JP3121654B2 - 画像表示装置およびその駆動方法 - Google Patents
画像表示装置およびその駆動方法Info
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- JP3121654B2 JP3121654B2 JP03359375A JP35937591A JP3121654B2 JP 3121654 B2 JP3121654 B2 JP 3121654B2 JP 03359375 A JP03359375 A JP 03359375A JP 35937591 A JP35937591 A JP 35937591A JP 3121654 B2 JP3121654 B2 JP 3121654B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示装置およびそ
の駆動方法に関し、特にマルチプレックス駆動を行なう
マトリクス型液晶表示装置およびその駆動方法に関す
る。
の駆動方法に関し、特にマルチプレックス駆動を行なう
マトリクス型液晶表示装置およびその駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子に代表される画像表示装置
のセグメント数が多数の場合や画素数が多数の場合、マ
トリクス電極を用いた時分割駆動方式のマルチプレック
ス駆動が行なわれる。マトリクス電極構造は、一対の電
極基板を対向して配置し、一方の基板上に複数の帯状の
行電極(X電極)を並列して形成し、対向する他方の基
板上に複数の帯状の列電極(Y電極)を並列して前記行
電極と直交させて形成し、両電極基板間に液晶を封入し
て挟持したものである。
のセグメント数が多数の場合や画素数が多数の場合、マ
トリクス電極を用いた時分割駆動方式のマルチプレック
ス駆動が行なわれる。マトリクス電極構造は、一対の電
極基板を対向して配置し、一方の基板上に複数の帯状の
行電極(X電極)を並列して形成し、対向する他方の基
板上に複数の帯状の列電極(Y電極)を並列して前記行
電極と直交させて形成し、両電極基板間に液晶を封入し
て挟持したものである。
【0003】マルチプレックス駆動は、このようなマト
リクス型液晶表示装置において、行電極に対しては選択
電圧と非選択電圧からなる行電極波形を所定のフレーム
周期で印加し、これと同期して列電極には点灯電圧と非
点灯電圧からなる列電極波形を印加することにより線順
次走査を行なって所望のマトリクス交点位置(画素位
置)の液晶を電圧励起して表示を行なうものである。
リクス型液晶表示装置において、行電極に対しては選択
電圧と非選択電圧からなる行電極波形を所定のフレーム
周期で印加し、これと同期して列電極には点灯電圧と非
点灯電圧からなる列電極波形を印加することにより線順
次走査を行なって所望のマトリクス交点位置(画素位
置)の液晶を電圧励起して表示を行なうものである。
【0004】単純マトリクス型液晶表示装置を駆動する
方法として、マトリクス上の半選択点と非選択点の電圧
を平均化しクロスイフェクトの影響をなるべく少なくす
る方法が知られている。この駆動波形を図5および図6
に示す。図4はこれらの駆動波形により表示すべき液晶
パネルの表示状態を示す。なお、図4は説明を簡単にす
るために、7×7ドット構成の液晶パネルを示すが、実
際の液晶パネルのドット数はこれよりはるかに多い。斜
線部の表示ドットは点灯状態を表し、白い部分の表示ド
ットは非点灯状態を表す。
方法として、マトリクス上の半選択点と非選択点の電圧
を平均化しクロスイフェクトの影響をなるべく少なくす
る方法が知られている。この駆動波形を図5および図6
に示す。図4はこれらの駆動波形により表示すべき液晶
パネルの表示状態を示す。なお、図4は説明を簡単にす
るために、7×7ドット構成の液晶パネルを示すが、実
際の液晶パネルのドット数はこれよりはるかに多い。斜
線部の表示ドットは点灯状態を表し、白い部分の表示ド
ットは非点灯状態を表す。
【0005】各行電極C1〜C7には、順次選択電圧を
印加することにより行電極1本だけが選択され、その他
選択されていない時間は非選択電圧が印加される。ま
た、各列電極S1〜S7には同時に点灯電圧または非点
灯電圧が印加される。すなわち、ある行電極とある列電
極との交点のドットを点灯させる場合は、その行電極が
選択状態のときにその列電極に点灯電圧が印加され、点
灯されない場合は、選択状態のときに非点灯電圧が印加
される。
印加することにより行電極1本だけが選択され、その他
選択されていない時間は非選択電圧が印加される。ま
た、各列電極S1〜S7には同時に点灯電圧または非点
灯電圧が印加される。すなわち、ある行電極とある列電
極との交点のドットを点灯させる場合は、その行電極が
選択状態のときにその列電極に点灯電圧が印加され、点
灯されない場合は、選択状態のときに非点灯電圧が印加
される。
【0006】実際の駆動波形の例を図5および図6に示
す。図5(a)は行電極C1に印加される駆動波形、図
5(b)は列電極S2に印加される駆動波形、図5
(c)は行電極C1と列電極S2との交点のドットに印
加される駆動波形である。また、図6(a)は行電極C
2に印加される駆動波形、図6(b)は列電極S5に印
