合
すべき第1の接合レンズ1と第2接合レンズ2の
接合面に接着剤を施して恒温槽によつてあらかじ
め仮硬化したのち、取付具3に嵌入する。次いで
ランプ5によつて照明された標線4を観察点6で
覗き、第1の接合レンズ1を回転しつゝ第2接合
レンズ2を水平方向に滑動させ、前記標線4の像
が静止する第2接合レンズ2の位置すなわち第1
の接合レンズ1の光軸芯と第2の接合レンズ2の
光軸芯との一致した位置を求める装置であつて、
いわば光学的芯出し装置である。光軸の一致した
第1の接合レンズ1と第2の接合レンズ2は、接
着剤の自然硬化により接合が固着される。なお7
は偏芯量の目安を示すスケール、8a,8b,8
cは該顕微鏡の光学系である。
すべき第1の接合レンズ1と第2接合レンズ2の
接合面に接着剤を施して恒温槽によつてあらかじ
め仮硬化したのち、取付具3に嵌入する。次いで
ランプ5によつて照明された標線4を観察点6で
覗き、第1の接合レンズ1を回転しつゝ第2接合
レンズ2を水平方向に滑動させ、前記標線4の像
が静止する第2接合レンズ2の位置すなわち第1
の接合レンズ1の光軸芯と第2の接合レンズ2の
光軸芯との一致した位置を求める装置であつて、
いわば光学的芯出し装置である。光軸の一致した
第1の接合レンズ1と第2の接合レンズ2は、接
着剤の自然硬化により接合が固着される。なお7
は偏芯量の目安を示すスケール、8a,8b,8
cは該顕微鏡の光学系である。
しかしながら、上記の芯出し顕微鏡による作業
は、眼を著しく疲労させる欠点があり長時間にわ
たつて作業を続行することが出来ず、また光軸を
一致させるための調整加減も感覚的で熟練を必要
とするものである。さらに接合に使用される接着
剤の種類にも、その作業面から制約されることが
あるので量産用の装置として適していると言うこ
とが出来ない。
は、眼を著しく疲労させる欠点があり長時間にわ
たつて作業を続行することが出来ず、また光軸を
一致させるための調整加減も感覚的で熟練を必要
とするものである。さらに接合に使用される接着
剤の種類にも、その作業面から制約されることが
あるので量産用の装置として適していると言うこ
とが出来ない。
次に第2図は、ベルクランプ方式と呼ばれる装
置を示す要部図で、第2図aにおいて接合すべき
第1の接合レンズ11、第2接合レンズ12を、
その接合面に接着剤を施し未だ硬化処理をしない
状態にて外形をほゞ揃え、第1の接合レンズ11
の曲面を円形孔13aを備えた受金具13で当接
し、第2接合レンズ12の曲面を、該受金具13
と軸芯を一致して設けた円形孔14aを備えた押
金具14によつて矢示方向に加圧すると、前記第
1の接合レンズ11と前記第2接合レンズ12
は、それぞれの曲面に生じた一種の楔作用による
滑動力によつて曲面の中心すなわち光軸芯を一致
させる作用をする。すなわち、いわば機械的芯出
し装置と呼ぶべき方式である。
置を示す要部図で、第2図aにおいて接合すべき
第1の接合レンズ11、第2接合レンズ12を、
その接合面に接着剤を施し未だ硬化処理をしない
状態にて外形をほゞ揃え、第1の接合レンズ11
の曲面を円形孔13aを備えた受金具13で当接
し、第2接合レンズ12の曲面を、該受金具13
と軸芯を一致して設けた円形孔14aを備えた押
金具14によつて矢示方向に加圧すると、前記第
1の接合レンズ11と前記第2接合レンズ12
は、それぞれの曲面に生じた一種の楔作用による
滑動力によつて曲面の中心すなわち光軸芯を一致
させる作用をする。すなわち、いわば機械的芯出
し装置と呼ぶべき方式である。
しかしながら、この方式において、第2図bに
示す如き近似した曲率半径をもつ第2接合レンズ
22の芯出し接合を行わんとする場合、押金具2
4を矢示方向に加圧しても楔作用による滑動力が
極めて小さいため高精度に光軸芯を一致させるこ
とが出来ない。
示す如き近似した曲率半径をもつ第2接合レンズ
22の芯出し接合を行わんとする場合、押金具2
4を矢示方向に加圧しても楔作用による滑動力が
極めて小さいため高精度に光軸芯を一致させるこ
とが出来ない。
したがつてこの方式によつて接合される各レン
ズは、その曲率半径が第1の接合レンズ11につ
いてR1,R2,第2の接合レンズ12についてR2,
R3とするとき、R1,R2,R3の関係として得られ
るZ値によつてベルクランプ方式により接合でき
るレンズが限定される。
ズは、その曲率半径が第1の接合レンズ11につ
