JPH06279662A - 熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物

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JPH06279662A
JPH06279662A JP5069948A JP6994893A JPH06279662A JP H06279662 A JPH06279662 A JP H06279662A JP 5069948 A JP5069948 A JP 5069948A JP 6994893 A JP6994893 A JP 6994893A JP H06279662 A JPH06279662 A JP H06279662A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)熱可塑性ポリエステル樹脂20〜90
重量%、(B)臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂
5〜25重量%、(C)三酸化アンチモン1〜10重量
%、(D)一般式 Mg1-yAly(OH)2n- y/n・m
2O(式中、An -はn価のアニオン、y及びmはそれ
ぞれ0<y<0.5、0<m<1)で示されるハイドロ
タルサイト類化合物0.01〜5重量%、(E)トリフ
ェニルホスフェート、トリス(トリブロモフェニル)ホ
スフェート等のリン酸トリエステル0.01〜5重量
%、(F)ポリ(トリイソプロピルフェニレンカルボジ
イミド)の如きカルボジイミド類化合物0〜5重量%、
および(G)収束剤としてノボラック型エポキシ樹脂又
は/及びビスフェノールA型エポキシ樹脂を用いたガラ
ス繊維0〜50重量%からなる熱可塑性難燃樹脂組成
物。 【効果】 耐湿性に著しく優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気・電子部品、自動
車部品、機械部品用の成形材料として供せられる熱可塑
性難燃ポリエステル樹脂組成物に関する。特に、耐湿性
が要求されるこれら分野での成形材料として好適に利用
されうる。
【0002】
【従来の技術】現在、電気・電子機器部品、自動車部品
用成形材料として熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物
が使用されているが、今後も益々該樹脂組成物の使用量
の増加が見込まれている。しかしながら、成形品に使用
される機能が増すにつれ、成形材料への要求性能も多
く、かつ厳しくなっている。このため要求されたいろい
ろな性能を満たすために熱可塑性ポリエステル樹脂には
種々の添加剤が配合される。例えば、難燃化処理した熱
可塑性ポリエステル樹脂の成形加工時の分解を阻止する
或いは耐加水分解性を向上する等の目的でエポキシ樹脂
を添加する(特開昭54−149756号、特開昭57
−5745号)、耐熱性(耐沸水性)の改良を目的とし
て熱可塑ポリエステル樹脂にリン酸トリアリールとガラ
ス繊維を含有せしめる(特開昭57−5745号)、耐
薬品性特に耐アルコール混合ガソリン性の改良を目的と
して熱可塑性ポリエステル樹脂にカルボジイミド化合物
とエポキシ系化合物とガラス繊維とを含有させる(特開
昭56−161452号)等がある。
【0003】ところで、高温下、とりわけ、例えば炊飯
器や車のボンネット等に用いられるポリエステル樹脂成
形部品のように水蒸気圧による高圧と高温下にある環境
下(高温多湿環境下となることが多い)で長期間使用さ
れる場合、ポリエステル樹脂成形部品は加水分解による
物性の低下が著しい。この加水分解を防止し、耐湿特性
を向上させるためには前記したようなエポキシ系化合物
や該エポキシ系化合物とカルボジイミド系化合物とを併
用して用いることが一般的である。しかしエポキシ系化
合物は耐加水分解性の向上効果が十分でない上、材料の
溶融粘度が高くなり成形性が悪くなって実用性に耐えな
い。またカルボジイミド系化合物の併用でも耐加水分解
性の向上効果は不十分である。またリン酸トリアリール
は、これ単独では耐湿性向上効果は認められなかった。
このため、成形性が良く、耐湿性に優れた熱可塑性難燃
ポリエステル樹脂組成物を得ることは、従来の技術では
なかなか困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した課
題を解決し、成形性、耐湿性に優れた熱可塑性難燃ポリ
エステル樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、熱可塑性
ポリエステル樹脂とハロゲン化ビスフェノールA型樹脂
とアンチモン化合物とからなる難燃化熱可塑性ポリエス
テル組成物にハイドロタルサイト類化合物とリン酸トリ
エステルを含有したものは成形性、耐湿性に優れる難燃
化熱可塑性ポリエステル組成物が得られることを見い出
し、本発明を完成するにいたった。
【0006】即ち、本発明は、(A)熱可塑性ポリエス
テル樹脂、(B)ハロゲン化ビスフェノールA型樹脂、
(C)アンチモン化合物、(D)ハイドロタルサイト類
化合物、および(E)リン酸トリエステルを含んでなる
熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物であり、更にこれ
