JPH06281219A - 換気送風装置 - Google Patents

換気送風装置

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Publication number
JPH06281219A
JPH06281219A JP7210193A JP7210193A JPH06281219A JP H06281219 A JPH06281219 A JP H06281219A JP 7210193 A JP7210193 A JP 7210193A JP 7210193 A JP7210193 A JP 7210193A JP H06281219 A JPH06281219 A JP H06281219A
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JP
Japan
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blower
miscellaneous gas
ventilation
gas sensor
output signal
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JP7210193A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Furuya
芳明 古屋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内空気の汚濁度に見合った適切な換気風量
による自動運転を実現し、他の制御システムとの連係も
可能にする。 【構成】 換気用の送風機2と、臭気や煙や雑ガスに反
応し、室内空気の汚濁濃度に応じた出力信号を出力する
雑ガスセンサ1と、この雑ガスセンサ1の出力信号のレ
ベルに応じて送風機2の速度を変えるインバータ等の可
変速手段3との個別的構成の機能要素から構成する。そ
の雑ガスセンサ1は、アナログ又はリニアの電圧出力又
は電流出力で、一般制御システムのインターフェイス信
号として用いられているレベルの出力信号を出力するも
のとし、可変速手段3は、雑ガスセンサ1の出力信号の
レベルに応じて無段階又は多段階に送風機2の速度を変
えるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タバコの煙や食品臭
等、ガス成分による室内空気の汚濁を検知し、これによ
り自動的に換気運転する換気送風装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来における自動運転する換気送風装置
としては、例えば特開平3ー31633号公報に開示さ
れているようなものがある。これは、煙センサの特性が
安定するまでの通電直後の一定時間を強制的に換気運転
させるものであるが、基本的な自動運転のための構成は
図9に示すようになっている。即ち、室内の空気を排出
する送風機30を、室内の臭気や煙や雑ガスに反応する
素子31を有し、室内空気の汚濁濃度によりオン/オフ
する接点32を持つ雑ガスセンサ33によりオン/オフ
制御する構成である。雑ガスセンサ33は、室内空気の
煙や臭い等のガス成分の濃度が一定値以上になると、内
部に構成された検知回路が動作し、リレー等の駆動によ
り接点32を閉じる。接点32の閉成で、送風機30が
運転され、換気を行なう。換気運転により室内の空気が
清浄化していき、ガス成分の濃度が一定値より下がると
雑ガスセンサ33の検知回路が働き、接点32が開かれ
る。接点32の開成で、送風機30は停止する。
【0003】また、特開昭63ー204048号公報に
開示されているようにレンジフードに二酸化炭素の濃度
を検出するセンサを設け、このセンサの出力に比例する
ように制御部によりインバータを介してファンを動作さ
せ、ランニングコストの低減を図ったものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の自
動運転する換気送風装置において、雑ガスセンサ33等
の出力に基づき送風機30をオン/オフ制御するもので
は、設定レベルにまで室内空気が汚濁しないと換気がな
されないうえ、一度運転が開始されると、雑ガスセンサ
33のチャタリングを防ぐためのヒステリシス巾でオン
/オフさせることになるため、送風機30の騒音変化が
急激になり、室内の音感雰囲気が損なわれ勝ちである。
また、室内空気の汚濁が解消されつつあっても設定レベ
ルが下がらないうちは、依然として送風機30は高風量
