JPH06279460A - 含フッ素有機ケイ素化合物およびその製造方法 - Google Patents

含フッ素有機ケイ素化合物およびその製造方法

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JPH06279460A
JPH06279460A JP5096592A JP9659293A JPH06279460A JP H06279460 A JPH06279460 A JP H06279460A JP 5096592 A JP5096592 A JP 5096592A JP 9659293 A JP9659293 A JP 9659293A JP H06279460 A JPH06279460 A JP H06279460A
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JP
Japan
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group
fluorine
formula
compound
organic
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JP5096592A
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English (en)
Inventor
Hideki Kobayashi
秀樹 小林
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/0896Compounds with a Si-H linkage

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分子中に含フッ素有機基と少なくとも2個の
ケイ素原子結合水素原子を有する含フッ素有機ケイ素化
合物およびその製造方法を提供する。 【構成】 一般式: 【化1】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、R2は二価有機基であり、aは2または3であり、
mは4〜12の数である。)で表される含フッ素有機ケ
イ素化合物、および(A)一般式: 【化2】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、Xはハロゲン原子であり、aは2または3であ
る。)で表される有機ケイ素化合物と(B)一般式:m
(2m+1)−R3 (式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合
を有する一価有機基であり、mは4〜12の数であ
る。)で表される含フッ素有機化合物を、(C)ヒドロシ
リル化反応用触媒の存在下で付加反応させて、得られた
含フッ素有機ケイ素化合物を、(E)還元剤により還元す
ることを特徴とする含フッ素有機ケイ素化合物の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、含フッ素有機ケイ素化
合物およびその製造方法に関し、詳しくは、分子中に含
フッ素有機基と少なくとも2個のケイ素原子結合水素原
子を有する含フッ素有機ケイ素化合物およびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】含フッ素有機ケイ素化合物は、表面張力
が小さく、耐薬品性、撥水撥油性、潤滑性に優れるた
め、各種表面の処理剤として利用されている。このよう
な含フッ素有機ケイ素化合物として、3,3,3−トリ
フルオロプロピルメチルジクロロシラン,3,3,4,
4,4−ペンタフルオロブチルメチルジクロロシラン,
3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチル
メチルジクロロシラン,3,3,3−トリフルオロプロ
ピルトリクロロシラン等の含フッ素有機ケイ素化合物
(特開昭50−126621号公報参照)、(1−トリ
フルオロメチルエチル)メチルジクロロシラン,(1−
ペンタフルオロエチルエチル)メチルジクロロシラン等
の含フッ素有機ケイ素化合物(特開昭57−14078
7号公報参照)、パーフルオロエーテル基含有クロロシ
ラン(特開昭63−255288号公報参照)、パーフ
ルオロエーテル基含有ハイドロジェンシラン(特開平2