いてR1,R2,第2の接合レンズ12についてR2,
R3とするとき、R1,R2,R3の関係として得られ
るZ値によつてベルクランプ方式により接合でき
るレンズが限定される。
Z値はZ=|r1/R1±r2/R2/Z|
R1,R2:レンズの曲率半径
r1,r2:ホルダー半径
+符号:両凸、両凹レンズ
−符号:メニスカスレンズ
によつて示され両凸両凹レンズの場合には、曲率
半径の小さい程、またホルダーの直径が大きい程
大きくなつて芯出し精度は良くなる、Z値とベル
クランプ加工の可否の関係は一応次に示す数値が
目安となる Z>0.15 可 能 0.15>Z>0.1 可能性有 Z<0.1 困 難 すなわちZ値が比較的大きな値しきい値0.15以上
であることが条件で、これによつて高精度に光軸
芯を一致させることが可能となる。
半径の小さい程、またホルダーの直径が大きい程
大きくなつて芯出し精度は良くなる、Z値とベル
クランプ加工の可否の関係は一応次に示す数値が
目安となる Z>0.15 可 能 0.15>Z>0.1 可能性有 Z<0.1 困 難 すなわちZ値が比較的大きな値しきい値0.15以上
であることが条件で、これによつて高精度に光軸
芯を一致させることが可能となる。
このようにして、前記ベルクランプ方式におい
ても、その光軸芯一致の精度上、接合すべきレン
ズの曲率に制約を生じ、これは量産用設備として
は大きな短所とされている。
ても、その光軸芯一致の精度上、接合すべきレン
ズの曲率に制約を生じ、これは量産用設備として
は大きな短所とされている。
発明の目的
本発明は、高速接着剤を使用して作業能率を向
上し、Z値の小さな接合レンズにおいても高精度
に、しかも熟練を要せず光軸を一致して接合を可
能とするレンズの接合方法と装置を提供すること
を目的としたものである。
上し、Z値の小さな接合レンズにおいても高精度
に、しかも熟練を要せず光軸を一致して接合を可
能とするレンズの接合方法と装置を提供すること
を目的としたものである。
発明の構成
本発明は、軸芯が高精度に合致された吸引部
材、位置調整部材及び加圧部材を用い、第1の接
合レンズと高精度に芯出しされた第2の接合レン
ズを光硬化性の高速接着剤によつて接合し、未硬
化の状態の接合レンズを、管状の吸気口を有した
前記吸引部材上に前記第2の接合レンズが当接す
るように載置し、吸引して保持せしめ、その後前
記吸引部材の外方に上下動可能に設けられ内面に
テーパ面を有する前記位置調整部材を所定の圧力
以下で上昇させ、前記第2の接合レンズの周囲と
当接させて芯位置を調整し、更に前記第1の接合
レンズの周辺近傍に当接し、下方に押圧可能に設
けた前記加圧部材によつて第1の接合レンズの芯
を第2の接合レンズの芯と一致せしめ、光照射を
行つて硬化接合するレンズ接合方法と、 第1の接合レンズと高精度に芯出しされた第2
の接合レンズを光硬化性の高速接着剤によつて接
合し、未硬化の状態の接合レンズの芯を合致せし
めたのち光照射を行つて接合するレンズ接合装置
であつて、前記の第2の接合レンズ面に当接し吸
引保持する端面が管状の吸引部材と、前記吸引部
材側にあつて内面がテーパ状となりそのテーパ面
に前記第2の接合レンズの周囲が当接し、該第2
の接合レンズの光軸芯を調整する位置調整部材
と、前記の第1の接合レンズ面に押圧可能の加圧
部材とが設けられていて、前記位置調整部材の内
側に位置した前記吸引部材は前記位置調整部材に
対して相対的に上下動を可能とし、前記吸引部
材、位置調整部材及び加圧部材の軸芯が高精度に
合致されていて、接合レンズの光照射を行う光照
射手段を有することを特徴とするレンズ接合装置
とによつて達成することが出来る。
材、位置調整部材及び加圧部材を用い、第1の接
合レンズと高精度に芯出しされた第2の接合レン
ズを光硬化性の高速接着剤によつて接合し、未硬
化の状態の接合レンズを、管状の吸気口を有した
前記吸引部材上に前記第2の接合レンズが当接す
るように載置し、吸引して保持せしめ、その後前
記吸引部材の外方に上下動可能に設けられ内面に
テーパ面を有する前記位置調整部材を所定の圧力
以下で上昇させ、前記第2の接合レンズの周囲と
当接させて芯位置を調整し、更に前記第1の接合
レンズの周辺近傍に当接し、下方に押圧可能に設
けた前記加圧部材によつて第1の接合レンズの芯
を第2の接合レンズの芯と一致せしめ、光照射を
行つて硬化接合するレンズ接合方法と、 第1の接合レンズと高精度に芯出しされた第2
