JP2548407B2 - レンジフードの自動運転装置 - Google Patents
レンジフードの自動運転装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、台所における換気を自動的に行うため、台
所の雰囲気の変化を検知し、その検知出力に応じてレン
ジフードの運転を制御する自動運転装置に関するもので
ある。
所の雰囲気の変化を検知し、その検知出力に応じてレン
ジフードの運転を制御する自動運転装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来のこの種の自動運転装置は、たとえば第5図に示
すように構成されていた。すなわち、ガスコンロ103の
上方に設置されたレンジフードの本体100の下面に照明
器106が取付けられており、ガスコンロ103上面を照らす
ようになっている。そして、レンジフードの本体100外
に、雰囲気温度を検知する低温検知素子104を設け、ま
た本体100内にガスコンロ103の熱を検知する高温検知素
子101,102を設け、これらの低温検知素子104と高温検知
素子101,102との温度差に応じて、本体100に内設したフ
ァン105の速度ノッチを決定して運転し、またその温度
差が所定値未満になると、ファン105を停止するように
構成されたものであった(たとえば特開昭63−246492号
公報)。
すように構成されていた。すなわち、ガスコンロ103の
上方に設置されたレンジフードの本体100の下面に照明
器106が取付けられており、ガスコンロ103上面を照らす
ようになっている。そして、レンジフードの本体100外
に、雰囲気温度を検知する低温検知素子104を設け、ま
た本体100内にガスコンロ103の熱を検知する高温検知素
子101,102を設け、これらの低温検知素子104と高温検知
素子101,102との温度差に応じて、本体100に内設したフ
ァン105の速度ノッチを決定して運転し、またその温度
差が所定値未満になると、ファン105を停止するように
構成されたものであった(たとえば特開昭63−246492号
公報)。
発明が解決しようとする課題 従来のこのような構成では、魚などをガスコンロ103
で焼いた場合、発生する煙の量が多いにもかかわらず、
温度が少ししか上昇しないために、高温検知素子101,10
2と低温検知素子104との温度差が確認しにくく、さらに
長時間調理を行った場合、低温検知素子104までもがガ
スコンロ103の温度上昇の影響を受け、高温検知素子10
1,102との温度差がほとんど生じなくなる。このため必
要とされる排気量に対して少量の排気量しか確保されな
い。また、自動運転中に照明器106を点灯すると、点灯
器106の熱を高温検知素子101,102が検知し、必要量以上
に低温検知素子104との温度差が大きくなり、必要とさ
れる排気量に対して過多の排気が行われ、適切な換気が
自動的に行うことができるものではなかった。
で焼いた場合、発生する煙の量が多いにもかかわらず、
温度が少ししか上昇しないために、高温検知素子101,10
2と低温検知素子104との温度差が確認しにくく、さらに
長時間調理を行った場合、低温検知素子104までもがガ
スコンロ103の温度上昇の影響を受け、高温検知素子10
1,102との温度差がほとんど生じなくなる。このため必
要とされる排気量に対して少量の排気量しか確保されな
い。また、自動運転中に照明器106を点灯すると、点灯
器106の熱を高温検知素子101,102が検知し、必要量以上
に低温検知素子104との温度差が大きくなり、必要とさ
れる排気量に対して過多の排気が行われ、適切な換気が
自動的に行うことができるものではなかった。
本発明はこのような課題を解決するもので、どのよう
な種類の調理、あるいは運転状態であっても、常に、適
切に排気量を調整し、台所の環境を良好に保つようにレ
ンジフードを自動運転することを目的とするものであ
る。
な種類の調理、あるいは運転状態であっても、常に、適
切に排気量を調整し、台所の環境を良好に保つようにレ
ンジフードを自動運転することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、酸化還元性ガス
に感応して導電特性が変化する煙検知素子の入力を検知
する煙検知回路と、温度に感応して導電特性が変化する