−115190号公報参照)が提案されている。
【0003】また、含フッ素有機ケイ素化合物の製造方
法としては、パーフルオロアルキル基またはパーフルオ
ロエーテル基含有オレフィンとケイ素原子結合水素原子
含有クロロシランを、白金系触媒またはパラジウム触媒
の存在下で付加反応する方法(特開昭50−12662
1号公報、特開昭57−140787号公報および特開
昭63−255288号公報参照)、パーフルオロエー
テル基含有モノクロロシランを還元剤により還元する方
法または1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンと
パーフルオロアルキル基含有オレフィンとを白金系触媒
の存在下で部分付加反応する方法(特開平2−1151
90号公報参照)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭50−
126621号、特開昭57−140787号および特
開昭63−255288号により提案された含フッ素有
機基含有クロロシランは、これを利用する際に塩化水素
ガスが副生するため、その利用分野が限定されるという
問題があり、また特開平2−115190号により提案
された含フッ素有機ケイ素化合物は、分子中のケイ素原
子結合水素原子が1個であるため、その利用分野が限定
されるという問題があった。
【0005】また、上記各号に提案された含フッ素有機
ケイ素化合物の製造方法は、分子中にケイ素原子結合水
素原子を少なくとも2個有する含フッ素有機ケイ素化合
物を製造することができないという問題があった。
【0006】本発明者は、上記課題を解決するため鋭意
検討した結果、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明の目的は、分子中に含フ
ッ素有機基と少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子
を有する含フッ素有機ケイ素化合物およびその製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、一般式:
【化5】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、R2は二価有機基であり、aは2または3であり、
mは4〜12の数である。)で表される含フッ素有機ケ
イ素化合物、および(A)一般式:
【化6】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、Xはハロゲン原子であり、aは2または3であ
る。)で表される有機ケイ素化合物と(B)一般式: Cm(2-m)−R3 (式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合を有する一価
有機基であり、mは4〜12の数である。)で表される
含フッ素有機化合物を、(C)ヒドロシリル化反応用触媒
の存在下で付加反応させて、(D)一般式:
【化7】 (式中、R1およびXは前記と同じ基であり、R2は二価
有機基であり、aおよびmは前記と同じ数である。)で
表される含フッ素有機ケイ素化合物を合成し、次いで該
(D)含フッ素有機ケイ素化合物を、(E)還元剤により還元
することを特徴とする、一般式:
【化8】 (式中、R1およびR2は前記と同じ基であり、aおよび
mは前記と同じ数である。)で表される含フッ素有機ケ
イ素化合物の製造方法に関する。
【0009】はじめに、本発明の含フッ素有機ケイ素化
合物について詳細に説明する。本発明の含フッ素有機ケ
イ素化合物は、一般式:
【化9】 で表される。上式中、R1はアルケニル基を除く一価炭
化水素基であり、R1の一価炭化水素基として具体的に
は、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペン
チル基等のアルキル基;フェニル基,トリル基,キシリ
ル基等のアリール基;ベンジル基,フェネチル基等のア
ラルキル基が例示され、好ましくはメチル基およびフェ
ニル基である。
【0010】また、上式中、R2は二価有機基であり、
2の二価有機基として具体的には、エチレン基,プロ
ピレン基,ブチレン基,ペンチレン基等のアルキレン
基;メチレンオキシエチレン基,メチレンオキシプロピ
レン基,エチレンオキシプロピレン基等のアルキレンオ
キシアルキレン基;フェニレンエチレン基,フェニレン