加される駆動波形、図6(c)は行電極C2と列電極S
5との交点のドットに印加される駆動波形である。
す。図5(a)は行電極C1に印加される駆動波形、図
5(b)は列電極S2に印加される駆動波形、図5
(c)は行電極C1と列電極S2との交点のドットに印
加される駆動波形である。また、図6(a)は行電極C
2に印加される駆動波形、図6(b)は列電極S5に印
加される駆動波形、図6(c)は行電極C2と列電極S
5との交点のドットに印加される駆動波形である。
【0007】上記図5および図6において、F1および
F2はフレーム期間である。フレーム期間F1では、V
5=選択電圧、V1=非選択電圧、V0=点灯電圧、V
2=非点灯電圧である。フレーム期間F2では、V0=
選択電圧、V4=非選択電圧、V5=点灯電圧、V3=
非点灯電圧である。ここで、V5−V4=V4−V3=
V2−V1=V1−V0=V、V5−V0=bV(b=
バイアス値)である。このように、フレーム期間F1と
F2との極性を変えることにより交流化駆動を行なって
いる。
F2はフレーム期間である。フレーム期間F1では、V
5=選択電圧、V1=非選択電圧、V0=点灯電圧、V
2=非点灯電圧である。フレーム期間F2では、V0=
選択電圧、V4=非選択電圧、V5=点灯電圧、V3=
非点灯電圧である。ここで、V5−V4=V4−V3=
V2−V1=V1−V0=V、V5−V0=bV(b=
バイアス値)である。このように、フレーム期間F1と
F2との極性を変えることにより交流化駆動を行なって
いる。
【0008】上記図5と図6との比較で分るように、表
示されるドットが点灯状態になるか非点灯状態になるか
は、そのドットを含む行電極に選択電圧が印加されてい
るときに、列電極に点灯電圧が加わっているか、非点灯
電圧が加わって入るかによって決る。このような駆動方
法が従来から行なわれている電圧平均化法と呼ばれる駆
動方法である。
示されるドットが点灯状態になるか非点灯状態になるか
は、そのドットを含む行電極に選択電圧が印加されてい
るときに、列電極に点灯電圧が加わっているか、非点灯
電圧が加わって入るかによって決る。このような駆動方
法が従来から行なわれている電圧平均化法と呼ばれる駆
動方法である。
【0009】V0、V1、V2、V3、V4、V5の各
電圧のうち、V0とV5は直接外部電源またはトランジ
スタを用いたエミッタフォロワから供給され、V1〜V
4は、表示容量が比較的小さい場合は、図7(a)の例
に示すように抵抗分割から直接供給され、その他の場合
は、図7(b)の例に示すように抵抗分割の後にオペア
ンプを用いたボルテージフォロワを挿入して低インピー
ダンス化を図って、各々ドライバICの所定の端子に接
続されている。ここで、Vadj は液晶表示パネルを見や
すい明るさに調整するために供給する制御電圧である。
電圧のうち、V0とV5は直接外部電源またはトランジ
スタを用いたエミッタフォロワから供給され、V1〜V
4は、表示容量が比較的小さい場合は、図7(a)の例
に示すように抵抗分割から直接供給され、その他の場合
は、図7(b)の例に示すように抵抗分割の後にオペア
ンプを用いたボルテージフォロワを挿入して低インピー
ダンス化を図って、各々ドライバICの所定の端子に接
続されている。ここで、Vadj は液晶表示パネルを見や
すい明るさに調整するために供給する制御電圧である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
7(b)のように抵抗分割の後にボルテージフォロワを
挿入した回路においても、後に述べる原因によりここに
種々のノイズが乗っており、V1〜V4の電圧は安定で
はなく、そのため各表示ドットに印加される実効電圧に
差異が生じ、表示ムラが生じるという問題があった。
7(b)のように抵抗分割の後にボルテージフォロワを
挿入した回路においても、後に述べる原因によりここに
種々のノイズが乗っており、V1〜V4の電圧は安定で
はなく、そのため各表示ドットに印加される実効電圧に
差異が生じ、表示ムラが生じるという問題があった。
【0011】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たものであって、新規な構成のスイッチング回路を含む
ノイズ除去手段により、ノイズに起因して液晶駆動電圧
波形に発生するスパイク状の電圧歪みを低減し、表示ム
ラの少ない均一で見やすい画面の画像表示装置の提供を
目的とする。
たものであって、新規な構成のスイッチング回路を含む
ノイズ除去手段により、ノイズに起因して液晶駆動電圧
波形に発生するスパイク状の電圧歪みを低減し、表示ム
ラの少ない均一で見やすい画面の画像表示装置の提供を
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、マトリクス電極を構成する一対の電極
基板間に挟持された電気光学媒体と、該マトリクス電極
に選択的に電圧印加して電気光学媒体を駆動するための
駆動回路と、該駆動回路に所定の駆動電圧を供給するた
めの基準電圧発生器とを具備した画像表示装置におい
て、前記駆動回路と基準電圧発生器との間に電気光学媒
体への供給電圧上のノイズを除去するノイズ除去回路が
介装されてなり、前記ノイズ除去回路は、積分器と切り
