JPH062805Y2 - フラッシュマウントモール - Google Patents

フラッシュマウントモール

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JPH062805Y2
JPH062805Y2 JP1987163535U JP16353587U JPH062805Y2 JP H062805 Y2 JPH062805 Y2 JP H062805Y2 JP 1987163535 U JP1987163535 U JP 1987163535U JP 16353587 U JP16353587 U JP 16353587U JP H062805 Y2 JPH062805 Y2 JP H062805Y2
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卓二 永田
浩一 佐藤
新一 後藤
雅俊 永田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は押出成形で製造したフラッシュマウントモール
の構造に関するもので、特に、窓用ガラスのコーナーに
沿った曲げの曲率半径を小さくすることができる構造の
フラッシュマウントモールに関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種のフラッシュマウントモールとして、実開
昭62−103618号公報に記載の自動車用ウインド
シールドモールの技術を挙げることができる。
上記技術は、自動車用ウインドガラスとボディパネルと
の隙間を塞ぐところのウインドシールドモール本体の中
間に金属蒸着合成フィルムを装着するウインドシールド
モールにおいて、前記ウインドシールドモールの彎曲時
における半径方向の中心側に偏らせて金属蒸着合成フィ
ルムの埋込側裏面に硬質材を配置して成形したものであ
る。
このように構成することにより、硬質材の存在によって
金属蒸着合成フィルムが彎曲しても、彎曲時の半径方向
の外側は曲げによって伸長するので、金属蒸着合成フィ
ルムの表面に皺が発生しないようにしたものである。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、上記実施例の自動車用ウインドシールドモール
等のフラッシュマウントモールは、彎曲時における半径
方向の中心側に偏らせて金属蒸着合成フィルム等の光輝
フィルムの埋込側裏面に硬質材を配置して成形したもの
であるから、コーナーでは軟質材を彎曲する必要があ
り、所定以上彎曲させると、硬質材が反発し、硬質材で
形成された全体が蛇行し、フラッシュマウントモールを
所定以上彎曲させることができないという問題があっ
た。また、金属蒸着合成フィルム等の光輝フィルムの埋
込側裏面の1部に硬質材を配置したものでは、その境界
部に歪みが入り、この種のものにおいても、所定以上彎
曲させることができないという問題があった。
特公昭61−53244号公報、実開昭57−1684
12号公報、実開昭59−154419号公報において
は、ウインドシールドモール本体の中間に金属薄板(全
体が射出成形で形成されており、板材の幅が変化してい
ることからして金属薄板の使用である。後者は図示され
たウインドシールドモール本体と薄板との間に間隙があ
り、金属でないとあり得ない)を装着するウインドシー
ルドモールが開示されている。この種の技術では、金属
薄板の窓用ガラス側に位置する端部を窓枠側に位置する
端部より、曲率半径を小さくして埋め込んでいる。
しかし、この公報に掲載の技術は、射出成形によってウ
インドシールドモールを形成するものであり、また、光
輝部は金属薄板を用いており、射出成形で全体を形成す
るか、また押出成形したものをリヤウインドガラスのコ
ーナーで切断したもの相互を接続するものである。
