JP3947772B2 - 逆添加による高純度の有機官能性アルキルジアルコキシシラン - Google Patents

逆添加による高純度の有機官能性アルキルジアルコキシシラン Download PDF

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Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、望ましくない近い沸点の副生成物を生成するこれまでに認識されていなかった転位反応を最小にする、ヒドロアルキルジアルコキシシランとオレフィン反応体との間のヒドロシリル化反応による有機官能性アルキルジアルコキシシランを造る方法に関する。
【0002】
(発明の背景)
有機官能性アルコキシシラン類は、無機充填剤、基材、及び有機重合体を包含する適用において、カップリング剤、接着促進剤又は架橋剤として確立され、そして広い有用性を有する。生産される容量及び適用分野の拡がりの両方に関して、市場での使用においてほどんどのそのような有機官能性シランは、1つの有機官能性基に加えて、トリアルコキシシラン類、即ち各々の珪素原子に結合された3つの反応性のアルコキシ基を有するシランであった。
【0003】
関連するアルキルジアルコキシシランに導く化学はまた、長い間知られていたが、しかしこれらの生成物は市場での成功のための同じ高い水準で達成されておらず、そして同様に市場用の多量生産で生成されなかった。これらの差について幾つかの理由があり、そしてこれらの差は市場でこれらを手に入れることを不可能にする、一層低い効率の方法、より低い収率及び有機官能性アルキルジアルコキシシランについての高い価格において反映されている。
【0004】
Journal of the American Chemical Society,Vol.81第2632頁〜第2635頁(1959)において、Plueddemann及びFangerは純度データを示さずに、実質的な量の収率で単一種の生成物を提供するとしてアリルグリシジルエーテルとのジメチルエトキシシラン、メチルジエトキシシラン及びトリエトキシシランの、それぞれの反応を報告しており、一方ではブタジエンモノエポキシドの関連ヒドロシリル化反応において異性体が検出されたことを報告している。各々の場合おいてヒドロシリル反応体はオレフィンエポキシドに加えられた。上記と同じジャーナルのVol.79第3073頁〜第3077頁(1957)において、Goodman等は、シランにオレフィンを加えることによる、メチルジエトキシシランとビニルエチルエーテル、ビニルn−ブチルエーテル及びアリリデンジアセテートとのヒドロシリル化反応を報告している。
【0005】
メチルジエトキシシランがヒドロシリル化反応の条件下に、クロロ白金酸で処理される場合に、アルキル/アルコキシ交換なしに、水素/アルコキシ交換反応が報告されている(Journal of General Chemistry,USSR,Volume 44第1744頁〜第1745頁(1974)として英語での、Chemical Abstracts Vol.82,アブストラクト16884v(1975))。さらに最近になって、米国特許第4,966,981号は、所望の末端付加物に対してアリル基への内部付加物の形成の水準を減少させることにより、加えられたアルコールが用いられて高い生成物の純度を達成する、アリルグリジジルエーテルのヒドロシリル化を開示している。すべての実施例は化学量論的量より過剰のオレフィン反応体に、SiH−含有反応体を加えることにより行われている。
【0006】
当業界は、内部オレフィン類(2−ヘキセン、シクロヘキセン)が、ビス(トリメチルシロキシ)メチルシラン,(Me3SiO)2MeSiHを用いてヒドロシリル化される場合に起こるメチル/トリメチルシロキシ基交換を開示している。Journal of Organic Chemistry Vol.30第1651頁〜第1652頁(1965)においてSpeier等は、そのようなヒドロシリル化は、メチル/トリメチルシロキシ基交換を伴うことを報告している。
【0007】
ヒドロシリル化反応は、トリアルコキシシラン上のヒドロシランにオレフィン反応体を加えることにより行われたけれども、その様式は安全に対する危険性のために一般に用いられなかった。例えば、米国特許第4,160,775号及び同第5,559,264号を参照。