替えスイッチと開閉スイッチとを有し、前記切り替えス
イッチについては、出力端子は前記駆動回路の入力端子
に接続され、入力側の一方の切り替え端子Aは前記基準
電圧発生器の出力端子に接続され、入力側の他方の切り
替え端子Bは前記積分器の出力端子に接続され、前記積
分器については、一つの入力端子は前記開閉スイッチを
介して所定のノイズ検出位置に接続され、他の入力端子
には前記基準電圧発生器から発生する基準電圧がオフセ
ット電圧として供給されるように構成されてなる、こと
を特徴とする画像表示装置を提供する。
め、本発明では、マトリクス電極を構成する一対の電極
基板間に挟持された電気光学媒体と、該マトリクス電極
に選択的に電圧印加して電気光学媒体を駆動するための
駆動回路と、該駆動回路に所定の駆動電圧を供給するた
めの基準電圧発生器とを具備した画像表示装置におい
て、前記駆動回路と基準電圧発生器との間に電気光学媒
体への供給電圧上のノイズを除去するノイズ除去回路が
介装されてなり、前記ノイズ除去回路は、積分器と切り
替えスイッチと開閉スイッチとを有し、前記切り替えス
イッチについては、出力端子は前記駆動回路の入力端子
に接続され、入力側の一方の切り替え端子Aは前記基準
電圧発生器の出力端子に接続され、入力側の他方の切り
替え端子Bは前記積分器の出力端子に接続され、前記積
分器については、一つの入力端子は前記開閉スイッチを
介して所定のノイズ検出位置に接続され、他の入力端子
には前記基準電圧発生器から発生する基準電圧がオフセ
ット電圧として供給されるように構成されてなる、こと
を特徴とする画像表示装置を提供する。
【0013】好ましい実施例においては、前記ノイズの
検出位置は、前記駆動回路への供給電圧入力部である。
検出位置は、前記駆動回路への供給電圧入力部である。
【0014】さらに好ましい実施例においては、前記電
極基板上にダミー電極を設け、該ダミー電極から前記ノ
イズを検出するように構成する。
極基板上にダミー電極を設け、該ダミー電極から前記ノ
イズを検出するように構成する。
【0015】本発明に係る前記画像表示装置の好ましい
駆動方法の実施例においては、切り替えスイッチを切り
替え端子A側に接続し、かつ開閉スイッチを閉じた状態
でノイズをサンプリングして該ノイズの実効値に応じた
一定電圧に変換するノイズサンプリング期間と、次い
で、開閉スイッチを開き、切り替えスイッチを切り替え
端子B側に接続した状態で前記一定電圧を駆動回路に供
給するホールド期間と、次いで、開閉スイッチを開き、
かつ切り替えスイッチは端子A側または端子B側のいず
れかの状態で前記積分器のリセットを行ない初期状態に
戻すリセット期間と、を含むシーケンスを繰り返すこと
を特徴とする。
駆動方法の実施例においては、切り替えスイッチを切り
替え端子A側に接続し、かつ開閉スイッチを閉じた状態
でノイズをサンプリングして該ノイズの実効値に応じた
一定電圧に変換するノイズサンプリング期間と、次い
で、開閉スイッチを開き、切り替えスイッチを切り替え
端子B側に接続した状態で前記一定電圧を駆動回路に供
給するホールド期間と、次いで、開閉スイッチを開き、
かつ切り替えスイッチは端子A側または端子B側のいず
れかの状態で前記積分器のリセットを行ない初期状態に
戻すリセット期間と、を含むシーケンスを繰り返すこと
を特徴とする。
【0016】すなわち本発明は、マトリクス型の画像表
示装置において、駆動回路と基準電圧発生器との間にノ
イズ除去回路を介装し、ノイズ除去回路は、表示体への
供給電圧信号上のノイズを所定の位置で検出し、積分器
により、このノイズを取込んで該ノイズに対応したノイ
ズ除去電圧に変換し、このノイズ除去電圧を駆動回路に
印加するものである。
示装置において、駆動回路と基準電圧発生器との間にノ
イズ除去回路を介装し、ノイズ除去回路は、表示体への
供給電圧信号上のノイズを所定の位置で検出し、積分器
により、このノイズを取込んで該ノイズに対応したノイ
ズ除去電圧に変換し、このノイズ除去電圧を駆動回路に
印加するものである。
【0017】本発明において、マトリクス型表示体駆動
に用いる基準電圧を出力するための基準電圧発生器の具
体例としては、前述のV0とV5に関しては直接外部電
源またはトランジスタを用いたエミッタフォロワから供
給されるものであり、また、V1〜V4に関しては、外
部電源の抵抗分割から供給されるものである。そして、
基準電圧発生器の出力側にはノイズ除去回路が接続され
る。基準電圧としては選択電圧、非選択電圧、点灯電圧
または非点灯電圧等があるが、その少なくとも一つの電
圧の出力について、ノイズ除去回路が接続される必要が
ある。
に用いる基準電圧を出力するための基準電圧発生器の具
体例としては、前述のV0とV5に関しては直接外部電
源またはトランジスタを用いたエミッタフォロワから供
給されるものであり、また、V1〜V4に関しては、外
部電源の抵抗分割から供給されるものである。そして、
基準電圧発生器の出力側にはノイズ除去回路が接続され
る。基準電圧としては選択電圧、非選択電圧、点灯電圧
または非点灯電圧等があるが、その少なくとも一つの電
圧の出力について、ノイズ除去回路が接続される必要が
ある。
【0018】
【作用】本発明における、考えられるノイズ原因とノイ