温度検知素子の入力を検知する温度検知回路と、前記煙
検知素子が所定量以上の酸化還元性ガスを検知したと
き、あるいは前記温度検知素子が所定値以上の温度上昇
を検知したときにレンジフードを運転させる運転開始手
段と、前記レンジフード運転開始時の温度と運転中の検
知温度との差に応じて排気量を決定する排気量決定手段
と、前記運転開始時の温度と運転中の検知温度との差が
所定値未満の場合にレンジフードの運転を停止させる運
転停止手段と、前記レンジフードに内蔵された照明器が
レンジフード運転時に点灯された場合にレンジフード運
転開始時と運転中の前記温度検知素子による検知温度の
差から照明器点灯による温度上昇分を差し引く照明器点
灯補正手段とを備えてなるレンジフードの自動運転装置
の構成としたものである。
に感応して導電特性が変化する煙検知素子の入力を検知
する煙検知回路と、温度に感応して導電特性が変化する
温度検知素子の入力を検知する温度検知回路と、前記煙
検知素子が所定量以上の酸化還元性ガスを検知したと
き、あるいは前記温度検知素子が所定値以上の温度上昇
を検知したときにレンジフードを運転させる運転開始手
段と、前記レンジフード運転開始時の温度と運転中の検
知温度との差に応じて排気量を決定する排気量決定手段
と、前記運転開始時の温度と運転中の検知温度との差が
所定値未満の場合にレンジフードの運転を停止させる運
転停止手段と、前記レンジフードに内蔵された照明器が
レンジフード運転時に点灯された場合にレンジフード運
転開始時と運転中の前記温度検知素子による検知温度の
差から照明器点灯による温度上昇分を差し引く照明器点
灯補正手段とを備えてなるレンジフードの自動運転装置
の構成としたものである。
作用 この構成により、煙検知素子が所定量以上の酸化還元
性ガスを検知、あるいは温度検知素子が所定値以上の温
度上昇を検知すると、ただちに運転開始手段によってレ
ンジフードを運転させ、排気量決定手段により、運転開
始時の温度と運転中の検知温度との差に応じてレンジフ
ードの排気量を決定し、また運転停止手段により、運転
開始時と運転中との検知温度の差が所定値未満であるこ
とを判断した場合に、レンジフードの運転を停止させ
る。また、レンジフード運転時に照明器が点灯された場
合には、照明器点灯補正手段によって運転開始時と運転
中との検知温度の差から照明器点灯による温度上昇分を
差し引き、調理による温度上昇を的確に判断することと
なる。
性ガスを検知、あるいは温度検知素子が所定値以上の温
度上昇を検知すると、ただちに運転開始手段によってレ
ンジフードを運転させ、排気量決定手段により、運転開
始時の温度と運転中の検知温度との差に応じてレンジフ
ードの排気量を決定し、また運転停止手段により、運転
開始時と運転中との検知温度の差が所定値未満であるこ
とを判断した場合に、レンジフードの運転を停止させ
る。また、レンジフード運転時に照明器が点灯された場
合には、照明器点灯補正手段によって運転開始時と運転
中との検知温度の差から照明器点灯による温度上昇分を
差し引き、調理による温度上昇を的確に判断することと
なる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図にもとづき
説明する。
説明する。
ところで、台所に設置されたレンジフードは、温度が
それほど急激に上昇しなくても、調理を行うと同時に運
転を開始し、排気をすることが望ましい。そこで、酸化
還元性ガスに感応して導電特性が変化する煙検知素子3
の入力を検知する煙検知回路2からの信号と、温度に感
応して導電特性が変化する温度検知素子1の入力を検知
する温度検知回路4からの信号とをマイクロコンピュー
タ5が受ける。マイクロコンピュータ5は、煙検知素子
3が所定量以上の酸化還元性ガスを検知したとき(6秒
間当りに2ppm程度以上)、あるいは温度検知素子1が所
定値以上の温度上昇を検知したとき(54秒間当りに1℃
程度以上)には、内蔵された運転開始手段6により駆動
回路9を通じてモータ10の運転を開始する。そして運転
中には、マイクロコンピュータ5に記憶されている運転
開始時の温度と運転中の検知温度との差に応じて、排気
量決定手段7によりモータ10の速度ノッチを選択し、レ
ンジフードの排気量を決定する。また、運転開始時の温
度と運転中の検知温度との差をとり、その差が所定値
