JPH06278454A - 車両のウインド - Google Patents

車両のウインド

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JPH06278454A
JPH06278454A JP6901093A JP6901093A JPH06278454A JP H06278454 A JPH06278454 A JP H06278454A JP 6901093 A JP6901093 A JP 6901093A JP 6901093 A JP6901093 A JP 6901093A JP H06278454 A JPH06278454 A JP H06278454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
repellent material
water repellent
window
water
side window
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6901093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Sumi
英樹 角
Takeshi Nakada
剛 中田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH06278454A publication Critical patent/JPH06278454A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降移動可能なウインドに対して撥水材を設
けるような場合に、この撥水材の摩耗を回避して視認性
を継続的に確保する。 【構成】 昇降移動されるサイドウインド4aの一部に
凹陥部4dを形成し、この凹陥部4dの底面4fに撥水
材6を形成する。そして、この撥水材6の表面位置をサ
イドウインド4aの表面位置よりも僅かに後退した位置
に設定する。これにより、サイドウインド4aの昇降時
において、サイドドア5に配設されているウエザースト
リップに撥水材6が接触するようなことはなく、該撥水
材6の表面の摩耗が回避されて、その撥水性能が維持さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のウインドに係
り、特に、サイドウインド等のように、スライド移動
(サイドウインドにあっては昇降移動)可能なウインド
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、実開昭62−100
258号公報にも開示されているように、車両のウイン
ド部分、例えばフロントウインドにおいて、その外表面
に撥水材を設けて降雨時などにおけるウインドへの水の
付着を防止して乗員の視界を良好に確保することが行わ
れている。
【0003】また、このような撥水材をフロントウイン
ドばかりでなく、各所のウインドに採用することも考え
られ、特に、サイドウインドに採用すれば、乗員の側方
の視界を良好に確保でき、また、サイドウインドの前端
部近傍に採用すれば、運転者のサイドミラーの視認性が
良好に確保されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
撥水材をサイドウインドに採用した場合、以下のような
不具合がある。つまり、サイドウインドは、一般にウイ
ンドレギュレータによって昇降可能となっていて、降下
時にはサイドドアの内部に収納されるようになってお
り、また、このサイドドアのウエストライン部に形成さ
れているサイドウインドを出入するための開口の縁部に
は、このサイドウインドの収納空間への雨水や塵埃等の
侵入を防止するためのウエザーストリップが配設され、
該ウエザーストリップの一端縁がサイドウインド表面に
当接されている。従って、このサイドウインドの昇降時
には、このサイドウインドはウエザーストリップに対し
て摺動するようになっている。
【0005】このため、長期間に亘って、このサイドウ
インドの昇降が繰り返されると、サイドウインドの表面
に配設されている撥水材が摩耗してしまい、撥水性能が
劣化してしまって十分な撥水性を発揮することができな
くなって、側方視界の確保や運転者のサイドミラーの視
認性が阻害されるばかりでなく、この摩耗に伴って撥水
材の表面が傷付いたような場合には、撥水材を設けてい
ない場合よりも側方視界や運転者のサイドミラーの視認
性が悪化してしまう虞れがある。
【0006】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、スライド移動可能なウインドに対して撥水材を
設けるような場合に、この撥水材の摩耗を回避して視認
性を継続的に確保することができる構成を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、ウインドの外表面よりも後退した位置に
撥水材を配設するようにして、この撥水材がウエザース
トリップ等の部材に接触しないようにした。具体的に
は、外表面の延長方向に沿ってスライド移動可能とさ
れ、このスライド移動時には前記外表面が他部材に対し
て摺接しながら移動される車両のウインドを前提として
いる。そして、前記外表面の一部に凹陥部を形成し、該
凹陥部に撥水処理して該凹陥部に透明の撥水材を配設す
る。そして、この撥水材の表面の位置を前記ウインド外
表面に対して後退した位置に設定するような構成として
いる。
【0008】
【作用】上記の構成により、本発明では、降雨時に、撥
水材の配設されている部分の雨水は、水膜状に広がるこ
となしに撥水材の表面を落下し、この部分への雨水の付
着が防止されることになる。また、このウインドのスラ
イド移動時にあっては、撥水材の表面の位置がウインド
外表面に対して後退した位置に設定されていることによ
り、撥水材が他部材(例えばウエザーストリップ)に接
触するようなことはなく、該撥水材の表面の摩耗が回避
されることになる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基いて説明
する。図1は本例に係る車両1の平面図、図2はその正
面図、図3はその後面図を夫々示している。各図に示す
ように、本車両1は周知の如く、車室前方にフロントウ
インド2、車室後方にリヤウインド3、車室側方にサイ
ドウインド4が夫々配設されている。また、前記サイド
ウインド4は運転席及び助手席の側方の前側サイドウイ
ンド4a,4aと後部座席側方の後側サイドウインド4
b,4bとを備えている。
【0010】そして、本例の特徴とする構成は前記前側
サイドウインド4aにある。この前側サイドウインド4
aは、サイドドア5の内部に配設された図示しないウイ
ンドレギュレータによって昇降可能となっていて、降下
時にはサイドドア5の内部に収納されるようになってい
る。また、図4に示すように、サイドドア5のウエスト
ライン部には、前側サイドウインド4aを出入するため
の開口5aが形成されており、この開口5aの縁部に
は、この前側サイドウインド4aの収納空間への雨水や
塵埃等の侵入を防止すべくウエザーストリップ5bが配
設され、該ウエザーストリップ5bの一端縁が前側サイ
ドウインド4aの表面4cに当接されている。従って、
この前側サイドウインド4aの昇降時には、該前側サイ
ドウインド4aはウエザーストリップ5bに対して摺接
するようになっている。
【0011】そして、本例の特徴とする構成として、図
4及び図5に示すように、この前側サイドウインド4a
の外表面4cにおける前端部近傍には、該前側サイドウ
インド4aへの雨水の付着を防止するための撥水性を有
する透明シート状の撥水材6が配設されている。以下、
この撥水材6の配設構造について詳述する。この前側サ
イドウインド4aの外表面4cにおける前端部近傍に
は、撥水処理が施される部分に凹陥部4dが形成されて
いる。また、この凹陥部4dの下端縁部は、前側サイド
ウインド4aの表面に向って下方に傾斜する傾斜面4e
で形成されている。そして、この凹陥部4dの底面4f
に前記撥水材6が配設されている。また、前記凹陥部4
dの凹陥寸法(図5における寸法s)は、撥水材6の厚
さ寸法(図5における寸法t)よりも僅かに大きく設定
されており、このため、撥水材6が凹陥部4dの底面4
fに配設された状態では、該撥水材6の表面位置が前側
サイドウインド4aの表面位置よりも僅かに後退した位
置に設定されている。
【0012】この撥水材の配設作業を具体的に説明する
と、先ず、前側サイドウインド4aにおいて撥水処理を
行おうとする部分(本例では凹陥部4dの底面4f)に
SiO2 の下地処理を行い、その後、撥水材(例えばフ
ッ素系の材料)をコーティングした後、加熱処理を行っ
て前側サイドウインド4aに所定の膜厚の撥水材6が形
成されるようにして行う。
【0013】このような構成であるために、降雨時にあ
っては、この撥水材6の配設されている部分の雨水は、
水膜状に広がることなしに撥水材6の表面を落下し、こ
の部分への雨水の付着が防止され、運転者のサイドミラ
ーの視認性が良好に確保されることになる。また、凹陥
部4dの下端縁部は傾斜面4eで形成されていることに
より、この凹陥部4dの下端縁部に雨水が停滞して側方
の視界を悪化させるようなこともない。そして、前側サ
イドウインド4aの昇降時にあっては、上述したよう
に、撥水材6の表面位置が前側サイドウインド4aの表
面位置よりも僅かに後退した位置に設定されていること
により、撥水材6が、サイドドア5の上端縁の開口5a
に配設されているウエザーストリップ5bに接触するよ
うなことはなく、該撥水材6の表面の摩耗が回避される
ことになり、長期間に亘って前側サイドウインド4aの
昇降が繰り返された場合でも運転者のサイドミラーの視
認性を継続的に確保することができる。
【0014】尚、本例では、前側サイドウインド4aの
前端部近傍にのみ撥水材6を配設するようにしたが、前
側サイドウインド4aの広範囲に亘って凹陥部4dを形
成し、該凹陥部4dの底面4fに撥水材6を配設するよ
うにしてもよく、この場合には乗員の側方視界が良好に
確保されることになる。また、このように凹陥部4dを
形成し、該凹陥部4dに撥水材6を配設するような構成
は前側サイドウインド4aに限らず、その他のウインド
に採用可能である。
【0015】また、本例に係る車両1は、サイドウイン
ド4ばかりでなく、各所に撥水材6が設けられている。
以下、この撥水材6が設けられている箇所について個別
に説明する。尚、以下の各所にあっては必ずしもウイン
ドに凹陥部を設けておく必要はない。
【0016】a)フロントウインド フロントウインド2にあっては、ワイパによって雨水を
拭き取ることができない領域(図1及び図2における斜
線部)の全体、つまりワイピングエリア以外の領域に撥
水材6が配設されている。このため、先行車両が撥ね上
げた泥水等のフロントウインド2への付着が回避され
て、降雨における前方視界が良好に確保され、特に、助
手席側の上側部分の視界が良好に確保されて運転者の道
路標識の視認性を向上させることができる。また、フロ
ントウインド2の下端部分にあっては、ワイパが掻き落
とした水や雪をこのフロントウインド2の下端部分に停
滞させることがなくなり、車両の直前方の視認性が向上
されることになる。また、必要に応じて、助手席側の上
側部分とフロントウインド2の下端部分とにのみ撥水材
6を配設することも考えられる。
【0017】b)リヤウインド また、図3に示す車両や図6に示す車両のように、リヤ
ウインド3にあっても、上述したフロントウンド2と同
様に、ワイパによって雨水を拭き取ることができない領
域(図1及び図3における斜線部)の全体、つまりワイ
ピングエリア以外の領域に撥水材6が配設されている。
このため、後輪が撥ね上げた泥水等のリヤウインド3へ
の付着が回避されて、降雨における後方視界が良好に確
保される。また、特に、後輪が撥ね上げた泥水等の付着
が懸念される構成として、リヤウインド3が下方へ延長
されてなる鉛直部3a(所謂バーチカルウインド部)に
撥水材6を配設するようにしてもよい。また、図6や図
7に示すようなハイマウントストップランプ7やバーチ
カルウインド部3a内に配設されたバックランプ8を備
えたような車両において、このような構成を採用するこ
とにより、後続車への停車表示や後退表示を確実に行え
ることになる。また、この停車表示や後退表示を確実に
行うことのみを目的とした場合には、撥水材6をリヤウ
インド3の全体に配設することなく、このストップラン
プ7及びバックランプ8の配設位置に対向した部分(図
6及び図7において破線で囲まれた部分)にのみ撥水材
6を設けるようにしてもよい。
【0018】c)ランプ類 ヘッドランプ9、ストップランプ10及びフォグランプ
11のプロジェクタ部表面にも撥水材6が配設されてお
り、このような構成によれば、ランプ9,10,11の
表示を明確に行うことができ、ランプ機能を十分に発揮
させることができることになる。また、特に、図8及び
図9に示すように、ヘッドランプ9のプロジェクタ9a
の背面に振動素子9bを配設し、この振動素子9bが発
する振動によって前記プロジェクタ9a表面に付着した
泥や水を除去するようにすれば、更にランプ機能を十分
に発揮することができる。また、この際、プロジェクタ
9aの背面に振動素子9bが配設されていることを隠す
ために、プロジェクタ9aにおいて振動素子9bが配設
されている部分を不透明にすれば、外観から振動素子9
bの存在が判らなくなってヘッドランプ9の見栄えの向
上を図ることができる。更にプロジェクタ9a表面に付
着した泥や水の除去を確実に行うことに鑑み、ヘッドラ
ンプ9の直下部分に導風板9cを配設して走行風をヘッ
ドランプ9に導くようにすれば、効率良く泥や水の除去
を行わせることができる。
【0019】d)サイドミラー サイドミラー12のミラー部全体に撥水材6を配設する
ようにすれば、運転者の後方の認識が容易に行えること
になり、上述した前側サイドウインド4aに配設した撥
水材6の機能と相俟って運転者の後方の認識が晴天時と
同程度に確保できることになる。
【0020】
【発明の効果】以上、説明してきたように、本発明によ
れば、他部材に対して摺接しながらスライド移動するウ
インドに対して、ウインドの外表面の一部に凹陥部を形
成すると共に、該凹陥部に透明の撥水材を配設し、この
撥水材の表面の位置を前記ウインドの外表面に対して後
退した位置に設定するようにしたために、ウインドのス
ライド移動時に、撥水材が他部材に接触するようなこと
はなく、該撥水材の表面の摩耗が回避されることになっ
て、長期間に亘ってウインドのスライド移動が繰り返さ
れた場合でも、撥水性能を継続的に確保することがで
き、乗員の視界を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の平面図である。
【図2】車両の正面図である。
【図3】車両の後面図である。
【図4】サイドウインド周辺部の斜視図である。
【図5】図4におけるV-V 線に沿った断面図である。
【図6】バーチカルウインドを備えた車両の後面図であ
る。
【図7】バーチカルウインドを備えた他のタイプの車両
の後部を示す斜視図である。
【図8】ヘッドランプ周辺部の斜視図である。
【図9】図8におけるIX-IX 線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 車両 4a 前側サイドウインド 4c 表面 4d 凹陥部 5b ウエザーストリップ(他部材) 6 撥水材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面の延長方向に沿ってスライド移動
    可能とされ、このスライド移動時には前記外表面が他部
    材に対して摺接しながら移動される車両のウインドにお
    いて、 前記外表面の一部には凹陥部が形成されており、該凹陥
    部には撥水処理がなされて該凹陥部に透明の撥水材が配
    設されており、該撥水材の表面の位置が前記外表面に対
    して後退した位置に設定されていることを特徴とする車
    両のウインド。
JP6901093A 1993-03-29 1993-03-29 車両のウインド Withdrawn JPH06278454A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6901093A JPH06278454A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 車両のウインド

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JP6901093A JPH06278454A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 車両のウインド

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JPH06278454A true JPH06278454A (ja) 1994-10-04

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ID=13390200

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000530