JPH0628009Y2 - 観音開き形をした時計バンドの止金具 - Google Patents

観音開き形をした時計バンドの止金具

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JPH0628009Y2
JPH0628009Y2 JP1988007660U JP766088U JPH0628009Y2 JP H0628009 Y2 JPH0628009 Y2 JP H0628009Y2 JP 1988007660 U JP1988007660 U JP 1988007660U JP 766088 U JP766088 U JP 766088U JP H0628009 Y2 JPH0628009 Y2 JP H0628009Y2
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JP
Japan
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upper lid
hooking
strip
watch band
double
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Application number
JP1988007660U
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JPH01112713U (ja
Inventor
義治 福田
Original Assignee
株式会社バンビ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は観音開き形をした時計バンドの止金具に関す
るものである。
〈この考案が解消しようとする問題点〉 出願人はこの種の観音開き形をした時計バンドの止金具
として実開昭60-195521号公報の提案をした。該提案は
中間板8を2本の角形線材と当該線材の中間に溶接固定
する渡設板とにて成形する要領のためにコストが嵩み、
また、開閉板10,10′を連結する両端部が長くフリーな
状態となるために捩れ強度に弱く、捩れが生じた場合に
は中間板8上の掛止用の突子7とばね入り箱3の掛止孔
13との位置がずれて掛止がなし得なくなるという問題が
あった。本考案はかかる問題点を解消しようとするもの
である。
〈考案の構成〉 本考案は帯板の長手方向両端にそれぞれ折畳み展開する
翼片を取付けてなる観音開き形をした時計バンドの止金
具において、前記一方の翼片に掛止爪と他方の翼片を押
え止めする掛止縁とを設けた上蓋を回動自在に取付け、
前記帯板の長手側両側に前記両翼片の折畳み時に両翼片
を嵌入してガイドするガイド壁を折立て形成するととも
に、該ガイド壁の中間に切欠部を形成し、該切欠部より
押し操作部が側方に突出するようにして該帯板の中間部
上に前記上蓋の掛止爪を掛脱する鍵穴を有するワンタッ
チ中留を取付けたことを特徴とする観音開き形をした時
計バンドの止金具にある。
〈作用〉 本考案は押し操作部を押すと、ワンタッチ中留を構成す
る鍵穴がばね圧に抗して移動して掛止爪の掛止を解くか
ら、上蓋と両翼片をワンタッチにて素早く観音開き形に
て展開することができる。
また折畳むときは最終段階において掛止爪が先端より鍵
穴内に押し入って鍵穴のばね圧による戻り作動にてワン
タッチにて素早く掛止することとなる。
また両翼片は帯板の長手側両側に折立て形成するガイド
壁間に嵌入して折畳まれることとなるので、従来のよう
に捩れることが生じなく、しかも掛止爪は回動自在な上
蓋の下面に垂設されるため、ほぼ垂直に上下動して、鍵
穴との間で円滑に掛脱することとなる。
〈実施例〉 以下図面に基づいて実施例を説明する。
金属薄板製の帯板1と、該帯板1の長手側両側の折立て
にて両端部の向合形の取付孔1a付きの取付部1bを設けた
ガイド壁1c,1dを形成し、ガイド壁1c,1dの中間部に切欠
部1eを設ける。切欠部1eの内側の帯板1上に押し操作部
12が切欠部1eより側面に突出するようにしてワンタッチ
中留3をスポット溶接により取付けする。ワンタッチ中
留3は中心部に誘導孔4を設け、一端の中間に止爪5を
設けたプレート6下にばね7を挟んで前記押し操作部12
付きのスライド板8を挿入した門形部材9を重着してな
り、スライド板8は上面に内下がり傾斜を附した掛止壁
10a付の鍵穴10を中間部分に設けて、押し操作部12の押
し操作によりばね7を圧縮して該ばね7側に移動し、押
しを解いたときにばね7圧により元位置に戻るようにし
てある。またスライド板8は抜出し防止用の孔11を鍵穴
10に並設して前記した止爪5を嵌入している。また、2
は前記誘導孔4下の帯板1に設けた掛止爪20の先端部分
の逃孔である。
帯板1の両端の取付部1bには段付ピン13にて折畳み展開
する翼片14,15を取付け、翼片14の先端には段ピン17止
めにて上蓋16を回動自在に取付けする。上蓋16は上面に
他方の翼片15を押え止めする掛止縁18を延長形成した表
装板19を載着し、また上蓋16の下面の中間に側面視L形
に突出した爪部20aを有す掛止爪20を垂設する。なお爪
部20aの背面は内下がり傾斜が附されている。21a,21bは
翼片14および上蓋16に連結したバンドである。翼片14,1
5はガイド壁1c,1d間の幅長にて形成されている。
翼片14,15を帯板1上に折畳み掛着するときは先づ翼片1
5を折畳み、次いで翼片14を帯板1上に倒すとともに上
蓋16を中留3上に倒すのである。翼片14,15はガイド壁1
c,1d間に嵌入してにガイドされるため捩れることなく帯
板1上に折畳まれることとなる。しかして上蓋16を折畳