(2℃)未満であると判断した場合に、運転停止手段8
により、駆動回路9を通じてモータ10の運転を停止す
る。たとえば、調理によるものではなく、何らかの原因
で一時的に所定量以上の酸化還元性ガスが台所に流れて
きた場合、レンジフードはただちに運転されるが、温度
は上昇しないので、運転されてから検知した温度と運転
開始時の温度との差は所定値未満であり、レンジフード
はすぐに停止される。しかし、魚を焼く場合等のよう
に、急激に煙が発生し、温度はそれほど急激に上昇しな
い場合は、酸化還元性ガスが所定量以上であることを検
知して、レンジフードが運転を開始されるが、温度も煙
の持つ温度によってそれほど遅れることなく上昇するの
で、運転開始した直後に停止してしまうことはない。そ
して、調理が終って温度が下降し、上記差が所定値未満
にもどったときに停止する。さらに、レンジフードの運
転時にレンジフード内蔵の照明器が点灯されると、照明
器点灯補正手段11により、レンジフード運転開始時と運
転中との温度検知素子1による検知温度の差から照明器
点灯による温度上昇分を差し引く補正を行い、調理によ
る温度上昇のみを的確に確認するようにしている。
それほど急激に上昇しなくても、調理を行うと同時に運
転を開始し、排気をすることが望ましい。そこで、酸化
還元性ガスに感応して導電特性が変化する煙検知素子3
の入力を検知する煙検知回路2からの信号と、温度に感
応して導電特性が変化する温度検知素子1の入力を検知
する温度検知回路4からの信号とをマイクロコンピュー
タ5が受ける。マイクロコンピュータ5は、煙検知素子
3が所定量以上の酸化還元性ガスを検知したとき(6秒
間当りに2ppm程度以上)、あるいは温度検知素子1が所
定値以上の温度上昇を検知したとき(54秒間当りに1℃
程度以上)には、内蔵された運転開始手段6により駆動
回路9を通じてモータ10の運転を開始する。そして運転
中には、マイクロコンピュータ5に記憶されている運転
開始時の温度と運転中の検知温度との差に応じて、排気
量決定手段7によりモータ10の速度ノッチを選択し、レ
ンジフードの排気量を決定する。また、運転開始時の温
度と運転中の検知温度との差をとり、その差が所定値
(2℃)未満であると判断した場合に、運転停止手段8
により、駆動回路9を通じてモータ10の運転を停止す
る。たとえば、調理によるものではなく、何らかの原因
で一時的に所定量以上の酸化還元性ガスが台所に流れて
きた場合、レンジフードはただちに運転されるが、温度
は上昇しないので、運転されてから検知した温度と運転
開始時の温度との差は所定値未満であり、レンジフード
はすぐに停止される。しかし、魚を焼く場合等のよう
に、急激に煙が発生し、温度はそれほど急激に上昇しな
い場合は、酸化還元性ガスが所定量以上であることを検
知して、レンジフードが運転を開始されるが、温度も煙
の持つ温度によってそれほど遅れることなく上昇するの
で、運転開始した直後に停止してしまうことはない。そ
して、調理が終って温度が下降し、上記差が所定値未満
にもどったときに停止する。さらに、レンジフードの運
転時にレンジフード内蔵の照明器が点灯されると、照明
器点灯補正手段11により、レンジフード運転開始時と運
転中との温度検知素子1による検知温度の差から照明器
点灯による温度上昇分を差し引く補正を行い、調理によ
る温度上昇のみを的確に確認するようにしている。
つぎに、上記構成のレンジフードの自動運転装置の動
作を第2図にもとづき説明する。
作を第2図にもとづき説明する。
まず、ステップ21で煙検知回路2からマイクロコンピ
ュータ5に煙濃度「S」を入力し、ステップ22で温度検
知回路4からマイクロコンピュータ5に温度「T」を入
力する。ステップ23においてモータ10が停止している場
合は、ステップ24で所定量(6秒間当たりに2ppm程度)
以上の酸化還元性ガスを検知すると、ステップ26で運転
開始時の温度「T0」を測定記憶し、ステップ27で駆動回
路9を通じモータ10を弱ノッチにして運転を開始する。
ステップ24で所定量以上の酸化還元性ガスを検知しない
ときにはステップ25に進み、ここで所定値(54秒間当り
に1℃程度)以上の温度上昇を検知すると、ステップ26
で運転開始時の温度「T0」を記憶し、ステップ27で駆動
回路9を通じモータ10を弱ノッチにして運転を開始す
る。ステップ23においてモータ10が運転している場合に