ズ除去に係る本発明の作用について以下に説明する。
ズ除去に係る本発明の作用について以下に説明する。
【0019】ノイズの原因として考えられる一つの例を
液晶マトリクス表示素子の場合について、以下に説明す
る。
液晶マトリクス表示素子の場合について、以下に説明す
る。
【0020】液晶パネルは、液晶という誘電体を透明電
極で挟んだものであり、ドライバ側から見ると容量性負
荷である。その上、透明電極の抵抗値もゼロではなくあ
る有限の値を持っているため、ドライバICから理想的
な波形を印加したとしても液晶内部では波形が少なから
ず歪んでしまい表示ムラが生じる。この表示ムラの例を
図8〜図11を用いて説明する。なお、表示は、ドット
に印加される実効電圧が大きいほど黒くなるいわゆるポ
ジ表示をしているものとする。
極で挟んだものであり、ドライバ側から見ると容量性負
荷である。その上、透明電極の抵抗値もゼロではなくあ
る有限の値を持っているため、ドライバICから理想的
な波形を印加したとしても液晶内部では波形が少なから
ず歪んでしまい表示ムラが生じる。この表示ムラの例を
図8〜図11を用いて説明する。なお、表示は、ドット
に印加される実効電圧が大きいほど黒くなるいわゆるポ
ジ表示をしているものとする。
【0021】図8(a)に示すような表示を行なう場
合、実際には図8(b)のような表示ムラが生じる。こ
のとき、行電極C2のドット部での電圧波形を図9
(a)に、列電極S1〜S6のドット部での電圧波形を
図9(b)に、行電極C2と列電極S1〜S6の交点が
作るドットに印加される電圧波形を図9(c)に示す。
ここで、図9(a)に示すように行電極波形の非選択電
圧レベルにスパイク状の電圧歪みが発生し、このため図
9(c)に示すように非選択時の波形に歪みが発生す
る。
合、実際には図8(b)のような表示ムラが生じる。こ
のとき、行電極C2のドット部での電圧波形を図9
(a)に、列電極S1〜S6のドット部での電圧波形を
図9(b)に、行電極C2と列電極S1〜S6の交点が
作るドットに印加される電圧波形を図9(c)に示す。
ここで、図9(a)に示すように行電極波形の非選択電
圧レベルにスパイク状の電圧歪みが発生し、このため図
9(c)に示すように非選択時の波形に歪みが発生す
る。
【0022】また、行電極C2のドット部での電圧波形
を図10(a)に、列電極S7のドット部での電圧波形
を図10(b)に、行電極C2と列電極S7の交点が作
るドットに印加される電圧波形を図10(c)に示す。
ここで、図10(a)に示すように行電極波形の非選択
電圧レベルにスパイク状の電圧歪みが発生し、このため
図10(c)に示すように非選択時の波形に歪みが発生
する。図9(c)と図10(c)とを比較してすぐ分る
ように、図9(c)の波形は理想的な波形よりも実効値
が低く、図10(c)の波形は理想的な波形よりも実効
値が高い。このため、実際の表示は図8(b)のような
表示ムラを生じる。
を図10(a)に、列電極S7のドット部での電圧波形
を図10(b)に、行電極C2と列電極S7の交点が作
るドットに印加される電圧波形を図10(c)に示す。
ここで、図10(a)に示すように行電極波形の非選択
電圧レベルにスパイク状の電圧歪みが発生し、このため
図10(c)に示すように非選択時の波形に歪みが発生
する。図9(c)と図10(c)とを比較してすぐ分る
ように、図9(c)の波形は理想的な波形よりも実効値
が低く、図10(c)の波形は理想的な波形よりも実効
値が高い。このため、実際の表示は図8(b)のような
表示ムラを生じる。
【0023】この、行電極波形の非選択電圧レベルにス
パイク状の電圧歪みが発生するしくみを図11で説明す
る。ここで、41は行電極ドライバIC、42は列電極
ドライバIC、43は行電極、44は列電極、45は液
晶による容量Cである。行電極波形が非選択レベルにあ
るときに、図8に示すような表示をしたときは、列電極
波形が図11の(a)に示すような矩形波状に変化する
ため、この波形が液晶Cと行電極の抵抗値Rによって微
分され図11の(b)に示すように行電圧波形の非選択
レベルにスパイク状の電圧歪みが重畳される。このスパ
イクノイズの波高値は、行電極ドライバICの出力抵抗
や行電極と行電極ドライバICとの接続抵抗等によって
減衰し、図11の(c)のような歪みをもった波形が行
電圧波形の非選択レベルに重畳される。
パイク状の電圧歪みが発生するしくみを図11で説明す
る。ここで、41は行電極ドライバIC、42は列電極
ドライバIC、43は行電極、44は列電極、45は液
晶による容量Cである。行電極波形が非選択レベルにあ
るときに、図8に示すような表示をしたときは、列電極
波形が図11の(a)に示すような矩形波状に変化する
ため、この波形が液晶Cと行電極の抵抗値Rによって微
分され図11の(b)に示すように行電圧波形の非選択
レベルにスパイク状の電圧歪みが重畳される。このスパ
イクノイズの波高値は、行電極ドライバICの出力抵抗
や行電極と行電極ドライバICとの接続抵抗等によって
減衰し、図11の(c)のような歪みをもった波形が行
電圧波形の非選択レベルに重畳される。
【0024】本発明の構成により、液晶表示装置の表示
する図形や文字によって液晶パネル内部で生じる駆動波