の接合レンズを光硬化性の高速接着剤によつて接
合し、未硬化の状態の接合レンズの芯を合致せし
めたのち光照射を行つて接合するレンズ接合装置
であつて、前記の第2の接合レンズ面に当接し吸
引保持する端面が管状の吸引部材と、前記吸引部
材側にあつて内面がテーパ状となりそのテーパ面
に前記第2の接合レンズの周囲が当接し、該第2
の接合レンズの光軸芯を調整する位置調整部材
と、前記の第1の接合レンズ面に押圧可能の加圧
部材とが設けられていて、前記位置調整部材の内
側に位置した前記吸引部材は前記位置調整部材に
対して相対的に上下動を可能とし、前記吸引部
材、位置調整部材及び加圧部材の軸芯が高精度に
合致されていて、接合レンズの光照射を行う光照
射手段を有することを特徴とするレンズ接合装置
とによつて達成することが出来る。
実施例
第3図は本発明によるレンズ接合装置の1実施
例の概略を示す断面構成図である。
例の概略を示す断面構成図である。
31は本装置の基盤金具で、腕金具32および
42と一体に接続されている。該基盤金具31に
は、図示左右方向に微調整可能のテーブル33
と、該テーブル33上にあつてそれと直角の方向
に微調整可能のテーブル34をそれぞれ摺動かつ
任意の位置に固定可能に備えている。該テーブル
34には上端に平面部35aと円形孔35bを有
する管状をした吸引部材35が取付け固定されて
おり、該円形孔35bは下端においてチユーブ3
6によつて吸引装置(図示せず)と接続してい
る。さらに該吸引部材35の外側には、上端の開
口部に円錐状のテーパ37aを備えた位置調整部
材37が嵌装し、加圧装置に連動するアーム38
によつて上方に移動し、加圧可能となつている。
42と一体に接続されている。該基盤金具31に
は、図示左右方向に微調整可能のテーブル33
と、該テーブル33上にあつてそれと直角の方向
に微調整可能のテーブル34をそれぞれ摺動かつ
任意の位置に固定可能に備えている。該テーブル
34には上端に平面部35aと円形孔35bを有
する管状をした吸引部材35が取付け固定されて
おり、該円形孔35bは下端においてチユーブ3
6によつて吸引装置(図示せず)と接続してい
る。さらに該吸引部材35の外側には、上端の開
口部に円錐状のテーパ37aを備えた位置調整部
材37が嵌装し、加圧装置に連動するアーム38
によつて上方に移動し、加圧可能となつている。
一方前記腕金具32は、その下端の開口部に内
側に円錐状のテーパ39aと円形孔39bを有す
る加圧部材39が嵌入し、加圧装置に連動するア
ーム40によつて下方に移動し、加圧可能となつ
ている。41は接着剤を硬化させるための紫外光
または水銀灯を収めた光源で、本実施例では接合
レンズの略光軸上に前記腕金具42に取付固定さ
れている。
側に円錐状のテーパ39aと円形孔39bを有す
る加圧部材39が嵌入し、加圧装置に連動するア
ーム40によつて下方に移動し、加圧可能となつ
ている。41は接着剤を硬化させるための紫外光
または水銀灯を収めた光源で、本実施例では接合
レンズの略光軸上に前記腕金具42に取付固定さ
れている。
このように構成された本装置は、前記テーブル
33,34の微調整によつて前記の吸引部材3
5、位置調節部材37および加圧部材39の軸芯
は極めて高精度に合致されているものとする。
33,34の微調整によつて前記の吸引部材3
5、位置調節部材37および加圧部材39の軸芯
は極めて高精度に合致されているものとする。
次にその取付と操作について述べる。
第1の接合レンズL1と高精度に芯出しされた
第2接合レンズL2を高速接着剤によつて接合
し、未硬化の状態にて第2接合レンズL2を前記
吸引部材35の平面部35a上に載置し、前述し
た吸引装置を作動して該平面部35aに吸引す
る。次いでアーム38によつて前記位置調整部材
37を上方に移動し、そのテーパ37aが第2接
合レンズL2外周と当接して案内することによつ
て第2接合レンズL2が平面部35aに密着した
まゝ水平方向に移動し、該レンズL2の光軸芯が
前記吸引部材35の軸芯と一致するように、吸引
力と均衡して加圧する。これによつて前記第2接
合レンズL2の光軸芯は本装置の軸芯と一致した
こととなる。
第2接合レンズL2を高速接着剤によつて接合
し、未硬化の状態にて第2接合レンズL2を前記
吸引部材35の平面部35a上に載置し、前述し
た吸引装置を作動して該平面部35aに吸引す
る。次いでアーム38によつて前記位置調整部材
