JP3156329B2 - ガスセンサー付き機器 - Google Patents
ガスセンサー付き機器Info
- Publication number
- JP3156329B2 JP3156329B2 JP00458092A JP458092A JP3156329B2 JP 3156329 B2 JP3156329 B2 JP 3156329B2 JP 00458092 A JP00458092 A JP 00458092A JP 458092 A JP458092 A JP 458092A JP 3156329 B2 JP3156329 B2 JP 3156329B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas sensor
- temperature
- control
- control circuit
- detecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスセンサー付き機器
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内の汚れに応じて抵抗値の変化
などの形で出力するガスセンサーにおいて、その構成要
素としてガスが付着すると抵抗値が変化する抵抗とこれ
を加熱するコイルを有するものが一般的である。空気清
浄機などにおいて機器を運転したとき、ガスセンサーは
コイルによって加熱され、抵抗は加熱されるにしたがっ
て抵抗値が上がり、ガスを検知する状態となる。室内が
きれいであれば抵抗値はそのままとなるが、たばこなど
を吸い、煙がガスセンサーに到達すると煙に含まれるガ
ス成分によって抵抗値が下がる。その変化を検出して室
内が汚れていることを判定し、機器を高入力で運転する
などの制御を行う。
などの形で出力するガスセンサーにおいて、その構成要
素としてガスが付着すると抵抗値が変化する抵抗とこれ
を加熱するコイルを有するものが一般的である。空気清
浄機などにおいて機器を運転したとき、ガスセンサーは
コイルによって加熱され、抵抗は加熱されるにしたがっ
て抵抗値が上がり、ガスを検知する状態となる。室内が
きれいであれば抵抗値はそのままとなるが、たばこなど
を吸い、煙がガスセンサーに到達すると煙に含まれるガ
ス成分によって抵抗値が下がる。その変化を検出して室
内が汚れていることを判定し、機器を高入力で運転する
などの制御を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合機器
運転開始から抵抗の温度が安定状態になるまでの時間は
抵抗値が安定せず、室内の汚れを正確に判定することが
できないうえ、この間は抵抗値は低く室内が汚れている
状態と同じような出力を示してしまう(図7参照)。し
たがって今まではガスセンサーが安定するまでの時間は
室内汚れに関係なく機器が運転されている状態となって
いた。本発明は簡単な回路構成でガスセンサーが安定す
るまでの間は機器が運転されず省電力で、かつガスセン
サー安定後の確実に室内の汚れに応じて機器を制御する
制御回路を提供することを目的とする。
運転開始から抵抗の温度が安定状態になるまでの時間は
抵抗値が安定せず、室内の汚れを正確に判定することが
できないうえ、この間は抵抗値は低く室内が汚れている
状態と同じような出力を示してしまう(図7参照)。し
たがって今まではガスセンサーが安定するまでの時間は
室内汚れに関係なく機器が運転されている状態となって
いた。本発明は簡単な回路構成でガスセンサーが安定す
るまでの間は機器が運転されず省電力で、かつガスセン
サー安定後の確実に室内の汚れに応じて機器を制御する
制御回路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そして、上記の目的を達
成するために本発明の請求項1記載の発明は、加熱装置
を有するガスセンサーと、ガスセンサーの温度を検出す
る温度検出装置と、前記ガスセンサーの出力に応じて制
御を行なう演算制御回路を備え、前記温度検出装置が前
記ガスセンサーの安定温度を検知した後、前記前記演算
制御回路による制御を開始するものである。
成するために本発明の請求項1記載の発明は、加熱装置
を有するガスセンサーと、ガスセンサーの温度を検出す
る温度検出装置と、前記ガスセンサーの出力に応じて制
御を行なう演算制御回路を備え、前記温度検出装置が前
記ガスセンサーの安定温度を検知した後、前記前記演算
制御回路による制御を開始するものである。
【0005】さらに、本発明の請求項2記載の発明は、
加熱装置を有するガスセンサーと、ガスセンサーの温度
を検出する温度検出装置と、前記ガスセンサーの出力に