は、ステップ28で弱ノッチであるか否かを判断する。弱
ノッチであれば、ステップ29で照明器点灯補正温度ΔT
を決定し、ステップ30でそのときの検知温度「T」と運
転開始時の温度「T0」との差をとり、その差が(2+Δ
T)℃未満の場合には、ステップ31で駆動回路9を通じ
てモータ10を停止させる。ステップ30でその差が(2+
ΔT)℃以上の場合には、ステップ32に進み、その差が
(5+ΔT)℃を越えると、ステップ33で駆動回路9を
通じてモータ10を強ノッチにする。ステップ28で弱ノッ
チでない場合、すなわち、強ノッチであれば、ステップ
34で照明器点灯補正温度ΔTを決定し、ステップ35でそ
のときの検知温度「T」と運転開始時の温度「T0」との
差をとり、その差が(4+ΔT)℃以下の場合には、ス
テップ36で駆動回路9を通じてモータ10を弱ノッチに変
更する。そして、ステップ27,31,33,36の次段および、
ステップ25,32,35のNOの場合の次段は、ともにステップ
21となる。
ュータ5に煙濃度「S」を入力し、ステップ22で温度検
知回路4からマイクロコンピュータ5に温度「T」を入
力する。ステップ23においてモータ10が停止している場
合は、ステップ24で所定量(6秒間当たりに2ppm程度)
以上の酸化還元性ガスを検知すると、ステップ26で運転
開始時の温度「T0」を測定記憶し、ステップ27で駆動回
路9を通じモータ10を弱ノッチにして運転を開始する。
ステップ24で所定量以上の酸化還元性ガスを検知しない
ときにはステップ25に進み、ここで所定値(54秒間当り
に1℃程度)以上の温度上昇を検知すると、ステップ26
で運転開始時の温度「T0」を記憶し、ステップ27で駆動
回路9を通じモータ10を弱ノッチにして運転を開始す
る。ステップ23においてモータ10が運転している場合に
は、ステップ28で弱ノッチであるか否かを判断する。弱
ノッチであれば、ステップ29で照明器点灯補正温度ΔT
を決定し、ステップ30でそのときの検知温度「T」と運
転開始時の温度「T0」との差をとり、その差が(2+Δ
T)℃未満の場合には、ステップ31で駆動回路9を通じ
てモータ10を停止させる。ステップ30でその差が(2+
ΔT)℃以上の場合には、ステップ32に進み、その差が
(5+ΔT)℃を越えると、ステップ33で駆動回路9を
通じてモータ10を強ノッチにする。ステップ28で弱ノッ
チでない場合、すなわち、強ノッチであれば、ステップ
34で照明器点灯補正温度ΔTを決定し、ステップ35でそ
のときの検知温度「T」と運転開始時の温度「T0」との
差をとり、その差が(4+ΔT)℃以下の場合には、ス
テップ36で駆動回路9を通じてモータ10を弱ノッチに変
更する。そして、ステップ27,31,33,36の次段および、
ステップ25,32,35のNOの場合の次段は、ともにステップ
21となる。
つぎに、温度検知素子1周囲の照明器点灯による温度
上昇を第3図にもとづき説明する。照明器点灯開始10分
後には約0.4℃,20分後には0.8℃それぞれ温度上昇し、
それ以降は温度上昇は飽和し、0.8℃以上は上昇しな
い。そして、照明器点灯補正温度ΔTの決定動作を第4
図にもとづき説明する。ステップ41で運転開始後照明器
が点灯しているか否かを判断し、点灯していない場合に
は、ステップ43で点灯補正温度ΔTを0℃に設定する。
点灯している場合には、ステップ42で点灯後10分以上経
過しているか否かを判断し、経過していない場合には、
ステップ43に進む。10分以上経過している場合には、ス
テップ44で点灯後20分以上経過したか否かを判断し、20
分以上経過していない場合には、ステップ45で点灯補正
温度ΔTを0.4℃に設定する。20分以上経過している場
合には、ステップ46でΔTを0.8℃に設定する。
上昇を第3図にもとづき説明する。照明器点灯開始10分
後には約0.4℃,20分後には0.8℃それぞれ温度上昇し、
それ以降は温度上昇は飽和し、0.8℃以上は上昇しな
い。そして、照明器点灯補正温度ΔTの決定動作を第4
図にもとづき説明する。ステップ41で運転開始後照明器
が点灯しているか否かを判断し、点灯していない場合に
は、ステップ43で点灯補正温度ΔTを0℃に設定する。
点灯している場合には、ステップ42で点灯後10分以上経
過しているか否かを判断し、経過していない場合には、
