JPH06278646A - 車体の前部フレーム構造 - Google Patents

車体の前部フレーム構造

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JPH06278646A
JPH06278646A JP9362993A JP9362993A JPH06278646A JP H06278646 A JPH06278646 A JP H06278646A JP 9362993 A JP9362993 A JP 9362993A JP 9362993 A JP9362993 A JP 9362993A JP H06278646 A JPH06278646 A JP H06278646A
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JP
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extension frame
frame
cross
vehicle body
bead
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JP9362993A
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Takashi Ozaki
隆 尾崎
Naoki Kumeno
尚樹 粂野
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Nissan Shatai Co Ltd
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Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前面衝突時の衝撃エネルギーを効率的かつ充
分に吸収して、乗員への衝撃の緩和を図った車体の前部
フレーム構造を提供する。 【構成】 ファーストクロスメンバ5の側端部には、こ
れより車体前方に延びるエクステンションフレーム6の
後端部が結合されている。該エクステンションフレーム
6は、略水平状であって、共に断面略コ字状のエクステ
ンションフレームアウタ7とエクステンションフレーム
インナ8とを接合して形成された閉断面9を有してい
る。エクステンションフレーム6の下面には、第2ビー
ド11から前端14までに亙って、前上がり状の傾斜部
15が設けられており、これによって、エクステンショ
ンフレーム6は第2ビードより前端14まで先細り形状
に成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体前部にて前面衝突
時のエネルギーを吸収する車体の前部フレーム構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレームにより車体の骨格を形成
したフレーム車においては、図3に示したフレームを用
いたものが提案されている(実開昭61−186682
号公報参照)。すなわち、車体の骨格を形成するフレー
ム31は、相対向する上壁32と下壁33及び側壁34
を一体的に有する断面略コ字状に成形されている。この
フレーム31の内側面には、前記上壁32と側壁34と
に亙って断面略L字状のレインフォース35が接合され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のフレ
ーム構造にあっては、単にフレーム31の内側面にレイ
ンフォース35を接合したに過ぎないことから、レイン
フォース35によりフレーム31の剛性を高めることは
可能であっても、レインフォース35の接合によるフレ
ーム31の断面積の増加は微少である。したがって、前
面衝突時等において、フレーム31とレインフォース3
5とが座屈変形しても、変形断面積は少ないものとな
り、前面衝突時の衝撃エネルギーを充分に吸収すること
は困難なものであった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、前面衝突時の衝撃エネルギーを効
率的かつ充分に吸収して、乗員への衝撃の緩和を図った
車体の前部フレーム構造を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、車体前後方向に延在するサイドフ
レームの前端部に、車幅方向に延在するファーストクロ
スメンバを結合し、該ファーストクロスメンバより車体
前方に延びる閉断面形状のエクステンションフレームを
ファーストクロスメンバとサイドフレームに跨がって結
合し、該エクステンションフレームの前部下面に前上が
り形状の傾斜部を形成して、前記エクステンションフレ
ームを先細り状に形成してある。
【0006】
【作用】前記構成において、前面衝突時には、ファース
トクロスメンバより前方に延びるエクステンションフレ
ームには、車体前方から後方への後ろ向き荷重が入力さ
れる。このとき、エクステンションフレームは先細り形
状であることから、前端から後方向に向かって徐々に断
面積が大きくなる形状である。したがって、前記荷重に
よりエクステンションフレームが座屈変形すると、座屈
が前端から後部方向に及ぶに従って、変形断面積は徐々
に増加する。よって、この変形断面積の増加により、入
力荷重の大きさに応じた効率的なエネルギー吸収がなさ
れるとともに、エクステンションフレームは閉断面であ
って、充分な断面積を有していることから、エネルギー
吸収量も大きいものとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち、図1、2に示したように、車体には
両側部において前後方向に延在するサイドフレーム1が
設けられている。該サイドフレーム1は、共に断面略コ
字状のサイドフレームアウタ2とサイドフレームインナ
3とを接合して閉断面形状に形成されているとともに、
前端部が下方に位置する前下がり状に延在している。
【0008】前記サイドフレームアウタ2は、サイドフ
レームインナ3より長尺状であって、該サイドフレーム
インナ3より前方に延出する前端延出部4を有し、該前
端延出部4には、車幅方向に延在する閉断面形状のファ
ーストクロスメンバ5の側端部が結合されている。該フ
ァーストクロスメンバ5の側端部には、これより車体前
方に延びるエクステンションフレーム6の後端部が結合
されている。該エクステンションフレーム6は、略水平
状であって、共に断面略コ字状のエクステンションフレ
ームアウタ7とエクステンションフレームインナ8とを
接合して形成された閉断面9を有している。
【0009】前記エクステンションフレームアウタ7と
エクステンションフレームインナ8の各々折れ線上に
は、前端部側から後端部側へ順次、第1ビード10、第
2ビード11、及び第3ビード12が間欠的に設けられ
ている。また、エクステンションフレームアウタ7は、
エクステンションフレームインナ8より後方に長尺状で
あって、該後方に延出する後端延出部13を有し、該後
端延出部13は、ファーストクロスメンバ5とサイドフ
レームアウタ2とに結合されている。
【0010】前記エクステンションフレーム6の下面に
は、前記第2ビード11から前端14までに亙って、前
上がり状の傾斜部15が設けられており、これによっ
て、エクステンションフレーム6は第2ビードより前端
14まで先細り形状に成形されている。また、前記エク
ステンションフレームインナ8の後端部には、ファース
トクロスメンバ5の上面に沿うガセット16を介して、