プロピレン基,フェニレンブチレン基等のアリーレンア
ルキレン基;フェニレンオキシエチレン基,フェニレン
オキシプロピレン基等のアリーレンオキシアルキレン基
が例示され、好ましくはエチレン基およびプロピレン基
である。
【0011】また、上式中、aは2または3であり、a
が2のとき、本発明の含フツ素有機ケイ素化合物は含フ
ッ素有機基を含有するジハイドロジェンシランであり、
aが3のとき、本発明の含フッ素有機ケイ素化合物は含
フッ素有機基を含有するトリハイドロジェンシランであ
る。また、上式中、mは4〜12の数であり、これはm
が4未満である含フッ素有機ケイ素化合物は、表面張
力、耐薬品性、撥水撥油性および潤滑性が本発明の含フ
ッ素有機ケイ素化合物に比べて劣り、一方、mが12を
こえる含フッ素有機ケイ素化合物は、その取扱が困難と
なり、また、その用途が限定されるという問題があるか
らである。
【0012】本発明の含フッ素有機ケイ素化合物におい
て、式: −Cm(2m+1) で表される含フッ素有機基の構造は特に限定されない
が、好ましくは分岐状、直鎖状、一部分岐を有する直鎖
状であり、さらに好ましくは直鎖状である。
【0013】このような本発明の含フッ素有機ケイ素化
合物として具体的には、下式で表される含フッ素有機ケ
イ素化合物が例示される。 C4924SiH361336SiH381724SiH34924Si(CH3)H261324Si(CH3)H281724Si(CH3)H249CH2OC24SiH3613CH2OC36SiH381724OC24SiH349CH2OC24Si(CH3)H2613CH2OC24Si(CH3)H2817CH2OC24Si(CH3)H2
【0014】このような本発明の含フッ素有機ケイ素化
合物は、室温で液状であり、その取扱いが容易である。
また、本発明の含フッ素有機ケイ素化合物は、分子中に
少なくとも2個のケイ素原子結合水素原子を有するた
め、非常に反応性が高く、単体では不安定であるが、十
分に湿気を遮断した状態であれば、保存安定性が向上す
る。本発明の含フッ素有機ケイ素化合物を保存する場合
には、プラスチック容器や金属缶に貯蔵することが好ま
しい。また、特に、本発明の含フッ素有機ケイ素化合物
を有機溶液として保存することにより、その保存安定性
が著しく向上する。このように本発明の含フッ素有機ケ
イ素化合物を有機溶液として保存するために使用される
有機溶媒として具体的には、ジエチルエーテル,テトラ
ヒドロフラン等のエーテル系溶媒;ヘキサン,ヘプタン
等のアルカン;ベンゼン,トルエン等の芳香族系溶媒が
例示される。このような有機溶媒に対する本発明の含フ
ッ素有機ケイ素化合物の溶解性は、従来の含フッ素有機
ケイ素化合物の溶解性とは相違する。
【0015】続いて、本発明の含フッ素有機ケイ素化合
物の製造方法について詳細に説明する。本発明の製造方
法は、(A)一般式:
【化10】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、Xはハロゲン原子であり、aは2または3であ
る。)で表される有機ケイ素化合物と(B)一般式: Cm(2-m)−R3 (式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合を有する一価
有機基であり、mは4〜12の数である。)で表される
含フッ素有機化合物を、(C)ヒドロシリル化反応用触媒
の存在下で付加反応させて、(D)一般式:
【化11】 (式中、R1およびXは前記と同じ基であり、R2は二価
有機基であり、aおよびmは前記と同じ数である。)で
表される含フッ素有機ケイ素化合物を合成し、次いで該
(D)含フッ素有機ケイ素化合物を、(E)還元剤により還元
することを特徴とする。
【0016】本発明の製造方法において、(A)成分の有
機ケイ素化合物は主原料であり、一般式:
【化12】 で表される。上式中、R1はアルケニル基を除く一価炭
化水素基であり、R1の一価炭化水素基として具体的に
は、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペン
チル基等のアルキル基;フェニル基,トリル基,キシリ
ル基等のアリール基;ベンジル基,フェネチル基等のア
ラルキル基が例示される。また、上式中、Xはハロゲン
原子であり、Xのハロゲン原子として具体的には、塩素
原子、臭素原子が例示される。また、上式中、aは2ま
