JPH06280514A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents
内燃機関の動弁装置Info
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- JPH06280514A JPH06280514A JP5097085A JP9708593A JPH06280514A JP H06280514 A JPH06280514 A JP H06280514A JP 5097085 A JP5097085 A JP 5097085A JP 9708593 A JP9708593 A JP 9708593A JP H06280514 A JPH06280514 A JP H06280514A
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- JP
- Japan
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- intake
- exhaust
- valve
- pivot
- cam
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/26—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
- F01L1/267—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/12—Transmitting gear between valve drive and valve
- F01L1/18—Rocking arms or levers
- F01L1/181—Centre pivot rocking arms
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Y—INDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
- B60Y2304/00—Optimising design; Manufacturing; Testing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/02—Valve drive
- F01L1/04—Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
- F01L1/047—Camshafts
- F01L1/053—Camshafts overhead type
- F01L2001/0535—Single overhead camshafts [SOHC]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】内燃機関の吸気2弁、排気1弁の3弁SOHC
構造に関し、高回転時、回転限界の低い排気弁のリフト
量を少なくし、回転限界の高い吸気弁のリフト量を大き
くすることができ、両弁の回転限界の差を小として、機
関重量や機械抵抗の増加を最小限に抑制した装置を提供
する。 【構成】シリンダボア軸芯方向と吸排気弁1,2の弁ス
テム5,6軸芯方向とを同一に設定した動弁装置におい
て、シリンダ列方向に延びる単一のカムシャフト7と、
2つの吸気ポート間に設けた排気用ピボット25と、1
つの排気ポートのシリンダ列方向両側に夫々設けた吸気
用ピボット12,12と、一端が吸気用ピボットに、他
端が吸気弁に、中央部背面が吸気カム8に夫々当接する
吸気用スイングアーム13と、一端が排気用ピボット
に、他端が排気弁に、中央部背面が排気カム9に夫々当
接する排気用スイングアーム26とを備えた構成とし
た。
構造に関し、高回転時、回転限界の低い排気弁のリフト
量を少なくし、回転限界の高い吸気弁のリフト量を大き
くすることができ、両弁の回転限界の差を小として、機
関重量や機械抵抗の増加を最小限に抑制した装置を提供
する。 【構成】シリンダボア軸芯方向と吸排気弁1,2の弁ス
テム5,6軸芯方向とを同一に設定した動弁装置におい
て、シリンダ列方向に延びる単一のカムシャフト7と、
2つの吸気ポート間に設けた排気用ピボット25と、1
つの排気ポートのシリンダ列方向両側に夫々設けた吸気
用ピボット12,12と、一端が吸気用ピボットに、他