ら成分に加えて(F)カルボジイミド類化合物や(G)
特定の収束剤によって処理されたガラス繊維等をも含ん
でなる熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物を提供する
にある。
【0007】本発明で使用される熱可塑性ポリエステル
樹脂(A)は、テレフタル酸またはそのエステル類と、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、
ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオー
ル、シクロヘキサンジメタノール、ハイドロキノン、ビ
スフェノールA、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキ
シフェニル)プロパン、1,4−ジメチロールテトラブ
ロモベンゼンまたはTBA−EOなどの如きグリコール
類とから得られるテレフタル酸系熱可塑性ポリエステル
である。本発明で用いるに好ましい熱可塑性ポリエステ
ル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートが挙げられる。通常、フェノール
と四塩化エタンとの6対4なる重量比の混合溶媒中、3
0℃で測定した固有粘度[η]が0.3〜1.5dl/
gなる範囲のものが用いられる。固有粘度[η]がかか
る範囲にあると溶融時の流動性が良好であり、また成形
品の機械的強度、表面外観等も優れる。
【0008】本発明で使用されるハロゲン化ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂(B)は、知られた難燃剤の一つ
であり、下記一般式
【0009】
【化1】
【0010】(式中、Xはハロゲン原子、特に塩素原子
又は臭素原子を示し、nは平均重合度2以上を示す。)
で示される化合物である。本発明においてはエポキシ当
量1500〜10000の範囲のものがよい。このよう
な樹脂は、例えばテトラハロゲン化ビスフェノールAを
エピクロヒドリンと反応させて得ることができる。nが
2未満のものは熱変形温度等の耐熱性が低下する。又、
エポキシ当量1500未満では溶融粘度の上昇又は樹脂
のゲル化が起こり、成形性が低下し、実用性に乏しい。
エポキシ当量10000をこえると高分子量のために均
一に分散し難く、樹脂特性の低下、特に耐湿性低下の原
因になりやすい。好ましくはエポキシ当量1800〜7
000のハロゲン化ビスフェノールA型エポキシ樹脂が
よい。添加量は樹脂組成物に対して5〜25重量%、好
ましくは7〜20重量%である。
【0011】これと併用するアンチモン化合物(C)と
しては、三酸化アンチモン、五酸化アンチモンが挙げら
れる。好ましくは三酸化アンチモンである。添加量は、
樹脂組成物に対して1〜10重量%、好ましくは1.5
〜7重量%である。
【0012】本発明で使用されるハイドロタルサイト類
化合物(D)としては、下記一般式 Mg1-yAly(OH)2n- y/n・mH2O (但し、式中An-はn価のアニオンを、y及びmはそれ
ぞれ0<y<0.5、0<m<1を示す。)で示される
ものである。好ましくは前記した一般式においてy及び
mがそれぞれ0.2≦y≦0.4、0<m<1の範囲に
あるハイドロサルタイト類化合物である。また、上記一
般式中、An-であらわされるn価のアニオンの好ましい
例としてはCO3 2-、HPO4 2-、SO4 2-、OH-等をあ
げることができる。
【0013】このハイドロタルサイト類化合物の添加量
としては、5重量%以下好ましくは0.01〜3重量%
からなる範囲が適当である。この範囲であると充分な耐
湿性が得られ、難燃組成物の機械的強度の低下や成分の
表面への移行(ブリード現象)が少ない。
【0014】リン酸トリエステル(E)は、リン酸また
は一般式 PO(X)3(但し、Xはハロゲン原子を示
す)で示されるオキシハロゲン化リンとOH基含有化合
物との縮合反応や脱ハロゲン化反応などの公知の方法に
て製造することができる。
【0015】OH基含有化合物としては、メタノール、
エタノール、ブタノール、ベンジルアルコール、ステア
リルアルコール、2−エチルヘキシルアルコールなどの
アルコール類;フェノール、クレゾール、レゾルシノー
ル、ビスフェノールAなどのフェノール類;等を1種類
又は2種類以上を併用することも可能である。好ましく
はフェノール性OH基含有化合物がよい。
【0016】具体的には、トリフェニルホスフェート、
トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェー
ト、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフ
ェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホ
スフェート、トリラウリルホスフェート、トリセチルホ
スフェート、トリステアリルホスフェート、トリオレイ
ルホスフェート、トリス(トリブロモフェニル)ホスフ
ェートなどが挙げられる。特に好ましいリン酸トリエス
テルとしてはトリフェニルホスフェート、トリクレジル
ホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、トリ