たは3であり、aが2のとき、(B)成分はジハロシラン
であり、aが3のとき、(B)成分はトリハロシランであ
る。
【0017】このような(A)成分の有機ケイ素化合物と
して具体的には、トリクロロシラン,トリブロモシラ
ン,メチルジクロロシラン,エチルジクロロシラン,プ
ロピルジクロロシラン,フェニルジクロロシラン,メチ
ルジブロモシラン,エチルジブロモシラン,プロピルジ
ブロモシラン,フェニルジブロモシランが例示され、好
ましくは、トリクロロシランおよびメチルジクロロシラ
ンである。
【0018】本発明の製造方法において、(B)成分の含
フッ素有機化合物は、本発明の含フッ素有機ケイ素化合
物に含フッ素有機基を導入するための原料であり、一般
式: Cm(2-m)−R3 で表される。上式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合
を有する一価有機基であり、R3の一価有機基として具
体的には、ビニル基,アリル基,ブテニル基,ペンテニ
ル基等のアルケニル基;ビニルオキシメチレン基,アリ
ルオキシメチレン基,アリルオキシエチレン基等のアル
ケニルオキシアルキレン基;スチリル基,アリルフェニ
レン基,ブチルフェニレン基等のアルケニルアリーレン
基;ビニルオキシフェニレン基,アリルオキシフェニレ
ン基等のアルケニルオキシアリーレン基が例示され、好
ましくはビニル基およびアリル基である。
【0019】また、上式中、mは4〜12の数であり、
これはmが4未満であると、得られた含フッ素有機ケイ
素化合物の表面張力、耐薬品性、撥水撥油性および潤滑
性が本発明の含フッ素有機ケイ素化合物に比べて劣り、
一方、mが12をこえると、得られた含フッ素有機ケイ
素化合物の取扱が困難となりまたその用途が限定される
という問題があるからである。
【0020】このような(B)成分の含フッ素有機ケイ素
化合物として具体的には、下式で示される含フッ素有機
化合物が例示される。 C49CH=CH2613CH2CH=CH2817CH=CH249CH=CH2613CH=CH2817CH2CH=CH249CH2OCH=CH2613CH2OCH2CH=CH281724OCH=CH249CH2OCH2CH=CH2613CH2OCH=CH2817CH2OCH=CH2
【0021】本発明の製造方法において、(A)成分と(B)
成分との配合量は特に限定されないが、収率上好ましく
は、(A)成分1モルに対して、(B)成分が0.1〜5.0
モルの範囲である。
【0022】本発明の製造方法において、(C)成分のヒ
ドロシリル化反応用触媒は、(A)成分中のケイ素原子結
合水素原子と(B)成分中の脂肪族不飽和炭化水素結合と
の付加反応を促進させるための触媒であり、パラジウ
ム,ロジウム,白金等の遷移金属系触媒が例示され、付
加反応の著しく促進することから、(C)成分のヒドロシ
リル化反応用触媒としては、白金担持活性炭,白金担持
シリカ,塩化白金酸,塩化白金酸のアルコール溶液,塩
化白金酸とオレフィンとの錯体,塩化白金酸とビニルシ
ロキサンとの錯体,白金黒等の白金系触媒が好ましい。
【0023】本発明の製造方法において、(C)成分の配
合量は特に限定されないが、(C)成分として白金系触媒
を使用する場合には、(A)成分と(B)成分の合計量100
万重量部に対して、(C)成分中の白金金属量として0.
1〜1000重量部の範囲となるような量を配合するこ
とが好ましく、さらに0.5〜500重量部の範囲とな
るような量を配合することが好ましい。
【0024】本発明の製造方法において、まずはじめ
に、上記(C)成分の存在下、上記(A)成分と上記(B)成分
とを付加反応させて、(D)一般式:
【化13】 で表される含フッ素有機ケイ素化合物を合成する。上式
中、R1およびXは前記と同じ基である。また、上式
中、aおよびmは前記と同じ数である。
【0025】上記の付加反応は、無溶媒下または溶媒存
在下で行うことができ、溶媒存在下において、使用でき
る有機溶媒としては、エチルエーテル,テトラヒドロフ
ラン,ジブチルエーテル,ジイソプロピルエーテル等の
エーテル;ヘキサン,ヘプタン等のアルカン;ベンゼ
ン,トルエン等の芳香族炭化水素が例示される。また、
上記の付加反応において、その反応温度は特に限定され
ないが、通常、0〜200℃の範囲であり、有機溶剤を
使用する場合には、その有機溶剤の沸点までであり、好