応じて制御を行なう演算制御回路を備え、前記温度検出
装置が、ガスセンサーの温度値の飽和点を検出すると前
記演算制御回路による制御を開始するようにしたもので
ある。
加熱装置を有するガスセンサーと、ガスセンサーの温度
を検出する温度検出装置と、前記ガスセンサーの出力に
応じて制御を行なう演算制御回路を備え、前記温度検出
装置が、ガスセンサーの温度値の飽和点を検出すると前
記演算制御回路による制御を開始するようにしたもので
ある。
【0006】
【作用】本発明の請求項1記載の発明により、機器使用
時にガスセンサー始動後、ガスセンサー部の温度が安定
温度に達したことを検知し、その後室内の汚れに応じて
変化するガスセンサー出力に応じて機器を制御するた
め、ガスセンサーが安定状態になるまでは機器を運転せ
ず、省電力を実現するとともにガスセンサーが確実に安
定したことを検知してから機器の制御を行うため、機器
が適切に制御され、室内を快適にすることができる。さ
らに、本発明の請求項2記載の発明によれば、雰囲気温
度に影響されずにガスセンサーが安定した時点よりガス
センサーの出力に応じた制御を開始するため、一層制御
を適切なものにすることができ、室内の快適さを維持で
きる。
時にガスセンサー始動後、ガスセンサー部の温度が安定
温度に達したことを検知し、その後室内の汚れに応じて
変化するガスセンサー出力に応じて機器を制御するた
め、ガスセンサーが安定状態になるまでは機器を運転せ
ず、省電力を実現するとともにガスセンサーが確実に安
定したことを検知してから機器の制御を行うため、機器
が適切に制御され、室内を快適にすることができる。さ
らに、本発明の請求項2記載の発明によれば、雰囲気温
度に影響されずにガスセンサーが安定した時点よりガス
センサーの出力に応じた制御を開始するため、一層制御
を適切なものにすることができ、室内の快適さを維持で
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図において、1は空気清浄機本体で、フ
ァン2と駆動用モーター3とフィルター4を内蔵してい
る。5は駆動用モーター3の制御を行う制御回路でガス
センサー6を配備している。ガスセンサー6はガスが付
着すると抵抗値が変化する抵抗7とこれを加熱するコイ
ル8からなっているのが一般的である。9はガスセンサ
ー内に設置した温度検出装置でサーミスタ10などでも
よい。11はガスセンサー出力に対し、基準電圧を設定
するための可変抵抗である。演算制御回路12は検出装
置9の出力に応じて演算を開始するものでコンパレータ
ーを利用することも考えられる。演算制御回路12はガ
スセンサーからの出力電圧と基準電圧を比較し、室内の
汚れを判断して駆動用モーター3の入力を制御する。さ
らに詳しく述べると空気清浄機1を運転したとき、ガス
センサー6はコイル8によって加熱される。抵抗7は加
熱されるにしたがって抵抗値が上がり、ガスを検知する
状態となる。室内がきれいであれば抵抗値はそのままと
なるが、たばこなどを吸い、煙がガスセンサー6に到達
すると煙に含まれるガス成分によって抵抗値が下がる。
本発明は運転開始時コイルの温度上昇が飽和点近傍にな
るところを温度検出装置が検出し、その信号を受けてか
ら演算制御回路がガスセンサーの出力に応じた制御を行
うのでガスセンサー安定まではモーター3は駆動され
ず、センサー安定後は、例えばたばこなどを吸い、煙が
ガスセンサー6に到達するとそのガス成分によって抵抗
値が下がるため、基準値と比較して演算制御回路12が
室内が汚れたと判断し、駆動用モーター3を高入力で運
転するなどの制御を行う。よってガスセンサーが安定状
態になるまでは、省電力を実現するとともにガスセンサ
ーが確実に安定したことを検知してからは機器が適切に
制御され、室内を快適にすることができる。なお上記演
算制御をマイコンで行っても同様の効果が得られること
は言うまでもない。
いて説明する。図において、1は空気清浄機本体で、フ
ァン2と駆動用モーター3とフィルター4を内蔵してい
る。5は駆動用モーター3の制御を行う制御回路でガス
センサー6を配備している。ガスセンサー6はガスが付
着すると抵抗値が変化する抵抗7とこれを加熱するコイ
ル8からなっているのが一般的である。9はガスセンサ
ー内に設置した温度検出装置でサーミスタ10などでも
よい。11はガスセンサー出力に対し、基準電圧を設定
するための可変抵抗である。演算制御回路12は検出装
置9の出力に応じて演算を開始するものでコンパレータ
ーを利用することも考えられる。演算制御回路12はガ
スセンサーからの出力電圧と基準電圧を比較し、室内の
汚れを判断して駆動用モーター3の入力を制御する。さ
らに詳しく述べると空気清浄機1を運転したとき、ガス