【0008】
オレフィン類とのヒドロアルキルジアルコキシシランのヒドロシリル化反応中に起こるアルキル/アルコキシ基交換反応の例は知られていないと思われる。強い塩基触媒を用いて高い温度で単にメチルアルコキシシラン類について、アルキル/アルコキシ基交換反応が報告されたが、しかしこれらはヒドロアルキルジアルコキシシランを包含していないし、また、ヒドロシリル化可能なオレフィンも包含していない。RyanによるJournal of the American Chemical Society,Vol.84第4730頁(1962)参照。
【0009】
(発明の開示)
発明の概要
本発明は、以前に認識されていなかったアルキル/アルコキシ基交換反応からの望ましくない副生成物の形成を最小にする、高度に純粋な有機官能性アルキルジアルコキシシランを製造するための方法を提供する。その方法は、ヒドロシリル化に影響させるためにアリル種へのアルキルジアルコキシシランの添加を包含する。
【0010】
発明の詳細な記載
本明細書において関心となる反応は、以下の一般式により表される:
Figure 0003947772
(式中、Rは1〜4個の炭素原子の低級アルキル基であり、Rは水素又はRであり、xは1〜15の整数であり、そしてYはR、又は炭素−、酸素−、窒素−又は硫黄−結合官能基であり、但し、x=1であるときはYはハロゲンでなく、そしてYは結合している炭素がまた、炭素又は水素原子にのみ結合している炭素結合官能基もしくは珪素結合官能基であるときはxは0であることができることを条件とする)。主要な生成物はR(RO)2SiCH2CHR(CH2xYであり、交換反応生成物であるR2(RO)SiCH2CHR(CH2xY及び(RO)3SiCH2CHR(CH2xYは少割合の生成物である。オレフィン化合物CH2=CR(CH2xYはまた、通常ヒドロシリル化を伴う、例えばCH3CR=CH(CH2x-1Yのような、CH2=CR(CH2xYの異性化により形成されるオレフィン類を包含する、二重結合が末端位置にない環状または直鎖オレフィンを表す。
【0011】
本発明は、所望の生成物R(RO)2SiCH2CR(CH2xYが蒸留によるような通常の精製手段により高い純度で得られることができるように、副生成物R2(RO)SiCH2CR(CH2xY及び(RO)3SiCH2CR(CH2xYプラスそれらの前駆体R2(RO)SiH及び(RO)3SiHに導くアルキル/アルコキシ基交換反応及びそれらの副生成物及び前駆体を最少にするための方法に主として関する。前記の高純度は95%より大であるべきであって、アルキル/アルコキシ基交換反応生成物の含有量は組み合わせ合計で1%未満であるべきである。追加の利点として、本発明の方法はまた、ヒドロシリル化反応中に前記オレフィン反応体の低い程度の異性化に起因して、低いモル過剰の該オレフィン反応体の使用を可能にする。
【0012】
その方法は、好ましくは、白金含有触媒の存在下に、オレフィン反応体であるCH2=CR(CH2xYが、ヒドロアルキルジアルコキシシラン反応体であるR(RO)2SiHに加えられる様式で行われる。したがって、約化学量論的当量のオレフィンが加えられるまでオレフィンが加えられるので、触媒と共に所望の温度でシラン反応体は反応容器に化学量論的過剰にあるだろう。
【0013】
Rが1〜4個の炭素原子の低級アルキル基であり、そして一定の分子において同じであってもよく又は異なっていてもよい、ヒドロアルキルジアルコキシシラン反応体R(RO)2SiHはメチルジメトキシシランからブチルジブトキシシラン(但し、ブトキシ−はn−ブトキシ−、i−ブトキシ、s−ブトキシ−又はt−ブトキシ−であることができる)までの範囲にわたる化合物を包含するがしかしメチルジメトキシシラン及びメチルジエトキシシランの群から選ばれるのが好ましい。これらのシラン類は、対応するアルコールの少なくとも2モル当量とのメチルジクロロシランMeSiHCl2の反応により一般に造られる。
【0014】
