JPH0627899A - 液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents

液晶表示装置及び電子機器

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JPH0627899A
JPH0627899A JP4307323A JP30732392A JPH0627899A JP H0627899 A JPH0627899 A JP H0627899A JP 4307323 A JP4307323 A JP 4307323A JP 30732392 A JP30732392 A JP 30732392A JP H0627899 A JPH0627899 A JP H0627899A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液晶表示装置の表示むらを軽減する。 【構成】液晶表示装置系の一部の電圧あるいは電流変化
を検出し、これによって駆動波形の歪を推定し、これか
ら補正電圧を発生させ、この補正電圧を信号電極あるい
は走査電極の駆動電圧波形に付け加える。 【効果】信号電極あるいは走査電極上の駆動波形の歪が
相殺され表示むらが軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置に関するも
ので、詳しくは表示むらの改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置の液晶パネルは、液晶パネ
ルを構成する走査電極及び信号電極に液晶表示装置内の
電源回路で発生する異なった電圧で構成された電圧波形
(以後、駆動電圧波形と言う。)を供給することで駆
動、表示が行われる。そして、液晶パネルが表示する内
容に応じてこれらの駆動電圧波形は変化する。
【0003】ここで、液晶パネルが容量性の負荷であり
走査電極及び信号電極が電気抵抗を持っていることから
走査電極及び信号電極に印加する電圧波形によって、走
査電極及び信号電極に印加する電圧波形に歪が生じ、こ
れによって表示にむらが発生すると言った問題があっ
た。
【0004】この問題について、筆者等が出願した特開
平2−89号公報等で提示したような駆動電圧波形に補
正電圧を付け加えて歪を矯正する方法が知られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平2−8
9号公報等で提示した方法は表示むらを著しく低減でき
るが、これを行う際に予め補正量を計算するための回路
を必要としていたため、液晶表示装置が複雑なものにな
り小型軽量化が難しくなっていた。
【0006】本発明はかかる問題を鑑みてなされたもの
であり、走査電極及び信号電極に印加する電圧波形に生
じる歪は走査電極上の電圧に対する信号電極上の電圧の
変化の総和で規定されることに着目し、さらにこの電圧
の変化の総和に応じた電流が電源回路に流れることか
ら、これらの電圧の変化または電流の変化を監視するこ
とによって液晶パネル内での走査電極または信号電極に
発生する歪を推定して、この歪を相殺する補正電圧を駆
動電圧波形に付け加えることによって、表示むらを解消
しようとするもので、その目的は表示むらを簡素な回路
構成によって解消し表示品位の高い表示装置及び見やす
い表示装置を搭載した小型軽量化した電子機器を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決する為の手段】第1の本発明の液晶表示装
置は、液晶層を挟持する一対の基板の一方の基板に複数
の走査電極が形成され他方の基板に複数の信号電極が前
記走査電極と交差するように形成され該交差部分が表示
ドットとなる液晶パネルと、該液晶パネルの前記複数の
各走査電極に駆動電圧波形を供給する走査電極駆動回路
と、前記複数の各信号電極に駆動電圧波形を供給する信
号電極駆動回路と、前記走査電極駆動回路が前記複数の
各走査電極に供給する駆動電圧波形を形成するのに必要
な複数の電圧と前記信号電極駆動回路が前記複数の各信
号電極に供給する駆動電圧波形を形成するのに必要な複
数の電圧を発生する電源回路と、前記液晶パネルが表示
する文字や図形に応じた補正電圧を前記走査電極に印加
する前記駆動電圧波形と前記信号電極に印加する前記駆
動電圧波形の少なくとも一方に付け加える補正手段を具
備する液晶表示装置に於いて、前記補正手段が前記液晶
パネルもしくは前記走査電極駆動回路もしくは前記信号
電極駆動回路もしくは電源回路の少なくとも一部で発生
する電圧、あるいは電流の変化を検出する検出手段を具
備し、該検出手段が検出する前記電圧、あるいは電流の
変化に応じた大きさの電圧を前記補正電圧とすることを
特徴する。
【0008】第2の本発明の液晶表示装置は、第1の本
発明の液晶表示装置に於いて、前記検出手段が前記液晶
パネルの前記複数の各走査電極の内少なくとも1つ走査
電極の駆動電圧波形と前記電源回路が発生する前記走査
電極駆動回路が前記複数の各走査電極に供給する駆動電
圧波形を形成するのに必要な電圧の内少なくとも1つの
電圧との差の電圧変化を検出することを特徴とする。
【0009】第3の本発明の液晶表示装置は、第1の本
発明の液晶表示装置に於いて、前記液晶パネルの前記走
査電極が形成されている基板に少なくとも1つ以上の電
圧検出電極を複数の前記信号電極の少なくとも一部と交
差するように形成し、または前記液晶パネルの前記信号
電極が形成されている基板に少なくとも1つ以上の電圧
検出電極を複数の前記走査電極の少なくとも一部と交差
するように形成し、前記検出手段が前記電圧検出電極に
発生する電圧変動を検出することを特徴とする。
【0010】第4の本発明の液晶表示装置は、第1の本
発明の液晶表示装置に於いて、前記検出手段が、前記電
源回路が前記走査電極駆動回路に供給する少なくとも1
つの電圧について前記電源回路から前記走査電極駆動回
路に流れる電流を検出することを特徴とする。
【0011】第5の本発明の液晶表示装置は、第2もし
くは3もしくは4の本発明の液晶表示装置に於いて、前
記検出手段が検出する電圧あるいは電流の変化が複数の
場合に、前記補正手段が前記検出手段が検出する複数の
前記電圧あるいは電流の変化を複数の変数とする所定の
関数を設定し該関数に応じた補正電圧を発生することを
特徴とする。
【0012】第6の本発明の液晶表示装置は、第5の本
発明の液晶表示装置に於いて、前記関数が前記複数の変
数を平均化する関数であることを特徴とする。
【0013】第7の本発明の液晶表示装置は、第3の本
発明の液晶表示装置に於いて、前記液晶パネルに形成し
た前記電圧検出電極が複数の場合に、前記補正手段が前
記検出手段がそれぞれの前記電圧検出電極から検出する
電圧の変化を複数の変数とする所定の関数を設定し該関
数に応じた複数の補正電圧を発生することと、前記信号
電極あるいは前記走査電極の前記駆動波形に付け加える
補正電圧を前記信号電極あるいは前記走査電極の前記液
晶パネル内での位置する場所に応じて前記複数の補正電
圧のいずれかとすることを特徴とする。
【0014】第8の本発明の液晶表示装置は、第3の本
発明の液晶表示装置に於いて、前記電圧検出電極が該電
圧検出電極と複数の前記信号電極あるいは前記走査電極
が各々交差する部分の面積を前記信号電極あるいは前記
走査電極によって異ならせてあることを特徴とする。
【0015】第9の本発明の液晶表示装置は、第5の本
発明の液晶表示装置に於いて、前記補正手段が前記検出
手段が検出する複数の前記電圧あるいは電流の変化を複
数の変数とする所定の複数の関数を設定し該複数の関数
に応じた複数の補正電圧を発生することと、前記信号電
極あるいは前記走査電極の前記駆動波形に付け加える補
正電圧を前記信号電極あるいは前記走査電極の前記液晶
パネル内での位置する場所に応じて前記複数の補正電圧
のいずれかとすることを特徴とする。
【0016】第10の本発明の液晶表示装置は、第3の
本発明の液晶表示装置に於いて、前記補正手段が前記検
出手段が検出する電圧変化と前記液晶パネルの前記表示
ドットの内の点灯しているドット数に応じた補正電圧を
発生することを特徴とする。
【0017】第11の本発明の電子機器は、第1もしく
は2もしくは3もしくは4もしくは5もしくは6もしく
は7もしくは8もしくは9もしくは10の本発明の液晶
表示装置を具備することを特徴とする。
【0018】
【実施例】
[実施例1]本発明の駆動方法を実施例を用いてさらに
詳しく説明する。ここで、まず液晶パネルの信号電極の
配列方向に発生する表示むらを解消する場合について説
明する。
【0019】図1は本実施例の構成を示す図である。図
で、10は液晶パネルで液晶層(図示せず。)を挟持す
る一対の基板101、102からなり一方の基板101
には走査電極Y1〜Y6、他方の基板102には信号電
極X1〜X6が形成されている。ここで、走査電極Y1
〜Y6、信号電極X1〜X6はそれぞれ6本と少ないが
これは説明を簡単にするためで、通常これよりはるかに
多い。
【0020】11はXドライバであり、111〜113