運転されるため、冷暖房状態の室では冷暖房雰囲気が必
要以上に阻害されやすい。
【0005】インバータによりファンをセンサの出力に
比例的に制御するものでは、オン/オフ制御のように送
風機の騒音変化が急激になることはないものの、低風量
運転時にはインバータによる音が耳障りになり、室内の
音感雰囲気は損なわれ勝ちであるうえ、他の制御システ
ムと連係したトータル的な室内雰囲気を形成するシステ
ム構築には適合しないといった課題を含んでいる。
【0006】この発明は上記した従来の課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、第1には室内の空
気の汚濁度に見合った適切な換気風量による換気運転を
実現することであり、第2には他の制御システムとの連
係を可能にすることであり、第3には室内の音感雰囲気
を換気運転により損なわないようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る換気送風
装置は、換気用の送風機と、臭気や煙や雑ガスに反応
し、室内空気の汚濁濃度に応じた出力信号を出力する雑
ガスセンサと、この雑ガスセンサの出力信号のレベルに
応じて送風機の速度を変える可変速手段との個別的構成
の機能要素からなり、その雑ガスセンサは、アナログ又
はリニアの電圧出力又は電流出力で、一般制御システム
のインターフェイス信号として用いられているレベルの
出力信号を出力するものとし、可変速手段は、雑ガスセ
ンサの出力信号のレベルに応じて無段階又は多段階に送
風機の速度を変えるものとしたものである。
【0008】請求項2に係る換気送風装置は、請求項1
にかかる可変速手段を、PWM制御で、PWMキャリア
周波数が人の可聴周波数以上である可変電圧可変周波数
形のインバータにより構成したものである。
【0009】請求項3に係る換気送風装置は、請求項1
にかかる可変速手段を、位相制御手段等、周波数は一定
で印加電圧を変化させるもので構成したものである。
【0010】請求項4に係る換気送風装置は、換気用の
送風機と、臭気や煙や雑ガスに反応し、室内空気の汚濁
濃度に応じた出力信号を出力する雑ガスセンサと、この
雑ガスセンサの出力信号のレベルに応じて送風機の速度
を変える可変速手段とを一体化したもので、その雑ガス
センサは、アナログ又はリニアの電圧出力又は電流出力
で、一般制御システムのインターフェイス信号として用
いられているレベルの出力信号を出力するものとし、可
変速手段は、雑ガスセンサの出力信号のレベルに応じて
無段階又は多段階に送風機の速度を変えるものとしたも
のである。
【0011】請求項5に係る換気送風装置は、請求項4
にかかる雑ガスセンサの検知部である臭気や煙や雑ガス
に反応する素子を延長ケーブル等により雑ガスセンサの
本体から分離させたものである。
【0012】請求項6に係る換気送風装置は、上記各請
求項にかかる雑ガスセンサの出力信号を、強制運転スイ
ッチにより所定時間の間無視させ、送風機を強制運転で
きるようにしたものである。
【0013】請求項7にかかる換気送風装置は、上記各
請求項にかかる雑ガスセンサを複数設け、それらに出力
信号のレベルにより機能面での優先順位をつけたもので
ある。
【0014】
【作用】請求項1の発明においては、臭気や煙や雑ガス
による室内空気の汚濁濃度に応じたレベルの出力信号が
雑ガスセンサにより出力され、この出力信号のレベルに
応じて可変速手段により送風機の速度が無段階又は多段
階に変わることになる。送風機と雑ガスセンサと可変速
手段とは個別的構成の機能要素として構成されているた
め、適用場所の特質に最適な組み合わせ位置の換気送風
装置を構成することができる。また、雑ガスセンサは、
アナログ又はリニアの電圧出力又は電流出力で、一般制
御システムのインターフェイス信号として用いられてい
るレベルの出力信号を出力するものであるから、他の空
調関係の制御システム等との連係が可能になる。
【0015】請求項2の発明においては、特にPWMキ
ャリアによる出力電圧の高周波成分によりモータの鉄心
が磁気的に歪むことによる磁気音が人には聴えなくな
り、清粛な換気運転が実現する。
【0016】請求項3の発明においては、臭気や煙や雑
ガスによる室内空気の汚濁濃度に応じたレベルの出力信
号が雑ガスセンサにより出力され、この出力信号のレベ
ルに応じて比較的構成の簡易な位相制御等による可変速
手段により送風機の速度が無段階又は多段階に変わるこ
とになる。送風機と雑ガスセンサと可変速手段とは個別
的構成の機能要素として構成されているため、適用場所
の特質に最適な組み合わせ位置の換気送風装置を構成す
ることができる。また、雑ガスセンサは、アナログ又は
リニアの電圧出力又は電流出力で、一般制御システムの
インターフェイス信号として用いられているレベルの出
力信号を出力するものであるから、他の空調関係の制御
システム等との連係が可能になる。
【0017】請求項4の発明においては、臭気や煙や雑
ガスによる室内空気の汚濁濃度に応じたレベルの出力信
号が雑ガスセンサにより出力され、この出力信号のレベ
ルに応じて可変速手段により送風機の速度が無段階又は
多段階に変わることになる。送風機と雑ガスセンサと可
変速手段とは一体化され組付けられているので、設置が
簡単で容易になる。また、雑ガスセンサは、アナログ又
はリニアの電圧出力又は電流出力で、一般制御システム
のインターフェイス信号として用いられているレベルの
出力信号を出力するものであるから、他の空調関係の制
御システム等との連係が可能になる。
【0018】請求項5の発明においては、請求項4の発
明に関し特に、その雑ガスセンサの検知部のみを検知に
最適な場所に設置でき、室内の特質に合った適切な換気
運転が可能になる。
【0019】請求項6の発明においては、上記各請求項
の発明に関し特に、強制運転スイッチにより所定時間の
間は手動により送風機を強制運転できるようになる。
【0020】請求項7の発明においては、上記各請求項
の発明に関し特に、雑ガスセンサが複数あり、それらに
出力信号のレベルにより機能面での優先順位が付けられ
るため、広い室内で煙等の汚濁発生源が分散し、汚濁濃
度の分布にむらがあるような場合でも、汚濁の拡散を待
つことなしに適切な換気運転が行なわれることになる。
【0021】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例を示す換気送風装置
の基本構成図、図2は実施例の換気送風装置の回路構成
図、図3は実施例の換気送風装置の雑ガスセンサに関す
る回路構成図、図4は雑ガスセンサの雑ガス濃度と出力
との関係を示した説明図、図5は雑ガス濃度と換気風量
との関係を示した説明図である。
【0022】この換気送風装置は、基本的には図1に示
すように、3部分の個別的構成の機能要素から構成され
ている。機能要素の一つは、室内の臭気や煙や雑ガスを
検知する雑ガスセンサ1で、もう一つは、室内の空気を
換気する送風機2であり、他の一つは送風機2を所定の
回転数に制御する可変速手段3である。これらの機能要
素は、合目的的に各々図1に示すように分散され、或い
は集合されて、換気送風装置を構成する。
【0023】雑ガスセンサ1は、図3に示すように臭気
や煙や雑ガスに反応する雑ガスセンサ素子4と電源回路
とマイクロコンピュータ(以降マイコンと称す)5とを
備えている。雑ガスセンサ素子4の濃度信号は、マイコ
ン5のアナログ入力ポートAP1に入力される。また、
雑ガスセンサ素子4の周辺温度が温度センサ素子6で検
知され、マイコン5のアナログ入力ポートAP2に入力
される。マイコン5にはセンサ処理ソフトが組込まれて
いて、このセンサ処理ソフトにより出力ポートP1〜P
5の5ビットの信号で、次段のラダー抵抗群7を動か
し、デジタル信号をアナログ電圧に変換して可変速手段
3へ出力する。
【0024】雑ガスセンサ1の室内空気の気体成分によ
る汚濁濃度に応じたアナログ(又はリニア)の電圧出力
は、図4に示すように一般制御システムのインターフェ
イス信号として用いられているDC0VからDC5V
(電流出力ではDC4mAからDC20mAである)の
レベルの出力信号である。
【0025】雑ガスセンサ1の電源は、商用電源8で、
電源回路によりマイコン5等に対するDC5Vの電源9
とDC12Vのセンサ用電源10とが作られ、マイコン
5や雑ガスセンサ素子4を含む回路に供給されている。
電源回路は商用電源8に対しては絶縁トランス11によ
り絶縁され、商用電源8から絶縁されたDC0VからD
C5Vの電圧信号を出力することができるようになって
いる。雑ガスセンサ1の出力信号は、DC0VからDC
5Vと同様に、DC4mAからDC20mAの電流リン
ク信号に変換する回路構成にすればDC4mAからDC
20mAの電流リンクのアナログ(又はリニア)の電流
信号とすることができる。汚濁濃度に応じた電圧出力
は、必ずしも直線的である必要はないものの、直線的で
あるほうがより良いことは当然である。また、DC0V
からDC5Vの電圧信号と汚濁濃度との関係は特に固定
されたものではなく、感度は自由に調整することが可能
である。
【0026】雑ガスセンサ1の汚濁濃度に応じたアナロ
グの電圧出力は、接続電線12により可変速手段3に入
力される。可変速手段3は、この実施例では図2に示す
ようにVVVFインバータで構成されている。即ち、イ
ンバータは、PWM制御で、PWMキャリア周波数が人
の可聴周波数以上にされた可変電圧可変周波数形で、接
続電線12から入力される雑ガスセンサ1からの信号
は、外部信号回路13により、インバータの周波数及び
出力電圧を制御する速調信号に形成される。速調信号
は、インバータの出力電圧のPWM信号を発生する周波
数・電圧可変回路14に入力され、周波数・電圧可変回
路14によりインバータの相アーム15からなるパワー
回路が駆動される。なお、図における16はコンデンサ
17及びダイオードブリッジ18からなるコンバータ部
であり、19は商用電源である。インバータの相出力に
は、送風機2が接続電線20により接続され、送風機2
の運転はインバータにより制御される。
【0027】上記した構成の換気送風装置は、各々の機
能要素が合目的的に室内に設置され換気機能を果たす。
即ち、室内の雑ガス濃度が、図5におけるA濃度にまで
達すると雑ガスセンサ1はその雑ガス濃度に相当する出
力信号である電圧出力を出力する。この出力信号は接続
電線12を経てインバータの外部信号回路13に入力さ
れる。外部信号回路13により相アーム15からなるパ
ワー回路が駆動され、インバータ出力により送風機2が
低速で回転し、低風量の換気運転が開始される。
【0028】低風量での換気でも雑ガス濃度は上昇して
いく場合、雑ガスセンサ1の出力信号のレベルが雑ガス
濃度に応じて上がり、インバータにより送風機2の回転
数が雑ガス濃度に応じて上げられ、換気風量が上げられ
る。これにより、雑ガス濃度が低下していくと、雑ガス
センサ1の出力信号のレベルが雑ガス濃度に応じて下が
り、インバータにより送風機2の回転数が雑ガス濃度に
応じて下げられ、換気風量が下げられ、雑ガスセンサ1
の出力信号のレベルが下限レベルに達する雑ガス濃度A
2になると、送風機2は最低速度で回転し、最低換気風
量となる。この時からToff時間だけ最低速度で強制
運転され、Toff時間経過すると送風機2は停止され
る。
【0029】図5は送風機2の換気風量Qと雑ガス濃度
との関係を示したもので、Toは雑ガス発生から送風機
2が運転を開始するまでの遅れ時間を示している。オン
/オフ制御による換気運転に比し、図5における斜線部
の面積とaで示す部分の差に相当する冷暖房エネルギに
関する省エネルギ効果があることが示されている。即
ち、この換気送風装置では、雑ガスによる室内空気の汚
濁濃度に応じたレベルの出力信号が雑ガスセンサ1によ
り出力され、この出力信号のレベルに応じて送風機2の
速度が無段階に変わることになり、送風機2と雑ガスセ
ンサ1と可変速手段3とは個別的構成の機能要素として
構成されているため、適用場所の特質に最適な組み合わ
せ位置の換気送風装置となり、空調関係等の他の制御シ
ステム等との連係も可能である。特に、インバータによ
る高周波成分でのモータの磁気音が人には聴えないた
め、低速換気運転をベースにし、急激な騒音値の変化も
無いことともあいまって清粛で音感雰囲気を損なうこと
の殆どない快適性の高い換気運転が実現する。
【0030】なお、可変速手段3としては上述したよう
なインバータの他に、チヨッパ方式や位相制御手段等、
周波数は一定で印加電圧を変化させるもので構成しても
よく、この場合には換気送風装置の構成は簡素になる
が、低速時のトルクや制御範囲に多少の問題を含むこと
になる。
【0031】実施例2.図6はこの発明の他の実施例を
示す換気送風装置の構成を示す正面図である。この実施
例の換気送風装置は、前記実施例1における3部分の機
能要素を一体化し、組み付け総体として扱うようにした
もので、その他の構成及び作用効果は実施例1のものと
同じである。従って、実施例1と同一部分の説明は省略
する。
【0032】この換気送風装置の雑ガスセンサ1は、図
6に示すように基体21の一部に組込まれている。雑ガ
スセンサ素子4については、雑ガスセンサ1の組込み部
分に取り付けることも、取り外して他の適所に取り付け
ることもできるように延長ケーブル22が付けられてい
る。これにより、設置や取り扱いの容易な換気送風装置
となり、雑ガスセンサ素子4については、必要に応じて
室内の機能しやすい雑ガス発生場所付近に設置すること
もできる。これ以外の作用及び効果は実施例1のものと
同じである。
【0033】実施例3.図7はこの発明の他の実施例の