白金含有触媒は、クロロ白金酸、白金−ビニルシロキサン錯体を包含する白金−オレフィン錯体、白金−ホスフィン錯体、白金−アセチルアセトネート錯体、そして種々の有機又は無機基体上の還元された白金、の溶液を包含する又はそれらから誘導された、当業界において使用される任意の周知の白金のヒドロシリル化触媒であることができる。当業界において知られている種々の添加剤及び促進剤は、オレフィン反応体に依存して、白金触媒と共に用いられることができる。そのような添加剤及び促進剤は、酢酸のような酸、トリエチルアミン又はフェノチアジンのような塩基、メタノール又はエタノールのようなアルコール、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウムのような無機物質を包含することができ、そのような添加剤又は促進剤は、速度を増大させるために、又は知られている副反応を最少にするために用いられる。酢酸は、組み合わされた反応体の重量により100〜5000ppmの使用水準で本発明のヒドロシリル化方法のために好ましい添加剤である。占めている単位容量による単位収量を低下させる効果を有する溶媒は所望ならば使用し得るがしかし本発明の必要な特徴ではない。
【0015】
が水素又は上に定義されたとおりのRであり、xが1〜15の整数であり、そしてYがR又は炭素−、酸素−、窒素−もしくは硫黄−結合官能基であり、但しx=1のときはYはハロゲンであることができず、そしてYは結合炭素がまた炭素又は水素原子にのみ結合している炭素−結合官能基であるかあるいはYは珪素−結合非ハロ官能基であるときは、xは0であることができることを条件とするオレフィン反応体CH2=CR(CH2xYはオクテン又はビニルシクロヘキセンのような炭化水素オレフィンを包含し、そしてヒドロシリル化方法において現在市場で使用されている官能性オレフィンを包含する、広い種々の官能性オレフィンから選ばれることができる。Yの例は、チオエーテル類、エーテル類、エポキシド類、カルバマト類、イソシアナト類、ポリエーテル類、アミン類及びアルキル類である。Yの特定の例は、グリシドキシ、3,4−エポキシシクロヘキシル、メタクリルオキシ、ポリエーテルオキシ、4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル、n−ペンチル、等である。したがって、オレフィン類はアリルメタクリレートのようなアリルエステル類、アリルグリシジルエーテル類、アリルポリエーテル類を包含する他のアリルエーテル類、オイゲノールのようなアリル芳香族類、対応するメタリル化合物、そしてシクロヘキセンのようなシクロオレフィン類、第三級アミレンのような非末端オレフィン類、を包含する一般式により表されていないオレフィン類、CH2=CR(CH2xYの異性化により形成されたオレフィン類、アセチレン及び置換アセチレン類、ビニルシクロアルケンエポキシド、及びビニルトリアルコキシシラン類を包含するビニル系シラン類を包含する。市場的に有用なオレフィン類が好ましく、アリルグリシジルエーテルが最も好ましい。
【0016】
オレフィン反応体の、ヒドロアルキルジアルコキシシラン反応体に対する比は一般に1に近いか又は1よりも大きい。一方では異性化及び還元のようなオレフィン反応体をまた消費する副反応を可能にする珪素結合水素基の消費を確実にするために、オレフィン反応体のモル過剰を使用することが一般に好ましい。オレフィン反応体の、ヒドロアルキルジアルコキシシラン反応体に対する好ましい比は1.01〜2であり、1.05〜1.3が最も好ましい。ヒドロアルキルジアルコキシシラン反応体にオレフィン反応体を加えることにより行われる本発明の方法は、範囲の低い方の部分にある比、即ち1.05〜1.15を可能にする。後者のより低い比は、ヒドロアルキルジアルコキシシランにとってユニークであると思われ、そしてそのような低い比でのすべてのSiH含有反応体の消費は、トリメトキシシランのようなトリアルコキシシラン類に一般に関しては、観察されないことが注目に値する。
【0017】
オレフィン反応体が、好ましくは白金触媒の存在下にヒドロアルキルジアルコキシシランに加えられる以外は、反応条件は典型的には商業上実施されるヒドロシリル化のための条件である。反応温度は、50〜150℃、好ましくは75〜105℃、最も好ましくは80〜100℃の範囲で高められる。白金触媒の濃度は、一緒にされた反応体の重量によりPtの5〜100ppm、好ましくは10〜50ppm、最も好ましくは10〜20ppmの範囲にある。反応圧力は便宜上、通常は大気圧であるけれども、もし装置が可能であれば、これらの反応は大気圧以下の圧力又は大気圧以上の圧力で行われることができる。蒸留によるような精製は典型的には真空下に行われる。