センサー6はコイル8によって加熱される。抵抗7は加
熱されるにしたがって抵抗値が上がり、ガスを検知する
状態となる。室内がきれいであれば抵抗値はそのままと
なるが、たばこなどを吸い、煙がガスセンサー6に到達
すると煙に含まれるガス成分によって抵抗値が下がる。
本発明は運転開始時コイルの温度上昇が飽和点近傍にな
るところを温度検出装置が検出し、その信号を受けてか
ら演算制御回路がガスセンサーの出力に応じた制御を行
うのでガスセンサー安定まではモーター3は駆動され
ず、センサー安定後は、例えばたばこなどを吸い、煙が
ガスセンサー6に到達するとそのガス成分によって抵抗
値が下がるため、基準値と比較して演算制御回路12が
室内が汚れたと判断し、駆動用モーター3を高入力で運
転するなどの制御を行う。よってガスセンサーが安定状
態になるまでは、省電力を実現するとともにガスセンサ
ーが確実に安定したことを検知してからは機器が適切に
制御され、室内を快適にすることができる。なお上記演
算制御をマイコンで行っても同様の効果が得られること
は言うまでもない。
【0008】次に本発明の他の実施例を図6に示す。す
なわち上記実施例において、ガスセンサーの温度が上昇
した飽和点を検出する飽和点検出装置13を設ける。こ
のことにより、ガスセンサーの温度が安定状態になった
ことを検知できることとなり、雰囲気温度に影響される
ことのない安定した制御を実現できるものである。
なわち上記実施例において、ガスセンサーの温度が上昇
した飽和点を検出する飽和点検出装置13を設ける。こ
のことにより、ガスセンサーの温度が安定状態になった
ことを検知できることとなり、雰囲気温度に影響される
ことのない安定した制御を実現できるものである。
【0009】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
空気清浄機などにおいて、加熱装置を有するガスセンサ
ーと、ガスセンサーの温度を検出する温度検出装置と、
前記ガスセンサーの出力に応じて制御を行なう演算制御
回路を備え,前記温度検出装置がガスセンサーの安定温
度を検知した後、出力に応じて前記演算制御回路による
制御を開始することにより、ガスセンサーが安定状態に
なるまでは機器を運転せず、省電力を実現するとともに
ガスセンサーが確実に安定したことを検知してから機器
の制御を行うため、機器が適切に制御され、室内を快適
にすることができる。さらに、本発明の請求項2記載の
発明によれば、温度検出装置が、ガスセンサーの温度値
の飽和点を検出すると演算制御回路による制御を開始す
るようにしたので、雰囲気温度に影響されずにガスセン
サーが安定した時点よりガスセンサーの出力に応じた制
御を開始するため、一層制御を適切なものにすることが
できるなど優れた効果を発揮する。
空気清浄機などにおいて、加熱装置を有するガスセンサ
ーと、ガスセンサーの温度を検出する温度検出装置と、
前記ガスセンサーの出力に応じて制御を行なう演算制御
回路を備え,前記温度検出装置がガスセンサーの安定温
度を検知した後、出力に応じて前記演算制御回路による
制御を開始することにより、ガスセンサーが安定状態に
なるまでは機器を運転せず、省電力を実現するとともに
ガスセンサーが確実に安定したことを検知してから機器
の制御を行うため、機器が適切に制御され、室内を快適
にすることができる。さらに、本発明の請求項2記載の
発明によれば、温度検出装置が、ガスセンサーの温度値
の飽和点を検出すると演算制御回路による制御を開始す
るようにしたので、雰囲気温度に影響されずにガスセン
サーが安定した時点よりガスセンサーの出力に応じた制
御を開始するため、一層制御を適切なものにすることが
できるなど優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の一実施例を示した回路ブロック図
【図2】同空気清浄機の断面図
【図3】同ガスセンサーの分解図
【図4】同空気清浄機の回路図
【図5】同実施例の動作説明図
【図6】本発明の第二の実施例を示した回路ブロック図
【図7】従来例の動作説明図
【符号の説明】 1 空気清浄機本体 3 駆動用モーター 5 制御回路 6 ガスセンサー 7 抵抗 8 コイル 9 温度検出装置 12 演算制御回路 13 飽和点検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/00 F24F 7/007 G01N 27/12 G05D 21/00
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱装置を有するガスセンサーと、ガス
センサーの温度を検出する温度検出装置と、前記ガスセ