換気送風装置の要部の構成を示す回路構成図である。こ
の実施例の換気送風装置は、雑ガスセンサ1のマイコン
5の入力ポートに押しボタン式の強制運転スイッチ23
によるオン/オフ信号を入力させ、雑ガスセンサ1の雑
ガス濃度による出力信号を、強制運転スイッチ23によ
り所定時間の間無視させ、送風機2を強制的に最大風量
で運転できるようにしたもので、その他の構成は前述の
実施例1,2のものと同じであり、それらについては説
明を省略する。
【0034】この実施例のものでは、なんらかの要因で
急速に換気をする必要が起きた時に、強制運転スイッチ
23を操作すれば、一定の間は手動運転になり、大風量
の換気が実施される。これ以外の作用効果は前例のもの
と変らない。
【0035】実施例4.図8はこの発明の他の実施例の
換気送風装置の要部の構成を示す回路構成図である。こ
の実施例の換気送風装置は、実施例1や実施例2のもの
の雑ガスセンサ素子4を並列関係に複数設け、それぞれ
マイコン5の入力ポートAP1,AP2,AP3,AP
4に接続した構成で、その他の構成は前述の実施例1,
2或いは実施例3のものと同じであり、それらについて
は説明を省略する。複数の雑ガスセンサ素子4は、マイ
コン5によりそれらの出力信号のレベルにより優先順位
がつけられる。即ち、最も高いレベルの出力信号を出力
している雑ガスセンサ素子4の出力信号により送風機2
が制御され、他の雑ガスセンサ素子4は無視されるよう
に構成されている。
【0036】この実施例のものでは、広い室内で煙等の
汚濁発生源が分散し、汚濁濃度の分布にむらがあるよう
な場合でも、汚濁の拡散を待つことなしに適切な換気運
転が自動的に行なわれることになる。これ以外の作用効
果は前述の各実施例のものと変らない。
【0037】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに請求項1の発明によれば、臭気や煙や雑ガスによる
室内空気の汚濁濃度に応じたレベルの出力信号が雑ガス
センサにより出力され、この出力信号のレベルに応じて
可変速手段により送風機の速度が無段階又は多段階に変
わることになり、送風機と雑ガスセンサと可変速手段と
は個別的構成の機能要素として構成されているため、適
用場所の特質に最適な組み合わせで機能させることがで
きる。また、雑ガスセンサは、アナログ又はリニアの電
圧出力又は電流出力で、一般制御システムのインターフ
ェイス信号と同レベルの出力信号を出力するものである
から、他の空調関係の制御システム等との連係が可能で
汎用性が得られ、急激な騒音値の変化も無い快適な換気
が実現する。
【0038】請求項2の発明によれば、特にPWMキャ
リアによる出力電圧の高周波成分によりモータの鉄心が
磁気的に歪むことによる磁気音が人には聴えなくなり、
清粛で音感雰囲気を損なうことが殆どない換気運転が実
現する。
【0039】請求項3の発明によれば、簡易な構成で請
求項1の発明とほぼ同等の効果が得られる。
【0040】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
で得られる効果とともに、設置が簡単で取り扱いも容易
になる効果も得られる。
【0041】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
で得られる効果とともに、室内の特質に合った適切な換
気運転が可能になる効果も得られる。
【0042】請求項6の発明によれば、上記各請求項の
発明のそれぞれの効果の他に、特に手動により送風機を
一時的に強制運転でき、使い易いものとなる効果が得ら
れる。
【0043】請求項7の発明によれば、上記各請求項の
発明のそれぞれの効果の他に、特に広い室内で煙等の汚
濁発生源が分散し、汚濁濃度の分布にむらがあるような
場合でも、汚濁の拡散を待つことなしに適切な換気運転
を実施できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の換気送風装置の基本構成を
示す構成図である。
【図2】この発明の実施例の換気送風装置の回路構成図
である。
【図3】この発明の実施例の換気送風装置の雑ガスセン
サに関する回路構成図である。
【図4】この発明の実施例の換気送風装置における雑ガ
スセンサの雑ガス濃度と出力との関係を示した説明図で
ある。
【図5】この発明の実施例の換気送風装置に関する雑ガ
ス濃度と換気風量との関係を示す説明図である。
【図6】この発明の実施例を示す換気送風装置の正面構
成図である。
【図7】この発明の実施例を示す換気送風装置の要部に