【0018】
本発明の方法は、パイロット規模による小さな実験室ガラス器具から大きな生産装置までの範囲のヒドロシリル化反応の目的のために適している種々の設備において実施されることができる。加熱用手段、冷却用手段、不活性雰囲気、好ましくは窒素維持の手段、適当なかき混ぜのための手段、制御された様式で反応体及び触媒を導入するための手段及び蒸留によるような、反応生成物を精製するための手段、のみが必要とされる。
【0019】
この発明の正確な範囲は特許請求の範囲に記載されているのに対して、以下の特定の例は本発明の或る幾つかの面を例示し、さらに特定的には本発明を評価するための方法の種々の面を指摘している。しかしながら、それらの例は、例示の目的のために記載され、そして本発明に対する限定として解釈されるべきではない。以下の略語は、それぞれ以下のことを表す:gはグラムを表し、mlはミリリットルを表し、mmはミリメーターを表し、モルはモル当量を表し、ppmは100万当たりの部を表し、μlはミクロリットルを表し、Lはリットルを表し、lbはポンドを表し、kgはキログラムを表し、GCはガスクロマトグラフィーを表し、そしてMSは質量スペクトルからの分析、即ち質量分析を表す。すべての温度は摂氏目盛りでの度で表され、そしてすべての反応は窒素の不活性雰囲気下での大気圧での標準の実験室ガラス器具又はパイロット規模又は生産装置で行われ、そしてすべての部及びパーセンテージは重量による。
【0020】
例:
比較例1:
先行技術の添加によるメチルジエトキシシラン及びアリルグリシジルエーテルのヒドロシリル化
かき混ぜ棒、熱電対プローブ、コンデンサー、添加漏斗、及び窒素の入口/出口を備えた250mlの4つ首丸底フラスコに70.8g(0.62モル)のアリルグリシジルエーテル(AGE)を加えた。熱および白金触媒の存在下に、AGEの若干の異性化が起こるので、20%過剰の原料がその製造において用いられた。エタノール中10%クロロ白金酸の溶液(CPA、78μl、15ppmのPt)触媒及び酢酸の90μl(650ppm)を反応容器中のAGEに加えた。その混合物を85℃に加熱した。85〜90℃のポット温度を維持するような速度で、加熱された混合物に、添加漏斗に装入されていたメチルジエトキシシラン(67.0g、0.52モル)を滴下して加えた。シラン添加完了(約80分)後に、反応混合物を30分間85℃に加熱した。GC分析は、AGE及び異性体の他に、81.1%の所望の生成物のγ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランを示した。また、2種の予期しない混合された生成物γ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シラン(GCにより1.10%)及びγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(GCにより1.24%)が存在した。上記混合物のGC−MSデータは、該生成物及び2種の混合副生成物の構造を支持している。
【0021】
例 1:
逆添加によるメチルジエトキシシラン及びアリルグリシジルエーテルのヒドロシリル化
比較例1の装置に、メチルジエトキシシランの67.0g(0.52モル)、10%CPA溶液の78μl(15ppmのPt)、酢酸の90μl(650ppm)を加えた。その混合物を85℃に加熱した。85〜90℃のポット温度を維持するような速度で、加熱された混合物に、添加漏斗に入れられていたAGE(70.8g、0.62モルで20%過剰)を滴下して加えた。AGE添加完了(約80分)後に、次に反応混合物を30分間85℃で加熱した。粗製反応混合物のGC分析はまた、メチルジエトキシシランの完全な転換を示した。GC分析は、AGE/異性体の他に、75.3%の所望の生成物γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランを示した。また、非常に小さな量により、2種の副生成物γ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シラン(GCにより0.16%)及びγ−グリシドキシプロピル−トリエトキシシラン(GCにより0.36%)が存在した。
