JP2000002227A - 開止め機構付き環状フック - Google Patents

開止め機構付き環状フック

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JP2000002227A
JP2000002227A JP10168099A JP16809998A JP2000002227A JP 2000002227 A JP2000002227 A JP 2000002227A JP 10168099 A JP10168099 A JP 10168099A JP 16809998 A JP16809998 A JP 16809998A JP 2000002227 A JP2000002227 A JP 2000002227A
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JP
Japan
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closing member
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hook body
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JP10168099A
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Inventor
Kazue Mizushima
和恵 水島
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MIZUMOTO KIKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MIZUMOTO KIKAI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開閉部材が外向きに開かれてフック中穴にチェ
ン環等の出し入れが簡単にでき、取り扱いに便利な開止
め機構付き環状フックを提供する。 【解決手段】基端をフック本体1の一方の開放端部に枢
着した開閉部材3の遊端をフック本体1の他方の開放端
部に係脱させ、フック本体1の中穴2の開放口2aを外
向きに開閉するようにし、開閉部材3が閉じ位置にある
時に、開閉部材3に配装した開止め機構11がばね13
の附勢下に前進してフック本体1の開放端部を抱持して
開閉部材3を閉じ位置に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開止め機構付き環
状フック、更に詳しくは、フック本体の中穴の開放口を
開閉する開閉部材に、開止め機能を付加した開止め機構
付き環状フックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、チェンなどに組付けて使用す
る開止め機構付き環状フックとして、所定長さの線材を
2個所でU状に彎曲させ、対向する線材両端間に中穴の
開放口を形成してフック本体を構成し、フック本体の一
方の開放端部に開閉部材の基端を枢着すると共に、枢軸
部にばねを介装して開閉部材を閉じ方向に付勢し、開閉
部材の遊端を対応するフック本体の他方の開放端部に係
脱させて中穴の開放口を開閉する構成のものが実用され
ている。
【0003】この種の開止め機構付き環状フックは、形
態的にはチェンを構成するチェン環とほとんど同じにな
って使用できるので、2つのチェンの端部を連結するよ
うな時には、チェンの中間に存在する環状フックが気に
ならずに取扱われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種の開止め機構付き環状フックにおける開閉部材として
は、一般に、金属線材を折り曲げ加工してつくられた金
属線製のものや、金属板材をプレス加工してつくられた
金属板製のもの等が多く用いられ、いずれの開閉部材
も、フック本体の中穴に向けて内向きに開閉される構成
にできている。
【0005】従って、チェンの分離連結等に使用する時
は、フック本体を手に持ち、指先で開閉部材をばねに抗
してフック本体の中穴に向けて押圧操作して開放口を開
き、この状態を保持して分離連結されるチェン環を開放
口を介してフック本体の中穴に出し入れするものであ
る。ここで、フック本体の中穴に出し入れされるチェン
環は、中穴内で開閉部材をかわさなければならず、中穴
内に開かれた開閉部材や開閉部材に掛けた指先が邪魔に
なって作業性を悪くする。また、フックをロープ等に掛
けて使用するような時は、フック本体の中穴内に開かれ
た開閉部材をかわしてロープを動かすのに、ロープが太
くなる程、取り扱い難くなる。
【0006】そこで、本発明は、開閉部材を外向きに開
いてフック本体の中穴を完全に開放状態にしてチェン環
やロープの出し入れをし易くし、また、開閉部材は閉じ
位置に確実に保持できて信頼性の高い開止め機構付き環
状フックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のうち請求項1記載の発明は、開放口を有
するフック本体と、基端をフック本体の一方の開放端部
に枢着し、遊端をフック本体の他方の開放端部に係脱さ
せて開放口を外向きに開閉する開閉部材と、開閉部材の
遊端部に前後動自在に配装した開止め機構を備え、開閉
部材が閉じ位置にある時に、開止め機構はばねの附勢下
に前進位置を採り、フック本体の開放端部を抱持して開
閉部材を閉じ位置に保持することをことを特徴とする。
【0008】ここで、フック本体は、所定長さの線材を
2個所でU状に彎曲させて対向する線材両端間に中穴の
開放口を形成したもので、このフック本体の構成は公知
のものである。
【0009】開閉部材は、フック本体と同じ太さの直状
線材からなるもので、この開閉部材の基部とフック本体
の開放端部との枢着構成は、一方の部材に所定の長さで
削成した切込み溝に他方の部材に削成した突片を嵌入さ
せて枢軸で回動自在に枢着する。開閉部材の遊端とフッ
ク本体の開放端部との係脱構成は、開閉部材が閉じられ
た状態で、両者を所定の長さで直接に重合させる。ま
た、開止め機構はばねの附勢下にこの重合部分まで前進
してフック本体の開放端部を抱持する。
【0010】従って、フック本体を手に持ち、ばねに抗
して指先で開止め機構を後退させてフック本体の開放端
部の抱持を解いて開閉部材を起こすと、フック本体の開
放口は外向きに開かれ、フック本体の中穴は完全に開放
されるので、分離連結されるチェン環の出し入れが何の
障害もなく自由にできる。また、開かれた開閉部材を倒
して開放口を閉じてから開止め機構を放すと、開止め機
構はばねの附勢下に前進して対応するフック本体の開放
端部を抱持して開閉部材を閉じ位置に保持するものであ
る。
【0011】上記の開止め機構としては、請求項2記載
の発明のように、開閉部材上で前後動する筒状体と、該
筒状体と開閉部材の間に配装され、筒状体を前進方向に
附勢するばねで構成するのが好ましい。
【0012】このように構成すると、開止め機構により
開閉部材を閉じ位置に保持した状態で、前進位置を採る
筒状体の前端部にフック本体の開放端部が入り込んで確
実に抱持される。また、開止め機構を構成する主要構成
部品の部品点数を少なくして構成が簡潔にできる。ま
た、開止め機構は開閉部材上にあって嵩も小さく、外物
に引っ掛かって後退して開閉部材が使用中に不用意に開
かれるようなことはない。更に、開閉部材と筒状体の間
に配装されたばねは、筒状体にほぼ完全に隠蔽され、使
用中にこのばねが損傷して故障するようなこともなく、
信頼性も高い。
【0013】上記する開閉部材の遊端とフック本体の開
放端部との係脱構成としては、特に、構造的な制限はな
いが、請求項3記載の発明のように、開閉部材が閉じ位
置にある時に、開閉部材の遊端部に削成した係止溝に、
フック本体の開放端部に削成した突片を嵌合係止させ、
開止め機構を構成する筒状体は、前進して係止溝部ごと
突片を抱持する構成にするのが好ましい。
【0014】このように構成すると、開閉部材が閉じ位
置にある時に、フック本体の突片は開閉部材の係止溝に
嵌合して係止溝内に収まって横ずれなどがなく安定し、
筒状体は前進して確実に突片、すなわち、フック本体の
開放端部を抱持して抱持関係を堅固なものにする。ま
た、突片は係止溝内に収まった状態にあり、筒状体はこ
の上を前進するので、突片が筒状体の前進を阻害するよ
うなこともない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の実施の形態を示す開止め機
構付き環状フックの部分断面正面図、図2は開閉部材が
開かれた状態を示す開止め機構付き環状フックの正面
図、図3は図1の状態における開止め機構付き環状フッ
クの斜視図である。
【0017】図において、1はフック本体で、このフッ
ク本体1は、所定長さの線材を2個所でU状に彎曲さ
せ、対向する線材両端間に中穴2の開放口2aを形成し
ている。
【0018】3は基端をフック本体1の一方の開放端部
に枢着し、遊端をフック本体1の他方の開放端部に係脱
させて開放口2aを外向きに開閉する開閉部材で、フッ
ク本体1と同じ太さの直状線材からなる。この開閉部材
3の基部とフック本体1の開放端部との枢着構成として
は、開閉部材3の基部に所定の長さで削成した切込み溝
4にフック本体1の開放端部に削成した突片5を嵌入さ
せて枢軸6で回動自在に枢着し、外向きに開閉するよう
にしている。また、開閉部材3の遊端は、フック本体1