37を上方に移動し、そのテーパ37aが第2接
合レンズL2外周と当接して案内することによつ
て第2接合レンズL2が平面部35aに密着した
まゝ水平方向に移動し、該レンズL2の光軸芯が
前記吸引部材35の軸芯と一致するように、吸引
力と均衡して加圧する。これによつて前記第2接
合レンズL2の光軸芯は本装置の軸芯と一致した
こととなる。
一方前記腕金具32に嵌入した前記加圧部材3
9はアーム40によつて下方に移動し、下端の開
口部のテーパ39aが前記第1の接合レンズL1
の曲面を適度の押圧力によつて押圧すると、該第
1の接合レンズL1は、その接合面に生ずる滑動
力によつて曲面に沿つて移動し、その中心すなわ
ち光軸芯が前記加圧部材39の軸芯と合致した位
置に至つて停止する。前述した如く該加圧部材3
9は前記吸入部材35及び位置調整部材37とそ
の軸芯が高精度に合致されているので、これによ
り前記第1の接合レンズL1と前記第2接合レン
ズL2もその光軸芯が高精度に合致されたことと
なる。
9はアーム40によつて下方に移動し、下端の開
口部のテーパ39aが前記第1の接合レンズL1
の曲面を適度の押圧力によつて押圧すると、該第
1の接合レンズL1は、その接合面に生ずる滑動
力によつて曲面に沿つて移動し、その中心すなわ
ち光軸芯が前記加圧部材39の軸芯と合致した位
置に至つて停止する。前述した如く該加圧部材3
9は前記吸入部材35及び位置調整部材37とそ
の軸芯が高精度に合致されているので、これによ
り前記第1の接合レンズL1と前記第2接合レン
ズL2もその光軸芯が高精度に合致されたことと
なる。
前記第1の接合レンズL1と前記第2接合レン
ズL2の光軸芯が合致した状態で、前記光源を点
灯あるいは点灯している光源のシヤツタを開口し
て前記加圧部材39の円形孔39bを通じて接着
剤を照射し硬化させて接合を終える。また同様の
手順を更に繰り返すことにより、3枚以上の単体
レンズについて芯出し接合することも可能であ
る。
ズL2の光軸芯が合致した状態で、前記光源を点
灯あるいは点灯している光源のシヤツタを開口し
て前記加圧部材39の円形孔39bを通じて接着
剤を照射し硬化させて接合を終える。また同様の
手順を更に繰り返すことにより、3枚以上の単体
レンズについて芯出し接合することも可能であ
る。
この接合に適する接着剤としては、例えば、接
着剤 ノーランド社(U.S.A)製 ノーランド
61。また接着剤を硬化させる硬化灯はレンズ光軸
側方に設けて、芯出しがなされたところで照射す
ることも勿論可能である。
着剤 ノーランド社(U.S.A)製 ノーランド
61。また接着剤を硬化させる硬化灯はレンズ光軸
側方に設けて、芯出しがなされたところで照射す
ることも勿論可能である。
なお前記吸引部材35、位置調整部材7および
加圧部材39は何れも接合すべきレンズの大き
さ、形状に応じてレンズとの接触部形状を異にす
るそれら部材と交換して使用され、その都度前記
テーブル33および34によつて軸芯が合致する
よう調整されるものである。
加圧部材39は何れも接合すべきレンズの大き
さ、形状に応じてレンズとの接触部形状を異にす
るそれら部材と交換して使用され、その都度前記
テーブル33および34によつて軸芯が合致する
よう調整されるものである。
第4図は、接合すべきレンズの大きさや形状に
応じて交換して使用される各部材の1例を示した
もので、第3図に示した実施例同様第2接合レン
ズL12の平面取り部を吸引部材45に載置した
例(a)、第2接合レンズL22の球面部を吸引部材
55に載置した例(b)と、さらに前述したZ値の関
係で第1の接合レンズL31の球面を加圧するこ
とが出来ず、その外形をテーパ69aによつて加
圧する加圧部材69の例(c)等々がある。この場合
第2接合レンズL12,L22,L32および第
4図cに示した第1の接合レンズL31は何れも
単体において高精度に芯出し処理されていること
が必要である。
応じて交換して使用される各部材の1例を示した
もので、第3図に示した実施例同様第2接合レン
ズL12の平面取り部を吸引部材45に載置した
例(a)、第2接合レンズL22の球面部を吸引部材
55に載置した例(b)と、さらに前述したZ値の関
係で第1の接合レンズL31の球面を加圧するこ
とが出来ず、その外形をテーパ69aによつて加
圧する加圧部材69の例(c)等々がある。この場合
第2接合レンズL12,L22,L32および第
4図cに示した第1の接合レンズL31は何れも