ついての回路構成図である。
【図8】この発明の実施例を示す換気送風装置の要部に
ついての回路構成図である。
【図9】従来の換気装置の自動運転装置の基本構成を示
した構成図である。
【符号の説明】
1 雑ガスセンサ 2 送風機 3 可変速手段 4 雑ガスセンサ素子 12 接続電線 13 外部信号回路 14 周波数・電圧可変回路 15 相アーム 21 基体 22 延長ケーブル 23 強制運転スイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】なお、可変速手段3としては上述したよう
なインバータの他に、チョッパ方式や位相制御手段等、
周波数は一定で印加電圧を変化させるもので構成しても
よく、この場合には換気送風装置の構成は簡素になる
が、低速時のトルク不足や、磁気音、振動等を発生する
場合や制御範囲に多少の問題を含むことになる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の空気を排出する送風機、室内の臭
    気や煙や雑ガスに反応する素子を有し、室内空気の汚濁
    濃度に応じたアナログ又はリニアの電圧出力又は電流出
    力で、一般制御システムのインターフェイス信号として
    用いられているレベルの出力信号を出力する雑ガスセン
    サ、この雑ガスセンサの出力信号のレベルに応じて無段
    階又は多段階に前記送風機の速度を変える可変速手段の
    個別的構成の機能要素を有し、これらの各機能要素相互
    を、室内の空気の汚濁濃度に応じて無段階又は多段階に
    換気風量が変るように連動関係に接続したことを特徴と
    する換気送風装置。
  2. 【請求項2】 可変速手段が、PWM制御で、PWMキ
    ャリア周波数が人の可聴周波数以上にされた可変電圧可
    変周波数形のインバータであることを特徴とする請求項
    1に記載の換気送風装置。
  3. 【請求項3】 可変速手段を、位相制御手段等、周波数
    は一定で印加電圧を変化させて送風機を制御するもので
    ある請求項1に記載の換気送風装置。
  4. 【請求項4】 室内の空気を排出する送風機に、室内の
    臭気や煙や雑ガスに反応する素子を有し、室内空気の汚
    濁濃度に応じたアナログ又はリニアの電圧出力又は電流
    出力で、一般制御システムのインターフェイス信号とし
    て用いられているレベルの出力信号を出力する雑ガスセ
    ンサと、この雑ガスセンサの出力信号のレベルに応じて
    無段階又は多段階に前記送風機の速度を変える可変速手
    段とを組込み一体化し、室内の空気の汚濁濃度に応じて
    無段階又は多段階に送風機の換気風量が変るようにした
    ことを特徴とする換気送風装置。
  5. 【請求項5】 雑ガスセンサの検知部である臭気や煙や
    雑ガスに反応する素子を延長ケーブル等により雑ガスセ
    ンサの本体から分離させたことを特徴とする請求項4に
    記載の換気送風装置。
  6. 【請求項6】 雑ガスセンサの出力信号を所定時間の間
    無視して強制的に所定の換気風量で送風機を運転させる
    強制運転スイッチを備えた構成の請求項1から請求項5
    までのいずれかに記載の換気送風装置。
  7. 【請求項7】 雑ガスセンサを複数設け、そのうちの最
    も高いレベルの出力信号により送風機の運転が制御され
    るようにしたことを特徴とする請求項1から請求項6ま
    でのいずれかに記載の換気送風装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005039739A3 (en) * 2003-10-16 2005-09-01 Isolcell Italia Method and apparatus for adsorbing gas, particularly co2 and/or o2
KR100686515B1 (ko) * 2005-01-26 2007-02-27 임헌북 환기시스템 및 그 제어방법
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JP2017156058A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 富士工業株式会社 換気制御システム

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