ましくは室温〜100℃の範囲である。
【0026】次いで、上記の付加反応により合成された
(D)成分の含フッ素有機ケイ素化合物を、(E)還元剤によ
り還元する。本発明の製造方法において、(E)成分の還
元剤は、(D)成分中のケイ素原子結合ハロゲンを還元し
てケイ素原子結合水素原子とするためのものである。こ
のような(D)成分の還元剤として具体的には、水素化リ
チウムアルミニウム,水素化ナトリウムアルミニウム,
水素化リチウム,Al(BH43,ジヒドロービス(メ
トキシエトキシ)アルミン酸ナトリウムが例示される。
【0027】本発明の製造方法において、上記(D)成分
の還元は有機溶媒中で行うことが好ましく、使用できる
有機溶媒としては具体的には、エチルエーテル,テトラ
ヒドロフラン,ジブチルエーテル,ジイソプロピルエー
テル等のエーテル;ヘキサン,ヘプタン等のアルカン;
ベンゼン,トルエン等の芳香族炭化水素が例示される。
また、上記反応において、その反応温度は、通常0〜8
0℃の範囲である。さらに、反応生成物とともに副生す
る塩は、ろ過あるいは水洗すればよい。
【0028】また本発明の製造方法において、(E)成分
の配合量は、(D)成分中のケイ素原子結合ハロゲン原子
に対して、(E)成分中のハイドライド量として少なくと
も当量必要であり、通常、5%当量過剰〜2倍当量過剰
量配合することが好ましい。
【0029】次いで、(D)成分の還元後、過剰に存在す
る(E)成分の還元剤は、水、アルコールおよび酢酸エチ
ル等を反応系中に配合することにより、(E)成分の還元
剤を失活すればよく、特に、(E)成分を失活後に生成す
る生成物を除去しやすいことから、(E)成分を失活させ
るものとしては水が好ましい。
【0030】本発明の含フッ素有機ケイ素化合物は、分
子中に含フッ素有機基と少なくとも2個のケイ素原子結
合水素原子を有する新規な化合物であり、反応性のある
ケイ素原子結合水素原子を少なくとも2個有するので、
各種の有機材料の中間原料として有用であり、高度に含
フッ素有機基を有する網目状高分子(レジン)または線
状高分子を合成するための原料として有用である。ま
た、本発明の含フッ素有機ケイ素化合物は、類似の構造
を有するトリアルコキシシラン、ジアルコキシシラン、
トリクロロシランに比べ沸点が低いことから、CVD
(化学気層蒸着)方法による、コーティング薄膜を形成
するための原料として有用である。
【0031】
【実施例】続いて、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0032】
【実施例1】反応容器に、式: C817CH=CH2 で表されるパーフルオロオクチルエチレン 1モル、4
0重量%−塩化白金酸のイソプロパノール溶液 0.3
gを添加して、これを85℃まで加熱攪拌した。次い
で、この系に、トリクロロシラン 1.2モルを滴下し
た。該シランを滴下終了後、反応液を90℃に保ちつ
つ、1時間加熱攪拌した。その後、未反応物を蒸留によ
り除去して、式: C817CH2CH2SiCl3 で表されるパーフルオロオクチルエチルトリクロロシラ
ン 0.85モルを得た。
【0033】続いて、1リットル−フラスコに、水素化
リチウムアルミニウム 6.8gおよびテトラヒドロフ
ラン 220gを投入して、加熱攪拌下、上記パーフル
オロオクチルエチルトリクロロシラン 116gを滴下
した。滴下終了後、1時間加熱還流させ、その後冷却し
て、この反応液に水を滴下し、過剰の水素化リチウムア
ルミニウムを失活させた。さらに多量の水を加えて生成
塩を溶解し、有機層を水洗した。その後、有機層に無水
硫酸マグネシウムを加えて脱水して、次いで、ろ過し
て、有機溶液を得た。この有機溶液の生成物を、ガスク
ロマトグラフ−質量分析(以下、GC−MS)、ガスク
ロマトグラフ−赤外線分光分析(以下、GC−IR)、
29Si−核磁気共鳴分析(以下、NMR)、13C−NM
Rにより分析を行った。29Si−NMRの分析の結果、
−57ppmに単一のシグナルが観測された。13C−NM
Rの分析の結果は次の通りである。 δ(ppm):−3 (1.0C,s,−CH2−Si−) 28 (1.0C,s,−2−CH2−Si−) 105−125 (8.5C,br,C817−) 以上の結果から、この生成物は式: C817CH2CH2SiH3 で表されるパーフルオロオクチルエチルトリハイドロジ
ェンシランであることが確認された。
【0034】