【0022】
例 2:
逆添加によるメチルジエトキシシラン及び11%過剰のアリルグリシジルエーテルのヒドロシリル化
例1の装置に、メチルジエトキシシランの67.0g(0.52モル)、10%CPA溶液の78μl(15ppmのPt)及び酢酸の90μl(650ppm)を加えた。混合物を85℃に加熱した。次に85〜90℃のポット温度を維持するような速度で、加熱された混合物に、11%モル過剰のAGE(64.0g、0.58モル)を添加漏斗から滴下して加えた。AGE添加完了(50分)後に、反応混合物を30分間85℃に加熱した。GC分析は、AGE/異性体の他に、89.6%の所望の生成物γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランを示した。一層少ない量であるけれども、2種の混合生成物γ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シラン(GCにより0.29%)及びγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(GCにより0.34%)が存在した。
【0023】
例 3:
逆添加による大規模でのメチルジエトキシシラン及びアリルグリシジルエーテルのヒドロシリル化
かき混ぜ機、熱電対プローブ、コンデンサーを備えた、ジャケットを着けた、50Lのガラス容器に、窒素雰囲気で、10ガロンのPope缶からメチルジエトキシシランの48.0 lb〔21.18kg〕(50 lb〔22.7kg〕x 96%純度、162.8モル)を加圧装入した。ハンドホールによる10%CPA溶液(20.0ml、即ち15ppmのPt)及び酢酸(25.0ml、即ち550ppm)の添加の後に、反応器を窒素パージ下に維持し、密封し、そして85℃に加熱した。アリルグリシジルエーテル(195.4モルの20%過剰を用いて49.0 lb〔22.3kg〕)をまた、加圧されたPope缶から、50L反応器中の混合物に、TEFLON(登録商標)配管に通過させて導入した。該AGEは、85〜100℃の反応温度を維持するような速度で加えられた。これは20 lb〔9.1kg〕/時間の速度を生じた。2.5時間後に、添加が完了し、そしてサンプル採集のためにケトルが50℃に冷却された。GC分析はメチルジエトキシシランが(0.04%残留分で)ほとんど完全にヒドロシリル化生成物に転換されたことが分かった。軽い生成物をストリッピングした後に、粗製生成物を123〜133℃(6.5〜8.0mmHg)で真空蒸留してGCにより98.3%の純度の物質の78.35 lb(35.53kg)を生成した。これは、88.2%のパーセント転換である。また、2種の混合生成物γ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シラン(GCにより0.44%)およびγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(GCにより0.37%)が存在した。
【0024】
例 4:
逆添加による大規模でのメチルジエトキシシラン及びアリルグリシジルエーテルの他のヒドロシリル化
再び、例3の装置に、10ガロンPope缶からメチルジエトキシシランの、49.6 lb〔22.5kg〕(168.2モル)を加圧装入した。ハンドホールによりCPAエタルール溶液の20.0g(15ppmのPt)及び酢酸の21.0ml(460ppm)の添加の後に、反応器を窒素パージ下に維持し、密封し、そして85℃に加熱した。加圧缶から、反応器中の混合物に、配管中に通過させてアリルグリシジルエーテル(50.6 lb〔23kg〕、20%モル過剰、即ち210.8モル)を添加した。85〜95℃の反応器温度を維持する速度でAGEを加えた。2時間後に、添加を完了させ、そしてヒドロシリル化の軽い生成物をストリッピングした。粗製生成物を104〜121℃(3〜7mmHg)で真空蒸留して、99.0%の平均純度を有するγ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランの75.5ポンド(31.23kg)を生成した。これは82.3%の転換を表す。再び、シラン混合生成物γ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シラン(GCにより0.39%)及びγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(GCにより0.27%)で存在した。