むと掛止爪20がほぼ垂直に下動して誘導孔4を経て掛止
壁10aに当接して該掛止壁10aを押し、すると爪部20aの
背面と掛止壁10aが共に内下がり傾斜を附されているの
で、鍵穴10ごとばね7圧に抗して移動して掛止爪20の先
部を逃孔2に達せしめ、瞬間的に押しの解かれた鍵穴10
はばね7圧により元位置に戻って、掛止爪20の爪部20a
を掛止壁10aに掛合させ掛止することととなる。同時に
上蓋16に設けた掛止縁18は翼片15を押え止め掛止するこ
ととなる。
掛着を解くときは押し操作部12を押すのである。すると
スライド板8がばね7圧に抗してばね7側にスライドし
て掛止壁10aによる爪部20aの掛合を解くので、上蓋16よ
り両翼片14,15を順次展開するのである。
第4図は別の実施例を示すもので、スライド板8の抜出
し防止要領を突片22と溝23にて構成し、またプレート6
に翼片15の押え止め用の掛止縁18aを設けたほかは前例
と同じである。また第5図は上蓋16を少し長くして丸め
た掛止縁18bを設けた他例を示すものである。
〈考案の効果〉 本考案は以上のようにして、押し操作部を押すとワンタ
ッチ中留を構成する鍵穴がばね圧に抗して移動して掛止
爪の掛止を解くから、上蓋と両翼片をワンタッチにて素
早く展開することができるという効果を生ずる。
また両翼片の折畳み時には帯板に設けた帯板の補強を兼
ねるガイド壁に翼片が嵌入してガイドされるため、翼片
は捩れることなしに折畳まれて且つ掛止爪にて鍵穴を押
し移動してワンタッチにて素早く掛止するという効果を
生ずる。
一方の翼片に上蓋を取付けて該上蓋に掛止爪を垂設し、
他方の翼片を折畳み時に押え止めする掛止縁を設けたの
で、掛止爪はガイド壁による翼片のガイドと相俟ってほ
ぼ垂直に上下動して鍵穴との間で位置ずれを生ずること
なく円滑に掛脱するという効果を生じ、且つ他方の翼片
を確実に押え止めすることができるという効果を生ず
る。
またガイド壁の中間に切欠部を設けて該切欠部より押し
操作部が側方に突出するようにして帯板上のワンタッチ
中留を設けたので、ワンタッチ中留が切欠部間に納まる
分において観音開き形をした時計バンドの止金具を薄型
化して商品価値を向上することができるという効果を生
ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を各部材別にて示す斜視図、第2図
は同、折畳み掛止状態を示す正面図、第3図は鍵穴と掛
止爪の掛着状態を示す拡大縦断面図、第4図は第2実施
例のワンタッチ中留と同、各部材を示す斜視図、第5図
は上蓋の他例を示す斜視図、1は帯板、1aは掛止孔、1b
はバンド取付部、1c,1dはガイド壁、1eは切欠部、2は
逃孔、3はワンタッチ中留、4は誘導孔、5は止爪、6
はプレート、7はばね、8はスライド板、9は門形部
材、10は鍵穴、10aは掛止壁、11は抜出し防止用の孔、1
2は押し操作部、13は段付ピン、14,15は翼片、16は上
蓋、17は段ピン、18は掛止縁、19は表装板、20は掛止
爪、20aは爪部、21a,21bはバンド、22は突片、23は溝で
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−168302(JP,A) 実開 昭50−74368(JP,U) 実願 昭59−82543号(実開 昭60− 195521号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U) 実願 昭59−93873号(実開 昭61− 9015号)の願書に添付した明細書及び図面 の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯板の長手方向両端にそれぞれ折畳み展開
    する翼片を取付けてなる観音開き形をした時計バンドの
    止金具において、前記一方の翼片に掛止爪と他方の翼片
    を押え止めする掛止縁とを設けた上蓋を回動自在に取付
    け、前記帯板の長手側両側に前記両翼片の折畳み時に両
    翼片を嵌入してガイドするガイド壁を折立て形成すると
    ともに、該ガイド壁の中間に切欠部を形成し、該切欠部
    より押し操作部が側方に突出するようにして該帯板の中
    間部上に前記上蓋の掛止爪を掛脱する鍵穴を有するワン
    タッチ中留を取付けたことを特徴とする観音開き形をし
    た時計バンドの止金具。
JP1988007660U 1988-01-26 1988-01-26 観音開き形をした時計バンドの止金具 Expired - Lifetime JPH0628009Y2 (ja)

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JPH01112713U JPH01112713U (ja) 1989-07-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60195521U (ja) * 1984-06-05 1985-12-26 株式会社 バンビ 時計バンド用の観音開き形三つ折れ金具
JPS619015U (ja) * 1984-06-25 1986-01-20 株式会社 バンビ 時計バンドのワンタツチ掛脱式バツクル
JPS61168302A (ja) * 1984-12-25 1986-07-30 シチズン時計株式会社 時計バンドの中留金具

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JPH01112713U (ja) 1989-07-28

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