ス(トリブロモフェニル)ホスフェートなどの芳香族系
リン酸トリエステルである。
【0017】これらリン酸トリエステルが前記ハイドロ
タルサイト類化合物とともに難燃組成物中に存在すると
き耐湿性の向上効果は著しいものがある。添加量は樹脂
組成物に対して0.01〜5重量%、好ましくは0.0
5〜3重量%である。添加量がかかる範囲であると耐湿
性の向上効果が良好であるばかりか該成分の成形品表面
への移行(ブリード現象)や成形品の強度の低下も少な
い。
【0018】本発明で使用されうるポリカルボジイミド
類化合物(F)は、分子中に(−N=C=N−)なるポ
リカルボジイミド基を有する化合物である。具体的に
は、ジイソプロピルカルボジイミド、ジシクロヘキシル
カルボジイミド、ジ−O−トリイルカルボジイミド、ジ
フェニルカルボジイミド、ジオクチルデシルカルボジイ
ミド、ジ−2,6−ジメチルフェニルカルボジイミド、
ジ−P−トリイルカルボジイミド、ジ−P−メトキシフ
ェニルカルボジイミド、P−フェニレン−ビス−ジ−O
−トリイルカルボジイミド、P−フェニレン−ビス−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド、ヘキサメチレン−ビス
−ジシクロヘキシルカルボジイミド、エチレン−ビス−
ジシクロヘキシルカルボジイミド、エチレン−ビス−ジ
フェニルカルボジイミド等のモノ又はジカルボジイミド
化合物、及びポリ(4,4’−ジフェニルメタンカルボ
ジイミド)、ポリ(3,3’−ジメチル−4,4’−ジ
フェニルメタンカルボジイミド)、ポリ(トリルカルボ
ジイミド)、ポリ(p−フェニレンカルボジイミド)、
ポリ(m−フェニレンカルボジイミド)、ポリ(3,
3’−ジメチル−4,4’−ジフェニルメタンカルビジ
イミド)、ポリ(1,3−ジイソプロピルフェニレンカ
ルボジイミド)、ポリ(1−メチル−3,5−ジイソピ
ルフェニレンカルボジイミド)、ポリ(1,3,5−ト
リエチルフェニレンカルボジイミド)、ポリ(トリイソ
プロピルフェニレンカルボジイミド)等のポリカルボジ
イミド化合物が挙げられる。これらは二種以上併用する
こともできる。
【0019】これらの中でも特にジシクロヘキシルカル
ボジイミド、ジ−2,6−イソプロピルフェニルカルボ
ジイミド、ジ−2,6−ジメチルフェニルカルボジイミ
ド、O−トリイルカルボジイミド、ポリ(4,4’−ジ
フェニルメタンカルボジイミド)、ポリ(トリルカルボ
ジイミド)、ポリ(フェニレンカルボジイミド)、ポリ
(トリイソプロピルフェニレンカルボジイミド)の使用
が好適である。
【0020】これらカルボジイミド化合物の添加量は樹
脂組成物に対して5重量%以下、好ましくは0.01〜
3重量%である。添加した場合は耐湿性の改良効果が更
に一層良好となる。
【0021】本発明組成物には更にガラス繊維(G)を
添加することもできる。このガラス繊維(G)として
は、収束剤(バインダー)としてノボラック型エポキシ
樹脂又は/及びビスフェノールA型エポキシ樹脂をガラ
ス繊維表面に0.1〜2.0重量%塗布したものが好適
である。ここで用いるノボラック型エポキシ樹脂は、フ
ェノール性化合物、ホルマリン、エピクロヒドリンを原
料として公知の方法にて製造することができる。フェノ
ール性化合物としては、フェノール、クレゾール、レゾ
ルシノール、ビスフェノールA、ハイドロキノン、カテ
コール、フロログルシノール等のフェノール性OH基を
もつ化合物1種類又は2種類以上を併用することも可能
である。好ましいノボラック型エポキシ樹脂又は/及び
ビスフェノールA型エポキシ樹脂はフェノール系エポキ
シ樹脂、クレゾール系エポキシ樹脂、ビスフェノールA
系エポキシ樹脂である。
【0022】該エポキシ樹脂のガラス繊維表面への塗布
量は0.1〜2.0重量%、好ましくは0.3〜1.8
重量%である。かかる範囲にあるとが強度、耐湿性に優
れ、また樹脂組成物の溶融粘度を高くして成形が困難と
なるようなことがない。組成物中おけるガラス繊維の使
用量は、通常50重量%以下である。
【0023】本発明の組成物には、更にその他の添加剤
として、結晶核剤、顔料、染料、可塑剤、離型剤、滑
剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、発砲剤、
またはカップリング剤などを併用してもよい。
【0024】本発明組成物の製造方法は特に限定される
ものではないが、好ましくは組成物の成分を予め均一に
混合した後、熱可塑性ポリエステル樹脂の融点以上の温
度において、単軸又は多軸押出機を用いて溶融混練さ
れ、ついでカッターでカッティングされペレットとして
供される方法がよい。
【0025】こうして得られた組成物は、通常公知の射
出成形、押出成形などの任意の方法で成形でき、成形品
は優れた難燃性を有するだけではなく、成形性に優れ、
また耐湿性にも優れており、工業的価値は極めて大き
く、機械機構部品、電気・電子部品、自動車部品等の成
形用途に使用できる。
【0026】
【実施例】次に、本発明を具体的な実施例及び比較例に
よって説明する。しかし、本発明は以下の実施例に限定
されるものではない。
【0027】実施例1〜9、比較例1〜2 [η]が0.9dl/gなるポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)を用い、表1に示した配合組成物(但し、