の開放端部に係止して閉じ位置に保持されるもので、開
閉部材3の遊端とフック本体1の開放端部との係脱構成
としては、開閉部材3の遊端部に削成した係止溝7に、
フック本体1の開放端部に削成した突片8を嵌合させ、
係止溝7内において、係止溝7に掛け渡した係止ピン9
を突片8に凹設した係止凹部10に係脱するようにして
いる。
【0019】11は開閉部材3の遊端部に前後動自在に
配装した開止め機構で、この開止め機構11は、開閉部
材3を閉じ位置に保持するもので、開閉部材3に前後動
自在に嵌着した筒状体12と、この筒状体12と開閉部
材3間に配装され、筒状体12を前進方向に附勢するコ
イル状のばね13からなり、開閉部材3が閉じ位置にあ
る時に、筒状体12はばね13の附勢下に前進してその
前端部に、係止溝7内に嵌合係止したフック本体1の突
片8も一緒に入り込んで抱持するようにしている。
【0020】上記構成において、フックの使用に際し、
連結しようとするチェン環Aをフック本体1の中穴2に
出し入れするには、フック本体1を手に持ち、ばね13
に抗して指先で筒状体12を後退させてフック本体1の
開放端部(突片8)の抱持を解いて開閉部材3を起こす
と、フック本体1の中穴2の開放口2aは外向きに開か
れて中穴2は完全に開放される。この状態で中穴2に
は、分離連結されるチェン環Aの出し入れが何の障害も
なく自由にできる。また、開かれた開閉部材3を倒して
開放口2aを閉じ、筒状体12を放すと、筒状体12は
ばね13の附勢下に前進してフック本体1の開放端部
(突片8)を抱持して開閉部材3を閉じ位置に保持する
ものである。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、本発明によれば、フック本体の開放口を開閉す
る開閉部材は外向きに開かれるので、フック本体の中穴
には、連結しようとするチェン環又はローブ等の出し入
れが何の障害もなく自由にできて作業性を向上する。ま
た、開閉部材を倒してフック本体の開放口を閉じた状態
では、ばねの附勢下に開止め機構がフック本体の開放端
部を抱持して開閉部材の閉じ位置に保持するので、開閉
部材が使用中に不用意に開かれるようなことはなく、信
頼性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す開止め機構付き環状
フックの部分断面正面図である。
【図2】開閉部材が開かれた状態を示す開止め機構付き
環状フックの正面図である。
【図3】図1の状態における開止め機構付き環状フック
の斜視図である。
【符号の説明】
1 フック本体 2 フック本体の中穴 2a 中穴の開放口 3 開閉部材 4 切込み溝 5 突片 6 枢軸 7 係止溝 8 突片 9 係止ピン 10 係止凹部 11 開止め機構 12 筒状体 13 ばね A チェン環

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開放口を有するフック本体と、基端をフッ
    ク本体の一方の開放端部に枢着し、遊端をフック本体の
    他方の開放端部に係脱させて開放口を外向きに開閉する
    開閉部材と、開閉部材の遊端部に前後動自在に配装した
    開止め機構を備え、開閉部材が閉じ位置にある時に、開
    止め機構はばねの附勢下に前進位置を採り、フック本体
    の開放端部を抱持して開閉部材を閉じ位置に保持するこ
    とを特徴とする開止め機構付き環状フック。
  2. 【請求項2】開止め機構を、開閉部材上で前後動する筒
    状体と、該筒状体と開閉部材の間に配装され、筒状体を
    前進方向に附勢するばねで構成したことを特徴とする請
    求項1記載の開止め機構付き環状フック。
  3. 【請求項3】開閉部材が閉じ位置にある時に、開閉部材
    の遊端部に削成した係止溝に、フック本体の開放端部に
    削成した突片を嵌合係止させ、開止め機構を構成する筒
    状体は、前進して係止溝部ごと突片を抱持することを特
    徴とする請求項1又は2記載の開止め機構付き環状フッ
    ク。
JP10168099A 1998-06-16 1998-06-16 開止め機構付き環状フック Pending JP2000002227A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003088287A (ja) * 2001-09-14 2003-03-25 Shimano Inc ストリンガ用フックおよびこれを用いたストリンガ
KR101143657B1 (ko) 2011-09-19 2012-05-09 김준연 카라비너

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Effective date: 20020514