サイドフレームインナ3の前端部に結合され、一方エク
ステンションフレーム6の前端14には、バンパーレイ
ンフォース18を介して、車幅方向に延在するフロント
バンパ17の後面に結合されている。
【0011】以上の構成にかかる本実施例において、前
面衝突時には、ファーストクロスメンバ5より前方に延
びるエクステンションフレーム6に、車体前方から後方
への後ろ向き荷重が入力される。このとき、エクステン
ションフレーム6は、前端14から第2ビード11まで
の前部は先細り形状であって、第2ビード11より後部
は略均一断面形状である。よって、前端14から第2ビ
ード11までは後端部方向に向かって徐々に断面積が大
きくなり、第2ビード11以後は当該エクステンション
フレーム6において最大断面積となる。
【0012】したがって、前記荷重によりエクステンシ
ョンフレームが座屈変形すると、前端14から第1ビー
ド10までと、該第1ビード10から第2ビード11ま
では、座屈が後方向に及ぶに従って、変形断面積は徐々
に増加し、第2ビード11から第3ビード12までは、
最大断面積が継続する。よって、この変形断面積の増加
により、第1ビード10→第2ビード11→第3ビード
12の順に座屈変形時の断面積が増加し、これにより入
力荷重の大きさに応じて、座屈する変形断面積を増加さ
せ、効率的なエネルギー吸収を行うことができる。
【0013】しかも、前端14から第3ビード12に至
るまで、閉断面9が形成されていることから、座屈時の
変形断面積は充分であって、エネルギー吸収量も大きい
ものとなる。よって、前面衝突時に、ファーストクロス
メンバ5より前方において、エクステンションフレーム
6が効率的かつ大きな吸収量にて衝突エネルギーを吸収
することにより、ファーストクロスメンバ5より後方に
設けられている車室へのエネルギー伝達量を減少させる
ことができる。これにより、前面衝突時において、車室
内の乗員に対する衝撃を緩和して、乗員の安全性を高め
ることができる。
【0014】また、エクステンションフレーム6の前部
には、前記傾斜部15が設けられていることから、平地
路から登坂路への走行を開始するに際しての、登坂路と
平地路との成す角であるアプローチアングルが小さくな
ることはない。よって、ファーストクロスメンバ5より
車体前方にエクステンションフレーム6を設けても、必
要なアプローチアングルの確保が可能となる。
【0015】さらに、傾斜部15が形成されることによ
り、エクステンションフレーム6は、先細り状であるこ
とから、前端14の面積が少ないのにともない、最低限
前端14の覆うことを必要とするフロントバンパ17を
小型化することができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ファース
トクロスメンバより車体前方に延びる閉断面形状のエク
ステンションフレームをファーストクロスメンバとサイ
ドフレームに跨がって結合し、該エクステンションフレ
ームの前部下面に前上がり形状の傾斜部を設けて、先細
り状に形成した。よって、前面衝突時において、エクス
テンションフレームに後ろ向き荷重が入力されて、エク
ステンションフレームが座屈変形する際には、座屈が後
方向に及ぶに従って、変形断面積を徐々に増加させるこ
とができる。これにより、入力荷重の大きさに応じて座
屈する変形断面積を増加させて、効率的なエネルギー吸
収を行うことができる。しかも、エクステンションフレ
ームは閉断面形状であることから、座屈時の変形断面積
が充分であって、エネルギー吸収量も大きいものとな
る。よって、前面衝突時に、ファーストクロスメンバよ
り前方において、エクステンションフレームが効率的か
つ大きな吸収量にて衝突エネルギーを吸収することによ
り、ファーストクロスメンバより後方に設けられている
車室へのエネルギー伝達量を減少させて、車室内の乗員
に対する衝撃を緩和し、乗員の安全性を高めることがで
きる。
【0017】また、このようにファーストクロスメンバ
より前方にエクステンションフレームを設けても、前記
傾斜部により必要なアプローチアングルの確保が可能と
なるとともに、エクステンションフレームが先細り状で
あることにより、最低限エクステンションフレームの前
端を覆うことを必要とするフロントバンパを小型化する
ことができ重量増加を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のP矢視図である。
【図3】従来構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 サイドフレーム 5 ファーストクロスメンバ 6 エクステンションフレーム 15 傾斜部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前後方向に延在するサイドフレーム
    の前端部に、車幅方向に延在するファーストクロスメン
    バを結合し、該ファーストクロスメンバより車体前方に
    延びる閉断面形状のエクステンションフレームをファー
    ストクロスメンバとサイドフレームに跨がって結合し、
    該エクステンションフレームの前部下面に前上がり形状
    の傾斜部を設けて、前記エクステンションフレームを先
    細り状に形成したことを特徴とする車体の前部フレーム
    構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6003934A (en) * 1996-12-13 1999-12-21 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle front frame structure
JP2000318608A (ja) * 1999-05-11 2000-11-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 鉄道車両などにおけるエネルギー吸収構造
WO2005014372A1 (en) * 2003-08-06 2005-02-17 Dofasco Tubular Products Inc. Vehicle frame having energy management system and method for making same
US7008007B2 (en) * 2003-09-25 2006-03-07 Nissan Motors Co., Ltd. Vehicle body end structure

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000318608A (ja) * 1999-05-11 2000-11-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 鉄道車両などにおけるエネルギー吸収構造
WO2005014372A1 (en) * 2003-08-06 2005-02-17 Dofasco Tubular Products Inc. Vehicle frame having energy management system and method for making same
US7008007B2 (en) * 2003-09-25 2006-03-07 Nissan Motors Co., Ltd. Vehicle body end structure

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