形の電圧歪みを、駆動用ICに供給される選択電圧、非
選択電圧、点灯電圧または非点灯電圧のうち少なくとも
1つの電圧において、一定時間重畳されるノイズを検出
してある電圧に変換し、さらに一定時間この電圧を補正
信号として駆動用ICに印加し、さらに一定時間を次の
ノイズ検出のためのリセット期間とすることにより、各
表示ドットに印加される実効電圧のずれを補正して表示
ムラを低減させることが可能となる。
する図形や文字によって液晶パネル内部で生じる駆動波
形の電圧歪みを、駆動用ICに供給される選択電圧、非
選択電圧、点灯電圧または非点灯電圧のうち少なくとも
1つの電圧において、一定時間重畳されるノイズを検出
してある電圧に変換し、さらに一定時間この電圧を補正
信号として駆動用ICに印加し、さらに一定時間を次の
ノイズ検出のためのリセット期間とすることにより、各
表示ドットに印加される実効電圧のずれを補正して表示
ムラを低減させることが可能となる。
【0025】
【実施例】本発明の実施例に係る液晶表示装置の要部回
路構成を図1に示す。また、この回路を動作させる場合
の電圧波形のタイムチャートを図2(a)〜(d)に示
す。図2(b)〜(d)は基準電圧から変位した分の電
圧が示されている。図1において、50はノイズ除去回
路を示しており、1は2つの非選択電圧のうちの1つを
発生させるための基準電圧発生器、9は駆動回路として
用いられる駆動ICである。この駆動IC9は、図示し
ない液晶駆動用マトリクス電極に接続され、例えば行電
極に選択的に電圧を印加する。
路構成を図1に示す。また、この回路を動作させる場合
の電圧波形のタイムチャートを図2(a)〜(d)に示
す。図2(b)〜(d)は基準電圧から変位した分の電
圧が示されている。図1において、50はノイズ除去回
路を示しており、1は2つの非選択電圧のうちの1つを
発生させるための基準電圧発生器、9は駆動回路として
用いられる駆動ICである。この駆動IC9は、図示し
ない液晶駆動用マトリクス電極に接続され、例えば行電
極に選択的に電圧を印加する。
【0026】以下、ノイズ除去回路50の構成を詳細に
説明する。ノイズ除去回路50は主に積分器30、切り
替えスイッチ3、開閉スイッチ4からなる。
説明する。ノイズ除去回路50は主に積分器30、切り
替えスイッチ3、開閉スイッチ4からなる。
【0027】切り替えスイッチ3については、出力端子
は駆動IC9の非選択電圧入力端子10に接続され、入
力側の一方の切り替え端子Aは基準電圧発生器1の出力
端子に接続され、入力側の他方の切り替え端子Bは積分
器30の出力端子に接続されている。切り替えスイッチ
3の切り替え端子Aは必要に応じ、図1に示したように
基準電圧を低インピーダンス化するボルテージフォロワ
として設けられたオペアンプ2を介して基準電圧発生器
1の出力端子に接続されていてもよい。切り替えスイッ
チ3を切り替えることにより、駆動IC9へ供給される
電圧を、積分器30の出力電圧と基準電圧発生器1の出
力電圧とのいずれかになるように切り替えることができ
る。
は駆動IC9の非選択電圧入力端子10に接続され、入
力側の一方の切り替え端子Aは基準電圧発生器1の出力
端子に接続され、入力側の他方の切り替え端子Bは積分
器30の出力端子に接続されている。切り替えスイッチ
3の切り替え端子Aは必要に応じ、図1に示したように
基準電圧を低インピーダンス化するボルテージフォロワ
として設けられたオペアンプ2を介して基準電圧発生器
1の出力端子に接続されていてもよい。切り替えスイッ
チ3を切り替えることにより、駆動IC9へ供給される
電圧を、積分器30の出力電圧と基準電圧発生器1の出
力電圧とのいずれかになるように切り替えることができ
る。
【0028】積分器30は、本実施例ではオペアンプ
5、およびそれと並列に接続されたキャパシタ7、放電
スイッチ6からなる。したがって、放電スイッチ6を開
くと積分器30は機能し、放電スイッチ6を閉じると、
積分器30は放電し、リセットされる。
5、およびそれと並列に接続されたキャパシタ7、放電
スイッチ6からなる。したがって、放電スイッチ6を開
くと積分器30は機能し、放電スイッチ6を閉じると、
積分器30は放電し、リセットされる。
【0029】駆動IC9の入力端子10はさらに開閉ス
イッチ4を介してオペアンプ5の負極性入力端子32に
接続される。すなわち、放電スイッチ6を開いた状態で
開閉スイッチ4を閉じると、極性が反転したノイズ電圧
信号が積分器30により積分されることになる。なお、
このオペアンプ5の正極性入力端子8は基準電圧発生器
1の所定の出力端に接続され、オフセット調整用の基準
電圧が入力される。
イッチ4を介してオペアンプ5の負極性入力端子32に
接続される。すなわち、放電スイッチ6を開いた状態で
開閉スイッチ4を閉じると、極性が反転したノイズ電圧
信号が積分器30により積分されることになる。なお、
このオペアンプ5の正極性入力端子8は基準電圧発生器
1の所定の出力端に接続され、オフセット調整用の基準
電圧が入力される。
【0030】以下、本実施例の回路の動作について説明
する。
する。
【0031】液晶パネルが図8に示すような表示パター
ンのとき、列電極波形は図2(a)に示す波形となる。
このとき駆動IC9の非選択電圧の入力端子10には図