端が吸気弁に、中央部背面が吸気カム8に夫々当接する
吸気用スイングアーム13と、一端が排気用ピボット
に、他端が排気弁に、中央部背面が排気カム9に夫々当
接する排気用スイングアーム26とを備えた構成とし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、吸気2弁、
排気1弁の3弁SOHC(single overheadcamshaft)
構造のディーゼルエンジンのような内燃機関の動弁装置
に関する。
排気1弁の3弁SOHC(single overheadcamshaft)
構造のディーゼルエンジンのような内燃機関の動弁装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の動弁装置としては、例
えば、特開平3−115710号公報に記載のように、
吸気3弁、排気2弁の5弁構造の動弁装置において吸気
側の各スイングアームのピボット位置を千鳥状に配置し
た構成の装置がある。
えば、特開平3−115710号公報に記載のように、
吸気3弁、排気2弁の5弁構造の動弁装置において吸気
側の各スイングアームのピボット位置を千鳥状に配置し
た構成の装置がある。
【0003】この動弁装置における排気側の構成は、一
端が排気用ピボットに、他端が排気弁に、中央部背面が
排気カムにそれぞれ当接する排気用スイングアームを設
け、上述の排気弁を反カム回転方向側(排気マニホルド
側)に配置された排気用ピボットに当接する排気用スイ
ングアームで駆動すべく構成している関係上、排気弁の
バルブリフト量が大となり、バルブジャンプの発生に起
因して回転限界が低下する問題点があった。
端が排気用ピボットに、他端が排気弁に、中央部背面が
排気カムにそれぞれ当接する排気用スイングアームを設
け、上述の排気弁を反カム回転方向側(排気マニホルド
側)に配置された排気用ピボットに当接する排気用スイ
ングアームで駆動すべく構成している関係上、排気弁の
バルブリフト量が大となり、バルブジャンプの発生に起
因して回転限界が低下する問題点があった。
【0004】以下、上述の問題点について図8、図9、
図10を参照して更に詳述する。図8に示す如くシリン
ダヘッド81側に設けられたHLA82(ハイドロリッ
ク・ラッシュ・アジャスタの略で、油圧式ラッシュアジ
ャスタのこと)のピボット83に対して、スイングアー
ム84の一端に取付けられたアジャストスクリュ85下
端の半球部85aを当接し、このスイングアーム84の
他端をバルブ86に当接すると共に、スイングアーム8
4の中間部に取付けたローラ87をカムシャフト88の
カム89に当接し、カム89の回転によりピボット83
を支点として揺動する上述のスイングアーム84でバル
ブ86を開閉駆動すべく構成した場合、図9に示すよう
に上述のピボット83における凹状の半球面83aとア
ジャストスクリュ85下端の半球部85aとの間には油
膜を確保するためのクリアランス90が形成されている
関係上、カム89の回転方向を図8の矢印B方向に設定
した場合には、半球部85aはクリアランス90に相当
して図8の右方に移動し、図10に示す支点bをピボッ
ト点として揺動するので、ピボット83中心部をピボッ
ト点として揺動する場合に対してバルブリフト量が小と
なる。
図10を参照して更に詳述する。図8に示す如くシリン
ダヘッド81側に設けられたHLA82(ハイドロリッ
ク・ラッシュ・アジャスタの略で、油圧式ラッシュアジ
ャスタのこと)のピボット83に対して、スイングアー
ム84の一端に取付けられたアジャストスクリュ85下
端の半球部85aを当接し、このスイングアーム84の
他端をバルブ86に当接すると共に、スイングアーム8
4の中間部に取付けたローラ87をカムシャフト88の
カム89に当接し、カム89の回転によりピボット83
を支点として揺動する上述のスイングアーム84でバル
ブ86を開閉駆動すべく構成した場合、図9に示すよう
に上述のピボット83における凹状の半球面83aとア
ジャストスクリュ85下端の半球部85aとの間には油
膜を確保するためのクリアランス90が形成されている
関係上、カム89の回転方向を図8の矢印B方向に設定
した場合には、半球部85aはクリアランス90に相当
して図8の右方に移動し、図10に示す支点bをピボッ
ト点として揺動するので、ピボット83中心部をピボッ
ト点として揺動する場合に対してバルブリフト量が小と
なる。
【0005】逆にカム89の回転方向を図8の矢印A方