はその内部構成要素でそれぞれ6ビットのシフト・レジ
スタ回路、6ビットのラッチ回路、6ビットの4回路1
接点のアナログ・スイッチ回路である。なお、ビット数
は液晶パネル10の信号電極の数である。
【0021】12はYドライバであり、121、122
はその内部構成要素でそれぞれ6ビットのシフト・レジ
スタ回路、6ビットの4回路1接点のアナログ・スイッ
チ回路である。なお、ビット数は液晶パネル10の走査
電極の数である。そして、データ信号、CK信号、LP
信号、DI信号、FR信号が外部より取り込まれる。以
上の構成は従来技術の構成と同じである。
【0022】13は電源回路で、液晶パネルを駆動する
のに必要な6レベルの電圧を、電圧V0−電圧V1=電
圧V1−電圧V2=電圧V3−電圧V4=電圧V4−電
圧V5(=Vとおく。)で、電圧V0−電圧V5=n・
V(nは正数で、通常10前後。)となる関係を持つ電
圧V0〜V5を発生させる場合に、131は電圧分割回
路で、5本の抵抗器R1、R2、R3、R4、R5から
なり、抵抗器R1、R2、R4、R5はRなる抵抗値を
持ち、R3は(n−4)Rなる抵抗値を持つ。この電圧
分割回路131の両端に、即ち図で抵抗器R1の上と抵
抗器R5の下にそれぞれ電圧V0、電圧V5を印加する
と各抵抗器R1とR2、R2とR3、R3とR4、R4
とR5間にそれぞれ電圧V1、V2、V3、V4が分割
されて発生する。
【0023】OP1〜OP4は電圧分割回路11が発生
した電圧V1、V2、V3、V4をインピーダンスを下
げて出力するボルテージ・ホロワ回路である。このボル
テージ・ホロワ回路OP1〜OP4は、一般的には演算
増幅回路によって構成されている。
【0024】132は基準電圧切り替えスイッチで、F
R信号に応じて電圧V1と電圧V4のいずれかを切り替
えて出力するスイッチである。
【0025】133は入力電圧切り替え制御回路で、Y
ドライバが走査電極Y1からY3のいずれかに選択電圧
を出力している間に”0”を、走査電極Y4からY6の
いずれかに選択電圧を出力している間に”1”となるス
イッチ制御信号134を出力する回路である。この回路
はLP信号をクロック信号、DI信号をリセット信号と
した計数回路とこの計数回路の結果の大小を比較する比
較回路等で容易に形成することが出来るので、特に図示
して説明することは省略する。
【0026】135は入力電圧切り替えスイッチで、ス
イッチ制御信号134が”1”の時にYドライバ12が
走査電極Y2に出力する電圧を、”0”の時にY5に出
力する電圧波形を選択して出力する。
【0027】136は差動増幅回路で、基準電圧切り替
えスイッチ21と入力電圧切り替えスイッチから出力さ
れた電圧の差を出力する。
【0028】137〜140は電圧加算回路で、それぞ
れ外部から供給される電圧及びボルテージ・ホロワ回路
OP2、OP3が出力する電圧V0、V2、V3、V5
に差動増幅回路136が出力する電圧を加算した電圧を
それぞれ電圧V0’、V2’、V3’、V5’として出
力する。ここで電圧加算回路137〜140の具体的な
一構成例を図2に示す。図で端子Vrefは基準電圧を
入力する端子で図1の電圧V0、V2、V3、V5のい
ずれかが入力する。図2で端子Vinは差動増幅回路1
36の出力する電圧を入力する。201は抵抗器、20
2はコンデンサで微分回路を形成し、203は演算増幅
回路によるボルテージ・ホロワ回路である。端子Vou
tはボルテージ・ホロワ回路203の出力で図1の電圧
V0’、V2’、V3’、V5’と対応する。ここで、
図2で端子Vinに入力する差動増幅回路136の出力
する電圧はほぼ微分波形に近いのでこの電圧を抵抗20
1とコンデンサ202からなる微分回路の端子Vinに
接続することによって、近似的に端子Vrefの電圧に
端子Vinの電圧を加えた電圧をボルテージ・ホロワ回
路203から出力することが出来る。
【0029】そして、図1で電圧V0、V1、V4、V
5はYドライバ12に供給され、電圧V0’、V2’、
V3’、V5’はXドライバ11に供給される。ここ
で、Yドライバ12に供給する電圧V5、V1及びXド
ライバ11に供給する電圧V0’、V2’をそれぞれ第
1の電圧群の選択電圧、非選択電圧、点灯電圧、非点灯
電圧と呼び、電圧V0、V4、V5’、V3’をそれぞ
れ第2の電圧群の選択電圧、非選択電圧、点灯電圧、非
点灯電圧と呼ぶ。
【0030】以上の構成となっている。なお、各回路間
の接続については図により明確なので説明を省略する。
そして図3に示すように、データ信号、CK信号、LP
信号、DI信号が外部から供給される。
【0031】ここで、動作を説明する。
【0032】まず、Xドライバ11は図3に示すCK信
号に同期して表示内容を決めるデータ信号をシフト・レ
ジスタ回路111に順次取り込み、シフトする。そし
て、シフト・レジスタ回路111に液晶パネル10の信
号電極数と同じ数だけデータを取り込むと、図3に示す
LP信号に同期してシフト・レジスタ回路111の各ビ
ットの内容がラッチ回路112の各ビットに取り込まれ
る。レベル・シフタ回路113はラッチ回路112に取
り込んだ内容とFR信号15に応じた電圧を出力する。
即ち、ラッチ回路112に取り込んだ各ビットの内容が
点灯を示す(以後、”1”とする。)場合には点灯電圧
を出力し、内容が非点灯を示す(以後、”0”とす
る。)場合には非点灯電圧を出力する。そして、FR信
号が第1の電圧群を選択することを示す(以後、”0”
とする。)場合については第1の電圧群を出力し、FR
信号が第2の電圧群を選択することを示す(以後、”
1”とする。)場合については第2の電圧群を出力す
る。
【0033】Yドライバ12はLP信号に同期して選択
する走査電極を決める図4に示すDI信号をシフト・レ
ジスタ回路121に順次取り込み、シフトする。レベル
・シフタ回路122はラッチ回路121に取り込んだ内
容とFRI信号15に応じた電圧を出力する。即ち、ラ
ッチ回路112に取り込んだ各ビットの内容が選択を示
す場合には選択電圧を出力し、内容が非選択を示す場合
には非選択電圧を出力する。そして、FR信号15が”
0”の場合については第1の電圧群を出力し、FR信号
が”1”の場合については第2の電圧群を出力する。
【0034】ここで、入力電圧切り替え制御回路133
は入力電圧切り替えスイッチを、選択電圧が走査電極Y
1からY3に印加する期間では、Yドライバ12が走査
電極Y5に出力する電圧を差動増幅回路136に出力
し、選択電圧が走査電極Y4からY6に印加する期間で
は、Yドライバ12が走査電極Y2に出力する電圧を差
動増幅回路136に出力する。よって、常にFR信号に
応じて電圧V1とV4が切り替わる電圧波形に歪が重畳
された電圧を136に出力する。
【0035】この時、132は基準電圧切り替えスイッ
チはFR信号に応じて電圧V1とV4のいずれかを差動
増幅回路136に出力する。
【0036】従って、差動増幅回路136はYドライバ
12が走査電極Y2もしくはY5に出力する電圧波形の
歪分のみが出力される。
【0037】この歪分を電圧加算回路137〜140
で、電圧V0、V2、V3、V4に加算して電圧V
0’、V2’、V3’、V4’としてXドライバ11に
出力する。
【0038】以上の動作を行う。
【0039】従って、非選択電圧(V1またはV4)の
印加する走査電極上の電圧に歪(これをVeとする。)
が発生すると、走査電極上の電圧はVc+Veとなる。
この時、信号電極上の電圧は電圧V0、V1またはV
3、V5にVeを加えた電圧V0’、V2’またはV
3’、V5’になる。従って、走査電極と信号電極の電
圧差は、V0’−V1=(V0+Ve)−(V1+V
e)=V V1−V2’=(V1+Ve)−(V2+Ve)=V V3’−V4=(V3+Ve)−(V4+Ve)=V V4−V5’=(V4+Ve)−(V5+Ve)=V となって、歪の大きさ向きの如何にかかわらず常に差は
一定となる。よって、液晶パネル10の各ドットに印加
する実効電圧に差異が無くなって表示むらが無くなる。
これを図4に示す。図4は液晶パネル10がある表示を
行った時の電圧V0〜電圧V2及び電圧V0’〜V2’
及び走査電極Y2ないしY5に出力するYドライバ12
の出力波形の一部分を示す図である。
【0040】図で破線の401〜402は電圧V0〜V
2を示し、実線の404、406は電圧V0’、V2’
を示し、実線の405は走査電極Y2ないしY5に出力
するYドライバ12の出力波形を示す。そして、40
7、408はそれぞれ電圧V0’、V2’とYドライバ
12の出力波形405の電圧差を示す。なお、401〜
403は見やすいように少しずらして表示してある。こ
こで、Yドライバ12の出力波形405が歪んで、電圧
変動が発生するとこれに追従して404と406即ち電
圧V0’とV1’も電圧が変動する。これによって、電
圧差407、408は歪によらずに常に一定となる。こ
こでは、第1の電圧群について説明したが、第2の電圧
群についても同様となる。
【0041】Yドライバ12の出力する電圧波形の歪分
をXドライバ11に供給する電圧に単に付け加えたが、