2(b)のようなスパイク状の電圧歪み(ノイズ)が発
生する。
ンのとき、列電極波形は図2(a)に示す波形となる。
このとき駆動IC9の非選択電圧の入力端子10には図
2(b)のようなスパイク状の電圧歪み(ノイズ)が発
生する。
【0032】まずt1 時間だけ(ノイズサンプリング期
間)、放電スイッチ6を開いたまま切り替えスイッチ3
をA側に倒して接続し、開閉スイッチ4を閉じる。この
とき、駆動IC9の非選択電圧入力端子10には図2
(b)のようなスパイク状の電圧歪みが発生している
が、積分器30の出力には図2(c)のような波形が出
力されて、ノイズの大きさに対応した逆極性の電圧が発
生する。
間)、放電スイッチ6を開いたまま切り替えスイッチ3
をA側に倒して接続し、開閉スイッチ4を閉じる。この
とき、駆動IC9の非選択電圧入力端子10には図2
(b)のようなスパイク状の電圧歪みが発生している
が、積分器30の出力には図2(c)のような波形が出
力されて、ノイズの大きさに対応した逆極性の電圧が発
生する。
【0033】次に、t2 時間だけ(ホールド期間)、開
閉スイッチ4を開いて、切り替えスイッチ3をB側に倒
すと、積分器30の出力はホールドされるとともに、駆
動IC9の非選択電圧入力端子10には図2(c)のよ
うな波形がt2 時間だけ出力される。
閉スイッチ4を開いて、切り替えスイッチ3をB側に倒
すと、積分器30の出力はホールドされるとともに、駆
動IC9の非選択電圧入力端子10には図2(c)のよ
うな波形がt2 時間だけ出力される。
【0034】これが、図2(b)に示すスパイクノイズ
による基準電圧変動を補正するための電圧である。すな
わち、入力端子10で検出したノイズに対応してこのノ
イズを除去するための電圧である。このノイズ除去電圧
は、スパイクノイズとは逆極性の電圧であり、表示ムラ
がなくなるように表示を見ながらこの電圧調整を行な
う。この電圧は、積分器30の入力抵抗を変化させるこ
とにより可変であるが、この後に増幅器を設けてそのゲ
インを変えてもよい。また、スパイクノイズと補正電圧
との線形性がないときは、この増幅器に逆の非線形性を
持たせて補正することもできる。
による基準電圧変動を補正するための電圧である。すな
わち、入力端子10で検出したノイズに対応してこのノ
イズを除去するための電圧である。このノイズ除去電圧
は、スパイクノイズとは逆極性の電圧であり、表示ムラ
がなくなるように表示を見ながらこの電圧調整を行な
う。この電圧は、積分器30の入力抵抗を変化させるこ
とにより可変であるが、この後に増幅器を設けてそのゲ
インを変えてもよい。また、スパイクノイズと補正電圧
との線形性がないときは、この増幅器に逆の非線形性を
持たせて補正することもできる。
【0035】次に、t3 時間の間(リセット期間)、放
電スイッチ6を閉じて積分器30を初期状態にリセット
する。このとき、開閉スイッチ4は開いた状態とし、切
り替えスイッチ3は、A側またはB側のいずれに倒され
ていてもよい。
電スイッチ6を閉じて積分器30を初期状態にリセット
する。このとき、開閉スイッチ4は開いた状態とし、切
り替えスイッチ3は、A側またはB側のいずれに倒され
ていてもよい。
【0036】以上のシーケンスをまとめて表1に示し
た。
た。
【0037】
【表1】
【0038】図2(d)は、切り替えスイッチ3がt
2 、t3 時間の間、B側に接続されているときの非選択
電圧が入力される入力端子10での電圧波形を示してい
る。このように、ノイズ電圧をフィードバックして駆動
IC9に印加することにより、スパイクノイズが除去さ
れ、平均的に安定した駆動電圧が供給されることにな
る。
2 、t3 時間の間、B側に接続されているときの非選択
電圧が入力される入力端子10での電圧波形を示してい
る。このように、ノイズ電圧をフィードバックして駆動
IC9に印加することにより、スパイクノイズが除去さ
れ、平均的に安定した駆動電圧が供給されることにな
る。
【0039】この回路を2個作って2つの非選択電圧の
歪み補正を行なったところ、電圧歪みの補正に効果を発
揮し表示ムラの低減が見られた。この回路1個を2つの
非選択電圧のうちの1つに対応させてもほとんど同じ効
果が得られた。
歪み補正を行なったところ、電圧歪みの補正に効果を発
揮し表示ムラの低減が見られた。この回路1個を2つの
非選択電圧のうちの1つに対応させてもほとんど同じ効
果が得られた。
【0040】本発明に係るより好ましい駆動方法では、
リセット期間t3 の後にスタンドバイ期間t4 を設け
て、ノイズサンプリング期間、ホールド期間、リセット
期間、スタンドバイ期間からなるシーケンスを繰り返す
ようにする。スタンドバイ期間においては、切り替えス
イッチ3はAに接続される。また、開閉スイッチ4は開
かれることが好ましく、この場合、放電スイッチ6は開
いていても閉じていてもよい。
リセット期間t3 の後にスタンドバイ期間t4 を設け
て、ノイズサンプリング期間、ホールド期間、リセット
期間、スタンドバイ期間からなるシーケンスを繰り返す
ようにする。スタンドバイ期間においては、切り替えス
イッチ3はAに接続される。また、開閉スイッチ4は開
かれることが好ましく、この場合、放電スイッチ6は開
いていても閉じていてもよい。