しかし、現在ではコーナーにおいても連続的に彎曲させ
て装着する方法が、作業性及び見栄えがよく、かつ、機
能的にも安定しており、有利であることが判明してい
る。
そこで、本考案は上記問題点を解決すべくなされたもの
で、窓枠のコーナー部においても光輝フィルムの表面の
意匠に変化をもたらすことなく彎曲させて装着できるフ
ラッシュマウントモールの提供を課題とするものであ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案にかかるフラッシュマウントモールは、車体に装
着される窓用ガラスと窓枠との間の凹部溝に挿着される
基部及び前記基部の側部に配設した弾性片からなる係合
脚部と、前記窓用ガラスと窓枠との間の凹部溝を覆う係
合脚部の基部の端部に形成された意匠部と、前記凹部溝
に挿入固着される基部の垂直断面の長さ方向の中心軸に
対して、前記基部の中心軸より窓用ガラス側に、基部の
長さ方向に沿って埋め込んだ剛性材料からなる芯材と具
備するフラッシュマウントモールにおいて、光輝フィル
ムが前記意匠部の表面に位置し、前記芯材よりも窓用ガ
ラス側に位置する端部を窓枠側に位置する端部より、曲
率半径を小さくして埋め込んだものである。
[作用] 本考案においては、車体に装着する窓用ガラスと窓枠と
の間の凹部溝に、基部及び前記基部の側部に配設した弾
性片からなる係合脚部を挿着し、係合脚部の基部の端部
に形成された意匠部で前記窓用ガラスと窓枠との間の凹
部溝を覆う。
このとき、特に、曲率半径を小さくする必要がある窓用
ガラスのコーナー部に位置する意匠部の表面に配設した
光輝フィルムは、その窓用ガラス側に位置する端部が窓
枠側に位置し、しかも、彎曲の中心軸となる芯材よりも
窓用ガラス側に位置する端部の曲折量を少なくして埋め
込んだものであるから、窓用ガラス側に彎曲するコーナ
ーの窓用ガラスと窓枠との間の凹部溝では、フラッシュ
マウントモールの曲げの力によって光輝フィルムにも曲
げの力が加わると、光輝フィルムの内周の端部はその曲
率半径を小さくするように応答することで、光輝フィル
ムの内周方向に加わる収縮力が光輝フィルムを巻込む方
向に引張る。また、光輝フィルムの外側の端部が伸長さ
れることにより、光輝フィルムの端部は浮き上り、光輝
フィルムの外周方向から内周方向に光輝フィルムの内側
半径を外側方向に移動させ、光輝フィルムの内側表面に
加わる収縮する方向の外力を緩和することができるか
ら、皺の発生を防止することができる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例のフラッシュマウントモール
の断面図、第2図は第1図で示した本実施例のフラッシ
ュマウントモールの通常の場合の使用状態の断面図で、
第3図は本実施例のフラッシュマウントモールの通常よ
り凹部溝が狭い場合の使用状態の断面図である。
図において、フラッシュマウントモールの意匠部1は車
体の凹部溝10を覆い、車体の表面に露出して美観を醸
し出すもので、その一部の面にはアルミニューム、クロ
ーム等の金属をコーティング、蒸着またはスパッタリン
グした光輝フィルム2や金属箔自体を光輝フィルム2と
して用いられたものが埋め込まれており、それが表面に
くるように形成されている。フラッシュマウントモール
の意匠部1から連続してその一方の端部に、その裏面側
が前記車体の表面に密に接する圧接片3を有している。
なお、前記フラッシュマウントモールの意匠部1とその
意匠部1から連続して形成された圧接片3は、基本的に
両者間に境界線を有するものではなく、特定の構成要部
を意味するものである。前記圧接片3は車体本体の窓枠
11の表面に密接して、車体の凹部溝10に水滴及び埃
等が侵入するのをその当接により封止している。また、
この圧接片3は窓枠11の表面との密接する度合を変化