単体において高精度に芯出し処理されていること
が必要である。
第5図は以上説明した実施例の外観を示すもの
である。
である。
発明の効果
以上の説明に明らかな如く、本発明は、軸芯の
一致した装置の部材によつて機械的に接合レンズ
の芯出しを行うので、熟練度を要せず作業も容易
であり、かつ接合レンズの形状、大きさに応じて
部材を交換することも出来るので、Z値の小さな
接合レンズの芯出しも可能とする精度良くかつ生
産性に優れたレンズの接合方法および装置を提供
することとなつた。
一致した装置の部材によつて機械的に接合レンズ
の芯出しを行うので、熟練度を要せず作業も容易
であり、かつ接合レンズの形状、大きさに応じて
部材を交換することも出来るので、Z値の小さな
接合レンズの芯出しも可能とする精度良くかつ生
産性に優れたレンズの接合方法および装置を提供
することとなつた。
第1図は芯出し顕微鏡の要部図。第2図はベル
クランプ方式による芯出し装置の要部図。第3図
は本発明によるレンズ接合装置の1実施例を示す
要部図。第4図はその交換部材の1例。第5図は
前記実施例の外観図。 31……基盤金具、32,42……腕金具、3
3,34……テーブル、35……吸引部材、36
……チユーブ、37……位置調整部材、38,4
0……アーム、39……加圧部材、41……光
源、S1,S2……加圧装置、L1……第1の接合レ
ンズ、L2……第2接合レンズ。
クランプ方式による芯出し装置の要部図。第3図
は本発明によるレンズ接合装置の1実施例を示す
要部図。第4図はその交換部材の1例。第5図は
前記実施例の外観図。 31……基盤金具、32,42……腕金具、3
3,34……テーブル、35……吸引部材、36
……チユーブ、37……位置調整部材、38,4
0……アーム、39……加圧部材、41……光
源、S1,S2……加圧装置、L1……第1の接合レ
ンズ、L2……第2接合レンズ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軸芯が高精度に合致された吸引部材、位置調
整部材及び加圧部材を用い、 第1の接合レンズと高精度に芯出しされた第2
の接合レンズを光硬化性の高速接着剤によつて接
合し、未硬化の状態の接合レンズを、 管状の吸気口を有した前記吸引部材上に前記第
2の接合レンズが当接するよう載置し、吸引して
保持せしめ、 その後前記吸引部材の外方に上下動可能に設け
られ内面にテーパ面を有する前記位置調整部材を
所定の圧力以下で上昇させ、前記第2の接合レン
ズの周囲と当接させて芯位置を調整し、 更に前記第1の接合レンズの周辺近傍に当接
し、下方に押圧可能に設けた前記加圧部材によつ
て第1の接合レンズの芯を前記第2の接合レンズ
の芯と一致せしめ、光照射を行つて硬化接合する
レンズ接合方法。 2 第1の接合レンズと高精度に芯出しされた第
2の接合レンズを光硬化性の高速接着剤によつて
接合し、未硬化の状態の接合レンズの芯を合致せ
しめたのち光照射を行つて接合するレンズ接合装
置であつて、 前記の第2の接合レンズ面に当接し吸引保持す
る端面が管状の吸引部材と、 前記吸引部材側にあつて内面がテーパ状となり
そのテーパ面に前記第2の接合レンズの周囲が当
接し、該第2の接合レンズの光軸芯を調整する位
置調整部材と、 前記の第1の接合レンズ面に押圧可能の加圧部
材とが設けられていて、 前記位置調整部材の内側に位置した前記吸引部
材は前記位置調整部材に対して相対的に上下動を
可能とし、 前記吸引部材、位置調整部材及び加圧部材の軸
芯が高精度に合致されていて、 接合レンズの光照射を行う光照射手段を有する
ことを特徴とするレンズ接合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5132383A JPS59176710A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | レンズ接合方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5132383A JPS59176710A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | レンズ接合方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59176710A JPS59176710A (ja) | 1984-10-06 |