【実施例2】反応容器に、式: C817CH=CH2 で表されるパーフルオロオクチルエチレン 1モル、4
0重量%−塩化白金酸のイソプロパノール溶液 0.3
gを添加して、これを85℃まで加熱攪拌した。次い
で、この系に、メチルジクロロシラン 1.3モルを滴
下した。該シランを滴下終了後、反応液を90℃に保ち
つつ、1時間加熱攪拌した。その後、未反応物を蒸留に
より除去して、式: C817CH2CH2Si(CH3)Cl2 で表されるパーフルオロオクチルエチル(メチル)ジク
ロロシラン 0.8モルを得た。
【0035】1リットル−フラスコに、水素化リチウム
アルミニウム 5.8gとジエチルエーテル 180g
を投入して、加熱攪拌下、上記パーフルオロオクチルエ
チル(メチル)ジクロロシラン 140gを、室温下で
滴下した。滴下終了後、1時間加熱還流させて、その後
冷却して、この反応液に水を滴下して、過剰の水素化リ
チウムアルミニウムを失活させた。さらに多量の水を加
えて生成塩を溶解して、有機層を水洗した。その後、有
機層に無水硫酸マグネシウムを加えて脱水して、次い
で、ろ過して、有機溶液を得た。この有機溶液中の生成
物を、GC−MS、GC−IR、29Si−NMR、13
−NMRにより分析を行った。29Si−NMRの分析の
結果、−31ppmに単一のシグナルが観測された。13
−NMRの分析の結果は次の通りである。 δ(ppm):−9 (1.0C,s, CH3−Si−) 1 (1.0C,s,−CH2−Si−) 27 (1.0C,s,−2−CH2−Si−) 105−125 (9.5C,br,C817−) 以上の結果から、この生成物は式: C817CH2CH2Si(CH3)H2 で表されるパーフルオロオクチルエチル(メチル)ジハ
イドロジェンシランであることが確認された。
【0036】
【実施例3】反応容器に、式: C49CH=CH2 で表されるパーフルオロブチルエチレン 246g、4
0重量5−塩化白金酸のイソプロパノール溶液 0.3
gを添加して、これを55℃まで加熱攪拌した。次い
で、この系に、トリクロロシラン 160gを滴下し
た。該シランを滴下終了後、反応液を90℃に保ちつ
つ、1時間攪拌した。その後、未反応物を蒸留により除
去して、式: C49CH2CH2SiCl3 で表されるパーフルオロブチルエチルトリクロロシラン
320gを得た。
【0037】1リットル−フラスコに、水素化リチウム
アルミニウム 10.3gとジエチルエーテル 180
gを投入して、室温攪拌下、上記パーフルオロブチルエ
チルトリクロロシラン 114gを滴下した。滴下終了
後、1時間加熱還流させて、その後冷却して、この反応
液に水を滴下して、過剰の水素化リチウムアルミニウム
を失活させた。さらに多量の水を加えて生成塩を溶解し
て、有機層を水洗した。その後、有機層に無水硫酸マグ
ネシウムを加えて脱水して、次いで、ろ過して、有機溶
液を得た。この有機溶液中の生成物を、GC−MS、G
C−IR、29Si−NMR、13C−NMRにより分析を
行った。29Si−NMRの分析の結果、−57ppmに単
一のシグナルが観測された。13C−NMRの分析の結果
は次の通りである。 δ(ppm):−3 (1.0C,s,−CH2−Si−) 28 (1.0C,s,−2−CH2−Si−) 105−125 (4.1C,br,C49−) 以上の結果から、この生成物は式: C49CH2CH2SiH3 で表されるパーフルオロブチルエチルトリハイドロジェ
ンシランであることが確認された。
【0038】
【発明の効果】本発明の含フッ素有機ケイ素化合物は、
分子中に含フッ素有機基と少なくとも2個のケイ素原子
結合水素原子を有する新規な化合物であり、また本発明
の製造方法はこのような新規な化合物を製造できるとい
う特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例により調製した含フッ素有機ケイ素化
合物のガスクロマトグラフ−質量分析チャートである。
【図2】 実施例により調製した含フッ素有機ケイ素化
合物の赤外線分光分析チャートである。
【符号の説明】
(a) 実施例1で調製したパーフルオロオクチルエチ
ルトリハイドロジェンシラン (b) 実施例2で調製したパーフルオロオクチルエチ
ル(メチル)ジハイドロジェンシラン (c) 実施例3で調製したパーフルオロブチルエチル