Yドライバ12の出力する電圧波形の歪より液晶パネル
10の内部の方がより大きく歪むのでこの分を考慮して
Xドライバ11に供給する電圧に付け加える電圧を大き
めにしても良い。これは差動増幅回路136の利得を適
当な値に設定することによって容易に設定出来る。そし
て、この場合には検出した歪に対して必ずしも線形に大
きくする必要はない。
【0042】なお参照する走査電極をここではY2とY
5としたが、勿論これに限定するものはなく、いずれの
場所の走査電極についてでも良い。また、複数の走査電
極についての歪を平均化して用いても良い。
【0043】以上述べたように走査電極上の電圧変動を
検出して信号電極上の電圧もこれに対応して変動させる
ことによって、容易で簡素に表示むらを解消することが
出来た。
【0044】[実施例2]実施例1では、信号電極の駆
動電圧波形に補正電圧を付け加える方法を示したが、走
査電極の駆動電圧波形に補正電圧を付け加えることも容
易で同様の効果を得られる。この例を説明する。図5は
本実施例の構成の一例を示す図である。
【0045】図で、53が電源回路で、電源回路53内
の531〜533以外は図1と同じもので同じ動作をす
るので同番号を付して説明を省略する。
【0046】531は差動増幅回路で、基準電圧切り替
えスイッチ21と入力電圧切り替えスイッチから出力さ
れた電圧の差を極性を反転して出力する。
【0047】532と533は図1の電圧加算回路13
7〜140と同じ回路構成を持つ電圧加算回路で、ボル
テージ・ホロワ回路OP1、OP4が出力する電圧V
1、V4に差動増幅回路531が出力する電圧を加算し
た電圧をそれぞれ電圧V1’、V2’として出力する。
【0048】そして、図1で電圧V0、V1’、V
4’、V5はYドライバ12に供給され、電圧V0、V
2、V3、V5はXドライバ11に供給される。ここ
で、Yドライバ12に供給する電圧V5、V1’及びX
ドライバ11に供給する電圧V0、V2がそれぞれ第1
の電圧群の選択電圧、非選択電圧、点灯電圧、非点灯電
圧となり、電圧V0、V4’、V5、V3がそれぞれ第
2の電圧群の選択電圧、非選択電圧、点灯電圧、非点灯
電圧となる。
【0049】以上の構成となっているので、非選択電圧
(V1またはV4)の印加する走査電極上の電圧に歪
(これをVeとする。)が発生しようとすると、即ち走
査電極上の電圧がVc+Veとなろうとする時、電圧加
算器532、533は−Veの電圧を電圧V1またはV
4に加えるので発生しようとする歪がほぼ相殺される。
従って、走査電極上の非選択電圧には歪が殆ど無くなっ
て、表示むらが無くなる。
【0050】Yドライバ12の出力する電圧波形の歪よ
り液晶パネル10の内部の方がより大きく歪むのでこの
分を考慮してYドライバ12に供給する電圧に付け加え
る補正電圧を大きめにしても良い。これは差動増幅回路
531の利得を適当な値に設定することによって容易に
設定出来る。そして、この場合には検出した歪に対して
必ずしも線形に大きくする必要はない。
【0051】以上述べたように走査電極上の電圧変動を
検出して、走査電極上の電圧をこれに対応して変動させ
ることでも、表示むらを解消することが出来た。
【0052】また、実施例1と実施例2を組み合わせて
信号電極及び走査電極の駆動電圧波形の両方に補正電圧
を加えても同様の効果がある。
【0053】[実施例3]他の実施例を示す。実施例
1、2では特定の走査電極に出力するYドライバの出力
波形の歪でXドライバあるいはYドライバに供給する電
圧を変化させることによって表示むらを解消した。ここ
で、筆者が出願した特開平2−89号公報で詳しく説明
してあるが、簡単に言えば各信号電極の走査電極に対す
る電圧の変化の総和で、Yドライバの出力波形ないし走
査電極上の電圧波形の歪が規定されている。従って、液
晶パネルの走査電極が形成されている基板上に電圧検出
電極を形成し、この電圧検出電極を信号電極と液晶層に
よって容量結合させ、信号電極の電圧変化の総和を検出
し、この結果より、走査電極上の歪を推定してXドライ
バに供給する電圧を変化させてもよい。
【0054】これを、図6を用いてさらに詳しく説明す
る。図6はこの実施例の構成を示す。図で液晶パネル1
0aと電源回路63以外は図1の構成と同じであり説明
を省略する。
【0055】図6で液晶パネル10aは図1の液晶パネ
ル10の基板101上に新たに電圧検出電極YDを付け
加えたものである。電圧検出電極YDは図に示すように
信号電極X1〜X6の全てに対向するように設けてあ
る。ここで、信号電極X1からX6上の電圧変化による
走査電極上に発生させる影響が各信号電極毎に異なる場
合には、電圧検出電極YDの幅は一様でなくとも良く、
例えば左から右になるに従って広くなるように形成して
も良い。
【0056】図6で63は電源回路で、631〜633
以外の構成要素は図1の電源回路13と同じなので説明
を省略する。631は抵抗器で液晶パネル10a上に設
けた電圧検出電極YDとこれに対向する信号電極X1〜
X6からなるコンデンサとで微分回路を形成する。63
2はボルテージ・ホロワ回路で電圧検出電極YDに発生
する電圧をインピーダンスを下げて出力する。このボル
テージ・ホロワ回路632は必ずしも1倍の増幅率で無
く任意倍の非反転増幅器であっても良い。633はスイ
ッチ回路で抵抗器631の一端に加える電圧(以後、基
準電圧と言う)を電圧V1と電圧V4のいずれかに切り
替えるスイッチである。即ち、Yドライバが非選択電圧
として電圧V1を用いている時には電圧V1を、電圧V
4を用いている時は電圧V4を抵抗器631の一端に加
える。以上の構成となっているので、ボルテージ・ホロ
ワ回路632は各信号電極X1〜6の電圧の変化の総和
に応じた電圧変動を発生するから、この電圧変動を用い
て電圧加算回路137〜140で電圧V0’、V2’、
V3’、V5’を発生する。
【0057】以上の構成と動作をする。
【0058】従って、実施例1と同様の動作をするから
同様の効果を得るとともに、駆動方法が電圧平均化法で
ない場合、例えば特開昭60−247224号公報等で
提示されている2値の電圧で異なった形状の電圧波形が
走査電極に印加させて駆動する方法で液晶パネルを駆動
した場合に、各走査電極の電圧波形が個々に異なった形
状をしている為に、走査電極走査電極の歪を直接検出す
ることが難しいので、電圧検出電極によって走査電極上
の歪を推定するこの実施例の方法が有効である。
【0059】なお、スイッチ回路631は、Yドライバ
12が用いる非選択電圧が電圧V1とV4の2つの電圧
を用いることによって必要となっている。即ち、Yドラ
イバ12の出力する非選択電圧に対する信号電極上の電
圧変化の総和を検出する際にYドライバ12が出力する
非選択電圧が電圧V1(4)からV4(1)に切り替わる時
(FR信号が変化する時)に抵抗器631の一端に加え
る基準電圧も変更する必要があるからである。従って、
Yドライバを非選択電圧を共通化し、非選択電圧を基準
として、選択電圧を絶対値が同じ正負電圧の組(必ずし
も1組である必要はない。)で動く構成として、Xドラ
イバも同様に絶対値の同じ正負電圧(必ずしも1組であ
る必要はない)で動く構成にすることによって、電圧V
1とV4を切り替える比較的高耐圧のスイッチ回路63
3は不要となり、また抵抗器631の一端に加える基準
電圧の値は任意の一定電圧で良くなる。例えば、基準電
圧を電圧V0とV5の中点の電圧に設定しても良い。
【0060】さらに、図6のYドライバ12と同等のF
R信号が変化すると非選択電圧が電圧V1(4)からV4
(1)に切り替わる構成のYドライバであっても、FR信
号が変化する時に補正電圧を強制的に発生させないよう
な回路(例えば、抵抗器631を短絡する低耐圧のスイ
ッチ)構成にすることによっても、スイッチ回路633
は不要となり、また抵抗器631の一端に加える基準電
圧の値は任意の一定電圧で良くなる。
【0061】また、本実施例では信号電極の駆動電圧波
形に補正電圧を付け加えているが、ボルテージ・ホロワ
回路632が出力する電圧の極性を反転させる反転増幅
回路を設け、この出力電圧を補正電圧として、これを走
査電極の駆動電圧波形に付け加えることによって、実施
例2と同じ効果が得られる。
【0062】[実施例4]また、さらにYドライバの出
力波形ないし走査電極上の電圧波形の歪は、Yドライバ
及び走査電極に電流が流れることによって発生する。そ
して、この電流はYドライバを介して電源回路に流入す
る。従って、この電源回路に流れる電流を検出すること
によって、歪を推定出来る。これによって、Xドライバ
に供給する電圧を変化さてもよい。
【0063】これを、図7を用いてさらに詳しく説明す
る。図7はこの実施例の構成を示す。図で電源回路73
以外は図1の構成と同じであり説明を省略する。さらに
図6の電源回路73で、抵抗器731、732、差動増
幅回路733、734以外の構成要素は図1の電源回路
13と同じなので説明を省略する。抵抗器731、73
2は電流検出抵抗で微小な抵抗値を持ち、この抵抗器に
流れる電流に比例した電圧を抵抗器の両端に発生させ
る。差動増幅回路733、734はそれぞれ抵抗器73