配合は重量部を単位とする)を予め均一に混合した後、
250℃に設定された65mm単軸ベント付押出機によ
って混練した後、ストランドとして引き出し冷却し、カ
ッターにてカッティングしてペレットを得た。このペレ
ットを用いて、100mm×100mm×1mmのシー
ト及び150mm×12mm×3mmの角棒を射出成形
(樹脂温度:250℃,金型温度:60℃)にて作製し
た。
【0028】絶縁破壊電圧と曲げ強度について、初期値
と耐湿試験300時間後とを測定した。結果を下表1に
示す。なお、耐湿試験条件および各物性値の測定は以下
の通りである。
【0029】〔耐湿試験条件〕121℃/2.1kg/
cmの高温高圧容器中に100mm×100mm×1m
mシート及び150mm×12mm×3mmの角棒を所
定時間(300時間)放置する。
【0030】〔物性値の測定〕 1)絶縁破壊電圧測定 試料:100mm×100mm×1mmシート 耐電圧測定:ASTM D−149に準拠 電圧上昇速度:AC 0.5KV/sec. 2)曲げ強度試験 ASTM D−790に準拠 試料:150mm×12mm×3mm角棒
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明の熱可塑性難燃ポリエステル組成
物は、成形性がよくしかも耐湿性が特に優れるので、耐
湿性が要求される電気・電子部品、自動車部品、機械部
品用の分野での成形材料として有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 9/04 KKG 7242−4J C08L 63/00 NJX 8830−4J

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)熱可塑性ポリエステル樹脂、
    (B)ハロゲン化ビスフェノールA型樹脂、(C)アン
    チモン化合物、(D)ハイドロタルサイト類化合物、お
    よび(E)リン酸トリエステルを含んでなることを特徴
    とする熱可塑性難燃ポリエステル樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)熱可塑性ポリエステル樹脂、
    (B)ハロゲン化ビスフェノールA型樹脂、(C)アン
    チモン化合物、(D)ハイドロタルサイト類化合物、
    (E)リン酸トリエステル、および(F)カルボジイミ
    ド類化合物を含んでなることを特徴とする熱可塑性難燃
    ポリエステル樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の成分に加えて、更に
    (G)収束剤としてノボラック型エポキシ樹脂および/
    またはビスフェノールA型エポキシ樹脂をガラス繊維表
    面に付着させたガラス繊維を含んでなる熱可塑性難燃ポ
    リエステル樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記請求項2記載の成分に加えて、更に
    (G)収束剤としてノボラック型エポキシ樹脂および/
    またはビスフェノールA型エポキシ樹脂をガラス繊維表
    面に付着させたガラス繊維を含んでなる熱可塑性難燃ポ
    リエステル樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (B)ハロゲン化ビスフェノールA型エ
    ポキシ樹脂のエポキシ当量が1500〜10000の範
    囲である請求項1〜4のいずれか1つに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 (C)アンチモン化合物が、三酸化アン
    チモンである請求項1〜4のいずれか1つに記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】 (D)ハイドロタルサイト類化合物が、
    下記一般式 Mg1-yAly(OH)2n- y/n・mH2O (但し、式中An-はn価のアニオンを、y及びmはそれ
    ぞれ0<y<0.5、0<m<1を示す。)で示される
    ハイドロタルサイト類化合物である請求項1〜4のいず
    れか1つに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 (E)リン酸トリエステルが、芳香族系
    リン酸トリエステルである請求項1〜4のいずれか1つ
    に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 トリフェニルホスフェート、トリス(ト
    リブロモフェニル)ホスフェートである請求項8記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】 (F)カルボジイミド類化合物が、ポ
    リ(トリイソプロピルフェニレンカルボジイミド)であ
    る請求項1〜4のいずれか1つに記載の組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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