トリハイドロジェンシラン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【化2】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、Xはハロゲン原子であり、aは2または3であ
る。)で表される有機ケイ素化合物と(B)一般式:m(2m+1)−R3 (式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合を有する一価
有機基であり、mは4〜12の数である。)で表される
含フッ素有機化合物を、(C)ヒドロシリル化反応用触媒
の存在下で付加反応させて、(D)一般式:
【化3】 (式中、R1およびXは前記と同じ基であり、R2は二価
有機基であり、aおよびmは前記と同じ数であ。)で表
される含フッ素有機ケイ素化合物を合成し、次いで該
(D)含フッ素有機ケイ素化合物を、(E)還元剤により還元
することを特徴とする、一般式:
【化4】 (式中、R1およびR2は前記と同じ基であり、aおよび
mは前記と同じ数である。)で表される含フッ素有機ケ
イ素化合物の製造方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】含フッ素有機ケイ素化合物は、表面張力
が小さく、耐薬品性、撥水撥油性、潤滑性に優れるた
め、各種表面の処理剤として利用されている。このよう
な含フッ素有機ケイ素化合物として、3,3,3−トリ
フルオロプロピルメチルジクロロシラン,3,3,4,
4,4−ペンタフルオロブチルメチルジクロロシラン,
3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチル
メチルジクロロシラン,3,3,3−トリフルオロプロ
ピルトリクロロシラン等の含フッ素有機ケイ素化合物
(特開昭50−126621号公報参照)、(1−トリ
フルオロメチルエチル)メチルジクロロシラン,(1−
ペンタフルオロエチルエチル)メチルジクロロシラン等
の含フッ素有機ケイ素化合物(特開昭57−14078
7号公報参照)、パーフルオロアルキレンエーテル基含
有クロロシラン(特開昭63−255288号公報参
照)、パーフルオロアルキレンエーテル基含有ハイドロ
ジェンシラン(特開平2−115190号公報参照)が
提案されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】また、含フッ素有機ケイ素化合物の製造方
法としては、パーフルオロアルキル基またはパーフルオ
アルキレンエーテル基含有オレフィンとケイ素原子結
合水素原子含有クロロシランを、白金系触媒またはパラ
ジウム触媒の存在下で付加反応する方法(特開昭50−
126621号公報、特開昭57−140787号公報
および特開昭63−255288号公報参照)、パーフ
ルオロアルキレンエーテル基含有モノクロロシランを還
元剤により還元する方法または1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサンとパーフルオロアルキル基含有オレ
フィンとを白金系触媒の存在下で部分付加反応する方法
(特開平2−115190号公報参照)が提案されてい
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、一般式:
【化5】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、R2は二価有機基であり、aは2または3であり、
mは4〜12の数である。)で表される含フッ素有機ケ
イ素化合物、および(A)一般式:
【化6】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、Xはハロゲン原子であり、aは2または3であ
る。)で表される有機ケイ素化合物と(B)一般式:m(2m+1)−R3 (式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合を有する一価
有機基であり、mは4〜12の数である。)で表される
含フッ素有機化合物を、(C)ヒドロシリル化反応用触媒
の存在下で付加反応させて、(D)一般式:
【化7】 (式中、R1およびXは前記と同じ基であり、R2は二価
有機基であり、aおよびmは前記と同じ数である。)で
表される含フッ素有機ケイ素化合物を合成し、次いで該
(D)含フッ素有機ケイ素化合物を、(E)還元剤により還元