ステップ43に進む。10分以上経過している場合には、ス
テップ44で点灯後20分以上経過したか否かを判断し、20
分以上経過していない場合には、ステップ45で点灯補正
温度ΔTを0.4℃に設定する。20分以上経過している場
合には、ステップ46でΔTを0.8℃に設定する。
以上のように実施例によれば、酸化還元性ガスと温度
の少なくともいずれか一方が所定値以上となれば、レン
ジフードをただちに運転させ、また運転開始時と運転中
との検知温度の差に応じてレンジフードの排気量を決定
するので、熱を急激に発生する場合はいうまでもなく、
魚などを焼く場合のように熱の発生は少ないが、煙が多
量に発生する調理においても、適切な換気量でレンジフ
ードを自動的に運転できることとなる。また、温度検知
素子1周囲の照明器点灯による温度上昇を考慮して、検
知した温度上昇に補正を加えることによって、照明器点
灯により検知温度が上昇し、レンジフードの排気量が多
くなりすぎることを防止できることとなる。
の少なくともいずれか一方が所定値以上となれば、レン
ジフードをただちに運転させ、また運転開始時と運転中
との検知温度の差に応じてレンジフードの排気量を決定
するので、熱を急激に発生する場合はいうまでもなく、
魚などを焼く場合のように熱の発生は少ないが、煙が多
量に発生する調理においても、適切な換気量でレンジフ
ードを自動的に運転できることとなる。また、温度検知
素子1周囲の照明器点灯による温度上昇を考慮して、検
知した温度上昇に補正を加えることによって、照明器点
灯により検知温度が上昇し、レンジフードの排気量が多
くなりすぎることを防止できることとなる。
なお実施例では、モータ10の速度ノッチを強,弱とし
てレンジフードの排気量を調整しているが、ノッチ数は
これに限定されるものでなく、さらに無段変速でもよ
い。また、レンジフードの運転開始,運転停止、あるい
は速度ノッチ切換えを実行するための判断基準となる所
定の値および点灯補正温度は、実施例のものに限定され
ることなく、使用者の感覚によって他に設定できること
はいうまでもない。
てレンジフードの排気量を調整しているが、ノッチ数は
これに限定されるものでなく、さらに無段変速でもよ
い。また、レンジフードの運転開始,運転停止、あるい
は速度ノッチ切換えを実行するための判断基準となる所
定の値および点灯補正温度は、実施例のものに限定され
ることなく、使用者の感覚によって他に設定できること
はいうまでもない。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように本発明によれ
ば、調理をすると急激に温度が上昇する場合は無論のこ
と、魚を焼くときのように温度はそれほど上昇しないが
煙が多量に発生する場合にも、調理開始とともにレンジ
フードの運転を開始し、そして運転中の排気量は、運転
開始時とそのときとの検知温度の差に応じて決定されて
いるので、各種の調理に対して常に適切な排気量で換気
し、またレンジフード内蔵の照明器を点灯しても、照明
器による温度上昇の影響を排除して、調理による温度上
昇のみを的確に判断するので、照明器点灯の有無にかか
わらず常に適切な換気量で換気し、台所の環境を常に良
好に保つことができるという効果が得られる。
ば、調理をすると急激に温度が上昇する場合は無論のこ
と、魚を焼くときのように温度はそれほど上昇しないが
煙が多量に発生する場合にも、調理開始とともにレンジ
フードの運転を開始し、そして運転中の排気量は、運転
開始時とそのときとの検知温度の差に応じて決定されて
いるので、各種の調理に対して常に適切な排気量で換気
し、またレンジフード内蔵の照明器を点灯しても、照明
器による温度上昇の影響を排除して、調理による温度上
昇のみを的確に判断するので、照明器点灯の有無にかか
わらず常に適切な換気量で換気し、台所の環境を常に良
好に保つことができるという効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例のレンジフードの自動運転装
置を示す構成図、第2図は同装置を自動運転させるプロ
グラムのフローチャート、第3図は同レンジフード内蔵
の照明器点灯による温度検知素子周囲の温度上昇の時間
的変化説明図、第4図は同自動運転装置の照明器点灯補
正温度決定動作を示すフローチャート、第5図は従来の