向に設定した場合には、半球部85aはクリアランス9
0に相当して図8の左方に移動し、図10に示す支点a
をピボット点として揺動するので、ピボット83中心部
をピボット点として揺動する場合に対してバルブリフト
量が大となる。
向に設定した場合には、半球部85aはクリアランス9
0に相当して図8の左方に移動し、図10に示す支点a
をピボット点として揺動するので、ピボット83中心部
をピボット点として揺動する場合に対してバルブリフト
量が大となる。
【0006】特に、カム89の回転方向を図8の矢印A
方向に設定すると既述したようにバルブ86のバルブリ
フト量が大となり、このようにバルブリフト量が大きく
なると、バルブジャンプの発生に起因して回転限界が低
下する。
方向に設定すると既述したようにバルブ86のバルブリ
フト量が大となり、このようにバルブリフト量が大きく
なると、バルブジャンプの発生に起因して回転限界が低
下する。
【0007】ここで、吸気弁と排気弁との弁単体の重量
を比較すると、一般に排気弁の方がバルブ重量が大で、
回転限界が低い。したがって、図8の回転方向Aの構成
に排気弁および同弁の動弁装置を適用すると、回転限界
がさらに悪化する問題点があった。
を比較すると、一般に排気弁の方がバルブ重量が大で、
回転限界が低い。したがって、図8の回転方向Aの構成
に排気弁および同弁の動弁装置を適用すると、回転限界
がさらに悪化する問題点があった。
【0008】このことは、エンジンの高回転時において
顕著となり、このような問題点を解決するためにスプリ
ング荷重を増大したり或は部品剛性を向上させて、回転
限界を高めた場合には、エンジン重量が増加すると共
に、機械抵抗が増大する問題点があった。
顕著となり、このような問題点を解決するためにスプリ
ング荷重を増大したり或は部品剛性を向上させて、回転
限界を高めた場合には、エンジン重量が増加すると共
に、機械抵抗が増大する問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、吸気2
弁、排気1弁の3弁SOHC構造において適切な動弁レ
イアウトを確保し、ピボット部の面圧および油膜特性を
確保しつつ、高回転時、回転限界の低いバルブ(排気
弁)のリフト量を少なくし、回転限界の高いバルブ(吸
気弁)のリフト量を大きくすることができ、両バルブの
回転限界の差を小として、エンジン重量や機械抵抗の増
加を最小限に抑制することができる内燃機関の動弁装置
の提供を目的とする。
弁、排気1弁の3弁SOHC構造において適切な動弁レ
イアウトを確保し、ピボット部の面圧および油膜特性を
確保しつつ、高回転時、回転限界の低いバルブ(排気
弁)のリフト量を少なくし、回転限界の高いバルブ(吸
気弁)のリフト量を大きくすることができ、両バルブの
回転限界の差を小として、エンジン重量や機械抵抗の増
加を最小限に抑制することができる内燃機関の動弁装置
の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、吸気2弁、
排気1弁の3弁SOHC構造であって、シリンダヘッド
下面とシリンダブロックのトップデッキ面とが平行に形
成され、かつシリンダボア軸芯方向と上記各吸排気弁の
バルブステム軸芯方向とを同一に設定した内燃機関の動
弁装置において、シリンダ列方向に延びる単一のカムシ
ャフトと、2つの吸気ポート間に設けられた排気用ピボ
ットと、1つの排気ポートのシリンダ列方向両側にそれ
ぞれ設けられた吸気用ピボットと、一端が吸気用ピボッ
トに、他端が吸気弁に、中央部背面が吸気カムにそれぞ
れ当接する吸気用スイングアームと、一端が排気用ピボ
ットに、他端が排気弁に、中央部背面が排気カムにそれ
ぞれ当接する排気用スイングアームとを備え、上記吸気
弁を反カム回転方向側に配置した吸気用ピボットに当接
する吸気用スイングアームで駆動し、上記排気弁をカム
回転方向側に配置した排気用ピボットに当接する排気用
スイングアームで駆動すべく構成した内燃機関の動弁装
置であることを特徴とする。
排気1弁の3弁SOHC構造であって、シリンダヘッド
下面とシリンダブロックのトップデッキ面とが平行に形
成され、かつシリンダボア軸芯方向と上記各吸排気弁の
バルブステム軸芯方向とを同一に設定した内燃機関の動
弁装置において、シリンダ列方向に延びる単一のカムシ
ャフトと、2つの吸気ポート間に設けられた排気用ピボ