1、732の両端に発生する電圧差を電圧加算回路に出
力する。この電圧差に基づいて電圧加算回路137〜1
40で電圧V0’、V2’、V3’、V5’を発生す
る。以上の構成と動作をする。
【0064】従って、実施例1と同様の動作をするから
同様の効果を得るとともに、実施例1で必要であった基
準電圧切り替えスイッチ132、入力電圧切り替え制御
回路133、入力電圧切り替えスイッチ135が不要と
なりより回路を簡素化できる。
【0065】また、差動増幅回路733、734の出力
する電圧の極性を反転した電圧を補正電圧として、これ
を走査電極の駆動電圧波形に付け加えることによって実
施例2と同じ効果が得られる。
【0066】なお、本実施例では非選択電圧の電流を検
出する方法を示したが、各信号電極が走査電極上の駆動
電圧波形(非選択電圧)に発生する歪は各信号電極に印
加する電圧が点灯電圧から非点灯電圧、非点灯電圧から
点灯電圧に切り替わるときの各信号電極に流れる電流の
総和に他ならないから、例えば図7のXドライバ11に
供給される点灯電圧、非点灯電圧の電流を微小な値の抵
抗器等で各々検出しそれを足し合わせることによっても
走査電極上の駆動電圧波形(非選択電圧)に発生する歪
を推定することが出来、これによって補正電圧を作るこ
とも容易に出来、同様の効果が得られる。
【0067】[実施例5]実施例1〜4では液晶パネル
の信号電極の配列方向に発生する表示むらを解消した。
ここで、次に液晶パネルの走査電極の配列方向に発生す
る表示むら(以後、この表示むらを横糸引きと言う。)
を解消する実施例を示す。この横糸引きは、筆者が出願
した特開平2−89号公報で詳しく説明してあるが、簡
単に言えば各走査電極上の表示ドットがより多く点灯す
ることによってこの走査電極上の表示ドットが作るコン
デンサの容量が大きくなって走査電極の駆動電圧波形が
非選択電圧から選択電圧に切り替わる時により多くなま
る為にその走査電極上の表示ドットに印加する実効電圧
が小さくなって横糸引きが発生する。即ち、選択電圧に
切り替わる時の波形のなまり量によって横糸引きが規定
される。
【0068】従って、液晶パネルの信号電極が形成され
ている基板上に電圧検出電極を形成し、この電圧検出電
極を信号電極と液晶層によって容量結合させ、走査電極
の電圧変化の総和を検出し、この結果より、走査電極上
のなまりを推定してYドライバに供給する選択電圧を変
化させることによって、この表示むらを解消出来る。
【0069】これを、図8を用いてさらに詳しく説明す
る。図8はこの実施例の構成を示す。図で液晶パネル1
0bと電源回路83以外は図1の構成と同じであり説明
を省略する。
【0070】図8で液晶パネル10bは図1の液晶パネ
ル10の基板102上に新たに電圧検出電極XDを付け
加えたものである。電圧検出電極XDは図に示すように
走査電極Y1〜Y6の全てに対向するように設けてあ
る。
【0071】図8で83は電源回路で、831〜833
以外の構成要素は図1の電源回路13と同じなので説明
を省略する。831は反転増幅回路でボルテージ・ホロ
ワ回路632が出力する電圧を反転する。832、83
3は加算器で図1の加算器137と同じ回路構成と機能
をする。
【0072】以上の構成となっている。ここで、液晶パ
ネル10bが走査電極Y3上の表示ドットが多く点灯
し、他の走査電極上の表示ドットが少なく点灯している
ような表示を行う場合のボルテージ・ホロワ回路632
が出力する電圧と各走査電極上の電圧波形を模式的に図
9に示す。図で901はボルテージ・ホロワ回路632
が出力する電圧波形、902〜904は各々走査電極Y
2〜Y4上の電圧波形を示す。なお、902〜904は
仮りに走査電極の駆動波形に補正電圧を付け加えないと
した場合の電圧波形である。ここで、電圧波形901は
全ての走査電極Y1〜6の電圧波形の変化の総和とな
り、図では走査電極Y2〜4に順次選択電圧が切り替わ
って印加する部分を示している。
【0073】図9で示すように、走査電極Y2からY3
に選択電圧が印加する走査電極が切り替わる時は走査電
極Y3上の電圧波形903は大きくなまって選択電圧に
なるので、ボルテージ・ホロワ回路632が出力する電
圧901もこれとほぼ同じ大きさの大きな微分波形を発
生する。そして、走査電極Y3からY4に選択電圧が印
加する走査電極が切り替わる時は走査電極Y4上の電圧
波形904は殆どなまらずに選択電圧になるので、ボル
テージ・ホロワ回路632が出力する電圧901も小さ
な微分波形を発生する。
【0074】ここで、ボルテージ・ホロワ回路632の
出力は反転増幅回路831で極性反転されて、これを補
正電圧として加算器832、833で選択電圧に付け加
える。
【0075】従って、走査電極Y3上の電圧波形903
は大きくなまって選択電圧になろうとする時は、より大
きな補正電圧が付け加えられた選択電圧が印加するの
で、実際にはより早く選択電圧に達するように矯正され
る。
【0076】よって、各走査電極上の表示ドットの点灯
している数によらずにほぼ非選択電圧から選択電圧に切
り替わる時のなまり方はほぼ同じになって、横糸引きを
防止することが出来る。
【0077】[実施例6]さらに、Yドライバの出力波
形ないし走査電極上の電圧波形の歪は、Yドライバ及び
走査電極に電流が流れることによって発生するから、あ
る走査電極に選択電圧が印加する時にこの走査電極上の
表示ドットが多く点灯している場合に多い場合に電圧波
形は大きくなまるが、これはより多くの電流がこの走査
電極に流れているのに他ならない。従って、この走査電
極に流れる電流、言い替えれば電源回路の選択電圧を発
生する部分に流れる電流を検出することによって、歪を
推定出来る。これによって、Yドライバに供給する電圧
を変化させてもよい。
【0078】これを、図10を用いてさらに詳しく説明
する。図10はこの実施例の構成を示す。図で電源回路
103以外は図7の構成と同じであり説明を省略する。
さらに図10の電源回路103で、抵抗器1031、1
032、差動増幅回路1033、1034、加算器10
35、1036以外の構成要素は図7の電源回路73と
同じなので説明を省略する。抵抗器1031、1032
は電流検出抵抗で微小な抵抗値を持ち、この抵抗器に流
れる電流に比例した電圧を抵抗器の両端に発生させる。
差動増幅回路1033、1034はそれぞれ抵抗器10
31、1032の両端に発生する電圧差を任意倍した電
圧をそれぞれ電圧加算回路に出力する。これらの電圧差
を電圧加算回路1035、1036は電圧V0、V5に
それぞれ加算して電圧V0’、V5’を発生する。以上
の構成と動作をする。
【0079】従って、ある走査電極に選択電圧が印加す
る時にこの走査電極上の電圧波形が大きくなまろうとす
る時に、抵抗器1031、1032には大きな電流が流
れるので、電圧V0’、V5’は非選択電圧に対して電
圧V0、V5より大きな絶対値の電圧となる。従って、
この走査電極上の電圧波形の大きななまりが解消され
る。これによって、実施例5と同様の効果が得られる。
【0080】[実施例7]実施例3では液晶パネルの走
査電極が形成されている基板上に電圧検出電極を1本形
成し、この電圧検出電極を信号電極と液晶層によって容
量結合させ、信号電極の電圧変化の総和を検出し、この
結果より、走査電極上の歪を推定してXドライバに供給
する電圧を変化させていた。しかし、走査電極数が多く
なると、言い替えれば各信号電極の長さが長くなると、
各信号電極のXドライバに近い部分と遠い部分とで電圧
変化の度合いが異なってしまい、正確に走査電極上の歪
を推定するのが難しい場合がある。このような場合には
電圧検出電極を複数本形成しこれらの電圧検出電極が検
出する電圧を各々適宜重み付けして、言い替えればこれ
らの電圧を変数とするある適当な関数とした補正電圧を
発生させてこれによって信号電圧の駆動波形にこの補正
電圧を付け加えれば良い。
【0081】これを、図11を用いてさらに詳しく説明
する。図11はこの実施例の構成を示す。図で液晶パネ
ル10cと電源回路113以外は図1の構成と同じであ
り説明を省略する。
【0082】図11で液晶パネル10cは図1の液晶パ
ネル10の基板101上に新たに電圧検出電極YD1、
2をそれぞれ図に示すように信号電極X1〜X6の全て
に対向するように上下の両辺部に設けてある。ここで、
信号電極X1からX6上の電圧変化による走査電極上に
発生させる影響が各信号電極毎に異なる場合には、電圧
検出電極YDの幅は一様でなくとも良く、例えば左から
右になるに従って広くなるように形成しても良い。
【0083】図11で1130は電源回路で、631
1、6312、6321、6322と1131〜113
4以外の構成要素は図1の電源回路13と同じなので説
明を省略する。6311と6312は抵抗器でそれぞれ
電圧検出電極YD1、2がこれに対向する信号電極X1
〜X6からなるコンデンサとで微分回路を形成する。6
321、6322はボルテージ・ホロワ回路で電圧検出
電極YD1、2に発生する電圧をそれぞれインピーダン
スを下げて出力する。なお、この回路は必ずしも1倍の