させることにより、車体に形成される凹部溝10の幅の
違いを吸収している。
前記意匠部1とその意匠部1から連続して形成された他
方の端部の圧接片4は、凹部溝10を形成する窓用ガラ
ス12の表面に密接して、車体本体の窓枠11の凹部溝
10に水滴及び埃等が侵入するのをその当接により封止
している。前者と同様に、前記意匠部1とその意匠部1
から連続して形成された圧接片4は、基本的に両者間に
境界線を有するものではない。この圧接片4は窓用ガラ
ス12に当接する条件が比較的安定していることから、
特に、圧接片3のように窓枠11に形成された凹部溝1
0の幅の違いを吸収する必要性はない。
そして、この実施例のフラッシュマウントモールは、前
記意匠部1の下部にあって、凹部溝10とダム21との
間に充填されている接着剤22にその先端部が挿着され
る基部6を有しており、前記基部6には鋼薄帯、アルミ
ニューム薄帯、合成樹脂薄帯の1つ以上からなる基部6
を構成する材料よりも剛性に富んだ剛性材料の芯材9が
埋め込まれている。
前記剛性材料からなる芯材9は凹部溝10に挿入固着さ
れる基部6の垂直断面の長さ方向の中心軸X−Xに対し
て、前記基部6の中心軸X−Xより窓用ガラス12側
に、基部6の長さ方向に沿って埋め込んだものである。
前記基部6の先端部にはその下部から上方に伸びた支持
片7を有している。また、前記基部6の前記支持片7の
反対面には下部から上方に伸び、その端部で窓用ガラス
12の端部を密接状態で嵌合する受容片8を有してい
る。なお、これら基部6及び必要に応じて配設される弾
性片からなる支持片7及び受容片8は係合脚部を構成す
る。
前記支持片7の先端は車体本体の窓枠11の凹部溝10
の側壁に当接し、また、前記受容片8の先端も窓用ガラ
ス12と当接し、更に、凹部溝10内の接着剤22が固
まることによって、このフラッシュマウントモールは安
定して凹部溝10の所定位置に係合支持される。そし
て、凹部溝10内に係合支持される基部6は、凹部溝1
0内に充填されている接着剤22に基部6の先端部を、
その接着剤22内に挿入し、固着状態とする。即ち、基
部6に設けた支持片7及び受容片8は、窓枠11の凹部
溝10の側壁及び窓用ガラス12の端部に当接して、こ
のフラッシュマウントモールが凹部溝10内で安定する
位置に支持片7及び受容片8の弾性力で位置決めし、そ
の位置で凹部溝10内に充填された接着剤22を固化さ
せることによって、このフラッシュマウントモールを凹
部溝10内に安定固着させるものである。
ここで、フラッシュマウントモールの意匠部1に埋め込
んだ光輝フィルム2について、更に、詳述する。
車体の窓枠11側の表面に密に接する圧接片3から、他
方の端部の窓用ガラス12側の圧接片4の間の外表面
で、フラッシュマウントモールの意匠部1を形成してい
る。前記意匠部1には光輝フィルム2が表面に露出する
ように配設されており、前記光輝フィルム2の全体が意
匠部1を構成する部材に接合され、更に、光輝フィルム
2の窓用ガラス12側の端部2a及び窓枠11側の端部
2bが意匠部1を構成する部材に埋め込まれている。即
ち、フラッシュマウントモールを彎曲させる場合、その
半径の内径側を光輝フィルム2の端部2a及びその半径
の外径側の端部2bを意匠部1を構成する部材に埋め込
んだものである。
そして、意匠部1を構成する部材に埋め込んだ窓用ガラ
ス12側の光輝フィルム2の端部2aは、その曲折量を
大きくすべく、その曲率半径を小さくしている。これに
対して、前記意匠部1を構成する部材に埋め込んだ窓枠
11側の光輝フィルム2の端部2bは、その曲折量を滑
かにすべく、その曲率半径を大きくしている。この実施
例の、前記光輝フィルム2の端部2a及び端部2bの埋
め込み深さは、光輝フィルム2の端部2aより端部2b
の深さが浅く設定されているが、これらの深さは使用態
様によって決定されるものである。