【0025】
比較例2:
先行技術添加条件によるパイロット規模での反応器中でのメチルジエトキシシラン及びアリルグリシジルエーテルのヒドロシリル化
かき混ぜ機、温度プローブ、コンデンサー及び窒素パージを備えた、ジャッケットを着けたHastelloy−C反応器に、アリルグリシジルエーテル(AGE)の391 lb〔177.7kg〕(1559モル)を加え、次に10%CPA触媒溶液の151ml(15ppmのPt)、及び酢酸促進剤の0.36 lb〔164g〕(470ppm)を加えた。反応器含有物を80℃に加熱した。80〜90℃の反応器温度を維持するような速度で、メチルジエトキシシラン(370 lb〔168.2kg〕、1255モル)を計量して加えた。反応の完了後、シラン添加の約3.5時間及び1時間を維持し、過剰のAGE/異性体の大部分をストリッピングして86.3%の所望のヒドロシリル化生成物の粗製のGC収率を得た。GC分析はまた、2.53%のγ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シラン及び2.95%のγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランを示した。
【0026】
例 5:
逆添加によるパイロット規模での反応器においてのメチルジエトキシシラン及びアリルグリシジルエーテルのヒドロシリル化
比較例2の反応器に、メチルジエトキシシランの370 lb〔168.2kg〕(1255モル)を加え、次に、10%CPA触媒溶液の151ml(15ppm)及び酢酸促進剤の0.36 lb〔164g〕(479ppm)を加えた。反応器含有物を80℃に加熱した。80〜90℃の反応器温度を維持する速度で、AGE(390 lb)〔177.3kg〕(1559モル)を加えた。AGE添加の完了(約3.5時間)及び85℃で1時間加熱後、過剰のAGE/異性体の一部分をストリッピングして、82.1%の所望のヒドロシリル化生成物の粗製の収率を提供した。GC分析はまた、0.14%のγ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シラン及び0.29%のγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランを示した。連続の高真空蒸留による粗製γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランの追加の精製は、所望の生成物からの近い沸点の交換副生成物を分離しなかった。結果は、GC分析によるγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランが1.3%であり、そしてγ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シランは2.1%であった。予期された生成物γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランは蒸留物質の94.0%のみを占めた。GCにより97%より大の純度を有する生成物を提供し、そして1%未満の合併交換生成物であるためには、分別化カラム中に通過させての回分様式での再蒸留が必要とされた。所望の生成物の約25%はより少ない純粋な蒸留カット(cut:留分)及び蒸留高沸点物(heavies)で含有された。
【0027】
例 6:
逆添加による生産用反応器でのメチルジエトキシシラン及びアリルグリシジルエーテルのヒドロシリル化