増幅率でなく任意の倍率の非反転増幅器であっても構わ
ない。1131〜1134は加算器で電圧V0、V2、
V3、V5に2つのボルテージ・ホロワ回路6321、
2が出力する電圧を加算して、それぞれ電圧V0’、V
2’、V3’、V5’を発生する。
【0084】以上の構成と動作をする。ここで、加算器
1131〜1134の一構成例を図12に示す。図で、
1201は抵抗器、1202、1203はコンデンサで
2入力の微分回路を形成し、1204は演算増幅回路に
よるボルテージ・ホロワ回路である。また端子Vin
1、2はそれぞれ図11のボルテージ・ホロワ回路63
21、2の出力する電圧を入力し、端子Vrefは電圧
V0、V2、V3、V5のいずれかの電圧を入力する。
図12の端子Voutはボルテージ・ホロワ回路203
の出力で図11の電圧V0’、V2’、V3’、V5’
と対応する。ここで、図12で端子Vinに入力するボ
ルテージ・ホロワ回路6321、2の出力する電圧はほ
ぼ微分波形に近いのでこれらの電圧を抵抗1201とコ
ンデンサ1202、1203からなる微分回路の端子V
in1、2に接続することによって、近似的に端子Vr
efの電圧に端子Vin1、2の電圧を加えた電圧をボ
ルテージ・ホロワ回路1204から出力することが出来
る。
【0085】ここで、コンデンサ1202、1203の
静電容量を同じにすると結果的に端子Vin1、2の電
圧を均等に重み付けされた補正電圧となり、言い替えれ
ば平均化されたものとなる。またこの2つのコンデンサ
の静電容量を異なった値、例えばコンデンサ1202よ
り1203の静電容量を大きくすることによって、電圧
検出電極YD2の電圧変化の補正電圧に対する寄与を大
きくすることが出来る。
【0086】これらのコンデンサ1202、1203の
静電容量は実験等で容易に設定することが出来る。ま
た、コンデンサ1202、1203の静電容量を同じに
設定しておき図11の電圧検出電極YD1よりYD2を
例えば幅広くすることによって、同じよう補正電圧に対
する寄与を大きくすることが出来る。
【0087】従って、実施例3と同様の動作をし、さら
に電圧検出電極を複数本化することによって、走査電極
上の駆動波形に発生する歪をより正確に検出することが
できるので、より表示むらを解消することが出来た。
【0088】なお、実施例3に対する実施例5と同様
に、複数の電圧検出基板を信号電極が形成されている基
板上に走査電極Y1〜Y6の全てに対向するように左右
の両辺部に設けて、電源部を同様の回路構成にすること
によって、横糸引きについても本実施例と同様の効果が
得られる。
【0089】[実施例8]実施例7では液晶パネルの走
査電極が形成されている基板上に電圧検出電極を複数本
形成し、これらの電圧検出電極に発生する電圧を複数の
変数とした関数の電圧を1つの補正電圧として用いた
が、例えば液晶パネルの左側の信号電極の駆動電圧波形
の変化の総和と右側の信号電極の駆動電圧波形の変化の
総和とが全く異なる場合にはこれらの信号電極に異なっ
た補正電圧を加えた方がより表示むらを解消することが
出来る。従って、複数の電圧検出電極から得られる電圧
変化から複数の補正電圧を発生させて、これらの補正電
圧について、ある補正電圧を発生させる電圧検出電極が
交差する信号電極あるいは走査電極毎の駆動電圧波形に
その補正電圧を個別に付け加えることによって、さらに
表示むらを改善出来る。これを図13を用いてさらに詳
しく説明する。図13に本実施例の一構成例を示す。
【0090】図でYドライバ12は図1のYドライバと
同じ構成と動作をするので説明を省略する。
【0091】図13で10dは液晶パネルで、図1の液
晶パネル10の基板101上に新たに電圧検出電極YD
1、2が図に示すようにお互いに突き合わされて信号電
極X1〜X6の一部に各々対向するように上辺部に設け
てある。ここで、電圧検出電極YD1、2の突き合わせ
部分は本実施例では楔状となってある信号電極(本実施
例では信号電極X2〜X5)と共有して交差している。
しかし、必ずしも突き合わせ部が同じ信号電極と共有し
て交差する必要は無い。さらに2つの電圧検出電極YD
1、2は分離してなくとも良い。即ち、短絡させてあっ
ても良い。
【0092】11L、11M、11RはXドライバで、
図1のXドライバ11と内部の各回路の構成ビット数が
異なっている以外は同じ構成と動作をする。そして、こ
れらのXドライバ11L、11M、11Rにはそれぞれ
異なった電圧構成の電圧が供給されて、この電圧によっ
て各々駆動電圧波形を出力する。
【0093】133は電源回路で、1331〜1333
以外の構成と動作は図11の電源回路1130と同じな
ので説明を省略する。
【0094】1331、1333は加算器群で図2で示
される加算器からなり電圧V0、V2、V3、V5に対
応して設けられている。
【0095】1332は加算器群で、この加算器は図1
2で示される加算器からなり電圧V0、V2、V3、V
5に対応して設けられている。
【0096】加算器群1331、1332、1333の
出力する電圧はそれぞれXドライバ11L、11M、1
1Rに供給される。
【0097】以上の構成となっているので、電圧検出電
極YD1には信号電極X1〜5までの駆動電圧波形の電
圧変化の総和が発生する。ここで、電圧検出電極YD1
の先端部は楔状となっているので、信号電極X1からX
5へ向かう程、駆動電圧波形の電圧変化の重み付けが小
さくなっている。同様に電圧検出電極YD2にも信号電
極X1〜5までの駆動電圧波形の電圧変化の総和が発生
するが、信号電極X5からX1へ向かう程、駆動電圧波
形の電圧変化の重み付けが小さくなっている。
【0098】従って、ボルテージ・ホロワ回路6321
は主に液晶パネル10dの左側の信号電極の駆動電圧波
形の電圧変化の総和を出力し、ボルテージ・ホロワ回路
6322は主に右側の信号電極の駆動電圧波形の電圧変
化の総和を出力する。
【0099】ここで、ボルテージ・ホロワ回路6321
の出力電圧は補正電圧として加算器群1331に供給さ
れ、加算器群1331の出力はXドライバ11Lに供給
される。同様にボルテージ・ホロワ回路6322の出力
電圧は補正電圧として加算器群1333に供給され、加
算器群1333の出力はXドライバ11Rに供給され
る。そして、ボルテージ・ホロワ回路6321、632
2の出力を2つの補正電圧として加算器群1332に供
給し、加算器群1332はこの2つの補正電圧を平均化
した補正電圧を付け加えた電圧をXドライバ11Mに出
力する。
【0100】以上の動作をするので、液晶パネル10d
の左側の信号電極の駆動電圧波形にはこの左側の信号電
極の駆動電圧波形の変化に多く重み付けされた駆動電圧
波形の変化の総和による補正電圧が付け加わり、左側の
信号電極の駆動電圧波形には右側の信号電極の駆動電圧
波形の変化に多く重み付けされた補正電圧が加わり、中
央部では左右の平均化した補正電圧が加わることにな
る。
【0101】従って、各信号電極の駆動電圧波形には略
最適な補正電圧が個々に付け加わってより一層表示むら
を解消することが出来た。
【0102】なお、本実施例では加算器群1331、1
333を図2で示される加算器としたが、図12で示さ
れる加算器とし、加算器群1332と同様にボルテージ
・ホロワ回路6321、6322の2つの出力を入力し
て、この2つの入力電圧の寄与分を図12のコンデンサ
1202と1203の静電容量で適宜設定して、出力し
ても良い。
【0103】また、本実施例では異なった補正電圧の数
を3としたがこれは液晶パネルの大きさ等で適宜増減し
ても構わない。
【0104】さらに、本実施例では電圧検出電極を用い
た方法を示したが、例えば図13のXドライバ11L、
M、Rの各々について、これらのXドライバに供給され
る点灯電圧、非点灯電圧の電流をそれぞれ微小な値の抵
抗器等で各々検出しそれを足し合わせることによっても
本実施例と同じような複数の補正電圧を得ることが出
来、これを用いて同様の補正を行うことによって、本実
施例と同様の効果が得られる。
【0105】以上、述べたように付け加える補正電圧を
信号電極の液晶パネルの位置するところによって異なっ
た補正電圧とすることで、より一層表示むらを解消する
ことが出来た。
【0106】[実施例9]実施例8では液晶パネルの走
査電極が形成されている基板上に電圧検出電極を複数本
形成し、これらの電圧検出電極に発生する電圧を複数の
変数とした関数の電圧を3つの補正電圧として用いた
が、例えば電圧検出電極を1本形成し、この電圧検出電
極に発生する電圧をから3つの補正電圧を発生させ、個
別の信号電極の駆動電圧波形にある1つの補正電圧を付
け加えても良い。例えば、筆者等の実験で液晶パネルの
走査電極の駆動電圧波形を印加する端子が左側にある場
合には、1本の電圧検出電極から得られた電圧を小さく
増幅した補正電圧を液晶パネルの左側に位置する信号電
極に、大きく増幅した補正電圧を液晶パネルの右側に位
置する信号電極に、付け加えることによって表示むらが
より解消することが実験的に解った。これを図14に示
す。図14は本実施例の一構成例を示す。