することを特徴とする、一般式:
【化8】 (式中、R1およびR2は前記と同じ基であり、aおよび
mは前記と同じ数である。)で表される含フッ素有機ケ
イ素化合物の製造方法に関する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】続いて、本発明の含フッ素有機ケイ素化合
物の製造方法について詳細に説明する。本発明の製造方
法は、(A)一般式:
【化10】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
り、Xはハロゲン原子であり、aは2または3であ
る。)で表される有機ケイ素化合物と(B)一般式:m(2m+1)−R3 (式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合を有する一価
有機基であり、mは4〜12の数である。)で表される
含フッ素有機化合物を、(C)ヒドロシリル化反応用触媒
の存在下で付加反応させて、(D)一般式:
【化11】 (式中、R1およびXは前記と同じ基であり、R2は二価
有機基であり、aおよびmは前記と同じ数である。)で
表される含フッ素有機ケイ素化合物を合成し、次いで該
(D)含フッ素有機ケイ素化合物を、(E)還元剤により還元
することを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明の製造方法において、(B)成分の含
フッ素有機化合物は、本発明の含フッ素有機ケイ素化合
物に含フッ素有機基を導入するための原料であり、一般
式:m(2m+1)−R3 で表される。上式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合
を有する一価有機基であり、R3の一価有機基として具
体的には、ビニル基,アリル基,ブテニル基,ペンテニ
ル基等のアルケニル基;ビニルオキシメチレン基,アリ
ルオキシメチレン基,アリルオキシエチレン基等のアル
ケニルオキシアルキレン基;スチリル基,アリルフェニ
レン基,ブチルフェニレン基等のアルケニルアリーレン
基;ビニルオキシフェニレン基,アリルオキシフェニレ
ン基等のアルケニルオキシアリーレン基が例示され、好
ましくはビニル基およびアリル基である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】このような(B)成分の含フッ素有機化合物
として具体的には、下式で示される含フッ素有機化合物
が例示される。 C49CH=CH2613CH2CH=CH2 817CH=CH2 613CH=CH2 817CH2CH=CH249CH2OCH=CH2613CH2OCH2CH=CH281724OCH=CH249CH2OCH2CH=CH2613CH2OCH=CH2817CH2OCH=CH2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: 【化1】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
    り、R2は二価有機基であり、aは2または3であり、
    mは4〜12の数である。)で表される含フッ素有機ケ
    イ素化合物。
  2. 【請求項2】 (A)一般式: 【化2】 (式中、R1はアルケニル基を除く一価炭化水素基であ
    り、Xはハロゲン原子であり、aは2または3であ
    る。)で表される有機ケイ素化合物と(B)一般式: Cm(2-m)−R3 (式中、R3は脂肪族不飽和炭化水素結合を有する一価
    有機基であり、mは4〜12の数である。)で表される
    含フッ素有機化合物を、(C)ヒドロシリル化反応用触媒
    の存在下で付加反応させて、(D)一般式: 【化3】 (式中、R1およびXは前記と同じ基であり、R2は二価
    有機基であり、aおよびmは前記と同じ数であ。)で表
    される含フッ素有機ケイ素化合物を合成し、次いで該
    (D)含フッ素有機ケイ素化合物を、(E)還元剤により還元
    することを特徴とする、一般式: 【化4】 (式中、R1およびR2は前記と同じ基であり、aおよび
    mは前記と同じ数である。)で表される含フッ素有機ケ
    イ素化合物の製造方法。
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