ットと、1つの排気ポートのシリンダ列方向両側にそれ
ぞれ設けられた吸気用ピボットと、一端が吸気用ピボッ
トに、他端が吸気弁に、中央部背面が吸気カムにそれぞ
れ当接する吸気用スイングアームと、一端が排気用ピボ
ットに、他端が排気弁に、中央部背面が排気カムにそれ
ぞれ当接する排気用スイングアームとを備え、上記吸気
弁を反カム回転方向側に配置した吸気用ピボットに当接
する吸気用スイングアームで駆動し、上記排気弁をカム
回転方向側に配置した排気用ピボットに当接する排気用
スイングアームで駆動すべく構成した内燃機関の動弁装
置であることを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、吸気弁を反カム回転
方向側(排気マニホルド側)に配置した吸気用ピボット
に当接する吸気用スイングアームで駆動し、排気弁をカ
ム回転方向側(吸気マニホルド側)に配置した排気用ピ
ボットに当接する排気用スイングアームで駆動すべく構
成したので、吸気2弁、排気1弁の3弁SOHC構造に
おいて適切な動弁レイアウトを確保し、ピボット部の面
圧および油膜特性を確保することができる。
方向側(排気マニホルド側)に配置した吸気用ピボット
に当接する吸気用スイングアームで駆動し、排気弁をカ
ム回転方向側(吸気マニホルド側)に配置した排気用ピ
ボットに当接する排気用スイングアームで駆動すべく構
成したので、吸気2弁、排気1弁の3弁SOHC構造に
おいて適切な動弁レイアウトを確保し、ピボット部の面
圧および油膜特性を確保することができる。
【0012】しかも、カムの回転時に吸気用スイングア
ーム一端はピボットとのクリアランスに相当して吸気マ
ニホルド側へ移動し、ピボット点と力点との間の距離が
短くなるため、吸気弁のバルブリフト量が大となり、排
気用スイングアーム一端はピボットとのクリアランスに
相当して吸気マニホルド側へ移動し、ピボット点と力点
との間の距離が長くなるため、排気弁のバルブリフト量
が小となる。
ーム一端はピボットとのクリアランスに相当して吸気マ
ニホルド側へ移動し、ピボット点と力点との間の距離が
短くなるため、吸気弁のバルブリフト量が大となり、排
気用スイングアーム一端はピボットとのクリアランスに
相当して吸気マニホルド側へ移動し、ピボット点と力点
との間の距離が長くなるため、排気弁のバルブリフト量
が小となる。
【0013】したがって、エンジンの高回転時、回転限
界の低いバルブ(排気弁)のリフト量を少なくし、回転
限界の高いバルブ(吸気弁)のリフト量を大きくするこ
とができ、両バルブの回転限界の差を小として、エンジ
ン重量や機械抵抗の増加を最小限に抑制することができ
る効果がある。
界の低いバルブ(排気弁)のリフト量を少なくし、回転
限界の高いバルブ(吸気弁)のリフト量を大きくするこ
とができ、両バルブの回転限界の差を小として、エンジ
ン重量や機械抵抗の増加を最小限に抑制することができ
る効果がある。
【0014】また、バルブステムの軸芯方向とシリンダ
ボアの軸芯方向とを同一に設定したので、1本のカムシ
ャフトで千鳥配置の吸気弁、排気弁をレイアウト上容易
に駆動することができる効果がある。
ボアの軸芯方向とを同一に設定したので、1本のカムシ
ャフトで千鳥配置の吸気弁、排気弁をレイアウト上容易
に駆動することができる効果がある。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は内燃機関の動弁装置を示し、図1乃至図
5において、このディーゼルエンジンの動弁装置は、2
つの吸気弁1,1と、1つの排気弁2とを有する吸気2
弁、排気1弁の3弁SOHC構造であって、シリンダヘ
ッド3の下面とシリンダブロックのトップデッキ面とを
平行に形成し、かつシリンダボア4の軸芯方向と上述の
各吸排気弁1,2のバルブステム5,6の軸芯方向とを
同一に設定している。
述する。図面は内燃機関の動弁装置を示し、図1乃至図
5において、このディーゼルエンジンの動弁装置は、2
つの吸気弁1,1と、1つの排気弁2とを有する吸気2
弁、排気1弁の3弁SOHC構造であって、シリンダヘ
ッド3の下面とシリンダブロックのトップデッキ面とを
平行に形成し、かつシリンダボア4の軸芯方向と上述の
各吸排気弁1,2のバルブステム5,6の軸芯方向とを
同一に設定している。
【0016】また図3に示すようにシリンダ列方向に延
びる単一のカムシャフト7を設け、このカムシャフト7
には1気筒当り2つの吸気カム8,8と1つの排気カム