【0107】図で10aは液晶パネル、12はYドライ
バで図6と同じ構成となっており、また11L、M、R
はXドライバで図13と同じ構成となっている。
【0108】さらに143は電源回路で1431〜14
33以外は図6の電源回路63と同じ構成となってい
る。そこで、これらの説明は省略する。
【0109】図14で1431〜1433は加算器群で
それぞれ図2に示す加算器で構成されている。但し、図
2のコンデンサ202の容量は加算器群1431では小
さく、1433では大きく、1432ではその間の値を
とるようになっている。
【0110】即ち、端子Vinに加わる電圧が同じで
も、付け加えられる補正電圧が加算器群1431が一番
小さく、次に1432、そして1433が最も大きくな
るように設定されている。
【0111】以上の構成となっているので、電圧検出電
極から得られた電圧から複数の補正電圧を発生させるこ
とが出来、走査電極の駆動端子から遠い信号電極程大き
な補正電圧が駆動電圧波形に付け加えることができるの
で、より一層表示むらを解消することが出来た。
【0112】[実施例10]実施例3等では電圧検出電
極の形状について、特に詳しく触れなかったが液晶パネ
ルの形状によっては、電圧検出電極の形状を変えること
によってより一層表示むらを解消することが出来る。こ
れを図15を用いて説明する。図15は液晶パネルの構
成を示す図である。本図は図14の液晶パネル10aと
各電極の形状が異なる以外は同じである。ここで、走査
電極Y1〜Y6の形状は液晶パネル10aと同じ形状を
しており、信号X1〜X6は上下交互に駆動電圧が供給
される端子が形成されている。(図15ではX1、3、
5と奇数番号の信号電極が上にこの端子が形成されてい
る。)ここで、電圧検出電極YDは上辺部分に各信号電
極と交差するように形成されている。そして、電圧検出
電極YDは奇数番号の信号電極と交差する部分では幅が
狭く、偶数番号の信号電極と交差する部分では幅が広く
なるように形成されている。
【0113】以上のような形状に電圧検出電極YDを形
成してある。
【0114】これによって、駆動電圧が印加する端子が
近い信号電極と電圧検出電極YDの容量結合は小さくな
り、駆動電圧が印加する端子が遠い信号電極と電圧検出
電極YDの容量結合は大きくなる。よって、電圧検出電
極YDの位置で、減衰の少ない奇数番号の信号電極上の
駆動電圧波形の変化によって小さな重み付けで電圧検出
電極YDに微分電圧を発生させ、減衰の大きな偶数番号
の信号電極上の駆動電圧波形の変化は大きな重み付けで
電圧検出電極YDに微分電圧を発生させる。
【0115】よって、電圧検出電極YDに対して、駆動
電圧波形を印加する端子が遠い信号電極と近い信号電極
の電圧変化を均等に電圧検出電極YDが取り込むことが
出来る。これによって、より正確に走査電極上に発生す
る歪を推測出来、ひいてはより正確な補正電圧を発生す
ることが出来るのでより一層表示むらを解消出来る。
【0116】[実施例11]実施例3等では電圧検出電
極が検出した電圧を一定の倍率で増幅した電圧を補正電
圧としていた。ここで、電圧検出電極と対向する信号電
極との電圧差は概ね0Vである。しかし、実際の走査電
極と対向する信号電極との電圧差は実効電圧で数V程度
である。液晶は一般に印加する実効電圧が大きくなると
その誘電率が大きくなる。このことは液晶パネルの表示
ドットが多く点灯することによって、液晶パネルが作る
コンデンサの静電容量が大きくなることを意味する。従
って、信号電極の駆動波形の電圧変化の総和が同じで
も、より多くの歪を各走査電極上の駆動電圧波形に発生
させる。しかし、電圧検出電極と対向する信号電極との
容量結合の度合いは表示の如何によらず一定なので、表
示の点灯ドット数の多少によって、補正電圧が不足する
ことになる。よって、表示の点灯ドット数の多少によっ
て補正電圧の量を増減することにより、点灯ドット数の
如何によらず表示むらのない表示が行える。これを、図
16で説明する。図16は本実施例の一構成例を示す。
図で電源回路163と点灯ドット数計数回路164以外
の構成は図6の構成と同じであり説明を省略する。図1
6の164は点灯ドット数計数回路で計数回路1641
とラッチ回路1642からなる。計数回路1641はC
K信号に同期してデータ信号が"1"の時カウント・アッ
プしDI信号に同期して計数値をラッチ回路1642に
取り込ませると同時に計数値を0にして再び計数を開始
する。ラッチ回路1642の出力は電源回路163の可
変増幅器1631に取り込まれる。
【0117】163は電源回路で1631以外の構成は
図6の構成と同じであり説明を省略する。1631は可
変増幅器で点灯ドット数計数回路164の数値が大きく
なると増幅率が大きくなる増幅回路である。この回路の
一構成例を図17に示す。
【0118】図で171は演算増幅器、172〜175
は抵抗器で173は174の半分の抵抗値、174は1
75の半分の抵抗値を持つ。176〜178はスイッチ
回路で各々抵抗器172〜175に並列に接続されてい
る。これらの抵抗とスイッチ回路は本実施例では3個と
なっているがこの数は適宜増減しても構わない。Vre
f、Vin端子にはそれぞれ図16のスイッチ回路60
3の出力、ボルテージ・ホロワ回路632の出力が接続
してある。従って、抵抗172の抵抗値と抵抗器173
と175の間の抵抗値の比によった増幅率を持つ非反転
増幅回路が形成されてVref端子の電圧を基準にVi
n端子に入力された電圧がこの増幅率で増幅されて出力
される。ここで、スイッチ回路176〜178は点灯ド
ット数計数回路164が出力する複数ビットのバイナリ
の数値でオン/オフ制御される。即ち、バイナリ数値
が"1"の場合にオフ、"0"の場合にオンになる。また、
上位の数値がスイッチ回路178の制御を行い、下位の
数値がスイッチ回路176の制御を行う。これにより、
数値が大きくなると抵抗器173と175の間の抵抗は
これに比例して大きくなる。従って、点灯ドット数が多
くなると増幅率が大きくなる。
【0119】以上の構成となっているので、液晶パネル
10aの表示ドットが多く点灯すると補正電圧も大きく
なって、点灯ドット数の如何によらず表示むらのない表
示が行える。
【0120】[実施例12]実施例4では電源回路73
中の非選択電圧(V1、V4)に流れる電流を検出する
ことによって、Xドライバ11に供給する電圧に補正電
圧を付け加えたが、Yドライバ12に供給する電圧に補
正電圧を付け加えても良い。これを図18を用いて説明
する。図18は本実施例の具体的な一構成例を示す。図
で電源回路183以外は図1の構成と同じであり、説明
を省略する。さらに電源回路183中の141、OP
2、OP3はそれぞれ図1の同番号と同じものである。
1810、1840は、それぞれ電圧V1、V4に補正
電圧を付け加える電圧補正回路であり、電圧分割回路1
31とYドライバ12の間に設けられてある。電圧補正
回路1810、1840は同じ回路構成となっており、
図19に電圧補正回路1810、1840の具体的な一
構成例を示す。ここで、以下、実施例12〜16に於い
て、FR信号に応じて非選択電圧が電圧V1が使用され
る期間について説明を行うが、電圧V4が使用される期
間についても同様である。図19で、Vin端子は電圧
V1(あるいはV4)を入力する端子である。1911
は電流検出用の抵抗器であり、非選択電圧が印加される
走査電極に流れる電流の総和に比例した電圧がその両端
に発生する。この電圧は演算増幅器1913、抵抗器1
914、1915によって構成される反転増幅回路19
12に印加する。反転増幅回路1912の増幅率を抵抗
器1914、1915の抵抗値により適当な値に設定す
ることによって、反転増幅器1912の出力する電圧
(これをVdとする)を過渡電流の影響で歪んだ非選択
電圧が印加された走査電極上の電圧とほぼ等しくするこ
とが出来る。演算増幅器1916は演算増幅器1916
の反転入力に印加された電圧V1’と非反転入力に印加
されたVin端子からの電圧を等電圧とする電圧(これ
をVcとする)をYドライバ12に出力する。
【0121】以上の構成と動作をするので、過渡電流が
流れる場合にも非選択電圧が印加した走査電極上の電圧
と電圧V1(あるいは電圧V4)は常に同じ電圧に保た
れる。
【0122】以上、述べたように電源回路中の非選択電
圧(電圧V1とV4)に流れる電流を検出し、Yドライ
バ12に供給する非選択電圧に補正電圧を付け加えるこ
とによって、非選択電圧が印加した走査電極上の電圧の
変動を抑えることが出来、実施例1と同様、容易で簡素
に表示むらを解消することが出来た。
【0123】[実施例13]実施例12の電圧補正回路
1810、1840の回路構成は図19で示した構成で
ある必要は無く、他の回路構成でも構わない。ここで、
図20に電圧補正回路の他の回路構成の一例を示す。図
20の1911〜1916についてはそれぞれ図19の
同番号に対応している。2017はコンデンサで、抵抗
器1914との組み合わせで反転増幅回路1912の時
定数τ1を設定する。同様に、2018、2019はそ
れぞれ抵抗器、コンデンサで演算増幅回路1916の時