上記のように構成される本実施例のフラッシュマウント
モールは、次のように、自動車の車体本体の窓枠11の
凹部溝10を覆うことができる。
まず、車体本体の窓枠11の凹部溝10を形成するエッ
ジの底部に接着剤22を充填し、そこに嵌込む窓用ガラ
ス12を置き、更に、その窓用ガラス12の周囲にフラ
ッシュマウントモールの受容片8を当接した状態で、基
部6を窓枠11の凹部溝10を形成するエッジで囲まれ
た箇所に挿入する。これによって、前記窓枠11のエッ
ジの側壁と窓用ガラス12の端部とで凹部溝10が形成
される。したがって、フラッシュマウントモールの基部
6に設けた支持片7及び受容片8は、車体本体の窓枠1
1の凹部溝10の側壁及び窓用ガラス12の端部に当接
して、更に、基部6の先端は未固化状態の接着剤22に
挿入され、凹部溝10に嵌合して、凹部溝10内で支持
片7及び受容片8等の弾性力により安定した位置とな
り、その位置で凹部溝10内に充填された接着剤22が
固化すると、基部6の下端と凹部溝10との間が接着剤
22により固着される。
窓用ガラス12の表面は意匠部1から連続して形成され
た端部の圧接片4が密接される。前記意匠部1から連続
して形成された圧接片3は、窓枠11の表面に密接され
る。前記圧接片3及び圧接片4は車体の凹部溝10に水
滴及び埃等が侵入するのをその当接により封止すると共
に、前記圧接片3は窓枠11の表面に密接する度合を変
化させることにより、車体に形成される凹部溝10の幅
の違いを吸収する。
このとき、窓用ガラス12と窓枠11との間のコーナー
の凹部溝10に挿着するフラッシュマウントモールは、
窓用ガラス12側に彎曲させられると、光輝フィルム2
の外側の端部2bは伸張する方向に引張られ、光輝フィ
ルム2の内側の端部2aは収縮する方向に圧縮させられ
る。
しかし、窓用ガラス12側に位置する端部2aは曲率半
径が小さく設定されているから、前記収縮する方向に圧
縮させられた光輝フィルム2の内側の端部2aが、その
曲率半径を更に小さくするように応答し、光輝フィルム
2の内周方向に収縮する力が加わると共に、光輝フィル
ム2の内周を巻込む方向に引張り、その内側半径を大き
くする。また、光輝フィルム2の外側の端部2bは曲率
半径を大きくして埋め込んであるから、窓用ガラス12
側に位置する光輝フィルム2の端部2bが膨張されるこ
とにより浮き上る。
したがって、光輝フィルム2の内周の端部2aはその曲
率半径を小さくするように応答することで、光輝フィル
ムの内周方向に加わる収縮力が光輝フィルムを巻込む方
向に引張る。同時に、光輝フィルム2の外側の端部2b
が伸張されることにより、光輝フィルム2の端部2bは
浮き上り、光輝フィルムの外周方向から内周方向に光輝
フィルム2の内側半径を移動させることで、その表面の
収縮する方向の外力を緩和することができ、光輝フィル
ム2の表面に皺が発生するのを防止できる。
故に、フラッシュマウントモールは常に窓用ガラス12
の表面に当接し、フラッシュマウントモールの圧接片3
の端部が常に車体本体の窓枠11の表面と当接できるか
ら、凹部溝10の幅及び/または深さの違いを吸収して
意匠部1の端部に蛇行が生じない彎曲を形成することが
でき、また、車体本体の窓枠11の表面とフラッシュマ
ウントモールの圧接片3との間に隙間を作ることなく設
置できる。そして、凹部溝10幅及び/または深さの違
いを吸収するフラッシュマウントモールの圧接片3側
は、その端部が車体本体の窓枠11の表面との当接によ
り密接し、封止構造とすることができる。
このように、上記実施例のフラッシュマウントモール
は、車体の窓用ガラス12と窓枠11との間の凹部溝1
0に挿着され、その垂直断面の長さ方向に沿って埋め込
んだ剛性材料で形成した芯材9を有する基部6及び前記
基部6の側部に配設した支持片7及び受容片8等の弾性