9とを一体または一体的に形成し、排気カム9を気筒中
心部に配設すると共に、この排気カム9の両サイドに吸
気カム8,8を配設している。なお、図示実施例は直列
多気筒エンジンであるが動弁装置については1気筒分の
み示し、他の気筒の図示を省略している。
びる単一のカムシャフト7を設け、このカムシャフト7
には1気筒当り2つの吸気カム8,8と1つの排気カム
9とを一体または一体的に形成し、排気カム9を気筒中
心部に配設すると共に、この排気カム9の両サイドに吸
気カム8,8を配設している。なお、図示実施例は直列
多気筒エンジンであるが動弁装置については1気筒分の
み示し、他の気筒の図示を省略している。
【0017】さらに図2、図4に示す如く1つの排気ポ
ートのシリンダ列方向両側に対応して上述のシリンダヘ
ッド3にはHLA配設部10,10を一体形成し、これ
ら各HLA配設部10,10に配設したHLA11の吸
気用ピボット12に対して、吸気用スイングアーム13
一端に取付けたアジャストスクリュ14下端の半球部1
5を当接し、この吸気用スイングアーム13の中間部に
ローラ16を配設し、このローラ16を吸気カム8で操
作することにより、吸気用スイングアーム13他端のバ
ルブ当接部17で吸気弁1のバルブステム5を介して同
吸気弁1を開閉操作すべく構成している。
ートのシリンダ列方向両側に対応して上述のシリンダヘ
ッド3にはHLA配設部10,10を一体形成し、これ
ら各HLA配設部10,10に配設したHLA11の吸
気用ピボット12に対して、吸気用スイングアーム13
一端に取付けたアジャストスクリュ14下端の半球部1
5を当接し、この吸気用スイングアーム13の中間部に
ローラ16を配設し、このローラ16を吸気カム8で操
作することにより、吸気用スイングアーム13他端のバ
ルブ当接部17で吸気弁1のバルブステム5を介して同
吸気弁1を開閉操作すべく構成している。
【0018】ここで、上述のバルブステム5は、シリン
ダヘッド3の所定部にバルブガイド18を介して配設し
たステムで、このバルブステム5の上端には分割コレッ
ト19を介してスプリングリテーナ20を嵌合し、シリ
ンダヘッド3のバネ座21と上述のスプリングリテーナ
20下面との間にはバルブスプリング22を張架してい
る。
ダヘッド3の所定部にバルブガイド18を介して配設し
たステムで、このバルブステム5の上端には分割コレッ
ト19を介してスプリングリテーナ20を嵌合し、シリ
ンダヘッド3のバネ座21と上述のスプリングリテーナ
20下面との間にはバルブスプリング22を張架してい
る。
【0019】一方、図2、図5に示す如く2つの吸気ポ
ート間に対応して上述のシリンダヘッド3にはHLA配
設部23を一体形成し、このHLA配設部23に配設し
たHLA24の排気用ピボット25に対して、排気用ス
イングアーム26一端に取付けたアジャストスクリュ2
7下端の半球部28を当接し、この排気用スイングアー
ム26の中間部にローラ29を配設し、このローラ29
を排気カム9で操作することにより、排気用スイングア
ーム26他端のバルブ当接部30で排気弁2のバルブス
テム6を介して同排気弁2を開閉操作すべく構成してい
る。
ート間に対応して上述のシリンダヘッド3にはHLA配
設部23を一体形成し、このHLA配設部23に配設し
たHLA24の排気用ピボット25に対して、排気用ス
イングアーム26一端に取付けたアジャストスクリュ2
7下端の半球部28を当接し、この排気用スイングアー
ム26の中間部にローラ29を配設し、このローラ29
を排気カム9で操作することにより、排気用スイングア
ーム26他端のバルブ当接部30で排気弁2のバルブス
テム6を介して同排気弁2を開閉操作すべく構成してい
る。
【0020】ここで、上述のバルブステム6は、シリン
ダヘッド3の所定部にバルブガイド31を介して配設し
たステムで、このバルブステム6の上端には分割コレッ
ト32を介してスプリングリテーナ33を嵌合し、シリ
ンダヘッド3のバネ座34と上述のスプリングリテーナ
33下面との間にはバルブスプリング35を張架してい
る。
ダヘッド3の所定部にバルブガイド31を介して配設し
たステムで、このバルブステム6の上端には分割コレッ
ト32を介してスプリングリテーナ33を嵌合し、シリ
ンダヘッド3のバネ座34と上述のスプリングリテーナ
33下面との間にはバルブスプリング35を張架してい
る。
【0021】上述の吸気カム8および排気カム9の回転