かき混ぜ機、コンデンサー及び窒素パージを備えたジャケット着きガラス張り反応器にメチルジエトキシシランの6500 lb〔2955kg〕(22,049モル)を加えた。CPA触媒溶液(2650ml、15ppmのPt)及び酢酸促進剤(6.30 lb)〔2.9kg〕(470ppm)は、前もって加えられていた。反応器含有物を80℃に加熱した。次に、加熱された混合物へのアリルグリシジルエーテル(6860 lb〔3118kg〕、27,353モル)の制御された添加を開始した。供給制御されたケトル温度を約85℃に維持した。AGEの競合異性化が熱および触媒の存在下に起こるので、再び20%過剰のAGEが使用される。AGE添加の終わり(約7時間)に、反応混合物を85℃に加熱し、そして60分間かき混ぜた。反応の完了は、SiH含有量分析により決定された。次に、過剰のAGF/異性体を含む軽い生成物を減圧下にストリッピングした。粗製の反応収率はGC分析により97.3%であった。以下の転位副生成物γ−グリシドキシプロピルジメチル(エトキシ)シラン(0.10%)及びγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン(0.17%)がまた存在した。次に、ストリッピングされた粗製生成物を濾過し、そして連続装置で真空蒸留(2mmHg)して、98%より大きい純度の生成物を得た。
【0028】
比較例3:
連続条件下でメチルジエトキシシラン及びアリルグリシジルエーテルのヒドロシリル化
反応器にアリルグリシジルエーテル及び過剰のメチルジエトキシシランを共に供給し、そして過剰のメチルジエトキシシランを再循環することにより、連続様式(再循環を有する、連続ヒドロシリル化のための共係続中の米国特許出願シリアル第09/151,642号参照)で、メチルジエトキシシランとアリルグリシジルエーテルとの間のヒドロシリル化反応が行われた場合に、交換された前駆体Me2(EtO)SiH及び(EtO)3SiHの両方が、再循環されたメチルジエトキシシランの流れの約5%から20%より大までの範囲の合併水準で再循環流において観察され、そして粗製生成物の流れは着実に増大していく量の交換されたヒドロシリル化生成物を含有し、ならびに反応時間は増大した。例えばγ−グリシドキシプロピルジメチルエトキシシランの水準は、予期されたγ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランの70〜78%に対して、約0.5%から約2%より大にまで増大した。
【0029】
比較例4:
先行技術添加によるメチルジエトキシシラン及びビニルシクロヘキセンモノオキシドのヒドロシリル化
500ppmの酢酸を用いての、そして用いずにの、別々の実験で、約300ppmのプロピオン酸ナトリウムの存在下に、エタノール中の溶液として白金の10ppmを用いて、90℃で20%モル過剰のビニルシクロヘキセンモノオキシドにメチルジエトキシシランを加え、次に添加の完了後に90℃で1時間維持することにより、メチルジエトキシシランとビニルシクロヘキセンモノオキシドとの間のヒドロシリル化反応を行った場合に、82〜84%での予期されたメチルジエトキシシランのヒドロシリル化生成物に対して2.4〜3.4%の合併水準でアルキル/アルコキシ基交換反応シリル化生成物がGCにより観察された。酢酸は反応生成物に認識できる程度には影響しなかった。
【0030】
比較例5:
先行技術添加による他のオレフィンを用いてのメチルジエトキシシランのヒドロシリル化
1−オクテン、シクロヘキセン、2,3−ジメチル−2−ブテン(第三級アミレン)、及びオイゲノールに、メチルジエトキシシランを添加することにより一連の小さなヒドロシリル化反応を行った。各々の反応においてアルキル/アルコキシ基交換の事実がGCにより観察され、そしてGC/MSにより確認された。1−オクテンについて、交換されたヒドロシリル化生成物の両方が観察された。シクロヘキセンについて、両方の交換された前駆体が観察され、ジメチルエトキシシランのヒドロシリル化生成物だけが観察された。第三級のアミレンについて、そしてオイゲノールについて、シクロヘキセンを用いての結果と同様な結果が観察され、即ち両方の前駆体およびジメチルエトキシシランのヒドロシリル化生成物が観察された。
【0031】
例 7:
逆添加によるメチルジエトキシシラン及び1−オクテンのヒドロシリル化