片からなる係合脚部と、前記車体の窓用ガラス12と窓
枠11との間の凹部溝10を覆う係合脚部の基部6の端
部に形成され、その裏面側が前記車体本体の窓枠11の
表面に密に接する圧接片3及び窓用ガラス12の表面に
密に接する圧接片4を有し、前記圧接片3及び圧接片4
の外表面を含みその表面が露出する意匠部1と、前記凹
部溝10に挿入固着される基部6の垂直断面の長さ方向
の中心軸に対して、前記基部6の中心軸より窓用ガラス
12側に、基部6の長さ方向に沿って埋め込んだ剛性材
料からなる芯材9とを具備するフラッシュマウントモー
ルにおいて、光輝フィルム2を前記意匠部1の表面に位
置し、前記芯材9よりも窓枠11側に位置する端部2b
が窓用ガラス12側に位置する端部2aより曲折量を滑
かにして埋め込んだものである。
したがって、窓用ガラス12のコーナーで、光輝フィル
ム2の外側の端部2bは伸張する方向に引張られ、光輝
フィルム2の内側の端部2aは収縮するように圧縮させ
られが、光輝フィルム2の外側の端部2bは曲率半径が
大きく、また、光輝フィルム2の内側の端部2aは曲率
半径が小さく設定されているから、特に、光輝フィルム
2の内周側に受ける収縮力を緩和した状態で彎曲できる
から、第4図の本考案の一実施例のフラッシュマウント
モールを取付けた自動車の斜視図及びコーナーの要部拡
大図に示すように、光輝フィルム2に皺を発生させるこ
とがない。
また、通常の基部6の中心軸X−Xに芯材9を配設した
ものでは、フラッシュマウントモールの曲げが係合脚部
の基部6の中心軸X−Xで行なわれるのに対して、この
実施例の基部6の長さ方向に沿って埋め込んだ剛性材料
からなる芯材9は、凹部溝10に挿入固着される基部6
の第1図に示す垂直断面の長さ方向の中心軸X−Xによ
り窓用ガラス12側の内側に配設されているから、フラ
ッシュマウントモールの基部6の中心軸X−Xよりも内
側の芯材9を境いに曲げが生じ、車体の窓用ガラス12
と窓枠11との間の凹部溝10に対する追従性が良くな
り、特に、窓用ガラス12のコーナーの曲げ処理及び挿
着が容易となり、安定した固着力が得られる。しかし、
本考案を実施する場合には、芯材9が配設される基部6
の位置が特定されるものではない。
ところで、上記実施例のフラッシュマウントモールの、
車体本体の窓枠11の凹部溝10を覆い、その裏面側が
前記車体本体の窓枠11の表面に密に接する圧接片3及
び圧接片4は、上記実施例では両端部に圧接片3及び圧
接片4を有するものであるが、本考案を実施する場合に
は、一方にのみ圧接片を有するもの、両方に圧接片を有
するものにも適用でき、窓用ガラス12と窓枠11との
間の凹部溝を覆う係合脚部の基部6の端部に形成された
意匠部を有するものであればよく、その使用態様に応じ
て種々の形態に対応させることができる。
また、上記実施例のフラッシュマウントモールの凹部溝
10に挿入固着される基部6の垂直断面の長さ方向の中
心軸X−Xに対して、前記基部6の中心軸X−Xより窓
用ガラス12側に、基部6の長さ方向に沿って埋め込ん
だ剛性材料からなる芯材9は、基部6の中に埋め込んだ
ものであるが、本考案を実施する場合には基部6の内側
面に配設することもできる。或いは、中心軸X−Xに剛
性材料からなる芯材9を埋め込んでもよい。しかし、前
述したように、基部6の中心軸X−Xより窓用ガラス1
2側に、剛性材料からなる芯材9を埋め込んだもので
は、その曲げの半径を小さくすることができ、フラッシ
ュマウントモールの追従性を良くできる。
そして、上記実施例の剛性材料からなる芯材9は、鋼薄
帯、アルミニューム薄帯、合成樹脂薄帯の1つ以上から
なる剛性材料の芯材9がモールドされているが、本考案
を実施する場合には芯材9は他のフラッシュマウントモ
ールの材料、例えば、合成樹脂より剛性を有し、線膨張
率が小さいものであればよい。