方向は図1、図4、図5の矢印方向(図面上、時計方
向)であるから、図4に示す如く2つの吸気弁1,1を
反カム回転方向側(排気マニホルド側)に配置した吸気
用ピボット12に当接する吸気用スイングアーム13で
駆動すべく構成する一方、図5に示す如く1つ排気弁2
をカム回転方向側(吸気マニホルド側)に配置した排気
用ピボット25に当接する排気用スイングアーム26で
駆動すべく構成している。
方向は図1、図4、図5の矢印方向(図面上、時計方
向)であるから、図4に示す如く2つの吸気弁1,1を
反カム回転方向側(排気マニホルド側)に配置した吸気
用ピボット12に当接する吸気用スイングアーム13で
駆動すべく構成する一方、図5に示す如く1つ排気弁2
をカム回転方向側(吸気マニホルド側)に配置した排気
用ピボット25に当接する排気用スイングアーム26で
駆動すべく構成している。
【0022】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。
て、以下作用を説明する。
【0023】いま、ディーゼルエンジンを駆動すると、
カムシャフト7および吸排気カム8,9は図1、図4、
図5の矢印方向に回転し、上述の吸気カム8の回転によ
り吸気用スイングアーム13一端の半球部15は吸気用
ピボット12とのクリアランスに相当して吸気マニホル
ド側へ移動し、図6に示すようにピボット点(支点)と
力点との間の距離が短くなるため、吸気弁1のバルブリ
フト量が大となる。
カムシャフト7および吸排気カム8,9は図1、図4、
図5の矢印方向に回転し、上述の吸気カム8の回転によ
り吸気用スイングアーム13一端の半球部15は吸気用
ピボット12とのクリアランスに相当して吸気マニホル
ド側へ移動し、図6に示すようにピボット点(支点)と
力点との間の距離が短くなるため、吸気弁1のバルブリ
フト量が大となる。
【0024】また上述の排気カム9の回転により排気用
スイングアーム26一端の半球部28は排気用ピボット
25とのクリアランスに相当して吸気マニホルド側へ移
動し、図7に示すようにピボット点(支点)と力点との
間の距離が長くなるため、排気弁2のバルブリフト量が
小となる。
スイングアーム26一端の半球部28は排気用ピボット
25とのクリアランスに相当して吸気マニホルド側へ移
動し、図7に示すようにピボット点(支点)と力点との
間の距離が長くなるため、排気弁2のバルブリフト量が
小となる。
【0025】したがって、ディーゼルエンジンの高回転
時、回転限界の低いバルブ(排気弁2)のリフト量を少
なくし、回転限界の高いバルブ(吸気弁1)のリフト量
を大きくすることができ、これら両弁1,2の回転限界
の差を小として、エンジン重量や機械抵抗の増加を最小
限に抑制することができる効果がある。
時、回転限界の低いバルブ(排気弁2)のリフト量を少
なくし、回転限界の高いバルブ(吸気弁1)のリフト量
を大きくすることができ、これら両弁1,2の回転限界
の差を小として、エンジン重量や機械抵抗の増加を最小
限に抑制することができる効果がある。
【0026】加えて、上述の吸気弁1,1を反カム回転
方向側(排気マニホルド側)に配置した吸気用ピボット
12に当接する吸気用スイングアーム13で駆動し、排
気弁2をカム回転方向側(吸気マニホルド側)に配置し
た排気用ピボット25に当接する排気用スイングアーム
26で駆動すべく構成し、各スイングアーム13,2
6,13のピボット12,25,12を図3に示す如く
千鳥状に配置したので、吸気2弁、排気1弁の3弁SO
HC構造において適切な動弁レイアウトを確保し、かつ
ピボット部の面圧および油膜特性を確報することができ
る。
方向側(排気マニホルド側)に配置した吸気用ピボット
12に当接する吸気用スイングアーム13で駆動し、排
気弁2をカム回転方向側(吸気マニホルド側)に配置し
た排気用ピボット25に当接する排気用スイングアーム
26で駆動すべく構成し、各スイングアーム13,2
6,13のピボット12,25,12を図3に示す如く
千鳥状に配置したので、吸気2弁、排気1弁の3弁SO
HC構造において適切な動弁レイアウトを確保し、かつ
ピボット部の面圧および油膜特性を確報することができ
る。
【0027】さらに、バルブステム5,6の軸芯方向と
シリンダボア4の軸芯方向とを同一に設定したので、1
本のカムシャフト7で千鳥配置の吸気弁1、排気弁2を
レイアウト上容易に駆動することができる効果がある。