定数τ2を設定する。
【0124】以上の構成となっており、これら、時定数
τ1、τ2と実施例12で前述した増幅率の値を適当な
値に設定することによって、電圧V1(あるいはV4)
に過渡電流が流れた時にも、非選択電圧が印加した走査
電極上の電圧の1LP信号周期当たりの実効電圧値を電
圧V1と等しくすることが出来、実施例12と同様の効
果がある。さらに、増幅回路1913、1916の出力
電圧の単位時間当たりの電圧変化量は小さくなるので、
スルー・レートの低い安価な演算増幅器を用いることが
出来、また回路の安定性も向上させることが出来た。な
お、本実施例では電源回路内を流れる非選択電圧の電流
を検出する場合について述べたが、選択電圧の電流を検
出する場合、さらに電圧検出電極を用いて補正電圧を発
生させる場合にも同様の回路構成をとることによって、
同様の効果が得られる。
【0125】[実施例14]実施例12、13等では電
源回路中に流れる電流を微小な抵抗を持つ抵抗器で検出
したが、電流検出に必ずしも抵抗器を使用する必要は無
く、他の素子を用いても良い。ここで、図19の電圧補
正回路1910、1940の電圧補正回路の代わりとし
て、図21に他の素子としてトランスを用いた場合の電
圧補正回路の具体的な一構成例を示す。図21の演算増
幅回路1916は図19の同番号のものと同じである。
2120はトランスで、1次巻線2121と2次巻線2
122からなる。ここで、1次巻線2121と2次巻線
2122の巻数の比を適当な値にすることによって、実
施例12と同様の効果が得られた。さらには構成要素数
を少なく出来た。
【0126】ここで、本実施例にさらに抵抗器とコンデ
ンサを付け加えた他の電圧補正回路の構成例を図22に
示す。図22で2223、2224の抵抗器、コンデン
サが図21の電圧補正回路に付け加わっている。この付
け加わった抵抗器、コンデンサによって、演算増幅回路
1916の時定数τ2が設定され、実施例13と同じ効
果が得られた。
【0127】[実施例15]実施例12〜14等ではい
わばほぼリアル・タイムにYドライバ12に供給する非
選択電圧を変化させたが、例えば前述の実施例12に於
いて、電圧補正回路1810、1840を図23に示す
電圧補正回路にすることによって、実施例12と同じ効
果が得られると共に電圧補正回路の動作を安定にするこ
とが出来る。即ち、図23に示すように反転増幅回路1
912と演算増幅回路1916との間にスイッチト・キ
ャパシタ回路やCCD等の遅延素子2325を挿入する
ことによって、補正電圧を同LP信号周期内で一定時間
遅らせて非選択電圧に付け加え、これをYドライバ12
に供給しても実施例12と同じ効果が得られるととも
に、非リアル・タイムのフィード・バックがあるため
に、補正電圧回路が発振しずらくなって、安定した動作
が得られる。この遅延素子を挿入することは例えば、実
施例13、14でも適用することが出来、同様の効果が
得られる。
【0128】[実施例16]1LP周期ごとに、LP1
周期開始時、あるいは開始後所定の時間が経過した時に
現れる電源回路中の非選択電圧に流れる瞬間電流値、あ
るいはピーク電流値を検出し、検出された電流値に応じ
た補正電圧を同LP周期の期間の一定な補正電圧とし
て、非選択電圧(V1あるいはV4)に付け加えても良
い。これを、図24で説明する。図24は図18の電圧
補正回路の構成を示す図である。1911〜1915は
図19の同番号と同じものである。図24で、2426
はサンプル&ホールド回路で、LP信号あるいはLP信
号を所定の時間だけ遅らせた信号によって、過渡電流に
対応して反転増幅回路1913より出力する電圧Vdを
演算増幅回路1916の出力電圧Vcを基準として、サ
ンプルし、ホールドする回路である。即ちdV=Vd−
Vcなる電圧をホールドする。
【0129】従って、演算増幅回路1916の非反転入
力にはVc+dVが印加するので、V1(V4)−dV
なる一定の電圧が同LP期間出力される。
【0130】以上の動作をし、ホールドされた電圧Vd
は、非選択電圧が印加した走査電極上の電圧の1LP周
期当たりの実効電圧−V1(V4)に比例するから、反
転増幅回路1912の増幅率を適当な値に設定すること
によって、過渡電流が発生する時にも、非選択電圧が印
加した走査電極上の電圧の1LP周期当たりの実効電圧
を電圧V1(V4)に等しくすることが可能になり、実
施例12と同様の効果が得られた。
【0131】なお、本実施例では電源回路内を流れる非
選択電圧の電流を検出する場合について述べたが、選択
電圧の電流を検出する場合、さらに電圧検出電極を用い
て補正電圧を発生させる場合にも同様の回路構成をとる
ことによって、同様の効果が得られる。
【0132】[実施例17]前述の実施例16ではYド
ライバ12に供給する非選択電圧に付け加える補正電圧
を変化させることにより、非選択電圧が印加された走査
電極上の電圧あるいは電圧実効値の補正を行ったが、詳
細については述べないが、例えば、実施例16と同様に
電源回路の非選択電圧の電流を検出して、この検出した
電流値に応じた時間だけ所定の補正電圧を付け加えるこ
とによっても実施例17と同様の効果が得られる。ま
た、これは実施例16と同様に選択電圧の電流を検出す
る場合、さらに電圧検出電極を用いて補正電圧を発生さ
せる場合にも同様の回路構成をとることによって、同様
の効果が得られる。
【0133】[実施例18]いままで、走査電極、信号
電極ともに一方の端から駆動電圧波形を印加する構造の
液晶パネルについてのみ述べてきたが、走査電極、信号
電極のいずれかあるいは両方について両方の端駆動電圧
波形を印加する構造の液晶パネルについても上述の実施
例を適応出来る。又、電圧検出電極を設けて補正電圧を
発生する実施例においては、電圧検出電極の電圧を取り
出す端子も一方の端だけではなく両端から検出するよう
な回路構成、あるいは走査電極、信号電極の駆動電圧端
子のある側と反対側に電圧検出電極の端子を形成しても
良い。さらに電圧検出電極は上下左右どの辺の近くに形
成しても良く、表示に差し支えなければ例えば中央部分
に形成してもよい。
【0134】さらに実施例1から17の内の幾つかを複
合して用いることも容易で、例えば実施例3と実施例5
を複合することによって縦糸引きと横糸引きの両方の表
示むらを解消することが出来る。
【0135】さらにまた、本実施例1〜17では1対の
基板上に1組の複数の信号電極及び複数の走査電極がお
互い交差して表示ドットを作る液晶パネルの場合につい
て説明したが、1対の基板上に2組の複数の信号電極及
び2組の複数の走査電極がお互い、各組毎に交差して表
示ドットを作る液晶パネル、いわゆる2画面駆動の液晶
パネルについても、それぞれの画面に応じた補正電圧を
それぞれの画面を駆動するXないしYドライバの電源電
圧に付け加えることによって、同様の効果が得られる。
そして、この時、一方の画面を駆動するXないしYドラ
イバに供給するFR信号を反転した信号を他方の画面を
駆動するXないしYドライバに供給するFR信号とし
て、供給することによって回路構成を一部共有化出来、
回路構成を簡素化出来る。即ち、一方の画面が選択、非
選択、点灯、非点灯電圧としてV0(5)、V4(1)、V
5(0)、V3(2)を用いる時に、他方の画面はV5
(0)、V1(4)、V0(5)、V2(3)を用いるので、例
えば、非選択電圧に補正電圧を付け加える方法の場合
に、一方の画面がV1を用いる時に、V1に一方の画面
の表示に応じた補正電圧を付け加え、この画面を駆動す
るYドライバに供給すると同時に、V4に他方の画面の
表示に応じた補正電圧を付け加え、この画面を駆動する
Yドライバに供給することが出来る。従って、補正電圧
回路を共有することが出来る。
【0136】[実施例19]なお、本明細書では説明を
簡単にする為に主に電圧平均化駆動方法を例に説明して
きたが、走査電極に選択電圧が印加する期間中に信号電
極に印加する電圧が変化する駆動方法(例えば、点灯電
圧と非点灯電圧が印加する時間が増減する、いわゆるパ
ルス幅変調による階調表示方法)、複数の走査電極に同
時に選択電圧を印加する駆動方法、走査電極あるいは信
号電極に多くの電圧レベルからなる駆動電圧波形を供給
して駆動する方法等についても上述の実施例は表示むら
を解消する効果がある。
【0137】[実施例20]表示機能を必要とする電子
機器例えばパーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ
ー,電子手帳等に実施例1から19のいずれか表示装置
を用いることによって電子機器の表示品質を向上させる
ことが出来る。
【0138】
【発明の効果】以上述べたように、液晶表示装置系のあ
る部分の電圧変化あるいは電流変化を検出することによ
って、液晶パネルの電極上に発生する歪を想定し、これ
によって補正電圧を発生させて、この補正電圧を駆動電
圧波形に付け加えることによって容易に表示むらを改善
出来た。即ち、表示データから歪量を計算する回路が不
要となって、極めて簡素な回路構成で高品位の表示をす
る液晶表示装置を提供することが出来、さらにこの表示