ンサーの出力に応じて制御を行なう演算制御回路を備
え、前記温度検出装置が前記ガスセンサーの安定温度を
検知した後,前記演算制御回路による制御を開始するよ
うにしたガスセンサー付き機器。 - 【請求項2】 加熱装置を有するガスセンサーと、ガス
センサーの温度を検出する温度検出装置と、前記ガスセ
ンサーの出力に応じて制御を行なう演算制御回路を備
え、前記温度検出装置が、ガスセンサーの温度値の飽和
点を検出すると前記演算制御回路による制御を開始する
ガスセンサー付き機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00458092A JP3156329B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | ガスセンサー付き機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00458092A JP3156329B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | ガスセンサー付き機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05188023A JPH05188023A (ja) | 1993-07-27 |
JP3156329B2 true JP3156329B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=11587978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00458092A Expired - Fee Related JP3156329B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | ガスセンサー付き機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3156329B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP00458092A patent/JP3156329B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05188023A (ja) | 1993-07-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0875203A (ja) | 換気装置の制御装置 | |
JP3156329B2 (ja) | ガスセンサー付き機器 | |
JP3463723B2 (ja) | 空気清浄機の制御装置 | |
JPH08152165A (ja) | 換気扇の風量制御装置 | |
JPH02135119A (ja) | 空気清浄機 | |
JPH11182914A (ja) | 空気処理装置 | |
JP3206854B2 (ja) | 空調制御装置 | |
JPH01228521A (ja) | 空気清浄機 | |
JPH0360539B2 (ja) | ||
JP2647938B2 (ja) | 空気清浄機 | |
JP3018495B2 (ja) | 空気清浄器 | |
KR940006911B1 (ko) | 공조 기기의 설정온도 및 설정풍량 제어방법 | |
JPH05256805A (ja) | ガスセンサーを有する機器の制御回路 | |
JP2904689B2 (ja) | 換気制御装置 | |
JP2618134B2 (ja) | 換気扇自動運転装置 | |
JP2548407B2 (ja) | レンジフードの自動運転装置 | |
JP2005114616A (ja) | ガスセンサ及びその制御方法並びに車両用空調制御装置 | |
JP3093540B2 (ja) | 空気清浄器 | |
JP3375854B2 (ja) | 換気扇の自動運転装置 | |
JP3309508B2 (ja) | 空気清浄器 | |
JP2916017B2 (ja) | 車両用空調装置における空気汚染度検出装置 | |
JP2512183B2 (ja) | ガス検知装置 | |
JPH1114120A (ja) | 集塵装置付き空気調和機及びこれに用いられる記録媒体 | |
JPH06297932A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2512122B2 (ja) | 空気清浄器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |