JPH06278553A - バンパ構造 - Google Patents

バンパ構造

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JPH06278553A
JPH06278553A JP5071318A JP7131893A JPH06278553A JP H06278553 A JPH06278553 A JP H06278553A JP 5071318 A JP5071318 A JP 5071318A JP 7131893 A JP7131893 A JP 7131893A JP H06278553 A JPH06278553 A JP H06278553A
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Tomohiro Tagami
朋広 田上
Nobuyuki Nakayama
伸之 中山
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンパ本体のステー間に位置する部分の上端
部が車体の下部に連結される固定式のバンパ構造におい
て、バンパの所期の剛性は確保しつつ軽衝突時の衝突荷
重によってステー間における車体のバンパとの連結部分
が損傷することを防止できるようにする。 【構成】 車体20側に開口する断面コ字状のバンパ本体
のステー間に位置する部分の開口側上端部と下端部とを
縦に連結する繋部16を設けるとともに、この繋部16の上
部に低強度部17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステーを介して車体に
固定される固定式のバンパ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の固定式のバンパ構造は、一般的
に鋼板や樹脂製の断面コ字状のバンパ本体を、ステーを
介して車体フレームや車体の他の強度部材に取り付けた
構造である。固定式のバンパ構造には、例えば実開昭63
-93254号公報に記載されているようなバンパ本体とバッ
クアープビームとを組み合わせたものと、バンパ本体を
単独で用いたものとがある。
【0003】バンパの主たる目的は、軽衝突時における
車体や車両の機能部分の保護にある。上述のバンパ本体
を単独で用いるタイプ(以下、「単独タイプ」というこ
とがある。)のバンパ構造は、基本的には軽衝突時の衝
突荷重をバンパがステーを介して車体フレーム等の強度
部材に伝達することにより、車体等の損傷を防止するも
のであるため、このよう機能を果たせるようにバンパ自
体には所定以上の剛性が要求される。バンパ自体の剛性
を高めるために、例えばバンパ本体の内側に水平リブや
垂直リブなどを設けたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記単独タ
イプのバンパ構造において、意匠上の観点などからバン
パ本体の上端部がステー間において車体の下端部に連結
されることがある。この場合、バンパ自体の剛性が高い
ため軽衝突時の衝突荷重がバンパを介して車体のバンパ
本体との連結部分に入力され車体がこの連結部分におい
てへこみ等の損傷を受けるおそれがある。このような事
態は軽衝突時の衝突荷重がバンパのステー間に位置する
部分に集中的に加わったときに発生しやすくなる。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、バンパ本体のステー間に位置する部分の上端部が
車体の下部に連結される単独タイプのバンパ構造におい
て、バンパ自体に求められる所期の剛性は確保しつつ、
軽衝突時の衝突荷重によってステー間における車体のバ
ンパとの連結部分が損傷することを防止できるようにす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、上記したようなバンパ構造を以下のように
構成した。
【0007】すなわち、本発明によるバンパ構造は、複
数個のステーを介して車体に固定されるバンパが、前記
車体側に開口する断面コ字状のバンパ本体と、このバン
パ本体の内部を車幅方向に水平に延設された水平リブ
と、前記バンパ本体の開口側上端部の前記ステー間に位
置する部分に設けられ前記車体の下部に連結される連結
部とを備えてなるバンパ構造であって、前記バンパ本体
の前記ステー間に位置する部分の開口側上端部と下端部
とを縦に連結する繋部が設けられ、前記繋部の上部に
は、低強度部が形成されていることを特徴とする。
【0008】上記「低強度部」とは、繋部の他の部分と
比較して強度が低く、変形や破断等が起こりやすくなっ
ている部分をいう。
【0009】
【作用および発明の効果】上記構成により本発明による
バンパ構造では、軽衝突時にバンパのステー間に位置す
る部分に衝突荷重が加わると、繋部の低強度部が変形・
破断等することにより衝突エネルギーを吸引するので、
バンパ本体の上端部と連結された車体のステー間に位置
する部分が衝突荷重によって変形等の損傷を受けること
を防止できる。
【0010】このような繋部の低強度部の変形・破断等
による衝突エネルギの吸引をスムーズに行えるようにす
るため、低強度部の変形・破断等を阻止するような補強
部材、例えば垂直リブなどは、(例えば繋部の低強度部
近くに配置される垂直リブの一部を取り除くようにする
など)この低強度部の機能を十分配慮して設けることが
望ましい。そのような配慮をした場合においても、バン
パ本体の開口側上端部と下端部とを連結する繋部を設け
たことにより、この繋部を設けた部分においてバンパ本
体は繋部とともに閉断面を構成することになるので、バ
ンパ自体の所期の剛性を確保することは可能である。
【0011】上述のように本発明によるバンパ構造によ
れば、バンパ自体の所期の剛性は確保しつつ、軽衝突時
の衝突荷重によってステー間における車体のバンパとの
連結部分が損傷することを防止することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明によるバン
パ構造の実施例を説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例によるバンパ構造
の全体構成を示す斜視図である。図示した本実施例のバ
ンパ10は車体20の後部に2個のステー30を介して固定さ
れる樹脂製のリヤバンパである。
【0014】このバンパ10の構成を図2に示す。図2に
示すようにバンパ10は、上記車体側に開口する断面コ字
状のバンパ本体11と、このバンパ本体11の内部を車幅方
向(図面左右方向)に水平に延設された水平リブ12(こ
の実施例では3個ある。)とを備えてなる。バンパ本体
11の開口側上端部には車幅方向に延びるフランジ13が形
成されており、このフランジ13には所定間隔をおいて複
数個のボルト挿通孔14が穿設されている。上記フランジ
13は、連結部を構成するものであり、図1に示すように
バンパ10が車体20に固定される際に車体20の下部にボル
ト・ナット15(ナットは図示略)によって連結される。
【0015】再び図2においてバンパ本体11の開口側端
部には、バンパ本体11の開口側上端部と下端部とを縦に
連結する繋部16が設けられている。この実施例では繋部
16は、バンパ本体11の車幅方向に所定間隔をおいて複数
個設けられ、またバンパ本体11の開口側上端部と下端部
とを連結するとともに各水平リブ12の車体側端部同士も
連結するようにバンパ本体11および水平リブ12と一体成
形されている。この繋部16にはステー39の取付部分に設
けられたもの(図2中の右側の2つ)と、2つのステー
30のそれぞれの取付部分の間に設けられたもの(図2中
の左側の2つ)とがあり、2つのステー30のそれぞれの
取付部分の間に設けられた繋部16の上部には他の部分よ
りも薄肉に形成された低強度部17が設けられている。な
お、ステー30の取付部分に設けられた繋部16にはステー
30の取付用のボルト挿通孔18が穿設されている。
【0016】バンパ10のステー30取付部分の断面構成を
図3および図4に示す。図3はバンパ10のステー30取付
部分における縦断面図(図1におけるIII-III 線断面図
に相当)、および図4は図3におけるIV-IV 線断面図で
ある。
【0017】図3に示すように車体20の後部は、フロア
パネル21とリヤエンドパネル22とリヤフレーム23とを備
えてなる。リヤエンドパネル22は車幅方向(紙面と垂直
な方向)に延びる部材で、フロアパネル21とともに閉断
面を構成するようにフロアパネル21の後端部下面に取り
付けられている。リヤフレーム23は車体前後方向に延び
る部材で、フロアパネル21とともに閉断面を構成するよ
うにフロアパネル21の下面に取り付けられている。
【0018】ステー30はリヤエンドパネル22およびリヤ
フレーム23の下面に取り付けられており、バンパ10はス
テー30の後端部に形成されたフランジ31にボルト・ナッ
ト32によって取り付けられている(図4も参照)。
【0019】なお、バンパ10にはバンパ本体11の内部を
鉛直に延びる垂直リブ19が繋部16および水平リブ12と一
体に形成されている。この実施例では垂直リブ19は図3
に示すように、3個の水平リブ12によって4つに分割さ
れたバンパ本体10内部の空間のうち下の3つの空間部に
設けられていて、一番上の空間部には設けられていない
(図3中一点鎖線による斜線を付けた部分が垂直リブ1
9)。また、垂直リブ19の後端部19a は、樹脂成形時に
バンパ本体11の表面にひけが生じないようにバンパ本体
11とは離れて形成されている。
【0020】バンパ10の、2つのステー30間に位置する
部分の断面構成を図5および図6に示す。図5はバンパ
10の、2つのステー30間に位置する部分における縦断面
図(図1におけるX-X 線断面図に相当)および図6は図
5におけるIX-IX 線断面図である。
【0021】図5に示すようにバンパ10の、2つのステ
ー30間に位置する部分は、バンパ本体11の開口側上端部
に形成されたフランジ13がボルト15によってリヤエンド
パネル13の下部に締結されることによって、車体20に連
結されている。バンパ10のこの部分は、前述したステー
取付部分と比較して、繋部16の上部に他の部分よりも薄
肉に形成された低強度部17が設けられている点が異な
り、他の構成は基本的に同じである。
【0022】次に、上述のように構成された本実施例に
よるバンパ構造の作用を図7に基づいて説明する。
【0023】図7に示すように車両の軽衝突(後突)時
に車両後部からバンパ10のステー30間に位置する部分に
衝突荷重Fが加わると、繋部16の上部に形成された低強
度部17が破断して、バンパ10は図示のように変形する。
この低強度部17の破断およびバンパ10の変形により衝突
エネルギが吸収されるため、リヤエンドパネル22のバン
パ本体10との連結部分が凹み変形等の損傷を受けること
が防止される。また、このような低強度部17の破断およ
びバンパ10の変形は、水平リブ12によって4つに区画さ
れたバンパ本体11内の空間部のうちの一番上の空間部内
には垂直リブ19が設けられていないことにより、スムー
ズにおこることになる。このように本実施例では、低強
度部17の破断の妨げとなるような垂直リブ19を、低強度
部17の近くから積極的に取り除いているが(通常このよ
うな垂直リブはバンパ10の剛性を高めるためバンパ本体
11の上下を連結するように設けられる)、繋部16を設け
たことにより(バンパ10は繋部16が設けられている部分
で閉断面構成するので)、バンパ10に求められる所期の
剛性を確保することが可能である。
【0024】以上、本発明によるバンパ構造の一実施例
を説明したが、本発明によるバンパ構造は、かかる実施
例の具体的態様に限定されるものではなく、種々の変更
を行うことができることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバンパ構造の全体構成
を示す斜視図
【図2】図1に示すバンパの構成を示す斜視図
【図3】図1に示すバンパのステー取付部分における縦
断面図
【図4】図3におけるIV-IV 線断面図
【図5】図1に示すバンパのステー間に位置する部分に
おける縦断面図
【図6】図5におけるX-X 線断面図
【図7】衝突時のバンパ構造の作用を示す図
【符号の説明】 10 バンパ 11 バンパ本体 12 水平リブ 13 フランジ(連結部) 16 繋部 17 低強度部 19 垂直リブ 20 車体 22 リヤエンドパネル 23 リヤフレーム 30 ステー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のステーを介して車体に固定され
    るバンパが、前記車体側に開口する断面コ字状のバンパ
    本体と、このバンパ本体の内部を車幅方向に水平に延設
    された水平リブと、前記バンパ本体の開口側上端部の前
    記ステー間に位置する部分に設けられ前記車体の下部に
    連結される連結部とを備えてなるバンパ構造であって、 前記バンパ本体の前記ステー間に位置する部分の開口側
    上端部と下端部とを縦に連結する繋部が設けられ、 前記繋部の上部には、低強度部が形成されていることを
    特徴とするバンパ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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