装置を用いた電子機器の表示部が高品位となり、また小
型軽量化を図ることができた。そして、液晶表示装置系
のある部分の電圧変化あるいは電流変化を検出すること
によって、液晶パネルの電極上に発生する歪を想定し、
これによって補正電圧を発生させるので、液晶パネルを
駆動する駆動方法を問わずに表示むらを改善することが
出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の液晶表示装置の構成を示す図。
【図2】実施例1の電圧加算回路の具体的な一構成例を
示す図。
【図3】実施例1の液晶表示装置を駆動する信号の電圧
波形を示す図。
【図4】実施例1の動作を説明する電圧波形を示す図。
【図5】実施例2の液晶表示装置の具体的な一構成例を
示す図。
【図6】実施例3の液晶表示装置の具体的な一構成例を
示す図。
【図7】実施例4の液晶表示装置の具体的な一構成例を
示す図。
【図8】実施例5の液晶表示装置の具体的な一構成例を
示す図。
【図9】実施例5の動作を説明する電圧波形を示す図。
【図10】実施例6の液晶表示装置の具体的な一構成例
を示す図。
【図11】実施例7の液晶表示装置の具体的な一構成例
を示す図。
【図12】実施例7の電圧加算回路の具体的な一構成例
を示す図。
【図13】実施例8の液晶表示装置の具体的な一構成例
を示す図。
【図14】実施例9の液晶表示装置の具体的な一構成例
を示す図。
【図15】実施例10の液晶パネルの具体的な一構成例
を示す図。
【図16】実施例11の液晶表示装置の具体的な一構成
例を示す図。
【図17】実施例11の可変増幅器の具体的な一構成例
を示す図。
【図18】実施例12の液晶表示装置の具体的な一構成
例を示す図。
【図19】実施例12の電圧補正回路の具体的な一構成
例を示す図。
【図20】実施例13の電圧補正回路の具体的な一構成
例を示す図。
【図21】実施例14の電圧補正回路の具体的な一構成
例を示す図。
【図22】実施例14の他の電圧補正回路の具体的な一
構成例を示す図。
【図23】実施例15の電圧補正回路の具体的な一構成
例を示す図。
【図24】実施例16の電圧補正回路の具体的な一構成
例を示す図。
【符号の説明】
10は液晶パネル 101、102は一対の基板 Y1〜Y6は走査電極 X1〜X6は信号電極 11は信号電極駆動回路(Xドライバ) 111はシフト・レジスタ回路 112はラッチ回路 113はアナログ・スイッチ回路 12は走査電極駆動回路 121はシフト・レジスタ回路 122はアナログ・スイッチ回路 13は電源回路 131は電圧分割回路 R1〜R5は抵抗器 OP1〜OP4はボルテージ・ホロワ回路 132は基準電圧切り替えスイッチ 133は入力電圧切り替え制御回路 134は入力電圧切り替え制御信号 135は入力電圧切り替えスイッチ 136は差動増幅回路 137〜140は電圧加算回路 電圧V0、V5は外部から供給される電圧 データ信号、CK信号、LP信号、DI信号、FR信号
は液晶表示装置を駆動する信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶層を挟持する一対の基板の一方の基板
    に複数の走査電極が形成され他方の基板に複数の信号電
    極が前記走査電極と交差するように形成され該交差部分
    が表示ドットとなる液晶パネルと、該液晶パネルの前記
    複数の各走査電極に駆動電圧波形を供給する走査電極駆
    動回路と、前記複数の各信号電極に駆動電圧波形を供給
    する信号電極駆動回路と、前記走査電極駆動回路が前記
    複数の各走査電極に供給する駆動電圧波形を形成するの
    に必要な複数の電圧と前記信号電極駆動回路が前記複数
    の各信号電極に供給する駆動電圧波形を形成するのに必
    要な複数の電圧を発生する電源回路と、前記液晶パネル
    が表示する文字や図形に応じた補正電圧を前記走査電極
    に印加する前記駆動電圧波形と前記信号電極に印加する
    前記駆動電圧波形の少なくとも一方に付け加える補正手
    段を具備する液晶表示装置に於いて、前記補正手段が前
    記液晶パネルもしくは前記走査電極駆動回路もしくは前
    記信号電極駆動回路もしくは電源回路の少なくとも一部
    で発生する電圧、あるいは電流の変化を検出する検出手
    段を具備し、該検出手段が検出する前記電圧、あるいは
    電流の変化に応じた大きさの電圧を前記補正電圧とする
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の液晶表示装置に於いて、前
    記検出手段が前記液晶パネルの前記複数の各走査電極の
    内少なくとも1つ走査電極の駆動電圧波形と前記電源回
    路が発生する前記走査電極駆動回路が前記複数の各走査
    電極に供給する駆動電圧波形を形成するのに必要な電圧
    の内少なくとも1つの電圧との差の電圧変化を検出する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の液晶表示装置に於いて、前
    記液晶パネルの前記走査電極が形成されている基板に少
    なくとも1つ以上の電圧検出電極を複数の前記信号電極
    の少なくとも一部と交差するように形成し、または前記
    液晶パネルの前記信号電極が形成されている基板に少な
    くとも1つ以上の電圧検出電極を複数の前記走査電極の
    少なくとも一部と交差するように形成し、前記検出手段
    が前記電圧検出電極に発生する電圧変動を検出すること
    を特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の液晶表示装置に於いて、前
    記検出手段が、前記電源回路が前記走査電極駆動回路に
    供給する少なくとも1つの電圧について前記電源回路か
    ら前記走査電極駆動回路に流れる電流を検出することを
    特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】請求項2もしくは3もしくは4記載の液晶
    表示装置に於いて、前記検出手段が検出する電圧あるい
    は電流の変化が複数の場合に、前記補正手段が前記検出
    手段が検出する複数の前記電圧あるいは電流の変化を複
    数の変数とする所定の関数を設定し該関数に応じた補正
    電圧を発生することを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の液晶表示装置に於いて、前
    記関数が前記複数の変数を平均化する関数であることを
    特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の液晶表示装置に於いて、前
    記液晶パネルに形成した前記電圧検出電極が複数の場合
    に、前記補正手段が前記検出手段がそれぞれの前記電圧
    検出電極から検出する電圧の変化を複数の変数とする所
    定の関数を設定し該関数に応じた複数の補正電圧を発生
    することと、前記信号電極あるいは前記走査電極の前記
    駆動波形に付け加える補正電圧を前記信号電極あるいは
    前記走査電極の前記液晶パネル内での位置する場所に応
    じて前記複数の補正電圧のいずれかとすることを特徴と
    する液晶表示装置。
  8. 【請求項8】請求項3記載の液晶表示装置に於いて、前
    記電圧検出電極が該電圧検出電極と複数の前記信号電極
    あるいは前記走査電極が各々交差する部分の面積を前記
    信号電極あるいは前記走査電極によって異ならせてある
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】請求項5記載の液晶表示装置に於いて、前
    記補正手段が前記検出手段が検出する複数の前記電圧あ
    るいは電流の変化を複数の変数とする所定の複数の関数
    を設定し該複数の関数に応じた複数の補正電圧を発生す
    ることと、前記信号電極あるいは前記走査電極の前記駆
    動波形に付け加える補正電圧を前記信号電極あるいは前
    記走査電極の前記液晶パネル内での位置する場所に応じ
    て前記複数の補正電圧のいずれかとすることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  10. 【請求項10】請求項3記載の液晶表示装置に於いて、
    前記補正手段が前記検出手段が検出する電圧変化と前記
    液晶パネルの前記表示ドットの内の点灯しているドット
    数に応じた補正電圧を発生することを特徴とする液晶表
    示装置。
  11. 【請求項11】請求項1もしくは2もしくは3もしくは
    4もしくは5もしくは6もしくは7もしくは8もしくは
    9もしくは10記載の液晶表示装置を具備することを特
    徴とする電子機器。
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