更に、上記実施例の意匠部1の表面に位置し、その窓用
ガラス12側に位置する端部2aが窓枠11側に位置す
る端部2bより曲率半径を小さくして埋め込んだ光輝フ
ィルム2は、窓枠11側に位置する端部2bが滑かな彎
曲を呈している旨説明したが、本考案を実施する場合に
は、その端部を折曲に近い状態に曲げ、その一部が直線
部を有する状態とすることができる。
[考案の効果] 以上のように、本考案のフラッシュマウントモールは、
車体に装着する窓用ガラスと窓枠との間の凹部溝に挿入
固着され、基部の垂直断面の長さ方向の中心軸に対し
て、前記基部の中心軸より窓用ガラス側に、基部の長さ
方向に沿って埋め込んだ剛性材料からなる芯材と、前記
意匠部の表面に位置し、前記芯材よりも窓用ガラス側に
位置する端部が窓枠側に位置する端部より曲率半径を小
さくして埋め込んだ光輝フィルムとを具備するものであ
る。
したがって、コーナーの窓用ガラスと窓枠との間の凹部
溝で、窓用ガラス側に位置する端部が窓枠側に位置する
端部より曲率半径を小さくして埋め込んだ光輝フィルム
は、窓用ガラス側に位置する光輝フィルムの端部が曲率
半径を小さくするように引張られ、光輝フィルムの内周
の半径を大きく変位させる。同時に、窓枠側に位置する
光輝フィルムの端部は浮き上ることができ、光輝フィル
ムの内周側に受ける収縮力を緩和して彎曲できるから、
光輝フィルムに皺を発生させることがない。故に、窓枠
のコーナー部においても光輝フィルムの表面の意匠に変
化をもたらすことなく彎曲させることができ、フラッシ
ュマウントモールの彎曲によって意匠部の美観が損われ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のフラッシュマウントモール
の断面図、第2図は第1図で示した本実施例のフラッシ
ュマウントモールの通常の場合の使用状態の断面図、第
3図は第1図で示した本実施例のフラッシュマウントモ
ールの通常より凹部溝が狭い場合の使用状態の断面図、
第4図は本考案の一実施例のフラッシュマウントモール
を取付けた自動車の斜視図及びコーナーの要部拡大図で
ある。 図において、 1:意匠部、2:光輝フィルム、 2a:窓用ガラス側端部、 2b:窓枠側端部、6:基部、 9:芯材、10:凹部溝、 11:窓枠、12:窓用ガラス、 12a,12b:コーナー、 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永田 雅俊 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−168412(JP,U) 実開 昭59−154419(JP,U) 特公 昭61−53244(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に装着される窓用ガラスと窓枠との間
    の凹部溝に挿着される基部及び前記基部の側部に配設し
    た弾性片からなる係合脚部と、 前記窓用ガラスと窓枠との間の凹部溝を覆う係合脚部の
    基部の端部に形成された意匠部と、 前記凹部溝に挿入固着される基部の垂直断面の長さ方向
    の中心軸に対して、前記基部の中心軸より窓用ガラス側
    に、基部の長さ方向に沿って埋め込んだ剛性材料からな
    る芯材と、 前記意匠部の表面に位置し、前記芯材よりも窓用ガラス
    側に位置する端部が窓枠側に位置する端部より曲率半径
    を小さくして埋め込んだ光輝フィルムと を具備することを特徴とするフラッシュマウントモー
    ル。
JP1987163535U 1987-10-26 1987-10-26 フラッシュマウントモール Expired - Lifetime JPH062805Y2 (ja)

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