JPH0552484B2 true JPH0552484B2 (ja) | 1993-08-05 |
Family
ID=12883702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5132383A Granted JPS59176710A (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | レンズ接合方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59176710A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6284938A (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-18 | Kazuo Ishihara | 光学レンズ芯出し接着装置 |
DE3719382A1 (de) * | 1987-06-05 | 1988-12-22 | Siemens Ag | Verfahren zum einsetzen eines optischen bauelements in eine aufnahmebohrung eines tragkoerpers |
US5399227A (en) * | 1992-09-16 | 1995-03-21 | Abrams; Herbert M. | Composite eyeglass lens laminating holder |
US5433810A (en) * | 1992-09-16 | 1995-07-18 | Abrams; Herbert M. | Lamination of composite eyeglass lenses |
WO2007016414A2 (en) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Flextronics Ap, Llc | Method of aligning the upper and lower centering bells of a lens doublet assembly machine |
US9188842B2 (en) | 2011-03-07 | 2015-11-17 | Konica Minolta, Inc. | Method for manufacturing lens barrel |
CN103529557A (zh) * | 2013-10-21 | 2014-01-22 | 中国科学院西安光学精密机械研究所 | 一种柱面镜组件胶合设备及方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4813046B1 (ja) * | 1969-07-21 | 1973-04-25 | ||
JPS54102320A (en) * | 1978-01-31 | 1979-08-11 | Ricoh Kk | Lens bonding and apparatus therefor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4813046U (ja) * | 1971-06-23 | 1973-02-14 | ||
JPS5312618Y2 (ja) * | 1972-06-01 | 1978-04-05 |
-
1983
- 1983-03-25 JP JP5132383A patent/JPS59176710A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4813046B1 (ja) * | 1969-07-21 | 1973-04-25 | ||
JPS54102320A (en) * | 1978-01-31 | 1979-08-11 | Ricoh Kk | Lens bonding and apparatus therefor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59176710A (ja) | 1984-10-06 |
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