【0041】かかるスタンドバイ期間を設けることによ
り、表示体の機種により、フレーム周波数が異なって
も、t4 の値のみを変化させて対応できるようになる。
すなわち、フレーム周波数が変わってもノイズ除去効果
が変動することがなく、安定したノイズ除去効果が得ら
れる。
り、表示体の機種により、フレーム周波数が異なって
も、t4 の値のみを変化させて対応できるようになる。
すなわち、フレーム周波数が変わってもノイズ除去効果
が変動することがなく、安定したノイズ除去効果が得ら
れる。
【0042】図3は本発明の別の実施例に係る液晶表示
装置の回路構成を示す。駆動IC9の出力側は、液晶パ
ネル11の各行電極端子にそれぞれ接続され、列電極駆
動用IC12の出力側は液晶パネル11の各列電極端子
にそれぞれ接続されている。積分器30におけるオペア
ンプ5の負極性入力端子はスパイクノイズ検出のための
ダミー電極にバッファーアンプ14と開閉スイッチ4を
介して接続される。
装置の回路構成を示す。駆動IC9の出力側は、液晶パ
ネル11の各行電極端子にそれぞれ接続され、列電極駆
動用IC12の出力側は液晶パネル11の各列電極端子
にそれぞれ接続されている。積分器30におけるオペア
ンプ5の負極性入力端子はスパイクノイズ検出のための
ダミー電極にバッファーアンプ14と開閉スイッチ4を
介して接続される。
【0043】この実施例の回路は、スパイクノイズの検
出方法(検出位置)が図1の実施例と異なるだけであ
り、その他の構成、作用は図1の実施例と同様であるた
め、図1と同様の符号を付しており、その作用の説明は
省略する。なお、バッファーアンプ14は省略してもよ
い。
出方法(検出位置)が図1の実施例と異なるだけであ
り、その他の構成、作用は図1の実施例と同様であるた
め、図1と同様の符号を付しており、その作用の説明は
省略する。なお、バッファーアンプ14は省略してもよ
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、液晶駆動ICに供給する基準電圧に重畳されるノイ
ズを検出しこれを消去する電圧を作成してフィードバッ
クすることにより、ノイズを消去して基準電圧の歪みを
なくし安定した駆動電圧を供給し、これにより液晶パネ
ルの表示ムラを低減させ画像表示装置の表示品質の向上
を図ることができる。また、回路構造が簡単であるた
め、低コストで表示品質の向上が図られる。
は、液晶駆動ICに供給する基準電圧に重畳されるノイ
ズを検出しこれを消去する電圧を作成してフィードバッ
クすることにより、ノイズを消去して基準電圧の歪みを
なくし安定した駆動電圧を供給し、これにより液晶パネ
ルの表示ムラを低減させ画像表示装置の表示品質の向上
を図ることができる。また、回路構造が簡単であるた
め、低コストで表示品質の向上が図られる。
【図1】本発明の実施例に係る液晶表示装置の要部回路
構成図である。
構成図である。
【図2】図1の液晶表示装置を駆動する電圧波形の説明
図である。
図である。
【図3】本発明の別の実施例に係る液晶表示装置の要部
回路構成図である。
回路構成図である。
【図4】液晶表示パネルの表示状態を示す平面図であ
る。
る。
【図5】図4の表示状態の液晶表示パネルの1つの行お
よび列の駆動電圧波形の説明図である。
よび列の駆動電圧波形の説明図である。
【図6】図4の表示状態の液晶表示パネルの別の行およ
び列の駆動電圧波形の説明図である。
び列の駆動電圧波形の説明図である。
【図7】(a)(b)はそれぞれ基準電圧発生回路の各
別の例を示す回路図である。
別の例を示す回路図である。
【図8】液晶表示パネルの表示ムラの説明図である。
【図9】図8の表示状態の液晶表示パネルの1つの行お
よび列の実際の駆動電圧波形の説明図である。
よび列の実際の駆動電圧波形の説明図である。
【図10】図8の表示状態の液晶表示パネルの別の列の
実際の駆動電圧波形の説明図である。
実際の駆動電圧波形の説明図である。
【図11】行電極波形の非選択レベルにスパイク状の電
圧歪みが発生する理由を説明するための説明図である。
圧歪みが発生する理由を説明するための説明図である。
1 基準電圧発生器2 オペアンプ 3 切り替えスイッチ 4 開閉スイッチ 5 オペアンプ 6 放電スイッチ 7 キャパシタ 8 入力端子 9 液晶駆動IC 10 入力端子 30 積分器 50 ノイズ除去回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中沢 聡 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町松原1160 番地 エイ・ジー・テクノロジー株式会 社内 (72)発明者 長野 英幸 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社 中央研究所内 (72)発明者 長谷部 浩士 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平2−171718(JP,A) 特開 平5−94159(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133
Claims (4)
- 【請求項1】マトリクス電極を構成する一対の電極基板