レンジフードの自動運転装置の設置状態図である。 1……温度検知素子、2……煙検知回路、3……煙検知
素子、4……温度検知回路、6……運転開始手段、7…
…排気量決定手段、8……運転停止手段、11……照明器
点灯補正手段。
置を示す構成図、第2図は同装置を自動運転させるプロ
グラムのフローチャート、第3図は同レンジフード内蔵
の照明器点灯による温度検知素子周囲の温度上昇の時間
的変化説明図、第4図は同自動運転装置の照明器点灯補
正温度決定動作を示すフローチャート、第5図は従来の
レンジフードの自動運転装置の設置状態図である。 1……温度検知素子、2……煙検知回路、3……煙検知
素子、4……温度検知回路、6……運転開始手段、7…
…排気量決定手段、8……運転停止手段、11……照明器
点灯補正手段。
Claims (1)
- 【請求項1】酸化還元性ガスに感応して導電特性が変化
する煙検知素子の入力を検知する煙検知回路と、温度に
感応して導電特性が変化する温度検知素子の入力を検知
する温度検知回路と、前記煙検知素子が所定量以上の酸
化還元性ガスを検知したとき、あるいは前記温度検知素
子が所定値以上の温度上昇を検知したときにレンジフー
ドを運転させる運転開始手段と、前記レンジフード運転
開始時の温度と運転中の検知温度との差に応じて排気量
を決定する排気量決定手段と、前記運転開始時の温度と
運転中の検知温度との差が所定値未満の場合にレンジフ
ードの運転を停止させる運転停止手段と、前記レンジフ
ード内に内蔵された照明器がレンジフード運転時に点灯
された場合にレンジフード運転開始時と運転中の前記温
度検知素子による検知温度の差から照明器点灯による温
度上昇分を差し引く照明器点灯補正手段とを備えてなる
レンジフードの自動運転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1284164A JP2548407B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | レンジフードの自動運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1284164A JP2548407B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | レンジフードの自動運転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03148542A JPH03148542A (ja) | 1991-06-25 |
JP2548407B2 true JP2548407B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=17675013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1284164A Expired - Fee Related JP2548407B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | レンジフードの自動運転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548407B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100966509B1 (ko) * | 2007-05-30 | 2010-06-29 | 이충훈 | 렌지후드 동작의 자동화장치 및 그 방법 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1284164A patent/JP2548407B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100966509B1 (ko) * | 2007-05-30 | 2010-06-29 | 이충훈 | 렌지후드 동작의 자동화장치 및 그 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03148542A (ja) | 1991-06-25 |
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