比較例3において報告されたとおりにしてのメチルジエトキシシラン及び1−オクテンのヒドロシリル化は予期されたMe(EtO)2SiC817の80.4%に対して、7.6%ほどの高さで合併交換生成物Me2(EtO)SiC817及び(EtO)3SiC817を与えた。逆添加により行われた場合に80%の予期された生成物に対して合併交換生成物は両方で0.9%でありそして酢酸の存在下での逆添加により行われた場合に、予期された生成物の80%に対して合併交換生成物は両方で0.6%であった。
【0032】
例 8:
逆添加によるメチルジメトキシシラン及び1−オクテンのヒドロシリル化
比較例3の条件下で、メチルジメトキシシラン及び1−オクテンのヒドロシリル化が行われたときに、交換されたヒドロシリル化生成物Me2(MeO)SiC817及び(MeO)3SiC817は、Me(MeO)2SiC817の65.7%に対して一緒にして0.6%(0.6%は、100%のMe(MeO)2SiC817では、1%より大きくに正規化される)であるとGC分析により示された。酢酸を存在させて又は存在させずに逆添加により行われた場合、合併交換生成物はMe(MeO)2SiC817の72.9%に対して0.2%未満まで最少化された。

Claims (7)

  1. 高められた温度で、クロロ白金酸を含む白金触媒とヒドロアルキルジアルコキシシランとの混合物に、式CH 2 =CR (CH 2 x Yのオレフィン(式中、R は水素又はRであり、Rは1〜4個の炭素原子の低級アルキル基であり、xは1〜15の整数であり、YはR又は炭素−、酸素−、窒素−又は硫黄−結合官能基であり、但しx=1であるときは、Yはハロゲンであることができず、そしてYは結合炭素がまた炭素または水素原子にのみ結合している炭素−結合官能基であるかもしくはYは珪素−結合官能基であるときは、xは0であることができることを条件とする)を添加することからなり、アルキル/アルコキシ基交換反応から生ずるヒドロシリル化副生成物の形成が反応生成物の1重量%未満であり、オレフィンの、ヒドロアルキルジアルコキシシランに対するモル比が1.01〜2であり、高められた反応温度が50〜150℃である、有機官能性アルキルジアルコキシシランの製造方法。
  2. 該有機官能性アルキルジアルコキシシランが
    R(RO)2SiCH2CHR(CH2x
    (式中、Rは1〜4個の炭素原子の低級アルキル基であり、そして一定の分子において同じであっても又は異なっていてもよく、Rは水素又はRであり、xは1〜15の整数であり、YはR又は炭素−、酸素−、窒素−又は硫黄−結合官能基であり、但しx=1であるときは、Yはハロゲンであることができず、そしてYは結合炭素がまた炭素または水素原子にのみ結合している炭素−結合官能基であるかもしくはYは珪素−結合官能基であるときは、xは0であることができることを条件とする)であり、ヒドロアルキルジアルコキシシランが
    R(RO)2SiH
    (式中、Rは上に定義されたとおりである)である、請求項1の方法。
  3. 白金が、一緒にされた反応体の重量により金属の5〜100ppmの水準で用いられ、一緒にされた反応体の重量により100〜5000ppmの水準で用いられる酢酸がさらに存在し、ヒドロアルキルジアルコキシシランがメチルジメトキシシラン及びメチルジエトキシシランから選ばれ、そしてオレフィンがアリル化合物及び炭化水素オレフィンの群から選ばれる、請求項2の方法。
  4. 白金が、一緒にされた反応体の重量により白金の10〜20ppmの使用水準でクロロ白金酸の溶液として提供され、酢酸が一緒にされた反応体の重量により300〜600ppmの水準で使用され、ヒドロアルキルジアルコキシシランがメチルジエトキシシランであり、オレフィンの、ヒドロアルキルジアルコキシシランに対するモル比が1.01〜1.15であり、高められた温度が75〜105℃であり、オレフィンがアリルグリシジルエーテルであり、そしてオレフィンが反応条件でヒドロアルキルジアルコキシシランに加えられる、請求項3の方法。
  5. オレフィンがビニルシクロヘキセン、ビニルシクロヘキセンモノオキシド、1−オクテン、及びビニルトリアルコキシシランを包含するビニルシラン類の群から選ばれる、請求項2の方法。
  6. 第1工程の生成物を精製する第2工程をさらに含む、請求項3の方法。
  7. オレフィンがアリルグリシジルエーテルである、請求項1の方法。
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