間に挟持された電気光学媒体と、該マトリクス電極に選
択的に電圧印加して電気光学媒体を駆動するための駆動
回路と、該駆動回路に所定の駆動電圧を供給するための
基準電圧発生器とを具備した画像表示装置において、 前記駆動回路と基準電圧発生器との間に電気光学媒体へ
の供給電圧上のノイズを除去するノイズ除去回路が介装
されてなり、 前記ノイズ除去回路は、積分器と切り替えスイッチと開
閉スイッチとを有し、 前記切り替えスイッチについては、出力端子は前記駆動
回路の入力端子に接続され、入力側の一方の切り替え端
子Aは前記基準電圧発生器の出力端子に接続され、入力
側の他方の切り替え端子Bは前記積分器の出力端子に接
続され、 前記積分器については、一つの入力端子は前記開閉スイ
ッチを介して所定のノイズ検出位置に接続され、他の入
力端子には前記基準電圧発生器から発生する基準電圧が
オフセット電圧として供給されるように構成されてな
る、 ことを特徴とする画像表示装置。 - 【請求項2】前記ノイズの検出位置は、前記駆動回路へ
の供給電圧入力部である請求項1に記載の画像表示装
置。 - 【請求項3】前記電極基板上にダミー電極を設け、該ダ
ミー電極から前記ノイズを検出するようにされてなる請
求項1に記載の画像表示装置。 - 【請求項4】切り替えスイッチを切り替え端子A側に接
続し、かつ開閉スイッチを閉じた状態でノイズをサンプ
リングして該ノイズの実効値に応じた一定電圧に変換す
るノイズサンプリング期間と、 次いで、開閉スイッチを開き、切り替えスイッチを切り
替え端子B側に接続した状態で前記一定電圧を駆動回路
に供給するホールド期間と、 次いで、開閉スイッチを開き、かつ切り替えスイッチは
端子A側または端子B側のいずれかの状態で前記積分器
のリセットを行ない初期状態に戻すリセット期間と、 を含むシーケンスを繰り返す、請求項1、2または3に
記載の画像表示装置の駆動方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03359375A JP3121654B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 画像表示装置およびその駆動方法 |
DE69221434T DE69221434T2 (de) | 1991-11-15 | 1992-11-13 | Bildanzeigevorrichtung und Verfahren zu ihrer Steuerung |
EP92119484A EP0542307B1 (en) | 1991-11-15 | 1992-11-13 | Image display device and a method of driving the same |
US08/314,435 US5489910A (en) | 1991-11-15 | 1994-09-28 | Image display device and method of driving the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03359375A JP3121654B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 画像表示装置およびその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05181435A JPH05181435A (ja) | 1993-07-23 |
JP3121654B2 true JP3121654B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=18464184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03359375A Expired - Fee Related JP3121654B2 (ja) | 1991-11-15 | 1991-12-27 | 画像表示装置およびその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3121654B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3755505B2 (ja) | 2002-04-03 | 2006-03-15 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置及び電子機器 |
KR101016290B1 (ko) * | 2004-06-30 | 2011-02-22 | 엘지디스플레이 주식회사 | 라인 온 글래스형 액정표시장치 및 구동방법 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP03359375A patent/JP3121654B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05181435A (ja) | 1993-07-23 |
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