シリンダボア4の軸芯方向とを同一に設定したので、1
本のカムシャフト7で千鳥配置の吸気弁1、排気弁2を
レイアウト上容易に駆動することができる効果がある。
【図1】本発明の内燃機関の動弁装置を示す側面図。
【図2】シリンダヘッド単体の平面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図3のC−C線矢視断面図。
【図5】図3のD−D線矢視断面図。
【図6】吸気弁のリフト量を示す説明図。
【図7】排気弁のリフト量を示す説明図。
【図8】従来の動弁装置を示す断面図。
【図9】ピボットと半球部との間のクリアランスを示す
拡大図。
拡大図。
【図10】バルブリフト量の変動を示す説明図。
1…吸気弁 2…排気弁 3…シリンダヘッド 4…シリンダボア 5,6…バルブステム 7…カムシャフト 8…吸気カム 9…排気カム 12…吸気用ピボット 13…吸気用スイングアーム 25…排気用ピボット 26…排気用スイングアーム
Claims (1)
- 【請求項1】吸気2弁、排気1弁の3弁SOHC構造で
あって、シリンダヘッド下面とシリンダブロックのトッ
プデッキ面とが平行に形成され、かつシリンダボア軸芯
方向と上記各吸排気弁のバルブステム軸芯方向とを同一
に設定した内燃機関の動弁装置において、シリンダ列方
向に延びる単一のカムシャフトと、2つの吸気ポート間
に設けられた排気用ピボットと、1つの排気ポートのシ
リンダ列方向両側にそれぞれ設けられた吸気用ピボット
と、一端が吸気用ピボットに、他端が吸気弁に、中央部
背面が吸気カムにそれぞれ当接する吸気用スイングアー
ムと、一端が排気用ピボットに、他端が排気弁に、中央
部背面が排気カムにそれぞれ当接する排気用スイングア
ームとを備え、上記吸気弁を反カム回転方向側に配置し
た吸気用ピボットに当接する吸気用スイングアームで駆
動し、上記排気弁をカム回転方向側に配置した排気用ピ
ボットに当接する排気用スイングアームで駆動すべく構
成した内燃機関の動弁装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5097085A JPH06280514A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 内燃機関の動弁装置 |
KR1019940006415A KR100290061B1 (ko) | 1993-03-30 | 1994-03-30 | 내연기관의 밸브장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5097085A JPH06280514A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 内燃機関の動弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280514A true JPH06280514A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14182809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5097085A Pending JPH06280514A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | 内燃機関の動弁装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06280514A (ja) |
KR (1) | KR100290061B1 (ja) |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP5097085A patent/JPH06280514A/ja active Pending
-
1994
- 1994-03-30 KR KR1019940006415A patent/KR100290061B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100290061B1 (ko) | 2001-06-01 |
KR940021894A (ko) | 1994-10-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |